JP2015094335A - 流量制御弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】シールリングの摺動性を確保しながら、全閉時にてバタフライ弁における流体の漏れを防止することができる流量制御弁を提供する。【解決手段】本発明の一態様は、EGR流路22を形成するスリーブ12の内壁面12aと、EGR流路22を開放および閉塞するために開閉弁するバルブ14と、バルブ14の外周面14aに設けられたバルブ溝24と、バルブ溝24に嵌め込まれるシールリング16と、を有し、バルブ14によりEGR流路22が閉塞されるときに、スリーブ12の内壁面12aとバルブ14の外周面14aとの隙間がシールリング16により塞がれるEGR制御弁1において、バルブ溝24における第2壁面24bに対してシールリング16を押さえつけるOリング42を有する。【選択図】 図3

Description

本発明は、流体の流量を制御する流量制御弁に関し、詳しくは、排気ガス再循環装置に使用されるEGR制御弁に関するものである。
従来より、エンジンにおいて、排気ガス再循環装置(EGR装置)が使用されている。このEGR装置は、エンジンから排出される排気ガスの一部をEGRガスとして吸気系へ再循環させ、外気と混合させて燃焼室へ吸入させることにより、燃焼室での可燃混合気の燃焼温度を下げ、排気中の窒素酸化物(NOx)の生成量を少なくすることができる。
ここで、EGR装置におけるEGRガスの流量を調節するために、流量制御弁の一例であるEGR制御弁が使用されている。このEGR制御弁に使用されるバルブ(バタフライ弁)の主要部は、例えば、図7に示すように、スリーブ100の内壁面100aの内側のEGR流路102を開閉可能とするバルブ104が設けられ、当該バルブ104の外周面104aの全周に亘って設けられているバルブ溝106にシールリング108が嵌め込められている。そして、シールリング108は、EGR制御弁の全閉時に、スリーブ100の内壁面100aとバルブ104の外周面104aとの隙間を塞ぐ。
そして、このようなEGR制御弁は、バルブ104やシールリング108の熱膨張を考慮して、バルブ溝106とシールリング108との間に隙間δを備えている。ここで、EGR制御弁の全閉時において、基本的には、シールリング108は、バルブ104に対してEGR流路102の上流側の部分(上流部102a、EGRガスの供給元側)と、バルブ104に対してEGR流路102の下流側の部分(下流部102b、EGRガスの供給先側)との差圧によって、EGR流路102の下流側に移動して、バルブ溝106の壁面106aに接触する。
しかし、スリーブ100の内壁面100aとシールリング108の外周面108aとの間の摩擦抵抗が大きいと、シールリング108は、前記の差圧によってEGR流路102の下流側に十分に移動することができない。すると、EGR制御弁の全閉時に、図7の矢印に示すように、EGRガスが、EGR流路102の上流部102aから、隙間δを介して、EGR流路102の下流部102bへ漏れるおそれがある。
そこで、例えば、特許文献1のEGR制御弁のように、バルブの環状溝とシールリングとの隙間に、シリコンゲルよりなる高分子配合素性材を封入配置することにより、EGRガスが、バルブを介して流路の上流側の部分から下流側の部分へ漏れることを防ぐことが考えられる。
特開2012−117470号公報
しかしながら、特許文献1のEGR制御弁は、バルブの環状溝とシールリングとの隙間の全てを弾性体(高分子配合素性材)により埋めてしまっているため、バルブ環状溝の径方向にシールリングが摺動する際の抵抗が増大してしまう。そのため、シールリングの外周面や流路壁面(スリーブ)にて摩耗が発生した場合に、シールリングは、流路壁面を塞ぐように追従して摺動することができなくなる。したがって、EGRガスがバルブを介して流路の上流側の部分から下流側の部分へ漏れる量が増大してしまう。または、弾性体が熱膨張することにより、シールリングがスリーブに対して過大に押してしまい、バルブの作動が安定しないおそれがある。
