JP5946643B2 - 半導体装置の製造方法、クリーニング方法及び基板処理装置 - Google Patents
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基板及び断熱体を保持した基板保持具を処理室内に搬入する基板搬入工程と、
前記処理室内に原料ガスを供給して前記基板に膜を形成する膜形成工程と、
前記処理室内から処理後の前記基板を保持した前記基板保持具を搬出する基板搬出工程と、
前記処理室内に前記基板がない状態で、前記処理室内の基板収容領域を第1の温度で加
熱し、前記処理室内の断熱体収容領域を前記第1の温度より高い第2の温度で加熱しつつ、前記処理室内にクリーニングガスを供給する第1のクリーニング工程と、
前記処理室内に前記基板がない状態で、前記断熱体収容領域を第3の温度で加熱し、前記基板収容領域を前記第3の温度より低い第4の温度で加熱しつつ、前記処理室内にクリーニングガスを供給する第2のクリーニング工程と、を有する半導体装置の製造方法が提供される。
基板及び断熱体を保持した基板保持具を処理室内に搬入する基板搬入工程と、
前記処理室内に原料ガスを供給して前記基板に膜を形成する膜形成工程と、
前記処理室内から処理後の前記基板を保持した前記基板保持具を搬出する基板搬出工程と、
前記処理室内に前記基板がない状態で、クリーニングガスが前記処理室内の前記基板収容領域で堆積物と反応しない温度に前記基板収容領域を加熱し、クリーニングガスが前記処理室内の前記断熱体収容領域で堆積物と反応する温度に前記断熱体収容領域を加熱しつつ、前記処理室内にクリーニングガスを供給して、前記膜形成工程で前記断熱体収容領域に付着した堆積物を除去する第1のクリーニング工程と、
前記処理室内に前記基板がない状態で、クリーニングガスが前記基板収容領域で堆積物と反応する温度に前記基板収容領域を加熱し、クリーニングガスが前記断熱体収容領域で堆積物と反応しない温度に前記断熱板収容領域を加熱しつつ、前記処理室内にクリーニングガスを供給して、前記膜形成工程で前記基板収容領域に付着した堆積物を除去する第2のクリーニング工程と、を有する半導体装置の製造方法が提供される。
基板及び断熱体を保持した基板保持具を処理室内に搬入する基板搬入工程と、
前記処理室内に原料ガスを供給して前記基板に膜を形成する膜形成工程と、
前記処理室内から処理後の前記基板を保持した前記基板保持具を搬出する基板搬出工程と、
前記処理室内に前記基板がない状態で、前記処理室内の基板収容領域を第1の温度で加熱し、前記処理室内の断熱体収容領域を前記第1の温度より高い第2の温度で加熱しつつ、前記処理室内にクリーニングガスを供給する第1のクリーニング工程と、
前記処理室内に前記基板がない状態で、前記断熱体収容領域を第3の温度で加熱し、前記基板収容領域を前記第3の温度より低い第4の温度で加熱しつつ、前記処理室内にクリーニングガスを供給する第2のクリーニング工程と、を有するクリーニング方法が提供される。
基板を処理する処理室と、
前記基板及び断熱体を保持する基板保持具と、
前記処理室内を加熱する加熱部と、
前記処理室内にクリーニングガスを供給するクリーニングガス供給系と、
少なくとも前記加熱部及び前記クリーニングガス供給系を制御する制御部と、を備え、
前記加熱部は、
個別に温度設定可能な、前記処理室内の基板収容領域を加熱する第1のゾーンと、前記処理室内の断熱体収容領域を加熱する第2のゾーンと、を有し、
前記制御部は、
前記第2のゾーンの設定温度を、前記第1のゾーンの設定温度よりも高くし、前記処理室内にクリーニングガスを供給して、前記断熱体収容領域の堆積物を除去する第1のクリーニング工程と、
前記第1のゾーンの設定温度を、前記第2のゾーンの設定温度よりも高くし、前記処理
室内にクリーニングガスを供給して、前記基板収容領域の堆積物を除去する第2のクリーニング工程と、を行うように、前記加熱部及び前記クリーニングガス供給系を制御する基板処理装置が提供される。
基板を処理する処理室と、
前記基板及び断熱体を保持する基板保持具と、
前記処理室内を加熱する加熱部と、
前記処理室内にクリーニングガスを供給するクリーニングガス供給系と、
少なくとも前記加熱部及びクリーニングガス供給系を制御する制御部と、を備え、
前記加熱部は、
個別に温度設定可能な、前記処理室内の基板収容領域を加熱する第1のゾーンと、前記処理室内の断熱体収容領域を加熱する第2のゾーンと、を有し、
前記制御部は、
前記第1のゾーンの設定温度を、クリーニングガスが前記基板収容領域で堆積物と反応しない温度にし、前記第2のゾーンの設定温度を、クリーングガスが前記断熱体収容領域で堆積物と反応する温度にし、前記処理室内にクリーニングガスを供給して前記断熱体収容領域の堆積物を除去する第1のクリーニングと、
