JP2008095945A - 軸受固定構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、軸受を強固に樹脂製のハウジングに固定できるようにするとともに、軸受が圧入される際のハウジングの割れを防止することを目的とする。
【解決手段】 本発明に係る軸受固定構造は、軸16を回転自在に支持する軸受15を樹脂製のハウジング30の凹部40に圧入固定する軸受固定構造であって、ハウジング30の凹部40の内周には、軸受15の外周面15rと接触しない非接触面42が全周に渡って形成されており、非接触面42には、軸受15の圧入方向に延びる複数本の突条41が周方向に並んだ状態で形成されて、それらの突条41が軸受15の圧入によりその軸受15の外周面15rに押圧されて潰れる構成であり、さらに、ハウジング30の凹部40には、非接触面42よりも奥側に、軸受15の外周面15rが全周に渡って密着するシール面45が形成されていることを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、軸を回転自在に支持する軸受を樹脂製のハウジングに圧入固定する軸受固定構造に関する。
上記した軸受固定構造に関する技術が特許文献1に記載されている。
前記軸受固定構造によると、リング状の軸受は、型成形された樹脂製ハウジングの円筒状凹部に圧入により固定されている。このため、軸受とハウジングの凹部との間で流体の漏れを防止できる。
特開2005−282779号公報
軸受を圧入によりハウジングの凹部に固定する場合、軸受の外径D1は凹部の内径D2よりも大きく設定される。(D1−D2)を圧入代というが、前記圧入代を大きくするほど、ハウジングに対して軸受を強固に固定することができるが、前記軸受の圧入時にハウジングが割れ易くなる。逆に、圧入代を小さくすると、ハウジングの割れは防止できるが、シャフトからの振動で軸受が経時的に軸方向に位置ズレを起こすことがある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、本発明の技術的課題は、軸受を強固に樹脂製のハウジングに固定できるようにするとともに、軸受が圧入される際のハウジングの割れを防止することである。
上記した課題は、各請求項の発明によって解決される。
請求項1の発明は、軸を回転自在に支持する軸受を樹脂製のハウジングの凹部に圧入固定する軸受固定構造であって、前記ハウジングの凹部の内周には、前記軸受の外周面と接触しない非接触面が全周に渡って形成されており、前記非接触面には、前記軸受の圧入方向に延びる複数本の突条が周方向に並んだ状態で形成されて、それらの突条が前記軸受の圧入によりその軸受の外周面に押圧されて潰れる構成であり、さらに、前記ハウジングの凹部には、前記非接触面よりも奥側に、前記軸受の外周面が全周に渡って密着するシール面が形成されていることを特徴とする。
本発明によると、軸受の圧入によりハウジングの凹部の非接触面に形成された複数の突条がその軸受の外周面に押圧されて潰れる構成のため、圧入面積が小さくなり、圧入代を大きく取ってもハウジングの凹部に作用する応力は小さくなる。即ち、圧入代を大きく取れるため、軸受を強固にハウジングに固定できるようになる。また、圧入代を大きく取ってもハウジングの凹部に作用する応力は小さくなるため、軸受を圧入する際にハウジングが割れ難くなる。
さらに、ハウジングの凹部には、前記非接触面よりも奥側に、軸受の外周が全周に渡って密着するシール面が形成されているため、軸受とハウジングの凹部との間で流体の漏れを防止できる。
請求項2の発明によると、軸受の外周面、及び凹部の非接触面とシール面とは、円筒状に形成されていることを特徴とする。このため、圧入により軸受に加わる締付け力が周方向でほぼ均等になり、経時的に軸受がハウジングから抜け難くなる。
請求項3の発明によると、突状は、凹部の非接触面の円周方向に均等な間隔で形成されていることを特徴とする。このため、圧入により軸受に加わる締付け力が周方向でほぼ均等になる。
請求項4の発明は、軸を回転自在に支持する軸受を樹脂製のハウジングの凹部に圧入固定する軸受固定構造であって、前記軸受が圧入された前記ハウジングの凹部の内周と、前記軸受の外周面との間には、前記軸受の圧入側端部で開口する空間が形成されており、前記空間内に接着剤が注入されていることを特徴とする。
即ち、軸受の外周面とハウジングの凹部との間に接着剤が注入されるため、圧入代が小さい状態でも軸受を強固にハウジングに固定できるようになる。また、圧入代を小さくできるため、ハウジングの凹部に作用する応力は小さくなり、軸受の圧入時にハウジングが割れ難くなる。
