JP5280241B2 - 部品実装機 - Google Patents

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Description

本発明は、テープフィーダにセットした部品供給テープをピッチ送りして所定の部品吸着位置で当該部品供給テープに収容された部品を吸着ノズルで吸着する部品実装機に関する発明である。
部品実装機に電子部品を供給するテープフィーダには、部品供給テープをセットするようになっている。この部品供給テープは、キャリアテープに多数の部品を一列に収容してトップテープでカバーして構成したものであり、例えば、特許文献1(WO2005/101944号公報)、特許文献2(特開平10−56294号公報)、特許文献3(特開平10−322097号公報)に記載されているように、部品収容部が下方に突出するエンボスタイプのテープと、部品収容部が下方に突出しない非エンボスタイプのテープ(パンチテープと呼ばれている)があり、どちらのタイプの部品供給テープでもセット可能にした共用タイプのテープフィーダが実用化されている。
しかし、図2〜図5に示すように、エンボスタイプのテープ(エンボステープ)と非エンボスタイプのテープ(パンチテープ)とでは、部品の収容構造が全く相違するため、部品供給テープの部品収容部周囲の下面を基準にして該部品供給テープを高さ方向に位置決めしてピッチ送りするテープフィーダを使用する場合は、部品供給テープのタイプによって、部品収容部内の部品の上面の高さ位置が異なってくる。このため、吸着ノズルの部品吸着ミスや吸着姿勢の不良を防止する観点から、テープフィーダの部品吸着位置に送られてくる部品を部品実装機の吸着ノズルで吸着する際の吸着ノズルの部品吸着高さ位置(部品上面の高さ位置)をテープタイプに応じて切り替えることが望ましい。
このような事情から、予め、作業者がテープフィーダにセットする部品供給テープのタイプを、部品実装機の制御装置に生産管理データとして指定しておき、作業者が生産管理データの指定通りのタイプの部品供給テープをテープフィーダにセットするようにしたものがある。
また、生産を止めないように部品供給を行うことを目的として、テープフィーダにセットされている古い部品供給テープと新たな部品供給テープの先端とを継ぎ合わせるテープスプライシングが行われることがある。
このテープスプライシングに対しては、特許文献4(特開2004−228442号公報)に記載されているように、予め、テープスプライシングが行われたリールに付されたバーコードに記録されたリールの固有情報をバーコードリーダで読み取ってメモリに記憶しておき、部品実装機の稼働中に、テープ継ぎ目部分を検出したときに、スプライシング前のリールの固有情報に基づく処理から、スプライシング後のリールの固有情報に基づく処理に切り替えるようにしたものがある。
また、特許文献5(特開2007−59654号公報)に記載されているように、テープ継ぎ目部分を検出したときに、テープ継ぎ目部分以後の部品供給テープのスプロケット孔又は部品収容部を画像認識して、認識したスプロケット孔又は部品収容部の位置を基準にして部品実装機の吸着ノズルの部品吸着位置を補正するようにしたものがある。
WO2005/101944号公報 特開平10−56294号公報 特開平10−322097号公報 特開2004−228442号公報 特開2007−59654号公報
ところで、テープスプライシングを行う際に、同じ種類の部品であっても、テープタイプの異なる部品供給テープ同士が継ぎ合わされることがある。しかし、テープタイプの異なる部品供給テープ同士が継ぎ合わされると、テープ継ぎ目部分の前後で部品収容部内の部品の上面の高さ位置が異なってくるため、テープフィーダの部品吸着位置に送られてくる部品を部品実装機の吸着ノズルで吸着する際の吸着ノズルの部品吸着高さ位置(部品上面の高さ位置)をテープ継ぎ目部分の前後でテープタイプに応じて切り替えることが望ましい。
しかし、前記特許文献4のテープ継ぎ目部分の検出技術では、予め、テープスプライシングが行われたリールにリールの固有情報を記録したバーコードを付けたり、バーコードに記録されたリールの固有情報をバーコードリーダで読み取る作業を行う必要があり、これらの作業に手間がかかるという欠点がある。
一方、前記特許文献5のテープ継ぎ目部分の検出技術では、テープ継ぎ目部分以後の部品供給テープのスプロケット孔又は部品収容部の位置を認識して、その位置を基準にして吸着ノズルの部品吸着位置を補正することは可能であっても、テープ継ぎ目部分の前後で吸着ノズルの部品吸着高さ位置をテープタイプに応じて切り替えることは不可能である。