JP2012049349A - 基板処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】反応管内の異物汚染を抑制し、装置稼働率の低下を防止することができる基板処理装置を提供する。
【解決手段】複数の基板を積層して収容する石英製の反応管203と、前記反応管内に処理ガスを供給する処理ガス供給系と、前記反応管内にクリーニングガスを供給するクリーニングガス供給系と、前記反応管内の雰囲気を排気する排気系と、前記処理ガス供給系と前記クリーニングガス供給系と前記排気系とを制御する制御系と、を有し、前記反応管内に前記基板の積層方向に沿って延びる石英製の板状部材266aを設け、前記クリーニングガス供給後の前記反応管内に付着した膜の除去状態を確認する。
【選択図】図3

Description

本発明は、基板に対して成膜処理を行う基板処理装置に関する。
基板処理装置の一例として、半導体製造装置があり、さらに半導体製造装置の一例として、縦型ALD(Atomic Layer Deposition)装置が知られている。この縦型ALD装置は、基板を処理する反応管内部の壁面近くに垂直方向に細長いバッファ室を備え、その内部には2本の誘電体管で覆った放電電極とガスノズルが備えられている。そして放電電極端部に発振器で発生する高周波電力を印加してバッファ室内の放電電極間にプラズマを生成し、ガスノズルから供給された反応性ガスをプラズマで励起してバッファ室壁に設けられたガス供給孔から反応室内の被処理膜に供給される構造となっている(例えば特許文献1)。
特許第3947126号公報
上記装置を用いた成膜工程において、基板表面以外の例えば反応管内壁等の他の部位にも膜が形成される。これら他の部位の膜は基板と異なり累積されて、その膜厚は次第に厚くなっていく。そのため、ある膜厚を超えるとクラックが発生し、さらに膜厚が厚くなると膜剥がれが発生して異物汚染の原因となる。このため、ある程度の累積膜厚まで成膜を行った後に、例えばNF3やF2を用いて反応管内壁等に形成された膜の除去を行う。
しかしながら、従前の方法では形状が複雑な反応管を用いた場合に、例えばガスが供給されるノズルの裏側や、ノズルから排気配管に向かう方向から外れる部分等の膜を除去できない、若しくは除去しにくい部位が存在した。そのような部分にて膜残りが発生すると、これらの膜が累積されてしまい異物汚染の原因となるため、ガスを用いたクリーニング以外の方法にて膜を除去しなければならず、反応管の取り外しや取り付けを伴ったフッ酸洗浄等を行うこととなり、装置稼働率の低下を招いていた。
本発明の目的は、反応管内の異物汚染を抑制し、装置稼働率の低下を防止することができる基板処理装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の特徴とするところは、複数の基板を積層して収容する石英製の反応管と、前記反応管内に処理ガスを供給する処理ガス供給系と、前記反応管内にクリーニングガスを供給するクリーニングガス供給系と、前記反応管内の雰囲気を排気する排気系と、前記処理ガス供給系と前記クリーニングガス供給系と前記排気系とを制御する制御系と、を有し、前記反応管内に前記基板の積層方向に沿って延びる石英製の板状部材を設け、前記クリーニングガス供給後の前記反応管内に付着した膜の除去状態を確認する基板処理装置にある。
本発明によれば、反応管内の異物汚染を抑制し、装置稼働率の低下を防止することができる基板処理装置を提供することができる。
本発明の一実施形態にて好適に用いられる基板処理装置の概略的な構成を示す斜視透視図である。 本発明の一実施形態にて好適に用いられる処理炉の一例とそれに付随する部材の概略構成図であって、特に処理炉部分を縦断面で示す図である。 本発明の一実施形態にて好適に用いられる図2に示す処理炉のA−A線断面図である。 本発明の一実施形態にて好適に用いられる成膜工程を説明するフローチャートを示す図である。 本発明の一実施形態にて好適に用いられる成膜工程におけるシーケンスを示す図である。 本発明の一実施形態にて好適に用いられるヒータのゾーン別温度設定を示す図である。 本発明の第1の実施例に用いられるクリーニング工程におけるシーケンスを示す図である。 本発明の第1の実施例に用いられる図7に示すシーケンスにおけるウエハの載置位置と累積ウエハ上でのエッチングレートの関係を示す図である。 本発明の第1の実施例に用いられる図8の結果を基にクリーニングを実施し、板状部材上に残った膜厚の様子を示す図である。 本発明の第2の実施例に用いられるクリーニング工程におけるシーケンスを示す図である。 本発明の第2の実施例に用いられる図10に示すシーケンスにおけるウエハの載置位置と累積ウエハ上でのエッチングレートの関係を示す図である。 本発明の第2の実施例に用いられる図11の結果を基にクリーニングを実施し、板状部材上に残った膜厚の様子を示す図である。 本発明の一実施形態にて好適に用いられる処理炉の内部の様子を示す横断面図である。 本発明の第3の実施例に用いられるクリーニング工程におけるシーケンスを示す図である。 本発明の第3の実施例に用いられる図14に示すシーケンスにおけるウエハの載置位置と累積ウエハ上でのエッチングレートの関係を示す図である。 本発明の第3の実施例に用いられる図15の結果を基にクリーニングを実施し、板状部材上に残った膜厚の様子を示す図である。 本発明の一実施形態にて好適に用いられる反応管内の様子を示す概念図である。 本発明の第4の実施例に用いられるクリーニング工程におけるシーケンスを示す図である。 本発明の第4の実施例に用いられる図18に示すシーケンスにおけるウエハの載置位置と累積ウエハ上でのエッチングレートの関係を示す図である。 本発明の第4の実施例に用いられる図19の結果を基にクリーニングを実施し、板状部材上に残った膜厚の様子を示す図である。
まず、本発明の一実施形態にかかる基板処理装置の構成例について、図1から図3を用いて説明する。図1は、本実施形態に係る基板処理装置101の斜視透視図である。図2は、本実施形態に係る処理炉202の側面断面図である。図3は、本実施形態に係る処理炉202の上面断面図であり、処理炉202部分を図2のA−A線断面図で示している。
(基板処理装置の構成)
図1に示すように、本実施形態にかかる基板処理装置101は筐体111を備えている。シリコン等からなるウエハ(基板)200を筐体111内外へ搬送するには、複数のウエハ200を収納するウエハキャリア(基板収納容器)としてのカセット110が使用される。筐体111内側の前方(図中の右側)には、カセットステージ(基板収納容器受渡し台)114が設けられている。カセット110は、図示しない工程内搬送装置によってカセットステージ114上に載置され、また、カセットステージ114上から筐体111外へ搬出されるように構成されている。
カセット110は、工程内搬送装置によって、カセット110内のウエハ200が垂直姿勢となり、カセット110のウエハ出し入れ口が上方向を向くように、カセットステージ114上に載置される。カセットステージ114は、カセット110を筐体111の後方に向けて縦方向に90°回転させ、カセット110内のウエハ200を水平姿勢とさせ、カセット110のウエハ出し入れ口を筐体111内の後方を向かせることが可能なように構成されている。
筐体111内の前後方向の略中央部には、カセット棚(基板収納容器載置棚)105が設置されている。カセット棚105には、複数段、複数列にて複数個のカセット110が保管されるように構成されている。カセット棚105には、後述するウエハ移載機構125の搬送対象となるカセット110が収納される移載棚123が設けられている。また、カセットステージ114の上方には、予備カセット棚107が設けられ、予備的にカセット110を保管するように構成されている。
カセットステージ114とカセット棚105との間には、カセット搬送装置(基板収納容器搬送装置)118が設けられている。カセット搬送装置118は、カセット110を保持したまま昇降可能なカセットエレベータ(基板収納容器昇降機構)118aと、カセット110を保持したまま水平移動可能な搬送機構としてのカセット搬送機構(基板収納容器搬送機構)118bと、を備えている。これらカセットエレベータ118aとカセット搬送機構118bとの連携動作により、カセットステージ114、カセット棚105、予備カセット棚107、移載棚123の間で、カセット110を搬送するように構成されている。
カセット棚105の後方には、ウエハ移載機構(基板移載機構)125が設けられている。ウエハ移載機構125は、ウエハ200を水平方向に回転ないし直動可能なウエハ移載装置(基板移載装置)125aと、ウエハ移載装置125aを昇降させるウエハ移載装置エレベータ(基板移載装置昇降機構)125bと、を備えている。なお、ウエハ移載装置125aは、ウエハ200を水平姿勢で保持するツイーザ(基板移載用治具)125cを備えている。これらウエハ移載装置125aとウエハ移載装置エレベータ125bとの連携動作により、ウエハ200を移載棚123上のカセット110内からピックアップして後述するボート(基板保持具)217へ装填(チャージング)したり、ウエハ200をボート217から脱装(ディスチャージング)して移載棚123上のカセット110内へ収納したりするように構成されている。
筐体111の後部上方には、処理炉202が設けられている。処理炉202の下端には開口(炉口)が設けられ、かかる開口は炉口シャッタ(炉口開閉機構)147により開閉されるように構成されている。なお、処理炉202の構成については後述する。
処理炉202の下方には、ボート217を昇降させて処理炉202内外へ搬送する昇降機構としてのボートエレベータ(基板保持具昇降機構)115が設けられている。ボートエレベータ115の昇降台には、連結具としてのアーム128が設けられている。アーム128上には、ボート217を垂直に支持するとともに、ボートエレベータ115によりボート217が上昇したときに処理炉202の下端を気密に閉塞する蓋体としての円盤状のシールキャップ219が水平姿勢で設けられている。
ボート217は複数本の保持部材を備えており、複数枚(例えば、50枚〜150枚程度)のウエハ200を、水平姿勢で、かつその中心を揃えた状態で垂直方向に整列させて多段に保持するように構成されている。ボート217の詳細な構成については後述する。
カセット棚105の上方には、供給ファンと防塵フィルタとを備えたクリーンユニット134aが設けられている。クリーンユニット134aは、清浄化した雰囲気であるクリーンエアを筐体111の内部に流通させるように構成されている。
また、ウエハ移載装置エレベータ125bおよびボートエレベータ115側と反対側である筐体111の左側端部には、クリーンエアを供給するよう供給フアンと防塵フィルタとを備えたクリーンユニット(図示せず)が設置されている。図示しない前記クリーンユニットから吹き出されたクリーンエアは、ウエハ移載装置125a及びボート217の周囲を流通した後に、図示しない排気装置に吸い込まれて、筐体111の外部に排気されるように構成されている。
次に、本実施形態にかかる基板処理装置101の動作について説明する。
まず、カセット110が、図示しない工程内搬送装置によって、ウエハ200が垂直姿勢となりカセット110のウエハ出し入れ口が上方向を向くように、カセットステージ114上に載置される。その後、カセット110は、カセットステージ114によって、筐体111の後方に向けて縦方向に90°回転させられる。その結果、カセット110内のウエハ200は水平姿勢となり、カセット110のウエハ出し入れ口は筐体111内の後方を向く。
カセット110は、カセット搬送装置118によって、カセット棚105ないし予備カセット棚107の指定された棚位置へ自動的に搬送されて受け渡されて一時的に保管された後、カセット棚105又は予備カセット棚107から移載棚123に移載されるか、もしくは直接移載棚123に搬送される。
カセット110が移載棚123に移載されると、ウエハ200は、ウエハ移載装置125aのツイーザ125cによって、ウエハ出し入れ口を通じてカセット110からピックアップされ、ウエハ移載装置125aとウエハ移載装置エレベータ125bとの連続動作によって移載室124の後方にあるボート217に装填(チャージング)される。ボート217にウエハ200を受け渡したウエハ移載機構125は、カセット110に戻り、次のウエハ200をボート217に装填する。
予め指定された枚数のウエハ200がボート217に装填されると、炉口シャッタ147によって閉じられていた処理炉202の下端が、炉口シャッタ147によって開放される。続いて、シールキャップ219がボートエレベータ115によって上昇されることにより、ウエハ200群を保持したボート217が処理炉202内へ搬入(ローディング)される。ローディング後は、処理炉202にてウエハ200に任意の処理が実施される。かかる処理については後述する。処理後は、ウエハ200およびカセット110は、上述の手順とは逆の手順で筐体111の外部へ払出される。
図2は、本実施形態における基板処理装置の縦型処理炉の概略構成図であり、処理炉202部分を縦断面で示し、図3は本実施形態における基板処理装置の縦型処理炉の概略構成図であり、処理炉202部分を横断面で示す。
図2に示されているように、処理炉202は、加熱手段(加熱機構)としてのヒータ207を有する。ヒータ207は円筒形状であり、保持板としてのヒータベース(図示せず)に支持されることにより垂直に据え付けられている。ヒータ207の内側には、ヒータ207と同心円状に反応容器(処理容器)を構成する反応管203が設けられる。
反応管203の下方には、反応管203の下端開口を気密に閉塞可能な炉口蓋体としてのシールキャップ219が設けられている。シールキャップ219は反応管203の下端に垂直方向下側から当接されるようになっている。シールキャップ219は例えばステンレス等の金属からなり、円盤状に形成されている。シールキャップ219の上面には反応管203の下端と当接するシール部材としてのOリング220が設けられている。シールキャップ219の処理室201と反対側にはボートを回転させる回転機構267が設けられている。回転機構267の回転軸255はシールキャップを貫通して、後述するボート217に接続されており、ボート217を回転させることでウエハ200を回転させるように構成されている。シールキャップ219は反応管203の外部に設けられた昇降機構としてのボートエレベータ115によって垂直方向に昇降されるように構成されており、これによりボート217を処理室201内に対し搬入搬出することが可能となっている。
シールキャップ219には断熱部材としての石英キャップ218を介して基板保持手段(支持具)としてのボート217が立設されている。石英キャップ218は、例えば石英や炭化珪素等の耐熱性材料で構成され断熱部として機能すると共にボートを保持する保持体となっている。ボート217は例えば石英や炭化珪素等の耐熱性材料で構成され複数枚のウエハ200を水平姿勢でかつ互いに中心を揃えた状態で整列させて管軸方向に多段に支持されるように構成されている。
処理室201内であって反応管203の下部には、第1のノズル249a及び第2のノズル249bが反応管203を貫通するように設けられている。第1のノズル249aには第1のガス供給管232aが接続され、第2のノズル249bには第2のガス供給管232bが接続されている。
第1のガス供給管232aには上流方向から順に、流量制御器(流量制御部)であるマスフローコントローラ(MFC)241a、開閉弁であるバルブ243a、247a、ガス溜り248及び開閉弁であるバルブ251aが設けられている。このガス溜り248は、例えば通常の配管よりもガス容量の大きなガスタンク又は螺旋配管などで構成される。そして、バルブ247aまたはバルブ251aを開閉することにより、第1のガス供給管232aを介して後述する第1の処理ガスとしてのDCSガスをガス溜り248に溜めたり、溜めたDCSガスを処理室201内に供給できるようになっている。また、第1のガス供給管232aには、不活性ガス供給管232cが接続されている。この不活性ガス供給管232cには、上流方向から順に、流量制御器(流量制御部)であるマスフローコントローラ241c、及び開閉弁であるバルブ243cが設けられている。また、第1のガス供給管232aの先端部には、上述の第1のノズル249aが接続されている。第1のノズル249aは、反応管203の内壁とウエハ200との間における円弧状の空間に、反応管203の内壁の下部より上部に沿って、ウエハ200の積載方向上方に向かって立ち上がるように設けられている。第1のノズル249aはL字型のロングのノズルとして構成されている。第1のノズル249aの側面にはガスを供給するガス供給孔250aが設けられている。ガス供給孔250aは反応管203の中心を向くように開口している。このガス供給孔250aは、反応管203の下部から上部にわたって複数設けられ、それぞれが同一の開口面積を有し、更に同じ開口ピッチで設けられている。主に、第1のガス供給管232a、マスフローコントローラ241a、バルブ243a、247a、ガス溜り248、バルブ251a及び第1のノズル249aにより第1のガス供給系が構成される。また、主に、不活性ガス供給管232c、マスフローコントローラ241c、バルブ243cにより第1の不活性ガス供給系が構成される。
また、第1のガス供給管232aのバルブ251aの下流側には、クリーニングガス供給管252が接続されている。クリーニングガス供給管252には、第1のクリーニングガス供給管252aと第2のクリーニングガス供給管252bが接続されている。この第1のクリーニングガス供給管252aには、上流方向から順に、流量制御器(流量制御部)であるマスフローコントローラ253a、開閉弁であるバルブ254a、及び開閉弁であるバルブ256aが設けられている。また第2のクリーニングガス供給管252bには、上流方向から順に、流量制御器(流量制御部)であるマスフローコントローラ253b、開閉弁であるバルブ254b、及び開閉弁であるバルブ256bが設けられている。主に、第1のクリーニングガス供給管252a、マスフローコントローラ253a、バルブ254a、256a、第2のクリーニングガス供給管252b、マスフローコントローラ253b、バルブ254b、256b、及びクリーニングガス供給管252によりクリーニングガス供給系が構成される。
第2のガス供給管232bには上流方向から順に流量制御器(流量制御部)であるマスフローコントローラ(MFC)241b、及び開閉弁であるバルブ243b、247bが設けられている。また、第2のガス供給管232bのバルブ243bの下流側には、不活性ガス供給管232dが接続されている。この不活性ガス供給管232dには、上流方向から順に、流量制御器(流量制御部)であるマスフローコントローラ241d、及び開閉弁であるバルブ243dが設けられている。また、第2のガス供給管232bの先端部には、上述の第2のノズル249bが接続されている。第2のノズル249bは、ガス分散空間であるバッファ室237内に設けられている。
バッファ室は反応管203の内壁とウエハ200との間における円弧状の空間に、反応管203内壁の下部より上部にわたる部分に、ウエハ200の積載方向に沿って設けられている。バッファ室237のウエハ200と隣接する壁の端部にはガスを供給するガス供給孔250cが設けられている。ガス供給孔250cは反応管203の中心を向くように開口している。このガス供給孔250cは、反応管203の下部から上部にわたって複数設けられ、それぞれが同一の開口面積を有し、更に同じ開口ピッチで設けられている。
第2のノズル249bは、バッファ室237のガス供給孔250cが設けられた端部と反対側の端部に、反応管203の内壁の下部より上部に沿って、ウエハ200の積載方向上方に向かって立ち上がるように設けられている。第2のノズル249bはL字型のロングのノズルとして構成されている。第2のノズル249bの側面にはガスを供給するガス供給孔250bが設けられている。ガス供給孔250bはバッファ室237の中心を向くように開口している。このガス供給孔250bは、バッファ室237のガス供給孔250cと同様に、反応管203の下部から上部にわたって複数設けられている。この複数のガス供給孔250bのそれぞれの開口面積は、バッファ室237内と処理室201内の差圧が小さい場合には、上流側(下部)から下流側(上部)まで、それぞれ同一の開口面積で同一の開口ピッチとするとよいが、差圧が大きい場合には上流側から下流側に向かって、それぞれ開口面積を大きくするか、開口ピッチを小さくするとよい。
本実施形態においては、各ガス供給孔250bの開口面積や開口ピッチを、上流側から下流側にかけて上述のように調節することで、まず、ガス供給孔250bのそれぞれから、流速の差はあるもの、流量がほぼ同量であるガスを噴出させる。そしてこのガス供給孔250bのそれぞれから噴出するガスを、一旦、バッファ室237内に導入し、バッファ室237内においてガスの流速差の均一化を行うこととした。
すなわち、第2のノズル249bの各ガス供給孔250bよりバッファ室237内に噴出したガスはバッファ室237内で各ガスの粒子速度が緩和された後、バッファ室237のガス供給孔250cより処理室201内に噴出する。これにより、各ガス供給孔250bよりバッファ室237内に噴出したガスは、各ガス供給孔250cより処理室201内に噴出する際には、均一な流量と流速とを有するガスとなる。
主に、第2のガス供給管232b、マスフローコントローラ241b、バルブ243b、247b、第2のノズル249b、バッファ室237により第2のガス供給系が構成される。また、主に、不活性ガス供給管232d、マスフローコントローラ241d、バルブ243dにより第2の不活性ガス供給系が構成される。
第1のガス供給管232aからは、例えば、シリコン原料ガス、すなわち第1の元素としてシリコン(Si)を含むガス(シリコン含有ガス)が第1の処理ガスとして、マスフローコントローラ241a、バルブ243a、247a、ガス溜り248、バルブ251a及び第1のノズル249aを介して処理室201内に供給される。シリコン含有ガスとしては、例えばジクロロシラン(SiH2Cl2、DCS)ガスやヘキサクロロジシラン(Si2Cl6、DCS)ガス等を用いることができる。尚、第1の処理ガスは、常温常圧で固体、液体、及び気体のいずれであっても良いが、ここでは気体として説明する。第1の処理ガスが常温常圧で液体の場合は気化器(不図示)を設ける。
第2のガス供給管232bからは、例えば第2の元素として窒素(N)を含むガス(窒素含有ガス)が原料ガスを改質する第2の処理ガスとして、マスフローコントローラ241b、バルブ243b、247b、第2のノズル249b、バッファ室237を介して処理室201内に供給される。窒素含有ガスとしては、例えばアンモニア(NH3)ガスを用いることができる。
不活性ガス供給管232c及び232dからは、不活性ガスとして例えば窒素(N2)ガスが、それぞれマスフローコントローラ241c、バルブ243c、第1のガス供給管232a及び第1のノズル249aを介して、マスフローコントローラ241d、バルブ243d、第2のガス供給管232b、第2のノズル249b及びバッファ室237を介して処理室201内に供給される。
第1のクリーニングガス供給管252aからは、クリーニングガスとして例えばフッ素(F2)ガスが、マスフローコントローラ253a、バルブ254a、256a、クリーニングガス供給管252及び第1のノズル249aを介して処理室201内に供給される。
第2のクリーニングガス供給管252bからは、クリーニングガスとして例えば三フッ化窒素(NF3)ガスが、マスフローコントローラ253b、バルブ254b、256b、クリーニングガス供給管252、第2のノズル249b及びバッファ室237を介して処理室201内に供給される。
なお、例えば各ガス供給管から上述のようなガスをそれぞれ流す場合、第1のガス供給系により原料ガス供給系、すなわちシリコン含有ガス供給系(シラン系ガス供給系)が構成される。また、第2のガス供給系により改質ガス供給系、すなわち窒素含有ガス供給系が構成される。
バッファ室237内には、図2及び図3に示すように、細長い構造を有する第1の電極である第1の棒状電極269及び第2の電極である第2の棒状電極270が、反応管203の下部より上部にわたりウエハ200の積層方向に沿って配設されている。第1の棒状電極269及び第2の棒状電極270は、第2のノズル249bと平行に設けられており、上部より下部にわたって各電極を保護する保護管である電極保護管275によりそれぞれ覆われることで保護されている。この第1の棒状電極269又は第2の棒状電極270のいずれか一方は整合器272を介して高周波電源273に接続され、他方は基準電位であるアースに接続されている。この結果、第1の棒状電極269及び第2の棒状電極270間のプラズマ生成領域224にプラズマが生成される。主に、第1の棒状電極269、第2の棒状電極270、電極保護管275、整合器272、高周波電源273によりプラズマ発生器(プラズマ発生部)としてのプラズマ源が構成される。なお、プラズマ源は、後述するようにガスをプラズマで活性化させる活性化機構として機能する。
電極保護管275は、第1の棒状電極269及び第2の棒状電極270のそれぞれをバッファ室237の雰囲気と隔離した状態でバッファ室237内に挿入できる構造となっている。ここで、電極保護管275の内部は外気(大気)と同一雰囲気であると、電極保護管275にそれぞれ挿入された第1の棒状電極269及び第2の棒状電極270はヒータ207による熱で酸化されてしまう。そこで、電極保護管275の内部には窒素などの不活性ガスを充填あるいはパージし、酸素濃度を充分低く抑えて第1の棒状電極269又は第2の棒状電極270の酸化を防止するための不活性ガスパージ機構(図示せず)が設けられている。
反応管203には、処理室201内の雰囲気を排気する排気管231が設けられている。排気管231には処理室201内の圧力を検出する圧力検出器(圧力検出部)としての圧力センサ245及び圧力調整器(圧力調整部)としてのAPC(Auto Pressure Controller)バルブ244を介して真空排気装置としての真空ポンプが接続されており、処理室201内の圧力が所定の圧力(真空度)となるよう真空排気し得るように構成されている。なお、APCバルブ244は弁を開閉して処理室201内の真空排気・真空排気停止ができ、更に弁開度を調節して圧力調整可能となっている開閉弁である。主に、排気管231、APCバルブ244、真空ポンプ246、圧力センサ245により排気系が構成される。
反応管203内には温度検出器としての温度センサ263が設置されており、温度センサ263により検出された温度情報に基づきヒータ207への通電具合を調整することで、処理室201内の温度が所望の温度分布となるように構成されている。温度センサ263は、ノズル249a及び249b、と同様にL字型に構成されており、反応管203の内壁に沿って設けられている。
反応管203内には、後述するクリーニングガス供給後の反応管203内に付着した膜の除去状態を確認する石英製の板状部材266a、266bが設けられている。板状部材266a及び266bは、反応管203の内壁の下部より上部に沿って、ウエハ200の積載方向に沿って延びた状態で設けられている。例えば、板状部材266aは、反応管203内の壁面であって第1のノズル249aのガス供給孔250aに対向する位置に配置され、板状部材266bは、反応管203内の壁面であって第1のノズル249aに隣接する位置に配置される。
制御部(制御手段)であるコントローラ121は、マスフローコントローラ241a、241b、241c、241d、253a及び253b、バルブ243a、243b、243c、243d、247a、247b、251a、254a、254b、256a及び256b、圧力センサ245、APCバルブ244、真空ポンプ246、ヒータ207、温度センサ263、ボート回転機構267、ボートエレベータ115、高周波電源273、整合器272等に接続されている。コントローラ121により、マスフローコントローラ241a、241b、241c、241d、253a及び253bによる各種ガスの流量調整動作、バルブ243a、243b、243c、243d、247a、247b、251a、254a、254b、256a及び256bの開閉動作、APCバルブ244の開閉及び圧力センサ245に基づく圧力調整動作、温度センサ263に基づくヒータ207の温度調整動作、気化器500の制御、真空ポンプ246の起動・停止、ボート回転機構267の回転速度調節動作、ボートエレベータ115の昇降動作等の制御や、高周波電源273の電力供給制御、整合器272によるインピーダンス制御が行われる。
次に、上述の基板処理装置の処理炉を用いて半導体装置(デバイス)の製造工程の一工程として、基板上に絶縁膜を成膜するシーケンス例について説明する。尚、以下の説明において、基板処理装置を構成する各部の動作はコントローラ121により制御される。
従来のCVD(Chemical Vapor Deposition)法やALD(Atomic Layer Deposition)法では、例えば、CVD法の場合、形成する膜を構成する複数の元素を含む複数種類のガスを同時に供給し、また、ALD法の場合、形成する膜を構成する複数の元素を含む複数種類のガスを交互に供給する。そして、ガス供給時のガス供給流量、ガス供給時間、プラズマパワーなどの供給条件を制御することによりシリコン窒化膜(SiN膜)やシリコン酸化膜(SiO膜)を形成する。それらの技術では、例えばSiN膜を形成する場合、膜の組成比が化学量論組成であるN/Si≒1.33となるように、また例えばSiO膜を形成する場合、膜の組成比が化学量論組成であるO/Si≒2となるようにすることを目的として、供給条件を制御する。
一方、形成する膜の組成比が化学量論組成とは異なる所定の組成比となるようにすることを目的として、供給条件を制御することも可能である。すなわち、形成する膜を構成する複数の元素のうち少なくとも一つの元素が他の元素よりも化学量論組成に対し過剰となるようにすることを目的として、供給条件を制御する。このように形成する膜を構成する複数の元素の比率、すなわち、膜の組成比を制御しつつ成膜を行うことも可能である。以下では最初に、異なる種類の元素を含む複数種類のガスを交互に供給して化学両論組成を有する膜を形成するシーケンス例について説明する。
ここでは第1の元素をシリコン(Si)、第2の元素を窒素(N)とし、第1の元素を含む第1の処理ガスとしてシリコン含有ガスであるDCSガスを、第2の元素を含む第2の処理ガスとして窒素含有ガスであるNH3ガスを用い、基板上に絶縁膜としてSiN膜を形成する例について図4及び図5を参照して説明する。図4は、本実施形態における成膜工程を説明するフローチャートであり、図5は本実施形態における成膜工程におけるシーケンスを示す図である。尚、この例では、第1のガス供給系によりシリコン含有ガス供給系(第1の元素含有ガス供給系)が構成され、第2のガス供給系により窒素含有ガス供給系(第2の元素含有ガス供給系)が構成される。
まず、複数枚のウエハ200がボート217に装填(ウエハチャージ)されると、図2に示されているように、複数枚のウエハ200を支持したボート217は、ボートエレベータ115によって持ち上げられて処理室201内に搬入(ボートロード)される。この状態で、シールキャップ219はOリング220を介して反応管203の下端をシールした状態となる。
処理室201内が所望の圧力(真空度)となるように真空ポンプ246によって真空排気される。この際、処理室201内の圧力は、圧力センサ245で測定され、この測定された圧力に基づきAPCバルブ244が、フィードバック制御される(圧力調整)。また、処理室201内が所望の温度となるようにヒータ207によって加熱される。この際、処理室201内が所望の温度分布となるように、温度センサ263が検出した温度情報に基づきヒータ207への通電具合がフィードバック制御される(温度調整)。続いて、回転機構267により、ボート217が回転されることで、ウエハ200が回転される。次に、DCSガスとNH3ガスを処理室201内に供給することによりSiN膜を成膜する成膜工程を行う。
(成膜工程)
<ステップ11>
ステップ11では、まずガスを流す(第1の工程)。第1のガス供給管232aのバルブ243a、247a又はバルブ251aを開閉することにより、ガス溜り248を介して第1のガス供給管232a内にDCSガスを流す。第1のガス供給管232a内を流れたDCSガスは、マスフローコントローラ241aにより流量調整される。流量調整されたDCSガスは第1のノズル249aのガス供給孔250aから処理室201内に供給されつつガス排気管231から排気される。このとき、同時にバルブ243cを開き、不活性ガス供給管232c内に不活性ガスを流す。不活性ガスとしては、Heガス、Neガス、Arガス等の18族元素ガスが好適であるが、ヒータ207の温度、すなわちウエハ200の温度が低く設定されているため、N2ガスを用いても良い。不活性ガス供給管232c内を流れたN2ガスは、マスフローコントローラ241cにより流量調整される。流量調整されたN2ガスはDCSガスと一緒に処理室201内に供給されつつガス排気管231から排気される。
このとき、APCバルブ244を適正に調整して処理室201内の圧力を、例えば10〜1000Paの範囲内の圧力とする。マスフローコントローラ241aで制御するDCSガスの供給流量は、例えば100〜5000sccmの範囲内の流量とする。DCSガスをウエハ200に晒す時間、すなわちガス供給時間(照射時間)は、例えば2〜120秒間の範囲内の時間とする。このときヒータ207の温度は、ウエハ200の温度が、例えば300〜600℃の範囲内の温度となるような温度に設定する。
DCSガスの供給により、ウエハ200表面の下地膜上に、第1の元素としてのシリコンを含む第1の層が形成される。すなわち、ウエハ200上(下地膜上)に1原子層未満から数原子層のシリコン含有層としてのシリコン層(Si層)が形成される。シリコン含有層はDCSの化学吸着(表面吸着)層であってもよい。なお、シリコンは、それ単独で固体となる元素である。ここでシリコン層とはシリコンにより構成される連続的な層の他、不連続な層やこれらが重なってできる薄膜をも含む。なお、シリコンにより構成される連続的な層を薄膜という場合もある。また、DCSの化学吸着層とはDCS分子の連続的な化学吸着層の他、不連続な化学吸着層をも含む。なお、ウエハ200上に形成されるシリコン含有層の厚さが数原子層を超えると、後述するステップ13での窒化の作用がシリコン含有層の全体に届かなくなる。また、ウエハ200上に形成可能なシリコン含有層の最小値は1原子層未満である。よって、シリコン含有層の厚さは1原子層未満から数原子層とするのが好ましい。なお、ウエハ200の温度及び処理室201内の圧力等の条件を調整することにより、DCSガスが自己分解する条件下では、ウエハ200上にシリコンが堆積することでシリコン層が形成され、DCSガスが自己分解しない条件下では、ウエハ200上にDCSが化学吸着することでDCSの化学吸着層が形成されるよう、形成される層を調整することができる。なお、ウエハ200上にDCSの化学吸着層を形成する場合と比較して、ウエハ200上にシリコン層を形成する方が、成膜レートを高くすることができる。また、ウエハ200上にシリコン層を形成する方が、ウエハ200上にDCSの化学吸着層を形成する場合と比較して、より緻密な層を形成することができる。
<ステップ12>
ステップ12(第2の工程)では、シリコン含有層が形成された後、バルブ243aを閉じ、DCSガスの供給を停止する。このとき、ガス排気管231のAPCバルブ244は開いたままとして、真空ポンプ246により処理室201内を真空排気し、処理室201内に残留する未反応もしくはシリコン含有層形成に寄与した後のDCSガスを処理室201内から排除する。なお、この時バルブ243c、247a及び251aは開いたままとして、N2ガスの処理室201内への供給を維持する。これにより、処理室201内に残留する未反応もしくはシリコン含有層形成に寄与した後のDCSガスを処理室201内から排除する効果を高める。不活性ガスとしては、N2ガスの他、Arガス、Heガス、Neガス、Xeガス等の希ガスを用いてもよい。
<ステップ13>
ステップ13では、処理室201内の残留ガスを除去した後、第2のガス供給管232bのバルブ243b及び247bを開き、第2のガス供給管232b内にNH3ガスを流す(第3の工程)。第2のガス供給管232b内を流れたNH3ガスは、マスフローコントローラ241bにより流量調整される。流量調整されたNH3ガスは第2のノズル249bのガス供給孔250bからバッファ室237内に供給される。このとき、第1の棒状電極269及び第2の棒状電極270間に高周波電源273から整合器272を介して高周波電力を印加することで、バッファ室237内に供給されたNH3ガスはプラズマ励起され、活性種としてガス供給孔250cから処理室201内に供給されつつガス排気管231から排気される。この時同時にバルブ243dを開き、不活性ガス供給管232d内にN2ガスを流す。N2ガスはNH3ガスと一緒に処理室201内に供給されつつガス排気管231から排気される。
NH3ガスをプラズマ励起することにより活性種として流すときは、APCバルブ244を適正に調整して処理室201内の圧力を、例えば10〜100Paの範囲内の圧力とする。マスフローコントローラ241bで制御するNH3ガスの供給流量は、例えば1000〜10000sccmの範囲内の流量とする。NH3ガスをプラズマ励起することにより得られた活性種にウエハ200を晒す時間、すなわちガス供給時間(照射時間)は、例えば2〜120秒間の範囲内の時間とする。このときのヒータ207の温度は、ステップ11と同様、ウエハ200の温度が300〜600℃の範囲内の温度となるような温度に設定する。なお、高周波電源273から第1の棒状電極269及び第2の棒状電極270間に印加する高周波電力は、例えば50〜1000Wの範囲内の電力となるように設定する。NH3ガスは反応温度が高く、上記のようなウエハ温度、処理室内圧力では反応しづらいので、プラズマ励起することにより活性種としてから流すようにしており、このためウエハ200の温度は上述のように設定した低い温度範囲のままでよい。なお、NH3ガスを供給する際にプラズマ励起せず、ヒータ207の温度を適正に調整してウエハ200の温度を例えば600℃以上の温度とし、さらにAPCバルブ244を適正に調整して処理室201内の圧力を例えば50〜3000Paの範囲内の圧力とすることで、NH3ガスをノンプラズマで熱的に活性化することも可能である。なお、NH3ガスは熱で活性化させて供給すると、ソフトな反応を生じさせることができる。
このとき、処理室201内に流しているガスはNH3ガスをプラズマ励起することにより得られた活性種、もしくは処理室201内圧力を高くすることで熱的に活性化されたNH3ガスであり、処理室201内にはDCSガスは流していない。したがって、NH3ガスは気相反応を起こすことはなく、活性種となった、もしくは活性化されたNH3ガスは、ステップ11でウエハ200上に形成された第1の層としてのシリコン含有層の一部と反応する。これによりシリコン含有層は窒化されて、シリコン(第1の元素)及び窒素(第2の元素)を含む第2の層、すなわち、シリコン窒化層(SiN層)へと改質される。
<ステップ14>
ステップ14(第4の工程)では、第2のガス供給管232bのバルブ243bを閉じて、NH3ガスの供給を停止する。このとき、ガス排気管231のAPCバルブ244は開いたままとして、真空ポンプ246により処理室201内を真空排気し、処理室201内に残留する未反応もしくは窒化に寄与した後のNH3ガスを処理室201内から排除する。なお、この時バルブ243d及び247bは開いたままとして、N2ガスの処理室201内への供給を維持する。これにより、処理室201内に残留する未反応もしくは窒化に寄与した後のNH3ガスを処理室201内から排除する効果を高める。
窒素含有ガスとしては、NH3ガスをプラズマや熱で励起したガス以外に、N2ガス、NF3ガス、N38ガス等をプラズマや熱で励起したガスを用いてもよく、これらのガスをArガス、Heガス、Neガス、Xeガス等の希ガスで希釈したガスをプラズマや熱で励起して用いてもよい。
上述したステップ11〜14を1サイクルとして、このサイクルを少なくとも1回以上行うことにより、ウエハ200上に所定膜厚のシリコン(第1の元素)および窒素(第2の元素)を含むSiN膜を成膜することができる。なお、上述のサイクルは、複数回繰り返すのが好ましい。
所定膜厚のSiN膜を形成する成膜処理がなされると、N2ガス等の不活性ガスが処理室201内へ供給されつつ排気されることで処理室201内が不活性ガスでパージされる(ガスパージ)。その後、処理室201内の雰囲気が不活性ガスに置換され(不活性ガス置換)、処理室201内の圧力が常圧に復帰される(大気圧復帰)。
その後、ボートエレベータ115によりシールキャップ219が下降されて、反応管203の下端が開口されるとともに、処理済ウエハ200がボート217に支持された状態で反応管203の下端から反応管203の外部に搬出(ボートアンロード)される。その後、処理済ウエハ200はボート217より取出される(ウエハディスチャージ)。
これにより、DCSガスとNH3ガスとを用いてウエハ200の表面にSiN膜(初期SiN膜)を成膜することができる。
ところで、以上の成膜ステップの実施に際しては、反応管203の内壁等にもSiN膜が堆積してしまう。この堆積膜の厚さが一定以上になると膜剥離が生じるために、ウエハ200上での異物発生の要因となってしまう。
そこで、本実施形態においては、堆積膜が剥離する厚さになる前や、所定サイクル回数に達すると、F2ガスを用いたクリーニングステップを実施する。図6は、本発明の一実施形態にて好適に用いられるヒータのゾーン別温度設定を示す図である。ヒータの温度は例えば300〜450℃に設定する。このとき、ヒータ207を上端からU,CU,C,CL,Lゾーンの5つに分ける。そして、それぞれのゾーンごとに温度を変えることができるようになっている。
まず、ヒータ207上端からU、CU,C,CLゾーンの温度を例えば300℃に、Lゾーンを450℃に設定する。この温度設定ではLゾーンより下の反応管203下部の部位を主にクリーニングする。
次に、ヒータ207上端からU、CU,C,CLゾーンの温度を例えば400℃に、Lゾーンを350℃に設定する。これにより、CLゾーンより上の反応管203等の部位を主にクリーニングする。
上述のように、温度設定を変化させることで、膜をエッチングすることが難しい反応管下部のクリーニングを第1段階で行い、その他の部位を第2段階でクリーニングすることによって、均一なエッチングを行うことができる。
(クリーニング工程)
[第1の実施例]
第1の実施例で用いられるクリーニング工程におけるシーケンスが図7に示されている。
バルブ243d、247bを開き、不活性ガス供給管232d内にN2ガスを流す。ここでは例えば、マスフローコントローラ241dを用いてN2ガスを8.0slm流す。N2ガスは、第2のガス供給管232b、第2のノズル249b及びバッファ室237を介して、反応管203内に供給される。
また、バルブ254a、256aを開き、第1のクリーニングガス供給管252a内にF2ガスを流す。ここでは例えば、マスフローコントローラ253aを用いてF2ガスを2.0slm流す。F2ガスは、第1のクリーニングガス供給管252a、クリーニングガス供給管252及び第1のノズル249aを介して、反応管203内に供給される。
そして、炉内をAPCバルブ244にて50Torrに制御することにより、上記により形成されたSiN膜をエッチングすることができる。
図8には、第1の実施例に用いられる上述のシーケンスにおけるウエハ200の載置位置と累積ウエハ200上でのエッチングレートの関係が示されている。
ここで、基板処理装置101において、1バッチに100枚のウエハを処理する構成にて、モニタリング用のウエハ199をウエハ200の上下、及び25枚おきに計5枚セットする。この5枚の中でボート217上の最上位の位置周辺をtop領域(T)、中位の位置周辺をcenter領域(C)、最下位の位置周辺をbottom領域(B)とする。さらに、各領域にあるモニタリング用ウエハ199と同じ高さの板状部材266a、266bの高さの位置をそれぞれ、最上位からmon T,mon CT,mon C,mon CB,mon Bとする。また、断熱部材としての石英キャップ218の最上位周辺を断熱板T、中位周辺を断熱板C、最下位周辺を断熱板Bとする。
図8に示されるように、ボート217の最上位であるtop領域でエッチングレートが遅いことが分かる。また、center領域でのエッチングレートを基に、ウエハ200と同じように膜を累積させた板状部材266a、266bに対して、累積膜全てをエッチングするようにクリーニングを実施すると、図9に示されるように、板状部材266a,266bともに、top領域に位置するmon T,mon CTにおいて膜が残ってしまっていることが分かる。これは、多数の孔が開いたガス供給孔250aに対して、F2ガスを2.0slm流したために、流量が少ないためノズルの内圧が高くならず、top領域へのF2ガスの供給が少なくなっているためと考えられる。このままでは、center領域やbottom領域で膜を除去し終えてもtop領域では膜が残ってしまうことになる。また、top領域の膜を完全に除去するとcenter領域やbottom領域では反応管203本体等をエッチングすることになり、構造体にダメージを与えてしまうことになる。
[第2の実施例]
第2の実施例で用いられるクリーニング工程におけるシーケンスが図10に示されている。
<ステップ1>
バルブ243d、247bを開き、不活性ガス供給管232d内にマスフローコントローラ241dを用いてN2ガスを0.3slm流し、第2のガス供給管232b、第2のノズル249b及びバッファ室237を介して、反応管203内に供給される。
また、バルブ243c、247a、251aを開き、不活性ガス供給管232c内にN2ガスを流す。ここでは例えば、マスフローコントローラ241cを用いてN2ガスを8.0slm流す。N2ガスは、第1のガス供給管232a、第1のノズル249aを介して、反応管203内に供給される。また、バルブ254a、256aを開き、第1のクリーニングガス供給管252a内にF2ガスを流す。ここでは例えば、マスフローコントローラ253aを用いてF2ガスを2.0slm流す。F2ガスは、第1のクリーニングガス供給管252a、クリーニングガス供給管252及び第1のノズル249aを介して、反応管203内に供給される。すなわち、N2及びF2ガスは、第1のガス供給管232a、第1のノズル249aを介して、処理室201内に供給される。
そして、炉内をAPCバルブ244にて50Torrに制御する。
<ステップ2>
バルブ243d、247bを閉じ、第2のノズル249b及びバッファ室237からのN2ガスの供給を停止させる。
ステップ1とステップ2を繰り返すことにより、F2ガスをバッファ室237の中にも入れることができて、逆流等により、ノズル内についた膜を除去することが可能になる。
図11には、第2の実施例に用いられる上述のシーケンスにおけるウエハ200の載置位置と累積ウエハ200上でのエッチングレートの関係が示されている。
図11に示されるように上述の第1の実施例と比較してもtop領域でのエッチングレートを速くすることができ、各位置でのエッチングレートの差も小さくすることができた。これは、第1のノズル249aに対して、F2ガスを2.0slm及びN2ガスを8.0slm流したため、ノズルの内圧が高くなり、top領域へのF2ガスの供給が多くなったためと考えられる。また、top領域でのエッチングレートを基に、ウエハ200と同じように膜を累積させた板状部材266a、266bに対して、累積膜全てをエッチングするようにクリーニングを実施すると、図12に示されているように、板状部材266a上の膜はすべてエッチングすることができたが、板状部材266bではtop領域に位置するmon T,mon CT及びmon Cにおいて膜が依然として残ってしまっていることが分かる。これは、図13に示されているように、ガスの流れ301ができるため、クリーニングガスが出てくるガス供給孔250aの近辺に、ガスが回りこみにくい領域302が存在すると考えられる。これにより、第1のノズル249aの近くに設置した板状部材266bでは、エッチングレートが実効的に遅くなってしまい、膜が残ってしまったと考えられる。
[第3の実施例]
第3の実施例で用いられるクリーニング工程におけるシーケンスが図14に示されている。
<ステップ1>
バルブ243c、247a、251aを開き、不活性ガス供給管232c内にN2ガスを流す。ここでは例えば、マスフローコントローラ241cを用いてN2ガスを8.0slm流す。N2ガスは、第1のガス供給管232a、第1のノズル249aを介して、反応管203内に供給される。
また、バルブ254a、256aを開き、第1のクリーニングガス供給管252a内にF2ガスを流す。ここでは例えば、マスフローコントローラ253aを用いてF2ガスを2.0slm流す。F2ガスは、第1のクリーニングガス供給管252a、クリーニングガス供給管252及び第1のノズル249aを介して、反応管203内に供給される。すなわち、N2及びF2ガスは、第1のガス供給管232a、第1のノズル249aを介して、処理室201内に供給される。
そして、炉内をAPCバルブ244にて50Torrに制御する(例えば60秒)。
<ステップ2>
バルブ243d、247bを開き、不活性ガス供給管232d内にマスフローコントローラ241dを用いてN2ガスを0.3slm流し、第2のガス供給管232b、第2のノズル249b及びバッファ室237を介して、反応管203内にN2ガスを供給する(例えば30秒)。
<ステップ3>
バルブ243c、247a、251a、254a、256aを閉めて第1のノズル249aからのN2ガス及びF2ガスの供給を停止させ、さらに、APCバルブ244を閉として、反応管203内のガスの流れを止める(例えば90秒)。
ステップ1〜3を繰り返すことにより、累積膜をエッチングすることができる。
図15には、第3の実施例に用いられる上述のシーケンスにおけるウエハ200の載置位置と累積ウエハ200上でのエッチングレートの関係が示されている。
図15に示されるように上述の第1及び2の実施例と比較しても全体的にエッチングレートを速くすることができた。このときのtop領域でのエッチングレートを基に、ウエハ200と同じように膜を累積させた板状部材266a、266bに対して、累積膜全てをエッチングするようにクリーニングを実施すると、図16に示されているように、板状部材266bにおいてtop領域でもmon CTは膜をすべてエッチングすることができている。しかし、top領域の最上部であるmon Tにおいては膜が依然として残っていることが分かる。これは、図17に示されているように、center領域やbottom領域では回り込むガスが、ノズルまで回りこむ303のみであるのに対して、top領域の最上部では回り込むガスが、ノズルまで回りこむ303aと、反応管203最上部のドーム部分に回りこむ303bに分かれるために、エッチングレートが実効的に遅くなってしまい膜が残ってしまったと考えられる。
[第4の実施例]
第4の実施例で用いられるクリーニング工程におけるシーケンスが図18に示されている。
<ステップ1>
バルブ243d、247bを開き、不活性ガス供給管232d内にN2ガスを流す。ここでは例えばマスフローコントローラ241dを用いてN2ガスを0.3slm流す。N2ガスは、第2のガス供給管232b、第2のノズル249b及びバッファ室237を介して、反応管203内に供給される。
また、バルブ243c、247a、251aを開き、不活性ガス供給管232c内にN2ガスを流す。ここでは例えば、マスフローコントローラ241cを用いてN2ガスを8.0slm流す。また、バルブ254a、256aを開き、第1のクリーニングガス供給管252a内にF2ガスを流す。ここでは例えば、マスフローコントローラ253aを用いてF2ガスを2.0slm流す。すなわち、N2及びF2ガスは、第1のガス供給管232a、第1のノズル249aを介して、処理室201内に供給される。
そして、炉内をAPCバルブ244にて50Torrに制御する。
<ステップ2>
次に、バルブ243d、247bを閉め、第2のノズル249b及びバッファ室237からのN2ガスの供給を停止させる。
<ステップ3>
次に、バルブ243d、247bを開き、不活性ガス供給管232d内にN2ガスを流す。ここでは例えばマスフローコントローラ241dを用いてN2ガスを0.5slm流す。N2ガスは、第2のガス供給管232b、第2のノズル249b及びバッファ室237を介して、反応管203内に供給される。
また、マスフローコントローラ241cを用いて第1のノズル249aからのN2ガスの流量を0.5slmにする。
また、バルブ254a、256aを閉めてF2ガスの供給を停止させ、さらに、APCバルブ244を徐々に開けて、圧力を下げる。
<ステップ4>
APCバルブ244を完全に開けて反応管203内のガスを排気する。
ステップ1〜4を繰り返すことにより、累積膜をエッチングすることができる。
図19には、第4の実施例に用いられる上述のシーケンスにおけるウエハ200の載置位置と累積ウエハ200上でのエッチングレートの関係が示されている。
このときのtop領域でのエッチングレートを基に、ウエハ200と同じように膜を累積させた板状部材266a、266bに対して、累積膜全てをエッチングするようにクリーニングを実施すると、図20に示されているように、板状部材266bにおいてbottom領域のmon B及び反応管203下部の領域である断熱板Tに膜が残っていることが分かる。しかしながら、これらの領域は上述の反応管下部のクリーニング温度設定にて膜除去を行うことができる。一方、top領域等の反応管203上方の累積膜は、ほぼ均等に除去できていることが分かる。すべての膜が除去できなかったのはウエハ200上に比べて板状部材266a、266b上の膜のエッチングレートが遅いためであると考えられる。
したがって、石英製の反応管に対してウエハの積層方向に沿って細長い石英製の板状部材を設けることにより、クリーニングによる膜の除去状態を確認することができる。
また、上述の実施例を用いることにより、反応管内壁等の基板表面以外の部位に形成された累積膜を均一にエッチングすることができる。
本発明によれば、反応管内壁等の基板表面以外の部位、特に多孔ノズルの裏側等のガスが回りこみにくい場所やガスが届きにくい反応管の天井部に形成された膜を均一にエッチングすることができる。
なお、本発明は膜種によらず、常温常圧で液体であるような原料を用いた膜種にも適用可能である。
[本発明の好ましい態様]
以下に、本発明の好ましい態様について付記する。
(付記1)
本発明の一態様によれば、ガスクリーニングにおいて、クリーニングガスを供給する間、圧力制御を行うステップと、クリーニングガスの供給を止めて、クリーニングガスの排気を行うステップと、を繰り返し行う基板処理装置が提供される。
(付記2)
本発明の他の態様によれば、ガスクリーニングにおいて、クリーニングガスを供給する間、圧力制御を行うステップと、クリーニングガスの供給を止めて、さらに完全に排気を止めるステップと、を繰り返し行う基板処理装置が提供される。
(付記3)
本発明の他の態様によれば、ガスクリーニングにおいて、クリーニングガスを供給する間、圧力制御を行うステップと、クリーニングガスの供給を止めて、さらに完全に排気を止めるステップと、クリーニングガスの排気を行うステップと、を繰り返し行う基板処理装置が提供される。
101 基板処理装置
121 コントローラ
200 ウエハ(基板)
201 処理室
202 処理炉
203 反応管
207 ヒータ
217 ボート
218 石英キャップ(断熱板)
231 排気管
237 バッファ室
248 ガス溜り
249 ノズル
250 ガス供給孔
266 板状部材

Claims (1)

  1. 複数の基板を積層して収容する石英製の反応管と、
    前記反応管内に処理ガスを供給する処理ガス供給系と、
    前記反応管内にクリーニングガスを供給するクリーニングガス供給系と、
    前記反応管内の雰囲気を排気する排気系と、
    前記処理ガス供給系と前記クリーニングガス供給系と前記排気系とを制御する制御系と、を有し、
    前記反応管内に前記基板の積層方向に沿って延びる石英製の板状部材を設け、前記クリーニングガス供給後の前記反応管内に付着した膜の除去状態を確認する基板処理装置。
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