JP2012052637A - 流体制御弁 - Google Patents
流体制御弁 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012052637A JP2012052637A JP2010197547A JP2010197547A JP2012052637A JP 2012052637 A JP2012052637 A JP 2012052637A JP 2010197547 A JP2010197547 A JP 2010197547A JP 2010197547 A JP2010197547 A JP 2010197547A JP 2012052637 A JP2012052637 A JP 2012052637A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seal ring
- nozzle
- valve
- fluid control
- control valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
Landscapes
- Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
- Lift Valve (AREA)
Abstract
【課題】流体制御弁において、シールリング14の摩耗を少なくするとともに、耐久後の弁漏れ量を低減する。
【解決手段】シールリング14は、拡径方向への付勢力のない自然状態でノズル8の内周壁13に当接して、弁体3とノズル8との間をシールする。これによれば、付勢力によってシールリング14の外周面がノズル8の内周壁13に押しつけられることはないため、弁体3の開閉動作によるシールリング14の摩耗は少なくなる。また、シールリング14は、外周面が摩耗したとしても拡径しないため、弁体3の開閉動作の作動回数が所定以上となる耐久後においても、シールリング14の合口寸法に変化がなく、合口20からの弁漏れ量が多くなることはない。すなわち、耐久後の弁漏れ量を従来と比較して低減することができる。
【選択図】図3
【解決手段】シールリング14は、拡径方向への付勢力のない自然状態でノズル8の内周壁13に当接して、弁体3とノズル8との間をシールする。これによれば、付勢力によってシールリング14の外周面がノズル8の内周壁13に押しつけられることはないため、弁体3の開閉動作によるシールリング14の摩耗は少なくなる。また、シールリング14は、外周面が摩耗したとしても拡径しないため、弁体3の開閉動作の作動回数が所定以上となる耐久後においても、シールリング14の合口寸法に変化がなく、合口20からの弁漏れ量が多くなることはない。すなわち、耐久後の弁漏れ量を従来と比較して低減することができる。
【選択図】図3
Description
本発明は、バタフライバルブの外周に、流路壁面との間をシールするシールリングが装着された流体制御弁(例えば、排気ガスの一部を吸気管内に再循環させるための排気ガス再循環バルブ)に関する。
排気ガス再循環バルブは、内燃機関から排出される排気ガスの一部を内燃機関への吸入空気に混入させる排気ガス再循環装置に適用され、吸入空気に混入させる排気ガスの流量を調整するものである。
従来より、排気ガス再循環バルブとして、内部に還流路を形成するノズル101と、ノズル101に回動自在に収容されて還流路を開閉するバタフライバルブ(弁体102)と、弁体102の外周に形成された環状溝103に装着されてノズル101の内周壁104との環状隙間をシールするとともに、周方向の1箇所に合口105を有する金属製のシールリング106とを備えるものがある(図6(b)参照)。
従来のシールリング106は、自然状態でノズル101の内径よりも大きい外径を有しており、弁体102とノズル101との間に組みつける際に、シールリング106を縮径させるように弾性変形させて嵌める(図6(a)、(b)参照)。
このため、弁体102とノズル101との間に嵌め込まれたシールリング106は、張力(自然状態に復元しようとする拡径方向への付勢力)を生じ、その張力によってシールリング106の外周面がノズル101の内周壁104に密着する。
このため、弁体102とノズル101との間に嵌め込まれたシールリング106は、張力(自然状態に復元しようとする拡径方向への付勢力)を生じ、その張力によってシールリング106の外周面がノズル101の内周壁104に密着する。
しかし、このシールリング106は、外周面が張力によって内周壁104に密着しているため、外周面が摩耗しやすい。そして、外周面が摩耗するにつれて、シールリング106は摩耗した分だけ拡径し、張力によってノズル101の内周壁104に密着し続ける。
