JP3951963B2 - ロボットハンド - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ワークの把持、搬送、組立等を行うロボットハンドに関する。
【0002】
【従来の技術】
ロボットハンドは、ローダやロボットアームのような移動装置に取り付けられるものであり、移動装置によって水平方向及び垂直方向に移動され、ワーク等の把持、搬送、組立等を行う。このロボットハンドは、一般に、ハンドベースと、このハンドベースに支持され且つシャフトを有したモータと、ハンドベースに取り付けられたハンド本体とを備え、ハンドベースに支持されたモータによってハンド本体をシャフト周りに旋回させるようになっている。また、ハンド本体は、ワークを把持するための作動要素、例えば、チャックをさらに有している。
【0003】
こうしたロボットハンドには、さらに、作動要素で把持したワークを反転させるなど作動要素をシャフトとは異なる軸線周りに旋回させることや、ハンド本体は静止したままで作動要素に並進運動を行わせることが要求されることがある。このような場合、ハンド本体内に、作動要素を回転運動又は並進運動させるためのアクチュエータをさらに設ける必要がある(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平5−192887号公報 (第1図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように作動要素を回転運動又は並進運動させるためのアクチュエータをハンド本体にさらに設けた場合には、配線が複雑になると共に、移動装置に支持されるロボットハンド全体が重くなり、移動装置に対する負荷が大きくなるという問題が発生する。
【0006】
よって、本発明の目的は、上記従来技術に存する問題を解消して、1つのアクチュエータで、ハンド本体の旋回運動とハンド本体の作動要素の駆動とを提供し、ロボットハンドの軽量化を図ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的に鑑み、ハンドベースに支持された回転アクチュエータのシャフトにハンド本体の作動要素を常時連結させると共に、回転アクチュエータのシャフトとハンド本体とを連結させるための連結装置を設け、この連結装置を用いてシャフトとハンド本体とを連結又は連結解除することにより、シャフトによるハンド本体の回転運動とシャフトによる作動要素の駆動とを選択的に切り換えるようにしたロボットハンドを提供する。
【0008】
回転アクチュエータのシャフトは作動要素に常時連結されていることから、シャフトとハンド本体とが連結装置により連結されていないときには、シャフトがハンド本体に対して回転して、シャフトはハンド本体の作動要素に駆動力を伝達する。一方、連結装置により回転アクチュエータのシャフトとハンド本体とが連結されているときには、ハンド本体がシャフトと一体的に回転して、ハンド本体の作動要素がシャフトに対して相対的に静止した状態となるので、シャフトは作動要素に駆動力を伝達することができず、作動要素は駆動されない。したがって、連結装置により、ハンド本体の回転運動と作動要素の駆動とを選択的に切り換えることができるようになる。これにより、1つの回転アクチュエータで異なる部分に異なる運動をさせることができるようになり、アクチュエータの数の削減及びそれによるロボットハンド全体の軽量化を実現することが可能となる。
【0009】
上記ロボットハンドにおいて、シャフトがハンド本体との連結を解除されているときに、ハンド本体がハンドベースに対してロックされれば、シャフトの回転に伴ってハンド本体が回転することが防止され、ハンド本体上の作用要素の位置を正確に制御することができるようになる。
【0010】
また、シャフト上にハンド本体と概略同じ外周形状を有した拡径部分を設け、この拡径部分の外周面及びハンド本体の外周面の両方に係合可能な内周面を有したスリーブの形態に連結装置を形成すれば、連結装置がハンド本体とシャフトの拡径部分とにまたがってそれらの外周面と係合することにより、ハンド本体とシャフトの拡径部分とを連結し、両者が一体的に回転するようにさせることが可能となる。また、連結装置がスリーブ形態となっていれば、連結装置がシャフトと同軸の配置となるので、ロボットハンドの構造がコンパクトになり、小型化に有効となる。
【0011】
上記のようなスリーブ形態の連結装置の内周面と、シャフトの拡径部分及びハンド本体の外周面とを係合させ、シャフトとハンド本体とを連結させるためには、シャフトの拡径部分及びハンド本体の外周面にシャフトの長手方向に延びる凹部又は凸部を形成し、スリーブ形態の連結装置の内周面にシャフトの長手方向に延びる凸部又は凹部を形成し、互いを係合させるようにすることが好ましい。