請求項5の発明によると、ハウジングの凹部の内周には、軸受の外周面と接触しない非接触面が全周に渡って形成されており、前記非接触面には、周方向に並んだ状態で、前記軸受の圧入方向に延びる複数本の突条と、隣り合う前記突条を前記凹部の奥側で連結するシール壁部とが形成されており、前記軸受の圧入により、前記凹部の非接触面、隣り合う突条、及びシール壁部と、前記軸受の外周面とにより接着剤の注入用空間が画成されることを特徴とする。
請求項6の発明によると、ハウジングの凹部の前記非接触面には、接着剤が付着する部分に波状の凹凸が形成されていることを特徴とする。
このため、接着面積が増加して接着固定力が増加する。
請求項7の発明によると、ハウジングの凹部の内周には、接着剤の注入用空間における開口の幅方向両側位置に、接着剤が前記凹部の内周に沿って周方向に流れるのを抑制する突起が設けられていることを特徴とする。
このため、接着剤が凹部の内周に沿って周方向に流出し難くなり、接着剤を効率的に接着剤の注入用空間に注入できるようになる。
請求項8の発明によると、軸受の外周面、及び凹部の非接触面とは、円筒状に形成されていることを特徴とする。
請求項9の発明によると、突状は、凹部の非接触面の円周方向に均等な間隔で形成されていることを特徴とする。
請求項10の発明によると、接着剤の注入用空間の開口側に位置する軸受の端面には、溝、あるいは突条が前記軸受の内周縁を囲んで形成されていることを特徴とする。
このため、接着剤の一部が接着剤の注入用空間から流出しても、その接着剤が溝に溜まったり、あるいは突条に遮られることで、軸と軸受との隙間に入り込むことがない。
請求項11の発明によると、軸受の外周面には円周方向に延びる外周溝が形成されており、その外周溝が軸受の圧入により形成された接着剤の注入用空間と連通するように構成されていることを特徴とする。
このため、軸受がハウジングの凹部に圧入された状態で、接着剤の注入用空間に接着剤を注入することにより、その接着剤が前記注入用空間から軸受の外周溝に沿って流れるようになる。これにより、円周方向の広い範囲で軸受の外周面をハウジングの凹部に接着できるようになる。
本発明によると、圧入代を大きく取れるため、軸受を堅固にハウジングに固定できるようになる。また、圧入代を大きく取ってもハウジングの凹部に作用する応力は小さくなるため、軸受を圧入する際にハウジングが割れ難くなる。
[実施形態1]
以下、図1から図4に基づいて本発明の実施形態1に係る軸受固定構造の説明を行なう。ここで、図1は本実施形態に係る軸受固定構造を備えるスロットル制御装置の平断面図、図2〜図4は本実施形態に係る軸受固定構造を表す正面図、断面図等である。
<スロットル制御装置10の概要について>
先ず、本実施形態に係る軸受固定構造を備えるスロットル制御装置10の概要について説明する。
スロットル制御装置10は、エンジンの吸入空気量の調節に使用される電子制御式装置であり、自動車の運転室内に設置されたアクセルペタル(図示省略)の動作と連動するように構成されている。
スロットル制御装置10は、樹脂製(例えば、PPS樹脂(ポリフェニレンサルファイド樹脂)製)のスロットルボデー12を備えている。スロットルボデー12は、図1に示すように、空気流路であるボア13を形成する中空円筒状のボア壁部14と、スロットルギヤ収納部17と、モータハウジング部19とを一体に有している。ボア壁部14は、上流側(図1において手前側)がエアクリーナ(図示省略)に接続され、下流側(図1において奥側)がインテークマニホールド(図示省略)に接続されるように構成されている。ボア13内には、空気の流路面積を調整する円盤状のスロットルバルブ18が中心線回りに回転可能な状態で収納されている。さらに、スロットルバルブ18の左右両側には、そのスロットルバルブ18の中心線と同軸の状態でシャフト部16が設けられている。そして、それらのシャフト部16が軸受15を介してボア壁部14の軸受支持部30によって支持されている。ここで、軸受15は、後記するように圧入によりボア壁部14の軸受支持部30に固定されている。
スロットルバルブ18の左側のシャフト部16は、左側の軸受15を貫通してボア壁部14の軸受支持部30内に突出している。また、スロットルバルブ18の右側のシャフト部16は、右側の軸受15、及びオイルシール33sを貫通してボア壁部14の軸受支持部30からスロットルギヤ収納部17内に突出している。スロットルギヤ収納部17は、扇形のスロットルギヤ22が収納される部分であり、ボア壁部14の右側の位置でそのボア壁部14の軸受支持部30を囲んで形成されている。スロットルギヤ収納部17内には、前記スロットルギヤ22がスロットルバルブ18のシャフト部16と同軸に位置決めされており、そのスロットルギヤ22に右側のシャフト部16の突出端が回り止めされた状態で連結されている。
前記スロットルボデー12のモータハウジング部19は、例えばDCモータ等からなるモータ21が収納される部分であり、スロットルバルブ18のシャフト部16の軸線に対してほぼ平行となるように有底円筒状に形成されている。
また、スロットルボデー12には、スロットルギヤ収納部17とモータハウジング部19との間の位置に、カウンタギヤ24を回転可能に支持するカウンタシャフト23が設けられている。カウンタギヤ24はギヤ径の異なる二つのギヤ部24a,24bを有しており、大径側のギヤ部24aがモータ21のモータピニオン21pと噛合しており、小径側のギヤ部24bが前記スロットルギヤ22と噛合している。このため、モータ21がエンジンコントロールユニット(図示省略)からの信号でアクセルペダルの踏み込み量等に基づいて駆動されると、モータ21の回転力はモータピニオン21p、カウンタギヤ24、スロットルギヤ22を介してスロットルバルブ18のシャフト部16に伝達される。これによって、スロットバルブ18がボア13内で回転し、ボア13を流れる吸入空気量がコントロールされる。
なお、スロットルボデー12のスロットルギヤ収納部17とモータハウジング部19との開口部には、モータピニオン21p、カウンタギヤ24、スロットルギヤ22等が取付けられた後、蓋状のカバー27が被せられる。
<軸受固定構造について>
次に、図2〜図4に基づいて、本実施形態に係る軸受固定構造について説明する。ここで、左右の軸受固定構造は等しいため、代表して左側の軸受固定構造について説明する。
前記軸受固定構造に使用される軸受15は、リング状のすべり軸受であり、その軸受15の横断面形状が、図4(B)等に示すように、略角形に形成されている。また、軸受15の外周面15rと両端面15fとの角部が面取りされて、その外周面15rの軸方向両端位置に先細となるテーパ面15tが形成されている。さらに、軸受15の内周面15eと両端面15fとの角部が面取りされており、その内周面15eの軸方向両端位置に先端側で拡開するテーパ面15kが形成されている。
ここで、軸受15の内径寸法は、この軸受15の内周面15eとスロットルバルブ18のシャフト部16との間に所定のクリアランスが形成できるような値に設定されている。
前記軸受15は、例えば、焼結金属を切削加工することにより成形されている。
前記軸受15が圧入されるボア壁部14の軸受支持部30は、図2〜図4(A)に示すように、略円筒形に形成されている。そして、軸受支持部30の内周に、図4(A)に示すように、先端側から順番に蓋収納凹部31、空間形成用凹部32、シール用凹部33、及び圧入用凹部40が同軸に形成されている。蓋収納凹部31は、軸受支持部30の先端開口を塞ぐ円盤状の蓋31b(図1参照)が収納される凹部であり、軸受支持部30の凹部31,32,33,40のうちで内径寸法が最も大きな値に設定されている。蓋収納凹部31の奥側には、その蓋収納凹部31よりも小径の空間形成用凹部32がリング状段差31dを介して形成されている。また、空間形成用凹部32の奥側には、その空間形成用凹部32よりも小径のシール用凹部33が同じくリング状段差32dを介して形成されている。シール用凹部33は、リング状のオイルシール33sを収納可能に構成された凹部である。なお、左側の軸受支持部30は蓋31bによって先端開口が塞がれるため、オイルシール33sは装着されない。
シール用凹部33の奥側には、そのシール用凹部33よりも小径の圧入用凹部40がリング状段差33dを介して形成されている。
圧入用凹部40は、軸受15が圧入される部分であり、図4(A)等に示すように、入口側に形成された非接触面42と奥側に形成されたシール面45とから構成されている。非接触面42は、圧入用凹部40の全周に渡って形成されており、圧入時に軸受15の外周面15rが接触しないように、軸受15の外径寸法よりも大きな内径寸法に設定されている。また、非接触面42には、軸方向に延びる複数本(図2では6本)の突条41が円周方向に等間隔で形成されている。突条41は、圧入時に軸受15の外周面15rによって潰される部分であり、圧入代を大きく取れるように、突条41の高さ寸法が設定されている。
圧入用凹部40のシール面45は、軸受15の外周面15rと軸受支持部30の内周との間をシールするための面であり、その内径寸法が軸受15の外径寸法よりも小さく設定されている。
即ち、上記したボア壁部14の軸受支持部30が本発明のハウジングに相当し、軸受支持部30の圧入用凹部40がハウジングの凹部に相当する。また、スロットルバルブ18のシャフト部16が本発明の軸に相当する。
<軸受15の圧入について>
