JP6318385B2 - 可搬型ガス検知器 - Google Patents
可搬型ガス検知器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6318385B2 JP6318385B2 JP2014018288A JP2014018288A JP6318385B2 JP 6318385 B2 JP6318385 B2 JP 6318385B2 JP 2014018288 A JP2014018288 A JP 2014018288A JP 2014018288 A JP2014018288 A JP 2014018288A JP 6318385 B2 JP6318385 B2 JP 6318385B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit board
- control circuit
- casing
- gas detector
- portable gas
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Emergency Alarm Devices (AREA)
Description
そして、環境雰囲気の空気において、含有される危険性ガスの濃度が高いことにより、または酸素ガス濃度が低いことにより、人に対して危険な状態となったときには、そのことを直ちに知ることが必要であり、このような要請から、可搬型ガス検知器が広く使用されている(特許文献1参照)。
一方のケーシング部材には、先端より軸方向に延びるすり割り溝によって径方向外方に拡開可能に形成された複数の分割片を有する円筒状のボスが前記制御用回路基板に垂直な方向に延びるよう形成されており、
前記制御用回路基板は、厚み方向に貫通して延びる取り付け用孔を有し、当該一方のケーシング部材に形成されたボスが当該取り付け用孔内に一面側から挿通された状態で、配置されており、前記ケーシングの内部において当該制御用回路基板の他面側に位置される他面側構成部材に形成された柱状突起が当該ボスの孔内に嵌入されることにより前記分割片の各々が拡開されて当該分割片の各々によって前記取り付け孔の内面が押圧され、当該一方のケーシング部材、当該制御用回路基板および当該他面側構成部材の三者が固定されていることを特徴とする。
この可搬型ガス検知器10は、手で握って保持可能な大きさとされた、全体が略箱型形状のケーシング15を備えており、正面中央部に表示部11を有すると共に表示部11の下方領域に操作部12を有する。そして、正面における表示部11の上方領域およびこれに続く上面の正面側領域に警報用発光部13を有する。図1における符号12a、12bは、操作部12を構成する、「POWER」および「MODE」が二段に表示されたメインスイッチとモード切替えスイッチを兼ねた第1の操作用ボタン、「AIR」と表示された機能調整用の第2の操作用ボタンである。
そして、圧電ブザー60と並んだ位置において、円柱状のガスセンサ65が裏面側ケーシング部材30の内面側に形成された、正面方向に開口する略円筒状のセンサ保持部32に保持固定されて配置されている。ガスセンサ65としては、検知対象ガスの種類に応じたガスセンサ素子を用いることができ、例えば酸素ガスを検知するガルバニ型ガスセンサ素子、一酸化炭素ガスを検知する定電位電解式ガスセンサ素子、硫化水素ガスを検知する定電位電解式ガスセンサ素子などを挙げることができる。
この可搬型ガス検知器10においては、カバー部材23が被覆されないことによって外部に露出された基体部分(透明樹脂)によって、後述するパネル状表示機構(LCD)を外部から視認可能な表示窓21aが形成されており、これにより表示部11が構成されている。
基体21を構成する樹脂材料としては、例えばポリカーボネート樹脂などを用いることができる。
カバー部材23を構成する導電性樹脂としては、例えばPC/ABSアロイ(ポリカーボネート樹脂とABS樹脂とのアロイ樹脂)などを用いることができる。
また、図5に示すように、表面側ケーシング部材20の内表面における警報音放音用開口25の開口縁部には、警報音放音用開口25の周囲(四方)を囲む矩形筒状の遮音壁29が、圧電ブザー60の外周に位置されるよう内方(背面側)に向かって延びる状態で形成されている。この例においては、遮音壁29の端面が、弾性体からなるシート状のパッキン48を介して制御用回路基板50の表面に押圧状態で当接されており、従って、遮音壁29が基板押さえ部として機能すると共に基板配置空間と気密に区画された音響空間Sを画成している。音響空間Sは警報音放音用開口25を介して外部と連通している。
防水フィルタ47は、例えばポリエステルよりなる多孔質膜により構成されており、その外周縁部が例えば接着されることによって表面側ケーシング部材20の内面に固定されている。
また、各々のボス33の先端部には、径方向外方に突出する係合爪部36が形成されている。
具体的には、中継端子42は、断面L字型の板状のものであって、長辺部の一部が電池室31内に露出されて電池用接続端子40が電気的に接続されていると共に、短片部の一部が基板配置空間内に露出されてバネ接片43を介して制御用回路基板50の電源端子と電気的に接続されている。このような構成とされていることにより、電池の電解液が漏れた場合であっても、当該電解液が基板配置空間内に侵入することがなく、従って、所期の防爆構造を有するものとなる。
