JP2008300445A - 基板処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 安全かつ信頼性の高い基板処理装置を提供する。
【解決手段】 可燃性ガスDCSを一旦ガス溜め247に溜めた後前記ガス溜め247から炉202内に供給し、前記炉内で基板処理を行った後、前記炉内の残留ガスをポンプ246にて排気するようにした基板処理装置において、前記ガス溜め247に前記可燃性ガスを供給するための供給経路を開閉するバルブ243b、243e、243fと、前記バルブを介して前記ガス溜めに供給される前記可燃性ガスの流量を制御する流量制御手段241bと、前記流量制御手段の流量モニタ信号を使って前記ガス溜めに供給される前記可燃性ガスのガス量を積算し、その積算量が前記ポンプの2次側での可燃性ガスの爆発下限界よりも低く設定した所定の限界値を超えたとき、前記バルブを閉じるよう制御するコントローラ10とを備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は基板処理装置に係り、特に、排気を止めた炉内で可燃性ガスによる基板処理を行った後、炉内の残留可燃性ガスを排気するようにした基板処理装置に関する。
可燃性ガスを一且ガス溜めに溜めた後、可燃性ガスをガス溜めから炉内に供給し、基板に成膜を行った後、炉内の残留ガスをポンプにて排気するシステムを備えた基板処理装置が知られている。
このような基板処理装置では、炉内の残留ガスをポンプにて排気する際、ガスの溜め量次第では瞬間的にポンプ2次側でガスの爆発下限界(燃焼を起こす最低濃度)を超えてしまうという問題があった。
そこで、従来は、ガス溜めに供給するレシピに定めるガス量を、装置オペレータが、ポンプ2次側でのガス濃度を意識したガスの流量及び供給時間となるように設定することにより、上記のような問題が起こるのを回避していた。
しかしながら、上述したような装置オペレータに頼る可燃性ガス供給方式を採用すると、装置オペレータが危険のリスクを背負うことになるため、改善の余地があった。
本発明の課題は、上述した従来技術の問題点を解消して、安全かつ信頼性の高い基板処理装置を提供することにある。
本発明の態様によれば、可燃性ガスを一旦ガス溜めに溜めた後前記ガス溜めから炉内に供給し、前記炉内で基板処理を行った後、前記炉内の残留可燃性ガスをポンプにて排気するようにした基板処理装置において、前記可燃性ガスを前記ガス溜めに供給するための供給経路を開閉するバルブと、前記バルブを介して前記ガス溜めに供給される前記可燃性ガスの流量を制御する流量制御手段と、前記流量制御手段の流量モニタ信号を使って前記ガス溜めに供給される前記可燃性ガスのガス量を積算し、その積算量が、前記残留可燃性ガスを排気する際、前記ポンプの2次側での前記可燃性ガスの爆発下限界よりも低く設定した所定の限界値を超えたとき、前記バルブを閉じるよう制御するコントローラと、を備えた基板処理装置が提供される。
本発明によれば、安全かつ信頼性の高い基板処理装置を提供できる。
以下、本発明に係る基板処理装置の一実施の形態を図面を用いて説明する。
本発明を実施するための最良の形態において、基板処理装置は、一例として、半導体装置(IC)の製造方法における処理工程を実施する半導体製造装置として構成されている。尚、以下の説明では、基板処理装置として基板に酸化、拡散処理やCVD(Chemical Vapor Deposition)処理などを行う縦型の装置(以下、単に処理装置という)を適用した場合について述べる。図8は、本発明に適用される一実施の形態の処理装置の斜透視図として示されている。
図8に示されているように、シリコン等からなるウエハ(基板)200を収納したウエハキャリアとしてのカセット110が使用されている本実施の形態の処理装置101は、筐体111を備えている。筐体111内側にはカセットステージ(基板収容器受渡し台)114が設置されている。カセット110はカセットステージ114上に工程内搬送装置(図示せず)によって搬入され、かつまた、カセットステージ114上から搬出されるようになっている。
カセットステージ114は、工程内搬送装置によって、カセット110内のウエハ200が垂直姿勢となり、カセット110のウエハ出し入れ口が上方向を向くように載置される。カセットステージ114は、カセット110を筐体後方に右回り縦方向90°回転し、カセット110内のウエハ200が水平姿勢となり、カセット110のウエハ出し入れ口が筐体後方を向くように動作可能となるよう構成されている。
筐体111内の前後方向の略中央部には、カセット棚(基板収容器載置棚)105が設置されており、カセット棚105は複数段複数列にて複数個のカセット110を保管するように構成されている。カセット棚105にはウエハ移載機構125の搬送対象となるカセット110が収納される移載棚123が設けられている。
また、カセットステージ114の上方には予備カセット棚107が設けられ、予備的にカセット110を保管するように構成されている。
カセットステージ114とカセット棚105との間には、カセット搬送装置(基板収容器搬送装置)118が設置されている。カセット搬送装置118は、カセット110を保持したまま昇降可能なカセットエレベータ(基板収容器昇降機構)118aと搬送機構としてのカセット搬送機構(基板収容器搬送機構)118bとで構成されており、カセットエレベータ118aとカセット搬送機構118bとの連続動作により、カセットステージ114、カセット棚105、予備カセット棚107との間で、カセット110を搬送するように構成されている。
カセット棚105の後方には、ウエハ移載機構(基板移載機構)125が設置されており、ウエハ移載機構125は、ウエハ200を水平方向に回転ないし直動可能なウエハ移載装置(基板移載装置)125aおよびウエハ移載装置125aを昇降させるためのウエハ移載装置エレベータ(基板移載装置昇降機構)125bとで構成されている。ウエハ移載装置エレベータ125bは、耐圧筐体111の右側端部に設置されている。これら、ウエハ移載装置エレベータ125bおよびウエハ移載装置125aの連続動作により、ウエハ移載装置125aのツイーザ(基板保持体)125cをウエハ200の載置部として、ボート(基板保持具)130に対してウエハ200を装填(チャージング)および脱装(ディスチャージング)するように構成されている。
筐体111の後部上方には、処理炉202が設けられている。処理炉202の下端部は、炉口シャッタ(炉口開閉機構)147により開閉されるように構成されている。
処理炉202の下方にはボート217を処理炉202に昇降させる昇降機構としてのボートエレベータ(基板保持具昇降機構)115が設けられ、ボートエレベータ115の昇降台に連結された連結具としてのアーム128には蓋体としてのシールキャップ219が水平に据え付けられており、シールキャップ219はボート217を垂直に支持し、処理炉202の下端部を閉塞可能なように構成されている。
ボート217は複数本の保持部材を備えており、複数枚(例えば、50枚〜150枚程度)のウエハ200をその中心を揃えて垂直方向に整列させた状態で、それぞれ水平に保持するように構成されている。
図8に示されているように、カセット棚105の上方には、清浄化した雰囲気であるクリーンエアを供給するよう供給ファン及び防塵フィルタで構成されたクリーンユニット1
34aが設けられておりクリーンエアを前記筐体111の内部に流通させるように構成されている。
また、図8に模式的に示されているように、ウエハ移載装置エレベータ125bおよびボートエレベータ115側と反対側である筐体111の左側端部には、クリーンエアを供給するよう供給フアンおよび防塵フィルタで構成されたクリーンユニット134bが設置されており、クリーンユニット134bから吹き出されたクリーンエアは、ウエハ移載装置125a、ボート217を流通した後に、図示しない排気装置に吸い込まれて、筐体111の外部に排気されるようになっている。
次に、上述した処理装置の動作について説明する。
図8に示されているように、カセット110がカセットステージ114に供給される。カセットステージ114の上にウエハ200が垂直姿勢であって、カセット110のウエハ出し入れ口が上方向を向くように載置される。その後、カセット110は、カセットステージ114によって、カセット110内のウエハ200が水平姿勢となり、カセット110のウエハ出し入れ口が筐体後方を向けるように、筐体後方に右周り縦方向90°回転させられる。
次に、カセット110は、カセット棚105ないし予備カセット棚107の指定された棚位置へカセット搬送装置118によって自動的に搬送されて受け渡され、一時的に保管された後、カセット棚105ないし予備カセット棚107からカセット搬送装置118によって移載棚123に移載されるか、もしくは直接移載棚123に搬送される。
カセット110が移載棚123に移載されると、ウエハ200はカセット110からウエハ移載装置125aのツイーザ125cによってウエハ出し入れ口を通じてピックアップされ、移載室124の後方にあるボート217に装填(チャージング)される。ボート217にウエハ200を受け渡したウエハ移載装置125aはカセット110に戻り、次のウエハ200をボート217に装填する。
予め指定された枚数のウエハ200がボート217に装填されると、炉口シャッタ147によって閉じられていた処理炉202の下端部が、炉口シャッタ147によって、開放される。続いて、ウエハ200群を保持したボート217はシールキャップ219がボートエレベータ115によって上昇されることにより、処理炉202内へ搬入(ローディング)されていく。
ローディング後は、処理炉202にてウエハ200に任意の処理が実施される。
処理後は、上述の逆の手順で、ウエハ200およびカセット110は筐体111の外部へ払出される。
図9は、本実施の形態で好適に用いられる縦型の基板処理炉の概略構成図であり、処理炉202部分を縦断面で示し、図10は本実施の形態で好適に用いられる縦型の基板処理炉の概略構成図であり、処理炉202部分を横断面で示す。
本実施の形態で用いられる基板処理装置は制御部であるコントローラ280を備え、コントローラ280により基板処理装置および処理炉を構成する各部の動作等が制御される。
加熱装置(加熱手段)であるヒータ207の内側に、基板であるウエハ200を処理する反応容器として反応管203が設けられ、この反応管203の下端開口は蓋体であるシールキャップ219により気密部材であるOリング220を介して気密に閉塞され、少なくとも、反応管203、及びシールキャップ219により処理室201を形成している。シールキャップ219にはボート支持台である石英キャップ218を介して基板保持手段
であるボート217が立設され、石英キャップ218はボートを保持する保持体となっている。そして、ボート217は処理室201に挿入される。ボート217にはバッチ処理される複数のウエハ200が水平姿勢で管軸方向に多段に積載される。ヒータ207は処理室201に挿入されたウエハ200を所定の温度に加熱する。
処理室201へは複数種類、ここでは2種類のガスを供給する供給経路としての2本のガス供給管232a、232bが設けられる。ここでは第1のガス供給管232aからは流量制御装置(流量制御手段)である第1のマスフローコントローラ241a(第1のMFC241a)及び開閉弁である第1のバルブ243aを介し、更に後述する反応管203内に形成されたバッファ室237を介して処理室201に反応ガスが供給され、第2のガス供給管232bからは流量制御装置(流量制御手段)である第2のマスフローコントローラ241b(第2のMFC241b)、開閉弁である第2のバルブ243b、タンク等からなるガス溜め247、及び開閉弁である第3のバルブ243cを介し、更に後述するガス供給部249を介して処理室201に反応ガスが供給されている。
処理室201はガスを排気するガス排気管231により第4のバルブ243dを介して排気装置(排気手段)である真空ポンプ246に接続され、真空排気されるようになっている。また、この第4のバルブ243dは弁を開閉して処理室201の真空排気・真空排気停止ができ、更に弁開度を調節して圧力調整可能になっている開閉弁である。
処理室201を構成している反応管203の内壁とウエハ200との間における円弧状の空間には、反応管203の下部より上部の内壁にウエハ200の積載方向に沿って、ガス分散空間であるバッファ室237が設けられており、そのバッファ室237のウエハ200と隣接する壁の端部にはガスを供給する供給孔である第1のガス供給孔248aが設けられている。この第1のガス供給孔248aは反応管203の中心へ向けて開口している。この第1のガス供給孔248aは、下部から上部にわたってそれぞれ同一の開口面積を有し、更に同じ開口ピッチで設けられている。
そしてバッファ室237の第1のガス供給孔248aが設けられた端部と反対側の端部には、ノズル233が、やはり反応管203の下部より上部にわたりウエハ200の積載方向に沿って配設されている。そしてノズル233には複数のガスを供給する供給孔である第2のガス供給孔248bが設けられている。この第2のガス供給孔248bの開口面積は、バッファ室237と処理室201の差圧が小さい場合には、ガスの上流側から下流側まで同一の開口面積で同一の開口ピッチとすると良いが、差圧が大きい場合には上流側から下流側に向かって開口面積を大きくするか、開口ピッチを小さくすると良い。
本実施の形態においては、第2のガス供給孔248bの開口面積を上流側から下流側にかけて徐々に大きくしている。このように構成することで、第2の各ガス供給孔248bよりガスの流速の差はあるが、流量はほぼ同量であるガスをバッファ室237に噴出させている。
そして、バッファ室237内において、各第2のガス供給孔248bより噴出したガスの粒子速度差が緩和された後、第1のガス供給孔248aより処理室201に噴出させている。よって、各第2のガス供給孔248bより噴出したガスは、各第1のガス供給孔248aより噴出する際には、均一な流量と流速とを有するガスとすることができる。
さらに、バッファ室237に、細長い構造を有する第1の電極である第1の棒状電極269及び第2の電極である第2の棒状電極270が上部より下部にわたって電極を保護する保護管である電極保護管275に保護されて配設され、この第1の棒状電極269又は第2の棒状電極270のいずれか一方は整合器272を介して高周波電源273に接続され、他方は基準電位であるアースに接続されている。この結果、第1の棒状電極269及
び第2の棒状電極270間のプラズマ生成領域224にプラズマが生成される。
この電極保護管275は、第1の棒状電極269及び第2の棒状電極270のそれぞれをバッファ室237の雰囲気と隔離した状態でバッファ室237に挿入できる構造となっている。ここで、電極保護管275の内部は外気(大気)と同一雰囲気であると、電極保護管275にそれぞれ挿入された第1の棒状電極269及び第2の棒状電極270はヒータ207の加熱で酸化されてしまう。そこで、電極保護管275の内部は窒素などの不活性ガスを充填あるいはパージし、酸素濃度を充分低く抑えて第1の棒状電極269又は第2の棒状電極270の酸化を防止するための不活性ガスパージ機構が設けられる。
さらに、第1のガス供給孔248aの位置より、反応管203の内周を120°程度回った内壁に、ガス供給部249が設けられている。このガス供給部249は、ALD(Atomic Layer Deposition)法による成膜においてウエハ200へ、複数種類のガスを1種類ずつ交互に供給する際に、バッファ室237とガス供給種を分担する供給部である。
このガス供給部249もバッファ室237と同様にウエハと隣接する位置に同一ピッチでガスを供給する供給孔である第3のガス供給孔248cを有し、下部では第2のガス供給管232bが接続されている。
第3のガス供給孔248cの開口面積はガス供給部249内と処理室201内の差圧が小さい場合には、ガスの上流側から下流側まで同一の開口面積で同一の開口ピッチとすると良いが、差圧が大きい場合には上流側から下流側に向かって開口面積を大きくするか開口ピッチを小さくすると良い。
本実施の形態においては、第3のガス供給孔248aの開口面積を上流側から下流側にかけて徐々に大きくしている。
反応管203内の中央部には複数枚のウエハ200を多段に同一間隔で載置するボート217が設けられており、このボート217は図中省略のボートエレベータ機構により反応管203に出入りできるようになっている。また処理の均一性を向上する為にボート217を回転するための回転装置(回転手段)であるボート回転機構267が設けてあり、ボート回転機構267を回転することにより、石英キャップ218に保持されたボート217を回転するようになっている。
制御手段であるコントローラ280は、第1、第2のMFC241a、241b、第1〜第4のバルブ243a、243b、243c、243d、ヒータ207、真空ポンプ246、ボート回転機構267、図中省略のボート昇降機構、高周波電源273、整合器272に接続されており、第1、第2のMFC241a、241bの流量調整、第1〜第3のバルブ243a、243b、243cの開閉動作、第4のバルブ243dの開閉及び圧力調整動作、ヒータ207温度調節、真空ポンプ246の起動・停止、ボート回転機構267の回転速度調節、ボート昇降機構の昇降動作制御、高周波電源273の電力供給制御、整合器272によるインピーダンス制御が行われる。
ところで、未反応可燃性ガス、例えば未反応DCS(SiHCl、ジクロルシラン)ガスが真空ポンプ246の2次側で空気と混合し、燃焼現象を起こすことは廃ガス処理やCVD装置の立ち上げなどでよく経験するところである。未反応DCSガスの量が少ないうちは、燃焼エネルギーも小さく爆発音のみで済むが、流出するDCSガスの量を増大するにつれて物理的被害も大きくなる。
例えばDCSを使用する減圧CVD装置において、処理炉202内及びガス排気管231のDCSガス抜きを行う際、希釈用Nを流しながら少量ずつ排気する場合には問題は
ない。現に、このような作業ではDCSガスをNで2%以下の濃度になるように希釈しながら廃棄することになっている。しかし、多量のDCSガスを排気系に流すと、真空ポンプ246内で爆発現象が起き、真空ポンプ246の損傷とガス排気管231の破裂が発生することがある。
このことは、可燃性ガスを一旦ガス溜めに溜めた後、ガス溜めから炉内に供給し、成膜を行った後、炉内の残留ガスを真空ポンプにて排気するシステムを備えた基板処理装置にあっては、多量の残留ガスがガス排気管に流れるので、特に問題となる。
したがって、多量のDCSがガス排気管に流れ込む場合でも、装置オペレータによる真空ポンプ246の2次側でのガス濃度を意識したガスの流量及び供給時間の設定に頼ることなく、爆発を有効に防止できることが要請されている。
次に、このような可燃性ガスをガス排気管から廃棄する場合に、ガス排気管における爆発を有効に防止することが可能な基板処理装置の一実施の形態について図2を用いて説明する。
本発明の好ましい態様では、流量制御手段の流量モニタ信号を使って、ガス溜めにバルブを介して供給される可燃性ガスのガス量を積算し、その積算量に応じてバルブを閉じるよう制御するコントローラを備えるようにした。
