JP5284236B2 - 手動固定具、手動固定装置及び可動バンパー - Google Patents

手動固定具、手動固定装置及び可動バンパー Download PDF

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Description

本発明は手動固定具、手動固定装置及び手動固定具を利用した可動バンパーに関する。
ダンプ車両には他の車両が突入することを防止する突入防止用のバンパーが設けられている。
従来のダンプ車両のバンパーは、法律の規定どおり車両に固定された、所謂固定式バンパーが一般的である。固定式の他にも、作業時に支障となるバンパーを取り外せるようにした脱着式バンパーや、追突可能性を事前に感知予測してバンパーを突出作動させる方式の可動ダンパー(下記特許文献1参照)がある。
また、荷台を傾斜する際の荷台とバンパーとの干渉を防止するために、荷台傾斜時にリンク機構と油圧シリンダを介してバンパーを上下に昇降する方式の可動ダンパー(下記特許文献2参照)が考案されている。
特開平11−291845 特願平6−247241
しかしながら、上記油圧シリンダを用いた可動バンパーは装置が大がかりになるとともに製造コストが高くなる課題がある。また、上記脱着式ダンパーの構成において、棒材を車両基体側の固定穴に挿入、退出させることによって脱着式ダンパーの固定動作と解除動作を行うことも考えられる。しかし、この構成では各動作に慣れてコツを掴むことが必要であり、時間がかかったりして作業者の負担は大きいものである。
また、上記可動バンパーに使用する手動固定具に限らず、力のない人でも簡単かつ円滑に基体に固定する動作と解除する動作とを切換えることができる安価な手動固定具及び手動固定装置はないのが現状であった。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は上記課題を解決できる手動固定具、手動固定装置及び可動バンパーを提供することにある。
具体的な目的の一例を示すと以下の通りである。
(a)初めて操作する人でも手軽に操作できるとともに、力のない人でも簡単かつ円滑に基体に固定する動作と解除する動作とを切換えることができる手動固定具及び手動固定装置を提供する。
(b)作業者の負担を減らして操作性を向上させた可動バンパーを提供する。
なお、上記に記載した以外の発明の課題、その解決手段及びその効果は、後述する明細書内の記載において詳しく説明する。
本発明は多面的に表現できるが、例えば、代表的なものを挙げると、次のように構成したものである。なお、下記各発明において、各符号は後述する実施形態との対応関係を分かりやすくするために一例として示したものであり、本発明の各構成要素は、実施形態に記載した符号に係る構成に限定されないことは言うまでもない。
第1発明に係る手動固定具は、ピストン軸3を備えたピストン4と、一端側には前記ピストン軸3が貫通する小円開口5が開口され、他端側には前記ピストン4の先端部4aが突出する大円開口6が開口してあるシリンダ2と、前記ピストン4を回動させる動作を行うように前記ピストン軸3に連結された操作レバー10と、前記シリンダ2内に収容され前記ピストン4の先端部4aを突出するように付勢する弾性手段9と、前記シリンダ2の一端側壁8に設けられた突起体16とを備え、
前記突起体16は案内面20を有しており、前記案内面20は前記操作レバー10の前記回動操作を前記ピストン4の進退動作に変換するための案内面であり、しかも、前記案内面20を前記操作レバー10が片当たりにならないような3次元的に捻れた面に形成したことを特徴とする。
第1発明であれば、操作レバーを案内面に沿って回動させるときに操作レバーが案内面に片当たりになって抵抗が大きくなることを防止できる。したがって、少ない力で円滑にピストンの先端部を突出した状態からシリンダの内部に収容された状態に移行でき、力のない人でも簡単かつ円滑に基体に固定する動作と解除する動作とを切換えることができる。
第2発明は、第1発明において、前記案内面20は前記小円開口5の回り近くに形成されている周壁19に一対設けられ、それらの前記案内面20によって周壁19の一部を略谷形に切り欠いたような形状になっていることを特徴とする。
第2発明であれば、操作レバーの回動方向を左右両方向に取ることができて操作性が良くなる。また、案内面を小円開口の回り近くに形成されている周壁に形成することで、操作レバーの回動操作を少ない力でピストンの進退動作に変換できる。
第3発明は、第1発明において、前記案内面20の最高高さ位置18はシリンダ2の他端側壁42からピストン4の先端部4aが内側に退避した状態になる位置に設定され、前記案内面20の最高高さ位置18の形状が操作レバー10をその位置で安定させる保持形状になっていることを特徴とする。
第3発明であれば、操作レバーの力を継続して加えることがなくても安定してピストンの先端部が内側に退避した状態を維持することができる。
第4発明に係る手動固定装置は、基体21側に少なくとも二つの固定穴24a・24bを設けるとともに可動部材22を回動自在に軸支する軸部材25を設け、前記可動部材22に第1発明〜第3発明のいずれか一つに記載の手動固定具1を固着してあり、前記ピストン4の先端部4aを前記少なくとも二つの固定穴24a・24bに嵌合させて前記可動部材22をそれぞれの位置に固定する状態と、前記ピストン4の先端部4aを前記シリンダ2内に収容して前記固定穴24a・24bとの嵌合を解除して前記可動部材22を回動自在にする位置選択状態とを取り得るようにしたことを特徴とする。
第4発明であれば、前記手動固定具の操作性の良さを利用して簡単に固定状態と解除状態とを取り得る回動型の手動固定装置を提供することができる。
第5発明に係る手動固定装置は、基体21側に少なくとも二つの固定穴24a・24bを設けるとともに可動部材22をスライド方向にガイドするガイド部材26を設け、前記可動部材22に第1発明〜第3発明のいずれか一つに記載の手動固定具1を固着してあり、前記ピストン4の先端部4aを前記少なくとも二つの固定穴24a・24bに嵌合させて前記可動部材22をそれぞれの位置に固定する状態と、前記ピストン4の先端部4aを前記シリンダ2内に収容して前記固定穴24a・24bとの嵌合を解除して前記可動部材22をスライド自在にする位置選択状態とを取り得るようにしたことを特徴とする。
第5発明であれば、前記手動固定具の操作性の良さを利用して簡単に固定状態と解除状態とを取り得るスライド型の手動固定装置を提供することができる。
第6発明に係る可動バンパーは、車体の左右の基体21側にそれぞれ突出位置と退避位置に対応する少なくとも二つの固定穴24a・24bを設けるとともにそれぞれのバンパーアーム32を軸支する軸部材25を設け、前記バンパーアーム32に第1発明〜第3発明のいずれか一つに記載の手動固定具1を固着してあり、前記バンパーアーム32の操作において、前記ピストン4の先端部4aを前記固定穴24a・24bに嵌合させて前記バンパーアーム32を突出位置と退避位置に固定する状態と、前記ピストン4の先端部4aを前記シリンダ2内に収容して前記少なくとも二つの固定穴24a・24bとの嵌合を解除して前記バンパーアーム32を回動自在にする位置選択状態とを取り得るようにしたことを特徴とする。
第6発明であれば、前記手動固定具の操作性の良さを利用して突出位置と退避位置を円滑に変えることができ、作業者の負担を減らして可動バンパーの操作性を向上させることができる。
第7発明に係る可動バンパーは、車体の左右の基体21側にそれぞれ突出位置と退避位置に対応する少なくとも二つの固定穴24a・24bを設けるとともにそれぞれのバンパーアーム32を軸支する軸部材25を設け、前記バンパーアーム32に手動固定具を固着してあり、その手動固定具はシリンダ2に対してピストン4を手動操作によって進退動作させて基体21側の前記少なくとも二つの固定穴24a・24bに固定する状態と解除する状態とを選択できる手動固定具であり、前記バンパーアーム32の操作において、前記ピストン4の先端部4aを前記固定穴24a・24bに嵌合させて前記バンパーアーム32を突出位置と退避位置に固定する状態と、前記ピストン4の先端部4aを前記シリンダ2内に収容して前記少なくとも二つの固定穴24a・24bとの嵌合を解除して前記バンパーアーム32を回動自在にする位置選択状態とを取り得るようにし、かつ前記基体21と前記バンパーアーム32の間に補助スプリング39を設けたことを特徴とする。
