JP5199298B2 - 吸気用バルブ装置 - Google Patents

吸気用バルブ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5199298B2
JP5199298B2 JP2010047321A JP2010047321A JP5199298B2 JP 5199298 B2 JP5199298 B2 JP 5199298B2 JP 2010047321 A JP2010047321 A JP 2010047321A JP 2010047321 A JP2010047321 A JP 2010047321A JP 5199298 B2 JP5199298 B2 JP 5199298B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve device
bearing
intake
intake valve
peripheral surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010047321A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011179479A (ja
Inventor
英樹 浅野
泰祐 村田
広樹 島田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisan Industry Co Ltd
Denso Corp
Original Assignee
Aisan Industry Co Ltd
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisan Industry Co Ltd, Denso Corp filed Critical Aisan Industry Co Ltd
Priority to JP2010047321A priority Critical patent/JP5199298B2/ja
Priority to DE201110013048 priority patent/DE102011013048B4/de
Priority to CN201110054165.3A priority patent/CN102192015B/zh
Publication of JP2011179479A publication Critical patent/JP2011179479A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5199298B2 publication Critical patent/JP5199298B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D9/00Controlling engines by throttling air or fuel-and-air induction conduits or exhaust conduits
    • F02D9/08Throttle valves specially adapted therefor; Arrangements of such valves in conduits
    • F02D9/10Throttle valves specially adapted therefor; Arrangements of such valves in conduits having pivotally-mounted flaps
    • F02D9/1035Details of the valve housing
    • F02D9/106Sealing of the valve shaft in the housing, e.g. details of the bearings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D9/00Controlling engines by throttling air or fuel-and-air induction conduits or exhaust conduits
    • F02D9/08Throttle valves specially adapted therefor; Arrangements of such valves in conduits
    • F02D9/10Throttle valves specially adapted therefor; Arrangements of such valves in conduits having pivotally-mounted flaps
    • F02D9/107Manufacturing or mounting details
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D9/00Controlling engines by throttling air or fuel-and-air induction conduits or exhaust conduits
    • F02D9/08Throttle valves specially adapted therefor; Arrangements of such valves in conduits
    • F02D9/10Throttle valves specially adapted therefor; Arrangements of such valves in conduits having pivotally-mounted flaps
    • F02D9/1075Materials, e.g. composites
    • F02D9/108Plastics

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Electrically Driven Valve-Operating Means (AREA)
  • Lift Valve (AREA)

Description

本発明は、自動車のごとき車両に搭載される内燃機関(以下エンジンという)の吸気用バルブ装置、特に、エンジンへの吸気量を制御等するためのバルブが、樹脂製のハウジングに対して、軸受を介して回動自在に支持される型式の吸気用バルブ装置に関する。
(従来の技術)
自動車のごとき車両に搭載されるエンジンの吸気用バルブ装置としては、種々な構成のものが従来より知られているが、その代表例であるスロットルバルブ装置の場合、図1に示すように吸気通路に配置され、図6に示すごとき基本的構造を有しているのが一般的である。
図1および図6に基づき概説すれば、エンジン1の燃焼室1aへ燃焼用吸気を導く吸気通路2に、この吸気通路2の開閉あるいは通路面積の可変を行なう吸気用バルブ装置3が配設されている。このバルブ装置3は、基本的に弁体31と、この弁体31を回動操作するシャフト32と、弁体31およびシャフト32を収納するハウジング33とからなり、エンジン1の運転条件に応じて弁体31が回動操作されて、矢印Aのごとき流れる吸気の流量を制御するものである。
そして、弁体31を、ハウジング33に対して回動自在に取付けるために、シャフト32の両端部32a、32bとハウジング33との間に軸受34を介在させている。また、この軸受34の取付けにあたっては、ハウジング33のダクト部35の外周面に突設した一対の円筒状のボス部36、37に軸受34を圧入により担持させるのが通例である。
ところで近年、車両に搭載する各種部品・装置に対し、コスト低減や軽量化等の諸要求が一段と厳しくなってきており、この種の吸気用バルブ装置においても、少なくともハウジング33を、金属製のものから樹脂による射出成形品に変更した所謂樹脂製バルブ装置が多用されるようになってきた。
(従来技術の問題点)
ところが、ハウジング33を樹脂製にした場合、ダクト部35から突出するボス部36、37も必然的に樹脂により一体形成されるため、この樹脂製のボス部36、37に軸受34を圧入することになるが、この圧入に際し、円筒状に形成されているボス部36、37に往々にしてひび割れが生じるという問題が発生した。
その主因は、軸受34やボス部36、37の製作誤差や組付公差、さらには両者の材質の違いに基づくものであるが、つぶさに精査したところ、ボス部36、37には、特に、ダクト部35の外周面に外径方向に向けて膨出形成される形状上の特質から、射出成形時にウエルドが発生し易く、このウエルドのところで亀裂が生じることも判明した。なお、「ウエルド」とは、射出成形に際し、各ゲートから注入した溶融樹脂が、成形型内にて合流し、この合流部にて完全に融合しないまま固化して発生する“樹脂溶着面のムラ”をいう。
上記のごときひび割れ現象を防ぐ方法を探究すべく、種々調査した結果、樹脂製の筒状部品に金属部品を圧入により取付けるにあたり、筒状部品自体の形状を、金属部品が圧入される部分に予めスリットを形成しておくという提案がなされている(例えば、特許文献1参照)。
かかる提案は、製作誤差等をスリットの拡開により吸収し、かつこのスリットの配設位置によってウエルドの発生を抑制しようとするものである。
しかしながら、このような構造を上述のバルブ装置に適用すると、次のようなバルブ装置特有の問題が新たに発生することになり、実用に供することができない。
つまり、ボス部にスリットを形成した場合、このスリットによる欠落分だけ強度が低下し、軸受のズレや極端な場合には軸受の脱落を招くという問題をはじめ、車両という過酷な使用環境下ではスリット側に大きな荷重が働き、ボス部自体が破損してしまうという問題、さらには、上記スリットを介して吸気通路が外界と連通し、所謂気密漏洩現象が生じるという致命的な危惧さえもある。
以上、吸気用バルブ装置の代表例であるスロットルバルブ装置の事例について詳述したが、最近のエンジンには、図1において、吸気管4の各分岐管41から各気筒の吸気ポート1bへの吸気流を、より好適な流れに変更するためのタンブルバルブ装置やスワールバルブ装置が設置されるものがある。これらのバルブ装置にも、当然のことながら、ハウジングの樹脂化要請が強くなってきているが、このハウジングを樹脂製にする場合においても、バルブシャフトを支持する軸受の圧入については全く同様の問題を抱えているのが実情である。
特開2005−84554号公報
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、ハウジング自体が樹脂製であるがゆえの弾性を有するという特質を巧みに活用して、ボス部に軸受を弾性的に支持させることにより、軸受圧入時にボス部が破損等することなく、過酷な使用環境下でも常に良好な軸受機能を発揮し、吸気流量を制御することができる吸気用バルブ装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明によれば、樹脂製のハウジングに形成されたボス部において、軸受が圧入される部分は、軸受の外径寸法より大径の大径穴と、この大径穴の内周面において内径側に膨出して形成され、軸受の外周面と大径穴の内周面との接触を回避して軸受を圧入支持する凸部とから構成されており、この凸部は、大径穴の内周面において周方向に離れて少なくとも3箇所に配設されている。
よって、軸受を、凸部の弾性変形と少なくとも3点支持による調芯作用により、製作誤差等を吸収し、かつ圧入荷重を分散(低減)して、ボス部に安定して圧入保持させることができるため、ボス部の破損を招くことがない。
しかも、ボス部の大径穴に対する凸部の配置は、複数のうちの1つの凸部が、吸気通路における吸気の流れ方向の下流側に配置されるようにしているため、エンジンの通常運転時に、弁体、したがってシャフトに常時加わる負荷を凸部で受け止めることができ、ボス部の応力を緩和することができる。
請求項2に記載の発明によれば、ボス部の大径穴に対する凸部の配置は、複数の全ての凸部が、樹脂成形時にボス部に形成されるウエルドを避けて配置されている。
このような構成にすることにより、強度上ネックとなるウエルド部分の負担を軽減することができる。
また、請求項3に記載の発明によれば、凸部は、軸受の軸方向長以上の軸方向長を有しているため、軸受の外周面を軸方向長の全域にわたって凸部で確実に保持することができる。
請求項4に記載の発明によれば、ボス部の外周面には、外径側に膨出して形成され、大径穴の拡開を抑制する補強用リブが設けられている。よって、ボス部を補強することができる。
請求項5に記載の発明によれば、ボス部の外周面に対する補強用リブの配置を、少なくとも補強用リブの一部が、吸気通路における吸気の流れ方向の下流側に配置された凸部と重畳するようにしている。このような構成にすることにより、エンジンの通常運転時に常時加わる負荷に対し、ボス部の強度を強化することができる。
請求項6に記載の発明によれば、補強用リブは、軸受の圧入時にボス部に生じるストレス方向にあわせて設けられている。よって、軸受圧入時におけるボス部を補強することができる。
請求項7に記載の発明によれば、ボス部の内周面と軸受の全面とによって形成される内部空間を吸気通路に連通させている。よって、特に弁体の全閉時において吸気通路に急激な流れの変化が生じた場合に、内部空間を吸気通路の迂回路として活用することができる。
本発明の吸気用バルブ装置を適用するためのエンジンとして、吸気装置および排気装置を備えた一般的なエンジンを一部縦断面にして示す模式図である。 本発明の実施例の吸気用バルブ装置を示す縦断面図である。 (a)図2におけるボス部の模式的正面図、(b)軸受圧入前のボス部の状態を示す模式的正面図である。 (a)ボス部の一変形例として、軸受圧入前の状態を示す模式的正面図、(b)ボス部の他の変形例として、軸受圧入前の状態を示す模式的正面図、(c)ボス部における凸部の機能説明に供する要部拡大図である。 (a)ボス部に形成する補強用リブの一例を示すボス部の模式的正面図、(b)補強用リブの他の例を示すボス部の模式的正面図である。 従来周知の吸気用バルブ装置の主要構造を示す部分縦断面図である。
本発明を実施するための最良の形態は、樹脂製ハウジングのボス部が軸受圧入時に破損しないようにし、かつ過酷な使用環境下でも良好に吸気流量制御機能を発揮するという課題を、樹脂製のハウジングのボス部において軸受が圧入される部分に、弾性変形により軸受を保持する少なくとも3個の凸部を形成し、うち1個の凸部を、特に吸気流の下流側に位置させて、吸気流の下流側に向けて発生する常態時の荷重に対処し得る構成にすることで実現した。
図1ないし図3は、本発明の実施例を説明するためのもので、まず、図1に基づいて吸気用バルブ装置がスロットルバルブ装置として適用されている一般的なエンジンを概説したのち、図2および図3に基づいて本発明の吸気用バルブ装置の実施例について詳説する。
(適用エンジン1の説明)
図1において、エンジン1は、自動車のごとき車両に搭載されるものであり、エンジン1の燃焼室1aへ燃焼用吸気を導く吸気通路2には、スロットルバルブ装置として機能する吸気用バルブ装置3が設けられている。このバルブ装置3は、吸気通路2の開閉あるいは通路面積の可変を行なうもので、基本的に弁体31と、この弁体31を回動操作するシャフト32と、弁体31およびシャフト32を収納するハウジング33とからなり、弁体31がエンジン1の運転条件に応じて回動操作されて、矢印Aのごとき流れる吸気流量を制御するものであり、具体的な詳細構造については後述する。
エンジン1は、通常多気筒で構成されており、各気筒の燃焼室1aが吸気ポート1bを介して吸気管4の各分岐管41に接続されている。この吸気管4の空気取入口42にはエアフィルタ5が備えられていて、このエアフィルタ5で清浄にされた空気が矢印Aのごとく流れ、燃焼室1aに導かれる。この吸気管4の空気取入口42から吸気ポート1bに至る通路が前述の吸気通路2をなしている。
吸気管4の各分岐管41には燃料噴射弁6が設けられていて、この燃料噴射弁6から噴射される燃料と前述の空気との混合気が吸気バルブ1cを介して燃焼室1aに導入されるわけで、点火プラグ1dにより点火されて燃焼したガスは排気バルブ1eを介して排気ポート1fから排気管7へと排出される。
(バルブ装置3の説明)
バルブ装置3は、吸気通路2を形成する吸気管4の途中に配設され、弁体31、シャフト32およびハウジング33からなる前述の基本構成に加え、図2に示すごとく、ハウジング33とシャフト32の間に介在されて、ハウジング33に対してシャフト32を回動自在に支持する一対の軸受34を中枢部品として備えている。
まず、図2を参照して、バルブ装置3の全体構成を説明する。なお、説明の便宜上、図示上側の部分を吸気の流れ方向の上流側、図示下側の部分を吸気の流れ方向の下流側と呼称する。
外筐をなすハウジング33は、所要の耐熱性、機械的強度および弾性力を有する熱硬化樹脂(例えばPPS樹脂)による射出成形によって形成されており、上下の両端で吸気管4に取付けられ、吸気通路2の一部を形成する円筒状のダクト部35と、このダクト部35の外周面において外径方向に膨出形成された一対のボス部36、37とを具備している。
この一対のボス部36、37は、ダクト部35(吸気通路2)の軸線と直交する軸線を持つ貫通穴36a、37aを有する円筒状を呈している。
弁体31は、上記ハウジング33と同様な樹脂(例えばPPS樹脂)からなるもので、全体として円盤状を呈しており、ハウジング33のダクト部35の内部に配置されて、吸気通路2の開閉等を司る。なお、弁体31は、その外周縁がハウジング33のダクト部35の内壁に接する全閉状態において、弁体31が吸気通路2を斜めに横断して閉塞する傾斜状態を呈し、回動操作されることにより、吸気通路2を徐々に開いていき(開弁する)、図2のごとき実線位置で最大の開弁(全開)状態となる。
一方、弁体31を支持し、この弁体31と一体に回動するシャフト32は、樹脂製でも良いが、本実施例では金属製のものを用いている。この樹脂製の弁体31と金属製のシャフト32とは、シャフト32の両端部32a、32bを弁体31より露出させて、周知の手段(例えばインサート成形技術)により容易に一体的に製作することができる。
また、この一体化された弁体31およびシャフト32は、ハウジング33を製作する過程であらかじめハウジング33に組み付けられるもので、例えばハウジング33の射出成形時において、インサート成形技術により、一対のボス部36、37の貫通穴36a、37aにシャフト32の両端部32a、32bを遊嵌状態になるようにして、組み付けられる。
しかして、一対の軸受34は、シャフト32の両端部32a、32bを、ハウジング33に対して回動自在に支持するもので、円環状を呈した所謂平メタル製であり、ハウジング33の一対のボス部36、37に圧入により取付けられている。軸受34の外周面がボス部36、37の貫通穴36a、37aに圧入されているわけで、この圧入構造の詳細については後述する。