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、テープスプライシングされた部品供給テープを使用する場合に、テープ継ぎ目部分の前後で吸着ノズルの部品吸着高さ位置をテープタイプに応じて自動的に切り替える構成を低コストで実現できる部品実装機を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、テープフィーダにセットした部品供給テープをピッチ送りして所定の部品吸着位置で当該部品供給テープに収容された部品を吸着ノズルで吸着する部品実装機において、部品供給テープ同士を継ぎ合わせたテープ継ぎ目部分を検出するテープ継ぎ目検出手段と、前記部品供給テープのタイプが、部品収容部が下方に突出するエンボスタイプであるか、部品収容部が下方に突出しない非エンボスタイプであるかを判別するテープタイプ判別手段と、前記テープ継ぎ目検出手段で前記テープ継ぎ目部分を検出したときに前記テープタイプ判別手段で前記テープ継ぎ目部分以後のテープタイプを判別して、その判別結果が前記テープ継ぎ目部分以前のテープタイプの判別結果と異なる場合に前記テープ継ぎ目部分以後のテープタイプの判別結果に応じて前記吸着ノズルの部品吸着高さ位置を変更する部品吸着高さ位置変更手段と、前記テープフィーダのうちの前記部品供給テープのスプロケット孔が通過する位置に、少なくとも1個のスプロケット孔及びその外周囲部分と重なり合うように設けられた背景エリアと、前記部品供給テープのうちの前記背景エリア上に重なる前記スプロケット孔とその外周囲部分を撮像するカメラとを備え、前記テープタイプ判別手段によって、前記カメラの撮像画像から前記スプロケット孔とその外周囲部分を認識してその認識結果に基づいてテープタイプを判別するようにしたものである。
このように、テープ継ぎ目検出手段でテープ継ぎ目部分を検出したときにテープタイプ判別手段でテープ継ぎ目部分以後のテープタイプを判別するようにすれば、前記特許文献4のように、リールの固有情報を記録したバーコードをリールに付けたり、バーコードに記録されたリールの固有情報をバーコードリーダで読み取るという面倒な作業を行わなくても、テープ継ぎ目部分以後のテープタイプの判別結果に応じて吸着ノズルの部品吸着高さ位置を自動的に変更することが可能となり、テープ継ぎ目部分の前後で吸着ノズルの部品吸着高さ位置をテープタイプに応じて自動的に切り替える構成を低コストで実現することができる。
更に、請求項1に係る発明は、テープフィーダのうちの部品供給テープのスプロケット孔が通過する位置に、少なくとも1個のスプロケット孔及びその外周囲部分と重なり合うように設けられた背景エリアと、前記部品供給テープのうちの前記背景エリア上に重なる前記スプロケット孔とその外周囲部分を撮像するカメラとを備え、前記テープタイプ判別手段により、前記カメラの撮像画像から前記スプロケット孔とその外周囲部分を認識してその認識結果に基づいてテープタイプを判別するところに特徴がある。このように、部品供給テープのうちの背景エリア上に重なるスプロケット孔とその外周囲部分をカメラの視野内に収めて撮像するようにすれば、スプロケット孔の画像認識結果と、スプロケット孔内の背景エリア及びその外周囲部分の画像認識結果を組み合わせてテープタイプを自動的に判別することができる。
一般に、部品供給テープは、白色の非エンボスタイプの紙テープ、黒色のエンボスタイプの樹脂テープ、透明なエンボスタイプの樹脂テープの3種類である場合が多い。
この点を考慮して、請求項のように、背景エリアを、黒色の背景エリアと白色の背景エリアに区分して、各背景エリアがそれぞれ少なくとも1個のスプロケット孔及びその外周囲部分と重なり合うように設け、前記テープタイプ判別手段により、前記黒色の背景エリアと前記白色の背景エリアの少なくとも一方で前記スプロケット孔の認識と該スプロケット孔の外周囲部分の色認識を行い、それらの認識結果に基づいてテープタイプを判別するようにしても良い。この際、スプロケット孔の外周囲部分の色認識は、グレースケール画像(白黒濃淡画像)のグレー値(濃度、輝度、明度)で判定しても良いし、カラー画像のRGB値等で判定しても良く、要は、画素値で判定すれば良い。
例えば、黒色の樹脂テープのスプロケット孔が黒色の背景エリアと重なり合っている状態では、黒色の樹脂テープのスプロケット孔を画像認識できないため、黒色の背景エリアと重なり合うスプロケット孔を画像認識できれば、白色の非エンボスタイプの紙テープ又は透明なエンボスタイプの樹脂テープと判別することができ、この場合は、スプロケット孔の外周囲部分の色認識結果が白色であるか否かで非エンボスタイプの紙テープかエンボスタイプの透明な樹脂テープかを判別することができる。また、白色の非エンボスタイプの紙テープのスプロケット孔が白色の背景エリアと重なり合った状態では、白色の非エンボスタイプの紙テープのスプロケット孔を画像認識できないため、白色の背景エリアと重なり合うスプロケット孔を画像認識できれば、黒色のエンボスタイプの樹脂テープ又は透明なエンボスタイプの樹脂テープと判別することができ、この場合は、スプロケット孔の外周囲部分の色認識結果が黒色であるか否かで黒色のエンボスタイプの樹脂テープか透明なエンボスタイプの樹脂テープかを判別することができる。
また、請求項のように、黒色の背景エリアと白色の背景エリアのどちらかでスプロケット孔を認識して、認識したスプロケット孔の位置を基準にして前記黒色の背景エリアのうちの前記スプロケット孔の外周囲部分に対応する認識対象部位を決定して当該認識対象部位の色認識を行い、その認識結果に基づいてテープタイプを判別するようにしても良い。このようにすれば、スプロケット孔内の背景エリアの色をスプロケット孔の外周囲部分の色と誤判別することを確実に防止できる。
以上説明した請求項に係る発明では、部品実装機に装備されているカメラ(例えば回路基板の基準位置マーク等を撮像するマークカメラ等)を使用してテープタイプを判別できるため、テープタイプ判別手段を低コストで構成できる利点があるが、本発明のテープタイプ判別手段は、カメラを使用する構成に限定されない。
例えば、請求項のように、エンボスタイプの部品供給テープの下方に突出する部品収容部(以下「エンボス部」という)を検出するエンボス部検出手段を備え、テープタイプ判別手段により、前記エンボス部検出手段の検出結果に基づいて前記エンボス部の有無を判別することでテープタイプを判別し、更に、前記テープ継ぎ目部分には、複数のエンボス部又は部品収容部に跨がって連結テープを貼着し、前記テープ継ぎ目検出手段により、前記テープフィーダの稼働中に前記エンボス部検出手段の検出結果を前記部品供給テープのピッチ送り量と関連付けて監視することで前記連結テープの有無を判別して前記テープ継ぎ目部分を検出するようにしても良い。この構成では、エンボス部検出手段の検出結果に基づいてエンボス部の有無を判別するようにしているため、エンボス部の有無によって、テープタイプがエンボスタイプか非エンボスタイプかを自動的に判別することができる。
一般に、テープ継ぎ目部分には、複数のエンボス部又は部品収容部に跨がって連結テープが貼着されることに着目して、請求項4に係る発明では、テープ継ぎ目検出手段により、テープフィーダの稼働中にエンボス部検出手段の検出結果を部品供給テープのピッチ送り量と関連付けて監視することで前記連結テープの有無を判別してテープ継ぎ目部分を検出するようにしている。このように、連結テープを複数のエンボス部又は部品収容部に跨がって貼着すれば、連結テープの横幅がエンボス部又は部品収容部の横幅よりも大幅に長くなるため、エンボス部検出手段が検出対象物(エンボス部又は連結テープ)を検出している区間の長さ(部品供給テープのピッチ送り量)から検出対象物の横幅を計測することができ、その計測値から検出対象物がエンボス部か連結テープかを判別することができる。これにより、エンボス部検出手段の検出結果に基づいて、テープタイプの判別に加え、連結テープ(テープ継ぎ目部分)の検出も自動的に行うことができ、テープタイプ判別手段とテープ継ぎ目検出手段の両方を低コストで構成できる利点がある。
図1は本発明の実施例1,2で共通して使用するテープフィーダの側面図である。 図2はエンボステープをテープガイド部材上にセットした状態を示す縦断面図である。 図3はエンボステープの部分側面図である。 図4はパンチテープをテープガイド部材上にセットした状態を示す縦断面図である。 図5はパンチテープの部分側面図である。 図6は白色のパンチテープが白色の背景エリアと黒色の背景エリアに重なり合った状態を示す平面図である。 図7は黒色のエンボステープが白色の背景エリアと黒色の背景エリアに重なり合った状態を示す平面図である。 図8は透明なエンボステープが白色の背景エリアと黒色の背景エリアに重なり合った状態を示す平面図である。 図9は2つのエンボステープを連結テープで継ぎ合わせた状態を示す側面図である。 図10は実施例1のテープ継ぎ目検出/テープタイプ判別プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 図11は反射型の光センサの配置例を示し、(a)は反射型の光センサとその周辺部分の上面図、(b)はエンボステープをセットした場合の反射型の光センサとその周辺部分の側面図、(c)はパンチテープをセットした場合の反射型の光センサとその周辺部分の側面図である。 図12は透過型の光センサの配置例を示し、(a)は透過型の光センサとその周辺部分の上面図、(b)はエンボステープをセットした場合の透過型の光センサとその周辺部分の側面図、(c)はパンチテープをセットした場合の透過型の光センサとその周辺部分の側面図である。
以下、本発明を実施するための形態を具体化した2つの実施例1,2を説明する。
本発明の実施例1を図1乃至図10に基づいて説明する。
まず、図1に基づいてテープフィーダの構成を説明する。
テープフィーダ10のフィーダ本体11の把手部11a側には、部品供給テープ12が巻回されたリール13が脱着可能にセットできるようになっている。フィーダ本体11の上面部には、リール13から引き出した部品供給テープ12を部品吸着位置へ案内するためのテープ通路を形成するテープガイド部材15が取り付けられている。
フィーダ本体11の奥側(把手部11aとは反対側)には、テープガイド部材15にセットされた部品供給テープ12を部品吸着位置へピッチ送りするスプロケット16と、これを回転駆動するステッピングモータ等のモータ(図示せず)とが取り付けられ、スプロケット16の回転軸の真上の位置が部品吸着位置となっている。フィーダ本体11の奥端面には、部品実装機側のコネクタ(図示せず)と接続される通信コネクタ18と、部品実装機に対する取付位置を決める位置決めピン19,20が設けられている。
一般に、部品供給テープ12は、キャリアテープに一定ピッチで一列に形成した各部品収容部に部品を収容してトップテープでカバーして構成したものであり、図2及び図3に示す部品収容部(エンボス部)32が下方に突出するエンボスタイプの部品供給テープ(以下「エンボステープA」と表記する)と、図4及び図5に示す部品収容部42が下方に突出しない非エンボスタイプの部品供給テープ(以下「パンチテープB」と表記する)とが存在する。本実施例のテープフィーダ10は、エンボステープAとパンチテープBをいずれもセット可能な共用タイプのテープフィーダとして構成されている。
