JP4810345B2 - 変速機の操作装置 - Google Patents
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Description
同図において、シフトフォーク53はリバース用であり、シフトフォーク54は1速・2速用であり、シフトフォーク55は3速・4速用であり、シフトフォーク56は5速・6速用である。そして、セレクトシャフト57の軸線方向(図中の左右方向)への変位を通じて、シフトインナーレバー51,52が各シフトフォーク53〜56のうちのいずれかに対応して位置するようになる。なお、セレクトシャフト57は、軸線方向に移動可能な状態にあるときには、スプリング等により3速・4速用のシフトフォーク55に対応する位置(以下、ニュートラル位置という)に付勢されている。
シフトインナーレバー52がシフトフォーク54に対応して位置した状態で、セレクトシャフト57を周方向一方側に変位させると、シフトインナーレバー52がシフトフォーク54を図中の上側に押し、変速段として1速が選択されて同1速への切り換え操作が行われる。逆に、セレクトシャフト57を周方向他方側に変位させると、シフトインナーレバー52がシフトフォーク54を図中の下側に押し、変速段として2速が選択されて同2速への切り換え操作が行われる。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明では、変速機における変速段の切り換え操作を行うべく軸線方向及び周方向に変位可能なセレクトシャフトを備え、このセレクトシャフトは、同シャフトの軸線方向においてニュートラル位置に付勢されており、セレクトケーブルを介して連結される操作レバーのセレクト方向への操作によって前記ニュートラル位置から軸線方向に変位する変速機の操作装置において、前記セレクトシャフトとその軸線方向について一体移動可能なインタロックプレートと、前記セレクトシャフトが前記ニュートラル位置とは異なる位置に設定された基準位置にあるとき、前記インタロックプレートにおける前記ニュートラル位置側に突出可能な位置決めピンと、を備え、前記インタロックプレートには、前記セレクトシャフトが基準位置に位置した状態で前記位置決めピンが突出したとき、その位置決めピンに接して前記セレクトシャフトの同シャフトの軸線方向一方側と他方側との両方への変位を規制する規制部が形成されており、前記規制部は、前記セレクトシャフトが基準位置に位置した状態で前記位置決めピンが突出したとき、その位置決めピンにおける前記ニュートラル位置側と反対側の部分が接する第1規制部、及び、前記位置決めピンにおける前記ニュートラル位置側の部分が接する第2規制部を備えてなり、前記第1規制部における前記セレクトシャフトから離れる側の端面は、前記第2規制部における前記セレクトシャフトから離れる側の端面よりも、前記セレクトシャフト寄りに位置していることを要旨とした。
図1に示される操作装置1は、自動車に搭載された手動式の変速機(マニュアルトランスミッション)の変速段の切り換え操作、例えば1〜6速及びリバースといった変速段の切り換え操作を行うものである。
より詳しくは、シフトインナーレバー8の外周面にはボール16がコイルスプリング17によってセレクトシャフト3の径方向に押しつけられており、当該外周面におけるボール16に対応する位置にはセレクトシャフト3の軸線方向に延びる溝18が形成されている。そして、操作レバー13をセレクト方向に移動可能なとき、この溝18にボール16が挿入されて転動可能な状態となるようにされる。この状態にあっては、セレクトシャフト3の軸線方向への変位がボール16の溝18内での転動によって許容されるのに対し、セレクトシャフト3の周方向への変位は溝18内のボール16がコイルスプリング17の弾性力に抗して溝18からセレクトシャフト3の周方向にはみ出すことによって可能になる。従って、セレクトシャフト3の周方向への変位には上記コイルスプリング17の弾性力が抵抗となり、その抵抗の付与を通じてセレクトシャフト3の軸線方向への変位が案内される。また、運転者が操作レバー13のシフト方向への操作に基づきセレクトシャフト3の周方向に変位させようとする際には、コイルスプリング17の弾性力が抵抗として運転者に作用するため、運転者がある程度の節度感を感じつつ操作レバー13をシフト方向に操作することになる。
より詳しくは、シフトインナーレバー8の外周面に複数の案内片19を備えた案内板20が固定されるとともに、操作装置1のハウジング2には先端に突部21を備えたボルト22を当該突部21が上記各案内片19の間に挿入するよう取り付けられている。図3は、上記突部21及び案内板20を図1の左方から見た図であって、その突部21と案内板20の各案内片19との位置関係を示したものである。同図から分かるように、各案内片19においては、操作レバー13(図2(a))のセレクト方向への移動に伴い案内板20がセレクトシャフト3とともに同シャフト3の軸線方向(図中の左右方向)に変位するとき、突部21と干渉しないよう当該突部21を挟んだセレクトシャフト3の周方向(図中の上下方向)両側に三つずつ設けられている。これら案内片19は、案内板20から突出するとともに、セレクトシャフト3の周方向に延びている。なお、各案内片19におけるセレクトシャフト3の軸線方向についての位置は、操作レバー13のシフト方向への移動に伴うセレクトシャフト3の周方向への変位時、上記突部21がいずれかの案内片19のセレクトシャフト3の軸線方向についての測面と接触した状態で案内板20がセレクトシャフト3の周方向に変位するよう設定されている。そして、上述した突部21と案内片19との接触を通じて、セレクトシャフト3の軸線方向への変位が規制されるとともに、同シャフト3の周方向への変位が案内されることとなる。
