JP2003026350A - 紙幣送り出し装置における2重出し防止装置 - Google Patents

紙幣送り出し装置における2重出し防止装置

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JP2003026350A
JP2003026350A JP2001216087A JP2001216087A JP2003026350A JP 2003026350 A JP2003026350 A JP 2003026350A JP 2001216087 A JP2001216087 A JP 2001216087A JP 2001216087 A JP2001216087 A JP 2001216087A JP 2003026350 A JP2003026350 A JP 2003026350A
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roller
feeding
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thickness
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Hiroshi Abe
寛 安部
Shiroji Iida
城二 飯田
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Asahi Seiko Co Ltd
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Asahi Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は紙幣の厚みに対応して自動的に紙幣の
出口の大きさを変更できる装置を提供することを目的と
する。 【解決手段】この目的を達成するため本発明は、紙幣を
収納する金庫と、前記金庫に設けた紙幣の出口と、前記
出口の厚みの規制体と、前記出口に送られる紙幣の厚み
検出装置と、前記厚み検出装置の出力に基づいて規制体
の紙幣の厚み方向の位置を変更する位置変更装置とによ
り紙幣送り出し装置における2重出し防止装置を構成し
たものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、金庫から紙幣を送
り出す際に、紙幣が二枚重なって送り出されるのを防止
する二重送り出し防止装置に関する。特に、紙幣の厚み
に対して紙幣出口の厚み方向の大きさを自動的に調整で
きるようにした二重送り出し防止装置に関する。なお、
本明細書で使用する「紙幣」は、紙幣の他、小切手、証
券、クーポン券、商品券、等紙幣に類するものを含んで
いる。
【0002】
【従来の技術】二重送り出し防止装置として、例えば特
開平4-75944号に開示のものが知られている。すなわ
ち、金庫内に配置した繰り出しローラの周面に対して一
定間隙をもって逆転ローラを配置した構造である。この
構造は、繰り出しローラと逆転ローラの周面の間隙を紙
幣1枚の厚み以上、かつ、2枚以下の範囲で適切に調整
する必要がある。
【0003】この装置を用いた場合、繰り出しローラと
接触する1枚の紙幣は、繰り出しローラと逆転ローラと
の間の間隙を通過する。しかし、2枚重なっている紙幣
は逆転ローラにより阻止されて一枚のみ通過する。この
構造は、繰り出しローラと逆転ローラとの間隙が固定の
ため、紙幣の厚みが異なった場合、その間隙を紙幣の厚
みに合わせて調整する必要がある。
【0004】このため、金種毎に紙幣の厚みが異なる場
合、金庫を金種毎に使い分けねばならず、煩雑である。
近年、凹版印刷をした紙幣や、盲人用に金種判別のため
エンボス加工した紙幣もあり、一枚の紙幣の中で厚みが
大幅に異なることもある。前述のように繰り出しローラ
と逆転ローラとの間隙が固定の場合、間隙が小さいと、
紙幣に傷をつけたり、破損させてしまう懸念がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記の欠点を
解消することを目的とする。すなわち、紙幣の厚みが変
わっても紙幣を傷つけたり、破損することがない二重だ
し防止装置を提供することを目的とする。更に詳しく
は、紙幣の出口を紙幣の厚みに対応して自動的に調整す
る二重だし防止装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、紙幣を収納する金庫と、前記金庫に設けた紙
幣の出口と、前記出口の厚みの規制体と、前記出口に送
られる紙幣の厚み検出装置と、前記厚み検出装置の出力
に基づいて規制体の紙幣の厚み方向の位置を変更する位
置変更装置とにより紙幣送り出し装置における2重出し
防止装置を構成したものである。
【0007】このように、金庫の出口に送られる紙幣の
厚みを厚み検出装置により検知し、紙幣の出口の厚みを
規制体によって、その検知した紙幣の厚みに応じて自動
