JP2739007B2 - 自動変速機試験装置 - Google Patents

自動変速機試験装置

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JP2739007B2
JP2739007B2 JP3794592A JP3794592A JP2739007B2 JP 2739007 B2 JP2739007 B2 JP 2739007B2 JP 3794592 A JP3794592 A JP 3794592A JP 3794592 A JP3794592 A JP 3794592A JP 2739007 B2 JP2739007 B2 JP 2739007B2
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至道 三富
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば自動車用の自
動変速機をラインテストするための自動変速機試験装置
の自動段取機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図14は例えば特開昭60ー20111
8号公報に記載された従来の自動変速機試験装置におけ
るトルクコンバータ部分の自動連結機構の連結状態を示
す一部破断正面図、図15は図14のXVーXV線に沿った
断面図である。
【0003】図において、1は自動変速機のケーシング
(図示せず)に回転自在に支持された自動変速機のトル
クコンバータ、1aはこのトルクコンバータ1の前端部
軸芯に突設されたセンタ軸部である。2はトルクコンバ
ータ1の前端部外円周寄りに突設された一対の連結用ス
タッド、3は試験装置の入力側回転機構、4はこの入力
側回転機構3の回転軸、5はこの回転軸4の先端に固着
されたカップリング、6はこのカップリング5にボルト
7で固定されているドライブプレートである。8はカッ
プリング5の先端部にボルト9で同芯に取り付けられた
センタカラーであり、トルクコンバータ1のセンタ軸部
1aがこのセンタカラー8に差し込まれることによりト
ルクコンバータ1の芯合わせが確定される。
【0004】10はドライブプレート6に組み込まれた
2対の連結金具、11はピン先端部がテーパ形状をな
し、そのテーパの方向が対向するように連結金具10の
それぞれに一対ずつ配置された摺動ピンであり、この摺
動ピン11は、連結金具10の内部に設けられたバネ
(図示せず)の作用により常時トルクコンバータ1側に
押し付けられているとともに、トルクコンバータ1に連
結金具10を押し付けた状態で回転軸4を微動回転する
ことにより、一対の摺動ピン11間に連結用スタッド2
を自動的に挟み込めるように構成されている。12は試
験装置の架台、13、14はそれぞれ架台12および入
力側回転機構3に取り付けられたLMガイドおよびLM
ベアリング、15はスライド軸であり、入力側回転機構
3はスライド軸15により軸方向にスライドできるよう
に構成されている。
【0005】つぎに、上記従来の自動変速機試験装置の
動作について説明する。まず、被試験機を所定の軸芯高
さに移動し、トルクコンバータ1を回転軸4と同芯とし
た後、入力側回転機構3をトルクコンバータ1方向にス
ラード軸15により移動させ、センタカラー8をセンタ
軸部1aに嵌合させる。この時、連結金具10とトルク
コンバータ1の連結用スタッド2との位置関係は任意の
位置にあるために、入力側回転機構3を微動回転させる
ことにより、対の摺動ピン11で連結用スタッド2を挟
み込ませて自動連結している。
【0006】また、被試験機の容量が異なり、センタ軸
部1aの直径が変わる場合には、所望の内径のセンタカ
ラー8に交換して対応している。さらに、連結用スタッ
ド2の直径や半径の方向位置が大幅に変わる場合には、
ドライブプレート6を交換する段取り替えを実施して対
応している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の自動変速機試験
装置は以上のように構成されているので、被試験機の容
量が異なり、センタ軸部1aの直径が変わる場合には、
センタカラー8の交換が必要となり、また、連結用スタ
ッド2の直径や半径の方向位置が大幅に変わる場合に
は、ドライブプレート6の交換が必要となり、作業者が
その都度段取り替え作業を実施しなければならず、多大
な時間を要してしまい、特に容量が異なり段取り替え作
業が必要な被試験機がランダムに搬送されてくる場合に
は、生産性を大きく阻害するという課題があった。
【0008】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、容量の異なる被試験機に対し
て、ドライブプレートやセンタカラーを自動で段取り替
えでき、生産性を向上できる自動変速機試験装置を得る
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の発明に
係る自動変速機試験装置は、被試験機パレットに搭載さ
れた被試験機を搬送するコンベアと、被試験機の回転体
の前端部軸芯に設けられたセンタ軸部と係合して芯合わ
せを行うセンタカラーと、回転体の前端部外円周寄りに
突設された連結用スタッドと係合して回転トルクを伝達
するドライブプレートの連結金具とを備え、コンベア
搬送された被試験機のセンタ軸部とセンタカラーとを係
合させ、連結用スタッドと連結金具とを係合させて、被
試験機を運転試験する装置において、ドライブプレート
の交換を行うドライブプレート交換機構を自動段取パレ
ットに組み込んだものである。
【0010】また、この発明の第2の発明に係る自動変
速機試験装置は、被試験機パレットに搭載された被試験
機を搬送するコンベアと、被試験機の回転体の前端部軸
芯に設けられたセンタ軸部と係合して芯合わせを行うセ
ンタカラーと、回転体の前端部外円周寄りに突設された
連結用スタッドと係合して回転トルクを伝達するドライ
ブプレートの連結金具とを備え、コンベアで搬送された
被試験機のセンタ軸部とセンタカラーとを係合させ、連
結用スタッドと連結金具とを係合させて、被試験機を運
転試験する装置において、センタカラーの交換を行うセ
ンタカラー交換機構を自動段取パレットに組み込んだも
のである。
【0011】
【作用】この発明の第1の発明においては、自動段取パ
レットにドライブプレート交換機構を組み込んでいるの
で、被試験機により連結用スタッドの直径や半径の方向
位置が大幅に変わっても、対応するドライブプレートに
速やかに段取り替えでき、作業時間が大幅に短縮され
る。
【0012】また、この発明の第2の発明においては、
自動段取パレットにセンタカラー交換機構を組み込んで
いるので、被試験機の容量が異なり、センタ軸部の直径
が変わっても、対応するセンタカラーに速やかに段取り
替えでき、作業時間が大幅に短縮される。
【0013】
【実施例】以下、この発明の実施例を図について説明す
る。図1はこの発明の一実施例を示す自動変速機試験装
置の全体配置の上面図であり、図において図14、図1
5に示した従来の自動変速機試験装置と同一または相当
部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0014】図において、16は自動変速機試験装置、
17は入力側試験機構、18は出力側試験機構、19は
被試験機、20はこの被試験機19を搭載する被試験機
パレット、21は自動段取パレット、22は自動段取パ
レット21上に搭載された自動交換装置、23は入力側
試験機構17と出力側試験機構17との間に配設され、
被試験機パレット20および自動段取パレット21を図
中の矢印方向に搬送するコンベア、24は被試験機パレ
ット20および自動段取パレット21を昇降させる昇降
機構である。
【0015】図2、図3および図4はそれぞれこの発明
の一実施例の自動変速機試験装置における自動交換装置
22の構成を示す斜視図、平面図および正面図であり、
図において25はドライブプレート、26は6枚のドラ
イブプレート25を1列に保持できるように構成された
ドライブプレート保持台、27は複数、本実施例では3