軸受34により支持されるシャフト32の両端部32a、32bは、その一端部32aが一方のボス部36に収納されており、他端部32bが他方のボス部37より露出し、図示しないシャフト回動操作機構に連結されている。このシャフト回動操作機構は、周知の例えば減速式モータ機構であり、エンジン1の運転条件によって回動指示を受け、シャフト32を所望の位置まで回動操作する。
一方のボス部36には、軸受34の外側において開口側を気密的に密閉するためのキャップ8が組み付けられている。他方のボス部37には、前述のごとく、その開口側からシャフト32の他端部32bが露出しており、シャフト回動操作機構との関係で液密的に密閉するためのオイルシール9が組み付けられている。
一対のボス部36、37と、この各ボス部36、37に圧入される軸受34との関係は、本発明の要であり、図3も参照しながら、さらに補足説明する。
円筒状を呈する各ボス部36、37は、軸受34が圧入される貫通穴36a、37aの部分が、軸受34の外径寸法より大径の大径穴38と、この大径穴38の内周面において内径側に膨出して形成された凸部をなす座部39を具備している。
この座部39は、軸受34の圧入前の状態では図3(b)に示すように、その先端面をなす円弧状座面39aが、軸受34の外形寸法より若干(所望の圧入代分)小径の仮想円を形成するように、大径穴38の内周面において周方向に等間隔(120度間隔)離れて3箇所に配設されており、座部39自体の弾性変形により、図3(a)に示すように、軸受34の外周面と大径穴38の内周面との接触を回避して軸受34を圧入支持することができる。
また、座部39は、大径穴38の内周面を軸方向に沿って延びる筋状を呈しており、軸受34の軸方向長と同等以上の軸方向長に選定されている。これにより、軸受34の外周面を、軸方向長の全域にわたって座面39aに確実に圧着させることができる。
特に、大径穴38に対する座部39の配置は、3つのうちの1つが、吸気通路2における吸気の流れ方向の下流側(図3の下側位置D)に一致して配置されている。
さらに、3つの座部39は、いずれも、射出成形時にボス部36、37に形成されるウエルドWを避けて配設されている。
なお、図2において、各ボス部36、37の貫通穴36a、37aは、ダクト部35の内周面に開口する部分の一部が、シャフト32が遊嵌する小径穴36b、37bになっていて、この小径穴36b、37bと大径穴38との段差部分が、軸受34の圧入ストッパとして機能するようになっている。
さらに、各ボス部36、37の貫通穴36a、37aの内周面と、シャフト32の外周面および軸受34の端面との間、さらには、図3(a)に拡大して示す大径穴38の内周面と座部39の軸方向側面39bと軸受34の外周面との間に形成される内部空間Gは、吸気通路2と連通しており、弁体31の全閉状態のときにも、吸気通路2の上流側と下流側とを、僅かなクリアランスに相当する通路面積で連通する迂回路の役目を担っている。
(実施例の組付け上の背景)
上述のように、ハウジング33とシャフト32とを回動自在に結合する軸受34をボス部36、37に取付ける場合において、関係する各部品の製作誤差や部品間の組付け公差などにより、ボス部36、37の内周面とシャフト32の両端部32a、32bの外周面との間に軸受34を圧入していくと、ボス部36、37に異常な拡開力が加わったり、逆に、緩く嵌ってしまうことがある。このような事態を避けるために、各部品をきわめて高精度に作製しなければならず、実用的ではない。
(実施例の特徴)
上記の不具合を解決するために、本実施例のバルブ装置3では、次の技術を採用している。
一対のボス部36、37には、軸受34が圧入される部分において、座部39が設けられている。この座部39は、軸受34の圧入前の状態ではその先端面をなす円弧状座面39aが、軸受34の外形寸法より若干(所望の圧入代分)小径の仮想円を形成するように、大径穴38の内周面において周方向に等間隔に離れた3箇所に配設されている。
したがって、座部39は、軸受34を調芯しながら3点で支持しつつ、座部39自体が弾性変形していくため、円滑に圧入することができ、かつ座部39の弾性力により、軸受34を適度な力で担持することができる。
