JP5281759B2 - 基板処理装置、コントローラおよび半導体装置の製造方法 - Google Patents
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Description
本発明の課題は、上述した従来技術の問題点を解消して、安全かつ信頼性の高い基板処理装置、コントローラおよび半導体装置の製造方法を提供することにある。
可燃性ガスを一旦ガス溜めに溜めた後前記ガス溜めから処理室内に供給し、前記処理室内で基板処理を行った後、前記処理室内の残留可燃性ガスをポンプにて排気するように構成された基板処理装置において、
前記可燃性ガスを前記ガス溜めに供給するための供給経路を開閉するバルブと、
前記バルブを介して前記ガス溜めに供給される前記可燃性ガスの流量を制御する流量制御手段と、
前記流量制御手段の流量モニタ信号を使って、前記ガス溜めに供給される前記可燃性ガスのガス量を積算し、その積算量が、前記残留可燃性ガスを前記処理室内から排気する際における前記ポンプの2次側での前記可燃性ガスの爆発下限界よりも低く設定した所定の限界値の濃度に対応する、前記ガス溜めに一旦溜めた前記可燃性ガスのガス量を超えたとき、前記バルブを閉じるよう制御するコントローラと、
を備えた基板処理装置が提供される。
また、本発明の他の態様によれば、
可燃性ガスを一旦ガス溜めに溜めた後前記ガス溜めから処理室内に供給し、前記処理室内で基板処理を行った後、前記処理室内の残留可燃性ガスをポンプにて排気するように構成された基板処理装置が備えるコントローラであって、
前記可燃性ガスを前記ガス溜めに供給するための供給経路を開閉するバルブと、
前記バルブを介して前記ガス溜めに供給される前記可燃性ガスの流量を制御する流量制御手段と、に接続され、
前記流量制御手段から流量モニタ信号を入力される流量モニタ電圧部と、
前記流量モニタ電圧部が得た前記流量モニタ信号により前記ガス溜めに供給された前記可燃性ガスのガス量を積算するガス溜め内流量積算部と、
前記ガス溜め内流量積算部が積算した積算量と、前記残留可燃性ガスを前記処理室内から排気する際における前記ポンプの2次側での前記可燃性ガスの爆発下限界よりも低く設定した所定の限界値の濃度に対応する、前記ガス溜めに一旦溜めた前記可燃性ガスのガス量と、を比較する比較部と、
前記比較部が、前記積算値は前記所定の限界値の濃度に対応する前記ガス量を超えていないと判定した場合には、前記バルブに開命令を出し、前記積算量は前記所定の限界値の濃度に対応する前記ガス量を超えたと判定した場合には、前記バルブに閉命令を出すバルブ開閉命令部と、を備えるコントローラが提供される。
また、本発明の更に他の態様によれば、
可燃性ガスを一旦ガス溜めに溜めた後前記ガス溜めから基板を収容した処理室内に前記可燃性ガスを供給する工程と、
前記処理室内の残留可燃性ガスをポンプで排気する工程と、
を有し、
前記可燃性ガスを供給する工程では、前記ガス溜めに供給される前記可燃性ガスのガス量を積算し、その積算量が、前記残留可燃性ガスを前記処理室内から排気する際における前記ポンプの2次側での前記可燃性ガスの爆発下限界よりも低く設定した所定の限界値の濃度に対応する、前記ガス溜めに一旦溜めた前記可燃性ガスのガス量を超えないように、前記可燃性ガスを前記ガス溜めに溜める半導体装置の製造方法が提供される。
カセットステージ114は、工程内搬送装置によって、カセット110内のウエハ200が垂直姿勢となり、カセット110のウエハ出し入れ口が上方向を向くように載置される。カセットステージ114は、カセット110を筐体後方に右回り縦方向90°回転し、カセット110内のウエハ200が水平姿勢となり、カセット110のウエハ出し入れ口が筐体後方を向くように動作可能となるよう構成されている。
また、カセットステージ114の上方には予備カセット棚107が設けられ、予備的にカセット110を保管するように構成されている。
