JP2009067064A - スクータ型車両 - Google Patents

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典雄 滝
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Abstract

【課題】配設空間を小さくすることができる燃料供給管の配設構造の提供
【解決手段】スクータ型車両100の燃料供給管104は、パワーユニット102側の接続部102aよりも前又は後にずれた位置で車体フレームに固定された固定部151備えている。この燃料供給管104は、固定部151とパワーユニット102側の接続部102aとの間に、固定部151から車体の前後方向に延在した第1延在部152と、第1延在部152に連続して屈曲した屈曲部154と、屈曲部154に連続して車体の幅方向に延在した第2延在部153とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、スクータ型車両に関するものである。
スクータ型車両の多くは、エンジンと変速ユニットを一体化したパワーユニット、および、後輪を、車体フレームに揺動可能に連結し、クッションユニットで支持した構造を備えている。斯かる構造により、パワーユニットおよび後輪は、走行中に路面の凹凸などの状況に応じて、車体フレームに対して上下または前後方向に揺動する。このようなスクータ型車両は、車体フレームに燃料タンクを備えており、燃料タンクから、上記のように揺動するエンジンに燃料供給管を配設している。
特開2006−130975号公報
上述したようなスクータ型車両は、走行時にパワーユニットおよび後輪が車体フレームに対して上下および前後に揺動する。この際、燃料タンクからエンジンに配設された燃料供給管は、パワーユニットの動きに応じて上下または前後に動く。斯かるスクータ型車両においては、フューエルインジェクションが採用されつつある。フューエルインジェクションを採用した場合には、燃料供給管を流通する燃料にポンプで圧力を掛けるため、燃料供給管は所要の剛性を備えた配管が用いられる。剛性が高い燃料供給管は、パワーユニットの動きに対して局部的に変形するのではなく、全体として大きく振れ動き易い。このため、かかる剛性が高い燃料供給管を配管する場合には、燃料供給管を配設する空間として、剛性が低い燃料供給管を配管する場合に比べて大きな領域を設ける必要がある。
本発明のスクータ型車両は、車体フレームと、車体フレームに揺動可能に連結され、車体フレームとの間に架設されたクッションユニットにより支持されたパワーユニットと、車体フレームに取り付けられた燃料タンクと、燃料タンクとパワーユニット側の接続部との間に配設された燃料供給管とを備えている。燃料供給管は、パワーユニット側の接続部よりも前又は後にずれた位置で車体フレームに固定された固定部を有している。さらに、燃料供給管は、固定部とパワーユニット側の接続部との間に、車体の前後方向に延在した第1延在部と、第1延在部に連続して屈曲する屈曲部と、屈曲部に連続して車体の幅方向に延在した第2延在部とを有している。
このスクータ型車両によれば、パワーユニットが車体フレームに対して上下または前後に動いた場合でも、燃料供給管は、車体フレームに固定されているので、全体として大きく振れることはない。さらに、この燃料供給管は、固定部とパワーユニット側の接続部との間に、車体の前後方向に延在した第1延在部と、第1延在部に連続して屈曲する屈曲部と、屈曲部に連続して車体の幅方向に延在した第2延在部とを有している。このスクータ型車両は、パワーユニットの上下方向および前後方向の動きに追従して、燃料供給管の第1延在部と第2延在部が合理的に変形する。このため、当該固定部とパワーユニット側の接続部との間における燃料供給管を配設する空間についても、それほど大きな領域を設ける必要がない。