的に変更するようにした。したがって、紙幣の厚みが変
わっても出口の厚みを適正な間隙に自動的に調整できる
ので、紙幣を損傷したり、破損することがない。
【0008】本発明は、厚み検出装置は、紙幣送りロー
ラによる紙幣の送り出しを検出する紙幣センサであるこ
とが好ましい。このように構成すると、紙幣の存在によ
り間接的に厚みを検出するので、紙幣の移動に影響を与
えることがなく、紙幣送り出しをスムーズに行うことが
できる。
【0009】前記厚み検出装置は、紙幣送りローラの回
転速度を検出する装置を採用することができる。この構
成にした場合、既存の紙幣送りローラを利用して検出装
置を構成することができるので、大型化することなく、
かつ、安価に製造できる。
【0010】前記紙幣送りローラの回転速度を検出する
装置は、紙幣送りローラの駆動ギヤの周面の周速度を検
出するセンサと、駆動ギヤと駆動源との間に配置したす
べり伝達機構とにより構成することができる。このよう
に構成すると、駆動機構の一部である駆動ギヤと光学セ
ンサとすべり伝達機構とで構成できるので、安価に製造
できる。
【0011】本発明は、位置変更装置が、回転運動によ
り直線運動するカムを備えることが好ましい。すなわ
ち、紙幣出口の厚みを規制する規制体が、回転運動する
駆動源から駆動されて直線運動するカムにより位置変更
される。規制体の位置は、カムにより規制されるので安
定した位置制御を行うことができる。
【0012】位置変更装置は、規制体を開方向に力を与
えるスプリングと、前記カムを閉方向に力を与えるスプ
リングを含む構成にすることが好ましい。この構成によ
り、規制体は常にカムの一面に当接し、カムは常に駆動
体に当接する。この構成により、規制体の位置が安定す
るので、紙幣の出口の厚みを精密に設定できる。
【0013】本発明は、紙幣を収納する金庫と、前記金
庫の下端部の側壁に設けた紙幣の出口と、前記出口の紙
幣の厚み方向に移動可能な規制体と、紙幣の送り状況を
検出する装置と、前記送り状況検出装置の出力に基づい
て規制体の紙幣の厚み方向の位置を変更する位置変更装
置とを備えることが好ましい。
【0014】この構成によれば、紙幣の厚みを紙幣の送
り状況検知装置によって検出する。紙幣の送り状況は、
紙幣の位置や送り出しローラの回転速度を検出すること
によより判断できる。したがって、安価な装置で紙幣の
厚みを間接的に検出することができる。
【0015】本発明は、紙幣を積み重ねて収納する金庫
と、前記金庫の下端部の側壁に設けた紙幣の出口と、前
記出口において紙幣の厚み方向に直線的に移動可能な板
状の規制体と、最下位の紙幣と接触する紙幣送りローラ
と、紙幣送りローラを駆動源からすべりクラッチを介し
て回転する駆動ギヤと、出口に相対して配置したセンサ
と、センサの出力に基づいてカム板をスライドする手段
と、カム板に基づいて位置制御される前記規制体とを備
えることが好ましい。
【0016】この構成によれば、紙幣送りローラと、紙
幣の出口に配置したセンサにより紙幣の送り状況を検出
し、前記センサの出力に基づいてカム板をスライドして
規制体を移動することにより、紙幣の出口の厚みを変更
する。これにより、オンオフセンサで良いので安価に製
造できる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は、実施例の紙幣払出装置の
概要図である。図2は、実施例の金庫の斜視図である。
図3は、実施例の金庫の外カバーを外した状態の右斜め
上方からの斜視図である。図4は、実施例の紙幣払出装
置の外カバーを外した状態の斜視図である。図5は、実
施例の金庫の出口部の要部断面図である。図6は、実施
例の金庫の外カバーを外した状態の右斜め後ろからの断
面図である。図7は、実施例の紙幣払出装置の駆動機構
の斜視図である。図8は、実施例の紙幣払出装置の駆動
機構の断面図である。図9は、実施例の制御装置のブロ
ック図であるである。図10は、実施例の作動説明用フ
ローチャートである。
【0018】図1において、1は紙幣払出装置であっ
て、概略、箱型の金庫dの収納部2と、金庫dから引出し
た紙幣を垂直方向に搬送する第1搬送装置c1と、第1搬送
装置c1から受けた紙幣を水平に一時保留する保留装置s
と、保留装置sの紙幣を払出口eに送り出す第2搬送装置c
2と、金庫d内の装置を駆動する駆動装置drと、を有す
る。収納部2の下方に駆動装置dr、左側に第1搬送装
置、上側に第2搬送装置と払出口eが配置してある。
【0019】はじめに、第1搬送装置c1の構造を説明す
る。収納部2の下方の紙幣受入口3に隣接して第1搬送ロ
ーラ10が配置してある。第1搬送ローラ10は、大径の第1
ローラ10aに小径の第1プレスローラ10bを弾性的に押し
付けてある。第1搬送ローラ10の紙幣の把持面は水平で
ある。
【0020】第1搬送ローラ10の斜め上方に第2搬送ロー
ラ11が配置してある。第2搬送ローラ11の構成は、第2
ローラ11aに第2プレスローラ11bが弾性的に接してい