また、座部39は、ボス部36、37に形成されるウエルドWを避けて配設されているため、座部39の受圧力が直接ウエルドWに及ぶことがなく、ウエルドWの応力を軽減することができる。
なお、ボス部36、37の変形例として、図4(a)はウエルドWが2箇所発生した場合の例であり、図4(b)は座部数を増やして、90度間隔で4箇所に座部39を配置した例であるが、座部39の数をさらに多くしても良い。いずれにしても、座部39の弾性変形力は、座部39自体の緒元、つまり図4(c)に示す円周方向の長さ(角度α)、膨出高さHや軸方向の長さにより、容易にかつ任意に設定することができる。
(実施例の使用環境下での特徴)
次に、バルブ装置3の使用環境について説明する。
まず、状態時におけるエンジン1の通常運転時において、バルブ装置3は、運転条件によって弁体31の開度が異なるものの、図1の矢印Aのごとく吸気が流れることにより、弁体31には下流側へ向けての力が常時加わり、シャフト32を介して軸受34からボス部36、37に対し、図3(a)の矢印Fのごとき力が負荷される。
このような場合においても、図3(a)の矢印Fの負荷を座部39で受けることができ、ボス部36、37の応力、特にウエルドWにおける応力を緩和できる。
一方、エンジン1には、運転条件によってはバックファイアが生じる。このバックファイアは、吸気バルブ1cの開閉タイミングのズレや、点火プラグ1dによる点火時期のズレなどにより、不完全燃焼ガスが爆発燃焼する現象で、高温高圧の燃焼ガスが、吸気通路2を逆流(図2の矢印B方向)し、エアフィルタ5付近まで到達することさえある。
この場合において、バルブ装置3の弁体31が全閉もしくはそれに近い状態にあると、弁体31全体が高温高圧の燃焼ガスをまともに受けることになり、弁体31に過大な圧力が加わり、極端な場合には弁体31の破損を招く恐れがある。
上述のごとき場合には、内部空間Gが有効に機能する。つまり、この内部空間Gによって、弁体31が全閉状態の場合でも、吸気通路2の下流側から上流側へのバイパス流路(迂回路)が形成されるため、下流側から逆流してくる燃焼ガスを速やかに上流側へと逃がすことができる。かくして、弁体31に過大な圧力が加わるのを防ぐことができる。
なお、上記実施例において、ハウジング33のボス部36、37を補強する例を図5に示す。
図5(a)において、ボス部36、37の外周面には、外径側に膨出して形成され、大径穴38の拡開を抑制する補強用リブ10が設けられている。この補強用リブ10は、座部39の数と同数の3箇所において、全ての座部39と重畳するように、放射状に設けられている。
この例では、全ての座部39と重畳するように補強用リブ10を設けているが、ボス部36、37の外周面に対する補強用リブ10の配置は、常時負荷がかかる部分を補強するという観点から、少なくとも補強用リブ10の一部が、吸気通路2における吸気の流れ方向の下流側に配置されたD位置の座部39と重畳するように設けることが肝要である。
図5(b)において、ボス部36、37の外周面には、接線方向に膨出させた補強用リブ11が4箇所に設けられている。
この補強用リブ11は、軸受圧入時にボス部36、37に生じるストレス方向にあわせて設けられており、特にウエルドWを引き剥がす方向Sに発生するストレスに対し、方向Sへの変形を抑える役目を果たすものであって、ウエルドWを挟むように配置された図示上側の一対の補強用リブ11が要であり、図示下側の一対の補強用リブ11は補助的に設けられている。
以上、スロットルバルブ装置への適用例について詳述したが、図1において、吸気管4の各分岐管41から各気筒の吸気ポート1bへの吸気流を、より好適な流れに変更するために設置されるタンブルバルブ装置やスワールバルブ装置にも本発明を適用できることは勿論であり、弁体31の構造も、シャフト32を中央に備えるバタフライ形式のものに限られるものではなく、シャフトを片側に備えて団扇のごとく開閉させる団扇形式のものにも適用できる。
1 エンジン(内燃機関)
1a 燃焼室
2 吸気通路
3 バルブ装置(吸気用バルブ装置)
4 吸気管
10 補強用リブ
11 補強用リブ
31 弁体
32 シャフト
33 ハウジング
34 軸受
35 ダクト部
36 ボス部
37 ボス部
38 大径穴
39 凸部をなす座部
G 内部空間
W ウエルド

