JP5278745B2 - 計器の通気構造 - Google Patents

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本発明は、例えば車両や船舶に備えられる計器に関し、特に計器の内部と外部とを通気可能とした計器の通気構造に関するものである。
車両や船舶などに備えられる計器は、屋外あるいは水中下に置かれることが多いことから、気密性,水密性を有する構造が必要とされる。計器は、ケース内に表示部材などが収納されたものであるが、密閉されていると太陽熱などの影響を受けてケース内の空気が膨張して、ケースの変形を起こす虞がある。そこで、例えば下記特許文献1に記載されている様な通気構造を採用することがある。即ち、計器を構成するケースにケースの内外を連通する通気孔を設け、この通気孔を塞ぐように特許文献1に記載されている様な多孔質膜14を装着するものである。
実開平2−113118号公報
しかしながら、上述した様な構造とすることでケース内外の空気の流通が可能となり、気圧差によって生じやすいケースの変形を防ぐことができると共に、ケース内への水の侵入を防ぐことが可能であるものの、計器を車両や船舶などに備えつける際、或いは計器を組み立てている際に誤って工具などで多孔質膜14を傷つけてしまう(孔を空けてしまう)虞がある。また、多孔質膜14のケースへの装着が十分でないと、熱の影響でケースから多孔質膜14が剥がれ易くなったり、計器が水中に晒された際には水圧により多孔質膜14が剥がれ易くなり、その箇所から水が侵入する虞がある。
本発明はこの様な点に鑑みなされたもので、多孔質膜のケースへの装着を確実なものとすると共に、ケースの外部より多孔質膜を容易に触れ難い計器の通気構造を提供することを目的とする。
本発明は前記目的を達成するため、表示部材が収納され内外を連通する穴部が設けられたケースと、前記穴部を覆うように前記ケースの外部側に装着された多孔質膜と、前記穴部に対応した通気孔を有し前記多孔質膜の周縁部を抑える抑え板とを備え、前記抑え板は前記通気孔から離間し前記通気孔に対応した傘部を有するとともに、前記ケースの底部にビスによってねじ止めされるものであり、前記底部には前記穴部を有する段差底部が設けられ、この段差底部に前記多孔質膜を装着して前記抑え板で抑えることによって、前記ビスの頭部よりも前記傘部の突出高さが低くなるように構成されていることを特徴とするものである。
また、前記抑え板は前記多孔質膜を押圧する環状の押圧リブを有しているものである。
多孔質膜のケースへの装着を確実なものとすると共に、ケースの外部より多孔質膜を容易に触れ難い計器の通気構造を得ることができる。
本発明の実施形態を示す計器の断面図である。 同計器の要部裏面図である。 同計器の要部断面図(図2に於けるA−A断面)である。
本発明の実施形態を図1〜図3に基づいて説明する。計器は、液晶表示パネル1などを備えた表示部材としての液晶表示部材2と、この液晶表示部材2および液晶表示部材2を駆動する電子部品などが配置された硬質な回路基板3と、液晶表示部材2の前面側に配置された表示板4と、液晶表示部材2が収納されるケース5と、ケース5の前面開口側を塞ぐ前面板6と、回路基板3と電気的に接続されケース5の外部へ導出されたワイヤーハーネス7と、ケース5に装着されケース5の内部と外部との通気を可能とする多孔質膜8と、この多孔質膜8をケース5に確実に固定するための抑え板9などを備えている。
液晶表示部材2は、例えばエンジン回転数がバー表示(図示せず)される周知の液晶表示パネル1と、液晶表示パネル1が保持される合成樹脂製のセルケース10と、液晶表示パネル1とセルケース10を回路基板3に固定するための金属製のセル抑え11などを備えている。セル抑え11の下端の適宜箇所には回路基板3に貫通する爪部12が複数設けられており、この爪部12を回路基板3の裏面側で折り曲げることによって液晶表示パネル1とセルケース10が回路基板3に固定される。
表示板4は、無色透明な例えばアクリル樹脂からなり、図示しないが、液晶表示パネル1のバー表示に対応した数字表示部などが裏面側に印刷してある。この表示板4の周縁には断面がコ字状で合成ゴム製の環状パッキン13が巻き付けてある。
前面板6は、無色透明な例えばアクリル樹脂からなる透視部14と、この透視部14の周囲に一体成形された例えば黒色のABS樹脂製の枠部15とからなり、枠部15には環状の位置決めリブ16が設けてある。本実施形態に於ける表示板4と液晶表示部材2は、この前面板6に固定される。先ず、枠部15に環状パッキン13が巻かれた表示板4を位置決めリブ16間に配置し、図示しないが、回路基板3に固定された液晶表示部材2を環状パッキン13を僅かに圧縮した状態で前面板6の枠部15にビスでねじ止めするものである。
ケース5は、例えば黒色のABS樹脂からなり、周部17と底部18と鍔部19を有している。底部18には、中央に穴部20を有し内部側に窪ませた段差底部21と、内部側に突き出した取付ボス22が設けてある。また、ワイヤーハーネス7が外部に引き出されるハーネス引出穴23を有する支え部24と、取付ボス22Aとが底部18の外部側に飛び出した状態で設けてある。
抑え板9は、例えば黒色の合成樹脂からなり、ケース5の底部18に設けられた取付ボス22に対応した座部25と、多孔質膜8の周縁部を押圧する環状の押圧リブ26と、ケース5の段差底部21に設けられた穴部20に対応した通気孔27と、抑え板9の外部側に通気孔27から離間して設けられた傘部28と、傘部28と抑え板9を繋ぐ連結部29が設けてある。
多孔質膜8は、合成樹脂などの不織布で空気は通すが水分は通さないものである。この多孔質膜8はケース5に設けられた段差底部21内、つまり底部18の外部側に両面テープを用いて貼ってある。そして、抑え板9の座部25をケース5の取付ボス22にビス30を用いてねじ止め固定する。ねじ止め固定した際、抑え板9の押圧リブ26が多孔質膜8の周縁部を僅かに押圧するようになっていると共に、ビス30の頭部31よりも傘部28の突出高さが低くなるようになっている。
ケース5内外の通気、例えばケース5内の膨張した空気はケース5の段差底部21に設けられた穴部20から多孔質膜8および抑え板9に設けられた通気孔27を通り、更に抑え板9と傘部28との隙間である通気路Sを経てケース5外へ出る。
ワイヤーハーネス7は1本1本が合成ゴム製のグロメット32に設けられた挿通孔33に通されており、このグロメット32をケース5の支え部24に配置して座金34を介して取付ボス22Aにビス30Aを用いてねじ止め固定する。それによって、グロメット32が支え部24と座金34との間に固定される。なお、座金34は錆を考慮してステンレス鋼板としてあるが合成樹脂製でも良い。
この様に、液晶表示部材2が収納され内外を連通する穴部20が設けられたケース5と、穴部20を覆うようにケース5の外部側に装着された多孔質膜8と、穴部20に対応した通気孔27を有し多孔質膜8の周縁部を抑える抑え板9とを備え、抑え板9は通気孔27から離間し通気孔27に対応した傘部28を有することから、多孔質膜8が傘部28で覆われ(保護され)、従来の様に、計器を車両や船舶などに備えつける際、或いは計器を組み立てている際に誤って工具などで多孔質膜8を傷つけてしまう虞がなくなる。
また、抑え板9はケース5の底部18にビス30によってねじ止めされるものであり、底部18には穴部20を有する段差底部21が設けられ、この段差底部21に多孔質膜8を装着して抑え板9で抑えることによって、ビス30の頭部31よりも傘部28の突出高さが低くなるように構成されていることで、ケース5外部への突出を出来るだけ抑えて計器の大きさをコンパクト化することが可能となると共に、傘部28の突出高さがビス30の頭部31よりも低いため、計器を車両や船舶に組み付ける際などに於いて、工具あるいは他の部材が傘部28に触れ難くなり、破壊強度の劣る合成樹脂からなる傘部28の保護ともなる。
また、抑え板9は多孔質膜8を押圧する環状の押圧リブ26を有しているため、多孔質膜8の剥がれを確実に抑えて、多孔質膜8とケース5の段差底部21との間からケース5内に水が入るのを防ぐことができる。
2 液晶表示部材(表示部材)
5 ケース
8 多孔質膜
9 抑え板
18 底部
20 穴部
21 段差底部
26 押圧リブ
27 通気孔
28 傘部
30,30A ビス
31 頭部

Claims (2)

  1. 表示部材が収納され内外を連通する穴部が設けられたケースと、
    前記穴部を覆うように前記ケースの外部側に装着された多孔質膜と、
    前記穴部に対応した通気孔を有し前記多孔質膜の周縁部を抑える抑え板とを備え、
    前記抑え板は前記通気孔から離間し前記通気孔に対応した傘部を有するとともに、
    前記ケースの底部にビスによってねじ止めされるものであり、
    前記底部には前記穴部を有する段差底部が設けられ、この段差底部に前記多孔質膜を装着して前記抑え板で抑えることによって、前記ビスの頭部よりも前記傘部の突出高さが低くなるように構成されていることを特徴とする計器の通気構造
  2. 前記抑え板は前記多孔質膜を押圧する環状の押圧リブを有していることを特徴とする請求項1に記載の計器の通気構造。
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