る。第2搬送ローラ11の紙幣把持面は、左上方に傾斜し
ている。
【0021】収納部2よりも上方であって、第2搬送ロー
ラ11の真上に第3搬送ローラ12が配置してある。第3搬送
ローラ12は、大径の第3ローラ12aと、この第3ローラ12a
の中心よりも上側に接触する一対の第3プレスローラ12
b、第4プレスローラ12cとを含んでいる。
【0022】第2ローラ11aと第3ローラ12aに、第1ベル
ト14が巻きかけてある。第1ベルト14は垂直方向に伸び
ている。第1ベルト14の収納部2と反対側は、一対のガイ
ドローラ15aと15bとからなる下ガイドローラ15と、ガイ
ドローラ16aと16bとからなる上ガイドローラ16によりガ
イドされている。
【0023】上ガイドローラ16と下ガイドローラ15とに
より、第1ベルト14の中間部を窪ませて皿状にしてあ
る。第1搬送ローラ10と第2搬送ローラ11との間に所定の
間隙を有する上下一対の第2案内板19a、19bを配置して
ある。
【0024】第1搬送ローラ10と下ガイドローラ15の間
に、第1ベルト14と所定の間隔を空けて第3案内板20が配
置してある。下ガイドローラ15と上ガイドローラ16との
間に、第1ベルト14と所定の間隔を空けて第4案内板21が
配置してある。上ガイドローラ16と第3プレスローラ12b
との間に、第1ベルト14と所定の間隔を空けて第5案内板
22が配置してある。第3プレスローラ12bと第4プレスロ
ーラ12cとの間に、第1ベルト14と所定の間隔を空けて第
6案内板23が配置してある。
【0025】次に第2搬送装置c2の構成を説明する。第
2搬送装置c2は、概略、振分装置dv、第4搬送ローラ2
5、保留装置s、送出装置ltとを含んでいる。収納部2の
上方、かつ、第1搬送装置c1の右側方に第4搬送ローラ25
が配置してある。第4搬送ローラ25は、大径の第4ローラ
25aに小径の第5プレスローラ25bを弾性的に押し付けて
ある。第4搬送ローラ25の把持面は水平である。
【0026】次に保留装置sの構成を説明する。収納部2
の上方、かつ、第4搬送ローラ25の右側方に、トレイ26
が固定してある。トレイ26は、板状であって中央に窪み
26dを有し、皿状をしている。窪み26dの長さは、紙幣の
長さよりもやや長く設定してある。すなわち、この窪み
26dに、紙幣が一時的に貯留される。
【0027】次に送出装置ltの構成を説明する。トレイ
26の上側に一対のガイドローラ27a、27bを所定距離離し
て配置してある。ガイドローラ27a、27bに第2ベルト28
が巻きつけてある。第2ベルト28の外周面に突起29が固
定してある。第2ベルト28の下面は、トレイ26の窪み26
dの上面と平行であって、所定の距離離れている。
【0028】第4搬送ローラ25とガイドローラ27aとの間
のトレイ26に平行に第7案内板31が配置してある。トレ
イ26の右側端部の形状に相似する第8案内板32が所定の
距離離して配置してある。
【0029】次に振分装置dvの構成を説明する。振分装
置dvは、第3搬送ローラ12と第4搬送ローラ25との間に配
置してある。T状の振分板dbと、振分板dbをスライドす
る第1ソレノイドso1を含んでいる。振分板dbは、第1
ソレノイドso1が消磁しているとき、後述のリターン通
路rtに紙幣を案内し、励磁されたときに第4搬送ローラ2
5へ案内するようスライドされる。
【0030】次に払出口eを説明する。収納部2上方の第
2搬送装置c2の右方に二枚の誘導板33a、33bを上下に間
隔を空けて配置してある。その左端部は、トレイ26と第
8案内板32とを受け入れるようにv字状になっている。
【0031】次にリジェクト装置rtを説明する。リジェ
クト装置rtは、概ねリジェクト搬送ローラ35とリジェク
ト誘導板37を含んでいる。リジェクト搬送ローラ35は、
収納部2の上方と第1搬送装置c1との間に配置してある。
【0032】リジェクト搬送ローラ35は、大径の第5ロ
ーラ35aに小径の第6プレスローラ35bを弾性的に押し付
けてある。リジェクト搬送ローラ35の把持面は、水平で
ある。リジェクト誘導板37は、前記第1ベルト14とリジ
ェクト搬送ローラ35との間に位置し、振分装置dvに案内
されてきた紙幣をリジェクト搬送ローラ35へ誘導する。
【0033】リジェクト装置rtの構成を説明する。リジ
ェクト装置rtは、概ねリジェクト誘導板37と第2ソレノ
イドso2とを含んでいる。第2ソレノイドso2は、消磁し
ている場合、紙幣をリジェクト搬送ローラ35へ案内す
る。励磁されたときリジェクト誘導板37を移動させ、紙
幣をリジェクト搬送ローラ35へ案内しない。
【0034】次にリターン通路prの構成を説明する。第
1ベルト14と収納部2との間に第9案内板36を配置してあ
る。第9案内板36は、第1ベルト14に対し近接しており、
かつ、平行である。第9案内板36と第1ベルト14との間
が、リターン通路prである。
【0035】次に第1搬送装置c1の駆動装置を説明す
る。第2ローラ11aは、第1第1モータm1により駆動さ
れる。第2ローラ11aの回転は第1ローラ10a、第3ローラ
12a、第4ローラ25a、第5ローラ35aに伝達される。送出
装置ltの第7ローラ27aは、第2モータm2により駆動さ
れる。
【0036】次に紙幣センサの配置を説明する。受入口
3に第1センサs1、第3搬送ローラ12と第4搬送ローラ25
の間に第2センサs2、第3搬送ローラ12とリジェクト装
置rtとの間に第3センサs3、リジェクト搬送ローラ35に
第4センサs4、払出口eに第5センサs5が配置してあ
る。実施例において、これらセンサは紙幣の搬送通路を
挟んで投光器と受光器とを配置した透過型であるが、光
電式の反射型や、メカニカル式であってもよい。
【0037】次に金庫dの構造を説明する。金庫dは、内
部の中間部に紙幣保留室d1、上方にリジェクト保留室d
2、紙幣保留室d1の下方にユニット室d3、側方にシャッ
タ室d4が区画されている。蓋d5は、その下端部が金庫d
の箱形枠d6にヒンジ結合され、紙幣保留室d1を開閉す
る。蓋d5はロックd6によりロックできる。
【0038】リジェクト保留室d2は、リジェクト搬送ロ
ーラ35の把持面の水平方向延長部に横長矩形の受口d7に
つながっている。リジェクト保留室d2の上側に矩形のリ
ジェクト蓋d8がヒンジ結合してある。リジェクト蓋d8を
開くことにより、リジェクト保留室d2内のリジェクト紙
幣を収容できる。蓋d8は、図示しないロック機構により
ロック可能である。
【0039】シャッタ室d4に、後述のシャッタ装置shが
配置されている。シャッタ室d4の下端部に、第1搬送ロ
ーラ10の把持面の水平方向側方に横長矩形の紙幣出口d1
0が形成してある。紙幣出口d10は、紙幣保留室d1に連通
している。
【0040】ユニット室d3に、紙幣の送出装置lが配置
してある。送出装置lは、紙幣送りローラl1と支えロー
ラl2とを含んでいる。紙幣送りローラl1と支えローラl2
は、一部周面が紙幣保留室d1内に位置している。紙幣送
りローラl1は、駆動装置drにより駆動される。
【0041】紙幣の送り出し抵抗を軽減するため、支え
ローラl1も駆動機構dvから紙幣送りローラl1と同方向に
回転するようにしてもよい。紙幣保留室d1内に、紙幣の
押付板d12が配置してあり、公知の平行リンク機構d13に
より紙幣を搬送ローラl1側に押し付けている。d14は、
蓋d5に取り付けたハンドルである。
【0042】次に図3から図6を参照してシャッタ装置sh
を説明する。図3において、金庫dの内枠diの紙幣出口d1
0側の側壁di1の下端部中央は開口di2が形成してある。
図5に示すように、側壁di1の開口di2の両側は紙幣出口d
10側に向かって折り曲げた弧状部di3になっている。
【0043】この弧状部di3の下面は、下方の出口板di4
との間に紙幣ほぼ2枚の厚さの出口di5を有している。内
枠diの内部に紙幣bを積み重ねて収容する。
【0044】側壁di1に、薄板でL形に形成してバネ性
を持たせた押付板di6の上端部を固定してある。押付板d
i6の開口di2に相対する部位は切り欠いてあり、前記弧
状部di3に相対する部位がL形になっている。押付板di6
のL形の先端は出口板di4に所定の力で接している。
【0045】押付板di6の上部は側壁di1と所定の間隔を
有しており、その間隔に矩形板状のシャッタsh1が上下
方向にスライド可能に位置している。このシャッタsh1
が、紙幣厚みの規制体である。シャッタsh1から突出す
る円柱状の第1ピンsh2は、押付板di6の縦長の長孔di7
にスライド自在に挿入してある。
【0046】シャッタsh1の上方に延びる腕sh20と内枠d
iから突出する腕di16との間に、引っ張り第1スプリン
グsh21が引っかけてある。シャッタsh1は、第1ピンsh2
と長孔di7により横方向の動きを規制され、側壁di1と押
付板di6とで前後方向の動きを規制されつつ上下方向に
スライド可能である。
【0047】シャッタsh1の上端部の第2ピンsh3は、矩
形板状のスライダsh4に形成した長孔カムsh5に挿入して
ある。スライダsh4が、規制体の位置変更装置である。
スライダsh4は、側壁diに突出したガイドピンdi10、di1
1、di12、di13を、四隅に形成した水平方向に長い長孔s
h6、sh7、sh8、sh9にスライド可能に挿入してある。
【0048】長孔カムsh5は、水平ラインに対して僅か
に右肩上がりに傾斜している傾斜部sh6を有している。
シャッタsh1は、側壁di1の突起di15に引っかけた引っ張
り第2スプリングsh10により図3において常時右方へ引
っ張られている。
【0049】シャッタsh1の下端は、出口板di4の長孔di
16に相対し、その長孔di16に僅かに進入可能である。シ
ャッタsh1の位置は、第2ピンsh3と傾斜部sh6との位置
関係によって決定される。すなわち、第1スプリングsh
21により上方に引かれているので、シャッタsh1の上下
方向の位置は傾斜部sh6と第2ピンsh3との位置により決
定される。
【0050】シャッタsh1は、金庫dが紙幣払出装置1か
ら取り外された場合、スライダsh4が第2スプリングsh1
0により右方へ引っ張られて最も右方に位置している。
結果、傾斜部sh6により第2ピンsh3が押し下げられ、シ
ャッタsh1の先端が長孔di16に進入している。したがっ
て、紙幣bが出口di5から抜き出されることがない。スラ
イダsh4に、被動片sh17が形成してある。
【0051】次にスライダsh4の駆動機構sdを図4、図6
を参照して説明する。金庫dのシャッタ室d4に第1ウォ
ームホイルsd1が回転自在に取り付けられている。第1
ウォームホイルsd1の側面に、駆動ピンsd2が固定してあ
る。
【0052】この駆動ピンsd2は、前記スライダsh4の被
動片sh17に接触する位置に配置してある。すなわち、駆
動ピンsd2が第1ウォームホイルsd1の回転により回転さ
れた場合、被動片sh17の側面に対し下方から接触し、図
3において左方へ移動させる。第1ウォームホイルsd1
は、第1ウォームsd3と噛み合っている。第1ウォームs
d3と第1ウォームホイールsd1は、セルフロック機能に
より、第1ウォームsd1が回転しない限り第1ウォーム
ホイルsd1が回転されない。
【0053】第1ウォームsd3と同軸にピニオンギヤsd4
が固定してある。図4に示すように、紙幣払出装置1に前
記ピニオンギヤsd4と噛み合うドライブギヤsd5が配置さ
れている。
【0054】金庫dが収納部dに収納されたとき、ピニオ
ンギヤsd4とドライブギヤsd5は噛み合うようになってい
る。ドライブギヤsd5は、第2モータm2によって駆動さ
れる。
【0055】次に送出装置lの駆動装置drを図7、図8を
参照して説明する。駆動装置drは、紙幣払出装置1に取
り付けられている。チャンネル形のブラケットl31に第4
モータm4が固定されている。第4モータm4の出力軸l32に
第2ウォームl33が固定してある。第2ウォームl33は、
ブラケットl31に回転自在に支持されている軸l34に固定
された第2ウォームホイルl35に噛み合っている。
【0056】第2ウォームホイルl35と一体に形成され
たピニオンギヤl36は、ブラケットl31に回転自在に支持
された第2軸l37に固定されたギヤl38に噛み合ってい
る。第2軸l37はブラケットl31の一対の軸受l39、l40に
回転自在に取り付けられている。第2軸l37の中間に第1
ストッパl41が固定されている。
【0057】第1ストッパl41に隣接してドライブギヤl
42が回転自在に第2軸l37に取り付けられている。ドライ
ブギヤl42のギヤ38側の側面に滑りクラッチl43のリング
形の第1滑りディスクl44が固定されている。
【0058】第1滑りディスクl44に隣接してリング形の
第2滑りディスクl45が回転自在に第2軸l37に取り付けら
れている。第1滑りディスクl44と第2滑りディスクl45と
の間にリング形であってフェルト製の摩擦板l46が挟ん
である。
【0059】第2軸l37の軸受l39と第2滑りディスクl4
5との間に固定した第2ストッパl48と第2滑りディスクl4
5との間に、フランジ付き筒状の押圧体l49が配置してあ
る。押圧体l49と第2ストッパl48との間に圧縮スプリン
グl50が配置してあり、このスプリング力で第2滑りディ
スクl45を第1滑りディスクl44へ押し付けている。
【0060】押圧体l49に相対する第2軸l37の外周にワ
ンウエイクラッチとしてのコイルスプリングl51が巻き
つけてある。このコイルスプリングl51は、第2軸l37が
回転しない場合、回転自在である。
【0061】第2軸l37がコイルスプリングl51の巻付方
向に回転した場合、コイルスプリングl51の内周面が第
2軸l37の周面との摩擦力によって巻き込まれ、内径が
僅かに小さくなる。これにより、コイルスプリングl51
は第2軸l51と密に接して一体的に回転するようにな
る。
【0062】コイルスプリングl51の端部が第2滑りディ
スクl45のスリットl52に引っかかっているので、第2滑
りディスクl45は第2軸l37と一体に回転する。第2滑りデ
ィスクl45から第1滑りディスクl44への伝達力は、スプ
リングl50の押圧力と摩擦板l46の摩擦係数によって決定
される。
【0063】ドライブギヤl42は押圧体l49から伸びる腕
l52に回転自在に取り付けたアイドルギヤl53に噛み合っ
ている。アイドルギヤl53は、金庫dのユニット室d3に取
り付けたギヤ50に噛み合っている。ギヤ50は、ベルト51
を介して前記紙幣送りローラl1を回転する。
【0064】次にシャッタsh1の制御装置を図9を用いて
説明する。初めに厚み検出装置を説明する。図5に示す
ように、光電反射式のセンサs10がシャッタsh1よりも下
流の長孔16に配置してある。センサs10は、マイクロコ
ンピュータcpuに接続してある。
【0065】マイクロコンピュータcpuは、romに格納さ