軸受15の圧入は次の手順で行なわれる。
先ず、スロットルボデー12のボア13にスロットルバルブ18が収納され、左右のシャフト部16がボア壁部14の左右の軸受支持部30に通されている状態で、左右のシャフト部16にそれぞれ軸受15が装着される。このとき、軸受15の内周面15eの軸方向両端には、先端側で拡開するテーパ面15kが形成されているため、軸受15にスロットルバルブ18のシャフト部16を通し易くなる。
次に、各々の軸受15にシャフト部16が通されている状態で、それらの軸受15を左右両側から軸方向内側(スロットルバルブ18側)に移動させ、軸受支持部30の圧入用凹部40に圧入する。このとき、軸受15の外周面15rの軸方向両端には、先細となるテーパ面15tが形成されているため、軸受15を圧入用凹部40に圧入し易くなる。
軸受15が軸受支持部30の圧入用凹部40に圧入される過程で、先ず、非接触面42に形成された突条41が軸受15の外周面15rに押圧されて潰れる。次に、非接触面42を通過した軸受15の外周面15rの先端がシール面45に全周に渡って密着し、そのシール面45が軸受15の外周面15rによって押し広げられる。そして、図3に示すように、軸受15が予め決められた位置まで軸受支持部30の圧入用凹部40に押し込まれた状態で圧入が完了し、軸受15が軸受支持部30の圧入用凹部40に固定される。
<本実施形態に係る軸受固定構造の長所について>
本実施形態に係る軸受固定構造によると、軸受15の圧入により軸受支持部30の圧入用凹部40の非接触面42に形成された複数の突条41がその軸受15の外周面15rに押圧されて潰れる構成のため、圧入面積が小さくなり、圧入代を大きく取っても軸受支持部30の圧入用凹部40に作用する応力は小さくなる。即ち、圧入代を大きく取れるため、軸受15を強固に軸受支持部30に固定できるようになる。また、圧入代を大きく取っても軸受支持部30の圧入用凹部40に作用する応力は小さくなるため、軸受15を圧入する際に軸受支持部30が割れ難くなる。
さらに、軸受支持部30の圧入用凹部40には、非接触面42よりも奥側に、軸受15の外周面15rが全周に渡って密着するシール面45が形成されているため、軸受15と軸受支持部30の圧入用凹部40との間で流体の漏れを防止できる。
また、軸受15の外周面15r、及び圧入用凹部40の非接触面42とシール面45とは、円筒状に形成されているため、圧入により軸受15に加わる締付け力が周方向でほぼ均等になり、経時的に軸受15が軸受支持部30から抜け難くなる。
また、突状41は、圧入用凹部40の非接触面42の円周方向に均等な間隔で形成されているため、圧入により軸受15に加わる締付け力が周方向でほぼ均等になる。
[実施形態2]
以下、図5から図8に基づいて本発明の実施形態2に係る軸受固定構造の説明を行なう。ここで、図5は本実施形態に係る軸受固定構造を備えるスロットル制御装置の平断面図、図6〜図8は本実施形態に係る軸受固定構造を表す正面図、断面図等である。
本実施形態に係る軸受固定構造は、実施形態1で説明した軸受支持部30の圧入用凹部40と軸受15の外周面15rとの間に接着剤を溜められるように、その軸受支持部30の内周部分を改造したものである。このため、軸受15の構成は、実施形態1の場合と同様である。なお、実施形態1と同一の部材については同一番号を付して説明を省略する。
また、実施形態1のスロットル制御装置10では、左右の軸受15の外側(スロットルバルブ18と反対側)にシール用の蓋31(左)とオイルシール33s(右)とを配置する例を示したが、本実施形態に係るスロットル制御装置50は、図5に示すように、左右の軸受15の内側にオイルシール33sを配置する構成である。
<軸受固定構造について>
ボア壁部14の軸受支持部30は、図6〜図8(A)に示すように、略円筒形に形成されている。そして、軸受支持部30の内周に、図8(A)に示すように、先端側から順番に蓋収納凹部31、空間形成用凹部32、接着剤回り止め凹部37、及び圧入用凹部40が同軸に形成されており、圧入用凹部40の奥側にシール用凹部33が形成されている。蓋収納凹部31は、軸受支持部30の先端開口を塞ぐ円盤状の蓋31b(図1参照)が収納される凹部であり、軸受支持部30の凹部31,32,37,40,33のうちで内径寸法が最も大きな値に設定されている。なお、本実施形態では軸受15の内側にオイルシール33sが配置されるため、蓋31bを装着しなくても良い(図5参照)。