操作レバー13をセレクト方向への移動範囲における1・2速に対応する位置に移動させると、その移動に基づくセレクトシャフト3の軸線方向への変位を通じて、突起9が腕部5bに対応して位置するようになる。この状態で、操作レバー13をシフト方向一方側である1速側(図2(a)の上側)に移動させると、突起9が腕部5bの一方の二股部25を図4の上側に押す。そして、それに基づくシフトフォーク5のフォークシャフト5a(図1)の軸線方向への変位により、変速機の変速段として1速が選択されて同1速への切り換え操作が行われる。また、突起9が腕部5bに対応して位置した状態で、操作レバー13をシフト方向他方側である2速側(図2(a)の下側)に移動させると、突起9が腕部5bの他方の二股部26を図4の下側に押す。そして、それに基づくシフトフォーク5のフォークシャフト5a(図1)の軸線方向への変位により、変速機の変速段として2速が選択されて同2速への切り換え操作が行われる。
図5(a)及び(b)に示されるように、規制片38には、セレクトシャフト3が基準位置にあるときのインタロックプレート31のニュートラル位置側(図中上側)の面からニュートラル位置に向けて突出する直立部39が形成されている。更に、規制片38には、直立部39から位置決めピン37の径方向に垂直に延びてインタロックプレート31のニュートラル位置側の面と平行になる平行部40が形成されている。この平行部40におけるセレクトシャフト3から離れる側の端面40aと、インタロックプレート31におけるセレクトシャフト3から離れる側の端面31aとは図5(a)に示される位置関係を有している。すなわち、インタロックプレート31の端面31aが平行部40の端面40aよりもセレクトシャフト3寄り(図中右寄り)に位置している。
(1)セレクトシャフト3を基準位置で位置決めしたとき、そのセレクトシャフト3の軸線方向一方側と他方側との両方への変位が規制される。このため、基準位置に位置決めしたセレクトシャフト3と当該基準位置に対応して位置する操作レバー13とをセレクトケーブル11により連結する際、セレクトシャフト3が基準位置からニュートラル位置側とは反対側にずれた状態で上記連結が行われることはなくなる。従って、操作レバー13のセレクト方向の位置とセレクトシャフト3の軸線方向の位置とが適正に対応していない状態で両者の連結が行われ、それに起因して目的の変速段への切り換え操作が行えなくなることを回避できるようになる。
・必ずしもインタロックプレート31の端面31aを平行部40の端面40aよりもセレクトシャフト3寄りに位置させる必要はない。インタロックプレート31の端面31aと平行部40の端面40aとがセレクトシャフト3から同一の距離にあったり、端面31aが端面40aよりもセレクトシャフト3寄りに位置していたりしてもよい。
Claims (1)
- 変速機における変速段の切り換え操作を行うべく軸線方向及び周方向に変位可能なセレクトシャフトを備え、このセレクトシャフトは、同シャフトの軸線方向においてニュートラル位置に付勢されており、セレクトケーブルを介して連結される操作レバーのセレクト方向への操作によって前記ニュートラル位置から軸線方向に変位する変速機の操作装置において、
前記セレクトシャフトとその軸線方向について一体移動可能なインタロックプレートと、
前記セレクトシャフトが前記ニュートラル位置とは異なる位置に設定された基準位置にあるとき、前記インタロックプレートにおける前記ニュートラル位置側に突出可能な位置決めピンと、
を備え、
前記インタロックプレートには、前記セレクトシャフトが基準位置に位置した状態で前記位置決めピンが突出したとき、その位置決めピンに接して前記セレクトシャフトの同シャフトの軸線方向一方側と他方側との両方への変位を規制する規制部が形成されており、
前記規制部は、前記セレクトシャフトが基準位置に位置した状態で前記位置決めピンが突出したとき、その位置決めピンにおける前記ニュートラル位置側と反対側の部分が接する第1規制部、及び、前記位置決めピンにおける前記ニュートラル位置側の部分が接する第2規制部を備えてなり、
前記第1規制部における前記セレクトシャフトから離れる側の端面は、前記第2規制部における前記セレクトシャフトから離れる側の端面よりも、前記セレクトシャフト寄りに位置している
ことを特徴とする変速機の操作装置。
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