JP4881269B2 - 変速装置の非常時切換機構 - Google Patents

変速装置の非常時切換機構 Download PDF

Info

Publication number
JP4881269B2
JP4881269B2 JP2007248411A JP2007248411A JP4881269B2 JP 4881269 B2 JP4881269 B2 JP 4881269B2 JP 2007248411 A JP2007248411 A JP 2007248411A JP 2007248411 A JP2007248411 A JP 2007248411A JP 4881269 B2 JP4881269 B2 JP 4881269B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
movable member
shift
select
coupling pin
circumferential direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007248411A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009079642A (ja
Inventor
陽三 光盛
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hino Motors Ltd filed Critical Hino Motors Ltd
Priority to JP2007248411A priority Critical patent/JP4881269B2/ja
Publication of JP2009079642A publication Critical patent/JP2009079642A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4881269B2 publication Critical patent/JP4881269B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)

Description

本発明は変速装置の非常時切換機構に関するものである。
近年、目標変速段へのシフトを運転者の直接的な操作によらずに、シフト用電動モータとセレクト用電動モータを備えたギヤシフトユニットによって行ない、運転者の労力軽減を図るようにした変速装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この変速装置では、保持軸(シフトシャフト)にシフトレバーを、直線的に移動し得るようにスプライン嵌合させ、セレクト用電動モータによりシフトレバーを保持軸に沿って移動させ、シフト用電動モータにより保持軸を周方向に傾動させる構成を採っている。
具体的に述べるならば、保持軸の長手方向へシフトレバーを移動させて、平行に並んだフォークシャフトのうちの所定のものの挾持片にシフトレバーの突起を係合させ、更に、保持軸を周方向に傾動させると、その変位がシフトレバーからフォークシャフトに伝わり、当該フォークシャフトが長手方向に動き、目標変速段へのシフトが行われる。
また、前記電動モータやその付帯部品などの駆動手段が不調になった場合を考慮して、コントローラを介して電動モータを作動させるチェンジレバーとは別に、非常操作レバーを運転室に設置し、手動操作でも目標変速段へのシフトが行えるようにしてある。
特開2002−48233号公報
特許文献1の変速装置にあっては、非常操作レバーにセレクト節度感を持たせる工夫を特にしておらず、運転者が現在の変速段がどれであるのかを判断しにくかった。
そこで、セレクト操作時に、保持軸に沿って移動するシフトレバーにスプリングなどの反発力が働くような構成を採れば、この反発力がセレクト節度感として非常操作レバーを握る運転者の手のひらへ伝わる。
しかしながら、セレクト操作時に移動するシフトレバーに、常にスプリングの反発力が働くようにした場合、セレクト用電動モータの負荷が高くなってしまう。
本発明は、セレクト用アクチュエータの負荷を抑え、非常操作レバーに対してセレクト節度感を持たせられる変速装置の非常時切換機構を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明は、セレクト用アクチュエータにより直線的に移動して所定のフォークシャフトに係合し、しかも直線移動軸を中心にシフト用アクチュエータにより傾動して、フォークシャフトを長手方向へ動かす棒状の第1の可動部材と、非常操作レバーの動きに追従して第1の可動部材と同方向へ直線的に移動し、しかも第1の可動部材を周方向に取り囲み且つ非常操作レバーの動きに追従して周方向へ傾動する中空状の第2の可動部材とを備え、第1の可動部材の外周面に、シフト用穴と周方向に延びるセレクト用溝とを形作り、第2の可動部材の内部に、シフト用穴に嵌入可能なシフト結合ピンとセレクト用溝に嵌入可能なセレクト結合ピンとを、第2の可動部材を第1の可動部材に浅く被せたときにセレクト結合ピンがセレクト用溝に入り、且つ第2の可動部材を第1の可動部材に対して周方向へ傾動させたときにシフト結合ピンがシフト用穴に入るように組み込み、直線移動する第2の可動部材に当接してスプリングの反発力を伝えるプランジャを設けている。
通常時には、第2の可動部材を第1の可動部材に深く被せて、セレクト用溝にセレクト結合ピンが入らず、しかもシフト用穴にシフト結合ピンが入らない状態にしておく。
これにより、セレクト用アクチュエータ、及びシフト用アクチュエータの動きが、第1の可動部材だけに伝わる。
非常時には、第2の可動部材を第1の可動部材に浅く被せて、セレクト用溝にセレクト結合ピンが入り、しかもシフト用穴にシフト結合ピンが入った状態とする。
これにより、非常操作レバーの動きが、第2の可動部材を経て第1の可動部材に伝わり、手動操作による目標変速段へのシフトが可能になる。
プランジャは第2の可動部材に当接する構成としてあるので、通常時には、スプリングの反発力や第2の可動部材の摺動抵抗が第1の可動部材に伝わらない。
本発明の変速装置の非常時切換機構によれば、プランジャは第2の可動部材に当接するので、通常はスプリングの反発力が第1の可動部材に伝わらず、セレクト用アクチュエータの負荷が抑えられ、しかも、非常操作レバーに対してはセレクト節度感を持たせることができる、という優れた効果を奏し得る。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1〜図6は本発明の変速装置の非常時切換機構の一例を示すものであって、セレクト用電動モータにより直線的に移動して所定のフォークシャフトに係合し、しかも直線移動軸を中心にシフト用電動モータにより傾動して、フォークシャフトを長手方向へ動かす棒状の第1の可動部材1と、非常操作レバー2の動きに追従して第1の可動部材1と同方向へ直線的に移動し、しかも第1の可動部材1を周方向に取り囲み、非常操作レバー2の動きに追従して周方向へ傾動する中空状の第2の可動部材3とを備えている。
第1の可動部材1には、一端面から長手中間部分へ向けて続くスプライン穴4と、一端部分から外方へ突出する受座5と、他端部分外周面に位置するシフト用穴6と、長手方向中間部分外周面に位置して周方向に延びるセレクト用溝7とが形作ってある。
スプライン穴4にはシフトシャフト8の先端部分が差し込んであり、第1の可動部材1の軸線方向への移動が許容され、更に、シフト用電動モータにより所定の角度範囲を傾動するシフトシャフト8の変位が第1の可動部材1に伝えられる。
受座5にはレバー9の先端部分が常時係合させてあり、当該レバー9はセレクト用電動モータにより所定の角度範囲を揺動する。
つまり、第1の可動部材1は、前述した特許文献1におけるシフトレバーと同じ役割を担う。
第2の可動部材3の一端側が開口した空間10には、第1の可動部材1のシフト用穴6やセレクト用溝7が形作った部位が差し込んである。
第2の可動部材3の一端部分から外方へ突出する受座11には、レバー12の先端部分が常時係合させてあり、また、第2の可動部材3の他端面中央から突出するボス13には、レバー14の先端部分が締結してある。
レバー12の基端部分には、運転者が非常操作レバー2を車両幅方向へ操作したときの動きがワイヤロープ15によって伝えられ、第2の可動部材3が軸線方向へ移動する。
レバー14の基端部分には、運転者が同じ非常操作レバー2を前後方向へ操作したときの動きがワイヤロープ16によって伝えられ、第2の可動部材3が周方向へ傾動する。
更に、第2の可動部材3の内部には、シフト用穴6に嵌入可能なシフト結合ピン17とセレクト用溝7に嵌入可能なセレクト結合ピン18とが、第2の可動部材3を第1の可動部材1に浅く被せたときにセレクト結合ピン18がセレクト用溝7に入り、次いで、第2の可動部材3を第1の可動部材1に対して周方向へ傾動させたときにシフト結合ピン17がシフト用穴6に入るように、スプリング19,20を介在させて組み込んである。
シフト用穴6、セレクト用溝7、及び結合ピン17,18の相対的な位置関係は、図1に示すように第2の可動部材3が第1の可動部材1に深く被さり、しかもセレクト用電動モータによって第1の可動部材1が移動する範囲では、セレクト結合ピン18がセレクト用溝7に入らず、また、シフト用穴6にもシフト結合ピン17が入らないように設定してある。
従って通常は、セレクト用電動モータ、及びシフト用電動モータの動きが、第1の可動部材1だけに伝わることになり、これら電動モータの負荷が抑えられる。
非常操作レバー2及びワイヤロープ15,16は、運転者により車両幅方向へ手動操作された際に、第2の可動部材3を、図1に示す第1の可動部材1に深く被さっている位置から、図4〜図6に示す浅く被さる位置へ移動させる機能と、これに引き続き、運転者による前後方向へ手動操作された際に、第2の可動部材3を、図2に示す第1の可動部材1のシフト用穴6に対してシフト結合ピン17が食違っている姿勢から、図3に示すシフト用穴6にシフト結合ピン17が嵌まる姿勢に傾動させる機能との双方を満たすように構成してある。
すなわち、電動モータが使えなくなった場合に非常操作レバー2を用いて、第2の可動部材3を第1の可動部材1に浅く被せ、セレクト用溝7にセレクト結合ピン18を入れ、シフト用穴6にシフト結合ピン17を入れるようにすれば、非常操作レバー2の動きが、第2の可動部材3から第1の可動部材1に伝わるようになり、手動操作による目標変速段へのシフトが可能になる。
第2の可動部材3の側方には、当該第2の可動部材3が移動してきたときに受座11に当接してスプリング21の反発力を伝えるプランジャ22が設けてある。
このプランジャ22は、第1の可動部材1が図4に示すようにストロークの中央に位置している状態では受座11に当接しておらず、そこから、第1の可動部材1を図5に示すように右側へ移動させると、受座11がプランジャ22に押し付けられ、スプリング21の反発力がレバー12やワイヤロープ15を経て、非常操作レバー2を握っている運転者の手のひらへ伝わる。
第1の可動部材1を図6に示すように左側へ移動させるときには、プランジャ22から受座11が離れるため、スプリング21の反発力は運転者には伝わらない。
第1の可動部材1を図6に示す位置から図4に示す位置へ戻すときには、ストロークの中央を第1の可動部材1が通り過ぎた際に受座11がプランジャ22に当接し、そのときの当たり感が非常操作レバー2を握っている運転者の手のひらへ伝わる。
プランジャ22は第2の可動部材3の受座11に当接するので、通常はスプリング21の反発力が第1の可動部材1に伝わらず、セレクト用電動モータの負荷が抑えられる。
なお、本発明の変速装置の非常時切換機構は、上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において変更を加え得ることは勿論である。
本発明の変速装置の非常時切換機構は、様々な車種に適用することができる。
本発明の変速装置の非常時切換機構の一例の通常状態を示す概念図である。 図1のII−II矢視図である。 図2の非常状態を示す図である。 図3のIV−IV矢視図である。 本発明の変速装置の非常時切換機構の一例の非常状態を示す概念図である。 本発明の変速装置の非常時切換機構の一例の非常状態を示す概念図である。
符号の説明
1 第1の可動部材
2 非常操作レバー
3 第2の可動部材
6 シフト用穴
7 セレクト用溝
17 シフト結合ピン
18 セレクト結合ピン
21 スプリング
22 プランジャ

Claims (2)

  1. セレクト用アクチュエータにより直線的に移動して所定のフォークシャフトに係合し、しかも直線移動軸を中心にシフト用アクチュエータにより傾動して、フォークシャフトを長手方向へ動かす棒状の第1の可動部材と、非常操作レバーの動きに追従して第1の可動部材と同方向へ直線的に移動し、しかも第1の可動部材を周方向に取り囲み且つ非常操作レバーの動きに追従して周方向へ傾動する中空状の第2の可動部材とを備え、第1の可動部材の外周面に、シフト用穴と周方向に延びるセレクト用溝とを形作り、第2の可動部材の内部に、シフト用穴に嵌入可能なシフト結合ピンとセレクト用溝に嵌入可能なセレクト結合ピンとを、第2の可動部材を第1の可動部材に浅く被せたときにセレクト結合ピンがセレクト用溝に入り、且つ第2の可動部材を第1の可動部材に対して周方向へ傾動させたときにシフト結合ピンがシフト用穴に入るように組み込み、直線移動する第2の可動部材に当接してスプリングの反発力を伝えるプランジャを設けたことを特徴とする変速装置の非常時切換機構。
  2. 第2の可動部材を、第1の可動部材に深く被さっている位置から浅く被さる位置へ移動させる機能を非常操作レバーに具備させた請求項1に記載の変速装置の非常時切換機構。
JP2007248411A 2007-09-26 2007-09-26 変速装置の非常時切換機構 Expired - Fee Related JP4881269B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007248411A JP4881269B2 (ja) 2007-09-26 2007-09-26 変速装置の非常時切換機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007248411A JP4881269B2 (ja) 2007-09-26 2007-09-26 変速装置の非常時切換機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009079642A JP2009079642A (ja) 2009-04-16
JP4881269B2 true JP4881269B2 (ja) 2012-02-22

Family

ID=40654554

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007248411A Expired - Fee Related JP4881269B2 (ja) 2007-09-26 2007-09-26 変速装置の非常時切換機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4881269B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6051309A (ja) * 1983-08-31 1985-03-22 Toshiba Corp 利得制御回路
JPS61105338A (ja) * 1984-10-30 1986-05-23 Hino Motors Ltd トランスミッションのエマ−ジェンシィコントロ−ル装置
JP3580418B2 (ja) * 2000-08-01 2004-10-20 日野自動車株式会社 非常時切換装置付き変速装置
JP4484143B2 (ja) * 2004-06-09 2010-06-16 日東工器株式会社 プラグ/ソケットアセンブリ
JP2006336380A (ja) * 2005-06-03 2006-12-14 Daido Kiko Kk 水門昇降装置用クラッチ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009079642A (ja) 2009-04-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10436310B2 (en) Activation apparatus for a transmission of a motor vehicle
JP4979144B2 (ja) オートマチックトランスミッションのためのシフト装置
JP6156301B2 (ja) 車両用シフタ装置
CN109958762B (zh) 车辆用变速装置
JP2010215085A5 (ja)
JP2010215085A (ja) 車両用電子クラッチ制御装置
JP5530582B2 (ja) シフトロック組立体
CN109458453B (zh) 车用换挡装置
EP3546802B1 (en) Vehicle equipped with transmission
JP6267494B2 (ja) シフトレバー装置
JP2007146897A (ja) 手動変速機
JP4881269B2 (ja) 変速装置の非常時切換機構
JP4888006B2 (ja) 自動変速機の変速操作装置
JP6060962B2 (ja) 車両用シフト装置
JP2007071370A (ja) 車両制御装置
WO2009056007A1 (en) Control device for machine, method for operating the same and machine comprising the same
JP4133696B2 (ja) 押ボタンスイッチ構造
JP6079769B2 (ja) 車両用シフト装置
JP4810345B2 (ja) 変速機の操作装置
JP7218999B2 (ja) 自動変速機の操作レバー装置
KR20050098518A (ko) 수동변속기의 변속조작기구
CN211951406U (zh) 变速操纵器用的选挡回位机构、变速操纵器及汽车
JP5258587B2 (ja) 変速機操作用倍力装置
JP3973505B2 (ja) 非常時切換装置付き変速装置
JP6060941B2 (ja) 車両用シフト装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100824

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111117

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111129

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111202

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141209

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees