JP5285534B2 - スクータ型車両の燃料調圧装置 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料の圧力変動を低減するスクータ型車両の燃料調圧装置に関する。
燃料タンクの燃料ポンプユニットから燃料配管を通ってインジェクタに燃料が送られる場合、燃料ポンプユニットで発生した脈動により燃料配管内の燃料の圧力(以下、「燃圧」という)変動が生じるので、脈動による低圧時のインジェクタの噴射量の低下を防ぐ必要がある。そのために別体の機械的なパルセーションダンパを付設することが行われるが、コストを低減するために、加圧された燃料が内部を通過する燃料通路を備え、その燃料通路を通過する燃料の燃圧変動を低減する調圧手段を備えた燃料調圧装置が提案されている。
例えば、特開平2000−213434号公報(特許文献1)に示される燃料調圧装置の調圧手段では、燃料配管(燃料通路)の途中に径方向の外方に突出したダンパ室が設けられて、ダンパ室内に独立気泡を有する発砲ゴムまたはエアチューブ等のエアダンパが収容され、エアダンパにより燃料配管内の燃圧変動が低減されている。あるいは、ダンパ室自体が燃料通路の径方向に弾力的に突出し容積可変な内部空間を形成するように、ダンパ室の側面に蛇腹が形成され、内部空間の容積変化により燃料配管内の燃圧変動が低減されている。
特開平2000−213434号公報
しかし、上記の従来の例でも、燃料配管の径方向に突出するダンパ室が設けられているため、燃料配管のレイアウト等の制約を受ける場合があり、設計の自由度上の障害となるほか、ダンパ室を燃料配管に介装するための部品数、工数増加によるコスト増大が生じる、という問題が依然あった。
一方、燃料配管は、曲げ易く、コスト低減のために、小径の樹脂管の使用が求められるが、その場合、流量を上げようとすると燃圧変動がより強く生じ易いため、何らかの燃料調圧装置無しでは小径化が限定される。
また、燃料配管自体に調圧機能を持たせるものとして、ゴムホースを用いその弾性変形のダンピング性能で燃圧変動を抑制するものがあるが、ゴムホースは径が大きくなり管自体のコストが高いという問題があった。
本発明は、上述した事情を鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、燃料配管のレイアウト等設計上の問題を生ずることなく、燃料配管の小径樹脂管であっても燃圧変動の影響を抑えることができるスクータ型車両の燃料調圧装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、車体フレームに搭載される燃料タンクに内蔵される燃料ポンプユニットで調圧された燃料を、前記車体フレームに揺動可能に支持されるパワーユニット側に取付けられた燃料噴射装置に供給する燃料配管に形成される、スクータ型車両の燃料調圧装置であって、前記燃料配管の一部分区間がその燃料通路方向に伸縮して、前記一部分区間の燃料通路の容積が増減し、前記燃料配管内の圧力変動が抑制されるとともに、前記一部分区間における前記燃料噴射装置側の端部が前記燃料噴射装置のコネクタで支持される一方、前記燃料ポンプユニット側の端部が、前記燃料ポンプユニットに接続されるストレート管に接続され、且つ、前記一部分区間における前記燃料ポンプユニット側の端部と前記ストレート管の接続部が、前記車体フレームまたは前記パワーユニットに取付けられた支持具で支持されたことを特徴とするスクータ型車両の燃料調圧装置である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のスクータ型車両の燃料調圧装置において、前記一部分区間は燃料通路方向に伸縮する蛇腹管で構成されたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のスクータ型車両の燃料調圧装置において、前記蛇腹管の長さは前記燃料ポンプユニットの停止状態において50mm以上であることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、車体フレームに搭載される燃料タンクに内蔵される燃料ポンプユニットで調圧された燃料を、前記車体フレームに揺動可能に支持されるパワーユニット側に取付けられた燃料噴射装置に供給する燃料配管に形成されるスクータ型車両の燃料調圧装置であって、前記燃料配管の一部分区間がその燃料通路方向に直交する方向に伸縮して、前記一部分区間の燃料通路の容積が増減し、前記燃料配管内の圧力変動が抑制されるとともに、前記一部分区間における前記燃料噴射装置側の端部が前記燃料噴射装置のコネクタで支持される一方、前記燃料ポンプユニット側の端部が、前記燃料ポンプユニットに接続されるストレート管に接続され、且つ、前記一部分区間における前記燃料ポンプユニット側の端部と前記ストレート管の接続部が、前記車体フレームまたは前記パワーユニットに取付けられた支持具で支持されたことを特徴とするスクータ型車両の燃料調圧装置である。
請求項に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記一部区間の燃料配管は非円形の断面形状を有することを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、前記非円形の断面形状が楕円形であることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、前記非円形の断面形状が多角形であることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、前記非円形の断面形状が凹凸をなす星形であることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項1ないし請求項8のいずれか一項に記載のスクータ型車両の燃料調圧装置において、前記燃料ポンプユニットと前記燃料噴射装置とが、自動二輪車にその車体前後方向に互いに隔離して配置されたことを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項1ないし請求項9のいずれか一項に記載のスクータ型車両の燃料調圧装置において、前記一部分区間の撓みを拘束しないように緩く支持する緩支持具によって、前記車体フレームまたは前記パワーユニットに支持されたことを特徴とする。
請求項1の発明のスクータ型車両の燃料調圧装置によれば、車体フレームに搭載される燃料タンクに内蔵される燃料ポンプユニットで調圧された燃料を、車体フレームに揺動可能に支持されるパワーユニット側に取付けられた燃料噴射装置に供給する燃料配管に形成される、スクータ型車両の燃料調圧装置において、燃料配管の径方向に突出するダンパ室等が設けられておらず、燃料配管自体の一部分区間が燃料通路方向に伸縮することで、燃料通路の容積が増減し、燃圧変動が抑制される燃料調圧装置なので、燃料配管のレイアウト等の制約が少なく、設計の自由度を増すことができ、燃料調圧装置としての大型化が容易である。特に、細径樹脂ホースは、燃料噴射後の配管内圧が下がり、配管内に大きな脈動が発生しやすいが、燃料配管そのもので脈動(圧力変動)を吸収することができる。
また、燃料調圧装置を形成する燃料配管の一部分区間の出口から燃料噴射装置までの距離が短いので、調圧された燃料が効果的に燃料噴射装置に供給される。
そして、車体フレームに対して上下揺動するパワーユニット側の燃料噴射装置と、車体フレーム側に搭載された燃料ポンプユニットに接続したストレート管との間を、燃料配管の一部分区間が接続するので、当該一部分区間の伸縮による撓みによって燃料配管が支障なく接続され、且つ、一部分区間とストレート管の接続部は支持具で支持されることによって応力集中が避けられる。
請求項2の発明のスクータ型車両の燃料調圧装置によれば、請求項1の発明の効果に加え、燃料配管内の燃圧に脈動が生じ、圧力変動が生じる状態になると、圧力変動に応じて前記一部分区間の蛇腹管が容易に撓んでその燃料通路方向に伸縮し、前記一部分区間の燃料通路の容積が増減することで燃圧変動が抑制される。
また、燃料配管の一部を蛇腹管として燃料調圧装置が形成されるので、機械的なパルセーションダンパを付設したり、燃料配管に別途の燃料調圧装置を介装したりする場合のような部品数、工数が低減して、コストダウンが可能となる。
請求項3の発明のスクータ型車両の燃料調圧装置によれば、請求項2の発明の効果に加え、ゴムホースを用いることなく、燃料配管自体で燃圧変動が抑制されるので、燃料配管として小径の樹脂管の使用が可能となり、燃料配管のコストが低減する。したがって、燃料配管のコストを低減しつつ小型エンジンを用いた小型自動二輪車への燃料調圧装置の適用が容易になる。
請求項4の発明のスクータ型車両の燃料調圧装置によれば、車体フレームに搭載される燃料タンクに内蔵される燃料ポンプユニットで調圧された燃料を、車体フレームに揺動可能に支持されるパワーユニット側に取付けられた燃料噴射装置に供給する燃料配管に形成される、スクータ型車両の燃料調圧装置において、燃料配管の径方向に突出するダンパ室等が設けられておらず、燃料配管自体の少なくとも一部分区間が燃料通路方向に直交する方向に伸縮することで、燃料通路の容積が増減し、燃圧変動が抑制される燃料調圧装置なので、燃料配管のレイアウト等の制約が少なく、設計の自由度を増すことができ、燃料調圧装置としての大型化が容易である。特に、細径樹脂ホースは、燃料噴射後の配管内圧が下がり、配管内に大きな脈動が発生しやすいが、燃料配管そのもので脈動(圧力変動)を吸収することができる。
また、燃料調圧装置を形成する燃料配管の一部分区間の出口から燃料噴射装置までの距離が短いので、調圧された燃料が効果的に燃料噴射装置に供給される。
そして、車体フレームに対して上下揺動するパワーユニット側の燃料噴射装置と、車体フレーム側に搭載された燃料ポンプユニットに接続したストレート管との間を、燃料配管の一部分区間が接続するので、当該一部分区間の燃料通路方向に直交する方向の伸縮による撓みによって燃料配管が支障なく接続され、且つ、一部分区間とストレート管の接続部は支持具で支持されることによって応力集中が避けられる。
請求項5の発明のスクータ型車両の燃料調圧装置によれば、燃料配管内の燃圧に脈動が生じ、圧力変動が生じる状態になると、前記一部分区間の燃料配管が非円形の断面形状を有するので、圧力変動に応じて容易に撓んでその燃料通路方向に直交する方向に伸縮し、請求項4の発明の効果を奏するものとなり、前記一部分区間の燃料通路の容積が増減することで燃圧変動が抑制される。
請求項6から請求項8の発明のスクータ型車両の燃料調圧装置によれば、請求項5の発明の非円形の断面形状の好ましいものが得られ、請求項5の発明の効果を良好に奏するものとなる。
請求項9の発明のスクータ型車両の燃料調圧装置によれば、請求項1ないし請求項8のいずれか一項の発明の効果に加え、自動二輪車において燃料調圧装置を含む燃料配管の配置が容易であり、また、燃料配管が車体前後方向に配向しているので、加減速力の燃料調圧装置への影響が少なく、燃料調圧機能を良好とする
請求項10の発明のスクータ型車両の燃料調圧装置によれば、請求項1ないし請求項9のいずれか一項の発明の効果に加え、燃料配管の一部分区間の中間部が、緩支持具で緩く支持されたので、一部分区間の過剰な揺れを防止できる
本発明の実施形態1に係る燃料調圧装置を適用したスクータ型自動二輪車の側面図である。 車体カバーを省略した状態での図1のA矢視拡大図である。 実施形態1の燃料調圧装置となる燃料配管を取付けた状態を拡大して示す燃料噴射装置の縦断側面図である。 実施形態1の変形例における、車体カバーを省略した状態での図1のA矢視拡大図である。 実施形態1に係る燃料調圧装置の効果を示すグラフである。 実施形態1に係る燃料調圧装置を適用した他の態様の自動二輪車の側面図である。 本発明の実施形態2に係る燃料調圧装置を適用したスクータ型自動二輪車の側面図である。 図7中、燃料タンクから燃料噴射装置までの間の拡大側面図である。 図7中、燃料タンクから燃料噴射装置までの間のA′矢視拡大平面図である。 実施形態2の変形例における、図7中、燃料タンクから燃料噴射装置までの間の拡大側面図である。 実施形態2の変形例における、図7中、燃料タンクから燃料噴射装置までの間のA′矢視拡大平面図である。 本発明の他の実施形態3に係る燃料調圧装置の説明図であり、(a)は側面図、(b)は(a)中B矢視断面図である。 本発明の他の実施形態4に係る燃料調圧装置の説明図であり、(a)は側面図、(b)は(a)中C矢視断面図である。 本発明の他の実施形態5に係る燃料調圧装置の説明図であり、(a)は側面図、(b)は(a)中D矢視断面図である。
図1から図6にもとづき本発明の実施形態1およびその変形例について説明する。
図1、図2に示されるように、スクータ型自動二輪車(本発明における「スクータ型車両」)の車体フレーム10の前端には、フロントフォーク11が旋回可能に設けられて、フロントフォーク11の下部に前輪1が回転可能に軸支され、車体フレーム10の前後方向中間部には、パワーユニット2の前部がエンジンハンガ12を介して上下揺動可能に支承されている。
パワーユニット2は、その前部にシリンダ軸線を前上がりに傾斜させて配置される単気筒のエンジン(内燃機関)3と、エンジン3の出力を無段変速して後輪4に伝達するための無段変速機5とで構成される。後輪4はパワーユニット2の後部に軸支される。車体フレーム10の後端部とパワーユニット2の間にはリヤクッションユニット13が設けられる。
後輪4の左側で無段変速機5の上方には、エアクリーナ20が支持されている。このエアクリーナ20で浄化された空気は、接続管21、スロットルボディ装置22、吸気管23を介してエンジン3に送られる。吸気管23の下流端は、エンジン3の左右方向の略中心位置でシリンダヘッド24に設けられた吸気ポート25に通じるようにシリンダヘッド24に接続されている。吸気管23の上部には吸気ポート25に向けて燃料を噴射する燃料噴射装置26の下部が嵌合されている。
車体フレーム10の前部には燃料タンク27が搭載される。車体フレーム10、パワーユニット2の一部および燃料タンク27は、合成樹脂製の車体カバー14で覆われている。車体カバー14上には、タンデム型のシート15が配置される。
燃料タンク27には、ストレーナ28と、ストレーナ28を介して燃料タンク27内の燃料を吸い上げる燃料ポンプ(本発明における「燃料ポンプユニット」)29とが内蔵されている。この燃料ポンプ29に一端が接続される燃料配管30の他端が、燃料噴射装置26に接続される。すなわち、燃料ポンプ29とエンジン3の燃料噴射装置26とは、自動二輪車にその車体前後方向に互いに離隔して配置され、車体前後方向に配向する燃料配管30で接続されている。
このように燃料ポンプ29がパワーユニット2に取付けられていない構造とすることで、パワーユニット2の小型化およびパワーユニット2の組付け性向上を図ることができるほか、後述のように、燃料配管30に本実施形態の燃料調圧装置40を形成し、燃料ポンプ29からの燃圧の脈動を抑えることができる。
図2に示されるように、本実施形態の燃料配管30は、一端(上流端)が燃料ポンプ29の吐出部29aにコネクタ31を介して接続され、他端(下流端)がコネクタ32を介して燃料噴射装置26に接続される。そして、燃料噴射装置26に近接した側の燃料配管30の一部分区間は略前後方向に延在する蛇腹管30aで構成され、他の区間は略前後方向に延在するストレート管30bとなっている。蛇腹管30aの燃料噴射装置26側端部(下流端)はコネクタ32の支持具32aで支持される一方、燃料ポンプ29側端部(上流端)のストレート管30bとの境目は車体フレーム10に取り付けられた支持具33で支持され、蛇腹管30aとストレート管30bとの境目の応力集中が防止されている。
さらに、蛇腹管30aの中間部を蛇腹管30aの撓みを拘束しないように緩く支持する緩支持具34を介して、左右車体フレーム10にまたがって配置されるクロスメンバ10aで支持し、蛇腹管30aの過剰な揺れを防止することができる。
そのため、燃料配管30内の燃圧に脈動が生じ、圧力変動が生じる状態になると、その圧力変動に応じて上記一部分区間の蛇腹管30aが容易に撓んでその燃料通路方向に伸縮し、上記一部分区間の燃料通路の容積を増減させることで、燃圧変動を抑制することができる。すなわち、燃料配管30の蛇腹管30aで構成された一部分区間が本実施形態の燃料調圧装置40を形成するものとなる。
また、本実施形態のスクータ型自動二輪車は、図1に示すように、パワーユニット2の上部がエンジンハンガ12で上下揺動可能に支承され、エンジンハンガ12のピボット部12aと燃料噴射装置26は、パワーユニット2上部に配置され近接している。
ピボット部12aと燃料噴射装置26側の蛇腹管30aの支持具32aとの距離Mを、リヤクッションユニット13によるパワーユニット2の後部支点13aとピボット部12aとの距離Nより小さくすることで、後輪4の揺動に対するシリンダヘッド24の揺動Xが小さくなり、乗り心地を良好にしながらも、燃料噴射装置26の揺動が小さくなり、その結果、蛇腹管30aの揺動範囲が小さくなり、蛇腹管30aへの応力が抑制され、且つ燃料調圧機能を良好とする。
燃料調圧装置40としての蛇腹管30aは、調圧された燃料を効果的に燃料噴射装置26に供給するために、燃料調圧装置40の出口から燃料噴射装置26までの距離が短くなるように燃料噴射装置26に近い側に配置されることが好ましい。本実施形態では、図3に示されるように、燃料噴射装置26に燃料配管30を接続するためのコネクタ32に長さLの蛇腹管30aが燃料調圧装置40として直接接続するものとしている。
なお、蛇腹管30aで構成する上記一部分区間は、一続きの一区間のみに限定されることはなく、必要に応じて複数個所分散して設けてもよい。また、上記一部分区間を燃料配管30の全長とする、すなわち燃料配管30の全区間を蛇腹管30aで構成するようにしてもよい。
図4に、実施形態1の変形例を示す。本変形例においても、蛇腹管30aは上記と同様に、燃料噴射装置26側端部(下流端)はコネクタ32の支持具32aで支持され、燃料ポンプ29側端部(上流端)のストレート管30bとの境目は車体フレーム10に取り付けられた支持具33で支持され、蛇腹管30aとストレート管30bとの境目の応力集中が防止されている。
一方、本変形例では、蛇腹管30aの途中に中間ストレート管部30b′を設け、その両端の蛇腹管30aとの境目を支持具35を介して、クロスメンバ10aで支持している。
したがって、蛇腹管30aを比較的長く設けても、蛇腹管30aの過剰な揺れを防止することができる。図4に図示のものは支持具35内の範囲に中間ストレート管部30b′を設けているが、比較的長く中間ストレート管部30b′を設けて、その両端の蛇腹管30aとの境目をそれぞれ別個の支持具で支持してもよい。
図5は、本実施形態に係る燃料調圧装置の効果の試験結果を示すグラフであり、燃料噴射装置に、内径2.5mmのストレートな樹脂管のみで接続した場合の燃圧変動に比べて、長さL=50mmの蛇腹管を加えた場合は燃圧変動が大幅に縮小し、また、長さL=200mmの蛇腹管を加えた場合は、その燃圧変動がさらに縮小することが判明した。なお、蛇腹管の長さLは燃料ポンプ29の停止状態の値である。
樹脂管の材質は外側が熱可塑性フッ素樹脂(ETFT)、内側がナイロン12(PA12)である。蛇腹管も樹脂製で、材質は同上である。樹脂チューブを外型にセットし、内圧をかけて、所望の形に成型する。
試験において得られた燃料流量は、排気量50〜125ccクラスの小型エンジンにおいて求められる燃料流量を十分満たすものであった。したがって、燃料配管30の一部分区間として少なくとも長さL=50mmの蛇腹管30aを加え、燃料調圧装置40とすることによって、内径2.5mmというような小径樹脂管を同クラスの小型二輪自動車用の燃料配管30として採用できるようになる。
なお、蛇腹管は長いものがより好ましく燃圧変動を改善することから、燃料ポンプ29の吐出部29aに接続するコネクタ31から燃料噴射装置26に接続するコネクタ32までの燃料配管30の全長を蛇腹管30aとしてもよい。
この燃料調圧装置40によれば、上記従来例で説明した燃料調圧装置のように燃料配管の径方向に突出するダンパ室を設けておらず、燃料配管30自体の少なくとも一部分区間を蛇腹管30aとして、その燃料通路方向の伸縮によって圧力変動を抑制するものなので、燃料配管30のレイアウト等の制約が少なく自動二輪車の設計の自由度を増すことができる。また、燃料配管30における蛇腹管30aの長さLは必要に応じて十分取ることができ、燃料配管30の全長を蛇腹管30aとすることもできるので、燃料調圧装置40としての大型化が容易である。
また、機械的なパルセーションダンパを付設したり、上記従来例のように燃料配管に別途の燃料調圧装置を介装したりするものではないので、部品数、工数が低減し、コストダウンが可能となる。
そして、ゴムホースを用いることなく、樹脂製のストレート管30bに、樹脂製の蛇腹管30aを燃料調圧装置40として組み合わせて燃料配管30を構成し、一定以上の長さLの蛇腹管30aを適用することによって、燃料配管30自体で燃圧の変動を抑制できるので、小径、たとえば内径2.5mmの樹脂管の使用が可能となり、燃料配管30のコストを低減することができる。したがって、燃料配管60のコストを低減しつつ、50〜125ccクラスの小型エンジンを用いた小型自動二輪車への燃料調圧装置の適用が容易になる。
本実施形態の燃料調圧装置40を用いた図1、図2に示すスクータ型自動二輪車では、燃料ポンプ29と燃料噴射装置26が車体前後方向に隔離して配置されているので、燃料調圧装置40を含む燃料配管30の配置が容易である。また、燃料配管30が車体前後方向に配向して両端が固定されているので、車両の加減速力が蛇腹管30aの伸縮を起こし難く燃料調圧装置40への影響が少なく、燃料調圧機能を良好とする。
なお、本実施形態の燃料調圧装置40を用いる自動二輪車としては、図1、図2に示すタイプのものに限らず、種々の鞍乗り型の自動二輪車やスクータ型自動二輪車等に適用が可能であり、例えば、図6に示すタイプの自動二輪車にも好ましく適用できる。
図6に示す自動二輪車においては、燃料タンク127が車体後方でシート115の下部に配置され、単気筒のエンジン103が車体ほぼ中央でメーンフレーム110の下部に配置されている。したがって、燃料配管30は、燃料タンク127の燃料ポンプ(本発明における「燃料ポンプユニット」)129から車体前方に向けて配設されてエンジン103の燃料噴射装置126に接続している。燃料調圧装置40は、燃料噴射装置126に接続するコネクタ32に直接接続する部分の燃料配管30を一定以上の長さLだけ蛇腹管30aとして構成されている。
図6に示す態様の自動二輪車においては、図1、2に示す態様の自動二輪車の場合と比べて、燃料配管30が接続する燃料ポンプ129と燃料噴射装置126の位置関係が前後反対となっているが、燃料調圧装置40としての作用効果は、図1、2に示す態様の自動二輪車の場合と同様に奏することができるものである。
図7から図11に基づき本発明の実施形態2およびその変形例について説明する。
図7に示されるように、本実施形態のスクータ型自動二輪車の車体フレーム210の前端には、フロントフォーク211が旋回可能に設けられて、フロントフォーク211の下部に前輪201が回転可能に軸支されている。車体フレーム210は前端から下方に延びて乗員のフットスペースを形成した後、前後方向中間部から斜め上方に延設され、略水平に屈曲して後端部に至る。車体フレーム210の中間部には、パワーユニット202の前方下部がピボット部212aを介して上下揺動可能に支承されている。
パワーユニット202は、その前部にシリンダ軸線を前上がりに傾斜させて配置される単気筒のエンジン(内燃機関)203と、エンジン203の出力を無段変速して後輪204に伝達するための無段変速機205とで構成される。後輪204はパワーユニット202の後部に軸支される。上方に延設された車体フレーム210後部とパワーユニット202との間にはリヤクッションユニット213が設けられる。
後輪204の左側で無段変速機205の上方には、エアクリーナ220が支持されている。このエアクリーナ220で浄化された空気は、接続管221、スロットルボディ装置222、吸気管223を介してエンジン203に送られる。吸気管223の下流端は、エンジン203の左右方向の略中心位置でシリンダヘッド224に設けられた吸気ポート225に通じるようにシリンダヘッド224に接続されている。吸気管223の上部には吸気ポート225に向けて燃料を噴射する燃料噴射装置226の下部が嵌合されている。
車体フレーム210の後方上部には燃料タンク227が搭載される。車体フレーム210、パワーユニット202の一部および燃料タンク227は、合成樹脂製の車体カバー214で覆われている。車体カバー214上には、シート215が配置される。
図8、図9に示されるように、燃料タンク227には、ストレーナ228と、ストレーナ228を介して燃料タンク227内の燃料を吸い上げる燃料ポンプ(本発明における「燃料ポンプユニット」)229とが内蔵されている。この燃料ポンプ229に一端が接続される燃料配管230の他端が、燃料噴射装置226に接続される。すなわち、燃料ポンプ229とエンジン203の燃料噴射装置226とは、自動二輪車にその車体前後方向に互いに離隔して配置され、車体前後方向に配向する燃料配管230で接続されている。
本実施形態の燃料配管230は、ストレート管230bの一端(上流端)が、車体後部上方の燃料ポンプ229の吐出部229aにコネクタ231を介して接続され、一旦、支持具236によって車体フレーム210に取り付けられたのち、車体前方に伸ばされ、他端(下流側)が蛇腹管230aと接続する。ストレート管230bと蛇腹管230aとの境目は、パワーユニット202に取り付けられた支持具233で支持される。すなわち、燃料噴射装置226に近接した側の燃料配管230の一部分区間は蛇腹管230aで構成され、他の区間はストレート管230bとなっている。ストレート管230bは車体フレーム210側の支持具236とパワーユニット202側の支持具233の間に撓んだ形で掛け渡されており、弾性変形可能な樹脂製ホースなので、パワーユニット202の揺動を十分に許容できるものとなっている。
蛇腹管230aの燃料噴射装置226側端部(下流端)はコネクタ232の支持具232aで支持される一方、燃料ポンプ229側端部(上流端)のストレート管230bとの境目は、支持具233で支持されるので、蛇腹管230aとストレート管230bとの境目の応力集中が防止されている。蛇腹管230aは、支持具233から下流方向(燃料噴射装置226方向)へ、燃料噴射装置226の左側を車体前方に回り込んで迂回し、車体右側から燃料噴射装置226のコネクタ232に支持具232aを介して支持され、接続している。そのため、蛇腹管230aの長さを長く設定できる。
また、シリンダヘッド224の上部吸気側(又はシリンダヘッドカバー)に固定された緩支持具234で、蛇腹管230aの中間部を蛇腹管230aの撓みを拘束しないように緩く支持することで、蛇腹管230aが高温になることを防止するとともに、蛇腹管230aの過剰な揺れを防止することができる。
そのため、燃料配管230内の燃圧に脈動が生じ、圧力変動が生じる状態になると、その圧力変動に応じて上記一部分区間の蛇腹管230aが容易に撓んでその燃料通路方向に伸縮し、上記一部分区間の燃料通路の容積を増減させることで、燃圧変動を抑制することができる。すなわち、燃料配管230の蛇腹管230aで構成された一部分区間が本実施形態の燃料調圧装置240を形成するものとなる。
また、本実施形態のスクータ型自動二輪車は、図7に示すように、実施形態1と異なり、パワーユニット202の下部がピボット部212aで上下揺動可能に支持されているが、ピボット部212aと燃料噴射装置226側の蛇腹管230aの支持具232aとの距離Mは、リヤクッションユニット213によるパワーユニット202の後部支点213aとピボット部212aとの距離Nより小さくしており、後輪204の揺動に対するシリンダヘッド224の揺動Xが小さくなり、乗り心地が良好になるほか、燃料噴射装置226の揺動が小さくなり、その結果、蛇腹管230aの揺動範囲が小さくなって、燃料調圧機能が良好になる。
加えて、蛇腹管230aが、パワーユニット202とシリンダヘッド224で支持されパワーユニット202とともに揺動するため、蛇腹管230aの伸び縮みが防がれ燃圧の変動が防止される。
燃料調圧装置240としての蛇腹管230aは、調圧された燃料を効果的に燃料噴射装置226に供給するために、燃料調圧装置240の出口から燃料噴射装置226までの距離が短くなるように燃料噴射装置226に近い側に配置されることが好ましい。本実施形態においても、図8、図9に示されるように、燃料噴射装置226に燃料配管230を接続するためのコネクタ232に蛇腹管230aが燃料調圧装置240として直接接続するものとしている。
なお、蛇腹管は長いものがより好ましく燃圧変動を改善することから、燃料ポンプ229の吐出部229aに接続するコネクタ231から燃料噴射装置226に接続するコネクタ232までの燃料配管230の全長を蛇腹管230aとしてもよい。
図10、図11に、実施形態2の変形例を示す。本変形例においては、燃料配管230のストレート管230bを燃料ポンプ229から途中まで、支持具236で一旦車体フレーム210に固定するとともに、左側の車体フレーム210に沿って燃料噴射装置226に向けて延設し、車体フレーム210に取り付けた支持具235の位置に蛇腹管230aとの境目を設定し、蛇腹管230aとの境目ともども支持具235を介して、車体フレーム210に固定している。
そして、蛇腹管230aを、支持具235から燃料噴射装置226の左側に伸ばし、燃料噴射装置226のコネクタ232に支持具232aを介して接続し、支持している。
したがって、ストレート管230bと蛇腹管230aとの境目に応力集中が発生することが防止され、蛇腹管230aの支持構造が簡易になったほか、蛇腹管230aがシリンダヘッド224で支持されパワーユニット202とともに揺動するが、前述のようにシリンダヘッド224の揺動は抑制されているので、蛇腹管230aの伸び縮みが防がれ燃圧の変動が防止される。
実施形態2およびその上記変形例の燃料調圧装置240は、以上のほかは、前述の実施形態1について説明した燃料調圧装置40と同様である。
本発明のスクータ型車両の燃料調圧装置の他の実施形態3〜5について、以下、図12から図14に基づき説明する。
他の実施形態3の燃料調圧装置41は、図12に示すように、燃料配管30の一部区間を、実施形態1、2の蛇腹管30a、230aとすることに代えて、非円形の断面形状を有するものとしたものであり、具体的には楕円形断面41aを有する楕円形断面管30cとしている。
そのため、燃料配管30内の燃圧に脈動が生じ、圧力変動が生じる状態になると、その圧力変動に応じて上記一部分区間の楕円形断面管30cが容易に撓んでその燃料通路方向に直交する方向(図12中c)に伸縮し、上記一部分区間の燃料通路の容積を増減させることで、燃圧変動を抑制することができる。すなわち、燃料配管30の楕円形断面管30cで構成された一部分区間が本実施形態の燃料調圧装置41を形成するものとなる。
他の実施形態4の燃料調圧装置42は、図13に示すように、燃料配管30の一部区間を、実施形態1、2の蛇腹管30a、230aとすることに代えて、非円形の断面形状を有するものとしたものであり、具体的には多角形断面(図13では3角形)42aを有する多角形断面管30dとしている。
そのため、燃料配管30内の燃圧に脈動が生じ、圧力変動が生じる状態になると、実施形態3と同様に、その圧力変動に応じて上記一部分区間の多角形断面管30dが容易に撓んでその燃料通路方向に直交する方向(図13中d)に伸縮し、上記一部分区間の燃料通路の容積を増減させることで、燃圧変動を抑制することができる。すなわち、燃料配管30の多角形断面管30dで構成された一部分区間が本実施形態の燃料調圧装置42を形成するものとなる。
他の実施形態5の燃料調圧装置43は、図14に示すように、燃料配管30の一部区間を、実施形態1、2の蛇腹管30a、230aとすることに代えて、非円形の断面形状を有するものとしたものであり、具体的には凹凸をなす星形断面43aを有する星形断面管30eとしている。
そのため、燃料配管30内の燃圧に脈動が生じ、圧力変動が生じる状態になると、実施形態3と同様に、その圧力変動に応じて上記一部分区間の星形断面管30eが容易に撓んでその燃料通路方向に直交する方向(図14中e)に伸縮し、上記一部分区間の燃料通路の容積を増減させることで、燃圧変動を抑制することができる。すなわち、燃料配管30の凹凸をなす星形断面管30eで構成された一部分区間が本実施形態の燃料調圧装置43を形成するものとなる。
なお、非円形の断面形状を有する管としては、以上の他にブルドン管等も用いることができる。
以上説明した他の実施形態3〜5の燃料調圧装置41、42、43においても、実施形態1、2で説明した燃料調圧装置40、240と同様の材質で製作でき、同様にスクータ型車両へ適用して、同様の効果を奏することができる。また、燃料調圧装置41、42、43が、燃料噴射装置26に近接した側に設けられる方が好ましいこと、燃料ポンプ29と燃料噴射装置26とが、スクータ型車両にその車体前後方向に互いに隔離して配置されたものにおいて効果的であること、等も同様である。
1…前輪、2…パワーユニット、3…エンジン、4…後輪、5…無段変速機、
10…車体フレーム、10a…クロスメンバ、11…フロントフォーク、12…エンジンハンガ、ピボット部12a、13…リヤクッションユニット、13a…後部支点、14…車体カバー、15…シート、
20…エアクリーナ、21…接続管、22…スロットルボディ装置、23…吸気管、24…シリンダヘッド、25…吸気ポート、26…燃料噴射装置、27…燃料タンク、28…ストレーナ、29…燃料ポンプ(燃料ポンプユニット)、29a…吐出部、30…燃料配管、30a…蛇腹管、30b…ストレート管、中間ストレート管部30b′、30c…楕円形断面管、30d…多角形断面管、30e…星形断面管、31、32…コネクタ、33…支持具、34…緩支持具、35…支持具、
40、41、42、43…燃料調圧装置、41a…楕円形断面、42a…多角形断面、43a…星形断面、
103…エンジン、110…メーンフレーム、126…燃料噴射装置、127…燃料タンク、129…燃料ポンプ(燃料ポンプユニット)、115…シート、
201…前輪、202…パワーユニット、203…エンジン、204…後輪、205…無段変速機、
210…車体フレーム、211…フロントフォーク、ピボット部212a、213…リヤクッションユニット、213a…後部支点、214…車体カバー、215…シート、
220…エアクリーナ、221…接続管、222…スロットルボディ装置、223…吸気管、224…シリンダヘッド、225…吸気ポート、226…燃料噴射装置、227…燃料タンク、228…ストレーナ、229…燃料ポンプ(燃料ポンプユニット)、229a…吐出部、230…燃料配管、230a…蛇腹管、230b…ストレート管、231、232…コネクタ、233…支持具、234…緩支持具、235…支持具、236…支持具、240…燃料調圧装置

Claims (10)

  1. 車体フレームに搭載される燃料タンクに内蔵される燃料ポンプユニットで調圧された燃料を、前記車体フレームに揺動可能に支持されるパワーユニット側に取付けられた燃料噴射装置に供給する燃料配管に形成される、スクータ型車両の燃料調圧装置であって、
    前記燃料配管の一部分区間がその燃料通路方向に伸縮して、前記一部分区間の燃料通路の容積が増減し、前記燃料配管内の圧力変動が抑制されるとともに、
    前記一部分区間における前記燃料噴射装置側の端部が前記燃料噴射装置のコネクタで支持される一方、前記燃料ポンプユニット側の端部が、前記燃料ポンプユニットに接続されるストレート管に接続され、
    且つ、前記一部分区間における前記燃料ポンプユニット側の端部と前記ストレート管の接続部が、前記車体フレームまたは前記パワーユニットに取付けられた支持具で支持されたことを特徴とするスクータ型車両の燃料調圧装置。
  2. 前記一部分区間は燃料通路方向に伸縮する蛇腹管で構成されたことを特徴とする請求項1記載のスクータ型車両の燃料調圧装置。
  3. 前記蛇腹管の長さは前記燃料ポンプユニットの停止状態において50mm以上であることを特徴とする請求項2記載のスクータ型車両の燃料調圧装置。
  4. 車体フレームに搭載される燃料タンクに内蔵される燃料ポンプユニットで調圧された燃料を、前記車体フレームに揺動可能に支持されるパワーユニット側に取付けられた燃料噴射装置に供給する燃料配管に形成されるスクータ型車両の燃料調圧装置であって、
    前記燃料配管の一部分区間がその燃料通路方向に直交する方向に伸縮して、前記一部分区間の燃料通路の容積が増減し、前記燃料配管内の圧力変動が抑制されるとともに、
    前記一部分区間における前記燃料噴射装置側の端部が前記燃料噴射装置のコネクタで支持される一方、前記燃料ポンプユニット側の端部が、前記燃料ポンプユニットに接続されるストレート管に接続され、
    且つ、前記一部分区間における前記燃料ポンプユニット側の端部と前記ストレート管の接続部が、前記車体フレームまたは前記パワーユニットに取付けられた支持具で支持されたことを特徴とするスクータ型車両の燃料調圧装置。
  5. 前記一部区間の燃料配管は非円形の断面形状を有することを特徴とする請求項4記載のスクータ型車両の燃料調圧装置。
  6. 前記非円形の断面形状が楕円形であることを特徴とする請求項5記載のスクータ型車両の燃料調圧装置。
  7. 前記非円形の断面形状が多角形であることを特徴とする請求項5記載のスクータ型車両の燃料調圧装置。
  8. 前記非円形の断面形状が凹凸をなす星形であることを特徴とする請求項5記載のスクータ型車両の燃料調圧装置。
  9. 前記燃料ポンプユニットと前記燃料噴射装置とが、自動二輪車にその車体前後方向に互いに隔離して配置されたことを特徴とする請求項1ないし請求項8いずれか一項に記載のスクータ型車両の燃料調圧装置。
  10. 前記一部分区間の中間部が、当該一部分空間の撓みを拘束しないように緩く支持する緩支持具によって、前記車体フレームまたは前記パワーユニットに支持されたことを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれか一項に記載のスクータ型車両の燃料調圧装置。
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