個のセンタカラー8を保持する大歯車、28はドライブ
プレート保持台26と同列に配設され、大歯車27を回
転自在に保持しているセンタカラー保持台であり、この
大歯車27は、図示していないが、歯合する小歯車およ
び電動機の作用で回転し、センタカラー8の交換を可能
としている。
【0016】29はアクチュエータ取付台30に取り付
けられ、ドライブプレート保持台26およびセンタカラ
ー保持台28を駆動する駆動用アクチュエータ、31は
アクチュエータ取付台30に設けられたガイドであり、
このガイド31はドライブプレート保持台26およびセ
ンタカラー保持台28の一部に設けられたガイド溝と係
合し、駆動用アクチュエータ29の駆動によりドライブ
プレート保持台26およびセンタカラー保持台28を所
定の位置に案内移動させる。
【0017】32はドライブプレート25およびセンタ
カラー8のチャック機構、33、34はそれぞれチャッ
ク機構32の昇降ガイドとなるLMベアリングおよびL
Mガイド、35はチャック機構32を昇降させる昇降ア
クチュエータ、36はLMガイド34および昇降アクチ
ュエータ35を取り付けた支持台であり、チャック機構
32が昇降アクチュエータ35によりLMガイド34に
案内されて昇降できるように構成されている。
【0018】37、38はそれぞれ支持台36の前後駆
動ガイドとなるLMベアリングおよびLMガイド、39
は支持台36を駆動する電動機、40はこの電動機39
の取付台、41は電動機39と軸接続されたボールネ
ジ、42はこのボールネジ41と係合するボールナッ
ト、43はこのボールネジ41の軸受台であり、この電
動機39の駆動によりボールネジ41が回転し、このボ
ールネジ41の回転がボールナット42に伝達され、支
持台36がLMガイド38に案内されて前後に移動でき
るように構成されている。44は端子箱、45はコネク
タである。
【0019】図5はこの発明の一実施例の自動変速機試
験装置におけるチャック機構32のドライブプレート段
取り替え動作を説明する正面図、図6は図5のVIーVI線
に沿った断面図、図7はこの発明の一実施例の自動変速
機試験装置におけるカップリングの位置決めピンとドラ
イブプレートとの係合状態を示す断面図、図8はこの発
明の一実施例の自動変速機試験装置におけるカップリン
グの抜止め機構とドライブプレートとの係合状態を示す
断面図であり、図において46はチャック機構32の移
動台、47は一端を移動台46に固定された昇降アクチ
ュエータ35の昇降軸、48はドライブプレート保持台
26に埋め込まれた位置決めピンであり、この位置決め
ピン48はドライブプレート25をドライブプレート保
持台26に保持する際に、ドライブプレート25に設け
られたピン穴(図示せず)と係合してドライブプレート
25を位置決めする。
【0020】49はガイド31をアクチュエータ取付台
30に固定するボルト、50、51はそれぞれ先端部に
十字の溝を加工しFばね性をもたせ、ドライブプレート
25に設けられた保持ピン穴25aに差し込んで、移動
中にドライブプレート25を保持するための第1の保持
ピンおよび第2の保持ピン、52は第1および第2の保
持ピン50、51を移動台46に固定する止め輪、53
はボルト54により移動台46に固定され、内部の軸が
直動してドライブプレート25とカップリング5とのロ
ックを解放するアクチュエータである。
【0021】55は回転円盤、56は第1および第2の
保持ピン50、51と同様の構造をとり、センタカラー
8に設けられた保持ピン穴8aに差し込んで、移動中に
センタカラー8を保持するための第3の保持ピン、57
は第3の保持ピン56を回転円盤55に固定する止め
輪、58は回転円盤55と軸で結合し、回転円盤55を
微動回転させる電動機である。
【0022】59はカップリング5に止め輪60で固定
されたトルク伝達ピンであり、このトルク伝達ピン59
はカップリング5の周上180°対向する位置に2カ所
配設され、ドライブプレート25に設けられたピン穴2
5bと係合して、トルクを伝達できるように構成されて
いる。61はドライブプレート25に組み込まれたロッ