蓋収納凹部31の奥側には、図8(A)に示すように、その蓋収納凹部31よりも小径の空間形成用凹部32がリング状段差31dを介して形成されている。また、空間形成用凹部32の奥側には、その空間形成用凹部32よりも小径の接着剤回り止め凹部37が同じくリング状段差32dを介して形成されている。接着剤回り止め凹部37は、後記する接着剤注入用空間Sに注入された接着剤が開口Spから壁面に沿って円周方向に流出するのを防止する部分であり、接着剤注入用空間Sの開口Sp(図6のクロスハッチ部分)両側に相当する部分(図6では4箇所)に、軸方向に延びる短突条37tが形成されている。なお、図6のハッチ部分は接着剤が溜まる部分を表している。
接着剤回り止め凹部37の奥側には、図8(A)等に示すように、その接着剤回り止め凹部37よりも小径の圧入用凹部40がリング状段差37dを介して形成されている。
圧入用凹部40は、軸受15が圧入される部分であり、非接触面42を備えている。非接触面42は、圧入用凹部40の全周に渡って形成されており、圧入時に軸受15の外周面15rが接触しないように、軸受15の外径寸法よりも大きな内径寸法に設定されている。また、非接触面42には、軸方向に延びる複数本(図6では6本)の突条41が円周方向に等間隔で形成されている。突条41は、圧入時に軸受15の外周面15rによって潰される部分であり、圧入代を大きく取れるように、突条41の高さ寸法が設定されている。ここで、圧入用凹部40の中心を挟んで対向する位置にある4本(2組)の突条41は、接着剤回り止め凹部37の短突条37tと円周方向同位置に形成されている。
また、接着剤回り止め凹部37の短突条37tと円周方向同位置に形成された4本(2組)の突条41は、図8(A)に示すように、奥側の端部がシール壁部46によって連結されている。シール壁部46は、軸受15の圧入時にその軸受15の外周面15rが面接触するように構成されている。このため、軸受15が圧入用凹部40に圧入された状態で、軸受15の外周面15rと、圧入用凹部40の非接触面42、隣り合う突条41、及びシール壁部46とにより、その軸受15の圧入側端部で開口する小空間S(以下、接着剤注入用空間Sという)が画成される。
また、圧入用凹部40の奥側には、オイルシール33sを収納可能に構成されたシール用凹部33が形成されている。なお、スロットルバルブ18のシャフト部16は、図7に示すように、オイルシール33sが装着される大径の基端部16mと軸受15によって受けられる先端部分16fとの間に段差16dが設けられている。このため、シャフト部16の先端部分16fが通された状態で行なわれる軸受15の圧入は、シャフト部16の段差16dの位置で止められる。
<軸受15の圧入について>
軸受15の圧入は、実施形態1の手順とほぼ同様に行なわれる。
即ち、スロットルボデー12のボア13にスロットルバルブ18が収納され、左右のシャフト部16がボア壁部14の左右の軸受支持部30に通されている状態で、左右のシャフト部16の先端部分16fにそれぞれ軸受15が装着される。
次に、各々の軸受15を左右両側から軸方向内側(スロットルバルブ18側)に移動させ、軸受支持部30の圧入用凹部40に圧入する。
軸受15が軸受支持部30の圧入用凹部40に圧入される過程で、先ず、非接触面42に形成された突条41が軸受15の外周面15rに押圧されて潰れ、さらに圧入されることで軸受15の外周面15rがシール壁部46に面接触する。そして、軸受15がシャフト部16の段差16dに当接する位置まで軸受支持部30の圧入用凹部40に押し込まれた状態で、軸受15の圧入が完了する。これにより、軸受15の外周面15rと、圧入用凹部40の非接触面42、隣り合う突条41、及びシール壁部46とにより接着剤注入用空間Sが圧入用凹部40の中心を挟んで両側に画成される(図6のクロスハッチ部分参照)。
次に、軸受15の圧入側端部に形成された接着剤注入用空間Sの開口Spからその接着剤注入用空間S内に接着剤が注入され、軸受15が軸受支持部30の圧入用凹部40に固定される。
<本実施形態に係る軸受固定構造の長所について>
本実施形態に係る軸受固定構造によると、軸受15の外周面15rと軸受支持部30の圧入用凹部40との間に接着剤が注入されるため、圧入代が小さい状態でも軸受15を強固に軸受支持部30に固定できるようになる。また、圧入代を小さくできるため、軸受支持部30の圧入用凹部40に作用する応力は小さくなり、軸受15の圧入時に軸受支持部30が割れ難くなる。
また、軸受支持部30の接着剤回り止め凹部37には、接着剤注入用空間Sの開口Spの幅方向両側位置に短突条37tが設けられているため、接着剤注入用空間Sに注入された接着剤が開口Spから接着剤回り止め凹部37の内周に沿って周方向に流れ難くなり、接着剤を効率的に接着剤注入用空間Sに注入できるようになる。
また、接着剤の注入用空間Sは軸受15の圧入側端部に開口を備え、接着剤の注入用空間Sの奥側はシール壁部46によって塞がれているため、接着剤がオイルシール33s側に漏れ出ることはない。
さらに、接着剤注入用空間S以外の部分では、軸受支持部30の圧入用凹部40と軸受15の外周面15rとの間には、非接触面42と突条41とにより軸方向に隙間が形成される。しかし、オイルシール33sの働きにより、スロットルボデー12のボア13内のガスが前記隙間から外部に漏れることはない。
[実施形態3]
以下、図9から図11に基づいて本発明の実施形態3に係る軸受固定構造の説明を行なう。ここで、図9〜図11は本実施形態に係る軸受固定構造を表す正面図、断面図等である。
本実施形態に係る軸受固定構造は、実施形態2の軸受15を改良し、接着剤注入用空間Sから接着剤が流出したときに、その接着剤が軸受15の内周面15eとスロットルバルブ18のシャフト部16間に入り込まないようにしたものである。なお、本実施形態に係るボア壁部14の軸受支持部30の構成は実施形態2の場合と同様である。このため、実施形態2と同一の部材については同一番号を付して説明を省略する。
本実施形態に係る軸受60は、実施形態1、2で説明した軸受15の両端面15fに、図9、及び図11(B)等に示すように、溝62を形成したものであり、その他の構造については実施形態1、2の軸受15と同様である。軸受60の端面15fの溝62は、その軸受60の内周面15eを囲んで同軸に形成されたリング状の円形溝62eと、その円形溝62eを中心にして放射状に形成された直線溝62rとから構成されている。さらに、前記直線溝62rは、軸受支持部30の圧入用凹部40の突条41に対応する位置(接着剤回り止め凹部37の短突条37tに対応する位置)に形成されている(図9参照)。
これにより、軸受60の圧入後、接着剤注入用空間Sに注入された接着剤がその接着剤注入用空間Sの開口Spから流出し、軸受60の端面15fを伝って流れようとしても、その接着剤は直線溝62r、あるいは円形溝62eに溜められる。したがって、接着剤注入用空間Sから流出した接着剤が軸受15の内周面15eとスロットルバルブ18のシャフト部16間に入り込むことがない。
なお、本実施形態では、軸受60の端面15fに直線溝62r、あるいは円形溝62eを形成する例を示したが、溝の代わりに直線突条、あるいは円形突条を形成することも可能である。また、溝、あるいは突条の形状は適宜変更可能である。
また、軸受60の端面15fの両側に直線溝62r、あるいは円形溝62eを形成する例を示したが、接着剤注入用空間Sの開口Sp側に配置される端面15fにのみ直線溝62r、あるいは円形溝62eを形成することも可能である。
[実施形態4]
以下、図12及び図13に基づいて本発明の実施形態4に係る軸受固定構造の説明を行なう。ここで、図12、図13は本実施形態に係る軸受固定構造を表す正面図、断面図等である。
本実施形態に係る軸受固定構造は、実施形態2で説明した軸受支持部30の内周に設けられた接着剤回り止め凹部37の構成を変更したものであり、それ以外の構成については実施形態2の場合と同様である。このため、実施形態2と同一の部材については同一番号を付して説明を省略する。
即ち、本実施形態に係る軸受支持部30の接着剤回り止め凹部37は、前述のように、接着剤注入用空間Sに注入された接着剤が開口Spから壁面に沿って円周方向に流出するのを防止する部分であり、接着剤注入用空間Sの開口Sp(図12のクロスハッチ部分)の両側に相当する部分に、軸方向に延びる短突条37tが形成されている。また、両側の短突条37tの間には、一定深さの窪み部370が開口Spに沿って略円弧状に形成されており、その窪み部370の内壁面に断面波形の複数の凸部372が軸方向に延びるように形成されている。なお、凸部372は、図13(B)に示すように、接着剤注入用空間Sの開口Spに近づくにつれて小さくなるように形成されている。
これにより、図12、図13に示すように、接着剤注入用空間Sに接着剤が注入されて、その接着剤注入用空間Sの開口Spから一部の接着剤が流出すると、その接着剤は接着剤回り止め凹部37の両短突条37t間、即ち、窪み部370に溜まるようになる(図13の着色部分参照)。前述のように、窪み部370の内壁面には、断面波形の複数の凸部372が軸方向に形成されているため、接着面積が増加して接着固定力が増加する。
即ち、接着剤回り止め凹部37が本発明のハウジング凹部の非接触面に相当し、断面波形の凸部372及び凸部372間の谷部分が本発明の凹凸に相当する。
なお、本実施形態では、軸受支持部30の接着剤回り止め凹部37に波形の凸部372を形成する例を示したが、例えば、接着剤注入用空間Sの内側にある軸受支持部30の圧入用凹部40に細かい凹凸を形成することも可能である。
[実施形態5]