以下、本発明の一実施形態に係るスクータ型車両を図面に基づいて説明する。なお、本発明のスクータ型車両は、以下に例示する実施形態に限定されない。また、同じ作用を奏する部材又は部位には、同じ符号を付している。また、本明細書において、車体について「前」、「後」、「左」、「右」、「上」、「下」というときは運転者が通常の乗車姿勢で乗車している状態において当該運転者から見た方向に従う。また車体の幅方向は、上記の左右方向に相当する。また、各図面は符号の向きに見ることを前提に図示している。
このスクータ型車両100は、図1に示すように、車体フレーム101と、車体フレーム101に揺動可能に連結され、車体フレーム101との間に架設されたクッションユニット127により支持されたパワーユニット102と、車体フレーム101に取り付けられた燃料タンク103と、燃料タンク103とパワーユニット102側の接続部102aとの間に配設された燃料供給管104とを備えている。燃料供給管104は、パワーユニット側の接続部よりも前又は後にずれた位置で車体フレームに固定された固定部151を有している。さらに、燃料供給管104は、固定部151とパワーユニット102側の接続部との間に、車体の前後方向に延在した第1延在部152と、第1延在部152に連続して屈曲する屈曲部154と、屈曲部154に連続して車体の幅方向に延在した第2延在部153とを有している。
斯かるスクータ型車両100によれば、パワーユニット102が車体フレーム101に対して上下または前後に動いた場合でも、燃料供給管104は、車体フレーム101に固定されているので、全体として大きく振れない。また、パワーユニット102が車体フレーム101に対して振れ動いた場合に、これに追従して、燃料供給管104が合理的に変形するから、燃料供給管104を配設する空間もそれほど大きな領域を設ける必要がない。
以下、このスクータ型車両100の構成をより具体的に説明する。
この実施形態のスクータ型車両100は、図1に示すように、車体フレーム101と、パワーユニット102と、燃料タンク103と、燃料供給管104とを備えている。
車体フレーム101は、図1、2に示すように、ヘッドパイプ111、ダウンチューブ112、左右一対のバックステー113、114、クロスメンバ115〜118をそれぞれ固着したものである。なお、図1中の二点鎖線はスクータ型車両100の外形を表している。
ヘッドパイプ111は、図1に示すように、ダウンチューブ112の前部に固着されており、フロントフォーク121が装着されている。フロントフォーク121の上端には操向ハンドル122が連結されており、フロントフォーク121の下端には前輪123が取り付けられている。ダウンチューブ112の後部には、図1に示すように、後方に延びる左右一対のバックステー113、114が固着されている。左右一対のバックステー113、114には、前後方向の複数箇所に間隔をあけてクロスメンバ115〜118を架設している。
この実施形態では、バックステー113、114の中間部に架設したクロスメンバ117は、上方に延在しており、収納ボックス124が取り付けられている。また、バックステー113、114の後部に架設したクロスメンバ118には燃料タンク103が取り付けられている。バックステー113、114の中間部には、さらにパワーユニット102を連結する連結部126を設けており、バックステー113、114の後部には、クッションユニット127を取り付ける取付部128を設けている。
パワーユニット102は、図1に示すように、リンク機構130を介在させて、車体フレーム101の連結部126に揺動可能に連結され、車体フレーム101との間に架設されたクッションユニット127により支持されている。なお、図1中、一点鎖線131はパワーユニット102を連結部126に連結するリンクを、132はパワーユニット102により構成されるリンクを、白抜きの丸133はパワーユニット102とリンク131を連結した節をそれぞれ示している。
この実施形態では、パワーユニット102は、エンジン141と動力伝達装置142を一体的に構成したものである。
パワーユニット102は、車体フレーム101に対して、エンジン141側を前方に向け、動力伝達装置142側を後方に向けて配設している。そして、パワーユニット102の前部は、リンク機構130を介在させて、車体フレーム101のバックステー113、114の中間部に設けた連結部126に揺動可能に連結している。また、パワーユニット102の後部は、クッションユニット127を介して車体フレーム101に取り付けている。クッションユニット127は、弾性的に伸縮する部材であり、車体フレーム101のバックステー113、114の後部に設けた取付部128と、パワーユニット102の後部の連結部143に、端部をそれぞれ揺動可能に取り付けている。
これにより、パワーユニット102は、走行中に路面の凹凸などの状況に応じて、車体フレーム101に対して上下または前後方向に揺動する。この実施形態では、パワーユニット102の上下および前後方向の揺動幅は、リンク機構130の可動域とクッションユニット127の弾性性能によって決まる。
この実施形態では、エンジン141に、フューエルインジェクションが取り付けられている。フューエルインジェクションは、エンジン141に供給する燃料の供給量を制御する装置であり、燃料噴射弁145を備えている。燃料供給管104は、図1、図2に示すように、燃料タンク103と、パワーユニット102側の接続部102aとの間に配設されている。この実施形態では、燃料供給管104は、パワーユニット102のエンジン141に取り付けられたフューエルインジェクションの燃料噴射弁145に接続されている。当該燃料供給管104のパワーユニット102側の接続部102aは、パワーユニット102が揺動した際に振れ動き、車体フレーム101に対して相対的に揺動する。掛かる燃料供給管104のパワーユニット102側の接続部102aの動作領域(揺動領域)を図1中の破線Aで示す。
この実施形態では、燃料供給管104は、固定部151と、第1延在部152と、第2延在部153と、屈曲部154とを備えている。なお、図2は、車体フレーム101を平面視で図示したものであるが、図2中の103は燃料タンクを、104は燃料供給管を、145は燃料噴射弁をそれぞれ示している。この実施形態では、燃料供給管104のパワーユニット102側の接続部102aは、燃料噴射弁145に接続されている。また、この実施形態では、燃料タンク103は、燃料噴射弁145よりも後に配設されている。具体的には、燃料タンク103は、車両の後部、パワーユニット102の上に配設されるシート125下の収納ボックス124の後ろに配設されている。
固定部151は、車体フレーム101に固定された部位である。この実施形態では、燃料供給管104は、燃料タンク103から車体フレーム101に沿って延在している。固定部151は、図2に示すように、燃料供給管104のパワーユニット102側の接続部よりも後にずれた位置で車体フレーム101に固定されている。具体的には、この実施形態では、固定部151は、燃料供給管104の中間部位に設けられ、車体フレーム101に取り付けたクランプ部材160で固定されている。また、固定部151は、パワーユニット102側の接続部102aよりも後にずれている。さらに、この実施形態では、固定部151は、パワーユニット102側の接続部102aに対して車体の幅方向にずれた位置(この実施形態では、左側にずれた位置)に固定されている。この実施形態では、固定部151は、車体フレーム101の左側のバックステー114に固定されている。
燃料供給管104の第1延在部152は、固定部151から車体の前後方向に延在している。この実施形態では、パワーユニット102が揺動する際に、燃料供給管104のパワーユニット102側の接続部102aは、車体フレーム101に対して動く相対的に揺動する。この際の接続部102aの動作領域を動作領域Aとする。第1延在部152は、当該動作領域Aの中央部に対して車体の幅方向にずれた位置に延びている。
この実施形態では、固定部151がパワーユニット102側の接続部102aに対して車体の幅方向の左側にずれた位置に固定されており、かつ、第1延在部152は、車体の幅方向の片側(この実施形態では左側)に偏って配設されている。屈曲部154は、第1延在部152に連続して屈曲している。この実施形態では、屈曲部154は、第1延在部152に連続して車体の幅方向(この実施形態では右方向)に屈曲している。そして、燃料供給管104の第2延在部153は、屈曲部154に連続して車体の幅方向に延在している。この実施形態では、より具体的には、第1延在部152は、固定部151から車体の前後方向に延在している。そして、屈曲部154は、第1延在部152から車体の幅方向に屈曲し、第2延在部は、屈曲部154から車体の幅方向に延在してパワーユニット102側の接続部102aに接続されている。