そこで、本発明は上記した問題点を解決するためになされたものであり、シールリングの摺動性を確保しながら、全閉時にてバタフライ弁における流体の漏れを防止することができる流量制御弁を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた本発明の一形態は、流路を形成するスリーブ内壁部と、前記流路を開放および閉塞するために開閉弁するバタフライ弁と、前記バタフライ弁の外周面に設けられたバルブ環状溝と、前記バルブ環状溝に嵌め込まれるシールリングと、を有し、前記バタフライ弁により前記流路が閉塞されるときに、前記スリーブ内壁部と前記バタフライ弁の外周面との隙間が前記シールリングにより塞がれる流量制御弁において、前記バルブ環状溝における当該バルブ環状溝の軸線方向の壁面に対して前記シールリングを押さえつける押さえつけ部材を有すること、を特徴とする。
この態様によれば、シールリングは、押さえつけ部材により、バルブ環状溝の壁面に押さえつけられるようにして接触している。そのため、シールリングとバルブ環状溝との隙間は、シールリングとバルブ環状溝の壁面との接触部分にて、外部と遮断される。したがって、流量制御弁の全閉時に、流体が流路の上流側からバタフライ弁を介して流路の下流側へ漏れることを防止できる。
また、シールリングは、押さえつけ部材により、バルブ環状溝の壁面に押さえつけられているに過ぎないので、シールリングの摺動性は確保される。
ゆえに、シールリングの摺動性を確保しながら、流量制御弁の全閉時にてバタフライ弁における流体の漏れを防止することができる。
上記の態様においては、前記押さえつけ部材は、前記シールリングに対して前記流路の上流側に配置されており、前記流路の下流側の前記壁面に対して前記シールリングを押さえつけること、が好ましい。
この態様によれば、押さえつけ部材はシールリングに対して流路の上流側に配置されているので、流路の下流側に生じる負圧に影響されることなく、シールリングとバルブ環状溝との隙間は、閉塞される。そのため、流量制御弁の全閉時に、流体が流路の上流側からバタフライ弁を介して流路の下流側へ漏れることを、より効果的に防止できる。
上記の態様においては、前記シールリングの表面に、摩擦抵抗を低減させる処理が施されていること、が好ましい。
この態様によれば、シールリングと押さえつけ部材との間に発生する摩擦抵抗は、低減する。そのため、シールリングがバルブ環状溝内を摺動するときに、シールリングが受ける摺動抵抗は、低下する。したがって、シールリングの摺動性が向上する。
上記の態様においては、前記バルブ環状溝における前記シールリングとの接触面に、摩擦抵抗を低減させる処理が施されていること、が好ましい。
この態様によれば、シールリングとバルブ環状溝との間に発生する摩擦抵抗は、低減する。そのため、シールリングは、シールリングとバルブ環状溝との間に発生する摩擦抵抗の影響が小さくなるので、バルブ溝内を摺動することができる。したがって、シールリングの摺動性がさらに向上する。
上記の態様においては、前記押さえつけ部材の表面に、摩擦抵抗を低減させる処理が施されていること、が好ましい。
この態様によれば、シールリングと押さえつけ部材との間に発生する摩擦抵抗は、低減する。そのため、シールリングがバルブ環状溝内を摺動するときに、シールリングが受ける摺動抵抗は、低下する。したがって、シールリングの摺動性が向上する。
上記の態様においては、前記押さえつけ部材はOリングであり、前記バルブ環状溝は、入口部分にて、前記バルブ環状溝の軸線方向の幅が拡大された段付き溝を備え、前記Oリングは、前記段付き溝内に嵌め込まれていること、が好ましい。
この態様によれば、シールリングは、Oリングの弾性力により、確実に、バルブ環状溝の壁面に押さえつけられるようにして接触する。また、段付き溝によりOリングの位置決めが容易になる。
上記の態様においては、前記段付き溝における前記Oリングとの接触面に、摩擦抵抗を低減させる処理が施されていること、が好ましい。
この態様によれば、段付き溝とOリングとの間に発生する摩擦抵抗は、低減する。そのため、シールリングは、段付き溝とOリングとの間に発生する摩擦抵抗の影響を受けることなく、バルブ環状溝内を摺動することができる。したがって、シールリングの摺動性が向上する。
上記の態様においては、前記押さえつけ部材は、ウェーブワッシャであること、が好ましい。
この態様によれば、シールリングは、ウェーブワッシャの弾性力により、確実に、バルブ環状溝の壁面に押さえつけられるようにして接触する。
本発明に係る流量制御弁によれば、シールリングの摺動性を確保しながら、全閉時にてバタフライ弁における流体の漏れを防止することができる。