カセットステージ114とカセット棚105との間には、カセット搬送装置(基板収容器搬送装置)118が設置されている。カセット搬送装置118は、カセット110を保持したまま昇降可能なカセットエレベータ(基板収容器昇降機構)118aと搬送機構としてのカセット搬送機構(基板収容器搬送機構)118bとで構成されており、カセットエレベータ118aとカセット搬送機構118bとの連続動作により、カセットステージ114、カセット棚105、予備カセット棚107との間で、カセット110を搬送するように構成されている。
処理炉202の下方にはボート217を処理炉202に昇降させる昇降機構としてのボートエレベータ(基板保持具昇降機構)115が設けられ、ボートエレベータ115の昇降台に連結された連結具としてのアーム128には蓋体としてのシールキャップ219が水平に据え付けられており、シールキャップ219はボート217を垂直に支持し、処理炉202の下端部を閉塞可能なように構成されている。
ボート217は複数本の保持部材を備えており、複数枚(例えば、50枚〜150枚程度)のウエハ200をその中心を揃えて垂直方向に整列させた状態で、それぞれ水平に保持するように構成されている。
34aが設けられておりクリーンエアを前記筐体111の内部に流通させるように構成されている。
また、図8に模式的に示されているように、ウエハ移載装置エレベータ125bおよびボートエレベータ115側と反対側である筐体111の左側端部には、クリーンエアを供給するよう供給フアンおよび防塵フィルタで構成されたクリーンユニット134bが設置されており、クリーンユニット134bから吹き出されたクリーンエアは、ウエハ移載装置125a、ボート217を流通した後に、図示しない排気装置に吸い込まれて、筐体111の外部に排気されるようになっている。
図8に示されているように、カセット110がカセットステージ114に供給される。カセットステージ114の上にウエハ200が垂直姿勢であって、カセット110のウエハ出し入れ口が上方向を向くように載置される。その後、カセット110は、カセットステージ114によって、カセット110内のウエハ200が水平姿勢となり、カセット110のウエハ出し入れ口が筐体後方を向けるように、筐体後方に右周り縦方向90°回転させられる。
次に、カセット110は、カセット棚105ないし予備カセット棚107の指定された棚位置へカセット搬送装置118によって自動的に搬送されて受け渡され、一時的に保管された後、カセット棚105ないし予備カセット棚107からカセット搬送装置118によって移載棚123に移載されるか、もしくは直接移載棚123に搬送される。
処理後は、上述の逆の手順で、ウエハ200およびカセット110は筐体111の外部へ払出される。
であるボート217が立設され、石英キャップ218はボートを保持する保持体となっている。そして、ボート217は処理室201に挿入される。ボート217にはバッチ処理される複数のウエハ200が水平姿勢で管軸方向に多段に積載される。ヒータ207は処理室201に挿入されたウエハ200を所定の温度に加熱する。
そして、バッファ室237内において、各第2のガス供給孔248bより噴出したガスの粒子速度差が緩和された後、第1のガス供給孔248aより処理室201に噴出させている。よって、各第2のガス供給孔248bより噴出したガスは、各第1のガス供給孔248aより噴出する際には、均一な流量と流速とを有するガスとすることができる。
び第2の棒状電極270間のプラズマ生成領域224にプラズマが生成される。
本実施の形態においては、第3のガス供給孔248aの開口面積を上流側から下流側にかけて徐々に大きくしている。
例えばDCSを使用する減圧CVD装置において、処理炉202内及びガス排気管231のDCSガス抜きを行う際、希釈用N2を流しながら少量ずつ排気する場合には問題は