図14及び図15に基づいて本発明の実施形態5に係る軸受固定構造の説明を行なう。ここで、図14、図15は本実施形態に係る軸受固定構造を表す断面図等である。
本実施形態に係る軸受固定構造は、実施形態2の軸受15を改良し、接着剤注入用空間S内の接着剤を軸受15の外周面15rに導くことができるようにしたものである。なお、本実施形態に係る軸受支持部30の構成は実施形態2の場合と同様である。このため、実施形態2と同一の部材については同一番号を付して説明を省略する。
即ち、本実施形態の軸受15は、図14(B)に示すように、外周面15rの幅方向における中央位置に円周方向に延びるリング状の外周溝15yが形成されている。外周溝15yは、接着剤が流れ易いように断面角形(図14(B)参照)、あるいは断面半円形に形成されている。
図15に示すように、軸受支持部30の圧入用凹部40に軸受15が圧入されて接着剤注入用空間Sが形成されると、その接着剤注入用空間Sが軸受15の外周溝15yと連通するようになる。このため、接着剤注入用空間Sに接着剤が注入されると、その接着剤の一部が接着剤注入用空間Sから軸受15の外周溝15yに流れるようになる。これにより、円周方向の広い範囲で軸受15の外周面15rを軸受支持部30の圧入用凹部40に接着できるようになる。
[実施形態6]
図16に基づいて本発明の実施形態6に係る軸受固定構造の説明を行なう。ここで、図16は本実施形態に係る軸受固定構造を表す正面図である。
本実施形態に係る軸受固定構造は、実施形態2の軸受支持部30を改良し、接着剤注入用空間Sの開口Sp幅を広く(約120°)形成できるようにしたものである。なお、実施形態2と同一の部材については同一番号を付して説明を省略する。
即ち、本実施形態の軸受支持部30の圧入用凹部40と接着剤回り止め凹部37とには、図16に示すように、約120°間隔で三組の突条41と三組の短突条37tとが円周方向同位置に形成されている。そして、軸受支持部30の圧入用凹部40に軸受15が圧入された状態で、軸受支持部30と軸受15との間には圧入用凹部40の突条41と接着剤回り止め凹部37の短突条37tとによって円周方向に仕切られた接着剤注入用空間Sが形成されている。即ち、1個の接着剤注入用空間Sの幅が軸受15の周囲約120°の範囲で形成されている。このため、接着面積が大きくなって接着固定力が大きくなる。また、各々の接着剤注入用空間Sは圧入用凹部40の突条41と接着剤回り止め凹部37の短突条37tとによって円周方向に仕切られているため、接着剤が円周方向においてつながることがない。このため、接着剤が円周方向につながったときに発生する接着剤の冷熱割れを防止できる。
<変更例>
ここで、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、実施形態1から実施形態6に係る軸受固定構造では、外周面15rが円筒形の軸受15を例示したが、軸受15の外周面15rは特に円筒形でなくても良い。また、実施形態1〜実施形態6では、すべり軸受を例示したが、ベアリングを使用した軸受に本発明を適用することも可能である。さらに、軸受支持部30における圧入用凹部40の非接触面42に突条41を6本形成する例を示したが、非接触面42に形成する突条41の本数は適宜変更可能である。
また、実施形態2、3では、接着剤注入用空間Sを形成する部分のみ突条41をシール壁部46によって連結する例を示したが、シール壁部46を、実施形態1のシール面45のように全周に渡って形成することも可能である。
また、実施形態1〜実施形態6では、圧入用凹部40の非接触面42の突条41を軸方向に等しい高さ寸法で形成する例を示したが、実施形態1のように接着剤を使用しない場合には、突条41の高さ寸法を軸方向で変化させることも可能である。
また、実施形態1〜実施形態6では、スロットル制御装置10におけるスロットルバルブ18のシャフト部16の軸受固定構造について例示したが、一般の回転機械の軸受固定構造に本発明を適用することも可能である。
本発明の実施形態1に係る軸受固定構造を備えるスロットル制御装置の平断面図である。 実施形態1に係る軸受固定構造を表す正面図である。 実施形態1に係る軸受固定構造を表す縦断面図(図1のIII矢視拡大図)である。 実施形態1に係る軸受固定構造を構成するボア壁部の軸受支持部の縦断面図(A図)、及び軸受の縦断面図(B図)である。 本発明の実施形態2に係る軸受固定構造を備えるスロットル制御装置の平断面図である。 実施形態2に係る軸受固定構造を表す正面図である。 実施形態2に係る軸受固定構造を表す縦断面図である。 実施形態2に係る軸受固定構造を構成するボア壁部の軸受支持部の縦断面図(A図)、及び軸受の縦断面図(B図)である。 本発明の実施形態3に係る軸受固定構造を表す正面図である。 実施形態3に係る軸受固定構造を表す縦断面図である。 実施形態3に係る軸受固定構造を構成するボア壁部の軸受支持部の縦断面図(A図)、及び軸受の縦断面図(B図)である。 実施形態4に係る軸受固定構造を表す正面図である。 実施形態4に係る軸受固定構造を表す縦断面図(A図)、A図のB図拡大図(B図)である。 実施形態5に係る軸受固定構造を構成するボア壁部の軸受支持部の縦断面図(A図)、及び軸受の縦断面図(B図)である。 実施形態5に係る軸受固定構造を表す縦断面図である。 実施形態6に係る軸受固定構造を表す正面図である。