前記第1のゾーンの設定温度を、クリーニングガスが前記基板収容領域で堆積物と反応する温度にし、前記第2のゾーンの設定温度を、クリーングガスが前記断熱体収容領域で堆積物と反応しない温度にし、前記処理室内にクリーニングガスを供給して前記基板収容領域の堆積物を除去する第2のクリーニングと、を行うように、前記加熱部及び前記クリーニングガス供給系を制御する基板処理装置が提供される。
上述したように、薄膜形成は、基板を搬入した処理室内に複数種類の原料ガスを交互に供給することにより行われる。以下に、この薄膜形成を実施する一般的な基板処理装置としての薄膜形成装置の構成と、薄膜形成工程とについてそれぞれ簡単に説明する。
0℃、450℃のいずれの場合であっても、基板収容領域のエッチングレートの方が、断熱体収容領域のエッチングレートよりも大きくなることが判る。そして、図9に、加熱部の温度を400℃に設定した場合の、基板収容領域と断熱体収容領域との間の成膜レート及びエッチングレートの差をグラフで示す。図9から、成膜レートにも、基板収容領域と断熱体収容領域との間で差は存在するが、エッチングレートにおける基板収容領域と断熱体収容領域との間の差と比較すると非常に小さいことが判る。
以下に、本発明の第1の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態にかかる基板処理装置の縦型処理炉の概略構成図であり、処理炉202部分を縦断面で示しており、図2は、本発明の一実施形態にかかる縦型処理炉の概略構成図であり、処理炉202部分を図1のA−A線断面図で示している。
図1に示されているように、処理炉202には、反応管203が配設されている。反応管203は、例えば石英(SiO2)または炭化シリコン(SiC)等の耐熱性材料からなり、上端が閉塞し下端が開口した円筒形状に形成されている。反応管203の筒中空部には処理室201が形成され、基板としてのウエハ200を後述するボート217によって水平姿勢で垂直方向に多段に整列した状態で収容可能に構成されている。
シールキャップ219上には、例えば石英キャップから成る断熱体218を介して基板保持具としてのボート217が立設されている。ボート217は、例えば石英や炭化珪素等の耐熱性材料で構成され、上述したように複数枚のウエハ200を水平姿勢でかつ互いに中心を揃えた状態で整列させて管軸方向に多段に保持されるように構成されている。
後述する加熱部207からの熱を反応管203側に伝えにくくするように構成されている。このように、断熱体218は、断熱部材として機能すると共にボート217を保持する保持体としても機能する。なお、断熱体218は、図示するような石英キャップに限らず、例えば円板形状に形成された断熱板が水平姿勢で多段に複数枚配置されたものであってもよい。また、断熱体218は、ボート217の構成部材の1つとして考えてもよい。
反応管203の外側には、反応管203の側壁面を囲う同心円状に加熱部207が設けられている。加熱部207は、ウエハ200の積層方向に沿って、複数の加熱ゾーン207a〜207eに分割されている。すなわち、加熱部207は、処理室201内の基板収容領域を加熱する第1のゾーン207a〜207dと、処理室201内の断熱体収容領域を加熱する第2のゾーン207eとに分割されている。なお、本実施形態では、加熱部207の第1のゾーンは、さらに4つのゾーンに分割されている。反応管203、加熱部207の外側には、断熱部材210が設けられている。断熱部材210は、加熱部207の上方端を覆うように設けられる。断熱部材210は、例えば石英や炭化珪素等の耐熱性材料で構成されている。
図1に示すように、処理室201内であって反応管203の下部には、第1のノズル249a及び第2のノズル249bが反応管203を貫通するように設けられている。第1のノズル249aには第1のガス供給管232aが接続されている。また第2のノズル249bには第2のガス供給管232cが接続されている。このように反応管203には2本のノズル249a及び249bと、2本のガス供給管232a及び232cとが設けられており、処理室201内へ複数種類、ここでは少なくとも2種類の原料ガスを供給することができるように構成されている。
スフローコントローラ(MFC)241a、開閉弁であるバルブ243a、開閉弁であるバルブ247a、ガス溜め部248及び開閉弁であるバルブ251aが設けられている。第1のガス供給管232aの先端部には、上述の第1のノズル249aが接続されている。第1のノズル249aは、反応管203の内壁とウエハ200との間における円弧状の空間に、反応管203の内壁の下部より上部に沿って、ウエハ200の積載方向上方に向かって立ち上がるように設けられている。第1のノズル249aはL字型のロングノズルとして構成されている。第1のノズル249aの側面にはガスを供給するガス供給孔250aが設けられている。ガス供給孔250aは反応管203の中心を向くように開口している。このガス供給孔250aは、反応管203の下部から上部にわたって複数設けられ、それぞれが同一の開口面積を有し、更に同じ開口ピッチで設けられている。