コントローラは、ガス溜めに供給される可燃性ガスのガス量の積算量が、排気の際に、ポンプの2次側での可燃性ガスの爆発下限界を超えてしまう値に達する前に、前記バルブを閉じるよう制御する。このようにガス溜に溜めるガス量を自動制御することによって、オペレータの設定値に頼ることなく、安全かつ信頼性の高い基板処理装置を得ることができるようにした。
図2に示す処理炉202の基本的構成は、図9に関連して説明した処理炉202に対応する構成要素と同じである。図9と異なる点は、2本のガス供給管232a、232bのうち、ガス溜め247を経由しない第1のガス供給管232aを省略し、ガス溜め247を経由する第2のガス供給管232bに設けられる第2のMFC241bにMFC制御コントローラ10を設け、さらに、第2のガス供給管232bにパージガス用の第3のガス供給管232cが設けられている点である。
図9と一部説明が重複するが、ここで図2の説明をする。処理炉202の供給側には既述した第2のガス供給管232bが接続され、処理炉202側より、第3のバルブ243c、ガス溜め247、第2のバルブ243b、第6のバルブ243f、第2のMFC241b、第5のバルブ243eが順に接続配管されている。これにより、第2のガス供給管232bはDCSを一旦ガス溜め247に溜めた後、ガス溜め247から処理炉202内に供給できるように構成されている。
更に、不活性ガスNを処理室201に供給するための第3のガス供給管232cが、第2のガス供給管232bの第2のバルブ243bと第6のバルブ243fとの間に接続されている。第3のガス供給管232cには、第2のガス供給管232bに接続されている側より第7のバルブ243g、第3のMFC241cが順次接続配管されている。これにより、第3のガス供給管232cは、ガス溜め247を経由してNガスを処理室201内に供給できるように構成されている。
処理室201の排気側には、ガスを排気するガス排気管231が接続され、ガス排気管231に接続されている側より第4のバルブ243d、真空ポンプ246、除害装置(図示せず)が順次接続配管されている。これにより、ガス排気管231は、処理室201の真空排気・真空排気停止ができ、更に圧力調整できるように構成されている。
次に第2のMFC241b及びこれを制御するMFC制御コントローラ10について説明する。なお、MFC制御コントローラ10は、既述したコントローラ280のガス流量制御部内に設けられている。
MFC制御コントローラ10は、ガス溜め247に供給されるガス積算量が、DCSを排気する際、真空ポンプ246の2次側でのDCSの爆発下限界よりも低く設定した所定の限界値を超えたとき、強制的にバルブ243e、243f、243bを閉じるように構成されている。
ここで、所定の限界値を、DCSの爆発下限界そのものとせずに、DCSの爆発下限界よりも低く設定したのは、安全を見込んであるからである。真空ポンプ246の2次側でのDCSの爆発下限界は4%である。従って、所定の限界値は、例えば2%とか1%とかの値である。既述したように、DCS廃棄作業ではDCSガスをNで2%以下の濃度になるように希釈しながら廃棄することになっているが、上述した所定の限界値はこれを満たしている。
MFC制御コントローラ10の制御対象となる第2のMFC241bは、図示していないが、流量制御部と、流量モニタ部と、流量制御弁とを備えており、流量制御部は、外部より入力される流量設定信号と流量モニタ部で得られた流量モニタ信号とを比較して、両信号の値が一致するように、上記流量制御弁の弁開度を制御することにより、ガスの流量を制御するように構成されている。一般に流量モニタ部から出力される流量モニタ信号及び外部より入力される流量設定信号は共に電圧値である。
また、MFC制御コントローラ10は、第2のMFC241bへ流量設定信号を出力する流量設定電圧部11と、第2のMFC241bから流量モニタ信号を入力される流量モニタ電圧部12と、ガス溜め内流量積算部13と、比較部14と、バルブ開閉命令部15とを備えており、流量モニタ電圧よりガス溜め247に供給されたガス量を積算し、その積算量と、排気の際、真空ポンプ246の2次側でのガスの爆発下限界よりも低く設定した所定の限界値を超えてしまうことになるガス溜め247の溜め量とを比較し、上記積算量が前記所定の限界値を超えてしまう値に達していない場合、バルブ243e、243f、243bにバルブ開命令を出し、上記積算量が前記所定の限界値を超えた場合、強制的にバルブ243e、243f、243bに閉命令を出すように構成されている。
次にALD法による成膜例について、図9により、半導体デバイスの製造工程の一つである、DCS及びNH(アンモニア)ガスを用いてSiN(窒化珪素)膜を成膜する例で説明する。特に、DCSを一旦ガス溜め247に溜めた後、ガス溜め247から炉内に供給し、成膜を行った後、処理室201内の残留DCSガスを真空ポンプ246にて排気する動作フローについては、図1〜図7を用いて説明する。
CVD法の中の1つであるALD法は、ある成膜条件(温度、時間等)の下で、成膜に用いる2種類(またはそれ以上)の原料となる処理ガスを1種類ずつ交互に基板(ウエハ)上に供給し、1原子層単位で吸着させ、表面反応を利用して成膜を行う手法である。
利用する化学反応は、例えばSiN膜形成の場合ALD法ではDCSとNHを用いて300〜600℃の低温で高品質の成膜が可能である。また、ガス供給は、複数種類の反応性ガスを1種類ずつ交互に供給する。そして、膜厚制御は、反応性ガス供給のサイクル数で制御する(例えば、成膜速度が1Å/サイクルとすると、20Åの膜を形成する場合、処理を20サイクル行う)。
まず成膜しようとするウエハ200をボート217に装填し、処理室201に搬入する。搬入後、次の3つのステップを順次実行する。ここでは、3つのステップを(ステップ1)〜(ステップ3)として説明し、各ステップ中におけるDCS系のステップについて
は、(ステップ1)中では(STEP1_)、(ステップ2)中では(STEP2_)、(ステップ3)中では(STEP3_)としてそれぞれ説明する。
(ステップ1)
ステップ1では、プラズマ励起の必要なNHガスと、プラズマ励起の必要のないDCSガスとを並行して流す。
まずコントローラ280により、第1のガス供給管232aに設けた第1のバルブ243a、及びガス排気管231に設けた第4のバルブ243dを共に開けて、第1のガス供給管232aから第1のMFC243aにより流量調整されたNHガスをノズル233の第2のガス供給孔248bからバッファ室237へ噴出し、第1の棒状電極269及び第2の棒状電極270間に高周波電源273から整合器272を介して高周波電力を印加してNHをプラズマ励起し、活性種として処理室201に供給しつつガス排気管231から排気する。
NHガスをプラズマ励起することにより活性種として流すときは、コントローラ280により、第4のバルブ243dを適正に調整して処理室201内圧力を10〜100Paの範囲内の所定値に維持する。第1のMFC241aで制御するNHの供給流量は1〜10slmの範囲内の所定値に維持する。NHをプラズマ励起することにより得られた活性種にウエハ200を晒す時間は2〜120秒間である。このときのヒータ207温度はウエハが300〜600℃の範囲内の所定値になるように設定してある。NHは反応温度が高いため、上記ウエハ温度では反応しないので、プラズマ励起することにより活性種としてから流すようにしており、このためウエハ温度は設定した低い温度範囲のままで行える。
このNHをプラズマ励起することにより活性種として供給しているとき、コントローラ280により、第2のガス供給管232bの上流側の第2のバルブ243bを開け、下流側の第3のバルブ243cを閉めて、DCSも流すようにする。これにより第2、第3のバルブ243b、243c間に設けたガス溜め247にDCSを溜める。このとき、処理室201内に流しているガスはNHをプラズマ励起することにより得られた活性種であり、DCSは存在しない。したがって、NHは気相反応を起こすことはなく、プラズマにより励起され活性種となったNHはウエハ200上の下地膜などの表面部分と表面反応(化学吸着)する。
ガス溜め247にDCSを溜めている間に、ALD法で必要なステップであるNHガスをプラズマ励起することにより活性種として供給、及び処理室201の排気をしているので、DCSを溜めるための特別なステップを必要としない。
上述したガス溜め247にDCSを溜めるに際しては、次のような2つの(STEP11)、(STEP12)を踏む。
(STEP11)
図1に示すように、コントローラ280は、全てのバルブ243b〜243gに閉命令を出している。これにより全てのバルブ243b〜243gは閉じている。また、このとき、ガス溜め247内は真空になっており、ガスは未供給状態である。また、処理室201内の残留ガスはNガスを用いて排除された状態にある。
(STEP12)
図2に示すように、コントローラ280のMFC制御コントローラ10は、バブル243b、243e、243fに開命令を出す。これによりバルブ243b、243e、24
3fは開く。バルブ234dは閉じたままであるから、排気が止められた状態でDCS(例えば希釈率0%)がガス溜め247に供給される。ガス供給時の第2のMFC241bの流量モニタ電圧値を積算してガス溜め247ヘのガス溜め量を算出する。
(ステップ2)