EGR制御弁の全体構造を示す断面図(一部は外観図)である。 図1のA−A断面図である。 バルブの主要部を示す断面図である(実施例1の漏れ防止構造の説明図である)。 シールリングの外観斜視図である。 バルブの主要部を示す断面図である(実施例2の漏れ防止構造の説明図である)。 ウェーブワッシャの外観斜視図である。 従来例におけるバルブの主要部を示す断面図である。
〔EGR制御弁の全体構成と作用の説明〕
まず、流量制御弁の一例であるEGR制御弁の全体構成と作用について説明する。EGR制御弁は、前記のように、EGR装置におけるEGRガスの流量を調節する。
ここで、図1は、EGR制御弁の全体構造を示す断面図(一部は外観図)である。また、図2は、図1のA−A断面図であり、EGR制御弁の全閉時において、バルブの周辺構造を示す断面図である。また、図3は、バルブの主要部(図2にて一点鎖線で囲んだ部分)を示す断面図である。さらに、図4は、シールリングの外観斜視図である。
図1と図2に示すように、EGR制御弁1は、ハウジング10と、スリーブ12と、バルブ14と、シールリング16と、シャフト18と、電動アクチュエータ20などを有する。
ハウジング10は、図2に示すように、その内部にEGRガスが流れるEGR流路22が形成されている。そして、EGR流路22におけるバルブ14に対して上流側の部分(以下、「上流部22a」という。)は、排気ガス還流管(不図示)を介してエキゾーストマニホールド(不図示)に接続されている。また、EGR流路22におけるバルブ14に対して下流側の部分(以下、「下流部22b」という。)は、排気ガス還流管を介してインテークマニホールド(不図示)に接続されている。
スリーブ12は、図2に示すように、ハウジング10の内壁面10aに圧入等により固定されている。このスリーブ12は、円筒形状に形成されており、耐熱性、耐腐食性に優れた材質(例えば、ステンレス)により形成されている。そして、スリーブ12の内壁面12a(スリーブ内壁部)は、EGR流路22の一部を形成する。
バルブ14は、図2に示すように、スリーブ12の内壁面12aの内側のEGR流路22内に配置されている。このバルブ14は、略円盤形状に形成されており、耐熱性、耐腐食性に優れた材質(例えば、ステンレス)により形成されている。そして、バルブ14は、シャフト18の端部に溶接等で固定されており、シャフト18により片持ち支持されている。そして、バルブ14は、その径方向がシャフト18の軸線方向(図2の上下方向)に対して傾斜するようにして配置されている。また、バルブ14は、その外周面14aに、全周に亘って設けられる環状のバルブ溝24(図3参照)を備えている。このようなバルブ14は、EGR流路22を開放および閉塞するために開閉弁することによりEGR流路22の開度を調整して、EGRガスの流量を調整する。
シールリング16は、バルブ14のバルブ溝24内に嵌め込まれている。このシールリング16は、図4に示すように、ステンレス等の金属材料によって略C字形状に形成されており、その断面が矩形状に形成されている。そして、シールリング16は、その周方向の1箇所に、分離された部分である合口16aを備えている。
シャフト18は、ハウジング10に対してバルブ14を回転可能に支持する。このシャフト18は、電動アクチュエータ20の内部とEGR流路22の内部とを貫通するようにしてハウジング10に設けられた穴の内部において、ニードルベアリング26やボールベアリング28を介して回転自在に支持される。このシャフト18は、略円柱状に形成されており、耐熱性、耐腐食性に優れた材質(例えば、ステンレス)により形成されている。なお、ハウジング10とシャフト18との間には、EGRガスがEGR流路22から電動アクチュエータ20の内部へ漏れるのを防ぐためのシール部材30が配置されている。
電動アクチュエータ20は、電動モータ32と、減速装置34と、リターンスプリング36などを備える。電動モータ32は、例えば直流モータであり、シャフト18に開弁方向の駆動力を与えるようにしてシャフト18を回転駆動させる。減速装置34は、複数のギヤを組み合わせた歯車式の減速機であり、電動モータ32の回転トルクを増幅してシャフト18に伝達する。リターンスプリング36は、バルブ14を全閉側へ戻す力をシャフト18に付与する。
このような構成のEGR制御弁1は、電動モータ32によりシャフト18を介してバルブ14を回転駆動させてEGR流路22の開度を制御することにより、エンジンの吸気系に再循環させるEGRガスの量を調整する。そして、EGR制御弁1の全閉時、すなわち、バルブ14によりEGR流路22が閉塞されるときに、スリーブ12の内壁面12aとバルブ14の外周面14aとの隙間は、図3に示すように、シールリング16の外周面16bがスリーブ12の内壁面12aに接触することにより塞がれる。