、及び第1のノズル249aを介して処理室201内に供給される。シリコン含有ガスとしては、例えばジクロロシラン(SiH2Cl2、略称:DCS)、ヘキサクロロジシラン(Si2Cl6、略称:HCD)、トリジメチルアミノシリコン(SiH(N(CH3)2)3、TDMAS)等を用いることができる。なお、第1の原料ガスは、常温常圧で固体、液体、及び気体のいずれであっても良いが、ここでは気体として説明する。第1の原料ガスが常温常圧で液体の場合は、マスフローコントローラ241aの上流側に、図示しない気化器やバブラ等を設ければよい。
第1のガス供給管232aのバルブ251aの下流側には、ガス供給管252の下流端が接続されている。このガス供給管252の上流側には、クリーニングガス供給管252aの下流端及び第3の不活性ガス供給管252bの下流端が接続されている。クリーニングガス供給管252aには、上流方向から順に、流量制御器(流量制御部)であるマスフローコントローラ(MFC)253a及び開閉弁であるバルブ254aが設けられている。第3の不活性ガス供給管252bには、上流方向から順に、流量制御器(流量制御部)であるマスフローコントローラ(MFC)253b及び開閉弁であるバルブ254bが設けられている。
図1に示すように、反応管203には、処理室201内の雰囲気を排気する排気管231が設けられている。排気管231には処理室201内の圧力を検出する圧力検出器(圧力検出部)としての圧力センサ245及び圧力調整器(圧力調整部)としてのAPC(Auto Pressure Controller)バルブ244を介して真空排気装置としての真空ポンプ246が接続されており、処理室201内の圧力が所定の圧力(真空度)となるよう真空排気し得るように構成されている。なお、APCバルブ244は弁を開閉して処理室201内の真空排気・真空排気停止ができ、更に弁開度を調節して圧力調整可能となっている開閉弁である。主に、排気管231、APCバルブ244、真空ポンプ246、及び圧力センサ245により排気系が構成される。
制御部(制御手段)であるコントローラ121は、マスフローコントローラ241a、241b、241c、241d、253a及び253b、バルブ243a、243b、243c、243d,247a、251a、254a及び254b、圧力センサ245、APCバルブ244、真空ポンプ246、加熱部207、温度センサ263、ボート回転機構267、ボートエレベータ115、高周波電源273、整合器272等に接続されている。コントローラ121により、マスフローコントローラ241a、241b、241c、241d、253a及び253bによる各種ガスの流量調整動作、バルブ243a、243b、243c、243d,247a、251a、254a及び254bの開閉動作、APCバルブ244の開閉及び圧力センサ245に基づく圧力調整動作、温度センサ263に基づく加熱部207の温度調整動作、真空ポンプ246の起動・停止、ボート回転機構267の回転速度調節動作、ボートエレベータ115の昇降動作等の制御や、高周波電源273の電力供給制御、整合器272によるインピーダンス制御が行われる。
続いて、本実施形態にかかる半導体製造工程の一工程として実施される基板処理工程に
ついて、図3及び図4を用いて説明する。かかる工程は、上述の基板処理装置により実施される。ここでは、例えば基板上に絶縁膜を形成する例について説明する。なお、以下の説明において、基板処理装置を構成する各部の動作は、コントローラ121により制御される。
まず、ウエハ200及び断熱体218を保持したボート217を処理室201内に搬入する。複数枚のウエハ200がボート217に装填(ウエハチャージ)されると、複数枚のウエハ200を支持したボート217は、ボートエレベータ115によって持ち上げられて処理室201内に搬入(ボートロード)される。この状態で、シールキャップ219はOリング220を介して反応管203の下端をシールした状態となる。
処理室201内が所望の圧力(真空度)となるように真空ポンプ246によって真空排気する。この際、処理室201内の圧力は、圧力センサ245で測定し、この測定した圧力に基づきAPCバルブ244をフィードバック制御する(圧力調整)。また、処理室201内が所望の温度となるように加熱部207によって加熱する。この際、処理室201内が所望の温度分布となるように、温度センサ263が検出した温度情報に基づき加熱部207への通電具合をフィードバック制御する(温度調整)。このとき、加熱部207の各ゾーン207a〜207eの設定温度は、全て同じ温度となるよう制御する。続いて、回転機構267によりボート217の回転が開始される。
次に、DCSガスとNH3ガスとを処理室201内に交互に供給することによりウエハ200上にシリコン窒化膜を成膜する工程を行う(成膜工程)。成膜工程では次の4つのステップを順次実行する。
ステップ11では、まず第1のガス供給管232aから、第1の原料ガスとしてのDCSガスを処理室201内に供給する(第1の工程)。バルブ251aを閉じ、バルブ243a、247aを開けた状態で、DCSガスをマスフローコントローラ241aで流量調整してガス溜め部248に供給し、DCSガスをガス溜め部248に溜める。所定の量のDCSガスがガス溜め部315に溜められると、バルブ243a、247aを閉じ、ガス溜め部248にDCSガスを閉じ込める。ガス溜め部248内には、圧力が13000Pa以上になるように、DCSガスを溜める。また、ガス溜め部248と処理室201との間のコンダクタンスが1.5×10−3m3/s以上になるように装置を構成する。また、ガス溜め部248の容積は、処理室201の容積とこれに対する必要なガス溜め部24
8の容積との比で決定することができる。すなわち、例えば、処理室201の容積が100リットルである場合、ガス溜め部248の容積は100〜300ccであることが好ましく、容積比としてはガス溜め部248の容積は処理室201の容積の1/1000〜3/1000倍とすることが好ましい。なお、このDCSガスをガス溜め部248に溜める工程は、後述する第3の工程(NH3の供給工程、ステップ13)中に行ってもよい。排気管231のAPCバルブ244は閉じて、処理室201の排気を実質的に止め、バルブ251aを開けることにより、ガス溜め部248に溜められたDCSガスは、第1のノズル249aのガス供給孔250aから処理室201内に一気に供給される。このとき、APCバルブ244が閉じられているので、処理室201内の圧力は急激に上昇して約400〜500Paまで昇圧される。DCSガスをウエハ200に晒す時間、すなわちガス供給時間(照射時間)は、例えば2〜120秒間の範囲内の時間とする。このとき加熱部207の温度は、ウエハ200の温度が、例えば300〜600℃の範囲内の温度となるような温度に設定する。
ステップ12(第2の工程)では、ガス排気管231のAPCバルブ244を開け、真空ポンプ246により処理室201内を真空排気し、処理室201内に残留するDCSガス等の残留ガスを処理室201内から排除する(残留ガス除去)。このとき、バルブ243bを開け、N2ガスを処理室201内へ供給する。これにより、処理室201内に残留するDCSガス等の残留ガスを処理室201内から排除する効果を高めることができる。不活性ガスとしては、N2ガスの他、Arガス、Heガス、Neガス、Xeガス等の希ガスを用いてもよい。
ステップ13では、第2のガス供給管232cのバルブ243cを開け、第2のガス供給管232c内から、NH3ガスを処理室201内に供給する(第3の工程)。図示しないNH3ガス供給源から第2のガス供給管232c内に供給されたNH3ガスは、マスフローコントローラ241cにより所定の流量となるように調整される。流量調整されたNH3ガスは、第2のノズル249のガス供給孔250bからバッファ室237内に供給される。このとき、第1の棒状電極269及び第2の棒状電極270間に高周波電源273から整合器272を介して高周波電力を印加することで、バッファ室237内に供給されたNH3ガスはプラズマ励起され、活性種としてガス供給孔250cから処理室201内に供給されつつガス排気管231から排気される。
たステップ11と同様、ウエハ200の温度が300〜600℃の範囲内の温度となるような温度に設定する。なお、高周波電源273から第1の棒状電極269及び第2の棒状電極270間に印加する高周波電力は、例えば50〜1000Wの範囲内の電力となるように設定する。NH3ガスは反応温度が高く、上記のようなウエハ温度、処理室内圧力では反応しづらいので、プラズマ励起することにより活性種としてから流すようにしており、このためウエハ200の温度は上述のように設定した低い温度範囲のままでよい。
ステップ14(第4の工程)では、ガス排気管231のAPCバルブ244は開けたままとして、真空ポンプ246により処理室201内を真空排気し、処理室201内に残留するNH3ガス等の残留ガスを処理室201内から排除する(残留ガス除去)。このとき、バルブ243dを開け、N2ガスを処理室201内への供給すると、処理室201内に残留するNH3ガス等の残留ガスを処理室201内から排除する効果を高めることができる。
所定膜厚のSiN膜を形成する成膜処理がなされると、N2ガス等の不活性ガスが処理室201内へ供給されつつ排気されることで処理室201内が不活性ガスでパージされる(ガスパージ)。その後、処理室201内の雰囲気が不活性ガスに置換され、処理室201内の圧力が常圧に復帰される(大気圧復帰)。
その後、ボートエレベータ115によりシールキャップ219を下降させて、反応管203の下端を開口するとともに、処理済ウエハ200がボート217に支持された状態で反応管203の下端から処理室201の外部に搬出(ボートアンロード)される。その後、処理済ウエハ200はボート217より取出される(ウエハディスチャージ)。
上述の基板処理工程を繰り返すと、反応管203の内壁等の処理室201内にもシリコン窒化膜(SiN膜)等を含む堆積物が累積する。この堆積物(累積した薄膜)の厚さが、堆積物に剥離・落下が生じる前の所定の厚さに達した時点や、上述の基板処理工程を所定回数繰り返した時点で、処理室201内のクリーニングが行われる。
まず、ウエハ200を装填していない空のボート217を、ボートエレベータ115によって上昇させて処理室201内に搬入する(ボートロード)。このように、処理室201内にウエハ200がない状態で、シールキャップ219は、Oリング220を介して反応管203の下端をシールした状態となる。
処理室201内が所定の圧力(真空度)となるように真空ポンプ246によって真空排気する。この際、処理室201内の圧力は圧力センサ245で測定され、この測定された圧力に基づきAPCバルブ244及び真空ポンプ246への通電具合がフィードバック制御される。
第1のクリーニング工程では、基板収容領域の堆積物の除去(エッチング)を殆ど進行させずに、主に断熱体収容領域の堆積物を除去する。そのため、基板収容領域(すなわち処理室201内の上部)の温度が低くなり、断熱体収容領域(すなわち処理室201内の下部)の温度が高くなるように、処理室201内の温度分布を調整し、その状態でクリーニングガスを供給する。
処理室201内が上述した所定の温度分布(第1の温度分布)となるように、加熱部207によって加熱する。この際、温度センサ263が検出した温度情報に基づき加熱部207への通電具合がそれぞれフィードバック制御される。
次いで、処理室201内の温度及び圧力が、それぞれ上述の温度及び圧力に維持された状態で、クリーニングガス供給管252aから、クリーニングガスとしてのF2ガスを処理室201内に供給する。バルブ254aを開けることで、図示しないF2ガス供給源からクリーニングガス供給管252a内に供給されたF2ガスは、マスフローコントローラ253aにて所定の流量となるように調整される。流量調整されたF2ガスは、クリーニングガス供給管252aを通り、ガス供給管252及び第1のガス供給管232aを経由して、第1のノズル249aから処理室201内に供給されつつガス排気管231から排気される。
第1のゾーン207a〜dの設定温度(第1の温度):300℃
第2のゾーン207eの設定温度(第2の温度):450℃(400℃〜500℃(好ましくは450℃近傍))
F2ガス供給流量:2.0slm
N2ガス供給流量:8.0slm
圧力:50Torr
が例示される。
第2のクリーニング工程では、断熱体収容領域のエッチングを殆ど進行させずに、主に基板収容領域の堆積物を除去する。そのため、基板収容領域の温度が高くなり、断熱体収容領域の温度が低くなるように、処理室201内の温度分布を調整し、その状態でクリーニングガスを供給する。
第1のクリーニング工程が終了した後、ウエハ200を装填していないボート217が処理室201内に搬入されたままの状態で、処理室201内が上述の所定の温度分布(第2の温度分布)となるように、加熱部207によって加熱する。この際、温度センサ263が検出した温度情報に基づき加熱部207への通電具合がそれぞれフィードバック制御される。
次いで、処理室201内の温度及び圧力が、それぞれ上述の温度及び圧力に維持された
状態で、クリーニングガス供給管252aから、クリーニングガスとしてのF2ガスを処理室201内に供給する。バルブ254aを開けることで、図示しないF2ガス供給源からクリーニングガス供給管252a内に供給されたF2ガスは、マスフローコントローラ253aにて所定の流量となるように調整される。流量調整されたF2ガスは、クリーニングガス供給管252aを通り、ガス供給管252及び第1のガス供給管232aを経由して、第1のノズル249aから処理室201内に供給されつつガス排気管231から排気される。