ない。現に、このような作業ではDCSガスをN2で2%以下の濃度になるように希釈しながら廃棄することになっている。しかし、多量のDCSガスを排気系に流すと、真空ポンプ246内で爆発現象が起き、真空ポンプ246の損傷とガス排気管231の破裂が発生することがある。
このことは、可燃性ガスを一旦ガス溜めに溜めた後、ガス溜めから炉内に供給し、成膜を行った後、炉内の残留ガスを真空ポンプにて排気するシステムを備えた基板処理装置にあっては、多量の残留ガスがガス排気管に流れるので、特に問題となる。
したがって、多量のDCSがガス排気管に流れ込む場合でも、装置オペレータによる真空ポンプ246の2次側でのガス濃度を意識したガスの流量及び供給時間の設定に頼ることなく、爆発を有効に防止できることが要請されている。
コントローラは、ガス溜めに供給される可燃性ガスのガス量の積算量が、排気の際に、ポンプの2次側での可燃性ガスの爆発下限界を超えてしまう値に達する前に、前記バルブを閉じるよう制御する。このようにガス溜に溜めるガス量を自動制御することによって、オペレータの設定値に頼ることなく、安全かつ信頼性の高い基板処理装置を得ることができるようにした。
MFC制御コントローラ10は、ガス溜め247に供給されるガス積算量が、DCSを排気する際、真空ポンプ246の2次側でのDCSの爆発下限界よりも低く設定した所定の限界値を超えたとき、強制的にバルブ243e、243f、243bを閉じるように構成されている。
ここで、所定の限界値を、DCSの爆発下限界そのものとせずに、DCSの爆発下限界よりも低く設定したのは、安全を見込んであるからである。真空ポンプ246の2次側でのDCSの爆発下限界は4%である。従って、所定の限界値は、例えば2%とか1%とかの値である。既述したように、DCS廃棄作業ではDCSガスをN2で2%以下の濃度になるように希釈しながら廃棄することになっているが、上述した所定の限界値はこれを満たしている。
は、(ステップ1)中では(STEP1_)、(ステップ2)中では(STEP2_)、(ステップ3)中では(STEP3_)としてそれぞれ説明する。
ステップ1では、プラズマ励起の必要なNH3ガスと、プラズマ励起の必要のないDCSガスとを並行して流す。
図1に示すように、コントローラ280は、全てのバルブ243b〜243gに閉命令を出している。これにより全てのバルブ243b〜243gは閉じている。また、このとき、ガス溜め247内は真空になっており、ガスは未供給状態である。また、処理室201内の残留ガスはN2ガスを用いて排除された状態にある。
図2に示すように、コントローラ280のMFC制御コントローラ10は、バブル243b、243e、243fに開命令を出す。これによりバルブ243b、243e、24
3fは開く。バルブ234dは閉じたままであるから、排気が止められた状態でDCS(例えば希釈率0%)がガス溜め247に供給される。ガス供給時の第2のMFC241bの流量モニタ電圧値を積算してガス溜め247ヘのガス溜め量を算出する。
ステップ2では、コントローラ280により、第1のガス供給管232aの第1のバルブ243aを閉めて、NH3の供給を止めるが、引続きガス溜め247へ供給を継続する。ガス溜め247に所定量のDCSが溜まったら上流側の第2のバルブ243bも閉めて、ガス溜め247にDCSを閉じ込めておく。また、ガス排気管231の第4のバルブ243dは開いたままにし真空ポンプ246により、処理室201を20Pa以下に排気し、残留NH3を処理室201から排除する。また、この時にはN2等の不活性ガスを処理室201に供給すると、更に残留NH3を排除する効果が高まる。
また、ガス溜め247内にDCSを閉じ込めておく所定量は、ガス溜247内に溜められたDCSが、後に処理室201から残留ガスとして排気される際、真空ポンプ246の2次側において、DCSの爆発下限界よりも低く設定した所定の限界値を超えないガス濃度となるガス量とする。
図3に示すように、コントローラ280は、上記積算量が真空ポンプ246の2次側でのガスの爆発下限界よりも低く設定した所定の限界値を超えてしまう値に達するまでは、ガス溜め247へのDCSの供給は継続させる。したがってバルブ243b、243e、243fへの開命令は継続される。
コントローラ280による上述した積算値が真空ポンプ246の2次側で爆発下限界よりも低く設定した所定の限界値を超えた場合、コントローラ280はバルブ243e、243f、243bに閉命令を出して、バルブ243e、243f、243bを強制的に閉じる。これにより、ガス溜め247に一旦溜められるガス量は、後に処理室201内の残留ガスとして真空ポンプ246にて排気される際、瞬間的にせよ真空ポンプ246の2次側でのガスの爆発下限界を超えることがないガス濃度となるような量に制御される。
ステップ3では、コントローラ280により、処理室201の排気が終わったらガス排気管231の第4のバルブ243dを閉じて排気を止める。第2のガス供給管232bの下流側の第3のバルブ243cを開く。これによりガス溜め247に溜められたDCSが処理室201に一気に供給される。このときガス排気管231の第4のバルブ243dが閉じられているので、処理室201内の圧力は急激に上昇して約931Pa(7Torr)まで昇圧される。DCSを供給するための時間は2〜4秒設定し、その後上昇した圧力雰囲気中に晒す時間を2〜4秒に設定し、合計6秒とした。このときのウエハ温度はNH3の供給時と同じく、300〜600℃の範囲内の所望の温度で維持される。
間で吸着させるためには、ガスの圧力を短時間で大きくする必要がある。この点で、本実施の形態では、第4のバルブ243dを閉めたうえで、ガス溜め247内に溜めたDCSを瞬間的に供給しているので、処理室201内のDCSの圧力を急激に上げることができ、希望する一定量のガスを瞬間的に吸着させることができる。
成膜後、コントローラ280により、第3のバルブ243cを閉じ、第4のバルブ243dを開けて処理室201を真空排気し、残留するDCSの成膜に寄与した後の残留ガスを排除する。また、この時にはN2等の不活性ガスを処理室201に供給すると、更に残留するDCSの成膜に寄与した後のガスを処理室201から排除する効果が高まる。また第2のバルブ243bを開いてガス溜め247へのDCSの供給を開始する。
図4に示すように、コントローラ280は、バルブ243e、243f、243bが閉の状態で、バルブ243cを開いて、処理室201内にDCSを送り込む。これにより処理室201内は所定量のDCSで充満される。
図5に示すように、コントローラ280は、ガスを反応炉内へ送り込んだ後、バルブ243dを閉じる。反応炉内へのDCSの供給により、ウエハ200の表面に薄膜、例えばSiN膜が成膜される。
図6に示すように、コントローラ280は、設定した排気量となるようバルブ243dの圧力弁を開き、真空ポンプ246により処理室201内の残溜ガスを排気する。この排気の際、予めガス溜め247の溜め量が抑制され、この抑制された量のDCSが処理室201内に送り込まれているため、処理室201から排気されるガスの濃度が、真空ポンプ246の2次側で爆発下限界を超えることはない。
排気完了後、コントローラ280のMFC制御コントローラ10は、流量モニタ電圧をリセットし、ガス溜め内流量積算値をリセットする。このリセットにより比較部14における、その積算量と、真空ポンプ246の2次側でのガスの爆発下限界よりも低く設定した所定の限界値を超えるガス溜め247の溜め量との比較結果は、上記積算量が真空ポンプ246の2次側でのガスの爆発下限界よりも低く設定した所定の限界値より小さくなるため、バルブ243e、243f、243bが開可能となる。