また、この実施形態では、燃料供給管104は、図3および図4に示すように、成形パイプで構成されている。すなわち、この実施形態では、ゴム製の燃料供給管104を、燃料タンク103からパワーユニット102側の接続部102aに至るまで、予め上述したような所定の形状に成形している。そして、この燃料供給管104は、図1および図2に示すように、主に、固定部151からパワーユニット102の接続部102aに至る部位が、車体フレーム101に対するパワーユニット102の揺動に応じて合理的に弾性変形する。また、この実施形態では、屈曲部154は、スクータ型車両100にライダーが乗った状態で、第1延在部152と第2延在部153とが直角に配設されるように当該屈曲量が設定されている。これにより、燃料供給管104は、ライダーが乗った状態を基準にして、パワーユニット102の揺動に追従して弾性変形する。このため、走行時の燃料供給管104の変形を小さく抑えることができる。なお、この実施形態では、ライダーが乗った状態を基準にして、燃料供給管104の固定部151と燃料供給管104のパワーユニット102側の接続部102aの高さが略同じ高さになっており、第1延在部152、第2延在部153が略水平に延びている。
斯かるスクータ型車両100によれば、燃料供給管104は、パワーユニット102が車体フレーム101に対して相対的に揺動した場合でも、燃料タンク103から固定部151までの部位は、ほとんど振れ動かない。従って、全体として大きく振れることはない。
燃料供給管104は、固定部151とパワーユニット102側の接続部102aとの間に、車体の前後方向に延在した第1延在部152と、第1延在部152に連続して屈曲する屈曲部154と、屈曲部154から車体の幅方向に延在した第2延在部153とを有している。このスクータ型車両100は、パワーユニット102の上下方向および前後方向の動きに追従して、燃料供給管104の第1延在部152と第2延在部153が合理的に変形する。
例えば、この実施形態では、図2に示すように、第1延在部152と第2延在部153の間の屈曲した部位(屈曲部154)は他の部分に比べて剛性が高い。そして、燃料供給管104の第1延在部152は車体の前後方向に延在しており、第2延在部153は車体の幅方向に延在している。この実施形態では、パワーユニット102が車体フレーム101に対して上下に動いた場合には、主として車体の前後方向に延在した第1延在部152が上下方向に振れ動き、あるいは、第1延在部152がねじれることによって、燃料供給管104はパワーユニット102の動きに追従する。また、パワーユニット102が車体フレーム101に対して前後に動いた場合には、主として車体の幅方向に延在した第2延在部153が前後方向に振れ動き、あるいは、第1延在部152と第2延在部153の屈曲量が変化することによって、燃料供給管104はパワーユニット102の動きに追従する。このため、燃料供給管104の固定部151とパワーユニット102側の接続部102aとの間における燃料供給管104を配設する空間についても、それほど大きな領域を設ける必要がない。
また、この実施形態では、第1延在部152は、固定部151から車体の前後方向に延在し、上述したパワーユニット102側の接続部102aの動作領域Aの中央部に対して車体の幅方向にずれた位置に延びている。そして、屈曲部154は、第1延在部152から車体の幅方向に向けて屈曲し、第2延在部153は、屈曲部154から車体の幅方向に延在してパワーユニット102側の接続部102aに接続されている。このため、動作領域Aの中央部は、パワーユニット102が揺動する際に、燃料供給管104のパワーユニット102側の接続部102aが動く領域の中心に位置する。第1延在部152は、当該動作領域Aの中央部に対して車体の幅方向にずれた位置に延びている。この場合、例えば、パワーユニット102が前後方向に揺動する際には、燃料供給管104のパワーユニット102a側の接続部102aに接続された第2延在部153の接続端部が前後方向に引っ張られる。この際、第1延在部152はほとんど動かない。すなわち、幅方向に延びた第2延在部153が前後方向に振れ動くことによって、燃料供給管104はパワーユニット102a側の接続部102aの動きに追従することができる。このように、この実施形態では、パワーユニット102の動きに追従して、燃料供給管104が変形する際の変形量は全体としてそれほど大きくならない。このため、燃料供給管104の固定部151とパワーユニット102側の接続部102aとの間における燃料供給管104を配設空間は、さらに小さくてよい。なお、上記のように、パワーユニット102が揺動する際に、第1延在部152が動かされる量が小さくなる効果が得られればよく、「動作領域Aの中央部に対して車体の幅方向にずれた位置」には、当該位置および当該位置の近傍位置が含まれる。
なお、この実施形態では、第1延在部152は、固定部151から車体の前後方向に延在しているが、厳密に車体の前後方向に延びている必要はなく、車体の前後方向に対して、少し傾いていても良い。また、第2延在部153は、第1延在部152から車体の幅方向に屈曲し、車体の幅方向に延在してパワーユニット102側の接続部に接続されているが、この場合、厳密には、車体の幅方向から少し傾いていても良い。例えば、第1延在部152は、車体の前後方向に対して15度程度傾いていても良い。また、第2延在部153は車体の幅方向に対して15度程度傾いていてもよい。すなわち、第1延在部152が車体の前後方向に対して15度程度傾いており、また、第2延在部153が車体の幅方向に対して15度程度傾いていても、上述したようにパワーユニット102の動きに追従して燃料供給管が変形する。そして、この際、燃料供給管104は、燃料タンク103から固定部151までの部位は、ほとんど振れ動かず、全体として大きく振れることはない。
また、この実施形態では、固定部151が車体の幅方向の片側(この実施形態では、左側)にずれた位置に固定されている。第1延在部152は、車体の幅方向の片側(この実施形態では、左側)に偏って配設されている。かかる第1延在部152の振れ動く方向は限定的であり、振れ動く量は小さく抑えられる。例えば、この実施形態では、第1延在部152は、シート125下の収納ボックス124の底部の左下側に沿って配設されている。かかる第1延在部152の振れ動く方向は限定的であり、振れ動く量は小さく抑えられるので、例えば、シート125下の収納ボックス124の底部の左下側を面取りすることで、当該第1延在部152を配設する空間を形成することができる。このように、このスクータ型車両100は、パワーユニット102が車体フレーム101に対して振れ動いた場合に、これに追従して、燃料供給管104が合理的に変形するから燃料供給管104を配設する空間もそれほど大きな領域を設ける必要がない。他方、この実施形態では、収納ボックス124の底部の左下側に沿って配設された第1延在部152の振れ動く方向は限定的であり、振れ動く量は小さく抑えられるので、収納ボックス124の容量を大きくすることができる。このように、燃料供給管104の変形量が限定的で小さく抑えられるので、燃料供給管104の配設空間を小さくでき、他の部材の配設空間や、配設位置などの自由度が大きくなる。
このスクータ型車両100においては、上述したようにフューエルインジェクションが採用されており、図示が省略されるポンプにより燃料供給管104を流通する燃料には相当の圧力が掛けられる。このため、燃料供給管104には、斯かる燃圧に耐え得る所要の肉厚を備えた配管を用いている。このように、フューエルインジェクションを採用した場合などに、燃料供給管104は剛性が高く、柔軟性に劣るものが採用される。この実施形態では、スクータ型車両100は、上述したように、燃料供給管104が合理的に変形するから、剛性が高く、柔軟性に劣る燃料供給管を用いる場合に特に好適である。