、加熱部207の第1のゾーン207a〜207dも、断熱体収容領域の構成部材である石英に対するエッチングの進行が少ない温度に設定されている。このため、断熱体収容領域の堆積物が全て除去された場合であっても、断熱体収容領域のオーバーエッチングの発生を抑制でき、下地である石英の破損を抑制できる。
第1のゾーン207a〜207dの設定温度(第3の温度):400℃
第2のゾーン207eの設定温度(第4の温度):350℃
F2ガス供給流量:2.0slm
N2ガス供給流量:8.0slm
圧力:50Torr
が例示される。
所定のクリーニング処理であるエッチング処理がなされると、N2ガス等の不活性ガスが処理室201内へ供給されつつ排気されることで処理室201内が不活性ガスでパージされる(ガスパージ)。その後、処理室201内の雰囲気が不活性ガスに置換され、処理室201内の圧力が常圧に復帰される(大気圧復帰)。
その後、ボートエレベータ115によりシールキャップ219が下降されて、反応管203の下端が開口されるとともに、ウエハ200を装填しない空のボート217が反応管203の下端から処理室201の外部に搬出(ボートアンロード)されて、終了する。
本実施形態によれば、以下に示す1つまたは複数の効果を奏する。
以下に、本発明の第2の実施形態について説明する。上述の第1の実施形態では、第1のクリーニング工程にて、主に断熱体収容領域の堆積物を除去し、第2のクリーニング工程にて、主に基板収容領域の堆積物を除去したが、第2の実施形態では、第1のクリーニング工程にて、基板収容領域及び断熱体収容領域の堆積物を同時に除去し、第2のクリーニング工程にて、主に基板収容領域の堆積物を除去する点で第1の実施形態と異なる。以下では、第1の実施形態と同様の部分は記載を省略し、主に第1の実施形態と異なる部分について説明する。
第1のゾーン207a〜207dの設定温度(第1の温度):400℃
第2のゾーン207eの設定温度(第2の温度):450℃
が例示される。これにより、基板収容領域の堆積物の除去と断熱体収容領域の堆積物の除去を同時に進行させることができる。断熱体収容領域の堆積物が除去された後、第2のクリーニング工程を行う。
第1のゾーン207a〜207dの設定温度(第3の温度):400℃
第2のゾーン207eの設定温度(第4の温度):350℃
が例示される。これにより、断熱体収容領域のエッチングを殆ど進行させずに、主に基板収容領域の堆積物をエッチングすることができる。
以上、本発明の実施形態を具体的に説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
堆積物は残存していることが判る。従って、第1のクリーニングでは、基板収容領域の処理室201の内壁等の石英はエッチングされず、破損していないことが判る。
以下に、本発明の好ましい態様について付記する。
基板及び断熱体を保持した基板保持具を処理室内に搬入する基板搬入工程と、
処理室内に原料ガスを供給して基板に膜を形成する膜形成工程と、
処理室内から処理後の基板を保持した基板保持具を搬出する基板搬出工程と、
処理室内に基板がない状態で、処理室内の基板収容領域を第1の温度で加熱し、処理室内の断熱体収容領域を第1の温度より高い第2の温度で加熱しつつ、処理室内にクリーニングガスを供給する第1のクリーニング工程と、
処理室内に基板がない状態で、断熱体収容領域を第3の温度で加熱し、基板収容領域を第3の温度より低い第4の温度で加熱しつつ、処理室内にクリーニングガスを供給する第2のクリーニング工程と、を有する半導体装置の製造方法が提供される。
第1の温度は、クリーニングガスが主に断熱体収容領域に付着した堆積物と反応する温度であり、第2の温度は、クリーニングガスが主に基板収容領域に付着した堆積物と反応する温度である。
基板及び断熱体を保持した基板保持具を処理室内に搬入する基板搬入工程と、
記処理室内に原料ガスを供給して基板に膜を形成する膜形成工程と、
処理室内から処理後の基板を保持した基板保持具を搬出する基板搬出工程と、
処理室内に基板がない状態で、クリーニングガスが処理室内の基板収容領域で堆積物と
反応しない温度に基板収容領域を加熱し、クリーニングガスが処理室内の断熱体収容領域で堆積物と反応する温度に断熱体収容領域を加熱しつつ、処理室内にクリーニングガスを供給して、膜形成工程で断熱体収容領域に付着した堆積物を除去する第1のクリーニング工程と、
処理室内に基板がない状態で、クリーニングガスが基板収容領域で堆積物と反応する温度に基板収容領域を加熱し、クリーニングガスが断熱体収容領域で堆積物と反応しない温度に断熱板収容領域を加熱しつつ、処理室内にクリーニングガスを供給して、膜形成工程で基板収容領域に付着した堆積物を除去する第2のクリーニング工程と、を有する半導体装置の製造方法が提供される。
基板及び断熱体を保持した基板保持具を処理室内に搬入する基板搬入工程と、
処理室内に原料ガスを供給して基板に膜を形成する膜形成工程と、
処理室内から処理後の基板を保持した基板保持具を搬出する基板搬出工程と、
処理室内に基板がない状態で、処理室内の基板収容領域を第1の温度で加熱し、処理室内の断熱体収容領域を第1の温度より高い第2の温度で加熱しつつ、処理室内にクリーニングガスを供給する第1のクリーニング工程と、
処理室内に基板がない状態で、断熱体収容領域を第3の温度で加熱し、基板収容領域を第3の温度より低い第4の温度で加熱しつつ、処理室内にクリーニングガスを供給する第2のクリーニング工程と、を有するクリーニング方法が提供される。
基板を処理する処理室と、
基板及び断熱体を保持する基板保持具と、
処理室内を加熱する加熱部と、
処理室内にクリーニングガスを供給するクリーニングガス供給系と、
少なくとも加熱部及びクリーニングガス供給系を制御する制御部と、を備え、
加熱部は、
個別に温度設定可能な、処理室内の基板収容領域を加熱する第1のゾーンと、処理室内の断熱体収容領域を加熱する第2のゾーンと、を有し、
制御部は、
第2のゾーンの設定温度を、第1のゾーンの設定温度よりも高くし、処理室内にクリーニングガスを供給して、断熱体収容領域の堆積物を除去する第1のクリーニングと、
第1のゾーンの設定温度を、第2のゾーンの設定温度よりも高くし、処理室内にクリーニングガスを供給して、基板収容領域の堆積物を除去する第2のクリーニングと、を行うように、加熱部及びクリーニングガス供給系を制御する基板処理装置が提供される。
基板を処理する処理室と、
基板及び断熱体を保持する基板保持具と、
処理室内を加熱する加熱部と、
処理室内にクリーニングガスを供給するクリーニングガス供給系と、
少なくとも加熱部及びクリーニングガス供給系を制御する制御部と、を備え、
加熱部は、
個別に温度設定可能な、処理室内の基板収容領域を加熱する第1のゾーンと、処理室内の断熱体収容領域を加熱する第2のゾーンと、を有し、
制御部は、
第1のゾーンの設定温度を、クリーニングガスが基板収容領域で堆積物と反応しない温度にし、第2のゾーンの設定温度を、クリーングガスが断熱体収容領域で堆積物と反応する温度にし、処理室内にクリーニングガスを供給して断熱体収容領域の堆積物を除去する
第1のクリーニングと、
第1のゾーンの設定温度を、クリーニングガスが基板収容領域で堆積物と反応する温度にし、第2のゾーンの設定温度を、クリーングガスが断熱体収容領域で堆積物と反応しない温度にし、処理室内にクリーニングガスを供給して基板収容領域の堆積物を除去する第2のクリーニングと、を行うように、加熱部及びクリーニングガス供給系を制御する基板処理装置が提供される。
前記制御部は、前記第1のクリーニングで前記基板収容領域から除去する膜厚と、前記第2のクリーニングで前記基板収容領域から除去する膜厚との合計が、前記基板収容領域の堆積物の厚さに対して100%〜125%となるように前記加熱部及び前記クリーニングガス供給系を制御する。
201 処理室
207 加熱部
217 基板保持具
218 断熱体
121 コントローラ
Claims (7)
- 基板及び断熱体を保持した基板保持具を処理室内に搬入する基板搬入工程と、
前記処理室内に原料ガスを供給して前記基板に膜を形成する膜形成工程と、
前記処理室内から処理後の前記基板を保持した前記基板保持具を搬出する基板搬出工程と、
前記処理室内に前記基板がない状態で、前記処理室内の基板収容領域を第1の温度で加熱し、前記処理室内の断熱体収容領域を前記第1の温度より高い第2の温度で加熱しつつ、前記処理室内にクリーニングガスを供給して、前記膜形成工程で前記断熱体収容領域に付着した堆積物を除去する第1のクリーニング工程と、
前記処理室内に前記基板がない状態で、前記基板収容領域を第3の温度で加熱し、前記断熱体収容領域を前記第3の温度より低い第4の温度で加熱しつつ、前記処理室内にクリーニングガスを供給して、前記膜形成工程で前記基板収容領域に付着した堆積物を除去する第2のクリーニング工程と、を有する
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 前記第1の温度は、前記クリーニングガスが前記基板収容領域に付着した堆積物と反応しない温度であり、前記第2の温度は、前記クリーニングガスが主に前記断熱体収容領域に付着した堆積物と反応する温度である
ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。 - 基板及び断熱体を保持した基板保持具を処理室内に搬入する基板搬入工程と、
前記処理室内に原料ガスを供給して前記基板に膜を形成する膜形成工程と、
前記処理室内から処理後の前記基板を保持した前記基板保持具を搬出する基板搬出工程と、