以上が、EGR制御弁1の全体構成と作用についての説明である。
〔漏れ防止構造の説明〕
次に、EGR制御弁1の全閉時におけるバルブ14でのEGRガスの漏れを防止する漏れ防止構造について説明する。なお、バルブ14は、本発明における「バタフライ弁」の一例である。
<実施例1>
まず、実施例1の漏れ防止構造について説明する。
前記の図3に示すように、バルブ溝24は、第1壁面24aと第2壁面24bと底面24cを備える。ここで、第1壁面24aと第2壁面24bは、バルブ溝24の軸線方向(中心軸方向、図3の上下方向)の壁面、すなわち、バルブ溝24における当該バルブ溝24の軸線方向の位置に設けられる壁面である。そして、第1壁面24aと第2壁面24bは、バルブ溝24の軸線方向について対向するように設けられている。具体的には、第1壁面24aはEGR流路22の上流部22a側(反負圧側)の位置に設けられている一方で、第2壁面24bはEGR流路22の下流部22b側(負圧側)の位置に設けられている。なお、バルブ溝24は、本発明における「バルブ環状溝」の一例である。
また、バルブ溝24は、段付き溝40を備えている。段付き溝40は、バルブ溝24における第1壁面24a側の入口部分に設けられている。そして、段付き溝40は、バルブ14の外周面14aにてバルブ14の全周に亘って環状に設けられている。
段付き溝40は、壁面40aと底面40bを備えている。壁面40aは、バルブ溝24の軸線方向について、第1壁面24aよりもEGR流路22の上流部22a側の位置に設けられている。また、底面40bは、バルブ溝24の径方向(図3の左右方向)について、外周面14aよりもバルブ溝24の軸線側の位置に設けられている。このようにして、段付き溝40は、バルブ溝24の軸線方向について、バルブ溝24の幅(図3の上下方向の幅)が拡大されるようにして設けられている。
そして、実施例1において、図3に示すように、シールリング16は、バルブ14の全周に亘ってバルブ溝24に嵌め込まれており、さらに、Oリング42は、バルブ14の全周に亘って段付き溝40に嵌め込まれている。このようにして、Oリング42は、シールリング16に対してEGR流路22の上流部22a側の位置に配置されている。なお、Oリング42は、本発明における「押さえつけ部材」の一例である。
これにより、Oリング42は、バルブ溝24の第2壁面24bに対して、シールリング16を押さえつけている。このようにして、シールリング16の第2側面16dは、Oリング42の弾性力によって、バルブ溝24の第2壁面24bに押さえつけられるようにして接触している。そのため、図3に示すように、シールリング16とバルブ溝24との間の隙間δは、シールリング16の第2側面16dとバルブ溝24の第2壁面24bとの接触部分と、シールリング16の第1側面16cとOリング42との接触部分と、段付き溝40とOリング42との接触部分にて、外部と遮断される。
したがって、EGR制御弁1の全閉時に、EGR流路22における上流部22aと下流部22bとは、隙間δを介して連通しなくなる。ゆえに、EGR制御弁1の全閉時に、バルブ14を介してEGR流路22の上流部22aから下流部22bへEGRガスが漏れることを防止できる。
また、シールリング16やバルブ溝24に摩耗が生じた場合でも、シールリング16は、Oリング42の弾性力により、バルブ溝24の第2壁面24bに常に押し付けられる。そのため、EGR制御弁1の全閉時に、EGRガスが、EGR流路22の上流部22aから、シールリング16とバルブ溝24との間の隙間δを介して、EGR流路22の下流部22bへ漏れることを防止できる。したがって、シールリング16やバルブ溝24に摩耗が生じた場合でも、EGR制御弁1の全閉時にて、バルブ14を介してEGR流路22の上流部22aから下流部22bへ漏れるEGRガスの量は、増加しない。
ここで、Oリング42は、その表面に、摩擦抵抗を低減させる処理が施されていることが望ましい。具体的には、Oリング42の材質を、例えばPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)を含む材質とすることが考えられる。または、Oリング42の表面を、例えばPTFEにて被覆することが考えられる。これにより、シールリング16の第1側面16cとOリング42との間に発生する摩擦抵抗は、低減する。そのため、シールリング16がバルブ溝24内にてバルブ溝24の径方向や周方向に摺動する際に、シールリング16が受ける摺動抵抗は、低下する。シールリング16が受ける摺動抵抗が低下するので、スリーブ12の内壁面12aに摩耗が生じた場合でも、シールリング16が径方向や周方向に摺動でき、スリーブ12の内壁面12aとシールリング16の外周面16bとの間を介して下流部22bへ漏れるEGRガスの量は、増加しない。
また、シールリング16は、その表面に、摩擦抵抗を低減させる処理が施されていることが望ましい。具体的には、シールリング16の第1側面16cを、例えばPTFEにて被覆することが考えられる。これにより、シールリング16の第1側面16cとOリング42との間に発生する摩擦抵抗は、さらに低減する。そのため、シールリング16がバルブ溝24内にてバルブ溝24の径方向や周方向に摺動する際に、シールリング16が受ける摺動抵抗は、さらに低下する。なお、シールリング16の全面が、例えばPTFEにて被覆されていてもよい。
また、バルブ溝24は、シールリング16の第2側面16dとの接触面である第2壁面24bに、摩擦抵抗を低減させる処理が施されていることが望ましい。具体的には、バルブ溝24の第2壁面24bを、例えばPTFEにて被覆することが考えられる。これにより、シールリング16の第2側面16dとバルブ溝24の第2壁面24bとの間に発生する摩擦抵抗は、低減する。したがって、シールリング16は、バルブ溝24の第2壁面24bとの間に発生する摩擦抵抗の影響が小さくなるので、バルブ溝24内にて摺動することができる。
また、段付き溝40は、Oリング42との接触面である壁面40aと底面40bに、摩擦抵抗を低減させる処理が施されていることが望ましい。具体的には、段付き溝40の壁面40aと底面40bを、例えばPTFEにて被覆することが考えられる。これにより、Oリング42と段付き溝40との間に発生する摩擦抵抗は、低減する。そのため、Oリング42は、シールリング16と連れ回ることができるようになる。したがって、シールリング16は、段付き溝40とOリング42との間に発生する摩擦抵抗の影響を少なくすることができ、バルブ溝24内にて摺動することができる。ゆえに、シールリング16が受ける摺動抵抗は、さらに低下する。
以上のように、実施例1のEGR制御弁1は、バルブ溝24の第2壁面24bに対してシールリング16を押さえつけるOリング42を有する。このようにして、シールリング16は、Oリング42により、バルブ溝24の第2壁面24bに押さえつけられるようにして接触している。そのため、シールリング16とバルブ溝24との隙間δは、シールリング16とバルブ溝24の第2壁面24bとの接触部分にて、外部と遮断される。したがって、EGR制御弁1の全閉時に、EGRガスがEGR流路22の上流部22aからバルブ14を介してEGR流路22の下流部22bへ漏れることを防止できる。
また、シールリング16は、バルブ溝24の軸線方向について、Oリング42により、バルブ溝24の第2壁面24bに押さえつけられているに過ぎない。そのため、シールリング16は、バルブ溝24の径方向および周方向についての摺動性が確保される。さらに、特許文献1のEGR制御弁のようにシールリング16がスリーブ12を過大に押すことはないので、バルブ14の動作は安定する。
ゆえに、シールリング16の摺動性を確保しながら、EGR制御弁1の全閉時にてバルブ14におけるEGRガスの漏れを防止することができる。
また、Oリング42はシールリング16に対してEGR流路22の上流部22a側に配置されているので、EGR流路22の下流部22bに生じる負圧に影響されることなく、シールリング16とバルブ溝24との隙間δは、閉塞される。そのため、EGR制御弁1の全閉時に、EGRガスがEGR流路22の上流部22aからバルブ14を介してEGR流路22の下流部22bへ漏れることを、より効果的に防止できる。
また、シールリング16の表面に、摩擦抵抗を低減させる処理が施されていれば、シールリング16とOリング42との間に発生する摩擦抵抗は、低減する。また、シールリング16の第2側面16dとバルブ溝24の第2壁面24bとの間に発生する摩擦抵抗は、低減する。そのため、シールリング16がバルブ溝24内を摺動するときに、シールリング16が受ける摺動抵抗は、低下する。したがって、シールリング16の摺動性が向上する。
また、Oリング42の表面に、摩擦抵抗を低減させる処理が施されていれば、シールリング16とOリング42との間に発生する摩擦抵抗は、さらに低減する。そのため、シールリング16がバルブ溝24内を摺動するときに、シールリング16が受ける摺動抵抗は、さらに低下する。したがって、シールリング16の摺動性がさらに向上する。
また、バルブ溝24におけるシールリング16との接触面に、摩擦抵抗を低減させる処理が施されていれば、シールリング16とバルブ溝24との間に発生する摩擦抵抗は、低減する。そのため、シールリング16は、シールリング16とバルブ溝24との間に発生する摩擦抵抗の影響が小さくなるので、バルブ溝24内を摺動することができる。したがって、シールリング16の摺動性がさらに向上する。
また、バルブ溝24は、入口部分にて、バルブ溝24の軸線方向の幅が拡大された部分に相当する段付き溝40を備えている。そして、Oリング42は、段付き溝40内に嵌め込まれている。そのため、段付き溝40によりOリング42の位置決めが容易になる。
また、段付き溝40におけるOリング42との接触面に、摩擦抵抗を低減させる処理が施されていれば、段付き溝40とOリング42との間に発生する摩擦抵抗は、低減する。そのため、シールリング16は、段付き溝40とOリング42との間に発生する摩擦抵抗の影響を受けることなく、バルブ溝24内を摺動することができる。したがって、シールリング16の摺動性がさらに向上する。
<実施例2>
次に、実施例2の漏れ防止構造について説明するが、実施例1の漏れ防止構造と同等の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略し、異なった点を中心に述べる。
図5に示すように、バルブ溝24の軸線方向(図5の上下方向)の幅は、実施例1よりも拡大している。そして、ウェーブワッシャ44は、シールリング16の第1側面16cとバルブ溝24の第1壁面24aとの間に、嵌め込まれている。このようにして、ウェーブワッシャ44は、シールリング16に対してEGR流路22の上流部22a側の位置に配置されている。
ここで、ウェーブワッシャ44は、図6に示すように、環状に形成され、その周方向について波形状に形成されており、その軸線方向(板厚方向)について弾性を有する。そして、ウェーブワッシャ44は、軸線方向の両側に設けられる第1側面44aと第2側面44bを備えている。そして、図5に示すように、ウェーブワッシャ44は、バルブ溝24内にて、第1側面44aがEGR流路22の上流部22a側に位置し、第2側面44bがEGR流路22の下流部22b側に位置するようにして、配置されている。なお、ウェーブワッシャ44は、本発明における「押さえつけ部材」の一例である。
これにより、ウェーブワッシャ44は、バルブ溝24の第2壁面24bに対して、シールリング16を押さえつける。このようにして、シールリング16の第2側面16dは、ウェーブワッシャ44の弾性力によって、バルブ溝24の第2壁面24bに押さえつけられるようにして接触している。そのため、図5に示すように、シールリング16とバルブ溝24との間の隙間δは、シールリング16の第2側面16dとバルブ溝24の第2壁面24bとの接触部分にて、外部と遮断される。
したがって、EGR制御弁1の全閉時に、EGR流路22の上流部22aと下流部22bとは、隙間δを介して連通しなくなる。ゆえに、EGR制御弁1の全閉時に、バルブ14を介してEGR流路22の上流部22aから下流部22bへEGRガスが漏れることを防止できる。
また、シールリング16やバルブ溝24に摩耗が生じた場合でも、シールリング16は、ウェーブワッシャ44の弾性力により、バルブ溝24の第2壁面24bに常に押し付けられる。そのため、EGR制御弁1の全閉時に、EGRガスが、EGR流路22の上流部22aから、シールリング16とバルブ溝24との間の隙間δを介して、EGR流路22の下流部22bへ漏れることを防止できる。したがって、シールリング16やバルブ溝24に摩耗が生じた場合でも、EGR制御弁1の全閉時にて、バルブ14を介してEGR流路22の上流部22aから下流部22bへ漏れるEGRガスの量は、増加しない。
