JP3141384U - ダンプカーにおけるリアバンパ収納装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ダンプカーのリアバンパを上下するものにおいて、この上下位置を簡単な構造でとることができるようにする。
【解決手段】リアバンパ4からシャーシ1の両側に沿うアーム3を前延させ、このアームをシャーシに設けた回動軸2を中心に回動させてリアバンパをシャーシの前方の下側に収納するダンプカーにおけるリアバンパ収納装置において、アームをスプリングで吊ってリアバンパを使用位置に保持しておくとともに、この使用位置のとき、ロックピンをシャーシからアームに形成されたロック孔8に挿入してロックする。
【選択図】図1

Description

本考案は、ダンプカーのリアバンパがダンプした荷台や走路地形或いは他の作業車両と干渉する際にこのリアバンパを収納するようにしたダンプカーにおけるリアバンパ収納装置に関するものである。
ダンプカーやトラックといった大型車両では、後方の車両が追突によってシャーシの下に潜り込むのを防止するため、リアバンパを比較的後方で、かつ下方に設置することが義務付けられている。このため、荷下ろしに際して荷台をダンプするときや悪路や段差があるとき、さらに、アスファルトフィニッシャと呼ばれる荷台の低い作業車両車に接続する場合は、リアバンパがこの位置にあると邪魔になることがある。そこで、下記特許文献1には、リアバンパをシャーシの下方で前方へ回転させて収納するようにしている。具体的には、リアバンパにシャーシの両側に沿うアームを取り付け、このアームをフレームに設けた回動軸を中心に回動させるようにしている。
ところが、この先行例では、アームの回動をモータで行っており、設備費の高いものになっている。また、長時間使用するリアバンパの使用位置ではモータを駆動しておくわけには行かないので、電源を切って機械的なロックをするようにしている。これにおいて、ロックをリアバンパとシャーシをボルトで締めるようにしており、操作が煩雑で時間もかかる。さらに、リアバンパを前方へ回動させた収納位置では短時間であるといってもモータを駆動してリアバンパの落下を防いでいるから、モータに過負荷がかかって故障等の原因を招くこともある。
特開2003−63331号公報
本考案は、上記の課題に対処するものであり、リアバンパの使用位置でのロックやアンロックを簡単な構造で迅速にできるようにするとともに、設備費も安くてすむようにしたものである。
以上の課題の下、本考案は、請求項1に記載した、リアバンパからシャーシの両側に沿うアームを前延させ、このアームをシャーシに設けた回動軸を中心に回動させてリアバンパをシャーシの前方の下側に収納するダンプカーにおけるリアバンパ収納装置において、アームをスプリングで吊ってリアバンパを使用位置に保持しておくとともに、この使用位置のとき、ロックピンをシャーシからアームに形成されたロック孔に挿入してロックしておくことを特徴とするダンプカーにおけるリアバンパ収納装置を提供したものである。
また、本考案は、以上のリアバンパ収納装置において、請求項2に記載した、ロックピンがシャーシ中をリンク機構によって内外方向に摺動してロックとアンロックを行うものであり、リンク機構がスプリングで付勢されてロックピンがロック孔に挿入されてロックし、リンク機構がエアシリンダによってロックピンがロック孔から抜去されてアンロックされる手段、請求項3に記載した、エアシリンダに代えてレバーが用いられる手段、請求項4に記載した、リアバンパの使用位置と収納位置との間の回動がエアシリンダで行われるを提供する。
請求項1の手段によると、リアバンパが前後に回動できるのであるが、使用位置のときには、ロックピンでその位置に保持されているから、安全である。加えて、このロックはロックピンの挿抜で行われるものであるから、操作が簡単で迅速である。また、リアバンパの前方回動を手動で行うとしても、リアパンパはその重量をバランスする程度のスプリングで上方に吊られているから、軽い力で動く。請求項2の手段によると、アンロックの際のエアシリンダの駆動はダンプカーが本来備えている空圧源を利用できるから、設備費がそれほどかからない。さらに、請求項3の手段によると、簡単な構造になって設備費が安くてすむ。請求項4の手段によると、リアシリンダの回動に力は要らない。
以下、本考案の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本考案の要部の側面図、であるが、ダンプカーの車体は荷台下に前後に延びるシャーシ1を有していることから、その後部に回動軸2を左右に渡し、シャーシ1の両外側面においてくの字形をしたアーム3を連結している。そして、アーム3の長柄側の先端にリアバンパ4を取り付けるとともに、アーム3をシャーシ1に固定したスプリング5で吊っている。このとき、アーム3の上方回動はストッパ6で規制されており、この状態のとき、リアバンパ4は上記した正規の位置にあり、これを使用位置(イ)とする。
一方、アスファルトフイニッシャに接続するときや地形の悪さによってリアバンパ4が干渉するようであると、リアバンパ4を回動軸2を中心に前方へ回動させる。この回動はリアバンパ4がシャーシ1の下面に当たるまで回動させ、この位置を収納位置(ハ)とする。リアバンパ4の収納位置までの回動は手動によってもよいし、後述するエアシリンダ等による自動であってもよい。手動で行うとしても、アーム3やリアバンパ4の重量はスプリング5で軽減されているから、軽い力で動かすことができるし、構造も簡単で設備費が安くてすむ。
この場合、スプリング5はあまり強いものは好ましくなく、アーム3やリアバンパ4の重量をバランスする程度のものでよい。後述するように使用位置(イ)では動きをロックするのであるから、安全であるし、あまり強くすると、前方回動のときの付勢力が強すぎて危険でもあるからである。スプリング5の力がアーム3やリアバンパ4の重量とバランスする程度であると、リアバンパ4を前方回動させるときに真下に向く死点位置(ロ)までは若干重たくなるが、それを超えると、所謂、支点超えになって軽くなるし、収納位置(ハ)でもその状態を保持するものとなる。
ところで、リアバンパ4を使用位置にしたときにはその位置でロックする必要がある(振動等で動いたり、衝突等で前方へ動いたりするから)。本考案は、これを以下のリンク機構7で行う。図2はリンク機構7の平面図であるが、アーム3の短柄の先にロック孔8を穿っておくとともに、この位置のシャーシ1に形成された挿通孔9をスライドしてロック孔8に出入りできるロックピン10を設けておく。ロックピン10の内方端には従動リンク11がピン12で枢着され、従動リンク11の内方端には中心ピン13を中心に回動可能に構成されている主動リンク14にピン15で連結されている。なお、これらの構成は両方のアーム3に対して行うから、主動リンク14には二つの従動リンク11が連結されていることになる。
そして、ロック孔8の上下のシャーシ1間に固定軸16(上記した中心ピン13はこれに取り付ける)を渡すとともに、固定軸16からブラケット17を張出してブラケット17と一方の従動リンク11にスプリング18を掛け渡す。このスプリング18は両方のロックピン10をロック孔8に挿入する方向に付勢されている。一方、シャーシ1間には別の固定軸19も渡されており、固定軸19と主動リンク14とはエアシリンダ20で結ばれている。
次に、以上の収納装置の作用について説明すると、今、リアバンパ4が使用位置(イ)にあるとすると、エアシリンダ20を作動させない(単動式のものであれば空気を抜いておく)。したがって、スプリング18は従動リンク11を外方へと移動させてロックピン10をロック孔8に挿入した状態になっている。したがって、振動等でガタガタすることはないし、後から車両等が衝突して来たときに前方へ動くこともない、普通のリアバンパ4として機能する。しかし、何らかの理由でリアバンパ4がその位置にあっては邪魔になるときには、次の操作をする。まず、エアシリンダ20に高圧空気を導入して従動リンク11を内方へと移動させてロックピン10をロック孔8から抜去する。
次いで、リアバンパ4を前方へ動かし、収納位置(ハ)にする。この操作のとき、スプリング5で軽く動くことや、エアシリンダ等で自動的にできることも上記したとおりである。リアバンパ4を収納位置(ハ)にしたときは、この時間は短時間であることから、殊更ロックする必要はなく、支点超えをしたスプリング5で吊ったままにしておけばよい。そして、作業車両との協働作業や段差等が解消したときには、再度使用位置(イ)にするが、このときは、上記と逆の作業をすればよいことになる。ただ、ロックピン10がロック孔8に容易に入るように、ロックピン10の先は細く尖らせておくのが適する。
図3は本考案の他の例の要部平面図であるが、本例のものは、リアバンパ4の回動をエアシリンダ21によったものである。すなわち、シャーシ1間に渡した補助軸22と回動軸2との間にエアシリンダ21を介在させるのである。図4も本考案の他の例の要部平面図であるが、本例のものは、ロックピン10を操作するのにレバー23を用いたものである。具体的には、リンク機構7に副リンク機構24を接続し、これをレバー23で操作するようにしたものである。リアバンパ4を使用位置(イ)にしたときには、スプリング5でリンク機構7を作動させ、リアバンパ4を回動させるときには、レバー23を引っ張ることでロックピン10がロック孔8から抜けるようになっている。
本考案の要部を示す側面図である。 本考案の要部を示す平面図である。 本考案他の例を示す要部の平面図である。 本考案他の例を示す要部の平面図である。
符号の説明
1 シャーシ
2 回動軸
3 アーム
4 リアバンパ
5 スプリング
6 ストッパ
7 リンク機構
8 ロック孔
9 挿通孔
10 ロックピン
11 従動リンク
12 ピン
13 中心ピン
14 主動リンク
15 ピン
16 固定軸
17 ブラケット
18 スプリング
19 固定軸
20 エアシリンダ
21 エアシリンダ
22 補助軸
23 レバー
24 副リンク機構

Claims (4)

  1. リアバンパからシャーシの両側に沿うアームを前延させ、このアームをシャーシに設けた回動軸を中心に回動させてリアバンパをシャーシの前方の下側に収納するダンプカーにおけるリアバンパ収納装置において、アームをスプリングで吊ってリアバンパを使用位置に保持しておくとともに、この使用位置のとき、ロックピンをシャーシからアームに形成されたロック孔に挿入してロックしておくことを特徴とするダンプカーにおけるリアバンパ収納装置。
  2. ロックピンがシャーシ中をリンク機構によって内外方向に摺動してロックとアンロックを行うものであり、リンク機構がスプリングで付勢されてロックピンがロック孔に挿入されてロックし、リンク機構がエアシリンダによってロックピンがロック孔から抜去されてアンロックされる請求項1のダンプカーにおけるリアバンパ収納装置。
  3. エアシリンダに代えてレバーが用いられる請求項2のダンプカーにおけるリアバンパ収納装置。
  4. リアバンパの使用位置と収納位置との間の回動がエアシリンダで行われる請求項1〜3いずれかのダンプカーにおけるリアバンパ収納装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010264811A (ja) * 2009-05-13 2010-11-25 Isuzu Shatai Kk 手動式可動リアバンパー
JP2011080511A (ja) * 2009-10-06 2011-04-21 Heisei Jidosha:Kk 手動固定具、手動固定装置及び可動バンパー

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