エンボステープAは、図2及び図3に示すように、キャリアテープである樹脂テープ31に一定ピッチで一列に形成した各エンボス部(部品収容部)32に、部品を1個ずつ収容し、該樹脂テープ31の上面にトップテープ33を引き剥がし可能に貼り付けることで、各エンボス部32の上面開口部がトップテープ33で封止されている。
一方、パンチテープBは、図4及び図5に示すように、キャリアテープである紙テープ41に一定ピッチで一列に形成した各部品収容部42に、部品を1個ずつ収容し、該紙テープ41の上面にトップテープ43を引き剥がし可能に貼り付けることで、各部品収容部42の上面開口部がトップテープ43で封止されている。紙テープ41の各部品収容部42は、紙テープ41にパンチング加工した角穴の底面をボトムテープ44で塞いで形成されている。
部品供給テープ12のタイプがエンボステープAとパンチテープBのどちらのタイプでも、部品供給テープ12の片方の側縁部には、各部品収容部32,42と一定の位置関係でスプロケット孔17が一定ピッチで一列に形成され、このスプロケット孔17にスプロケット16の歯16aが順番に嵌まり込みながらスプロケット16が回転することで、部品供給テープ12がリール13側から部品吸着位置の方向へピッチ送りされるようになっている。部品供給テープ12のスプロケット孔17は、キャリアテープ(樹脂テープ31,紙テープ41)のうちのトップテープ33,43から露出した部分に形成されている。
テープガイド部材15の上面側には、部品供給テープ12をスプロケット16側に押え付けるテープ押えカバー24がスプリング等で下方に付勢された状態で設けられ、このテープ押えカバー24によって部品供給テープ12の浮き上がりを防止して、部品供給テープ12のスプロケット孔17とスプロケット16の歯16aとの噛み合い状態を保持するようになっている。このテープ押えカバー24には、部品吸着位置の直前で部品供給テープ12からトップテープ33,43を引き剥がすためのトップテープ引き剥がし部(図示せず)が設けられ、このトップテープ引き剥がし部で引き剥がされたトップテープ33,43がトップテープ引出し機構(図示せず)によって部品供給テープ12のピッチ送り方向とは反対方向に引き出されるようになっている。
ところで、エンボステープAは、図2に示すように、部品が収容された部品収容部32がテープガイド部材15の上面に凹溝状に形成された通路25内に嵌まり込んで、部品供給テープ12の部品収容部32周囲の下面がテープガイド部材15の上面で受け支えられることで該部品供給テープ12が高さ方向に位置決めされるように構成されているため、エンボステープAの部品収容部32の上面(部品の上面)の高さ位置がテープガイド部材15の上面の高さ位置と略同一になる。
これに対して、パンチテープBは、図4に示すように、部品が収容された部品収容部42がテープガイド部材15の上面の通路25内に嵌まり込んでいないため、部品収容部42の下面(部品の下面)の高さ位置がテープガイド部材15の上面の高さ位置と略同一になる。従って、エンボステープAとパンチテープBとでは、収容された部品の上面の高さ位置が異なるため、スプロケット16の回転軸の真上に位置する部品吸着位置に送られてくる部品を部品実装機の吸着ノズル(図示せず)で吸着する際の吸着ノズルの部品吸着高さ位置を部品供給テープ12のタイプ(以下「テープタイプ」という)に応じて切り替えることが望ましい。
そこで、本実施例1では、以下のような方法でテープタイプを自動的に判別する。
テープガイド部材15の上面のうち、部品供給テープ12のスプロケット孔17が通過する位置で且つ上方に露出した位置(テープ押えカバー24等で覆われない位置)に、図6〜図8に示すように、白色の背景エリア21と黒色の背景エリア22が部品供給テープ12のピッチ送り方向に並べて配置されている。各背景エリア21,22のサイズは、それぞれ少なくとも1個のスプロケット孔17及びその外周囲部分と重なり合うサイズに設定され、且つ、各背景エリア21,22の一部が部品供給テープ12からはみ出るように設定されている。
更に、部品供給テープ12のうちの背景エリア21,22上に重なるスプロケット孔17とその外周囲部分を撮像するカメラ(画像センサ)が用いられる。このカメラは、専用のカメラを新たに設置しても良いが、本実施例1では、部品実装機に装備されているカメラ(回路基板の基準位置マーク等を撮像するマークカメラ等)を使用し、このカメラの視野内に背景エリア21,22上に重なるスプロケット孔17とその外周囲部分を収めて撮像する。尚、カメラは、カラー画像を撮像するカメラでも良いが、一般的には、グレースケール画像(白黒濃淡画像)を撮像するカメラを使用すれば良い。
部品実装機の制御装置(図示せず)は、部品実装機の稼働中に後述する図10のテープ継ぎ目検出/テープタイプ判別プログラムを実行することで、テープフィーダ10のリール13の取替え後やテープフィーダ10の取替え後と、後述する部品供給テープ12のテープ継ぎ目部分(テープスプライシング部分)の検出時に、それぞれ、部品供給テープ12のタイプ(テープタイプ)が、エンボス部32(部品収容部)が下方に突出するエンボステープAであるか、部品収容部42が下方に突出しないパンチテープBであるかを判別する。
本実施例1のテープタイプの判別方法は、背景エリア21,22上に重なるスプロケット孔17とその外周囲部分を撮像したカメラの撮像画像からスプロケット孔17とその外周囲部分を認識してその認識結果に基づいてテープタイプを判別する。この際、2つの背景エリア21,22上に重なる2つのスプロケット孔17とその外周囲部分を同じカメラ視野内に収めて、これらを一括して撮像するようにすれば良いが、白色の背景エリア21上に重なる部分と、黒色の背景エリア22上に重なる部分とを別々に撮像しても良い。この場合は、白色の背景エリア21と黒色の背景エリア22とを離れた位置に配置しても良い。
本実施例1で、判別可能なテープタイプは、白色のパンチテープB(図6参照)、黒色のエンボステープA(図7参照)、透明なエンボステープA(図8参照)の3種類であり、黒色の背景エリア22と白色の背景エリア21の少なくとも一方でスプロケット孔17の認識と該スプロケット17孔の外周囲部分の色認識とを行い、それらの認識結果に基づいて、テープタイプが、白色のパンチテープB、黒色のエンボステープA、透明なエンボステープAのいずれであるかを判別する。この際、スプロケット孔17の外周囲部分の色認識は、グレースケール画像(白黒濃淡画像)のグレー値(濃度、輝度、明度)で判定しても良いし、カラー画像のRGB値等で判定しても良く、要は、画素値で判定すれば良い。
例えば、図7に示すように、黒色のエンボステープAのスプロケット孔17が黒色の背景エリア22と重なり合っている状態では、黒色のエンボステープAと黒色の背景エリア22との色情報の差(明暗差等)が小さく、黒色のエンボステープAのスプロケット孔27を画像認識できないため、黒色の背景エリア22と重なり合うスプロケット孔17を画像認識することができれば、図6に示す白色のパンチテープB又は図8に示す透明なエンボステープAと判別することができ、この場合は、スプロケット孔17の外周囲部分の色認識結果が白色であるか否かでパンチテープBか透明なエンボステープAかを判別することができる。
また、図6に示すように、白色のパンチテープBのスプロケット孔17が白色の背景エリア21と重なり合った状態では、白色のパンチテープBと白色の背景エリア21との色情報の差(明暗差等)が小さく、白色のパンチテープBのスプロケット孔17を画像認識できないため、白色の背景エリア21と重なり合うスプロケット孔17を画像認識することができれば、図7に示す黒色のエンボステープA又は図8に示す透明なエンボステープAと判別することができ、この場合は、スプロケット孔17の外周囲部分の色認識結果が黒色であるか否かで黒色のエンボステープAか透明なエンボステープAかを判別することができる。
例えば、テープタイプの判別処理を次の手順で実行すれば良い。
まず、黒色の背景エリア22と白色の背景エリア21でそれぞれスプロケット孔17の認識処理を行って、2つの背景エリア21,22のうちで認識に成功した方のスプロケット孔17の位置を認識する。この際、白色のパンチテープBでは、黒色の背景エリア22でスプロケット孔17を認識でき、黒色のエンボステープAでは、白色の背景エリア21でスプロケット孔17を認識でき、透明なエンボステープAでは、2つの背景エリア21,22のどちらかで、画素値(輝度等)に基づいてスプロケット孔17を認識できる。
この後、認識に成功した方のスプロケット孔17の位置を基準にして黒色の背景エリア22のうちのスプロケット孔17の外周囲部分に対応する認識対象部位(図6参照)を決定して当該認識対象部位の色認識を行い、その認識結果に基づいてテープタイプを判別する。この際、認識対象部位の色認識結果が白(明るい)であれば、白色のパンチテープBと判別し、認識対象部位の色認識結果が黒(暗い)であれば、黒色のエンボステープAと判別し、認識対象部位の色認識結果が白色と黒色の中間色である灰色(薄暗い)であれば、透明なエンボステープAと判別する。
ここで、スプロケット孔17の位置を基準にして認識対象部位を決定する理由は、スプロケット孔17のピッチと部品収容部32,42のピッチが一致していない場合があるためである。例えば、スプロケット孔17のピッチが4mmで、部品収容部32,42のピッチが1mmの場合、テープA,Bのピッチ送りは1mmずつ行われるため、スプロケット孔17の位置が4種類存在することになる。そのため、まずスプロケット孔17の位置を特定しないと、スプロケット孔17以外の部分である「認識対象部位」を特定することができないため、スプロケット孔17の位置を基準にして認識対象部位を決定するものである。
また、テープフィーダ10に先にセットした部品供給テープ12と新たな部品供給テープ12とを連結テープ61で継ぎ合わせるテープスプライシングを行う場合は、図9に示すように、エンボステープAのテープスプライシングでは、作業者が連結テープ61を複数のエンボス部32に跨がって貼着して、当該エンボス部32間の隙間の側面を連結テープ61で塞ぐようにすれば良く、パンチテープBのテープスプライシングでは、図示はしないが、作業者がエンボステープAのエンボス部32の横幅よりも長い連結テープを、パンチテープBのつなぎ目に、複数の部品収容部42に跨がって貼着すれば良い。尚、連結テープ61は、トップテープ33,43の引き剥がしを妨げない位置に貼着され、連結テープ61が貼着された部分においても、トップテープ33,43を引き剥がすことで、部品が露出して吸着ノズルで吸着できるようになっている。
