JP5279968B2 - バタフライバルブ - Google Patents

バタフライバルブ Download PDF

Info

Publication number
JP5279968B2
JP5279968B2 JP2013506837A JP2013506837A JP5279968B2 JP 5279968 B2 JP5279968 B2 JP 5279968B2 JP 2013506837 A JP2013506837 A JP 2013506837A JP 2013506837 A JP2013506837 A JP 2013506837A JP 5279968 B2 JP5279968 B2 JP 5279968B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
valve shaft
seat
fluid passage
gap
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013506837A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2012131777A1 (ja
Inventor
雅之 横山
克典 高井
暁 長谷川
晴夫 綿貫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Application granted granted Critical
Publication of JP5279968B2 publication Critical patent/JP5279968B2/ja
Publication of JPWO2012131777A1 publication Critical patent/JPWO2012131777A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K1/00Lift valves or globe valves, i.e. cut-off apparatus with closure members having at least a component of their opening and closing motion perpendicular to the closing faces
    • F16K1/16Lift valves or globe valves, i.e. cut-off apparatus with closure members having at least a component of their opening and closing motion perpendicular to the closing faces with pivoted closure-members
    • F16K1/18Lift valves or globe valves, i.e. cut-off apparatus with closure members having at least a component of their opening and closing motion perpendicular to the closing faces with pivoted closure-members with pivoted discs or flaps
    • F16K1/22Lift valves or globe valves, i.e. cut-off apparatus with closure members having at least a component of their opening and closing motion perpendicular to the closing faces with pivoted closure-members with pivoted discs or flaps with axis of rotation crossing the valve member, e.g. butterfly valves
    • F16K1/226Shaping or arrangements of the sealing
    • F16K1/2263Shaping or arrangements of the sealing the sealing being arranged on the valve seat
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K1/00Lift valves or globe valves, i.e. cut-off apparatus with closure members having at least a component of their opening and closing motion perpendicular to the closing faces
    • F16K1/16Lift valves or globe valves, i.e. cut-off apparatus with closure members having at least a component of their opening and closing motion perpendicular to the closing faces with pivoted closure-members
    • F16K1/18Lift valves or globe valves, i.e. cut-off apparatus with closure members having at least a component of their opening and closing motion perpendicular to the closing faces with pivoted closure-members with pivoted discs or flaps
    • F16K1/22Lift valves or globe valves, i.e. cut-off apparatus with closure members having at least a component of their opening and closing motion perpendicular to the closing faces with pivoted closure-members with pivoted discs or flaps with axis of rotation crossing the valve member, e.g. butterfly valves
    • F16K1/222Shaping of the valve member
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M26/00Engine-pertinent apparatus for adding exhaust gases to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture, e.g. by exhaust gas recirculation [EGR] systems
    • F02M26/52Systems for actuating EGR valves
    • F02M26/53Systems for actuating EGR valves using electric actuators, e.g. solenoids
    • F02M26/54Rotary actuators, e.g. step motors
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M26/00Engine-pertinent apparatus for adding exhaust gases to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture, e.g. by exhaust gas recirculation [EGR] systems
    • F02M26/65Constructional details of EGR valves
    • F02M26/70Flap valves; Rotary valves; Sliding valves; Resilient valves

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Lift Valve (AREA)

Description

この発明は、流体通路に設けた段差(ステップ)にバルブを当接させるステップタイプのバタフライバルブに関する。
従来のバタフライバルブは、流体通路の内周面に沿ってバルブシートとなる段差を設けると共に、バルブの外周面を傾斜または断面円弧状にして、段差にバルブ外周面を線接触させて流体通路を閉鎖する構成である(例えば、特許文献1参照)。熱により部品寸法が変化すると、線接触部分に隙間が生じやすく、バルブ−シート間の漏れ(以下、シート漏れと称す)が発生してしまった。比較的温度の低い流体を流す場合であれば、バルブをゴムで構成してシート面との密着性を高めたり(例えば、特許文献2参照)、スプリング部材にてバルブをシートに押し付けたりして、シート漏れを抑制していた。しかしながら、排気ガス(600〜700℃)を流通するEGR(Exhaust Gas Recirculation)バルブのように高温の流体制御用のバタフライバルブにおいては、ゴムおよびスプリング部材などの耐熱性の低い部品をシート漏れ抑制のために使用することができない。
そこで、熱による寸法変化の影響を低減するために、流体通路の内周面に沿って設けた段差に、バルブの表裏面を面接触させて流体通路を閉鎖する構造(いわゆるステップタイプバルブ)のバタフライバルブがある。このタイプのバタフライバルブは、回転中心軸を境にしてバルブの一方側の表面と他方側の裏面とが段差に当接するので、バルブの表裏面と段差との重なり代があり、熱により寸法が変化してもシート漏れの変化が少ない。
特開2004−263723号公報 特開平6−17945号公報
ステップタイプのバタフライバルブでは、閉弁時のシート漏れを抑制するために、バルブの厚み、およびバルブ表裏面が当接する段差同士の距離(後述するシート間距離)を高精度に加工して、バルブと段差の間の隙間を最小化する必要がある。ただし、この隙間を最小化する様に設計しても、寸法ばらつきによりシート漏れ量が大きくばらつくという課題があった。
また、バタフライバルブは、バルブが回動する際にバルブと段差(または流体通路)が干渉するのを避けるため、流体通路の内周面のうちバルブ軸が貫通する部分には段差を形成できない。そのため、バルブ軸周りからの漏れが発生するという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、寸法ばらつきによるシート漏れを抑制することを目的とする。
この発明のバタフライバルブは、流体通路を設けたハウジングと、ハウジングに固定した軸受け部材により回転自在に保持されるバルブ軸と、バルブ軸を挿通するバルブ軸挿通穴を有し、バルブ軸と一体に回動する略円形状のバルブと、流体通路の内周面に沿って設けた段差であって、バルブ軸挿通穴を境にしたバルブの片翼の表面に当接する半円弧状の第1のシート部、およびもう一方の片翼の裏面に当接する半円弧状の第2のシート部を有するバルブシートとを備え、バルブの厚みを、第1のシート部から第2のシート部までのシート間距離より小さくするようにしたものである。
この発明によれば、バルブの厚みを、第1のシート部から第2のシート部までのシート間距離より小さくすることにより、寸法ばらつきがあってもバルブとシート部との間の隙間を小さくできるので、寸法ばらつきによるシート漏れを抑制することができる。
この発明の実施の形態1に係るバタフライバルブの構成を示す正面図である。 実施の形態1に係るバタフライバルブを図1に示すAA線に沿って切断した断面図である。 実施の形態1に係るバタフライバルブのシート漏れを説明する図である。 バルブの厚みがシート間距離より大きいバタフライバルブのシート漏れを説明する図である。 バルブ厚みとシート間距離の差に対する、開口面積およびシート漏れ量の変化を示すグラフである。 実施の形態1に係るバタフライバルブを図2に示すDD線に沿って切断した断面図である。 実施の形態1に係るバタフライバルブを適用した排気ガス流通弁の構成を示す平面図である。 図7に示す排気ガス流通弁を側面方向からみた部分断面図である。
以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
図1の正面図および図2の断面図に示すバタフライバルブは、流体を流通する管(不図示)に介装されるハウジング10と、ハウジング10に回動自在に保持されたバルブ軸20と、バルブ軸挿通穴31に挿通してピン21で締結したバルブ軸20と一体に回動して流体通路11を開閉するバルブ30とを備える。
以下では、説明の都合上、バルブ30が閉じた状態で上流側に向く面を表、下流側に向く面を裏と呼び分けるが、どちらの面を表裏にしてもよい。
ハウジング10には流体通路11を形成し、この流体通路11の内周面にバルブシートとなる段差を形成する。先立って説明したように、バタフライバルブは、バルブ30が回動する際、バルブ30とバルブシートが干渉するのを避けるため、バルブ軸20の付近にバルブシートを設置することができない。そのため、流体通路11の内周面に沿って半円弧状の段差を2つ設けるようにし、バルブ軸20が貫通する部分には段差を設けないこととする。図示例では2つの段差のうち、バルブ軸挿通穴31を境にしたバルブ30の片翼の表面に当接する段差を第1のシート部12とし、もう一方の片翼の裏面に当接する段差を第2のシート部13とする。