また、この実施形態では、図2に示すように、燃料供給管104はスクータ型車両100の左側のバックステーに沿って配設されている。そして、排気消音器201(マフラー)や発電機202などの電気系はスクータ型車両100の右側に配設されている。これにより、燃料供給管104から排気消音器201(マフラー)や発電機202などの電気系を離すことができる。このように、この実施形態では、スクータ型車両100の片側に熱源や電気系を集め、その反対側に燃料供給管104を配設することにより、燃料供給管104から熱源や電気系を遠ざけている。これにより、燃料供給管を通る燃料に、これらの装置で生じた熱が影響するのを防止でき、適切な燃料供給を維持している。
以上、本発明の一実施形態に係るスクータ型車両を説明したが、本発明に係るスクータ型車両は上述した実施形態に限定されない。
例えば、車体フレームの形状、構造、またパワーユニットのフューエルインジェクション(燃料噴射弁)の有無、パワーユニットを支持するリンク機構の構成、クッションユニットの構造などに応じて種々の変更が可能である。
他の実施形態に係るスクータ型車両100Aでは、リンク機構130Aの構成は、例えば、図5に示すように、車体フレーム101のシートが取り付けられる下部に取り付けたブラケットの連結部126Aにリンク部材131Aを揺動自在に取り付けている。そして、当該リンク部材131Aの先端にパワーユニット102の一端部を回動自在に連結し、クッションユニット127の先端にパワーユニット102の他端部を連結している。なお、図5中、一点鎖線131Aはパワーユニット102を連結部126Aに連結するリンクを、132Aはパワーユニット102により構成されるリンクを、白抜きの丸133Aはパワーユニット102とリンク131Aを連結した節をそれぞれ示している。
また、別の実施形態に係るスクータ型車両100Bでは、リンク機構130Bの構成は、例えば、図6に示すように、車体フレーム101の後部において、パワーユニット102の上方に取り付けたブラケットの連結部126Bにリンク部材131Bを揺動自在に取り付けている。そして、当該リンク部材131Bの先端にパワーユニット102の一端部を回動自在に連結し、クッションユニット127の先端にパワーユニット102の他端部を連結している。なお、図6中、一点鎖線131Bはパワーユニット102を連結部126に連結するリンクを、132Bはパワーユニット102により構成されるリンクを、白抜きの丸133Bはパワーユニット102とリンク131Bを連結した節をそれぞれ示している。このスクータ型車両では、図1および図2に示すスクータ型車両に比べて、パワーユニットが揺動する際に燃料供給管のパワーユニット側の接続部が車体フレームに対して動く相対的な動作領域Aが上下に広がる。
また、燃料タンク103の位置は、図1又は図2に示す実施形態では、車体フレーム101の後部に配設されているが、これに限定されない。燃料タンク103の位置は、車両の何れの位置にあっても良い。例えば、別の実施形態に係るスクータ型車両100Cでは、図7および図8に示すように、燃料タンク103Cは、パワーユニット102よりも前にあってもよい。この実施形態では、燃料タンク103Cは、パワーユニット102よりも前に配設されている。燃料供給管104Cは、図8に示すように、パワーユニット102側の接続部102aよりも後にずれた位置に配管し、当該位置で車体フレーム101に固定している。図8中、151Cは燃料供給管104Cの固定部を、152Cは燃料供給管104Cの第1延在部を、153Cは燃料供給管104Cの第2延在部を、154Cは燃料供給管104Cの屈曲部を、それぞれ示している。
また、別の実施形態に係るスクータ型車両100Dでは、図9および図10に示すように、燃料タンク103Dは、パワーユニット102よりも前に配設されている。燃料供給管104Dは、図10に示すように、燃料タンク103Dから、車体フレーム102の片側のバックステー(この実施形態では、左側のバックステー114)に沿って、後方に配管されており、当該バックステー114に固定されている。そして、この実施形態では、燃料供給管104Dの第2延在部153Dは、当該固定部151Dから、燃料供給管104Dのパワーユニット102側の接続部102aの動作領域Aの中央部に対して車体の前後方向にずれた位置に延在している。この実施形態では、第2延在部153Dは、当該固定部151Dから動作領域Aの中央部よりも後にずれた位置に延在している。屈曲部154Dは、当該第2延在部153Dに連続して車体の前後方向(この実施形態では前方)に向けて屈曲している。そして、第1延在部152Dは、屈曲部154Dから車体の前後方向に延在してパワーユニット102側の接続部102aに接続されている。