すなわち、このシールリング106は、摩耗するにつれて拡径する。シールリング106が拡径すると、合口105における隙間の周方向の長さ(合口寸法L)が大きくなってしまう(図6(b)、(c)参照)。つまり、弁体102の作動回数が大きくなる(シールリング106が摩耗する)につれて、合口寸法Lが大きくなる(図4(a)破線参照)。
そして、弁体102が還流路を閉じた状態でも合口105から流体が漏れ出るため、合口寸法Lが大きくなると、弁漏れ量(弁体102が還流路を閉じた状態で弁体102の上流から下流へ流体が漏れ出る量)が大きくなってしまう。つまり、弁体102の作動回数が大きくなるにつれて、弁漏れ量が大きくなってしまう(図4(b)破線参照)。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、流体制御弁において、シールリングの摩耗を少なくするとともに、耐久後の弁漏れ量を低減することにある。
〔請求項1の手段〕
請求項1に記載の流体制御弁は、内部に流体流路を形成するノズルと、ノズル内に収容されて、流体流路を開閉あるいは流体流路の流路面積を可変させるとともに、外周に環状溝が形成されたバタフライバルブと、環状溝に装着されてノズルの内周壁との環状隙間をシールするとともに、周方向の1箇所に合口を有する金属製のシールリングとを備える。
請求項1に記載の流体制御弁は、内部に流体流路を形成するノズルと、ノズル内に収容されて、流体流路を開閉あるいは流体流路の流路面積を可変させるとともに、外周に環状溝が形成されたバタフライバルブと、環状溝に装着されてノズルの内周壁との環状隙間をシールするとともに、周方向の1箇所に合口を有する金属製のシールリングとを備える。
そして、シールリングは、拡径方向への付勢力を生じない自然状態で、ノズルの内周壁と当接するように、ノズルの内周壁とバタフライバルブとの間に組み付けられている。
これによれば、付勢力によってシールリングの外周面がノズルの内周壁に押しつけられることはないため、従来と比較してバタフライバルブの開閉動作によるシールリングの摩耗は少なくなる。
また、このシールリングは、外周面が摩耗したとしても拡径しないため、バタフライバルブの開閉動作の作動回数が所定以上となる耐久後においても、シールリングの合口寸法に変化がなく、合口からの弁漏れ量が多くなることはない。すなわち、耐久後の弁漏れ量を従来と比較して低減することができる。
また、このシールリングは、外周面が摩耗したとしても拡径しないため、バタフライバルブの開閉動作の作動回数が所定以上となる耐久後においても、シールリングの合口寸法に変化がなく、合口からの弁漏れ量が多くなることはない。すなわち、耐久後の弁漏れ量を従来と比較して低減することができる。
〔請求項2の手段〕
請求項2に記載の流体制御弁は、シールリングが、ノズルの内径と同じ内径の治具に嵌められた状態で、熱処理することにより形成される。
請求項2に記載の流体制御弁は、シールリングが、ノズルの内径と同じ内径の治具に嵌められた状態で、熱処理することにより形成される。
これによれば、拡径方向への付勢力がなくても、シールリングの外径形状の部品精度によって、シールリングの密閉性を確保することができる。
〔請求項3の手段〕
請求項3に記載の流体制御弁は、合口をなすシールリングの両端が、径方向に重なるとともに、板厚方向に重なっている。
これによれば、耐久後の弁漏れ量だけではなく、合口からの初期の弁漏れ量も低減することができる。
請求項3に記載の流体制御弁は、合口をなすシールリングの両端が、径方向に重なるとともに、板厚方向に重なっている。
これによれば、耐久後の弁漏れ量だけではなく、合口からの初期の弁漏れ量も低減することができる。
本発明を実施するための形態の流路制御弁は、内部に流体流路を形成するノズルと、ノズル内に収容されて、流体流路を開閉あるいは流体流路の流路面積を可変させるとともに、外周に環状溝が形成されたバタフライバルブと、環状溝に装着されてノズルの内周壁との環状隙間をシールするとともに、周方向の1箇所に合口を有する金属製のシールリングとを備える。
そして、シールリングは、拡径方向への付勢力を生じない自然状態で、ノズルの内周壁と当接するように、ノズルの内周壁とバタフライバルブとの間に組み付けられている。
〔実施例1の構成〕
実施例1の流路制御弁の構成を、図1〜図4を用いて説明する。
実施例1の流路制御弁は、内燃機関から排出される排気ガスの一部を内燃機関への吸入空気に混入させる排気ガス再循環装置に適用され、吸入空気に混入させる排気ガスの流量を調整する排気ガス再循環バルブ1である。
実施例1の流路制御弁の構成を、図1〜図4を用いて説明する。
実施例1の流路制御弁は、内燃機関から排出される排気ガスの一部を内燃機関への吸入空気に混入させる排気ガス再循環装置に適用され、吸入空気に混入させる排気ガスの流量を調整する排気ガス再循環バルブ1である。
