JP2012072678A - 排気ガス再循環バルブ - Google Patents

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Abstract

【課題】排気ガス再循環バルブにおけるシール部材に対する加熱を抑制し、該シール部材によるシール性を維持する。
【解決手段】排気ガス再循環バルブ10を構成するボディ本体12には、ガス流入口20の下流側に装着孔26が形成され、ボールバルブ14の外周面に当接するバルブシート16が設けられる。このバルブシート16は、その内筒部38が装着孔26に挿通され、該装着孔26の外周側に形成された環状凹部30に外筒部40が挿入されている。また、外筒部40の外周側には、リング溝32を介してシールリング34が装着され、該リング溝32及びシールリング34の外周側には、所定間隔離間して冷却水の流通する冷却水通路54が設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、排気ガス再循環バルブに関し、一層詳細には、内燃機関の排気系から吸気系へと排気ガスを再循環させる流路を切換可能な排気ガス再循環バルブに関する。
従来から、例えば、内燃機関から排出される有害成分を除去するために、排気ガス再循環バルブが用いられている。この排気ガス再循環バルブは、内燃機関から排出される排気ガスを吸気系に再循環させ、前記排気ガス中に含まれるNOx等の有害成分を減少させるために、前記内燃機関の吸気系と排気系とを連通させる機能を有する。
例えば、このような排気ガス再循環バルブは、ケーシングの内部にボール弁体が弁棒を介して回動自在に設けられ、該ボール弁体には弁孔が形成される。また、ケーシングには、通路に臨むように一対のシートリングが設けられ、該シートリングがボール弁体の外周面に摺接すると共に、前記シートリングの外周側に設けられた環状のパッキンによって前記ボール弁体とシートリングとの間、前記シートリングとケーシングとの間を通じた排気ガスの漏出を防止している(例えば、特許文献1参照)。
実開平6−49863号公報
しかしながら、ケーシングの通路を通じて排気ガスがボール弁体側へと流通する際、高温の排気ガスが内部を流通するためシートリングが加熱され、それに伴って、その外周側に配置されたパッキンも加熱されることとなる。一般的に、シール機能を有するパッキンは、弾性を有するゴム等の材質から形成されているため、熱に弱く、高温下において所望のシール機能を発揮できないことが懸念されるため、高価なゴム材質を選択して適用する必要があり、コスト高となる。
本発明は、前記の課題を考慮してなされたものであり、シール部材に対する加熱を抑制し、該シール部材によるシール性を維持することが可能な排気ガス再循環バルブを提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、開口を備え内部に排気ガスの流通する通路を有したボディと、前記通路に配置され前記排気ガスの流通状態を切り換えるバルブと、前記通路に設けられ前記バルブに当接するシート部材とを備える排気ガス再循環バルブにおいて、
前記シート部材は、前記開口に向かって延在する内筒部と、
前記内筒部の外周側に形成された外筒部と、
を備え、
前記外筒部の外周と前記ボディとの間にシール部材が設けられることを特徴とする。
本発明によれば、バルブに当接するシート部材には、ボディの通路と連通する流路を有した内筒部と、前記内筒部の外周側に形成された外筒部とを備え、前記外筒部の外周と前記ボディとの間にシール部材を設けている。
従って、通路を流通する排気ガスによってシート部材が加熱された際、シール部材が、前記シート部材における外筒部の外周側に設けられているため、前記排気ガスの熱が前記シール部材に対して伝わることを抑制できる。その結果、シール部材が、高温の排気ガスによるシール機能の低下を回避することができ、所望のシール機能で前記ボディとシート部材との間を通じた排気ガスの漏出を確実に阻止できる。
また、外筒部に臨むボディに、シール部材の装着される溝部を形成するとよい。
さらに、シール部材を、ボディに形成され冷却水の流通する冷却水通路の近傍に配置するとよい。
さらにまた、外筒部の外周とボディとの間に空間部を設け、前記空間部に、該シール部材に隣接し、前記シート部材及びボディに当接する伝熱部材を設けるとよい。
またさらに、伝熱部材は、シール部材を挟むように一対設けるとよい。
また、空間部は、少なくとも排気ガスの供給される上流側に設けるとよい。
本発明によれば、以下の効果が得られる。
すなわち、バルブに当接するシート部材に、ボディの通路と連通する流路を有した内筒部と、前記内筒部の外周側に形成された外筒部とを備え、前記外筒部の外周と前記ボディとの間にシール部材を設けることにより、前記通路を流通する排気ガスによってシート部材が加熱された際、シール部材が前記外筒部の外周側に設けられているため、前記排気ガスの熱が前記シール部材に対して伝わることを抑制できる。その結果、シール部材が、高温の排気ガスによるシール機能の低下を回避することができ、所望のシール機能で前記ボディとシート部材との間を通じた排気ガスの漏出を確実に阻止できる。
本発明の実施の形態に係る排気ガス再循環バルブの一部断面斜視図である。 図2Aは、図1におけるIIA−IIA線に沿った断面図であり、図2Bは、弁開状態におけるボールバルブ近傍を示す断面図である。 図2におけるバルブシート近傍を示す拡大断面図である。 変形例に係るバルブシート近傍を示す拡大断面図である。
本発明に係る排気ガス再循環バルブについて好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
図1において、参照符号10は、本発明の実施の形態に係る排気ガス再循環バルブを示す。
この排気ガス再循環バルブ10は、図1〜図3に示されるように、ボディ本体(ボディ)12と、該ボディ本体12の内部に回動自在に設けられるボールバルブ(バルブ)14と、前記ボールバルブ14の外周面に当接するバルブシート(シート部材)16と、前記ボディ本体12の上部に設けられ、前記ボールバルブ14に対して回転駆動力を付与する駆動力伝達機構18とを含む。
このボディ本体12は、例えば、金属製材料から形成され、その下側には、排気ガスの供給されるガス流入口(通路)20と、その反対側に設けられ、前記排気ガスを導出して内燃機関(図示せず)へと循環させるガス流出口(通路)22が設けられている。なお、ボディ本体12において、ガス流入口20とガス流出口22とは略一直線上に設けられる。また、ボディ本体12には、ガス流入口20とガス流出口22との間に連通室24が形成され、この連通室24の内部に略球状のボールバルブ14が回動自在に配設される。
この連通室24とガス流入口20との間には、該ガス流入口20に対して拡径した装着孔26と、該装着孔26の外周側に環状壁28を介して形成された環状凹部30とが形成される。装着孔26及び環状凹部30は、軸線方向(矢印A、B方向)に沿って延在すると共に、互いに略平行に形成される。
この装着孔26は、連通室24とガス流入口20とを連通するように形成され、一方、環状凹部30は、連通室24側(矢印A方向)に向かって開口し、所定長さで形成して前記装着孔26の軸線方向(矢印A、B方向)に沿った略中央部近傍までガス流入口20側に向かって延在している。すなわち、環状凹部30の端部は、閉塞されておりガス流入口20とは非連通である。
また、環状凹部30の外周面には、軸線方向(矢印A、B方向)に沿った略中央部に半径外方向に窪んだリング溝32が形成され、該リング溝32にはシールリング(シール部材)34が装着される。シールリング34は、例えば、耐熱性を有するフッ素ゴムから形成される。
装着孔26には、ボールバルブ14の外周面に摺接するバルブシート(シート部材)16が設けられ、このバルブシート16は、ボールバルブ14に当接するシート部36と、該シート部36と略直交して円筒状に形成される内筒部38と、前記内筒部38の外周側に設けられる外筒部40とから構成される。このバルブシート16には、ボディ本体12との間にウェーブワッシャ42が設けられ、前記ウェーブワッシャ42の弾発力によってバルブシート16は常にボールバルブ14側へと付勢され、前記ボールバルブ14が当接している。
シート部36は、ボールバルブ14に当接するシート面44を有し、中心部に開口した連通孔(流路)46から半径外方向に延在している。
内筒部38は、略一定径で形成され、シート部36の内周側に接合されて軸線方向に沿って延在している。この内筒部38の内部には、排気ガスの流通する連通孔46が形成されると共に、該内筒部38は、装着孔26の内部に挿通される。この際、内筒部38の外周径が、装着孔26の内周径に対して小さく設定されているため、半径方向に所定間隔離間し、その間に空気の残存した第1空間部48が形成される。
すなわち、内筒部38は、装着孔26の内周面に対して直接接することなく、第1空間部48の空気を間として該内周面に臨むように配置されている。
外筒部40は、略一定径で形成され、その一端部がシート部36に接合され軸線方向(矢印A、B方向)に沿って延在している。そして、外筒部40が、環状凹部30の内部に挿入されると共に、その外周面にはシールリング34が当接し、前記環状凹部30の内周面と前記外筒部40との間に、半径方向に所定間隔離間し、空気の残存した第2空間部50が形成される。
また、ボディ本体12の略中央部には、連通室24から鉛直上方に向かって貫通したシャフト孔52が形成され、後述する駆動力伝達機構18の第2シャフト66が挿通されると共に、前記ボディ本体12には冷却水の流通する冷却水通路54が形成される。
この冷却水通路54は、ボディ本体12の内部においてシャフト孔52及び装着孔26の周りを巡るように形成され、詳細には、冷却水通路54は、シャフト孔52に対してガス流出口22側(矢印A方向)の上方に形成される第1通路56と、前記シャフト孔52のガス流入口20側(矢印B方向)、且つ、装着孔26の上方に形成される第2通路58と、前記装着孔26を挟んで第2通路58の下方に形成される第3通路60とを有し、前記第1通路56の端部と第2通路58の一端部とが接続され、該第2通路58の他端部と第3通路60とが接続されている。なお、第1〜第3通路56、58、60は、シャフト孔52の延在方向と直交し、且つ、装着孔26の延在方向と略平行な水平方向にそれぞれ延在している。
そして、内燃機関を冷却するための冷却水が、冷却水通路54の第1通路56へと供給され、第2及び第3通路58、60へと流通することにより、前記冷却水によってボディ本体12が冷却されることとなる。詳細には、シャフト孔52及び装着孔26の周りが冷却されることとなる。
また、リング溝32は、冷却水通路54を構成する第2及び第3通路58、60と装着孔26との間に設けられているため、該リング溝32に装着されるシールリング34が、前記冷却水通路54を流通する冷却水によって好適に冷却される。
ボールバルブ14は、その上部及び下部が平面状に形成され、前記上部及び下部を除いた部分の外周面は球面形状部62として構成されており、この球面形状部62の表面でバルブシート16に対して当接する。
また、ボールバルブ14の下部には、第1シャフト64が連結され、一方、前記ボールバルブ14の上部には、第2シャフト66が連結されている。第1シャフト64は、ボディ本体12の下部に装着された軸受68によって回転自在に支持されている。第2シャフト66は、前記ボディ本体12の上部に装着された軸受70により回転自在に支持されている。すなわち、第1シャフト64及び第2シャフト66は、ボールバルブ14を間として同軸上に設けられ、前記第1及び第2シャフト64、66と共に前記ボールバルブ14が回転自在に設けられる。
第1シャフト64及び第2シャフト66の軸線C1の位置は、図2A及び図2Bに示されるように、ボールバルブ14における球面形状部62の曲率中心(ほぼ球状のボールバルブ14の場合、その中心)を通る軸線C2から偏心した位置に設定されている。すなわち、軸線C1は、ボールバルブ14の軸線C2に対して所定距離だけ離間して平行となるように設定されている。このため、ボールバルブ14は、軸線C2から偏心した位置に設定された軸線C1を中心として回動(揺動)するように連通室24内に設置されている。
駆動力伝達機構18は、ボールバルブ14の上部に連結される第2シャフト66と、前記第2シャフト66の上端部に連結される回転ヨーク72と、ボディ本体12の上部に連結され、前記回転ヨーク72を介して前記第2シャフト66を回転駆動させる駆動源74とを含む。
第2シャフト66は、回転ヨーク72の略中央部に挿通されてナット76を締め付けることによって固定されている。駆動源74は、例えば、通電作用下に回転駆動するステッピングモータやロータリーアクチュエータからなり、その回転駆動力が回転ヨーク72を介して第2シャフト66へと伝達されることにより、第2シャフト66に連結されたボールバルブ14が軸線C1を中心として回動動作する。この場合、ボールバルブ14の下部に連結された第1シャフト64は、軸受68の支持作用下に前記ボールバルブ14と一体となって回転する。