図7に示すように、コントローラ280のMFC制御コントローラ10はバルブ243g、243b、243cに開命令を与える。これにより第3のMFC241cにより流量制御されたN2ガスがガス溜め247を経由して処理室201内に供給され、残留するガスが処理室201から排除される。
13 ガス溜め内流量積算部
247 ガス溜め
201 処理室
202 処理炉
246 真空ポンプ
232b 第2のガス供給管(供給経路)
243b、243e、243f バルブ
241b 第2のMFC(流量制御手段)
280 コントローラ
DCS 可燃性ガス
Claims (5)
- 可燃性ガスを一旦ガス溜めに溜めた後前記ガス溜めから処理室内に供給し、前記処理室内で基板処理を行った後、前記処理室内の残留可燃性ガスをポンプにて排気するように構成された基板処理装置において、
前記可燃性ガスを前記ガス溜めに供給するための供給経路を開閉するバルブと、
前記バルブを介して前記ガス溜めに供給される前記可燃性ガスの流量を制御する流量制御手段と、
前記流量制御手段の流量モニタ信号を使って、前記ガス溜めに供給される前記可燃性ガスのガス量を積算し、その積算量が、前記残留可燃性ガスを前記処理室内から排気する際における前記ポンプの2次側での前記可燃性ガスの爆発下限界よりも低く設定した、所定の限界値の濃度に対応する、前記ガス溜めに一旦溜めた前記可燃性ガスのガス量を超えたとき、前記バルブを閉じるよう制御するコントローラと、
を備えた基板処理装置。 - 前記可燃性ガスとはDCSガスであり、
前記所定の限定値の前記可燃性ガスの濃度とは4%未満の濃度である請求項1に記載の基板処理装置。 - 可燃性ガスを一旦ガス溜めに溜めた後前記ガス溜めから処理室内に供給し、前記処理室内で基板処理を行った後、前記処理室内の残留可燃性ガスをポンプにて排気するように構成された基板処理装置が備えるコントローラであって、
前記可燃性ガスを前記ガス溜めに供給するための供給経路を開閉するバルブと、
前記バルブを介して前記ガス溜めに供給される前記可燃性ガスの流量を制御する流量制御手段と、に接続され、
前記流量制御手段から流量モニタ信号を入力される流量モニタ電圧部と、
前記流量モニタ電圧部が得た前記流量モニタ信号により前記ガス溜めに供給された前記可燃性ガスのガス量を積算するガス溜め内流量積算部と、
前記ガス溜め内流量積算部が積算した積算量と、前記残留可燃性ガスを前記処理室内から排気する際における前記ポンプの2次側での前記可燃性ガスの爆発下限界よりも低く設定した、所定の限界値の濃度に対応する、前記ガス溜めに一旦溜めた前記可燃性ガスのガス量と、を比較する比較部と、
前記比較部が、前記積算値は前記所定の限界値の濃度に対応する前記ガス量を超えていないと判定した場合には、前記バルブに開命令を出し、前記積算量は前記所定の限界値の濃度に対応する前記ガス量を超えたと判定した場合には、前記バルブに閉命令を出すバルブ開閉命令部と、を備えたコントローラ。 - 可燃性ガスを一旦ガス溜めに溜めた後前記ガス溜めから基板を収容した処理室内に前記可燃性ガスを供給する工程と、
前記処理室内の残留可燃性ガスをポンプで排気する工程と、
を有し、
前記可燃性ガスを前記ガス溜めに溜める工程では、前記ガス溜めに供給される前記可燃性ガスのガス量を積算し、その積算量が、前記処理室内の残留可燃性ガスをポンプで排気する工程における前記ポンプの2次側での前記可燃性ガスの爆発下限界よりも低く設定した、所定の限界値の濃度に対応する、前記ガス溜めに一旦溜めた前記可燃性ガスのガス量を超えないように、前記可燃性ガスの供給を制御する半導体装置の製造方法。 - 前記可燃性ガスとはDCSガスであり、
前記所定の限定値の前記可燃性ガスの濃度とは4%未満の濃度である請求項4に記載の半導体装置の製造方法。
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