符号の説明
12 スロットルボデー
14 ボア壁部
15 軸受
15r 外周面
15y 外周溝
16 シャフト部(軸)
18 スロットルバルブ
30 軸受支持部(ハウジング)
40 圧入用凹部(ハウジングの凹部)
41 突条
42 非接触面
45 シール面
46 シール壁部
60 軸受
62 溝(凹部)
62r 直線溝
62e 円形溝
S 接着剤注入用空間(接着剤の注入用空間)
370 窪み部
372 凸部(凹凸)

Claims (11)

  1. 軸を回転自在に支持する軸受を樹脂製のハウジングの凹部に圧入固定する軸受固定構造であって、
    前記ハウジングの凹部の内周には、前記軸受の外周面と接触しない非接触面が全周に渡って形成されており、
    前記非接触面には、前記軸受の圧入方向に延びる複数本の突条が周方向に並んだ状態で形成されて、それらの突条が前記軸受の圧入によりその軸受の外周面に押圧されて潰れる構成であり、
    さらに、前記ハウジングの凹部には、前記非接触面よりも奥側に、前記軸受の外周面が全周に渡って密着するシール面が形成されていることを特徴とする軸受固定構造。
  2. 請求項1に記載された軸受固定構造であって、
    軸受の外周面、及び凹部の非接触面とシール面とは、円筒状に形成されていることを特徴とする軸受固定構造。
  3. 請求項2に記載された軸受固定構造であって、
    突状は、凹部の非接触面の円周方向に均等な間隔で形成されていることを特徴とする軸受固定構造。
  4. 軸を回転自在に支持する軸受を樹脂製のハウジングの凹部に圧入固定する軸受固定構造であって、
    前記軸受が圧入された前記ハウジングの凹部の内周と、前記軸受の外周面との間には、前記軸受の圧入側端部で開口する空間が形成されており、前記空間内に接着剤が注入されていることを特徴とする軸受固定構造。
  5. 請求項4に記載された軸受固定構造であって、
    ハウジングの凹部の内周には、軸受の外周面と接触しない非接触面が全周に渡って形成されており、
    前記非接触面には、周方向に並んだ状態で、前記軸受の圧入方向に延びる複数本の突条と、隣り合う前記突条を前記凹部の奥側で連結するシール壁部とが形成されており、
    前記軸受の圧入により、前記凹部の非接触面、隣り合う突条、及びシール壁部と、前記軸受の外周面とにより接着剤の注入用空間が画成されることを特徴とする軸受固定構造。
  6. 請求項4又は請求項5のいずれかに記載された軸受固定構造であって、
    ハウジングの凹部の前記非接触面には、接着剤が付着する部分に波状の凹凸が形成されていることを特徴とする軸受固定構造。
  7. 請求項4から請求項6のいずれかに記載された軸受固定構造であって、
    ハウジングの凹部の内周には、接着剤の注入用空間における開口の幅方向両側位置に、接着剤が前記凹部の内周に沿って周方向に流れるのを抑制する突起が設けられていることを特徴とする軸受固定構造。
  8. 請求項5から請求項7のいずれかに記載された軸受固定構造であって、
    軸受の外周面、及び凹部の非接触面とは、円筒状に形成されていることを特徴とする軸受固定構造。
  9. 請求項5から請求項8のいずれかに記載された軸受固定構造であって、
    突状は、凹部の非接触面の円周方向に均等な間隔で形成されていることを特徴とする軸受固定構造。
  10. 請求項4から請求項9のいずれかに記載された軸受固定構造であって、
    接着剤の注入用空間の開口側に位置する軸受の端面には、溝、あるいは突条が前記軸受の内周縁を囲んで形成されていることを特徴とする軸受固定構造。
  11. 請求項4から請求項10のいずれかに記載された軸受固定構造であって、
    前記軸受の外周面には円周方向に延びる外周溝が形成されており、その外周溝が前記軸受の圧入により形成された前記接着剤の注入用空間と連通するように構成されていることを特徴とする軸受固定構造。
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