Claims (7)

  1. 内燃機関の燃焼室に導入される吸気が通過可能な吸気通路を形成する樹脂製のハウジングと、
    前記吸気通路内で回動することで前記吸気通路の開閉あるいは通路面積の可変を行なう弁体と、
    この弁体と一体に回動するシャフトと、
    前記ハウジングと前記シャフトの間に介在されて、前記ハウジングに対して前記シャフトを回動自在に支持する軸受とを具備し、
    前記ハウジングに形成された筒状のボス部の内周面に前記軸受の外周面が圧入されてなる吸気用バルブ装置において、
    前記ボス部において前記軸受が圧入される部分は、
    前記軸受の外径寸法より大径の大径穴と、
    この大径穴の内周面において内径側に膨出して形成され、前記軸受の外周面と前記大径穴の内周面との接触を回避して前記軸受を圧入支持するものであり、前記大径穴の内周面において周方向に離れて少なくとも3箇所に配設される凸部とを具備し、
    前記大径穴に対する前記凸部の配置は、
    複数のうちの1つの凸部が、前記吸気通路における吸気の流れ方向の下流側に一致して配置されていることを特徴とする吸気用バルブ装置。
  2. 請求項1に記載の吸気用バルブ装置において、
    前記大径穴に対する前記凸部の配置は、
    複数の全ての凸部が、樹脂成形時に前記ボス部に形成されるウエルドを避けて配置されていることを特徴とする吸気用バルブ装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の吸気用バルブ装置において、
    前記凸部は、前記軸受の軸方向長以上の軸方向長を有することを特徴とする吸気用バルブ装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の吸気用バルブ装置において、
    前記ボス部の外周面には、外径側に膨出して形成され、前記大径穴の拡開を抑制する補強用リブが設けられていることを特徴とする吸気用バルブ装置。
  5. 請求項4に記載の吸気用バルブ装置において、
    前記ボス部の外周面に対する前記補強用リブの配置は、少なくとも前記補強用リブの一部が、前記吸気通路における吸気の流れ方向の下流側に配置された前記凸部と重畳するように設けられていることを特徴とする吸気用バルブ装置。
  6. 請求項4に記載の吸気用バルブ装置において、
    前記補強用リブは、前記軸受の圧入時に前記ボス部に生じるストレス方向にあわせて設けられていることを特徴とする吸気用バルブ装置。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の吸気用バルブ装置において、
    前記ボス部の内周面と前記軸受の全面とによって形成される内部空間を有しており、この内部空間が、前記吸気通路に連通していることを特徴とする吸気用バルブ装置。
JP2010047321A 2010-03-04 2010-03-04 吸気用バルブ装置 Expired - Fee Related JP5199298B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010047321A JP5199298B2 (ja) 2010-03-04 2010-03-04 吸気用バルブ装置
DE201110013048 DE102011013048B4 (de) 2010-03-04 2011-03-04 Einlassventilvorrichtung
CN201110054165.3A CN102192015B (zh) 2010-03-04 2011-03-04 进气阀装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010047321A JP5199298B2 (ja) 2010-03-04 2010-03-04 吸気用バルブ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011179479A JP2011179479A (ja) 2011-09-15
JP5199298B2 true JP5199298B2 (ja) 2013-05-15