前記処理室内に前記基板がない状態で、クリーニングガスが前記処理室内の前記基板収容領域で堆積物と反応しない温度に前記基板収容領域を加熱し、クリーニングガスが前記処理室内の前記断熱体収容領域で堆積物と反応する温度に前記断熱体収容領域を加熱しつつ、前記処理室内にクリーニングガスを供給して、前記膜形成工程で前記断熱体収容領域に付着した堆積物を除去する第1のクリーニング工程と、
前記処理室内に前記基板がない状態で、クリーニングガスが前記基板収容領域で堆積物と反応する温度に前記基板収容領域を加熱し、クリーニングガスが前記断熱体収容領域で堆積物と反応しない温度に前記断熱板収容領域を加熱しつつ、前記処理室内にクリーニングガスを供給して、前記膜形成工程で前記基板収容領域に付着した堆積物を除去する第2のクリーニング工程と、を有する
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 基板及び断熱体を保持した基板保持具を処理室内に搬入する基板搬入工程と、
前記処理室内に原料ガスを供給して前記基板に膜を形成する膜形成工程と、
前記処理室内から処理後の前記基板を保持した前記基板保持具を搬出する基板搬出工程と、
前記処理室内に前記基板がない状態で、前記処理室内の基板収容領域を第1の温度で加熱し、前記処理室内の断熱体収容領域を前記第1の温度より高い第2の温度で加熱しつつ、前記処理室内にクリーニングガスを供給して、前記膜形成工程で前記断熱体収容領域に付着した堆積物を除去する第1のクリーニング工程と、
前記処理室内に前記基板がない状態で、前記基板収容領域を第3の温度で加熱し、前記断熱体収容領域を前記第3の温度より低い第4の温度で加熱しつつ、前記処理室内にクリーニングガスを供給して、前記膜形成工程で前記基板収容領域に付着した堆積物を除去する第2のクリーニング工程と、を有する
ことを特徴とするクリーニング方法。 - 基板を処理する処理室と、
前記基板及び断熱体を保持する基板保持具と、
前記処理室内を加熱する加熱部と、
前記処理室内にクリーニングガスを供給するクリーニングガス供給系と、
少なくとも前記加熱部及び前記クリーニングガス供給系を制御する制御部と、を備え、
前記加熱部は、
個別に温度設定可能な、前記処理室内の基板収容領域を加熱する第1のゾーンと、前記処理室内の断熱体収容領域を加熱する第2のゾーンと、を有し、
前記制御部は、
前記第2のゾーンの設定温度を、前記第1のゾーンの設定温度よりも高くし、前記処理室内にクリーニングガスを供給して、前記断熱体収容領域の堆積物を除去する第1のクリーニングと、
前記第1のゾーンの設定温度を、前記第2のゾーンの設定温度よりも高くし、前記処理室内にクリーニングガスを供給して、前記基板収容領域の堆積物を除去する第2のクリーニングと、を行うように、前記加熱部及び前記クリーニングガス供給系を制御する
ことを特徴とする基板処理装置。 - 基板を処理する処理室と、
前記基板及び断熱体を保持する基板保持具と、
前記処理室内を加熱する加熱部と、
前記処理室内にクリーニングガスを供給するクリーニングガス供給系と、
少なくとも前記加熱部及び前記クリーニングガス供給系を制御する制御部と、を備え、
前記加熱部は、
個別に温度設定可能な、前記処理室内の基板収容領域を加熱する第1のゾーンと、前記処理室内の断熱体収容領域を加熱する第2のゾーンと、を有し、
前記制御部は、
前記第1のゾーンの設定温度を、クリーニングガスが前記基板収容領域で堆積物と反応しない温度にし、前記第2のゾーンの設定温度を、クリーングガスが前記断熱体収容領域で堆積物と反応する温度にし、前記処理室内にクリーニングガスを供給して前記断熱体収容領域の堆積物を除去する第1のクリーニングと、
前記第1のゾーンの設定温度を、クリーニングガスが前記基板収容領域で堆積物と反応する温度にし、前記第2のゾーンの設定温度を、クリーングガスが前記断熱体収容領域で堆積物と反応しない温度にし、前記処理室内にクリーニングガスを供給して前記基板収容領域の堆積物を除去する第2のクリーニングと、を行うように、前記加熱部及び前記クリーニングガス供給系を制御する
ことを特徴とする基板処理装置。 - 前記制御部は、前記第1のクリーニングで前記基板収容領域から除去する膜厚と、前記第2のクリーニングで前記基板収容領域から除去する膜厚との合計が、前記基板収容領域の堆積物の厚さに対して100%〜125%となるように前記加熱部及び前記クリーニングガス供給系を制御する
ことを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の基板処理装置。
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