ステップ2では、コントローラ280により、第1のガス供給管232aの第1のバルブ243aを閉めて、NHの供給を止めるが、引続きガス溜め247へ供給を継続する。ガス溜め247に所定量のDCSが溜まったら上流側の第2のバルブ243bも閉めて、ガス溜め247にDCSを閉じ込めておく。また、ガス排気管231の第4のバルブ243dは開いたままにし真空ポンプ246により、処理室201を20Pa以下に排気し、残留NHを処理室201から排除する。また、この時にはN等の不活性ガスを処理室201に供給すると、更に残留NHを排除する効果が高まる。
ここで、ガス溜め247と処理室201との間のコンダクタンスは1.5×10−3/s以上になるように装置を構成する。また、反応管203の容積とこれに対する必要なガス溜め247の容積との比として考えると、反応管203容積100l(リットル)の場合においては、100〜300ccであることが好ましく、容積比としてはガス溜め247は処理室容積の1/1000〜3/1000倍とすることが好ましい。
また、ガス溜め247内にDCSを閉じ込めておく所定量は、ガス溜247内に溜められたDCSが、後に処理室201から残留ガスとして排気される際、真空ポンプ246の2次側において、DCSの爆発下限界よりも低く設定した所定の限界値を超えないガス濃度となるガス量とする。
上述した所定量となるようにDCSを溜めるために、次のような(STEP21)を踏む。
(STEP21)
図3に示すように、コントローラ280は、上記積算量が真空ポンプ246の2次側でのガスの爆発下限界よりも低く設定した所定の限界値を超えてしまう値に達するまでは、ガス溜め247へのDCSの供給は継続させる。したがってバルブ243b、243e、243fへの開命令は継続される。
コントローラ280による上述した積算値が真空ポンプ246の2次側で爆発下限界よりも低く設定した所定の限界値を超えた場合、コントローラ280はバルブ243e、243f、243bに閉命令を出して、バルブ243e、243f、243bを強制的に閉じる。これにより、ガス溜め247に一旦溜められるガス量は、後に処理室201内の残留ガスとして真空ポンプ246にて排気される際、瞬間的にせよ真空ポンプ246の2次側でのガスの爆発下限界を超えることがないガス濃度となるような量に制御される。
(ステップ3)
ステップ3では、コントローラ280により、処理室201の排気が終わったらガス排気管231の第4のバルブ243dを閉じて排気を止める。第2のガス供給管232bの下流側の第3のバルブ243cを開く。これによりガス溜め247に溜められたDCSが処理室201に一気に供給される。このときガス排気管231の第4のバルブ243dが閉じられているので、処理室201内の圧力は急激に上昇して約931Pa(7Torr)まで昇圧される。DCSを供給するための時間は2〜4秒設定し、その後上昇した圧力雰囲気中に晒す時間を2〜4秒に設定し、合計6秒とした。このときのウエハ温度はNHの供給時と同じく、300〜600℃の範囲内の所望の温度で維持される。
ALD装置では、ガスはウエハ200の表面部分に化学吸着する。このガスの吸着量は、ガスの圧力、及びガスの暴露時間に比例する。よって、希望する一定量のガスを、短時
間で吸着させるためには、ガスの圧力を短時間で大きくする必要がある。この点で、本実施の形態では、第4のバルブ243dを閉めたうえで、ガス溜め247内に溜めたDCSを瞬間的に供給しているので、処理室201内のDCSの圧力を急激に上げることができ、希望する一定量のガスを瞬間的に吸着させることができる。
DCSの供給により、ウエハ200の表面に化学吸着したNHとDCSとが表面反応(化学吸着)して、ウエハ200上にSiN膜が成膜される。処理室201内を排気してNHガスを除去してからDCSを供給するので、NHとDCSとはウエハ200に向かう途中で反応しない。供給されたDCSは、ウエハ200に吸着しているNHとのみ有効に反応させることができる。
成膜後、コントローラ280により、第3のバルブ243cを閉じ、第4のバルブ243dを開けて処理室201を真空排気し、残留するDCSの成膜に寄与した後の残留ガスを排除する。また、この時にはN等の不活性ガスを処理室201に供給すると、更に残留するDCSの成膜に寄与した後のガスを処理室201から排除する効果が高まる。また第2のバルブ243bを開いてガス溜め247へのDCSの供給を開始する。
上述したDCSの処理室201への供給、残留ガスの排除、及びガス溜め247へのDCSの供給開始は、つぎのような(STEP31)〜(STEP34)を踏む。
(STEP31)
図4に示すように、コントローラ280は、バルブ243e、243f、243bが閉の状態で、バルブ243cを開いて、処理室201内にDCSを送り込む。これにより処理室201内は所定量のDCSで充満される。
(STEP32)
図5に示すように、コントローラ280は、ガスを反応炉内へ送り込んだ後、バルブ243dを閉じる。反応炉内へのDCSの供給により、ウエハ200の表面に薄膜、例えばSiN膜が成膜される。