【0012】
また、ハンドベースがシャフトの長手方向に移動可能な移動台上に配置されている場合には、移動台が移動する軌道上にストッパを設け、ハンドベースが移動台によりシャフトの長手方向に移動し、連結装置がストッパに当接したときに、連結装置がシャフトとハンド本体とを連結又は連結解除させるようにすれば、シャフト長手方向のハンドベースの位置により、ハンド本体の回転運動と作動要素の駆動とを選択的に切り換えることができるようになる。これは、作動要素に把持されたワークを反転させる動作が行われるのはワークを移動させるとき、すなわちロボットハンドを一度上昇させて水平移動するときであることから、制御の簡易化の点で有効である。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明のロボットハンドの実施形態について説明する。
【0014】
図1〜図3は、本発明の第1の実施形態のロボットハンドを水平方向及び上下方向に移動可能な移動装置に支持することにより構成されたロボットを示しており、図4は、ロボットハンドのハンド本体の一部及び作動要素が交換可能になっている本発明のロボットハンドの第2の実施形態を示している。
【0015】
最初に、図1を参照して、本発明のロボットハンド12を含むロボット10の全体構造について説明する。
【0016】
ロボット10は、ロボットハンド12と、ロボットハンド12を水平方向及び垂直方向(すなわち、上下方向)に移動させるための移動装置14とを含んでいる。図1に示されている移動装置14は、直交2軸タイプのものであり、図1の紙面に対して垂直方向に延びる水平方向軌道16に沿って移動可能なスライダ18と、上下方向に延びる垂直方向軌道20に沿ってスライダ18上で移動可能な移動台22とを具備し、移動台22上にロボットハンド12が支持されている。このような直交2軸タイプの移動装置14はローダーとして公知であるので、ここではこれ以上詳細には説明しない。
【0017】
ロボットハンド12は、ハンドベース24と、回転アクチュエータ26と、ハンドベース24の下に回転可能に取り付けられるハンド本体28とを含んでいる。ハンドベース24は、移動装置14の移動台22上に固定され、このハンドベース24に回転アクチュエータ26が支持される。回転アクチュエータ26は、ハンドベース24内に収容されていてもよく、ハンドベース24の上部に取り付けられていてもよい。
【0018】
回転アクチュエータ26は、ハンドベース24の下端から下方へ突出して延びているシャフト30を備え、このシャフト30は、ハンドベース24の下端の近傍に、シャフト30の残余の部分よりも大きい直径を有した拡径部分32を具備している。拡径部分32は、シャフト30と一体的に形成されていてもよく、シャフト30に固定された環状部材であってもよい。なお、回転アクチュエータ26としては、通常、モータが使用され、その場合には、モータとシャフト30との間に加速及び減速を行うためのギアや制動装置を設けることが好ましい。
【0019】
ハンド本体28は、シャフト30の拡径部分32の下方に配置される第1のハウジング34と、第1のハウジング34の下に第1のハウジング34と一体的に固定接続されている第2のハウジング36とを含んでいる。
【0020】
第1のハウジング34は、少なくともシャフト30の拡径部分32に隣接する側に、拡径部分32と同じ外周形状を有した略円筒形状部分38を有しており、ハンドベース24の下端から突出して延びている回転アクチュエータ26のシャフト30周りに軸受40を介して回転可能に取り付けられる。これにより、第1のハウジング34は、シャフト30を介してハンドベース24に回転可能に取り付けられたことになる。なお、シャフト30は、第1のハウジング34の内部を貫通して延び、その先端が第1のハウジング34の下方まで突出するような長さに形成されている。
【0021】
図1に示されている実施形態では、第1のハウジング34は、さらに、シャフト30に曲げモーメントが作用したりシャフト30にハンド本体28の重量全てが負荷されたりすることを回避するために、移動台22に固定された補助ハウジング64に軸受42を介して回転可能に支持されている。また、補助ハウジング64には、後述する連結装置をロックするためのロック棒62が設けられている。
【0022】