排気ガス再循環装置は、内燃機関からの排気ガスを排出するための排気管と、内燃機関へ吸入空気を供給するための吸気管とを接続する還流管を有し、排気ガス再循環バルブ1は還流管の途中に配設されている。
排気ガス再循環バルブ1は、還流管の途中に接続されるハウジング2と、ハウジング2に収容される弁体3と、弁体3を支持するシャフト4と、シャフト4を駆動する電動アクチュエータ(図示せず)とを備える。
ハウジング2は、内部に還流路7を形成しており、ハウジング2の内壁には円筒状のノズル8が固定されている。そして、ノズル8の内周壁が、還流路7の流路壁面の一部をなす。なお、ハウジング2は、アルミニウム合金のダイカストにより所定の形状に形成されており、ノズル8は、高温に強い耐熱材料(例えば、ステンレス鋼)によって形成されている。
弁体3は、円板状を呈したバタフライ型バルブであり、シャフト4の回動に伴って回動する。弁体3の回動に応じて、還流路7の開口面積が可変し、還流路7の開口面積が可変することで吸気管の吸入空気に混入させる排気ガスの流量の調整がなされる(なお、図1は、弁体3が還流路7を閉じた状態(閉弁時)を示している)。
シャフト4は、ノズル8の内部に弁体3を支持し、弁体3に電動アクチュエータからの駆動力を伝達する。なお、本実施例では、シャフト4の回動中心軸が、ノズル8の軸線方向に対して傾斜して設けられている。そして、シャフト4の反弁体側は、ブッシング9またはボールベアリング等の軸受部材、および、ゴムシール等のオイルシール10またはパッキンを介して、ハウジング2に回転可能に保持されている。
電動アクチュエータは、例えば、通電により回転動力を発生する電動モータと、この電動モータの回転トルクを増幅して弁軸に伝達する減速装置と、弁体3を初期開度(例えば閉弁位置)へ戻すリターンスプリングとを有する。
〔実施例1の特徴〕
実施例1の排気ガス再循環バルブ1は、弁体3の外周とノズル8の内周壁13との間の環状隙間を閉塞するシールリング14を備えている。
弁体3の外周に、外周全周に亘る溝(環状溝15)が形成されており、シールリング14は、この環状溝15の内部に嵌め込まれる。なお、シールリング14と環状溝15との間には、径方向の隙間16及び板厚方向の隙間17が形成されている。
そして、弁体3をシールリング14とともに、ノズル8内に組み付けることにより、弁体3の外周とノズル8の内周壁13との間にシールリング14が組み付けられる。
実施例1の排気ガス再循環バルブ1は、弁体3の外周とノズル8の内周壁13との間の環状隙間を閉塞するシールリング14を備えている。
弁体3の外周に、外周全周に亘る溝(環状溝15)が形成されており、シールリング14は、この環状溝15の内部に嵌め込まれる。なお、シールリング14と環状溝15との間には、径方向の隙間16及び板厚方向の隙間17が形成されている。
そして、弁体3をシールリング14とともに、ノズル8内に組み付けることにより、弁体3の外周とノズル8の内周壁13との間にシールリング14が組み付けられる。
シールリング14は、ステンレス等の金属材料によって形成された断面が四角形状の線材を円環状に設けたものであり、周方向の1箇所に切り欠き(合口20)が設けられている。
すなわち、シールリング14は、合口20により周方向に分離されている。合口20をなすシールリングの両端(端部21、端部22)は、それぞれ径方向に略平行な平面を有しており、端部21と端部22との間に周方向の隙間が形成され、全体としてC字状を呈している。
すなわち、シールリング14は、合口20により周方向に分離されている。合口20をなすシールリングの両端(端部21、端部22)は、それぞれ径方向に略平行な平面を有しており、端部21と端部22との間に周方向の隙間が形成され、全体としてC字状を呈している。
シールリング14は、ノズル8の内径と同じ内径の治具に嵌めた状態で、熱処理をして応力除去することによって、ノズル8の内径と略同じ外径時には、張力(拡径方向への付勢力)を生じない自然状態となるように形成されている(図3(a)参照)。
このため、シールリング14の外周面がノズル8の内周壁13に当接している状態(弁体3が還流路7を閉じている状態(閉弁時))においても、シールリング14は縮径することなく、張力のない状態となる(図3(b)参照)。
すなわち、シールリング14は張力のない状態でノズル8の内周壁13に当接して、弁体3とノズル8との間をシールする。
すなわち、シールリング14は張力のない状態でノズル8の内周壁13に当接して、弁体3とノズル8との間をシールする。
〔実施例1の作用効果〕
実施例1の排気ガス再循環バルブ1は、シールリング14が張力のない状態でノズル8の内周壁13に当接して、弁体3とノズル8との間をシールする。
これによれば、張力によってシールリング14の外周面がノズル8の内周壁13に押しつけられることはないため、従来と比較して弁体3の開閉動作によるシールリング14の摩耗は少なくなる。
実施例1の排気ガス再循環バルブ1は、シールリング14が張力のない状態でノズル8の内周壁13に当接して、弁体3とノズル8との間をシールする。
これによれば、張力によってシールリング14の外周面がノズル8の内周壁13に押しつけられることはないため、従来と比較して弁体3の開閉動作によるシールリング14の摩耗は少なくなる。
なお、シールリング14が摩耗していない状態での弁漏れ量を初期の弁漏れ量とすると、金属製のシールリング14の場合、張力と初期の弁漏れ量には有意な相関関係がないことが実験で明らかとなっている。従って、本実施例のシールリング14は、張力のない状態でノズル8の内周壁13に当接するからといって、初期の弁漏れ量が従来のシールリング106よりも大きくなるわけではない。なお、弁漏れ量とは、閉弁時に弁体3の上流から弁体3の下流へ流体が漏れ出る量である。
また、このシールリング14は、外周面が摩耗したとしても拡径しないため、弁体3の開閉動作の作動回数が所定以上となる耐久後においても、シールリング14の合口寸法Lに変化がない(図4(a)実線参照)。すなわち、耐久後においても、合口寸法Lは変わらず、組み付け時(図3(b)参照)とほぼ同じ状態を保つ。
しかし、従来の張力のあるシールリング106の場合、作動回数が増えると、合口寸法Lが増加する(図4(a)破線参照)。このため、従来のシールリング106の場合、作動回数が増えると、弁漏れ量が増加する(図4(b)破線参照)。
一方、本実施例のシールリング14は、作動回数が増えても、合口寸法Lが変化しないため、合口20からの弁漏れ量が増加せず、全体としての弁漏れ量も従来のシールリング106のように急増することはなく、耐久後の弁漏れ量を従来と比較して低減することができる(図4(b)実線参照)。
また、本実施例のシールリング14は、ノズル8の内径と同じ内径の治具に嵌めた状態で、熱処理することにより形成される。
これによれば、拡径方向への張力がなくても、シールリング14の外径形状の部品精度によって、シールリング14の密閉性を確保することができる。
これによれば、拡径方向への張力がなくても、シールリング14の外径形状の部品精度によって、シールリング14の密閉性を確保することができる。
〔実施例2の構成〕
実施例2の排気ガス再循環バルブ1の構成を、実施例1とは異なる点を中心に、図5を用いて説明する。
実施例2の排気ガス再循環バルブ1は、合口20をなすシールリングの両端(端部21、端部22)が、径方向に重なるとともに、板厚方向に重なっている。
実施例2の排気ガス再循環バルブ1の構成を、実施例1とは異なる点を中心に、図5を用いて説明する。
実施例2の排気ガス再循環バルブ1は、合口20をなすシールリングの両端(端部21、端部22)が、径方向に重なるとともに、板厚方向に重なっている。
すなわち、端部21は、断面四角形状の線材を四角断面の対角線に沿ってカットされたカット面25を有して、断面三角形状を呈している(図5(a)参照)。また、端部22は、端部21のカット面に対向する位置にカット面26が生じるように、四角断面の対角線に沿ってカットされた、断面三角形状を呈している。
そして、カット面25とカット面26とを重ね合わせるとともに、端部21の周方向の先端面27と端部22の根元側の端面28との間、及び、端部22の周方向の先端面29と端部21の根元側の端面30との間に隙間を生じさせることによって、シールリング14の合口20が形成されている(図5(b)参照)。
そして、カット面25とカット面26とを重ね合わせるとともに、端部21の周方向の先端面27と端部22の根元側の端面28との間、及び、端部22の周方向の先端面29と端部21の根元側の端面30との間に隙間を生じさせることによって、シールリング14の合口20が形成されている(図5(b)参照)。
ここで、板厚方向とは、閉弁時にノズル8の軸方向(還流路7の流路方向)となる方向である(図1参照)。
このため、径方向且つ板厚方向に端部21と端部22が重なることにより、シールリング14が摩耗していない状態においても、閉弁時に合口20が還流路7の流路方向に対して開口しなくなるため、合口20からの初期の弁漏れ量を低減できる。
また、実施例1と同様に、シールリング14は張力のない状態でノズル8の内周壁13に当接して、弁体3とノズル8との間をシールするため、耐久後の弁漏れ量も低減できる。
このため、径方向且つ板厚方向に端部21と端部22が重なることにより、シールリング14が摩耗していない状態においても、閉弁時に合口20が還流路7の流路方向に対して開口しなくなるため、合口20からの初期の弁漏れ量を低減できる。
また、実施例1と同様に、シールリング14は張力のない状態でノズル8の内周壁13に当接して、弁体3とノズル8との間をシールするため、耐久後の弁漏れ量も低減できる。