Family

ID=44503106

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010047321A Expired - Fee Related JP5199298B2 (ja) 2010-03-04 2010-03-04 吸気用バルブ装置

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP5199298B2 (ja)
CN (1) CN102192015B (ja)
DE (1) DE102011013048B4 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104895767B (zh) * 2015-04-28 2017-01-25 北京化工大学 一种往复压缩机椭圆球面旋塞式进气阀
AT523196B1 (de) * 2019-12-04 2021-12-15 Hoessl Gmbh Vorrichtung zur Seitenführung eines Förderbands
JP2023128538A (ja) * 2022-03-03 2023-09-14 株式会社デンソー バルブ装置

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09151816A (ja) * 1995-11-28 1997-06-10 Nok Corp エアーインテークパイプ
JPH11294202A (ja) * 1998-04-06 1999-10-26 Mitsubishi Eng Plast Corp 内燃機関の吸入空気制御装置の殻
DE10105526B4 (de) * 2001-02-07 2004-12-23 Robert Bosch Gmbh Verfahren zur Herstellung einer Klappenanordnung
JP2004027925A (ja) * 2002-06-25 2004-01-29 Hitachi Ltd スロットル装置
JP4346389B2 (ja) 2003-09-10 2009-10-21 株式会社リコー レンズホルダ
JP2005090419A (ja) * 2003-09-19 2005-04-07 Denso Corp 内燃機関用スロットル装置
JP2005171883A (ja) * 2003-12-11 2005-06-30 Aisan Ind Co Ltd スロットルシャフトの軸受構造及びその軸受構造を備えるスロットルボデーの製造方法
JP2006017005A (ja) * 2004-06-30 2006-01-19 Denso Corp 内燃機関用スロットル装置
JP4551351B2 (ja) * 2006-04-18 2010-09-29 株式会社デンソー スロットル弁装置
JP2008095945A (ja) * 2006-09-11 2008-04-24 Aisan Ind Co Ltd 軸受固定構造
JP2010019209A (ja) * 2008-07-14 2010-01-28 Denso Corp 内燃機関の吸気装置

Also Published As

Publication number Publication date
DE102011013048A1 (de) 2011-09-08
DE102011013048B4 (de) 2015-01-15
CN102192015A (zh) 2011-09-21
JP2011179479A (ja) 2011-09-15
CN102192015B (zh) 2014-04-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6698717B1 (en) Modified butterfly valve and assembly
EP1988265B1 (en) Structure of exhaust turbo charger with waste gate valve
JP6082127B2 (ja) 内燃機関のフラップ装置
US10330025B2 (en) Valve device
US9863292B2 (en) Structure of air flow control valve and intake device
US11085543B2 (en) Butterfly valve including a valve body, shaft, groove portion and seal ring
JP5199298B2 (ja) 吸気用バルブ装置
WO2014122816A1 (ja) 吸気装置
US10816100B2 (en) Sealing member for a multi-direction changeover valve and a multi-direction changeover valve including the sealing member
US20100192893A1 (en) Bearing device
JP6701436B2 (ja) バタフライバルブ及び排気ガス再循環バルブ
US20190284990A1 (en) Turbocharger
JP5954292B2 (ja) ターボチャージャ
KR20110041265A (ko) 자동차 egr용 플랩 밸브
CN110725723B (zh) 带有废气门阀装置的充气装置
JP2006291797A (ja) 吸気流バルブシステム
US11421583B2 (en) Turbocharger
WO2023238351A1 (ja) バルブ装置
JP7135787B2 (ja) ターボチャージャ
US11428153B2 (en) Turbocharger
JPH06109026A (ja) 高温用軸受構造
CN112334642B (zh) 用于内燃机的活门装置
JP2012127251A (ja) 吸気用バルブ装置
US10184362B2 (en) Intake device of internal combustion engine
JP7099026B2 (ja) 弁装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120605

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130115

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130117

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130207

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160215

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5199298

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees