JPH07320112A - 硬貨処理装置 - Google Patents

硬貨処理装置

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Publication number
JPH07320112A
JPH07320112A JP6109879A JP10987994A JPH07320112A JP H07320112 A JPH07320112 A JP H07320112A JP 6109879 A JP6109879 A JP 6109879A JP 10987994 A JP10987994 A JP 10987994A JP H07320112 A JPH07320112 A JP H07320112A
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JP
Japan
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coin
rotary
driving force
accommodating member
coins
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JP6109879A
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English (en)
Inventor
Takeshi Aoki
毅 青木
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】受入れた硬貨を、硬貨放出位置において確実に
放出でき、硬貨残留による不具合を確実に防止し得るよ
うにした硬貨処理装置を提供する。 【構成】回転式硬貨収容部材50を構成する回転ドラム
52の硬貨受入口52aが硬貨放出位置P2 に対向する
と、回転支軸54bに突設されたレバー84が収納側ス
トッパピン86に当接し、引張りスプリング98の付勢
力に抗して収納側押戻しレバー94を回動変位させる。
このとき、駆動ギヤ68に一定以上の負荷が加わった状
態となって駆動力制限機構66のボール78…と係合孔
74…との係合が解除された状態となる。これにより、
引張りスプリング98の復元力により、収納側押戻しレ
バー94がレバー84を押して回転ドラム52が押戻さ
れた状態となる。この動きを所定時間繰返して回転ドラ
ム52を振動させ、自然落下だけでは回転ドラム52に
残留するような硬貨Cをも確実に放出させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば、銀行などの
金融機関において、硬貨の入金処理および出金処理を行
なうことができる硬貨処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】銀行などの金融機関では、硬貨の入出金
処理を自動的に行なう硬貨処理装置が設置され、入金時
には入金硬貨を受入れて金種の判別を行ない、金種別金
庫に収納し、出金時には、この金種別金庫から必要な硬
貨を投出するようになっている還流式の硬貨処理装置が
利用されている。
【0003】このような装置の場合、通常、金種別金庫
の上に回転ドラム式の金種別一時保留部が設けられ、金
種別一時保留部の硬貨受入口が、少なくとも、硬貨を受
入れる硬貨受入れ位置、金種別金庫に収納する収納位
置、及び入金硬貨を返却搬送路を通じて返却する返却位
置の3つの位置で選択的に停止する。そして、硬貨受入
れ位置で硬貨を受入れ、収納位置及び返却位置で受入れ
た硬貨を放出するようになっている。
【0004】しかし、従来の回転ドラム式の一時保留部
は、底が円弧状を呈した樋状で、かつ、側面が平面的な
斜面で形成された回転ドラムを回動変位させることで硬
貨受入口を下に向け、硬貨の自重のみで硬貨を金種別金
庫、または、返却搬送路に落下させるようにしていた。
【0005】しかしながら、硬貨の自重のみで移動、落
下させるため、回転ドラムの側面が垂直になるように停
止すれば確実であるが、少なくとも、収納と返却の2つ
の位置があるため、これらのそれぞれの位置で、回転ド
ラムの側面は、垂直方向に対しある角度をもって停止す
ることになる。
【0006】そのため、硬貨の自重による側面との摩擦
力が、硬貨の落下を妨げ、一時保留部を構成する回転ド
ラム内に硬貨が残留し易くなっていた。また、入金硬貨
の場合、水で濡れていたり、傷がついていることもあ
り、余計に残留し易くなっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来、硬貨受入口を、
硬貨を受入れる硬貨受入れ位置および受入れた硬貨を放
出する硬貨放出位置に選択的に対向し得るように回動可
能に設けられた回転ドラム等の回転式硬貨収容部材を備
えた硬貨処理装置においては、受入れた硬貨を放出する
際、単に、硬貨受入口から硬貨を自然落下させるだけ
で、回転式硬貨収容部材に残留する硬貨を積極的に放出
させる構成となっておらず、硬貨が残留することがあっ
た。
【0008】このため、計数が合わなくなって、エラー
が発生し、係員対応の処理を行わなければならなくな
り、係員の負担が増えるばかりでなく、この間、顧客を
待たせたり、つぎの取引が続行できなくなり稼働効率の
低下の原因となる等の問題があった。
【0009】本発明は、上記事情に基づきなされたもの
で、受入れた硬貨を、硬貨放出位置において確実に放出
でき、硬貨残留による不具合を確実に防止し得るように
した硬貨処理装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するための第1の手段として、硬貨受入口を有し、該
硬貨受入口を硬貨を受入れる硬貨受入れ位置および受入
れた硬貨を放出する硬貨放出位置に選択的に対向し得る
ように回動可能に設けられた回転式硬貨収容手段と、こ
の回転式硬貨収容手段の前記硬貨受入口が前記硬貨受入
れ位置あるいは硬貨放出位置に対向させるべく回転式硬
貨収容手段を回動変位させる駆動手段と、前記回転式硬
貨収容手段の前記硬貨受入口が前記硬貨受入れ位置ある
いは前記硬貨放出位置に対向した状態にあるかを検出す
る位置検出手段と、この位置検出手段により前記回転式
硬貨収容手段の前記硬貨受入口が前記硬貨放出位置に対
向した状態にあると判定された状態で前記回転式硬貨収
容手段に振動を付与する振動付与手段とを具備してなる
構成としたものである。
【0011】また、第2の手段として、硬貨受入口を有
し、該硬貨受入口を硬貨を受入れる硬貨受入れ位置およ
び受入れた硬貨を放出する硬貨放出位置に選択的に対向
し得るように回動可能に設けられた回転式硬貨収容部材
と、この回転式硬貨収容部材の前記硬貨受入口が前記硬
貨受入れ位置あるいは硬貨放出位置に対向させるべく回
転式硬貨収容部材を回動変位させる駆動手段と、前記回
転式硬貨収容部材の前記硬貨受入口が前記硬貨放出位置
に対向した位置で前記駆動手段から一定以上の駆動力が
伝わらないように断続的に駆動力を切る駆動力制限機構
と、前記回転式硬貨収容部材の前記硬貨受入口が前記硬
貨放出位置に対向した位置で前記回転式硬貨収容部材の
動きを阻止し、前記駆動力制限機構による駆動力の遮断
時に前記回転式硬貨収容部材を回転方向とは逆の方向に
押し戻す押戻し機構と、前記回転式硬貨収容部材の前記
硬貨受入口が前記硬貨受入れ位置あるいは前記硬貨放出
位置に対向した状態にあるかを検出する位置検出手段
と、この位置検出手段により前記回転式硬貨収容部材の
前記硬貨受入口が前記硬貨放出位置に対向した状態にあ
ると判定されてから所定時間駆動手段の駆動を継続する
ように制御して前記回転式硬貨収容部材を振動させる制
御手段とを具備してなる構成としたものである。
【0012】また、第3の手段として、硬貨受入口を有
し、該硬貨受入口を硬貨を受入れる硬貨受入れ位置およ
び受入れた硬貨を放出する硬貨放出位置に選択的に対向
し得るように回動可能に設けられた回転式硬貨収容部材
と、この回転式硬貨収容部材の前記硬貨受入口が前記硬
貨受入れ位置あるいは硬貨放出位置に対向させるべく回
転式硬貨収容部材を回動変位させる駆動手段と、前記回
転式硬貨収容部材の前記硬貨受入口が前記硬貨放出位置
に対向した位置で前記駆動手段から一定以上の駆動力が
伝わらないように断続的に駆動力を切る駆動力制限機構
と、前記回転式硬貨収容部材の前記硬貨受入口が前記硬
貨放出位置に対向した位置で前記回転式硬貨収容部材の
動きを阻止し、前記駆動力制限機構による駆動力の遮断
時に前記回転式硬貨収容部材を回転方向とは逆の方向に
押し戻す押戻し機構と、前記回転式硬貨収容部材の前記
硬貨受入口が前記硬貨受入れ位置あるいは前記硬貨放出
位置に対向した状態にあるかを検出する位置検出手段
と、この位置検出手段により前記回転式硬貨収容部材の
前記硬貨受入口が前記硬貨放出位置に対向した状態にあ
ると判定されてから所定時間駆動手段の駆動を継続する
ように制御して前記回転式硬貨収容部材を振動させる制
御手段と、前記駆動力制限機構の伝達駆動力の制限範囲
を調整する伝達駆動力調整手段と、前記押戻し機構の押
戻し力を調整する押戻し力調整手段とを具備してなる構
成としたものである。
【0013】
【作用】上記第1の手段の硬貨処理装置によれば、回転
式硬貨収容手段の硬貨受入口が、硬貨放出位置に対向し
た状態にあるとき、振動付与手段により回転式硬貨収容
手段を振動させることができ、自然落下だけでは回転式
硬貨収容部材に残留するような硬貨をも確実に放出させ
ることが可能となる。これにより、計数不一致等のエラ
ーを防止でき、係員の負担軽減、顧客の待時間の解消、
装置の稼働効率の向上等を図ることが可能となる。
【0014】また、第2の手段の硬貨処理装置によれ
ば、回転式硬貨収容部材の硬貨受入口が硬貨放出位置に
対向した位置で、回転式硬貨収容部材を回転させるため
の駆動手段から一定以上の駆動力が伝わらないように駆
動力制限機構により断続的に駆動力を切ると共に、この
駆動力制限機構による駆動力の遮断時に回転式硬貨収容
部材を押戻し機構により回転方向とは逆の方向に押し戻
すようにし、かつ、硬貨受入口が硬貨放出位置に対向し
た状態にあると判定されてから所定時間駆動手段の駆動
を継続するように制御することで、前記回転式硬貨収容
部材を振動させるようにしたから、自然落下だけでは回
転式硬貨収容部材に残留するような硬貨をも確実に放出
させることが可能となる。これにより、計数不一致等の
エラーを防止でき、係員の負担軽減、顧客の待時間の解
消、装置の稼働効率の向上等を図ることが可能となる。
【0015】また、駆動力制限機構の働きにより、駆動
源自体には過負荷が加わらないようにできると共に歯車
等の損傷も防止できる。また、第3の手段の硬貨処理装
置によれば、第2の手段の作用に加えて、さらに、駆動
力制限機構の伝達駆動力の制限範囲を調整する伝達駆動
力調整手段と、押戻し機構の押戻し力を調整する押戻し
力調整手段とを設けたから、振動の周波数を、硬貨の状
態、及び保有量に応じた状態に容易に変えることができ
る。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。図1は、本実施例に係る硬貨処理装置で
あるところの硬貨入出金装置1を示すものである。
【0017】図において、2は装置の外郭をなす筺体で
あり、この筺体2の上面前部には自動預出金機(AT
M)の硬貨入出金口と連通する入出金口4が設けられて
いるとともに、入出金口4に対応して硬貨受皿6が設け
られており、入金硬貨C…あるいは出金硬貨C…を受け
入れるようになっている。
【0018】硬貨受皿6の下方には、随時繰出部8が配
設されており、硬貨受皿6が反転することにより硬貨受
皿6内の硬貨C…が一括して随時繰出部8に投入される
ようになっている。
【0019】随時繰出部8は、投入された硬貨C…を一
時停留させ、硬貨C…を1枚1枚に分離して繰出すか、
または、取忘れ回収部10に放出することができるよう
になっている。
【0020】随時繰出部8で繰出された硬貨C…は、鑑
査手段である検銭部12、選別手段としての選別ゲ−ト
14a〜14f、及び区分手段としての区分ゲ−ト16
a〜16cが配設された搬送手段としての略水平な搬送
路18に送り込まれるようになっている。
【0021】搬送路18に配設された区分ゲ−ト16a
の下方には混合一時保留部20が設けられていると共
に、各選別ゲ−ト14a〜14fの下方には後述する複
数の金種別一時保留部22a〜22fが設けられてい
る。さらに、区分ゲ−ト16bの下方には返却シュート
24が設けられていると共に、区分ゲ−ト16cの下方
には装填庫用シュート26が配設された状態となってい
る。そして、検銭部12を通過した硬貨C…を、金種判
別結果等に応じて各部に振分けることができるようにな
っている。
【0022】また、前記金種別一時保留部22a〜22
fの下方には、硬貨C…を金種別に収納し得る金種別ス
タッカ28a〜28fが設けられていると共に、リア側
には係員用金庫である装填庫30が、また、フロント側
にはオーバーフロースタッカ32が配設された状態とな
っている。
【0023】さらに、筐体2内の底部には、出金横コン
ベヤ34が設けられていて、前記金種別スタッカ28a
〜28f,係員用金庫である装填庫30,及びオーバー
フロースタッカ32から放出される硬貨C…を受取り、
出金縦コンベヤ36に受渡すようになっている。出金縦
コンベヤ36は、出金横コンベヤ34により運ばれた硬
貨C…を受取り、随時繰出部8へ搬送するようになって
いる。
【0024】また、筐体2内の上下方向略中段、すなわ
ち、前記搬送路18と出金横コンベヤ34との間に位置
して、返却横コンベヤ38が設けられていて、前記金種
別一時保留部22a〜22fから放出されたり、返却シ
ュート24を介して導かれた返却硬貨C…を受取り、返
却縦コンベヤ40に受渡すようになっている。返却縦コ
ンベヤ40は、返却横コンベヤ38から硬貨C…を受取
り、硬貨受皿6へ搬送するようになっている。
【0025】なお、42は混合一時保留部20から放出
された硬貨C…をオーバーフロースタッカ32に導くシ
ュータであり、44は筺体2内の上部に設けられ、本装
置全体の制御を行なう機能、および、外部との間で情報
の授受を行なう通信機能などを有する制御部である。
【0026】つぎに、このような構成からなる硬貨処理
装置であるところの硬貨入出金装置17の処理動作につ
いて説明する。まず、図2を参照して、入金時の硬貨の
流れについて説明する。
【0027】入金に当たって、入出金口4から硬貨受皿
6に硬貨C…を投入する。硬貨受皿6に投入された硬貨
C…は、硬貨受皿6の反転動作により随時繰出部8に放
出され、この後、随時繰出部8から1枚ずつ連続的に繰
出され搬送路18に送り込まれる。
【0028】搬送路18に送り込まれた硬貨C…は、こ
の搬送路18を搬送される過程において、まず、検銭部
12にて金種判別され、金種判別された硬貨C…は、そ
の判別結果に応じて選別ゲ−ト14a〜14fにより振
り分けられ、金種別一時保留部22a〜22fに集積さ
れる。図2の実線矢印は、これまでの硬貨の流れを示
す。
【0029】また、金種別スタッカ28a〜28fが満
杯時等においては、区分ゲ−ト16aを介して混合一時
保留部20に集積される。そして、投入硬貨枚数の全て
が金種別一時保留部22a〜22fまたは混合一時保留
部20に集積された時点で計数が確定し、入金処理とし
ての流れが完了する。
【0030】なお、投入された硬貨C…の内、金種が確
定できない例えば外国のコイン等は、図2の破線で示す
ように、区分ゲ−ト16bを介して返却シュート24に
送り込まれ、返却横コンベヤ38及び返却縦コンベヤ4
0により入出金口4に対向して設けられている硬貨受皿
6に返却されるようになっている。
【0031】つぎに、図3を参照して、出金時の硬貨の
流れについて説明する。出金時においては、金種別スタ
ッカ28a〜28fから、指定された金種、及び枚数の
硬貨C…が、出金横コンベヤ34上に放出される。
【0032】放出された硬貨C…は、出金横コンベヤ3
4により出金縦コンベヤ36の持上げ部まで搬送され、
出金縦コンベヤ36にて上方向へ搬送され、随時繰出部