ここで、シールリング16またはウェーブワッシャ44は、その表面に、摩擦抵抗を低減させる処理が施されていることが望ましい。具体的には、シールリング16の第1側面16c、または、ウェーブワッシャ44におけるシールリング16との接触面である第2側面44bを、例えばPTFEにて被覆することが考えられる。これにより、シールリング16とウェーブワッシャ44との間に発生する摩擦抵抗は、低減する。そのため、シールリング16がバルブ溝24内にてバルブ溝24の径方向や周方向に摺動する際に、シールリング16が受ける摺動抵抗は、低下する。シールリング16が受ける摺動抵抗が低下するので、スリーブ12の内壁面12aに摩耗が生じた場合でも、シールリング16が径方向や周方向に摺動でき、スリーブ12の内壁面12aとシールリング16の外周面16bとの間を介して下流部22bへ漏れるEGRガスの量は、増加しない。なお、バルブ溝24やシールリング16またはウェーブワッシャ44の全面が、例えばPTFEにて被覆されていてもよい。
以上のように実施例2のEGR制御弁1は、Oリング42の代わりにウェーブワッシャ44を有するので、前記の実施例1のEGR制御弁1と同様な作用効果を得ることが出来る。
なお、上記した実施の形態は単なる例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることはもちろんである。例えば、EGR制御弁1は、Oリング42やウェーブワッシャ44の代わりに、コイルばねなどを有していてもよい。
1 EGR制御弁
10 ハウジング
12 スリーブ
12a 内壁面
14 バルブ
14a 外周面
16 シールリング
16c 第1側面
16d 第2側面
18 シャフト
20 電動アクチュエータ
22 EGR流路
22a 上流部
22b 下流部
24 バルブ溝
24a 第1壁面
24b 第2壁面
40 段付き溝
40a 壁面
40b 底面
42 Oリング
44 ウェーブワッシャ
44a 第1側面
44b 第2側面
δ 隙間

Claims (8)

  1. 流路を形成するスリーブ内壁部と、前記流路を開放および閉塞するために開閉弁するバタフライ弁と、前記バタフライ弁の外周面に設けられたバルブ環状溝と、前記バルブ環状溝に嵌め込まれるシールリングと、を有し、前記バタフライ弁により前記流路が閉塞されるときに、前記スリーブ内壁部と前記バタフライ弁の外周面との隙間が前記シールリングにより塞がれる流量制御弁において、
    前記バルブ環状溝における当該バルブ環状溝の軸線方向の壁面に対して前記シールリングを押さえつける押さえつけ部材を有すること、
    を特徴とする流量制御弁。
  2. 請求項1の流量制御弁において、
    前記押さえつけ部材は、前記シールリングに対して前記流路の上流側に配置されており、前記流路の下流側の前記壁面に対して前記シールリングを押さえつけること、
    を特徴とする流量制御弁。
  3. 請求項1または2の流量制御弁において、
    前記シールリングの表面に、摩擦抵抗を低減させる処理が施されていること、
    を特徴とする流量制御弁。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1つの流量制御弁において、
    前記バルブ環状溝における前記シールリングとの接触面に、摩擦抵抗を低減させる処理が施されていること、
    を特徴とする流量制御弁。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1つの流量制御弁において、
    前記押さえつけ部材の表面に、摩擦抵抗を低減させる処理が施されていること、
    を特徴とする流量制御弁。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1つの流量制御弁において、
    前記押さえつけ部材はOリングであり、
    前記バルブ環状溝は、入口部分にて、前記バルブ環状溝の軸線方向の幅が拡大された段付き溝を備え、
    前記Oリングは、前記段付き溝内に嵌め込まれていること、
    を特徴とする流量制御弁。
  7. 請求項6の流量制御弁において、
    前記段付き溝における前記Oリングとの接触面に、摩擦抵抗を低減させる処理が施されていること、
    を特徴とする流量制御弁。
  8. 請求項1乃至5のいずれか1つの流量制御弁において、
    前記押さえつけ部材は、ウェーブワッシャであること、
    を特徴とする流量制御弁。
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