図2に示すように、バルブ30の厚みをt、第1のシート部12から第2のシート部13までのバルブ厚み方向の距離をシート間距離Tとすると、バルブ30の厚みtをシート間距離Tより小さく設定して、寸法ばらつきが発生した場合にバルブ30と第1のシート部12および第2のシート部13との間の隙間からのシート漏れ量が増大することを抑制する。
図3は、実施の形態1に係るバタフライバルブに寸法ばらつきが発生した場合のシート漏れを説明する図であり、図1のAA線に相当する位置で切断した断面図を図3(a)に示す。バルブ30と第1のシート部12および第2のシート部13の隙間が最小限になるよう設計した場合であっても、寸法ばらつきが発生すると、図3に当接部12a,13aとして示すように、バルブ30の回転中心軸Xと直交する方向の外周縁が第1のシート部12および第2のシート部13と当接する。そのため、バルブ30と第1のシート部12の間、およびバルブ30と第2のシート部13の間にそれぞれ隙間(図3に黒色領域として示す隙間面積)が発生し、シート漏れが生じる。図3(b)は第2のシート部13とバルブ30の隙間を面積に置き換えて示した図であり、図3(c)は第2のシート部13とバルブ30の隙間の投影面積である。図3(a)〜(c)に黒色領域で示すように、隙間の面積は、バルブ30の外周側から中心側のバルブ軸20へ向かうにつれて大きくなる。第1のシート部12とバルブ30の間の隙間も同様である。
反対に、バルブの厚みtをシート間距離T以上に設定した場合を説明する。図4に示す参考例は、シート間距離T以上の厚みにしたバルブ30aを用いた場合のシート漏れを説明する図である。厚いバルブ30aの場合、寸法ばらつきが発生すると、図4(a)に当接部12b,13bとして示すように、バルブ30aのバルブ軸20に近い位置の外周縁が第1のシート部12および第2のシート部13と当接する。そのため、バルブ30aと第1のシート部12の間、およびバルブ30aと第2のシート部13の間にそれぞれ隙間(図4に黒色領域として示す隙間面積)が発生し、シート漏れが生じる。図4(b)は第2のシート部13とバルブ30aの隙間を面積に置き換えて示した図であり、図4(c)は第2のシート部13とバルブ30aの隙間の投影面積である。図4(a)〜図4(c)に黒色領域で示すように、隙間の面積は、バルブ30aのバルブ軸20に近い中心側から外周側へ向かうにつれて大きくなる。
図5は、バルブ厚みtとシート間距離Tの差に対する、隙間面積およびシート漏れ量の変化を示すグラフである。図中、横軸はバルブの厚みt−シート間距離T(mm)を示し、グラフ左側の縦軸は隙間の隙間面積(mm)を示し、グラフ右側の縦軸は隙間からのシート漏れ量(L/min)を示す。この例では、相対的に大きい径のバルブと小さい径のバルブの2種類について、それぞれ隙間面積とシート漏れ量を示している。また、このときの寸法ばらつきはバルブの厚みtとシート間距離Tの差の大小によらず同等としている。
グラフより、大きい径のバルブ(細い破線)でも小さい径のバルブ(細い一点鎖線)でも、t<Tのときの隙間面積に比べてt>Tのときの隙間面積のほうが大きい。そのため、大きい径のバルブ(太い破線)でも小さい径のバルブ(太い一点鎖線)でも、t<Tのときのシート漏れ量に比べてt>Tのときのシート漏れ量のほうが多い。従って、バルブ径によらず、バルブの厚みtをシート間距離Tより小さくすることで、シート漏れ量を抑制することができる。
上述した通り、バタフライバルブは、バルブ30が回動する際のバルブ30とバルブシートの干渉を避けるため、バルブ軸20の付近にバルブシートを設置することができない。そのため、第1のシート部12の半円弧両端とバルブ軸20との間、および第2のシート部13の半円弧両端とバルブ軸20との間にはそれぞれ隙間が生じることになる。そこで、図1および図2に示すように、第1のシート部12を構成する半円弧状段差の両端部を流体通路11の内周面に沿って延長して、バルブ軸20の流体通路突出部分の外周面の一部を囲う被覆部14を2箇所に形成する。同様に、第2のシート部13を構成する半円弧状段差の両端部を流体通路11の内周面に沿って延長して、バルブ軸20の流体通路突出部分の外周面の一部を囲う被覆部15を2箇所に形成する。各被覆部14がバルブ軸20と第1のシート部12との隙間を覆い、各被覆部15がバルブ軸20と第2のシート部13との隙間を覆い、これらの隙間からの漏れを抑制する。
被覆部14,15の延長距離は、バルブ30が回動した際に接触しないようにバルブ30の動作角度に基づいて設定する。また、バルブ30をハウジング10に組み付ける際には、被覆部14,15の対向面間に斜め方向に差し込み、その後、バルブ軸20をハウジング10の貫通穴とバルブ軸挿通穴31に挿通して、バルブ30とバルブ軸20にピン21を圧入して締結する手順となるので、バルブ30の厚みを考慮して被覆部14,15の延長距離を設定する必要がある。
なお、被覆部14,15のバルブ軸20に対向する面を、バルブ軸20の形状に沿った曲面形状にしてクリアランスを小さくすることが好ましく、例えばハウジング10にバルブ軸20を貫通させるための穴を加工する際に同時に被覆部14,15の曲面形状を加工する。
また、図1に示すように、バルブ軸20とバルブ軸挿通穴31の端部との間に筒状部材40,41を装着する。バルブ軸20をバルブ軸挿通穴31に挿通した状態では、バルブ軸20の外周面とバルブ軸挿通穴31の内周面には若干の隙間が生じる場合がある。その場合に、各筒状部材40,41が隙間を塞ぐので流体の漏れを抑制できる。
図6は、バタフライバルブの一部分を図2に示すDD線に沿って切断した断面図である。図6の例では、バルブ軸挿通穴31の端部を拡径して筒状部材圧入部32を形成し、この筒状部材圧入部32に筒状部材41を圧入(またはクリアランスの小さい挿入)して、筒状部材41をバルブ30に固定する。その後、バルブ軸20をバルブ軸挿通穴31に挿通し、同時に筒状部材41にも挿通する。筒状部材41がバルブ軸20とバルブ30の隙間を塞ぐので流体漏れを抑制できる。また、筒状部材41の端部が、バルブ軸挿通穴31から突き出たバルブ軸20の外周面を覆うことにより、第1のシート部12との隙間および第2のシート部13との隙間を塞ぐので、この隙間からの流体漏れも抑制できる。
図6では図示を省略するが、筒状部材40も筒状部材41と同様の構成である。なお、筒状部材はバルブ軸挿通穴31の両端部にそれぞれ装着してもよいし、いずれか一方のみ装着してもよい。
なお、筒状部材41の内径をバルブ軸20の外径より若干大きく形成しておき、バルブ軸20をバルブ軸挿通穴31および筒状部材41に挿通した際にバルブ軸20が筒状部材41に対して回転できるようにすれば、ピン21を圧入するためのバルブ軸20の穴とバルブ30の穴の位置合わせを行うことも可能である。
さらに、図1に示すように、軸受け部材17を流体通路11の内径側へわずかに突出させた状態でハウジング10に設置して、突出した軸受け部材17の端面と筒状部材41の端面とが当接するようにしてもよい。軸受け部材17の突出した端部は、被覆部14,15で覆われていない部分の隙間を塞ぐので、この隙間からの漏れを抑制できる。
また、バルブ軸20に回転中心軸Xの方向の荷重を印加して、筒状部材41が軸受け部材17に当接しながら回動するように構成してもよい。これにより、軸受け部材17と筒状部材41の端面同士の隙間が無くなるので、筒状部材41とバルブ軸20の隙間へ流体が漏れにくくなると共に軸受け部材17とバルブ軸20の隙間へも流体が漏れにくくなる。この結果、バルブ軸20の周りから回転中心軸Xの方向に沿って外部へ流体が漏れ出ることを防止できる。バルブ軸20への与圧方法は後述する。
また、この構成の場合、バルブ30および筒状部材40と一体化したバルブ軸20の位置決めを、筒状部材41と軸受け部材17の当接位置により行うことも可能である。
軸受け部材17の外径を大きくすれば、被覆部14,15で覆われていない部分の隙間を効果的に塞ぐことができるが、筒状部材41の外径以上に大きくすると、バルブ30が回動する際に軸受け部材17に接触する可能性がある。そのため、軸受け部材17の外径は筒状部材41の外径と略同じに形成することが好ましい。
なお、図1の例では実施していないが、筒状部材41と軸受け部材17の当接に代えて、筒状部材40と軸受け部材16を当接させるようにしてもよい。この場合には、軸受け部材16を流体通路11の内径側へわずかに突出させた状態でハウジング10に設置して、バルブ軸20に上記とは反対方向の荷重を印加し、突出した軸受け部材16の端面と筒状部材40の端面とを当接させるようにすればよい。
次に、本実施の形態1に係るバタフライバルブを、排気ガス流通弁に適用する場合を説明する。図7に排気ガス流通弁の平面図を示し、側面方向からみた部分断面図を図8に示す。図示例では、1つのハウジング10に2つのバルブ30を取り付けているが、必要に応じた数でよい。以下では、説明の都合上、2つのバルブ30をバルブ30−1,30−2と呼び分ける。
モータ100は、バルブ30−1,30−2を開閉する駆動力を発生させてアクチュエータ軸101を回転させる。このアクチュエータ軸101の一端側はリンク室102の内部に伸びてリンク103に連結され、リンク103を回転させる。モータ100の正転駆動または逆転駆動によりリンク103が回転すると、このリンク103の回転力が複数のリンクを介してバルブ軸20に伝達されて、バルブ軸20に締結されたバルブ30−1,30−2が回動する。また、フェールセーフとして、バルブ軸20の上端側にリターンスプリング104が配置されており、このリターンスプリング104がバルブ軸20を付勢して、バルブ30−1,30−2を所定の回動位置に戻す。さらに、このリターンスプリング104は線間の間隔を広く巻回し、その間隔を狭めるように圧縮してリンク室102に設置する。これにより、図8に矢印で示すように、バルブ軸20が、リターンスプリング104の荷重で回転中心軸Xの上方向に与圧される。
この排気ガス流通弁は、バルブ30−1,30−2それぞれに設けたバルブ軸挿通穴にバルブ軸20を挿通し、バルブ軸20とバルブ30−1にピン21を圧入すると共にバルブ軸20とバルブ30−2にピン21を圧入してそれぞれ締結している。この構成の場合、バルブ軸20をバルブ軸挿通穴に挿通した後に、バルブ軸20とバルブ30に開設したピン圧入用の穴同士を位置合わせする必要があるので、バルブ軸20の外周面とバルブ軸挿通穴の内周面の間に若干の隙間が必要となる。そのため、高温のガスがこの隙間を通ってハウジング10の外部(例えば、リンク室102)へ漏れ出る可能性がある。また、バルブ軸20と軸受け部材16の間も摺動用の隙間があるので、この隙間に流体が侵入すればハウジング10の外部へ漏れ出る可能性がある。そこで、バルブ30−1のバルブ軸挿通穴の上側端部に筒状部材40を装着し、この筒状部材40の端部に面する軸受け部材16を流体通路11から突出させて、リターンスプリング104の与圧の作用により筒状部材40の端面と軸受け部材16の突出した端面とを当接させる。これにより、流体通路11を流通する高温ガスが、バルブ軸20と筒状部材40の隙間からバルブ軸20とバルブ30のバルブ軸挿通穴の隙間へ侵入しにくくなると共に、軸受け部材16とバルブ軸20の隙間にも侵入しにくくなる。よって、バルブ軸20の周りからハウジング10外部への漏れを抑制できる。なお、筒状部材40を軸受け部材16に当接させるための与圧を、リターンスプリング104にて発生させるので、部品数は増加しない。
他方、回転中心軸Xの下端側において、筒状部材41とバルブ軸20の間および軸受け部材17とバルブ軸20の間にも隙間はあるが、ハウジング10の下面にカバー105(図8に示す)が圧入固定されているため、軸周りに高温ガスが漏れてもカバー105より外部へは漏れ出ない。そのため、図示例では軸受け部材17と筒状部材41を当接させていない。
以上より、実施の形態1によれば、バタフライバルブは、流体通路11を設けたハウジング10と、ハウジング10に固定した軸受け部材16,17により回転自在に保持されるバルブ軸20と、バルブ軸20を挿通するバルブ軸挿通穴31を有してバルブ軸20と一体に回動する略円形状のバルブ30と、流体通路11の内周面に沿って設けた段差であって、バルブ軸挿通穴31を境にしたバルブ30の片翼の表面に当接する半円弧状の第1のシート部12、およびもう一方の片翼の裏面に当接する半円弧状の第2のシート部13を有するバルブシートとを備えるように構成し、バルブ30の厚みtはシート間距離Tより小さくするようにした。このため、寸法ばらつきがあっても、バルブ30と第1のシート部12の隙間およびバルブ30と第2のシート部13の隙間を小さくできるので、シート漏れを抑制することができる。
また、実施の形態1によれば、第1のシート部12の半円弧両端部および第2のシート部13の半円弧両端部を流体通路11の内周面に沿って延長して、バルブ軸20の外周面の一部を囲う被覆部14,15を形成するようにした。このため、バルブ軸20と第1のシート部12および第2のシート部13との隙間を覆って流体漏れを抑制できる。
また、実施の形態1によれば、バタフライバルブは、バルブ軸挿通穴31の端部とバルブ軸20との間に装着される筒状部材40,41を備える構成にしたので、バルブ軸20とバルブ30との隙間を塞いで、回転中心軸Xの方向への流体漏れを抑制できる。
また、実施の形態1によれば、軸受け部材16,17を、端部が流体通路11へ突出した状態でハウジング10に固定するようにしたので、軸受け部材16,17の端部がバルブ軸20と第1のシート部12および第2のシート部13との隙間を塞いで流体漏れを抑制できる。
また、実施の形態1によれば、筒状部材40,41のいずれか一方は、バルブ軸20に作用する与圧によって軸受け部材16,17のいずれか一方の流体通路11へ突出した端部に当接しながら回動するようにしたので、筒状部材40と軸受け部材16との隙間、または筒状部材41と軸受け部材17との隙間のいずれか一方を塞いで流体漏れを抑制できる。さらに、バルブ軸20の周りからハウジング10の外部への流体漏れも抑制できる。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
10 ハウジング、11 流体通路、12 第1のシート部、13 第2のシート部、12a,12b,13a,13b 当接部、14,15 被覆部、16,17 軸受け部材、20 バルブ軸、21 ピン、30,30a,30−1,30−2 バルブ、31 バルブ軸挿通穴、32 筒状部材圧入部、40,41 筒状部材、100 モータ、101 アクチュエータ軸、102 リンク室、103 リンク、104 リターンスプリング、105 カバー。

Claims (5)

  1. 流体通路を設けたハウジングと、
    前記ハウジングに固定した軸受け部材により回転自在に保持されるバルブ軸と、
    前記バルブ軸を挿通するバルブ軸挿通穴を有し、前記バルブ軸と一体に回動する略円形状のバルブと、
    前記流体通路の内周面に沿って設けた段差であって、前記バルブ軸挿通穴を境にした前記バルブの片翼の表面に当接する半円弧状の第1のシート部、およびもう一方の片翼の裏面に当接する半円弧状の第2のシート部を有するバルブシートとを備え、
    前記バルブの厚みは、前記第1のシート部から前記第2のシート部までのシート間距離より小さいことを特徴とするバタフライバルブ。
  2. 第1のシート部の半円弧両端部および第2のシート部の半円弧両端部のそれぞれを前記流体通路の内周面に沿って延長して、バルブ軸の外周面の一部を囲う被覆部を形成することを特徴とする請求項1記載のバタフライバルブ。
  3. バルブ軸挿通穴の端部とバルブ軸との間に装着される筒状部材を備えることを特徴とする請求項1記載のバタフライバルブ。
  4. 軸受け部材は、端部が流体通路へ突出した状態でハウジングに固定されることを特徴とする請求項1記載のバタフライバルブ。
  5. 軸受け部材は、端部が流体通路へ突出した状態でハウジングに固定され、
    筒状部材は、バルブ軸に作用する与圧によって前記軸受け部材の流体通路へ突出した前記端部に当接しながら回動することを特徴とする請求項3記載のバタフライバルブ。
JP2013506837A 2011-03-30 2011-03-30 バタフライバルブ Active JP5279968B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2011/001918 WO2012131777A1 (ja) 2011-03-30 2011-03-30 バタフライバルブ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5279968B2 true JP5279968B2 (ja) 2013-09-04
JPWO2012131777A1 JPWO2012131777A1 (ja) 2014-07-24

Family

ID=46929629

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013506837A Active JP5279968B2 (ja) 2011-03-30 2011-03-30 バタフライバルブ

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20130299728A1 (ja)
JP (1) JP5279968B2 (ja)
DE (1) DE112011105111T5 (ja)
WO (1) WO2012131777A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10738715B2 (en) 2016-05-17 2020-08-11 Mikuni Corporation Valve device
JP7428533B2 (ja) 2020-02-14 2024-02-06 株式会社ミクニ 車両の排気バルブ装置

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102014112398B4 (de) 2014-08-28 2021-01-21 BorgWarner Esslingen GmbH Ventil für einen Abgasstrang einer Brennkraftmaschine
DE102014119086A1 (de) 2014-12-18 2016-06-23 Knorr-Bremse Systeme für Nutzfahrzeuge GmbH Ventilklappenanordnung einer Ventilvorrichtung, und eine entsprechende Ventilvorrichtung
DE102015104287B4 (de) * 2015-03-23 2018-02-01 BorgWarner Esslingen GmbH Ventil für einen Abgasstrang einer Brennkraftmaschine
EP3279443B1 (en) * 2015-03-30 2019-07-24 Mitsubishi Heavy Industries Engine & Turbocharger, Ltd. Exhaust-flow-rate control valve, and two-stage supercharging system provided with same
JP6445682B2 (ja) * 2015-03-30 2018-12-26 三菱重工エンジン&ターボチャージャ株式会社 タービン過給機、および2段過給システム
DE102016111681A1 (de) * 2016-06-27 2017-12-28 Eberspächer Exhaust Technology GmbH & Co. KG Abgasklappe
DE102016120738A1 (de) * 2016-10-31 2018-05-03 Eberspächer Exhaust Technology GmbH & Co. KG Abgasklappe
JP6728109B2 (ja) 2017-06-28 2020-07-22 愛三工業株式会社 Egrクーラバイパスバルブ
CN107701735A (zh) * 2017-08-28 2018-02-16 西安昱昌环境科技有限公司 一种蓄热式有机废气氧化炉用高温阀门
JP7240216B2 (ja) * 2018-07-26 2023-03-15 愛三工業株式会社 Egrクーラバイパスバルブ及びその制御装置
CN109296760A (zh) * 2018-11-26 2019-02-01 郑州金诚信筛网设备有限公司 一种高密封性的气动蝶阀

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6163078U (ja) * 1984-09-29 1986-04-28
JP2000018055A (ja) * 1998-06-30 2000-01-18 Aisan Ind Co Ltd 内燃機関の吸気制御バルブ装置
JP2004263723A (ja) * 2003-02-13 2004-09-24 Taiho Kogyo Co Ltd 流量制御バルブ
EP2042708A1 (en) * 2007-09-26 2009-04-01 Magneti Marelli Powertrain S.p.A. Butterfly valve for an internal combustion engine
JP2010048391A (ja) * 2008-08-25 2010-03-04 Aisan Ind Co Ltd 流体制御弁

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2607895B1 (fr) * 1986-12-05 1989-03-03 Amri Robinet a papillon de type visitable
JP3356511B2 (ja) * 1993-12-01 2002-12-16 株式会社オーケーエム バタフライバルブ
US7264221B2 (en) * 2005-09-19 2007-09-04 Yeary & Associates, Inc. Butterfly valve assembly with improved flow characteristics

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6163078U (ja) * 1984-09-29 1986-04-28
JP2000018055A (ja) * 1998-06-30 2000-01-18 Aisan Ind Co Ltd 内燃機関の吸気制御バルブ装置
JP2004263723A (ja) * 2003-02-13 2004-09-24 Taiho Kogyo Co Ltd 流量制御バルブ
EP2042708A1 (en) * 2007-09-26 2009-04-01 Magneti Marelli Powertrain S.p.A. Butterfly valve for an internal combustion engine
JP2010048391A (ja) * 2008-08-25 2010-03-04 Aisan Ind Co Ltd 流体制御弁

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10738715B2 (en) 2016-05-17 2020-08-11 Mikuni Corporation Valve device
JP7428533B2 (ja) 2020-02-14 2024-02-06 株式会社ミクニ 車両の排気バルブ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2012131777A1 (ja) 2014-07-24
US20130299728A1 (en) 2013-11-14
DE112011105111T5 (de) 2014-01-23
WO2012131777A1 (ja) 2012-10-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5279968B2 (ja) バタフライバルブ
JP6082127B2 (ja) 内燃機関のフラップ装置
JP5345708B2 (ja) バルブの軸洩れ低減構造
WO2016159004A1 (ja) 可変容量型過給機
JP5710452B2 (ja) ターボチャージャ
JP2011047290A (ja) Egrバルブ
US20120326069A1 (en) Step type valve
JP6062129B2 (ja) 流体制御バルブ
US20140252259A1 (en) Butterfly valve
JP2016501336A (ja) 内燃機関のフラップ装置
US10816100B2 (en) Sealing member for a multi-direction changeover valve and a multi-direction changeover valve including the sealing member
JP5279967B2 (ja) バルブ締結構造
JP2008274895A (ja) 排気バルブのシール構造
JP5296012B2 (ja) 排気流路バルブ
JP6633660B2 (ja) 軸封装置
US8434736B2 (en) Fluid passage valve
JP2012026270A (ja) Egrバルブ装置および弁軸組み付け方法
JP6701436B2 (ja) バタフライバルブ及び排気ガス再循環バルブ
JP5199298B2 (ja) 吸気用バルブ装置
EP3199785A1 (en) Throttle valve and duct for the noise reduction of the exhaust gases of an internal combustion engine of a vehicle
JP2013242022A (ja) バルブアセンブリ
JP2017532480A (ja) 自動車のエンジン制御弁
JP6181564B2 (ja) 排気流路用弁装置
JP5751057B2 (ja) 弁装置
JP2012072678A (ja) 排気ガス再循環バルブ

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130423

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130521

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5279968

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250