第1のハウジング34の下端から突出しているシャフト30の先端部は、第1のハウジング34の下に接続されている第2のハウジング36の内部に収容されている。また、第2のハウジング36の内部には、上記シャフト30と概略垂直に水平方向に延びている伝動軸44が軸受46を介して回転可能に支持されており、シャフト30と伝動軸44とは、シャフト30の回転がシャフト30の先端部及び伝動軸44にそれぞれ固定されている2つの傘歯車48、50を介して伝動軸44に伝達されるように、接続されている。さらに、伝動軸44の先端部には作動要素52が接続されている。したがって、作動要素52は、シャフト30の回転が伝動軸44に伝達されるときに、伝動軸44周りに回転運動を行うようになっている。なお、作動要素52がチャックタイプ(図4参照)である場合には、爪の開閉は作動要素に別個に設けられたアクチュエータ(不図示)により行われるものとする。
【0023】
本発明のロボットハンド12は、さらに、シャフト30の拡径部分32とハンド本体28とを連結するための連結装置54を具備しており、連結装置54は、円筒表面から半径方向に突出しているフランジ部56を有したフランジ付きスリーブの形態に形成されている。スリーブ形態の連結装置54の内周面には、シャフト30の長手方向に延び且つ周方向に互いに離間している複数の凹部が形成されている一方、ハンド本体28の第1のハウジング34の円筒形状部分38の外周面には、シャフト30の長手方向に延び且つ連結装置54の凹部と相補的な一本又は複数本の凸部が形成されており、連結装置54は、その凹部と第1のハウジング34の凸部とを係合させた状態で、第1のハウジング34の円筒形状部分38周りに配置されている。このような構成により、連結装置54は、シャフト30の長手方向に移動可能でありながら、第1のハウジング34に対してシャフト30周りに回転せず、第1のハウジング34と共にシャフト30周りに回転するようになる。
【0024】
また、シャフト30の拡径部分32の外周面にも、ハンド本体28の第1のハウジング34の円筒形状部分38と同様に、シャフト30の長手方向に延びる凸部が形成されており、シャフト30の拡径部分32の凸部が第1のハウジング34の円筒形状部分38の凸部と整列しているときに、連結装置54が、第1のハウジング34の円筒形状部分38の周りからシャフト30の長手方向上方に移動して、第1のハウジング34の円筒形状部分38とシャフト30の拡径部分32とにまたがって位置することができるようになっている。
【0025】
さらに、連結装置54は付勢バネ58によって拡径部分32に向かって上方に付勢されている。これにより、連結装置54は、通常の状態では、第1のハウジング34の円筒形状部分38とシャフト30の拡径部分32とにまたがって位置し、ロボットハンド12が移動台22と共に移動装置14の垂直方向軌道20に沿って上方に移動し、連結装置54のフランジ部56が移動装置14の垂直方向軌道20上に設けられたストッパ60に当接したときにのみ、連結装置54は、シャフト30の拡径部分32の周りから下方へ移動して、シャフト30との係合を解除するようになる。
【0026】
次に、図2及び図3を参照して、図1に示されているロボットの動作について説明する。
【0027】
ロボットハンド12の水平方向の位置決めは、ロボットハンド12を支持する移動台22を水平方向軌道16に沿って移動させることによって行われる。そして、ロボットハンド12が所望の水平方向位置に到達した後、移動台22を垂直方向軌道20に沿って移動させることによって、ロボットハンド12を所望の作業位置まで下降させる。
【0028】
ロボットハンド12が、図2に示されているように、移動装置14の垂直方向可動範囲の上端位置へ移動するとき、移動装置14の垂直方向軌道20上に設けられたストッパ60がロボットハンド12の連結装置54のフランジ部56に当接し、連結装置54は、付勢バネ58の付勢力に抗して、ロボットハンド12の残余の部分に対して下方に押し下げられる。すると、連結装置54は、互いに整列したシャフト30の拡径部分32の凸部及び第1のハウジング34の円筒形状部分38の凸部に沿って移動して、シャフト30の拡径部分32の周りから除去され、シャフト30の拡径部分32との係合を解除させられる。このとき、補助ハウジング64から延びるロック棒62で連結装置54を移動台22に対してロックする。連結装置54のロックにより、連結装置54と係合を維持しているハンド本体28が補助ハウジング64と同様に移動台22に固定されたハンドベース24に対して回転することを防止されるので、作動要素52の向きの正確な制御が可能となる。
【0029】
この状態では、連結装置54とシャフト30の拡径部分32との係合は解除されていることから、回転アクチュエータ26のシャフト30の回転は、連結装置54及びハンド本体28の第1のハウジング34には伝達されず、2つの傘歯車48、50を介して第2のハウジング36内に収容されている伝動軸44のみに伝達される。この結果、伝動軸44が第2のハウジング36に対して回転して、作動要素52を回転させる。
【0030】
一方、ロボットハンド12が、図2に示されている位置から図3に示されている位置に垂直方向軌道20に沿って移動すると、ストッパ60と連結装置54のフランジ部56とが当接した状態から脱し、それに伴ってロック棒62による第1のハウジング34のロックが解除される。このとき、第1のハウジング34の円筒形状部分38の凸部とシャフト30の拡径部分32の凸部とは整列した状態を維持しているので、連結装置54は、付勢バネ58によって上方へ付勢され、シャフト30の長手方向に沿ってシャフト30の拡径部分32の周りへ移動し、連結装置54の凹部に円筒形状部分38及び拡径部分32の凸部を係合させた状態で、シャフト30の拡径部分32と第1のハウジング34の円筒形状部分38とにまたがって位置するようになる。
【0031】
この状態で、回転アクチュエータ26のシャフト30を回転させると、シャフト30の回転は、拡径部分32及び連結装置54を介して第1のハウジング34に伝達され、その結果、第1のハウジング34に接続された第2のハウジング36がシャフト30周りに回転する。すなわち、シャフト30の回転により、ハンド本体28が回転運動を行う。一方、シャフト30には傘歯車48、50を介して伝動軸44が接続されているが、伝動軸44は、第2のハウジング36に支持されており、第2のハウジング36と共に回転するので、シャフト30に対して相対的に静止した状態となり、シャフト30の回転は伝動軸44に伝達されない。したがって、作動要素52が伝動軸44周りに回転することはない。
【0032】
このようにして、本発明のロボットハンド12は、連結装置54を用いてシャフト30とハンド本体28とを連結又は連結解除することにより、シャフト30によるハンド本体28の回転運動とシャフト30による作動要素52の駆動とを選択的に切り換える。したがって、シャフト30を中心とした作動要素52の向きを変更する必要があるときには、ハンド本体28を垂直方向軌道20に沿って下降させた状態で回転アクチュエータ26を作動させればよく、作動要素52によって把持されたワーク(不図示)を反転させる(すなわち、ワークの姿勢を変更する)必要があるときには、ハンド本体28を上昇させ、回転アクチュエータ26を作動させればよい。この結果、従来、別個のアクチュエータにより行われていたハンド本体28の回転運動と作動要素52の駆動が、本発明のロボットハンド12では、単一の回転アクチュエータ26により行うことができるようになる。
【0033】
また、ワークの反転は、ワークを作動要素52で把持する位置においてではなく、作動要素52で把持したワークを他の作業位置に水平方向移動で移送する間に行うことが要求されることが多く、水平方向移動は通常図2に示されている上昇位置で行われるので、図1〜図3に示されているロボットハンド12のように上昇位置でワークの反転を行える構造が有効である。しかしながら、ロボットハンド12の下降位置でワークの反転を必要とする場合や、下降位置でネジ締めのように作動要素52を回転させる作業を必要とする場合には、ロボットハンド12が上昇位置にあるときに、ハンド本体28がシャフト30周りに回転し、ロボットハンド12が下降位置にあるときに、作動要素52が伝動軸44周りに回転するようにすることも可能である。この場合には、連結装置54の付勢バネ58を圧縮バネとして、通常は、付勢バネ58によって連結装置54を第1のハウジング34周りに位置させ、移動装置14の垂直方向軌道20上に設けられたストッパ60が連結装置54のフランジ部56の下面に当接したときにのみ連結装置54が付勢バネ58に抗して上方へ移動し、シャフト30の拡径部分32と第1のハウジング34の円筒形状部分38とにまたがるように位置するようにすればよい。
【0034】
図1〜図3に示されている実施形態は一例であり、本発明のロボットハンド12はこれに限定されるものではない。例えば、図1〜図3に示されているロボットハンド12では、連結装置54の内周面に凹部が形成され、シャフト30の拡径部分32の外周面及び第1のハウジング34の円筒形状部分38の外周面に凸部が形成されているが、連結装置54の内周面に凸部を形成し、シャフト30の拡径部分32の外周面及び第1のハウジング34の円筒形状部分36の外周面に凹部を形成することも可能である。また、連結装置54として、フランジ付きスリーブを用いているが、必ずしもフランジ付きスリーブである必要はなく、ストッパ60が当接できるのであれば他の形態であってもよい。例えば、ストッパ60がスリーブの上端に当接できるようになっていれば、円筒形のスリーブであってもよい。また、移動装置14は、直交2軸タイプのものではなく、直交3軸タイプやロボットアームなどであってもよい。
【0035】
さらに、ハンド本体28の一部(例えば、第2のハウジング36)を交換可能とし、ロボットハンド12で様々な作動要素を利用できるようにすることも可能である。このようなロボットハンド12′が図4に示されている。図4においては、図1から図3に示されている第1の実施形態のロボットハンド12と対応する部分には、同じ参照番号が付されている。
【0036】
図4に示されている実施形態では、第1のハウジング34と第2のハウジング36とが着脱可能になっており、様々な種類の作動要素64〜70を有した第2のハウジング36を第1のハウジング34に取り付けることができるようになっている。
【0037】
作動要素64及び作動要素66は、伝動軸44により伝達される回転によりワーク(不図示)の姿勢を変更させるためのものであり、作動要素68及び作動要素70は、伝動軸44により伝達される回転をラックピニオン機構により直線運動に変換して、対になった作動要素68、70を上下に移動させたり、互いのピッチを変更させたりできるものである。
【0038】
他の部分の構造及び動作は、図1から図3に示されているものと類似であるので、ここでは詳しく説明しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態のロボットハンドを移動装置に支持することにより構成されたロボットの全体構成を示している部分断面図である。
【図2】ロボットハンドが上昇位置にあるときの図1のロボットを示している。
【図3】ロボットハンドが下降位置にあるときの図1のロボットを示している。
【図4】本発明の第2の実施形態のロボットハンド及びそれに使用される様々な作動要素を示している斜視図である。
【符号の説明】
10…ロボット
12…ロボットハンド
14…移動装置
20…垂直方向軌道
22…移動台
24…ハンドベース
26…回転アクチュエータ
28…ハンド本体
30…シャフト
52…作動要素
54…連結装置
60…ストッパ
62…ロック棒
64…補助ハウジング
Claims (4)
- 移動可能な移動台(22)上に支持され、拡径部分(32)を有するシャフト(30)を備える回転アクチュエータ(26)と、
前記シャフト(30)周りに回転可能に取り付けられたハウジング(34,36)と、
前記ハウジング(36)に回転可能に支持され、前記シャフト(30)の回転が伝達される伝動軸(44)とを有するロボットハンドであって、
前記ハウジング(34)は、前記拡径部分(32)と隣接し、前記拡径部分(32)と同じ外径形状を有した円筒形状部分(38)を有し、
前記円筒形状部分(38)の周りに配置され、前記シャフト(30)の長手方向に移動可能でありながら、前記ハウジング(34)に対して前記シャフト(30)周りに回転せず、前記ハウジング(34)と共に前記シャフト(30)周りに回転するスリーブと、前記スリーブの円筒表面から半径方向に突出するフランジ部(56)とを有する連結装置(54)と、
前記連結装置(54)を、前記拡径部分(32)に向かって付勢し、前記スリーブを前記円筒形状部分(38)と前記拡径部分(32)とにまたがって位置させ、前記スリーブの内周面を、前記円筒形状部分(38)と前記拡径部分(32)の外周面に係合させる付勢バネ(58)と、
前記移動台(22)の軌道(20)上に設けられたストッパ(60)とを備え、
前記移動台(22)が移動し、前記フランジ部(56)が前記ストッパ(60)に当接したとき、前期スリーブ(54)の内周面と前記拡径部分(32)との外周面との係合が解除されるとともに、前記連結装置(54)を前記移動台(22)に対してロックすることを特徴とするロボットハンド。 - 前記ハウジングは、前記移動台(22)に固定された補助ハウジング(64)に軸受(42)を介して回転可能に支持されていることを特徴とする請求項1に記載のロボットハンド。
- 前記補助ハウジング(64)から延びるロック棒(62)によって、前記連結装置(54)を前記移動台(22)に対してロックすることを特徴とする請求項2に記載のロボットハンド。
- 前記円筒形状部分(38)と前記拡径部分(32)の外周面と、前記スリーブの内周面のうちの一方には、前記シャフトの長手方向に沿って延びる凸部が形成されており、他方には、該凸部と相補的な凹部が形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一つに記載のロボットハンド。
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