ク金具、61aはこのロック金具61の先端部に加工さ
れたロック溝、62はロック金具61を固定する止め輪
であり、このロック金具61はドライブプレート25に
取り付けられた状態でカップリング5のガイド穴5aに
挿入される。63はカップリング5に取り付けられ、ロ
ック金具61と係合してドライブプレート25がカップ
リング5から抜け出るのを防止する抜止め機構、64は
ロック金具61と係合し、抜止めを行うロックリンク、
64aはこのロックリンク64の一部である解放爪、6
5はロックリンク64を回転自在に支持するリンク軸、
66はこのリンク軸65に巻き付けられ、ロックリンク
64を常時ロック側に押し付けるように作用するヒネリ
バネ、67はリンク軸65を支持する取付板、67aは
この取付板67の一部である突起で、ロックリンク64
のストッパの役割を果たしている。68はアクチュエー
タ53の直動軸で、この直動軸68の先端部には、ロッ
クリンク64の解放爪64aに係合してロックを解放す
るためのロック解放穴68aが設けられている。
【0023】図9はこの発明の一実施例の自動変速機試
験装置におけるチャック機構32のセンタカラー段取り
替え動作を説明する正面図、図10は図9のXーX線に沿
った断面図、図11はこの発明の一実施例の自動変速機
試験装置におけるカップリングとセンタカラーとの係合
状態を示す断面図、図12はこの発明の一実施例の自動
変速機試験装置におけるセンタカラーを示す正面図、図
13は図12のXIIIーXIII線に沿った断面図である。
【0024】図において、27aは大歯車27の同一円
周上に等ピッチで設けられたセンタカラー収納穴、69
は大歯車27をセンタカラー保持台28に回転自在に保
持している歯車軸、70は歯車軸69の抜止め用の止め
輪、71は大歯車27の軸受部となる軸受ブッシュ、7
2は大歯車27と歯合する小歯車、73はこの小歯車7
2を駆動する電動機であり、この電動機73の駆動によ
り小歯車72を介して大歯車27を回転できるように構
成されている。
【0025】74は特殊ボルトであり、この特殊ボルト
74は大歯車27およびセンタカラー5の同一円周上に
それぞれ3カ所づつねじ込まれている。8bはセンタカ
ラー8に設けられた特殊メガネ穴、8cはこの特殊メガ
ネ穴8bの一部に設けられた突起であり、この突起8c
は特殊ボルト74と係合した際に回転止めの役割を果た
している。
【0026】75はボルト76により大歯車27に固定
されたドーナツ状の板バネ、77はバネ受け78により
カップリング5内に支持された圧縮バネである。板バネ
75、圧縮バネ77および特殊メガネ穴8bの突起8c
の作用により、特殊ボルト74を特殊メガネ穴8bに嵌
め込み、センタカラー8を微小回転することで、センタ
カラー8を大歯車27あるいはカップリング5に強固に
取り付け固定することができる。
【0027】ここで、自動段取パレット21上に配設さ
れている各種アクチュエータ、電動機等への電気、油圧
等の動力や信号の授受は、試験装置、コネクタ45から
行うように構成している。
【0028】つぎに、上記実施例の動作について説明す
る。第1に、ドライブプレート25の段取り替え動作に
ついて説明する。ドライブプレート25の段取り替えが
必要な場合、ベルトコンベア23により所定の位置まで
自動段取パレット21が搬送される。そこで、自動変速
機試験装置16に設けたコネクタ自動着脱装置(図示せ
ず)によりコネクタ45が自動結合される。並行して、
回転機構(図示せず)により自動変速機試験装置16内
のカップリング5が所定の位相角に駆動される。つぎ
に、電動機39が駆動され、この電動機39と軸接続さ
れているボールネジ41が回転され、このボールネジ4
1の回転がボールナット42に伝達されて、LMガイド
38を案内として、自動段取パレット21上の支持台3
6が前進する。
【0029】ついで、チャック機構32に設けられたア
クチュエータ53が駆動されて直動軸68が前進し、直
動軸68の先端部に設けられたロック解放穴68aとロ
ック解放爪64aとが係合する。この時、ロックリンク
64は、リンク軸65を中心としてドライブプレート2
5に組み込まれたロック金具61のロック溝61aとの
係合を解放する方向に回転し、ロック金具61のロック
が解除されることになる。同時に、第1および第2の保
持ピン50、51が、ドライブプレート25に設けられ
た保持ピン穴25aに差し込まれ、第1および第2の保
持ピン50、51と保持ピン穴15aとが嵌合する。
【0030】その後、電動機39が駆動され、支持台3
6が後退し、入力側試験装置17もしくは出力側試験装
置18のカップリング5からドライブプレート25が取
り外される。この際、回転円盤55に取り付けられた第
3の保持ピン56も同時にセンタカラー8の保持ピン穴
8aに差し込まれるが、支持台36を後退させると第3
の保持ピン56は保持ピン穴8aから引き抜かれ、動作
上何等支障がない。さらに、駆動用アクチュエータ29
が駆動され、ドライブプレート支持台26が所定の位置
まで前進された後、昇降アクチュエータ35が駆動さ
れ、チャック機構32が下降し、ドライブプレート25
をドライブプレート支持台26上に載置する。ついで、
チャック機構32が上昇するとともに、ドライブプレー
ト支持台26が後退し、ドライブプレート25の取り外
しが完了する。
【0031】つづいて、新規のドライブプレート25
は、上述の動作と逆の動作によってカップリング5に取
り付けすることができる。なお、取り付けの際には、ア
クチュエータ53を作動する必要はない。
【0032】第2に、センタカラー8の段取り替え動作
について説明する。センタカラー8の段取り替えが必要
な場合、コンベア23により所定の位置まで自動段取パ
レット21が搬送される。そこで、自動変速機試験装置
16に設けたコネクタ自動着脱装置(図示せず)により
コネクタ45が自動結合される。並行して、回転機構
(図示せず)により自動変速機試験装置16内のカップ
リング5が所定の位相角に駆動される。
【0033】つぎに、電動機39が駆動され、この電動
機39と軸接続されたボールネジ41が回転し、このボ
ールネジ41の回転がボールナット42に伝達されて、
LMガイド38を案内として、自動段取パレット21上
の支持台36が前進し、チャック機構32の回転円盤5
5に取り付けられている第3の保持ピン56がセンタカ
ラー8の保持ピン穴8bに差し込まれ、第3の保持ピン
56と保持ピン穴8bとが嵌合する。この時、センタカ
ラー8は圧縮バネ77の付勢力に抗してカップリング5
側に押し付けられ、特殊ボルト74の頭部と特殊メガネ
穴8bの突起8cとの係合が解除される。
【0034】ついで、チャック機構32に設けられた電
動機58が駆動されて回転円盤55が時計回りに微小回
転する。その後、電動機39が駆動され、支持台36が
後退し、カップリング5からセンタカラー8が取り外さ
れる。この際、移動台46に取り付けられた第1および
第2の保持ピン50、51も同時にドライブプレート2
5の保持ピン穴25aに差し込まれるが、支持台36を
後退させると、そのまま引き抜かれ、動作上何等支障は
ない。
【0035】さらに、駆動用アクチュエータ29が駆動
され、センタカラー支持台28が所定の位置まで前進さ
れ、電動機73により小歯車72を介して大歯車27が
所定の角度位置まで回転させられた後、昇降アクチュエ
ータ35が駆動され、チャック機構32が所定の位置ま
で下降する。その後、支持台28が前進させられ、セン
タカラー8が板バネ75の付勢力に抗して大歯車27の
センタカラー収納穴27a内に差し込まれる。ついで、
電動機58により回転円盤55を反時計回りに微小回転
させると、大歯車27に設けられた特殊ボルト74の頭
部が突起8cをかわして特殊メガネ穴8bに収納され
る。さらに、支持台36を後退させると、センタカラー
8は板バネ75の付勢力により押し戻されて、特殊ボル
ト74が突起8cと係合した状態でセンタカラー8が大
歯車27に収納保持され、センタカラー8の取り外しが
完了する。
【0036】つづいて、新規のセンタカラー8は、上述
の動作と逆の動作によってカップリング5に取り付けす
ることができる。なお、取り付けの際には、アクチュエ
ータ53を作動する必要はない。
【0037】第3に、ドライブプレート25とセンタカ
ラー8との同時段取り替え動作について説明する。ドラ
イブプレート25およびセンタカラー8をカップリング
5から取り外す動作途上、カップリング5からの解放動
作を同時に実施、すなわち、アクチュエータ53の直動
軸68の前進動作および電動機58により回転円盤55
の時計回り方向の微小回転動作を同時に実施することに
より、チャック機構32でドライブプレート25および
センタカラー8を同時に取り外すことができる。つい
で、ドライブプレート25、センタカラー8の順序で収
納動作を実施することにより、ドライブプレート25を
ドライブプレート保持台26に収納でき、センタカラー
8を大歯車27に収納することができる。
【0038】つづいて、新規のドライブプレート25お
よびセンタカラー8の取り付けは、大歯車27およびド
ライブプレート保持台26からセンタカラー8、ドライ
ブプレート25の順序でチャック機構32に保持させ、
カップリング5に同時に装着する。
【0039】このように、上記実施例によれば、移動中
のドライブプレート25の保持手段としての第1および
第2の保持ピン50、51と、カップリング5とドライ
ブプレート25とのロックおよびロック解除手段として
のアクチュエータ53とを備えたチャック機構32、こ
のチャック機構32を上下および前後に移動する昇降ア
クチュエータ35およびアクチュエータ39、複数のド
ライブプレート25を保持するドライブプレート保持台
26、このドライブプレート保持台26を駆動する駆動
用アクチュエータ29からなるドライブプレート交換機
構を自動段取パレット21に組み込んでいるので、ドラ
イブプレート25の段取り替えが必要となった場合に
は、自動的に対応するドライブプレート25に速やかに
段取り替えでき、作業時間を大幅に短縮でき、生産性を
向上することができ、また保守性を向上することがで
き、さらに複数の試験装置に対して、運用面を検討する
ことにより、自動段取装置を試験装置の台数より減少で
き、設備費を低減することができるいう効果がある。
【0040】また、移動中のセンタカラー8の保持手段
としての第3の保持ピン56と、カップリング5および
大歯車27とセンタカラー8とのロックおよびロック解
除手段としての回転円盤55および電動機58とを備え
たチャック機構32、このチャック機構32を上下およ
び前後に移動する昇降アクチュエータ35およびアクチ
ュエータ39、複数のセンタカラー8を保持する大歯車
27、この大歯車27を保持するセンタカラー保持台2
8、このセンタカラー保持台28を駆動する駆動用アク
チュエータ29からなるドライブプレート交換機構を自
動段取パレット21に組み込んでいるので、センタカラ
ー8の段取り替えが必要となった場合には、自動的に対
応するセンタカラー8に速やかに段取り替えでき、作業
時間を大幅に短縮でき、生産性および保守性を向上する
ことができ、さらに設備費を低減することができるとい
う効果がある。
【0041】なお、上記実施例では、各種アクチュエー
タ類および自動着脱コネクタに電気機器を用いるものと
して説明しているが、空圧機器、油圧機器等を用いるも
のとしても、同様の効果を奏する。
【0042】また、上記実施例では、各種アクチュエー
タ、電動機で自動制御するためのリミットスイッチ、セ
ンサー類の図示は省略しているが、通常の自動機と同様
に配置している。
【0043】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0044】この発明の第1の発明によれば、自動段取
パレット上にドライブプレート交換機構を組み込んでい
るので、連結用スタッドの直径や半径方向位置が大幅に
変わり、試験機のドライブプレートの段取り替えが必要
となった場合、対応するドライブプレートに速やかに段
取り替えでき、作業時間を大幅に短縮できるとともに、
生産性を向上することができる。
【0045】また、この発明の第2の発明によれば、自
動段取パレット上にセンタカラー交換機構を組み込んで
いるので、被試験機の容量が異なり、センタ軸部の直径
が変わり試験機のセンタカラーを段取り替えが必要とな
った場合、対応するセンタカラーに速やかに段取り替え
でき、作業時間を大幅に短縮できるとともに、生産性を
向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す自動変速機試験装置
の全体配置の上面図である。
【図2】この発明の一実施例の自動変速機試験装置にお
ける自動段取装置の構成を示す斜視図である。
【図3】この発明の一実施例の自動変速機試験装置にお
ける自動段取装置の構成を示す平面図である。
【図4】この発明の一実施例の自動変速機試験装置にお
ける自動段取装置の構成を示す正面図である。
【図5】この発明の一実施例の自動変速機試験装置にお
けるチャック機構のドライブプレート段取り替え動作を
説明する正面図である。
【図6】図5のVIーVI線に沿った断面図である。
【図7】この発明の一実施例の自動変速機試験装置にお
けるカップリングの位置決めピンとドライブプレートと
の係合状態を示す断面図である。
【図8】この発明の一実施例の自動変速機試験装置にお
けるカップリングの抜止め機構とドライブプレートとの
係合状態を示す断面図である。
【図9】この発明の一実施例の自動変速機試験装置にお
けるチャック機構のセンタカラー段取り替え動作を説明
する正面図である。
【図10】図9のXーX線に沿った断面図である。
【図11】この発明の一実施例の自動変速機試験装置に
おけるカップリングとセンタカラーとの係合状態を示す
断面図である。
【図12】この発明の一実施例の自動変速機試験装置に
おけるセンタカラーを示す正面図である。
【図13】図12のXIIIーXIII線に沿った断面図であ
る。
【図14】従来の自動変速機試験装置の一例を示す一部
破断正面図である。
【図15】図14のXVーXV線に沿った断面図である。
【符号の説明】
1a センタ軸部 2 連結用スタッド 8 センタカラー 10 連結金具 16 自動変速機試験装置 19 被試験機 20 被試験機パレット 21 自動段取パレット 22 自動交換装置(ドライブプレート/センタカラ
ー交換機構) 23 コンベア 25 ドライブプレート

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被試験機パレットに搭載された被試験機
    を搬送するコンベアと、前記被試験機の回転体の前端部
    軸芯に設けられたセンタ軸部と係合して芯合わせを行う
    センタカラーと、前記回転体の前端部外円周寄りに突設
    された連結用スタッドと係合して回転トルクを伝達する
    ドライブプレートの連結金具とを備え、前記コンベア
    搬送された前記被試験機の前記センタ軸部と前記センタ
    カラーとを係合させ、前記連結用スタッドと前記連結金
    具とを係合させて、前記被試験機を運転試験する装置に
    おいて、前記ドライブプレートの交換を行うドライブプ
    レート交換機構を自動段取パレットに組み込んだことを
    特徴とする自動変速機試験装置。
  2. 【請求項2】 被試験機パレットに搭載された被試験機
    を搬送するコンベアと、前記被試験機の回転体の前端部
    軸芯に設けられたセンタ軸部と係合して芯合わせを行う
    センタカラーと、前記回転体の前端部外円周寄りに突設
    された連結用スタッドと係合して回転トルクを伝達する
    ドライブプレートの連結金具とを備え、前記コンベア
    搬送された前記被試験機の前記センタ軸部と前記センタ
    カラーとを係合させ、前記連結用スタッドと前記連結金
    具とを係合させて、前記被試験機を運転試験する装置に
    おいて、前記センタカラーの交換を行うセンタカラー交
    換機構を自動段取パレットに組み込んだことを特徴とす
    る自動変速機試験装置。
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