(STEP33)
図6に示すように、コントローラ280は、設定した排気量となるようバルブ243dの圧力弁を開き、真空ポンプ246により処理室201内の残溜ガスを排気する。この排気の際、予めガス溜め247の溜め量が抑制され、この抑制された量のDCSが処理室201内に送り込まれているため、処理室201から排気されるガスの濃度が、真空ポンプ246の2次側で爆発下限界を超えることはない。
排気完了後、コントローラ280のMFC制御コントローラ10は、流量モニタ電圧をリセットし、ガス溜め内流量積算値をリセットする。このリセットにより比較部14における、その積算量と、真空ポンプ246の2次側でのガスの爆発下限界よりも低く設定した所定の限界値を超えるガス溜め247の溜め量との比較結果は、上記積算量が真空ポンプ246の2次側でのガスの爆発下限界よりも低く設定した所定の限界値より小さくなるため、バルブ243e、243f、243bが開可能となる。
(STEP34)
図7に示すように、コントローラ280のMFC制御コントローラ10はバルブ243g、243b、243cに開命令を与える。これにより第3のMFC241cにより流量制御されたNガスがガス溜め247を経由して処理室201内に供給され、残留するガスが処理室201から排除される。
上記ステップ1〜3を1サイクルとし、このサイクルを複数回繰り返すことによりウエハ上に所定膜厚のSiN膜を成膜する。
上述したように、本実施の形態によれば、処理室内の残留ガスを真空ポンプにて排気する際、ポンプ2次側のガス濃度をガスの爆発下限値以下に抑えることができるよう、ガスのガス溜め溜め量を抑制するようにしたので、瞬間的にポンプ2次側でガスの爆発下限界を超えてしまうことがなくなる。また、ガス抜きを行う際、希釈用Nを流しながら少量ずつ排気する必要もなくなる。従って、装置の安全かつ信頼性を向上できる。その結果、装置オペレータがポンプ2次側でのガス濃度を意識したガスの流量及び供給時間の設定しなくてもよくなる。すなわち、オペレータが危険のリスクを背負うことが無くなる。
なお、上述した実施の形態では、本発明を縦型の基板処理装置に適用する場合を説明したが、本発明はこのようなバッチ式の基板処理装置だけでなく、枚葉式の基板処理装置にも適用することができる。また、本発明はALD法による成膜に限定されず、CVD法による成膜にも適用可能である。
本発明の一実施の形態における処理炉を説明するための概略構成図であり、ガス未供給時を示した動作フロー図である。 本発明の一実施の形態における処理炉を説明するための概略構成図であり、ガス溜めへのガス供給時を示した動作フロー図である。 本発明の一実施の形態における処理炉を説明するための概略構成図であり、ガス溜めへのガス供給終了の動作フロー図である。 本発明の一実施の形態における処理炉を説明するための概略構成図であり、反応炉へのガス供給時の動作フロー図である。 本発明の一実施の形態における処理炉を説明するための概略構成図であり、成膜時の動作フロー図である。 本発明の一実施の形態における処理炉を説明するための概略構成図であり、排気時の動作フロー図である。 本発明の一実施の形態における処理炉を説明するための概略構成図であり、パージ時の動作フロー図である。 本発明の一実施の形態における基板処理装置の斜視透視図である。 本発明の一実施の形態における縦型の基板処理炉の構成図であり、処理炉部分を縦断面で示した図である。 本発明の一実施の形態における縦型の基板処理炉の構成図であり、処理炉部分を横断面で示した図である。
符号の説明
12 流量モニタ電圧部
13 ガス溜め内流量積算部
247 ガス溜め
201 処理室
202 処理炉
246 真空ポンプ
232b 第2のガス供給管(供給経路)
243b、243e、243f バルブ
241b 第2のMFC(流量制御手段)
280 コントローラ
DCS 可燃性ガス

Claims (1)

  1. 可燃性ガスを一旦ガス溜めに溜めた後前記ガス溜めから炉内に供給し、前記炉内で基板処理を行った後、前記炉内の残留可燃性ガスをポンプにて排気するようにした基板処理装置において、
    前記可燃性ガスを前記ガス溜めに供給するための供給経路を開閉するバルブと、
    前記バルブを介して前記ガス溜めに供給される前記可燃性ガスの流量を制御する流量制御手段と、
    前記流量制御手段の流量モニタ信号を使って前記ガス溜めに供給される前記可燃性ガスのガス量を積算し、その積算量が、前記残留可燃性ガスを排気する際、前記ポンプの2次側での前記可燃性ガスの爆発下限界よりも低く設定した所定の限界値を超えたとき、前記バルブを閉じるよう制御するコントローラと、
    を備えた基板処理装置。
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