れたプログラムに基づいてramとデータをやり取りしな
がら第3モータm3を次のように制御する。紙幣送りロー
ラl1が回転されたとき、所定時間内にセンサs10が紙幣b
を検知しない場合、第3モータm3を所定角度回転するよ
うにしてある。
【0066】所定角度回転してもセンサs10が紙幣bを
検知しない場合、再び所定角度回転し、センサs10が紙
幣bを検知するまで繰り返す。すなわち、厚み検出装置
は、センサs10である。厚み検出装置は、例えば紙幣の
透過光量から紙幣の厚みを検出するタイプでもよい。
【0067】また、その下位概念として紙幣が送りロー
ラl1によって送り出される場合、出口が狭いときは抵抗
になって通常よりも送り出し速度が小さくなることに鑑
み、紙幣の送り出し速度(状況)を検出するようにして
もよい。
【0068】マイクロコンピュータcpuには、前記セン
サs1〜s5が接続してある。第1モータm1、第2モータm
2、第3モータm3、第4モータm4は、マイクロコンピュ
ータにより制御される。
【0069】次に図10のフローチャートも参照しながら
本実施例の作用を説明する。金庫dの紙幣保管室d1内に
紙幣bを所定数収納し、蓋d5を閉めてロック機構d6でロ
ックする。
【0070】紙幣bは、押付板d12によって底板d15に押
し下げられている。すなわち、最下位の紙幣bは紙幣送
りローラl1と支えローラl2の周面に接している。この
後、金庫dを紙幣払出装置1の収納部2に挿入する。金庫d
は、紙幣払出装置1に図示しないロック機構によりロッ
クする。
【0071】次に紙幣bの払い出し時の作用を説明す
る。ステップst1において、両替機や自動販売機等の制
御装置から出力される払い出し信号の存在に基づいて、
ステップst2において第1モータm1が作動される。第1
第1モータm1が回転すると、第2ローラ11aが回転され
る。第2ローラ11aが回転すると、第1ベルト14が時計
方向に循環される。
【0072】第1ローラ10a、第3ローラ12a、第4ロー
ラ25a、第5ローラ35a、が時計回り方向に回転される。
すなわち、第1搬送ローラ10、第1搬送装置c1、第4搬
送ローラ25、リジェクト搬送ローラ35が紙幣bを所定方
向に搬送するよう作動状態になる。
【0073】次にステップst3において、第4モータm4が
回転される。第4モータm4により第2ウォームl33が回転
され、第2ウォームホイールl35、ピニオンギヤl36、ギ
アl38を介して第2軸l37を図7において反時計方向に回転
させる。
【0074】この回転により、コイルスプリングl51が
前述のように第2軸l37を締め付けて第2滑りディスクl
45を回転する。摩擦板l46を介して第1滑りディスクl44
が所定のトルクで回転される。第1滑りディスクl44と
一体にドライブギヤl42が図7において反時計方向に回転
される。
【0075】アイドルギヤl53を介して金庫dのユニット
室d3内のギヤ50が回転され、ベルト51を介して紙幣送り
ローラl1が反時計方向に回転される。紙幣送りローラl1
の回転により、摩擦力で最下の紙幣bが出口di5へ送り出
される。このとき、紙幣bの右側部は支えローラl2によ
り支えられているので、底板d15との摩擦が軽減されて
スムーズに送り出される。
【0076】最下の紙幣bは、出口di5に到達するが、初
期状態においてシャッタsh1はその先端が長孔di16に突
出しているので進行を阻止される。次にステップst4に
おいて、センサs10からの検知信号の存在を判定する。
【0077】次にステップst5において、センサs10から
の検知信号なしが所定時間内にあるか判定し、所定時間
内であればステップst4及びst5を繰り返す。所定時間経
過してもセンサs10から検知信号がない場合、出口di5が
狭くて紙幣bが通過できないと判定し、ステップst5にお
いて第3モータm3を所定角度回転する。
【0078】これによりドライブギヤsd5が所定量回転
され、ピニオンギヤsd4、第1ウォームsd3、第1ウォー
ムホイールsd1が所定角度回転し、駆動ピンsd2が所定角
度回転される。駆動ピンsd2は、スライダsh4から突出す
る被動片sh17を押すようになる。駆動ピンsd5が被動片s
h17を押さない間、第3モータm3が所定角度ずつ回転さ
れ、センサs10が紙幣bを検知するまで繰り返される。
【0079】駆動ピンsd2が補助片sh17を押した場合、
スライダsh4は図3において左方向へ僅かに移動する。傾
斜部sh6が左方向に移動すると、シャッタsh1は第1スプ
リングsh21により第2ピンsh3が傾斜部sh6に接するよう
引き上げるので、シャッタsh1は上昇し、下端が出口板d
i4の上方に位置する。
【0080】シャッタsh1の下端と出口板di4の上面との
間が紙幣bの厚みよりも小さい場合、紙幣bはこれらの間
を通過できないので、センサs10が紙幣bを検出しない。
センサの検出信号がなければ、第3モータm3が再び所定
角度回転され、シャッタsh1は段階的に上昇する。
【0081】シャッタsh1の下端と出口板di4との間隔が
紙幣bの厚みより僅かに大きくなった場合、紙幣bは出口
di5を通過して押付板di6側へ進行する。センサs10が紙
幣bを検知すると、ステップst4からステップs11に進
み、第3モータm3を停止する。これにより、シャッタsh
1はそれ以上上昇されない。
【0082】出口di5を出た紙幣bは押付板di6を撓ませ
て出口板di4との間を通過し、金庫dの紙幣出口d10から
送り出される。紙幣bは紙幣受入口3を通って第1搬送ロ
ーラ10の第1ローラ10aと第1プレスローラ10bとの間には
さまれて送られる。
【0083】第1搬送ローラ10に挟まれている間に紙幣b
は、第2案内板19a、19bに案内されて第2搬送ローラ11
に到達する。紙幣bは第2ローラ11aと第2プレスローラ11
bとにはさまれて更に送られる。紙幣bは、第1ベルト14
と第3案内板20との間を通ってガイドローラ15aと第1ベ
ルト14との間に挟まれて後、ベルト14と第4案内板21と
に案内されつつ上方へ送られる。
【0084】紙幣bの下端部がガイドローラ15aと第1ベ
ルト14との間に挟まれている間に紙幣bの先端はガイド
ローラ16aとベルト14との間に挟まれる。次に紙幣bは、
第5案内板22とベルト14とに案内されて第3プレスローラ
12bに挟まれる。次いで第6案内板23とベルト14に案内さ
れて第4プレスローラ12cに挟まれる。
【0085】次にステップs12において、センサs1から
の信号により、紙幣bの二重判定を行う。二重でない場
合、ステップst13においてソレノイドso1が励磁され、
振分板dvが実線位置に移動され、第4プレスローラ12cを
通過した紙幣bを第4搬送ローラ25に案内する。
【0086】第4ローラ25aと第5プレスローラ25bとで挟
まれた紙幣bはトレイ26と第7案内板31に案内されてトレ
イ26と第2ベルト28との間に送り込まれ、保留される。
このとき第2センサs2が紙幣bの検知信号を出力するの
で、ステップst14からステップst15に進み、紙幣bの保
留枚数を1枚としてカウントする。
【0087】もし、ステップst14において第2センサs2
の信号を受けなかった場合、紙幣bがジャムしたものと
してステップst40に進み、異常事態として作動中のモー
タm1、m4、を停止し、待機状態になる。
【0088】次にステップst16においてカウント数が払
い出し指示された所定枚数になったか判定し、所定枚数
になっていない場合、ステップst4に戻り、前記カウン
ト数が払い出すべき所定枚数になるまで行われる。すな
わち、第2センサs2が紙幣bを所定枚数検知するまで紙
幣bが送り出される。
【0089】ステップst12において、送り出された紙幣
bが二重と判定した場合、ステップst21に進み、ソレノ
イドso1をオフにする。振分体dvは、ソレノイドso1が励
磁されたとき、鎖線時位置に移動され、第4搬送ローラ
25への通路を閉じるとともにリジェクト誘導板37側への
通路を形成する。
【0090】第2ソレノイドso2は、消磁されてリジェ
クト誘導板37がリジェクト搬送ローラ35へ紙幣bを誘導
するよう位置している。第4プレスローラ12cを通過した
紙幣bの先端は振分板dvにより真っ直ぐ下方へ誘導され
る。
【0091】その後紙幣bは、リジェクト誘導板37でリ
ジェクト搬送ローラ35へ誘導される。第5ローラ35aと第
6プレスローラ35bで挟まれた紙幣bは、受口d7からリジ
ェクト保留室d2へ送り込まれる。この過程で第3センサ
s3及び第4センサs4が紙幣bを検知する。
【0092】ステップst22において前記第3センサs3、
第4センサs4の検知信号を受けた場合、ステップst23に
進んでソレノイドso1を消磁して後、ステップst4に戻
る。もしステップst22において第3センサs3又は第4セ
ンサs4から紙幣bの検知信号がなかった場合、ステップs
t40に進行し、前述のように待機状態になる。
【0093】トレイ26に所定枚の紙幣bが送り込まれた
場合、ステップst16からステップst31に進み、第1第1
モータm1と第4モータm4の回転を停止する。次にステッ
プst32において第2モータm2が所定角度回転される。第
2モータm2の回転により、ガイドローラ27aが図1で反時
計方向へ回転され、突起29が1回転される。突起29のこ
の過程で、ガイドローラ27bを回り込むまで紙幣bの後端
を押す。この押し出しにより紙幣bは、第8案内板32及び
誘導板33a、33bに誘導されて先端部が払出口eから先端
部が突出する。
【0094】ステップst32において、紙幣bの押し出し
過程で第5センサs5が紙幣bを検知したのを判定した場
合、次に進み、処理を終了する。もし、第5センサs5が
検知信号を出力しない場合、ステップst40に進み、前述
のように待機状態になる。払い出し口eから突出した紙
幣bを払い出し者が引出す。なお、センサs5から所定時
間内に紙幣なし信号を受けなかった場合、警報を発して
引き出し者に注意を促すことができる。
【0095】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、実施例の紙幣払出装置の概要図。
【図2】図2は、実施例の金庫の斜視図。
【図3】図3は、実施例の金庫の外カバーを外した状態
の右斜め上方からの斜視図。
【図4】図4は、実施例の紙幣払出装置の外カバーを外
した状態の斜視図。
【図5】図5は、実施例の金庫の出口部の要部断面図。
【図6】図6は、実施例の金庫の外カバーを外した状態
の右斜め後ろからの断面図。
【図7】図7は、実施例の紙幣払出装置の駆動機構の斜
視図。
【図8】図8は、実施例の紙幣払出装置の駆動機構の断
面図。
【図9】図9は、実施例の制御装置のブロック図。
【図10】図10は、実施例の作動説明用フローチャー
ト。
【符号の説明】
b 紙幣 d 金庫 di5 出口 l1 紙幣送りローラ l42 駆動ギヤ l43 すべりクラッチ sh1 規制体 s10 厚み検出装置 sd 位置変更装置 sh4 カム板 sh5 カム sh10 スプリング sh21 スプリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E040 AA01 BA01 DA08 FD05 FG14 3F048 AA06 AB03 BA13 BB05 BB10 CA02 DA01 DB11 EB03 EB11 3F343 FA04 FB07 FC01 GA01 GB02 GC01 GD01 KA05 KB05

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙幣(b)を収納する金庫(d)と、前記金庫
    (d)に設けた紙幣(b)の出口(di5)と、前記出口(di5)の紙
    幣厚みの規制体(sh1)と、前記出口(di5)に送られる紙幣
    (b)の厚み検出装置(s10)と、前記厚み検出装置(s10)の
    出力に基づいて規制体(sh1)の紙幣の厚み方向の位置を
    変更する位置変更装置(sd)と、を備える紙幣送り出し装
    置における2重出し防止装置。
  2. 【請求項2】厚み検出装置は、紙幣送りローラ(l1)によ
    る紙幣(b)の送り出しを検出する紙幣センサ(s10)である
    請求項1の紙幣送り出し装置における2重出し防止装
    置。
  3. 【請求項3】位置変更装置(sd)は、 回転運動により直線運動するカム(sh5)を備える請求項
    1の紙幣送り出し装置における2重出し防止装置。
  4. 【請求項4】位置変更装置(sd)は、 規制体(sh1)を開方向に力を与えるスプリング(sh21)
    と、前記カム(sh5)を閉方向に力を与えるスプリング(sh
    10)とを備える請求項1の紙幣送り出し装置における2
    重出し防止装置。
  5. 【請求項5】紙幣(b)を収納する金庫(d)と、前記金庫
    (d)の下端部の側壁に設けた紙幣(d)の出口(di5)と、前
    記出口(di5)の紙幣の厚み方向に移動可能な規制体(sh1)
    と、紙幣(d)の送り状況を検出する装置(s10)と、前記送
    り状況検出装置(s10)の出力に基づいて規制体(sh1)の紙
    幣の厚み方向の位置を変更する位置変更装置(sd)と、を
    備える紙幣送り出し装置における2重出し防止装置。
  6. 【請求項6】紙幣(b)を積み重ねて収納する金庫(d)と、
    前記金庫(d)の下端部の側壁に設けた紙幣(b)の出口(di
    5)と、前記出口(di5)においての紙幣の厚み方向に直線
    的に移動可能な板状の規制体(sh1)と、最下位の紙幣(b)
    と接触する紙幣送りローラ(l1)と、紙幣送りローラ(l1)
    を駆動源からすべりクラッチ(l43)を介して回転する駆
    動ギヤ(l42)と、出口(di5)に相対して配置したセンサ(s
    10)と、センサ(s10)の出力に基づいてカム(sh5)をスラ
    イドする手段(sd1、sd2)と、カムに基づいて位置制御さ
    れる規制体(sh1)と、を備える紙幣送り出し装置におけ
    る2重出し防止装置。
JP2001216087A 2001-07-17 2001-07-17 紙幣送り出し装置における2重出し防止装置 Pending JP2003026350A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101950442A (zh) * 2009-07-10 2011-01-19 日立欧姆龙金融系统有限公司 纸张类处理装置、自动交易装置
KR101868151B1 (ko) * 2011-12-30 2018-06-18 효성티앤에스 주식회사 지폐출금장치의 커버 개폐 구조

Cited By (2)

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