本発明の実施の形態に係る排気ガス再循環バルブ10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその動作並びに作用効果について説明する。なお、ここでは、図1及び図2Aに示されるように、ガス流入口20とガス流出口22との間の流路がボールバルブ14によって遮断された弁閉状態を初期位置として説明する。
図2Aに示すように、初期位置では、ボールバルブ14の側面に設けられた球面形状部62がバルブシート16に設けられたシート面44に当接している。すなわち、ボールバルブ14がバルブシート16に着座し、前記バルブシート16の連通孔46が閉塞された状態となっている。
また、ウェーブワッシャ42によりバルブシート16がボールバルブ14側に付勢されることで、バルブシート16と前記ボールバルブ14との間のシールがなされる。このように、ボールバルブ14とバルブシート16との間がシールされることで、ガス流入口20とガス流出口22との間の流路が遮断されている。従って、ガス流入口20には、ガスが供給されているが、前記ガスはバルブシート16より下流側には流入しない。
次に、このような弁閉状態から、図1に示す駆動源74が駆動すると、該駆動源74の回転駆動力が回転ヨーク72を介して第2シャフト66へと伝達され、前記第2シャフト66に連結されたボールバルブ14が軸線C2から偏心した位置に設定された軸線C1を中心として回転し、図2Bに示す状態となる。このように、偏心した軸線C1を中心にボールバルブ14が回転することにより、前記ボールバルブ14はバルブシート16から離間する方向に変位する。
この場合、バルブシート16はウェーブワッシャ42によりボールバルブ14側に付勢されているため、バルブシート16のボールバルブ14への追従するが、ストッパー43により強制的に切断され、ボールバルブ14は、A方向側への変位に伴ってバルブシート16から離間する。この結果、バルブシート16とボールバルブ14との間に隙間が形成され、弁開状態となる。このような弁開状態では、ガス流入口20に供給されたガスは、バルブシート16とボールバルブ14との間に形成された隙間を流れ、ガス流出口22から流出して図示しない内燃機関へと導入される。
以上のように、本実施の形態では、バルブシート16の外周側に、環状のシールリング34を設けると共に、該シールリング34を、ボディ本体12に形成された冷却水通路54に近接して設けているため、前記シールリング34を、冷却水通路54を流通する冷却水によって常に好適に冷却することができる。その結果、ゴム等からなるシールリング34が、ガス流入口20から導入される高温の排気ガスで加温されたボディ本体12と共に高温となってしまうことが回避されるため、前記シールリング34のシール機能が低下してしまうことがなく、所望のシール機能が発揮され、排気ガスの外部への漏出が確実に阻止される。
また、バルブシート16には、内筒部38の外周側に第1空間部48が設けられ、且つ、前記第1空間部48の外周側に設けられた環状凹部30に外筒部40が挿入され、該外筒部40の外周側にシールリング34を設け、且つ、前記外筒部40の内周面と環状凹部30との間に第2空間部50を設けている。これにより、バルブシート16の連通孔46を流通する排気ガスの熱が、第1及び第2空間部48、50によって緩和され、最も外周側に配置されたシールリング34へと伝わることを抑制できる。その結果、シールリング34が、高温の排気ガスによってバルブシート16を介して加熱され、シール機能が低下してしまうことを回避でき、所望のシール機能を十分に発揮させることができる。
さらに、環状凹部30の外周に設けられたリング溝32にシールリング34を設けることにより、前記シールリング34を冷却水通路54に対してより一層近づけることが可能となるため、シール機能の低下を防止することができる。
なお、上述したようにボールバルブ14は、そのほぼ全体が球面形状部62である必要はなく、球面形状部62の形成範囲が、ボールバルブ14の回動範囲内で、前記ボールバルブ14の回動状態にかかわらず、バルブシート16の連通孔46を通して前記ボールバルブ14を上流側から見たときに常に球面形状部62のみが見えるように設定されていればよい。従って、例えば、図2A及び図2Bに示すように、ボールバルブ14に対して平坦部78(破線で示す)を設け、前記ボールバルブ14を球の一側を平面状に切り取った形状に形成してもよい。
このような平坦部78を設けた場合、弁閉状態では、図2Aに示すように、上流側からバルブシート16越しに見て常に球面形状部62が見え、弁開状態では、図2Bに示すように、上流側からバルブシート16越しに見て常に球面形状部62が見える。また、図示しないが、弁閉状態と弁開状態の途中の状態でも同様に球面形状部62が見える。従って、ボールバルブ14に平坦部78を設けた場合においても、ガス流量がボールバルブ14の回動角度にほぼ比例し、ガス流量のリニア特性を担保できる。
また、上述した排気ガス再循環バルブ10では、排気ガスの供給されるガス流入口20側である装着孔26の外周側に第1及び第2空間部48、50を設けると共に、該第2空間部50を有する環状凹部30にシールリング34を設ける構成としているが、これに限定されるものではなく、例えば、ガス流出口側に同様の構成を有するようにしてもよい。
一方、図4に示される排気ガス再循環バルブ100のように、バルブシート102の外筒部104に、シールリング106を挟むように一対のリング体(伝熱部材)108a、108bを設けるようにしてもよい。このリング体108a、108bは、例えば、ステンレス鋼等の金属製材料から形成され、外筒部104に形成された環状溝110にそれぞれ装着され、その外周面が環状凹部30の外周面に当接している。また、外筒部104には、一方のリング体108aと他方のリング体108bとの間となる位置に、環状溝112を介してシールリング106が装着されている。
このような構成とすることにより、一対のリング体108a、108bが、バルブシート102における外筒部104とボディ本体12とに当接しているため、冷却水によって冷却されたボディ本体12に対して前記バルブシート102の熱を伝達することが可能となる。そのため、バルブシート102の放熱をリング体108a、108bを介して効果的に行うことが可能となり、それに伴って、該バルブシート102に装着されたシールリング106を確実且つ好適に冷却することができる。
なお、本発明に係る排気ガス再循環バルブは、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
10、100…排気ガス再循環バルブ 12…ボディ本体
14…ボールバルブ 16、102…バルブシート
18…駆動力伝達機構 20…ガス流入口
22…ガス流出口 24…連通室
26…装着孔 28…環状壁
30…環状凹部 34、106…シールリング
36…シート部 38…内筒部
40、104…外筒部 48…第1空間部
50…第2空間部 54…冷却水通路
56…第1通路 58…第2通路
60…第3通路 74…駆動源
78…平坦部 108a、108b…リング体

Claims (6)

  1. 開口を備え内部に排気ガスの流通する通路を有したボディと、前記通路に配置され前記排気ガスの流通状態を切り換えるバルブと、前記通路に設けられ前記バルブに当接するシート部材とを備える排気ガス再循環バルブにおいて、
    前記シート部材は、前記開口に向かって延在する内筒部と、
    前記内筒部の外周側に形成された外筒部と、
    を備え、
    前記外筒部の外周と前記ボディとの間にシール部材が設けられることを特徴とする排気ガス再循環バルブ。
  2. 請求項1記載の排気ガス再循環バルブにおいて、
    前記外筒部に臨む前記ボディには、前記シール部材の装着される溝部が形成されることを特徴とする排気ガス再循環バルブ。
  3. 請求項1又は2記載の排気ガス再循環バルブにおいて、
    前記シール部材は、前記ボディに形成され冷却水の流通する冷却水通路の近傍に配置されることを特徴とする排気ガス再循環バルブ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の排気ガス再循環バルブにおいて、
    前記外筒部の外周と前記ボディとの間には空間部が設けられ、前記空間部には、前記シール部材に隣接し、前記シート部材及び前記ボディに当接する伝熱部材が設けられることを特徴とする排気ガス再循環バルブ。
  5. 請求項4記載の排気ガス再循環バルブにおいて、
    前記伝熱部材は、前記シール部材を挟むように一対設けられることを特徴とする排気ガス再循環バルブ。
  6. 請求項4記載の排気ガス再循環バルブにおいて、
    前記空間部は、少なくとも前記排気ガスの供給される上流側に設けられることを特徴とする排気ガス再循環バルブ。
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