8に放出される。この後、硬貨C…は、随時繰出部8か
ら、再度1枚ずつに分離して繰出されて搬送路18に送
り込まれ、検銭部12にて金種判定される。
【0033】硬貨C…は、搬送路18を搬送され、終端
側に近い位置に配設された区分ゲ−ト16bにより返却
シュート24に導かれ、返却横コンベヤ38上に移載さ
れ、返却縦コンベヤ40の持上げ部に搬送される。そし
て、返却縦コンベヤ40にて硬貨受皿6に向けて1枚ず
つ搬送され、硬貨受皿6に放出される。図3の実線矢印
は、これまでの硬貨の流れを示す。
【0034】硬貨受皿6に放出される硬貨Cの枚数は、
硬貨受皿6の入り口部に設けられた図示しない計数器に
て計数される。そして、硬貨受皿6に指定枚数が通過し
たことが確認されて、出金が完了するようになってい
る。
【0035】なお、硬貨受皿6に放出される硬貨Cが、
所定時間たっても取出されない場合には、取り忘れ硬貨
と判定して、図3の一点鎖線で示すように、随時繰出部
8に放出して、取忘れ回収部10に回収するようになっ
ている。
【0036】図4は、金種別一時保留部22a〜22f
及びその周辺の配置構成を示すものである。金種別一時
保留部22a〜22fは、回転式硬貨収容手段としての
回転式硬貨収容部材50の内部を複数に仕切ることによ
り構成される。回転式硬貨収容部材50は、底が円弧状
を呈した樋状で、かつ、側面が平面的な斜面で形成され
たもので、硬貨受入口52aとなる開口部を有した回転
ドラム52からなる。
【0037】回転ドラム52は、回転支軸54a,54
bを回転中心として回動変位可能となっており、硬貨受
入口52aを、受入シュート56に対向する上方の硬貨
受入れ位置P1 、右下の金種別スタッカ28a〜28f
に対向する第1の硬貨放出位置P2 ,及び左下の返却横
コンベヤ38に対向する第2の硬貨放出位置P3 に選択
的に対向させることができるようになっている。
【0038】そして、硬貨受入口52aを硬貨受入れ位
置P1 に対向させることにより、搬送路18を搬送され
選別ゲ−ト14a〜14fを介してシュート56…内に
送り込まれた硬貨Cを金種別一時保留部22a〜22f
に受入れ、第1の硬貨放出位置P2 に対向させることに
より、金種別一時保留部22a〜22fに受入れた硬貨
C…を金種別スタッカ28a〜28fに放出し、第2の
硬貨放出位置P3 に対向させることにより、金種別一時
保留部22a〜22fに受入れた受入れた硬貨C…を返
却横コンベヤ38上に放出し得る構成となっている。
【0039】つぎに、図5及び図6を参照して、さらに
詳細に説明する。すなわち、金種別一時保留部22a〜
22fを内部に構成する回転ドラム52の両端面には、
回転支軸54a,54bがそれぞれ突設されており、こ
れら回転支軸54a,54bは、装置内に固定的に設け
られた第1の支持フレーム58(図5参照)及び第2の
支持フレーム60(図6参照)に設けられた軸受(図示
しない)により回転自在に支承されている。
【0040】また、回転ドラム52は、回転支軸54a
が突設された一端面方向に設けられた駆動手段としての
駆動機構62により、硬貨受入口52aを硬貨受入れ位
置P1 、第1の硬貨放出位置P2 、あるいは第2の硬貨
放出位置P3 に対向させるべく回動変位させられる構成
となっている。
【0041】駆動機構62は、図5に詳図するように、
駆動源であるモータ64と、このモータ64の駆動軸6
4aに取付けられた後述する駆動力制限機構66を介し
て駆動される駆動ギヤ68と、回転ドラム52の一端面
に固定的かつ回転支軸54aに回転中心を合わせた状態
に設けられ前記駆動ギヤ68と噛合する従動ギヤ70と
を有した構成となっている。そして、モータ64の正回
転及び逆回転させることで、回転ドラム52を図4及び
図6の状態において、時計方向及び反時計方向に選択的
に回動させる事ができるようになっている。
【0042】また、駆動力制限機構66は、モータ64
の駆動軸64aに固定されたホルダ72を有し、このホ
ルダ72に対して駆動ギヤ68が回転自在に取付けられ
ている。駆動ギヤ68には、図6に示すように、駆動軸
64aを中心とする円周上に互いに所定のピッチで複数
の被係合部である係合孔74…が形成された状態となっ
ている。
【0043】一方、ホルダ72には、これら係合孔74
…に対応した位置にボールプランジャ76…が配設され
ている。ボールプランジャ76は、ボール78と、ボー
ル78を駆動ギヤ68に押圧する付勢部材であるスプリ
ング80からなり、ボール78の一部分が係合孔74に
係合するようになっている。
【0044】そして、ボール78…と係合孔74…との
係合により駆動力を駆動ギヤ68に伝達するようになっ
ている。また、駆動ギヤ68に一定以上の負荷が加わっ
た場合、ボール78…と係合孔74…との係合が解除さ
れて、ボールプランジャ76…が配設されているホルダ
72が空回転し、駆動力が絶たれるようになっている。
【0045】また、このように構成された駆動力制限機
構66は伝達駆動力調整手段としての伝達駆動力調整ネ
ジ82を備えており、駆動ギヤ68への伝達駆動力の制
限範囲を調整する事ができるようになっている。すなわ
ち、伝達駆動力調整ネジ82はスプリング80の他端を
受けるスプリング受部材を兼ねており、ホルダ72に形
成されたネジ孔に螺合した状態となっている。そして、
この伝達駆動力調整ネジ82を締め込んだり緩めたりす
ることにより、ボール78を押圧するスプリング80の
押圧力を強くしたり、弱くし、伝達駆動力の制限範囲を
調整するようになっている。
【0046】一方、図6に示すように、回転支軸54b
には、レバー84が突設されており、このレバー84
が、回転式硬貨収容部材50を構成する回転ドラム52
の硬貨受入口52aが前記第1の硬貨放出位置P2 及び
第2の硬貨放出位置P3 に対向した位置で、後述する収
納側ストッパピン86及び返却側ストッパピン88に当
接することにより前記回転ドラム52の動きが阻止され
るようになっている。
【0047】これにより、ボールプランジャ76…のボ
ール78…と駆動ギヤ68に形成された係合孔74…と
の係合が解除され、ホルダ72が固定されたモータ64
の駆動軸64aが空回転する。そして、回転ドラム52
の硬貨受入口52aが前記第1の硬貨放出位置P2 及び
第2の硬貨放出位置P3 に対向した位置で駆動機構62
から一定以上の駆動力が伝わらないように駆動力を切る
ようになっている。
【0048】第2の支持フレーム60には、支軸90,
92が突設されていて、これら支軸90,92を介して
第1の押戻し部材としての収納側押戻しレバー94と、
第2の押戻し部材としての返却側押戻しレバー96とが
回動可能に取付けられている。そして、これら収納側押
戻しレバー94及び返却側押戻しレバー96の一端部に
は、前記収納側ストッパピン86及び返却側ストッパピ
ン88が取付けられた状態となっている。
【0049】また、これら収納側押戻しレバー94の他
端と返却側押戻しレバー96の他端は、押戻し力調整手
段としての引張りスプリング98により連結されてお
り、収納側押戻しレバー94及び返却側押戻しレバー9
6の他端側が第2の支持フレーム60に突設されたスト
ッパピン100に当接するように付勢された状態となっ
ている。
【0050】そして、回転式硬貨収容部材50を構成す
る回転ドラム52の硬貨受入口52aが前記第1の硬貨
放出位置P2 あるいは第2の硬貨放出位置P3 に対向す
ると、回転支軸54bに突設されたレバー84が収納側
ストッパピン86あるいは返却側ストッパピン88に当
接することにより、引張りスプリング98の付勢力に抗
して収納側押戻しレバー94あるいは返却側押戻しレバ
ー96が回動変位するようになっている。なお、図6に
示す106,108は、引張りスプリング98の付勢力
に抗する収納側押戻しレバー94あるいは返却側押戻し
レバー96の回動変位量を規制する偏心ローラからなる
ストッパである。
【0051】一方、この収納側押戻しレバー94あるい
は返却側押戻しレバー96が回動変位した状態となる
と、駆動ギヤ68に一定以上の負荷が加わった状態とな
り、前記駆動力制限機構66のボール78…と係合孔7
4…との係合が解除された状態となる。これにより、引
張りスプリング98の復元力により、収納側押戻しレバ
ー94あるいは返却側押戻しレバー96がレバー84を
押戻す方向に回動変位する。そして、回転式硬貨収容部
材50を構成する回転ドラム52が少し押戻された状態
となる。
【0052】このように、この実施例では、駆動力制限
機構66による駆動力の遮断時に回転ドラム52を回転
方向とは逆の方向に押し戻す押戻し機構102,104
を備えた構成となっている。
【0053】また、上記のように回転ドラム52が少し
押戻された状態となると、駆動ギヤ68の負荷が軽減し
た状態となり、前記駆動力制限機構66のボール78…
と係合孔74…とが対向した位置に来ると再び係合した
状態となり、回転ドラム52の回動が開始される。そし
て、この動作の繰り返しにより、回転ドラム52が振動
した状態となるようになっている。
【0054】このような構成からなる振動付与手段11
0の動作は、前記硬貨受入口52aが硬貨受入れ位置P
1 、第1の硬貨放出位置P2 、第2の硬貨放出位置P3
に対向した状態にあるかを検出する後述する位置検出手
段112の信号に基づいて行われるようになっている。
【0055】位置検出手段112は、図6に示すよう
に、回転支軸54bに取付けられた位置センサシャッタ
114と、この位置センサシャッタ114の移動路に配
設された第1のセンサ116、第2のセンサ118、及
び第3のセンサ120で構成されている。
【0056】図7に示すように、第1のセンサ116、
第2のセンサ118、及び第3のセンサ120は、制御
手段としての制御部122に接続されている。この制御
部122にはタイマ124、及び、前記駆動機構62の
駆動源であるモータ64を駆動するモータドライバ12
6が接続された状態となっている。
【0057】つぎに、図8ないし図12を加えて、金種
別一時保留部22a〜22fの硬貨受入れから硬貨放出
までの動作について説明する。図6及び図8は、硬貨受
入れ状態を示し、回転式硬貨収容部材50としての回転
ドラム52の硬貨受入口52aは、上方の硬貨受入れ位
置P1 に対向した状態にある。
【0058】この状態で、受入シュート56…に導かれ
た硬貨C…を回転ドラム52内の金種別一時保留部22
a〜22fに受入れることになる。この時、位置検出手
段112の第1のセンサ116が「暗」、第2のセンサ
118及び第3のセンサ120が「明」の状態にあり、
硬貨受入れ位置P1 に対向している事が検出されるよう
になっている。また、回転支軸54bに突設されたレバ
ー84が、収納側ストッパピン86及び返却側ストッパ
ピン88のいずれからも離れた位置にある。
【0059】つぎに、回転ドラム52内に受入れた硬貨
C…を金種別スタッカ28a〜28fに放出すべく、硬
貨放出信号が制御部122に入力された場合について説
明する。
【0060】制御部122は、この硬貨放出信号により
モータドライバ126(図7参照)を作動させ、駆動機
構62のモータ64の駆動軸64aを図9及び図10の
状態において、反時計方向(破線矢印方向)に回転駆動
させる。
【0061】これにより、駆動ギヤ68が同じ反時計方
向に回転し、これと噛合した従動ギヤ70が時計方向に
回動し始める。これに伴い、従動ギヤ70と一体の回転
ドラム52が回転支軸54a,54bを回動中心として
時計方向に回動を開始する。
【0062】そして、硬貨受入口52aが、右下の第1
の硬貨放出位置P2 に対向した位置になると、回転ドラ
ム52内の金種別一時保留部22a〜22fに受入れた
硬貨C…が金種別スタッカ28a〜28fに放出され
る。
【0063】この時、位置検出手段112の第1のセン
サ116が「明」、第2のセンサ118が「暗」、第3
のセンサ120が「明」の状態にあり、第1の硬貨放出
位置P2 に対向している事が検出され、この検知後、タ
イマ124にて設定された振動付与時間が経過するま
で、駆動機構62のモータ64が駆動を続けるように制
御される。
【0064】一方、硬貨受入口52aが、右下の第1の
硬貨放出位置P2 に対向した位置になると、回転支軸5
4bに突設されたレバー84が、収納側ストッパピン8
6に当接した状態となり、引張りスプリング98の付勢
力に抗して収納側押戻しレバー94が図10の二点鎖線
で示すように支軸90を回動中心として反時計方向に回
動変位した状態となる。
【0065】この収納側押戻しレバー94が回動変位し
た状態となると、駆動ギヤ68に一定以上の負荷が加わ
った状態となり、駆動力制限機構66のボール78…と
係合孔74…との係合が解除された状態となる。これに
より、引張りスプリング98の復元力により、収納側押
戻しレバー94が図10の実線で示す位置まで戻り、レ
バー84が反時計方向に押戻されて、回転式硬貨収容部
材50を構成する回転ドラム52が反時計方向に回動変
位する。
【0066】また、上記のように回転ドラム52が少し
押戻された状態となると、駆動ギヤ68の負荷が軽減し
た状態となり、前記駆動力制限機構66のボール78…
と係合孔74…とが対向した位置に来ると再び係合した
状態となり、回転ドラム52の回動が開始される。そし
て、この動作の繰り返しにより、回転ドラム52が図1
0の実線と二点鎖線で示す位置との間で振動し、自然落
下だけでは回転ドラム52に残留するような硬貨C…を
も確実に放出させることが可能となる。
【0067】そして、タイマ124により設定された所
定時間が経過すると駆動機構62のモータ64が停止
し、放出動作を完了する。この後、駆動機構62のモー
タ64の駆動軸64aが前記放出時とは逆の方向(時計
方向)に駆動され、回転ドラム52が反時計方向に回動
変位される。そして、硬貨受入口52aが上方の硬貨受
入れ位置P1 に対向した状態となると位置検出手段11
2からの検出信号により、モータ64が停止し、図6及
び図8に示す硬貨受入れ状態で待機する。
【0068】つぎに、回転ドラム52内に受入れた硬貨
C…を返却横コンベヤ38に放出すべく、硬貨放出信号
が制御部122に入力された場合について説明する。制
御部122は、この硬貨放出信号によりモータドライバ
126(図7参照)を作動させ、駆動機構62のモータ
64の駆動軸64aを図11及び図12の状態におい
て、時計方向(破線矢印方向)に回転駆動させる。
【0069】これにより、駆動ギヤ68が同じ時計方向
に回転し、これと噛合した従動ギヤ70が反時計方向に
回動し始める。これに伴い、従動ギヤ70と一体の回転
ドラム52が回転支軸54a,54bを回動中心として
反時計方向に回動を開始する。
【0070】そして、硬貨受入口52aが、左下の第2
の硬貨放出位置P3 に対向した位置になると、回転ドラ
ム52内の金種別一時保留部22a〜22fに受入れた
硬貨C…が返却横コンベヤ38に放出される。
【0071】この時、位置検出手段112の第1のセン
サ116が「明」、第2のセンサ118が「明」、第3
のセンサ120が「暗」の状態にあり、第2の硬貨放出
位置P3 に対向している事が検出され、この検知後、タ
イマ124にて設定された振動付与時間が経過するま
で、駆動機構62のモータ64が駆動を続けるように制
御される。
【0072】一方、硬貨受入口52aが、第2の硬貨放
出位置P3 に対向した位置になると、回転支軸54bに
突設されたレバー84が、返却側ストッパピン88に当
接した状態となり、引張りスプリング98の付勢力に抗
して返却側押戻しレバー96が図12の二点鎖線で示す
ように支軸90を回動中心として時計方向に回動変位し
た状態となる。
【0073】この返却側押戻しレバー96が回動変位し
た状態となると、駆動ギヤ68に一定以上の負荷が加わ
った状態となり、駆動力制限機構66のボール78…と
係合孔74…との係合が解除された状態となる。これに
より、引張りスプリング98の復元力により、返却側押
戻しレバー96が図12の実線で示す位置まで戻り、レ
バー84が時計方向に押戻されて、回転式硬貨収容部材
50を構成する回転ドラム52が時計方向に回動変位す
る。
【0074】また、上記のように回転ドラム52が少し
押戻された状態となると、駆動ギヤ68の負荷が軽減し
た状態となり、前記駆動力制限機構66のボール78…
と係合孔74…とが対向した位置に来ると再び係合した
状態となり、回転ドラム52の回動が開始される。そし
て、この動作の繰り返しにより、回転ドラム52が図1
2の実線と二点鎖線で示す位置との間で振動し、自然落
下だけでは回転ドラム52に残留するような硬貨C…を
も確実に放出させることが可能となる。
【0075】そして、タイマ124により設定された所
定時間が経過すると駆動機構62のモータ64が停止
し、放出動作を完了する。この後、駆動機構62のモー
タ64の駆動軸64aが前記放出時とは逆の方向(反時
計方向)に駆動され、回転ドラム52が時計方向に回動
変位される。そして、硬貨受入口52aが上方の硬貨受
入れ位置P1 に対向した状態となると位置検出手段11
2からの検出信号により、モータ64が停止し、図6及
び図8に示す硬貨受入れ状態で待機する。
【0076】このように、本発明にあっては、硬貨放出
時において、回転式硬貨収容部材50を構成する回転ド
ラム52の硬貨受入口52aが、硬貨放出位置P2 ,P
3 に対向した状態にあるとき、振動付与手段110によ
り回転ドラム52を振動させるようにしたから、自然落
下だけでは回転ドラム52に残留するような硬貨C…を
も確実に放出させることが可能となる。これにより、計
数不一致等のエラーを防止でき、係員の負担軽減、顧客
の待時間の解消、装置の稼働効率の向上等を図ることが
可能となるものである。
【0077】また、駆動力制限機構66の伝達駆動力調
整ネジ82によってスプリング80の強さを調整して伝
達駆動力の制限範囲を調整したり、押戻し力調整手段と
しての引張りスプリング98を交換することにより、振
動の周波数を、硬貨C…の状態、及び保有量に応じた状
態に容易に変えることができるものである。
【0078】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
次のような効果を奏する。請求項1記載の硬貨処理装置
によれば、回転式硬貨収容手段の硬貨受入口が、硬貨放
出位置に対向した状態にあるとき、振動付与手段により
回転式硬貨収容手段を振動させることができ、自然落下
だけでは回転式硬貨収容部材に残留するような硬貨をも
確実に放出させることが可能となる。これにより、計数
不一致等のエラーを防止でき、係員の負担軽減、顧客の
待時間の解消、装置の稼働効率の向上等を図ることが可
能となる。
【0079】また、請求項2記載の硬貨処理装置によれ
ば、回転式硬貨収容部材の硬貨受入口が硬貨放出位置に
対向した位置で、回転式硬貨収容部材を回転させるため
の駆動手段から一定以上の駆動力が伝わらないように駆
動力制限機構により断続的に駆動力を切ると共に、この
駆動力制限機構による駆動力の遮断時に回転式硬貨収容
部材を押戻し機構により回転方向とは逆の方向に押し戻
すようにし、かつ、硬貨受入口が硬貨放出位置に対向し
た状態にあると判定されてから所定時間駆動手段の駆動
を継続するように制御することで、前記回転式硬貨収容
部材を振動させるようにしたから、自然落下だけでは回
転式硬貨収容部材に残留するような硬貨をも確実に放出
させることが可能となる。これにより、計数不一致等の
エラーを防止でき、係員の負担軽減、顧客の待時間の解
消、装置の稼働効率の向上等を図ることが可能となる。
【0080】また、駆動力制限機構の働きにより、駆動
源自体には過負荷が加わらないようにできると共に歯車
等の損傷も防止できる。また、請求項3記載の硬貨処理
装置によれば、請求項2記載の効果に加えて、さらに、
駆動力制限機構の伝達駆動力の制限範囲を調整する伝達
駆動力調整手段と、押戻し機構の押戻し力を調整する押
戻し力調整手段とを設けたから、振動の周波数を、硬貨
の状態、及び保有量に応じた状態に容易に変えることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る硬貨処理装置の構成を
概略的に示す縦断側面図。
【図2】同じく硬貨処理装置の入金時の硬貨の流れを示
す説明図。
【図3】同じく硬貨処理装置の出金時の硬貨の流れを示
す説明図。
【図4】同じく、要部である金種別一時保留部及びその
周辺部分の構成を示す縦断側面図。
【図5】同じく、要部である金種別一時保留部を構成す
る回転ドラムの駆動機構を概略的に示す一部断面正面
図。
【図6】同じく、要部である金種別一時保留部を構成す
る回転ドラムの駆動機構及び振動付与手段を概略的に示
す一部断面側面図。
【図7】同じく、振動付与手段の制御系を示すブロック
図。
【図8】同じく、回転ドラムの硬貨受入位置にあるとき
の振動付与手段との位置関係を示す説明図。
【図9】同じく、回転ドラムの第1の硬貨放出位置にあ
るときの一部断面側面図。
【図10】同じく、回転ドラムの第1の硬貨放出位置に
あるときの振動付与手段との位置関係を示す説明図。
【図11】同じく、回転ドラムの第2の硬貨放出位置に
あるときの一部断面側面図。
【図12】同じく、回転ドラムの第2の硬貨放出位置に
あるときの振動付与手段との位置関係を示す説明図。
【符号の説明】
C…硬貨、1…硬貨処理装置(硬貨入出金装置)、22
a〜22f…金種別一時保留部、28a〜28f…金種
別スタッカ、38…返却横コンベヤ、50…回転式硬貨
収容部材(回転式硬貨収容手段)、52a…硬貨受入
口、52…回転ドラム、54a,54b…回転支軸、5
6…受入シュート、58…第1の支持フレーム、60…
第2の支持フレーム、62…駆動機構(駆動手段)、6
4…モータ(駆動源)、64a…駆動軸、66…駆動力
制限機構、68…駆動ギヤ、70…従動ギヤ、72…ホ
ルダ、74…係合孔(被係合部)、76…ボールプラン
ジャ、78…ボール(係合部材)、80…スプリング
(付勢部材)、82…伝達駆動力調整ネジ(伝達駆動力
調整手段)、84…レバー、86…収納側ストッパピ
ン、88…返却側ストッパピン、90,92…支軸、9
4…収納側押戻しレバー(第1の押戻し部材)、96…
返却側押戻しレバー(第2の押戻し部材)、98…引張
りスプリング(押戻し力調整手段)、100…ストッパ
ピン、102,104…押し戻す押戻し機構、106,
108…ストッパ、110…振動付与手段、112…位
置検出手段、114…位置センサシャッタ、116…第
1のセンサ、118…第2のセンサ、120…第3のセ
ンサ、122…制御部(制御手段)、124…タイマ、
126…モータドライバ、P1 …硬貨受入れ位置、P2
…第1の硬貨放出位置、P3 …第2の硬貨放出位置。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】硬貨受入口を有し、該硬貨受入口を硬貨を
    受入れる硬貨受入れ位置および受入れた硬貨を放出する
    硬貨放出位置に選択的に対向し得るように回動可能に設
    けられた回転式硬貨収容手段と、 この回転式硬貨収容手段の前記硬貨受入口が前記硬貨受
    入れ位置あるいは硬貨放出位置に対向させるべく回転式
    硬貨収容手段を回動変位させる駆動手段と、 前記回転式硬貨収容手段の前記硬貨受入口が前記硬貨受
    入れ位置あるいは前記硬貨放出位置に対向した状態にあ
    るかを検出する位置検出手段と、 この位置検出手段により前記回転式硬貨収容手段の前記
    硬貨受入口が前記硬貨放出位置に対向した状態にあると
    判定された状態で前記回転式硬貨収容手段に振動を付与
    する振動付与手段と、を具備してなることを特徴とする
    硬貨処理装置。
  2. 【請求項2】硬貨受入口を有し、該硬貨受入口を硬貨を
    受入れる硬貨受入れ位置および受入れた硬貨を放出する
    硬貨放出位置に選択的に対向し得るように回動可能に設
    けられた回転式硬貨収容部材と、 この回転式硬貨収容部材の前記硬貨受入口が前記硬貨受
    入れ位置あるいは硬貨放出位置に対向させるべく回転式
    硬貨収容部材を回動変位させる駆動手段と、 前記回転式硬貨収容部材の前記硬貨受入口が前記硬貨放
    出位置に対向した位置で前記駆動手段から一定以上の駆
    動力が伝わらないように断続的に駆動力を切る駆動力制
    限機構と、 前記回転式硬貨収容部材の前記硬貨受入口が前記硬貨放
    出位置に対向した位置で前記回転式硬貨収容部材の動き
    を阻止し、前記駆動力制限機構による駆動力の遮断時に
    前記回転式硬貨収容部材を回転方向とは逆の方向に押し
    戻す押戻し機構と、 前記回転式硬貨収容部材の前記硬貨受入口が前記硬貨受
    入れ位置あるいは前記硬貨放出位置に対向した状態にあ
    るかを検出する位置検出手段と、 この位置検出手段により前記回転式硬貨収容部材の前記
    硬貨受入口が前記硬貨放出位置に対向した状態にあると
    判定されてから所定時間駆動手段の駆動を継続するよう
    に制御して前記回転式硬貨収容部材を振動させる制御手
    段と、を具備してなることを特徴とする硬貨処理装置。
  3. 【請求項3】硬貨受入口を有し、該硬貨受入口を硬貨を
    受入れる硬貨受入れ位置および受入れた硬貨を放出する
    硬貨放出位置に選択的に対向し得るように回動可能に設
    けられた回転式硬貨収容部材と、 この回転式硬貨収容部材の前記硬貨受入口が前記硬貨受
    入れ位置あるいは硬貨放出位置に対向させるべく回転式
    硬貨収容部材を回動変位させる駆動手段と、 前記回転式硬貨収容部材の前記硬貨受入口が前記硬貨放
    出位置に対向した位置で前記駆動手段から一定以上の駆
    動力が伝わらないように断続的に駆動力を切る駆動力制
    限機構と、 前記回転式硬貨収容部材の前記硬貨受入口が前記硬貨放
    出位置に対向した位置で前記回転式硬貨収容部材の動き
    を阻止し、前記駆動力制限機構による駆動力の遮断時に
    前記回転式硬貨収容部材を回転方向とは逆の方向に押し
    戻す押戻し機構と、 前記回転式硬貨収容部材の前記硬貨受入口が前記硬貨受
    入れ位置あるいは前記硬貨放出位置に対向した状態にあ
    るかを検出する位置検出手段と、 この位置検出手段により前記回転式硬貨収容部材の前記
    硬貨受入口が前記硬貨放出位置に対向した状態にあると
    判定されてから所定時間駆動手段の駆動を継続するよう
    に制御して前記回転式硬貨収容部材を振動させる制御手
    段と、 前記駆動力制限機構の伝達駆動力の制限範囲を調整する
    伝達駆動力調整手段と、 前記押戻し機構の押戻し力を調整する押戻し力調整手段
    と、を具備してなることを特徴とする硬貨処理装置。
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