また、この実施形態では、第2延在部153Dは、固定部151Dから車体の幅方向に延在し、上述したパワーユニット102側の接続部102aの動作領域Aの中央部に対して車体の前後方向にずれた位置に延びている。そして、屈曲部154Dは、第2延在部152Dから車体の前後方向に向けて屈曲し、第2延在部153Dは、屈曲部154Dから車体の幅方向に延在してパワーユニット102側の接続部102aに接続されている。このため、動作領域Aの中央部は、パワーユニット102が揺動する際に、燃料供給管104Dのパワーユニット102側の接続部102aが動く領域の中心に位置する。第2延在部153Dは、当該動作領域Aの中央部に対して車体の前後方向にずれた位置に延びている。この場合、例えば、パワーユニット102が前後方向に揺動する際には、燃料供給管104Dのパワーユニット102a側の接続部102aに接続された第1延在部152Dの接続端部が前後方向に引っ張られる。この際、幅方向に延びた第2延在部153Dが前後方向に振れ動くことによって、燃料供給管104Dはパワーユニット102a側の接続部102aの動きに追従することができる。このように、この実施形態では、パワーユニット102の動きに追従して、燃料供給管104Dが変形する際の変形量は全体としてそれほど大きくならない。このため、燃料供給管104Dの固定部151Dとパワーユニット102側の接続部102aとの間における燃料供給管104Dを配設空間は、さらに小さくてよい。なお、上記のように、パワーユニット102が揺動する際に、第2延在部153Dが動かされる量が小さくなる効果が得られればよく、「動作領域Aの中央部に対して車体の前後方向にずれた位置」には、当該位置および当該位置の近傍位置が含まれる。
このように本発明の種々の変形例を例示した。これらの燃料供給管(104A〜104D)は、いずれも固定部(151A〜151D)とパワーユニット102側の接続部102aとの間に、第1延在部(152A〜152D)と、屈曲部(154A〜154D)と、第2延在部(153A〜153D)とを備えている。第1延在部(152A〜152D)は、前後方向に延在しており、屈曲部(154A〜154D)は、第1延在部(153A〜153D)に連続して屈曲している。第2延在部(153A〜153D)は、屈曲部(154A〜154D)に連続して幅方向に延在している。これらのスクータ型車両100A〜100Dが走行する時には、路面の凹凸等によって、パワーユニット102は上下方向および前後方向に動く。燃料供給管(104A〜104D)は、パワーユニット102の上下方向および前後方向の動きに追従して合理的に変形する。この際、第1延在部(152A〜152D)および第2延在部(153A〜153D)の振れ動く方向は限定的であり、振れ動く量は小さく抑えられる。このため、燃料供給管(104A〜104D)の固定部(151A〜151D)とパワーユニット102側の接続部102aとの間における燃料供給管(104A〜104D)を配設する空間についても、それほど大きな領域を設ける必要がない。
また、図示は省略するが、燃料供給管を車体フレームに固定する固定部は、パワーユニット側の接続部よりも前にずれた位置で設定してもよい。この場合において、燃料供給管は、当該固定部とパワーユニット側の接続部との間に、車体の前後方向に延在した第1延在部と、第1延在部に連続して屈曲する屈曲部と、屈曲部に連続して車体の幅方向に延在した第2延在部とを有しているとよい。
以上のとおり、本発明によれば、スクータ型車両の燃料供給管の配設空間を小さくすることができる。
本発明の一実施形態に係るスクータ型車両の側面図。 本発明の一実施形態に係るスクータ型車両の車体フレームを示す平面図。 本発明の一実施形態に係るスクータ型車両の燃料供給管の側面図。 本発明の一実施形態に係るスクータ型車両の燃料供給管の平面図。 本発明の他の実施形態に係るスクータ型車両の側面図。 本発明の他の実施形態に係るスクータ型車両の側面図。 本発明の他の実施形態に係るスクータ型車両の側面図。 本発明の他の実施形態に係るスクータ型車両の車体フレームを示す平面図。 本発明の他の実施形態に係るスクータ型車両の側面図。 本発明の他の実施形態に係るスクータ型車両の車体フレームを示す平面図。
符号の説明
100 スクータ型車両
101 車体フレーム
102 パワーユニット
102a 燃料供給管のパワーユニット側の接続部
103 燃料タンク
104 燃料供給管
111 ヘッドパイプ
112 ダウンチューブ
113、114 バックステー
115〜118 クロスメンバ
121 フロントフォーク
122 操向ハンドル
123 前輪
124 収納ボックス
125 シート
126 連結部
127 クッションユニット
128 取付部
130 リンク機構
141 エンジン
142 動力伝達装置
143 連結部
145 燃料噴射弁
151 固定部
152 第1延在部
153 第2延在部
154 屈曲部
160 クランプ部材

Claims (9)

  1. スクータ型車両であって、
    車体フレームと、
    前記車体フレームに揺動可能に連結され、前記車体フレームとの間に架設されたクッションユニットにより支持されたパワーユニットと、
    前記車体フレームに取り付けられた燃料タンクと、
    前記燃料タンクと前記パワーユニット側の接続部との間に配設された燃料供給管とを備え、
    前記燃料供給管は、
    前記パワーユニット側の接続部よりも前又は後にずれた位置で車体フレームに固定された固定部を有し、さらに、前記固定部と前記パワーユニット側の接続部との間に、車体の前後方向に延在した第1延在部と、前記第1延在部に連続して屈曲する屈曲部と、前記屈曲部に連続して車体の幅方向に延在した第2延在部とを有するスクータ型車両。
  2. 前記第1延在部は、前記固定部から車体の前後方向に延在し、
    前記屈曲部は、前記第1延在部から車体の幅方向に向けて屈曲し、
    前記第2延在部は、前記屈曲部から車体の幅方向に延在して前記パワーユニット側の接続部に接続された、請求項1に記載のスクータ型車両。
  3. 前記固定部は、車体の幅方向の片側に偏った位置に固定されており、
    前記第1延在部は、前記車体の幅方向の片側に偏って配設されている、請求項2に記載のスクータ型車両。
  4. 前記燃料供給管のパワーユニット側の接続部は、前記パワーユニットが揺動する際に、前記車体フレームに対して動く相対的な動作領域を有し、
    前記第1延在部は、前記動作領域の中央部に対して車体の幅方向にずれた位置に延在している、請求項2に記載のスクータ型車両。
  5. 前記第2延在部は、前記固定部から車体の幅方向に延在し、
    前記屈曲部は、前記第2延在部から車体の前後方向に向けて屈曲し、
    前記第1延在部は、前記屈曲部から車体の前後方向に延在して前記パワーユニット側の接続部に接続された、請求項1に記載のスクータ型車両。
  6. 前記燃料供給管のパワーユニット側の接続部は、前記パワーユニットが揺動する際に、前記車体フレームに対して動く相対的な動作領域を有し、
    前記第2延在部は、前記動作領域の中央部に対して車体の前後方向にずれた位置に延在している、請求項5に記載のスクータ型車両。
  7. 前記燃料供給管は成形パイプである、請求項1に記載のスクータ型車両。
  8. 前記屈曲部は、スクータ型車両にライダーが乗った状態で、前記第1延在部と第2延在部とが直角に配設されるように当該屈曲量が設定されている、請求項1に記載のスクータ型車両。
  9. 前記パワーユニットは燃料噴射弁を備え、前記燃料供給管は前記燃料タンクと前記燃料噴射弁とを接続していることを特徴とする、請求項1に記載のスクータ型車両。
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