本実施例1では、テープ継ぎ目部分(連結テープ61)を検出するテープ継ぎ目検出手段(図示せず)がテープフィーダ10に設けられている。尚、テープ継ぎ目検出手段は、例えば、光センサ等の非接触型センサを用いて連結テープ61を検出したり、アルミ等の金属膜が蒸着された連結テープ61を用いて近接センサ等により連結テープ61の金属膜を検出するようにしても良い。
前述したように、部品実装機の制御装置(図示せず)は、部品実装機の稼働中に図10のテープ継ぎ目検出/テープタイプ判別プログラムを実行することで、テープフィーダ10のリール13の取替え後やテープフィーダ10の取替え後と、後述する部品供給テープ12のテープ継ぎ目部分(テープスプライシング部分)の検出後に、それぞれ、テープタイプを判別するテープタイプ判別手段として機能すると共に、テープフィーダ10の部品供給動作中にテープ継ぎ目部分(連結テープ61)を検出するテープ継ぎ目検出手段として機能し、更に、テープ継ぎ目検出手段でテープ継ぎ目部分を検出したときにテープ継ぎ目部分以後のテープタイプを判別して、その判別結果がテープ継ぎ目部分以前のテープタイプの判別結果と異なる場合にテープ継ぎ目部分以後のテープタイプの判別結果に応じて吸着ノズルの部品吸着高さ位置を変更する部品吸着高さ位置変更手段として機能する。以下、図10のテープ継ぎ目検出/テープタイプ判別プログラムの処理内容を説明する。
図10のテープ継ぎ目検出/テープタイプ判別プログラムは、部品実装機の稼働中に実行される。一般に、部品実装機には複数のテープフィーダ10がセットされるため、各テープフィーダ10毎に本プログラムが実行される。本プログラムが起動されると、まず、ステップ101で、テープフィーダ10のリール13の取替え後やテープフィーダ10の取替え後にテープタイプを判別したか否かを判定し、まだテープタイプの判別が行われていなければ、ステップ102に進み、上述した方法でテープタイプを判別した後、ステップ103に進み、テープタイプの判別結果に応じて吸着ノズルの部品吸着高さ位置を設定して、次のステップ104に進む。
これに対し、上記ステップ101で、テープフィーダ10のリール13の取替え後やテープフィーダ10の取替え後に既にテープタイプの判別が行われたと判定されれば、上記ステップ102、103の処理を飛び越してステップ104に進む。
このステップ104で、テープフィーダ10の部品供給動作中(ピッチ送り動作中)に、テープ継ぎ目部分(連結テープ61)が検出されたか否かを判定し、テープ継ぎ目部分(連結テープ61)が検出されるまで待機する。
その後、テープ継ぎ目部分(連結テープ61)が検出された時点で、ステップ105に進み、上述した方法で、テープ継ぎ目部分以後のテープタイプを判別する。この後、ステップ106に進み、テープ継ぎ目部分以後のテープタイプの判別結果を上記ステップ102で判別したテープ継ぎ目部分以前のテープタイプの判別結果と比較して、テープ継ぎ目部分の前後でテープタイプが変化したか否かを判定する。
このステップ106で判定するテープタイプの変化は、部品供給テープ12の部品収容高さ位置が異なるテープタイプの変化である。従って、黒色のエンボステープAと透明なエンボステープAとの間で部品収容高さ位置が同じである場合は、黒色のエンボステープAと透明なエンボステープAとは、同じテープタイプと判定し、エンボステープAとパンチテープBとの間の変化のみを判定することになる。黒色のエンボステープAと透明なエンボステープAとの間で部品収容高さ位置が異なる場合は、黒色のエンボステープAと透明なエンボステープAとの間の変化は、テープタイプの変化と判定することになる。
このステップ106で、テープ継ぎ目部分の前後でテープタイプが変化したと判定されれば、ステップ107に進み、テープ継ぎ目部分以後のテープタイプの判別結果に応じて吸着ノズルの部品吸着高さ位置を変更して、ステップ101に戻り、上述した処理を繰り返す。
これに対し、上記ステップ106で、テープ継ぎ目部分の前後でテープタイプが変化していないと判定されれば、吸着ノズルの部品吸着高さ位置を変更せずに、前記ステップ101に戻り、上述した処理を繰り返す。
以上説明した本実施例1によれば、テープフィーダ10の部品供給動作中にテープ継ぎ目部分(連結テープ61)を検出したときに、テープ継ぎ目部分以後のテープタイプを判別して、その判別結果がテープ継ぎ目部分以前のテープタイプの判別結果と異なる場合にテープ継ぎ目部分以後のテープタイプの判別結果に応じて吸着ノズルの部品吸着高さ位置を変更するようにしたので、前記特許文献4のように、リールの固有情報を記録したバーコードをリールに付けたり、バーコードに記録されたリールの固有情報をバーコードリーダで読み取るという面倒な作業を行わなくても、テープ継ぎ目部分以後のテープタイプの判別結果に応じて吸着ノズルの部品吸着高さ位置を自動的に変更することが可能となり、テープ継ぎ目部分の前後で吸着ノズルの部品吸着高さ位置をテープタイプに応じて自動的に切り替える構成を低コストで実現することができる。
しかも、本実施例1では、部品実装機に装備されているカメラを使用してテープタイプを判別できるため、テープタイプ判別手段を低コストで構成できる利点がある。
上記実施例1では、部品実装機に装備されているカメラを使用してテープタイプを判別するようにしたが、図11及び図12に示す本発明の実施例2では、エンボスタイプの部品供給テープ12の下方に突出するエンボス部32を検出するエンボス部検出手段を備え、このエンボス部検出手段の検出結果に基づいてエンボス部32の有無を判別することでテープタイプを判別すると共に、テープフィーダ10の部品供給動作中にエンボス部検出手段の検出結果を部品供給テープ12のピッチ送り量と関連付けて監視することで連結テープ61の有無を判別してテープ継ぎ目部分を検出するようにしている。その他の構成は、前記実施例1と同じである。
以下、エンボス部検出手段について説明する。
エンボス部検出手段は、テープフィーダ10のうちのエンボステープAのエンボス部32が通る通路に面して設置された非接触型センサにより構成されている。ここで、非接触型センサとしては、例えば、光センサ(可視光センサ、レーザセンサ等)、超音波センサ等のいずれを用いても良く、また、光センサの場合は、反射型、透過型のいずれのタイプの光センサでも使用可能である。
一般に、部品供給テープ12の片側のみに、テープフィーダ10のテープ送り用スプロケット16の歯と噛み合うスプロケット孔17が形成されており、テープフィーダの内部に光センサを設置するスペースを考えると、スプロケット孔17側の方がその反対側よりもスペースに余裕がある。
この点を考慮して、図11に示すように、反射型の光センサ51を用いる場合は、その投光素子52と受光素子53を、通路25の側面のうちの部品供給テープ12のスプロケット孔17側の側面に設置し、その反対側の側面に、投光素子52からの光を受光素子53側に反射する反射面となる反射シート54を設け、前記投光素子52と前記反射シート54との間をエンボステープAのエンボス部32が通過するように構成すると良い。このように構成すれば、反射型の光センサ51の投光素子52と受光素子53を余裕がある方のスペースに設置することができ、テープフィーダ10内部のスペースを有効に活用できる利点がある。
但し、本発明は、反射型の光センサを用いる場合でも、投光素子・受光素子と反射シートとの位置関係を図11の構成とは反対にしても良い。また、通路25の側面を投光素子からの光を受光素子側に反射する反射面としてそのまま利用できる場合は、反射シート54は不要である。
また、図12に示すように、透過型の光センサ56を用いる場合は、通路25の一方の側面に投光素子57を設置し、他方の側面のうちの投光素子57と対向する位置に受光素子58を設置し、前記投光素子57と前記受光素子58との間をエンボステープAのエンボス部32が通過するように構成すれば良い。
本実施例2においても、エンボステープAのテープスプライシングの場合は、作業者が連結テープ61を複数のエンボス部32に跨がって貼着して、当該エンボス部32間の隙間の側面を連結テープ61で塞ぎ、パンチテープBのテープスプライシングの場合は、図示はしないが、作業者がエンボステープAのエンボス部32の横幅よりも長い連結テープを、パンチテープBのつなぎ目に、複数の部品収容部42に跨がって貼着すると共に、光センサ51又は56で連結テープ61を検出できるように垂れ下がられるようにすれば良い。
次に、テープフィーダ10の部品供給動作中にエンボス部検出手段(光センサ51又は56)の検出結果を監視して、テープタイプを判別する方法と、テープ継ぎ目部分(連結テープ61)を検出する方法を説明する。
テープフィーダ10の部品供給動作中に光センサ51又は56が検出対象物(エンボス部32又は連結テープ61)を検出したか否かを監視し、部品供給テープ12のピッチ送り量がエンボス部32間の間隔に相当する長さ以上になっても、光センサ51又は56が検出対象物を検出しない場合は、当該部品供給テープ12がパンチテープBであると判定する。
一方、光センサ51又は56が検出対象物を検出していれば、光センサ51又は56が検出対象物(エンボス部32又は連結テープ61)を検出している区間の長さ(部品供給テープ12のピッチ送り量)から検出対象物の横幅を計測する。部品供給テープ12のピッチ送り量は、例えば、モータの駆動ステップ数から換算すれば良い。
そして、検出対象物の横幅がエンボス部32の横幅よりも大きいか否かを判定し、検出対象物の横幅がエンボス部32の横幅と同じであれば、エンボス部32と判定して、当該部品供給テープ12がエンボステープAであると判定し、検出対象物の横幅がエンボス部32の横幅よりも大きければ、テープ継ぎ目部分(連結テープ61)であると判定する。
本実施例2においても、テープフィーダ10の部品供給動作中にテープ継ぎ目部分(連結テープ61)を検出したときに、テープ継ぎ目部分以後のテープタイプを判別して、その判別結果がテープ継ぎ目部分以前のテープタイプの判別結果と異なる場合にテープ継ぎ目部分以後のテープタイプの判別結果に応じて吸着ノズルの部品吸着高さ位置を変更するようにしている。
以上説明した本実施例2においても、前記実施例1と同様の効果を得ることができる。しかも、本実施例2では、エンボス部検出手段(光センサ51又は56)の検出結果に基づいて、テープタイプの判別に加え、連結テープ61(テープ継ぎ目部分)の検出も自動的に行うことができるため、テープタイプ判別手段とテープ継ぎ目検出手段の両方を低コストで構成できる利点がある。
10…テープフィーダ、11…フィーダ本体、12…部品供給テープ(A…エンボステープ、B…パンチテープ)、13…リール、15…テープガイド部材、16…スプロケット、16a…歯、17…スプロケット孔、21…白色の背景エリア、22…黒色の背景エリア、25…通路、31…樹脂テープ(キャリアテープ)、32…エンボス部(部品収容部)、33…トップテープ、41…紙テープ(キャリアテープ)、42…部品収容部、43…トップテープ、44…ボトムテープ、51…反射型の光センサ、52…投光素子、53…受光素子、54…反射シート(反射面)、56…透過型の光センサ、57…投光素子、58…受光素子、61…連結テープ

Claims (4)

  1. テープフィーダにセットした部品供給テープをピッチ送りして所定の部品吸着位置で当該部品供給テープに収容された部品を吸着ノズルで吸着する部品実装機において、
    部品供給テープ同士を継ぎ合わせたテープ継ぎ目部分を検出するテープ継ぎ目検出手段と、
    前記部品供給テープのタイプが、部品収容部が下方に突出するエンボスタイプであるか、部品収容部が下方に突出しない非エンボスタイプであるかを判別するテープタイプ判別手段と、
    前記テープ継ぎ目検出手段で前記テープ継ぎ目部分を検出したときに前記テープタイプ判別手段で前記テープ継ぎ目部分以後のテープタイプを判別して、その判別結果が前記テープ継ぎ目部分以前のテープタイプの判別結果と異なる場合に前記テープ継ぎ目部分以後のテープタイプの判別結果に応じて前記吸着ノズルの部品吸着高さ位置を変更する部品吸着高さ位置変更手段と
    前記テープフィーダのうちの前記部品供給テープのスプロケット孔が通過する位置に、少なくとも1個のスプロケット孔及びその外周囲部分と重なり合うように設けられた背景エリアと、
    前記部品供給テープのうちの前記背景エリア上に重なる前記スプロケット孔とその外周囲部分を撮像するカメラとを備え、
    前記テープタイプ判別手段は、前記カメラの撮像画像から前記スプロケット孔とその外周囲部分を認識してその認識結果に基づいてテープタイプを判別することを特徴とする部品実装機。
  2. 前記エンボスタイプの部品供給テープは、黒色テープ又は透明テープにより形成され、 前記非エンボスタイプの部品供給テープは、白色テープにより形成され、
    前記背景エリアは、黒色の背景エリアと白色の背景エリアに区分されて、各背景エリアがそれぞれ少なくとも1個のスプロケット孔及びその外周囲部分と重なり合うように設けられ、
    前記テープタイプ判別手段は、前記黒色の背景エリアと前記白色の背景エリアの少なくとも一方で前記スプロケット孔の認識と該スプロケット孔の外周囲部分の色認識を行い、それらの認識結果に基づいてテープタイプを判別することを特徴とする請求項に記載の部品実装機。
  3. 前記テープタイプ判別手段は、前記黒色の背景エリアと前記白色の背景エリアのどちらかで前記スプロケット孔を認識して、認識したスプロケット孔の位置を基準にして前記黒色の背景エリアのうちの前記スプロケット孔の外周囲部分に対応する認識対象部位を決定して当該認識対象部位の色又は輝度を認識し、その認識結果に基づいてテープタイプを判別することを特徴とする請求項に記載の部品実装機。
  4. テープフィーダにセットした部品供給テープをピッチ送りして所定の部品吸着位置で当該部品供給テープに収容された部品を吸着ノズルで吸着する部品実装機において、
    部品供給テープ同士を継ぎ合わせたテープ継ぎ目部分を検出するテープ継ぎ目検出手段と、
    前記部品供給テープのタイプが、部品収容部が下方に突出するエンボスタイプであるか、部品収容部が下方に突出しない非エンボスタイプであるかを判別するテープタイプ判別手段と、
    前記テープ継ぎ目検出手段で前記テープ継ぎ目部分を検出したときに前記テープタイプ判別手段で前記テープ継ぎ目部分以後のテープタイプを判別して、その判別結果が前記テープ継ぎ目部分以前のテープタイプの判別結果と異なる場合に前記テープ継ぎ目部分以後のテープタイプの判別結果に応じて前記吸着ノズルの部品吸着高さ位置を変更する部品吸着高さ位置変更手段と、
    前記エンボスタイプの部品供給テープの下方に突出する部品収容部(以下「エンボス部」という)を検出するエンボス部検出手段とを備え、
    前記テープタイプ判別手段は、前記エンボス部検出手段の検出結果に基づいて前記エンボス部の有無を判別することでテープタイプを判別し、
    前記テープ継ぎ目部分には、複数のエンボス部又は部品収容部に跨がって連結テープが貼着され、
    前記テープ継ぎ目検出手段は、前記テープフィーダの稼働中に前記エンボス部検出手段の検出結果を前記部品供給テープのピッチ送り量と関連付けて監視することで前記連結テープの有無を判別して前記テープ継ぎ目部分を検出することを特徴とする部品実装機。
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