〔変形例〕
本発明の実施態様は、実施例に限定されず種々の変形例を考えることができる。
例えば、実施例1のシールリング14は、ノズル8の内径と同じ内径の治具に嵌めた状態で、熱処理することにより形成されていたが、シールリング14を外径研磨により形成することもできる。これにより、張力がなくても、シールリング14の外径形状の部品精度によって、シールリング14の密閉性を確保することができる。なお、実施例1のような熱処理による方法の方が、低コスト且つ簡易な工程によりシールリング14を高精度に形成できるため好ましい。
本発明の実施態様は、実施例に限定されず種々の変形例を考えることができる。
例えば、実施例1のシールリング14は、ノズル8の内径と同じ内径の治具に嵌めた状態で、熱処理することにより形成されていたが、シールリング14を外径研磨により形成することもできる。これにより、張力がなくても、シールリング14の外径形状の部品精度によって、シールリング14の密閉性を確保することができる。なお、実施例1のような熱処理による方法の方が、低コスト且つ簡易な工程によりシールリング14を高精度に形成できるため好ましい。
また、実施例1、2の流体制御弁は排気ガス再循環バルブ1であったが、バタフライ型の弁体を用いた様々な流体制御弁に本発明を適用することができる。
1 排気ガス再循環バルブ
2 ハウジング
3 弁体(バタフライバルブ)
7 還流路(流体流路)
8 ノズル
13 ノズルの内周壁
14 シールリング
15 環状溝
20 合口
2 ハウジング
3 弁体(バタフライバルブ)
7 還流路(流体流路)
8 ノズル
13 ノズルの内周壁
14 シールリング
15 環状溝
20 合口
Claims (3)
- 内部に流体流路を形成するノズルと、
前記ノズル内に収容されて、前記流体流路を開閉あるいは前記流体流路の流路面積を可変させるとともに、外周に環状溝が形成されたバタフライバルブと、
前記環状溝に装着されて前記ノズルの内周壁との環状隙間をシールするとともに、周方向の1箇所に合口を有する金属製のシールリングと
を備える流体制御弁であって、
前記シールリングは、拡径方向への付勢力を生じない自然状態で、前記内周壁と当接するように、前記内周壁と前記バタフライバルブとの間に組み付けられていることを特徴とする流体制御弁。 - 請求項1に記載の流体制御弁において、
前記シールリングは、前記ノズルの内径と同じ内径の治具に嵌めた状態で、熱処理することにより形成されることを特徴とする流体制御弁。 - 請求項1または2に記載の流体制御弁において、
前記合口をなす前記シールリングの両端は、径方向に重なるとともに、板厚方向に重なっていることを特徴とする流体制御弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010197547A JP2012052637A (ja) | 2010-09-03 | 2010-09-03 | 流体制御弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010197547A JP2012052637A (ja) | 2010-09-03 | 2010-09-03 | 流体制御弁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012052637A true JP2012052637A (ja) | 2012-03-15 |
Family
ID=45906185
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010197547A Pending JP2012052637A (ja) | 2010-09-03 | 2010-09-03 | 流体制御弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2012052637A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114352729A (zh) * | 2020-10-12 | 2022-04-15 | 浙江盾安人工环境股份有限公司 | 流量调节阀 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59128966U (ja) * | 1983-02-21 | 1984-08-30 | 株式会社本山製作所 | バタフライバルブ |
JPH09158742A (ja) * | 1995-12-08 | 1997-06-17 | Nippon Soken Inc | ターボチャージャのオイル洩れ防止装置 |
JP2007064277A (ja) * | 2005-08-30 | 2007-03-15 | Denso Corp | 流体制御弁 |
JP2009507160A (ja) * | 2005-09-01 | 2009-02-19 | マーレ インターナショナル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 内燃機関用のピストンリングを製作するための方法及びこのようなピストンリング |
-
2010
- 2010-09-03 JP JP2010197547A patent/JP2012052637A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59128966U (ja) * | 1983-02-21 | 1984-08-30 | 株式会社本山製作所 | バタフライバルブ |
JPH09158742A (ja) * | 1995-12-08 | 1997-06-17 | Nippon Soken Inc | ターボチャージャのオイル洩れ防止装置 |
JP2007064277A (ja) * | 2005-08-30 | 2007-03-15 | Denso Corp | 流体制御弁 |
JP2009507160A (ja) * | 2005-09-01 | 2009-02-19 | マーレ インターナショナル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 内燃機関用のピストンリングを製作するための方法及びこのようなピストンリング |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114352729A (zh) * | 2020-10-12 | 2022-04-15 | 浙江盾安人工环境股份有限公司 | 流量调节阀 |
CN114352729B (zh) * | 2020-10-12 | 2022-11-08 | 浙江盾安人工环境股份有限公司 | 流量调节阀 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5710452B2 (ja) | ターボチャージャ | |
EP1522691B1 (en) | Exhaust gas sealing system for turbocharger | |
JP5345708B2 (ja) | バルブの軸洩れ低減構造 | |
JP5561368B2 (ja) | 固定翼式ターボチャージャ | |
JP5355792B2 (ja) | ステップタイプバルブ | |
EP3252285B1 (en) | Turbocharger waste gate poppet valve with flexible sheet metal sealing member | |
JP2011047290A (ja) | Egrバルブ | |
JP5304825B2 (ja) | Egrバルブ | |
JP5846351B2 (ja) | ウェイストゲート弁の駆動機構及びターボチャージャ | |
JP4443961B2 (ja) | ラジアルタービン用案内装置 | |
WO2011152454A1 (ja) | 固定翼式ターボチャージャ | |
JP2011196464A (ja) | ボール弁型バルブ装置 | |
JP2011179625A (ja) | ボールバルブ | |
JP2016121663A (ja) | バルブ装置 | |
JP5924247B2 (ja) | バルブ装置 | |
JP2013104413A (ja) | ターボチャージャ | |
JP2012163017A (ja) | バタフライバルブ | |
JP2005351089A (ja) | 過給機およびシール装置 | |
JP2012052637A (ja) | 流体制御弁 | |
JP2019002497A (ja) | シェル形ころ軸受 | |
JP4469637B2 (ja) | 内燃機関の排気制御装置 | |
JP2015094335A (ja) | 流量制御弁 | |
WO2020090180A1 (ja) | 密封装置 | |
JP6314749B2 (ja) | Egr装置 | |
JP2018109421A (ja) | 密封装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20121106 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130815 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130820 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20131217 |