第7発明であれば、第1発明〜第3発明のいずれか一つに記載の手動固定具以外の構成の手動固定具を使用することができる。また、補助スプリングによって少ない力で回動操作を安定して行うことができ、操作性を向上できる。
第8発明は、第6発明又は第7発明において、前記バンパーアーム32に取り付けるバンパー33の頂上部に傾斜面を形成したことを特徴とする。
第8発明であれば、バンパーの上に砂などが乗らないようにすることができる。
以上、説明したように、本発明であれば力のない人でも簡単かつ円滑に基体に固定する動作と解除する動作とを切換えることができる手動固定具及び手動固定具を提供できる。また、作業者の負担を減らして操作性を向上させた可動バンパーを提供できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1は本実施形態に係る手動固定具の分解斜視図、図2は手動固定具の縦断面図、図3はピストンが固定位置にあるときの手動固定具の斜視図、図4はピストンが解除位置にあるときの手動固定具の斜視図、図5はピストンが解除保持位置にあるときの手動固定具の斜視図である。
この手動固定具1ではシリンダ2を形成し、そのシリンダ2にピストン軸3を備えたピストン4を挿入している。シリンダ2の一端側には小円開口5が開口され、他端には大円開口6(図2参照)が開口してある。小円開口5を介してピストン軸3がシリンダ2から突出するようにしてある。ピストン軸3とピストン4との接続面である円形段差7(図2参照)とシリンダ2の一端側壁8の間に弾性部材9としてのコイルバネ9が介在させてある。コイルバネ9は操作レバー10によって作業者の力の掛からない時は、ピストン4の先端部4aをコイルバネ9の弾圧力によって大円開口6から所定距離突出させるように機能する。
本実施形態では操作レバー10は手で握る把持部11とレバー軸12とを含んで構成してある。
ピストン軸3の先端部とレバー軸12の先端部には固定部13が設けられる。本実施形態の固定部13は、ピストン軸3の先端部に雌ネジ孔14を設け、レバー軸12の先端部に雄ネジ15を設けて螺合によって固定する方法が採用してある。但し、螺合以外の他の連結構造を採用しても良い。
また、一端側壁8の操作レバー10側の面で小円開口5の回りに突起体16としての周壁19が設けてある。本実施形態では周壁19はシリンダ2の外周壁2aを延長した壁によって構成してある。周壁19には一対の案内面20・20が設けてある。これらの案内面20・20は操作レバー10のレバー軸12を案内するもので、底位置17から最高高さ位置18までレバー軸12を案内する。
一対の案内面20・20は周壁19の一部を略谷形(略V形)に切り欠くように形成してある。各案内面20は操作レバー10の回動時にレバー軸12が案内面20に片当たりにならないような3次元的に捻れた面に形成してある。
手動固定具1は、図6に示すように基体21に対して可動部材22を固定した状態と、解除されて可動自在な状態との二つの状態を選択可能にする器具である。その手動固定具1を用いて手動固定装置23を構成する基本形態は大別すると2種類ある。
一つは、図6に示すように基体21側に少なくとも2つの固定穴24a・24bを設けるとともに可動部材22を回動自在に軸支する軸部材25(図6(a)参照)又は支持するガイド部材26・26(図6(b)参照)を設け、可動部材22に手動固定具1を固着させて可動部材22の回動操作(図6(a)の矢印27を参照)又はスライド操作(図6(b)の矢印28を参照)させて、ピストン4の先端部4aを固定穴24a・24bに嵌合させて可動部材22をそれぞれの少なくとも2つの位置に固定する状態と、ピストン4の先端部4aをシリンダ2内に収容して固定穴24a・24bとの嵌合を解除して揺動自在又はスライド自在な位置選択状態を取り得るようにした構成である。
もう一つは、図示はしないが、手動固定具を可動部材側に設けず基体側に設けた構成である。即ち、基体に手動固定具を固定するとともに可動部材を軸支又は支持するガイド材を設け、可動部材に固定穴を形成する構成である。そして、可動部材をそれぞれ固定する状態と回動自在又はスライド自在な状態を選択する。但し、この構成であると2つの固定状態を実現するには2つの手動固定具が必要になり、製造コストが若干高くなる。
図1〜図5に示す手動固定具の動作に説明する。
まず、図示しない固定穴に対してピストン4の先端部4aが嵌合している状態(固定状態)から、操作レバー10の主に把持部11を持ち、案内面20にレバー軸12を沿わせた状態で操作レバー10を回動させると、レバー軸12の周面は案内面20にほぼ全面が当接した状態で滑るように案内される。レバー軸12のシリンダ2の軸方向の移動距離に対応して、ピストン4はシリンダ2内を回動しながらコイルバネ9の押圧力に抗してシリンダ2内に引き込まれる。この操作中、作業者は操作レバー10を上に引っ張るという感じはなく、レバー軸12が案内面20上を滑るように移動するので案内面20に沿って操作レバー10を回動させれば大きな力は必要ない。
その理由は、ピストン軸3の中心軸30(図2及び図3参照)に対して案内面20が設けられた周壁19が近い位置にあるので、中心軸30から遠い距離にある操作レバー10の把持部11を持った作業者が、ピストン軸3を回動させた時に受ける抵抗力は一種のテコの原理で非常に小さいものとなるからである。
さらに、操作レバーのレバー軸12が回動しつつ上昇する場合に、案内面20は当接するべきレバー軸12の周面が描く3次元的な捻れ面となるように加工されているので、レバー軸12の周面は片当たりにならず、当接予定の周面のほぼ全面において摺動するので、抵抗も少なく、円滑にピストン4の引き込み動作を行うことができるのである。
(第2実施形態)
次に手動固定具を利用した可動バンパーについて説明する。
図7は本実施形態に係る可動バンパーを側面から見た要部抜き出し図、図8は可動バンパーの要部を抜き出した平面図である。
この可動バンパー31は図6(a)に示した手動固定装置23を利用した構成である。
まず、前記図6(a)に示す基体21をトラックなどの車両の左右の基体21・21とし、それらの基体21・21に軸部材25を立設してある。その軸部材25に可動部材22としてのバンパーアーム32・32を回動自在に取付け、それらのバンパーアーム32・32に手動固定具1・1を固着してある。また、一対のバンパーアーム32・32にはバンパー33が横架して取付けてある。バンパー33の頂上部は傾斜面を有しており、その傾斜面によってバンパー33上に砂などが乗らないように形成してある。
基体21・21には図6(a)に示す固定穴24aを備えた第1ベース板35と固定穴24b(図6(a)参照)を備えた第2ベース板36を溶接などの方法によって固定してある。第1ベース板25が取付けられる箇所はバンパー33が機能する突出位置に対応した位置であり、第2ベース板36が取付けられる箇所はバンパー33の退避位置に対応した位置である。
また、第1ベース板35、第2ベース板36のそれぞれの表面の高さ位置は同じに設定され、第1ベース板35、第2ベース板36のそれぞれの固定穴24a・24bを結ぶように誘導部材37が基体21・21に固着してある。誘導部材37の高さ位置は第1ベース板35、第2ベース板36の高さ位置と同じに設定してある。本実施形態では誘導部材37は手動固定具1が突出位置から退避位置まで回動された場合にピストン4が描く軌跡に対応した円弧状の線材38によって構成してある。
なお、係止軸40を第1ベース板35に設けるとともに係止軸41をバンパーアーム32・32に設けている。両方の係止軸40・41には補助スプリング39が張り渡されている。
上記構成の動作について説明する。
突出位置にバンパー33を位置させているときは、左右の手動固定具1・1のピストン4・4は突出位置の一対の第1ベース板35・35の固定穴24a・24aにそれぞれ嵌入されている状態である。この状態でバンパー33に衝突等の負荷がかかったときには、軸部材25を中心にしてバンパーアーム32・32が回動しようとする力は第1ベース板35・35に伝わり、それらの第1ベース板35・35を介して基体21・21、即ち車両本体で受止めることができる。
一方、突出位置から退避位置に移動させるには、左右の手動固定具1・1を第1ベース板35・35から解除し、バンパー33を車両の退避位置に回動させる。この作業において、案内面20の最高高さ位置18はシリンダ2の他端側壁42からピストン4の先端部4aが内側に退避した状態になる位置に設定されているので、操作レバー10を操作して、レバー軸12の周面を最高高さ位置18である周壁19の上面に乗り上げることによって操作レバー10に力を加え続けなくても解除状態を維持することができる。この構成によって左右の手動固定具1・1を一つずつ解除し、バンパー33を回動させた後、一つずつ左右の手動固定具1・1を固定することが行いやすくなる。
また、手動固定具1・1のピストン4・4と固定穴24a・24bの嵌合状態を解いて回動操作をする場合に、シリンダ2・2の他端側壁42が第1ベース板35の表面から線材38の表面へ移動し、さらに第2ベース板36の表面上を摺動することで、バンパーアーム32が斜めに傾いたりして回動操作がうまくいかないことを防止することができる。
さらに、手動固定具1・1の案内面20は中心軸30を回りに略V字形に2つ設けられているので、操作レバー10の回動方向を左右両方向に取ることができて、作業者の位置や右利き、左利きの違いに対応して操作しやすい方向に回すことができる。
本発明は上記実施形態の構成に限らず、本発明の要旨の範囲内で種々の変形が可能である。以下、本発明の変形例を説明する。
(1)前記実施形態に示す可動バンパーにおいて、突出位置と退避位置の2箇所以外の他の位置に位置決めしたい場合がある場合は第3ベース板、第4ベース板、……を設ければよい。
(2)案内面20を周壁19に設けず、所定形状の突起体の表面で構成してもよい。また、前記実施形態では手動固定具1の最高高さ位置18を周壁19の上面で構成したが、突起体の上に僅かな凹部を設けてそれを最高高さ位置18に設定してもよい。
図1は本実施形態に係る手動固定具の分解斜視図である。 図2は手動固定具の縦断面図である。 図3はピストンが固定位置にあるときの手動固定具の斜視図である。 図4はピストンが解除位置にあるときの手動固定具の斜視図である。 図5はピストンが解除保持位置にあるときの手動固定具の斜視図である。 図6(a)(b)はそれぞれ手動固定装置の構成例を示す図である。 図7は本実施形態に係る可動バンパーを側面から見た要部を抜き出した側面図である。 図8は上記可動バンパーの要部を抜き出した平面図である。
1…手動固定具、3…ピストン軸、4…ピストン、4a…ピストンの先端部、5…小円開口、6…大円開口、8…一端側壁、9…スプリング(弾性手段)、10…操作レバー、16…突起体、18…案内面の最高高さ位置、19…周壁(突起体)、20…案内面、21…基体、22…可動部材、24a・24b…固定穴、25…軸部材、26…ガイド部材、32…バンパーアーム、33…バンパー、42…他端側壁。

Claims (8)

  1. ピストン軸(3)を備えたピストン(4)と、一端側には前記ピストン軸(3)が貫通する小円開口(5)が開口され、他端側には前記ピストン(4)の先端部(4a)が突出する大円開口(6)が開口してあるシリンダ(2)と、前記ピストン(4)を回動させる動作を行うように前記ピストン軸(3)に連結された操作レバー(10)と、前記シリンダ(2)内に収容され前記ピストン(4)の先端部(4a)を突出するように付勢する弾性手段(9)と、前記シリンダ(2)の一端側壁(8)に設けられた突起体(16)とを備え、
    前記突起体(16)は案内面(20)を有しており、前記案内面(20)は前記操作レバー(10)の前記回動操作を前記ピストン(4)の進退動作に変換するための案内面であり、しかも、前記案内面(20)を前記操作レバー(10)が片当たりにならないような3次元的に捻れた面に形成したことを特徴とする手動固定具。
  2. 請求項1に記載の手動固定具において、前記案内面(20)は前記小円開口(5)の回り近くに形成されている周壁(19)に一対設けられ、それらの前記案内面(20)によって周壁(19)の一部を略谷形に切り欠いたような形状になっている手動固定具。
  3. 請求項1に記載の手動固定具において、前記案内面(20)の最高高さ位置(18)はシリンダ(2)の他端側壁(42)からピストン(4)の先端部(4a)が内側に退避した状態になる位置に設定され、前記案内面(20)の最高高さ位置(18)の形状が操作レバー(10)をその位置で安定させる保持形状になっている手動固定具。
  4. 基体(21)側に少なくとも二つの固定穴(24a・24b)を設けるとともに可動部材(22)を回動自在に軸支する軸部材(25)を設け、前記可動部材(22)に請求項1〜請求項3のいずれか一つに記載の手動固定具(1)を固着してあり、前記ピストン(4)の先端部(4a)を前記少なくとも二つの固定穴(24a・24b)に嵌合させて前記可動部材(22)をそれぞれの位置に固定する状態と、前記ピストン(4)の先端部(4a)を前記シリンダ(2)内に収容して前記固定穴(24a・24b)との嵌合を解除して前記可動部材(22)を回動自在にする位置選択状態とを取り得るようにしたことを特徴とする手動固定装置。
  5. 基体(21)側に少なくとも二つの固定穴(24a・24b)を設けるとともに可動部材(22)をスライド方向にガイドするガイド部材(26)を設け、前記可動部材(22)に請求項1〜請求項3のいずれか一つに記載の手動固定具(1)を固着してあり、前記ピストン(4)の先端部(4a)を前記少なくとも二つの固定穴(24a・24b)に嵌合させて前記可動部材(22)をそれぞれの位置に固定する状態と、前記ピストン(4)の先端部(4a)を前記シリンダ(2)内に収容して前記固定穴(24a・24b)との嵌合を解除して前記可動部材(22)をスライド自在にする位置選択状態とを取り得るようにしたことを特徴とする手動固定装置。
  6. 車体の左右の基体(21)側にそれぞれ突出位置と退避位置に対応する少なくとも二つの固定穴(24a・24b)を設けるとともにそれぞれのバンパーアーム(32)を軸支する軸部材(25)を設け、前記バンパーアーム(32)に請求項1〜請求項3のいずれか一つに記載の手動固定具(1)を固着してあり、前記バンパーアーム(32)の操作において、前記ピストン(4)の先端部(4a)を前記固定穴(24a・24b)に嵌合させて前記バンパーアーム(32)を突出位置と退避位置に固定する状態と、前記ピストン(4)の先端部(4a)を前記シリンダ(2)内に収容して前記少なくとも二つの固定穴(24a・24b)との嵌合を解除して前記バンパーアーム(32)を回動自在にする位置選択状態とを取り得るようにしたことを特徴とする可動バンパー。
  7. 車体の左右の基体(21)側にそれぞれ突出位置と退避位置に対応する少なくとも二つの固定穴(24a・24b)を設けるとともにそれぞれのバンパーアーム(32)を軸支する軸部材(25)を設け、前記バンパーアーム(32)に請求項1〜請求項3のいずれか一つに記載の手動固定具(1)を固着してあり、その手動固定具はシリンダ(2)に対してピストン(4)を手動操作によって進退動作させて基体(21)側の前記少なくとも二つの固定穴(24a・24b)に固定する状態と解除する状態とを選択できる手動固定具であり、前記バンパーアーム(32)の操作において、前記ピストン(4)の先端部(4a)を前記固定穴(24a・24b)に嵌合させて前記バンパーアーム(32)を突出位置と退避位置に固定する状態と、前記ピストン(4)の先端部(4a)を前記シリンダ(2)内に収容して前記少なくとも二つの固定穴(24a・24b)との嵌合を解除して前記バンパーアーム(32)を回動自在にする位置選択状態とを取り得るようにし、かつ前記基体(21)と前記バンパーアーム(32)の間に補助スプリング(39)を設けたことを特徴とする可動バンパー。
  8. 請求項6又は請求項7に記載の可動バンパーにおいて、前記バンパーアーム(32)に取り付けるバンパー(33)の頂上部に傾斜面を形成した可動バンパー。
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