この可搬型ガス検知器10における制御用回路基板50の保持構造について具体的に説明すると、先ず、図7−Aに示すように、裏面側ケーシング部材30に形成されたボス33が制御用回路基板50に形成された取り付け用孔51に挿通されることによりボス33の係合爪部36が制御用回路基板50の表面に係合される。これにより、制御用回路基板50が、圧電ブザー60が警報音放音用開口25の直下に位置されると共にガスセンサ65がガス導入用開口26の直下に位置されるよう位置決めされた状態で、裏面側ケーシング部材30に仮固定される。この状態において、図7−Bに示すように、制御用回路基板50の表面側に位置されるパネル状表示機構55の裏面に形成された柱状突起(支持脚部)56が裏面側ケーシング部材30のボス33の孔内に嵌入されることにより、ボス33の各分割片34が拡開されて各分割片34によって制御用回路基板50の取り付け用孔51の内面が押圧される。これにより、裏面側ケーシング部材30、制御用回路基板50およびパネル状表示機構55の三者が固定される。
例えば、検知対象ガスが酸素ガス(O2ガス)の場合には、基準値は例えば18.0体積%(vol%)とされ、それ以下となったときに警報動作信号が発せられる。また、基準値は、検知対象ガスが炭化水素ガス(HCガス)の場合には、例えば10%LEL(爆発下限界濃度に対するガス濃度)とされ、一酸化炭素ガス(COガス)の場合には例えば25ppmとされ、硫化水素ガス(H2Sガス)の場合には例えば10ppmとされ、当該基準値を超えたときに警報動作信号が発せられる。
さらに、表面側ケーシング部材20の装着によって遮音壁29の先端面が制御用回路基板50の表面に押圧状態で当接されて当該遮音壁29が基板押さえ部として機能することにより、例えば落下などの衝撃に対しても十分な強度が得られた状態で、制御用回路基板50を保持固定することができる。
例えば、他面側構成部材はパネル状表示機構に限定されるものではなく、その他の内蔵部品(構成部材)が用いられてもよい。
また、表面側ケーシング部材にボスを形成し、制御用回路基板の裏面側に配置される内部部品が他面側構成部材として用いられてもよい。
11 表示部
12 操作部
12a 第1の操作用ボタン
12b 第2の操作用ボタン
13 警報用発光部
15 ケーシング
20 表面側ケーシング部材
21 基体
21a 表示窓
22 引っ掛かり部
23 カバー部材
25 警報音放音用開口
26 ガス導入用開口
27 固定用ネジ装着用孔
28 係合用突起
29 遮音壁
30 裏面側ケーシング部材
31 電池室
31a 受容支持部
32 センサ保持部
33 ボス
34 分割片
35 すり割り溝
36 係合爪部
37 固定用ネジ装着用孔
38 被係合部
40 電池用接続端子
41 端子ホルダ
42 中継端子
43 バネ接片
45 電池室カバー蓋
46 固定用ネジ
47 防水フィルタ
48 パッキン
50 制御用回路基板
51 取り付け用孔
55 パネル状表示機構
56 柱状突起(支持脚部)
57 コネクタケーブル
60 圧電ブザー
65 ガスセンサ
S 音響空間
Claims (4)
- 2つのケーシング部材が固定用ネジにより互いに連結固定されるケーシングを具え、当該ケーシングの内部に、平板状の制御用回路基板およびガスセンサが配設されてなり、
一方のケーシング部材には、先端より軸方向に延びるすり割り溝によって径方向外方に拡開可能に形成された複数の分割片を有する円筒状のボスが前記制御用回路基板に垂直な方向に延びるよう形成されており、
前記制御用回路基板は、厚み方向に貫通して延びる取り付け用孔を有し、当該一方のケーシング部材に形成されたボスが当該取り付け用孔内に一面側から挿通された状態で、配置されており、前記ケーシングの内部において当該制御用回路基板の他面側に位置される他面側構成部材に形成された柱状突起が当該ボスの孔内に嵌入されることにより前記分割片の各々が拡開されて当該分割片の各々によって前記取り付け孔の内面が押圧され、当該一方のケーシング部材、当該制御用回路基板および当該他面側構成部材の三者が固定されていることを特徴とする可搬型ガス検知器。 - 前記他面側構成部材がパネル状表示機構であることを特徴とする請求項1に記載の可搬型ガス検知器。
- 前記ボスの先端には、前記制御用回路基板の一面または他面に係合される係合爪が形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の可搬型ガス検知器。
- 他方のケーシング部材の内面には、弾性体よりなる緩衝部材を介して押圧状態で前記制御用回路基板の他面に当接される基板押さえ部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の可搬型ガス検知器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014018288A JP6318385B2 (ja) | 2014-02-03 | 2014-02-03 | 可搬型ガス検知器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014018288A JP6318385B2 (ja) | 2014-02-03 | 2014-02-03 | 可搬型ガス検知器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015146096A JP2015146096A (ja) | 2015-08-13 |
JP6318385B2 true JP6318385B2 (ja) | 2018-05-09 |
Family
ID=53890300
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014018288A Active JP6318385B2 (ja) | 2014-02-03 | 2014-02-03 | 可搬型ガス検知器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6318385B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108872334B (zh) * | 2018-08-10 | 2020-11-10 | 镇江市南方工矿器材有限公司 | 一种气体检测仪 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6221589U (ja) * | 1985-07-24 | 1987-02-09 | ||
JPH05167273A (ja) * | 1991-12-13 | 1993-07-02 | Fujitsu Ltd | 印刷配線板の取付構造 |
JP4814658B2 (ja) * | 2006-03-15 | 2011-11-16 | 理研計器株式会社 | ポータブル型ガス警報器 |
JP2009169671A (ja) * | 2008-01-16 | 2009-07-30 | Riken Keiki Co Ltd | 可搬式ガス警報器 |
JP2012142648A (ja) * | 2010-12-28 | 2012-07-26 | Nec Casio Mobile Communications Ltd | 電子機器 |
-
2014
- 2014-02-03 JP JP2014018288A patent/JP6318385B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015146096A (ja) | 2015-08-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4691579B2 (ja) | 可搬式ガス警報器 | |
CA2945471C (en) | Waterproof case | |
US8008591B2 (en) | Key button structure for electronic device | |
JP2007034894A (ja) | 電子機器 | |
JP2011174617A (ja) | 筐体の防水構造 | |
CN106412777B (zh) | 一种移动终端 | |
US7480209B2 (en) | Submersible loudspeaker assembly | |
JP2009302313A (ja) | 電子機器 | |
JP6318385B2 (ja) | 可搬型ガス検知器 | |
JP5818666B2 (ja) | 可搬型ガス警報器 | |
JP6329378B2 (ja) | 可搬型ガス警報器 | |
JP4711395B2 (ja) | フィルター複合体およびガス検知器 | |
JP2006033203A (ja) | 携帯端末装置 | |
JP6714983B2 (ja) | 可搬型ガス警報器 | |
JP5778564B2 (ja) | 可搬型ガス検知器 | |
JP2011215867A (ja) | タッチパネルの取付構造および電子機器 | |
JP5117871B2 (ja) | 防爆型ガス警報器 | |
CN114364169A (zh) | 一种具备弹性抗震结构的便携式电子设备 | |
CN218826030U (zh) | 一种显示装置和空调器 | |
JP6463024B2 (ja) | 可搬型ガス検知器 | |
CN219997021U (zh) | 一氧化碳检测仪壳体 | |
JP4912341B2 (ja) | 警報器 | |
JP2014029376A (ja) | 携帯端末 | |
JP4631786B2 (ja) | スピーカボックス構造 | |
JP6622038B2 (ja) | 警報器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170123 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20171227 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180109 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180220 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180306 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180308 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6318385 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |