JP6329378B2 - 可搬型ガス警報器 - Google Patents
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Description
そして、環境雰囲気の空気において、含有される危険性ガスの濃度が高いことにより、または酸素ガス濃度が低いことにより、人に対して危険な状態となったときには、そのことを直ちに知ることが必要であり、このような要請から、ガスセンサによって検知対象ガスが検知されたときに作動する警報用ブザーからの警報音による警報報知機構を具えてなる可搬型のガス警報器が広く使用されている(特許文献1参照)。
前記ケーシングの内面における警報音放音用開口の開口縁部に、当該警報音放音用開口の周囲を囲む遮音壁が前記圧電ブザーの外周に位置されるよう形成されており、
前記遮音壁の端面は、弾性体よりなるシート状のパッキンを介して前記制御用回路基板の表面に当接されており、当該制御用回路基板および当該遮音壁によって警報音放音用開口を介して外部と連通する音響空間が画成されていることを特徴とする。
この可搬型ガス警報器10は、手で握って保持可能な大きさとされた、全体が略箱型形状のケーシング15を備えており、正面中央部に表示部11を有すると共に表示部11の下方領域に操作部12を有する。そして、正面における表示部11の上方領域およびこれに続く上面の正面側領域に警報用発光部13を有する。図1における符号12a、12bは、操作部12を構成する、「POWER」および「MODE」が二段に表示されたメインスイッチとモード切替えスイッチを兼ねた第1の操作用ボタン、「AIR」と表示された機能調整用の第2の操作用ボタンである。
そして、圧電ブザー60と並んだ位置において、円柱状のガスセンサ65が裏面側ケーシング部材30の内面側に形成された、正面方向に開口する略円筒状のセンサ保持部32に保持固定されて配置されている。ガスセンサ65としては、検知対象ガスの種類に応じたガスセンサ素子を用いることができ、例えば酸素ガスを検知するガルバニ型ガスセンサ素子、一酸化炭素ガスを検知する定電位電解式ガスセンサ素子、硫化水素ガスを検知する定電位電解式ガスセンサ素子などを挙げることができる。
この可搬型ガス警報器10においては、カバー部材23が被覆されないことによって外部に露出された基体部分(透明樹脂)によって、後述するパネル状表示機構(LCD)を外部から視認可能な表示窓21aが形成されており、これにより表示部11が構成されている。
基体21を構成する樹脂材料としては、例えばポリカーボネート樹脂などを用いることができる。
カバー部材23を構成する導電性樹脂としては、例えばPC/ABSアロイ(ポリカーボネート樹脂とABS樹脂とのアロイ樹脂)などを用いることができる。
防水フィルタ47は、例えばポリエステルよりなる多孔質膜により構成されており、その外周縁部が例えば接着されることによって表面側ケーシング部材20の内面に固定されている。
また、各々のボス33の先端部には、径方向外方に突出する係合爪部36が形成されている。
具体的には、中継端子42は、断面L字型の板状のものであって、長辺部の一部が電池室31内に露出されて電池用接続端子40が電気的に接続されていると共に、短片部の一部が基板配置空間内に露出されてバネ接片43を介して制御用回路基板50の電源端子と電気的に接続されている。このような構成とされていることにより、電池の電解液が漏れた場合であっても、当該電解液が基板配置空間内に侵入することがなく、従って、所期の防爆構造を有するものとなる。
この可搬型ガス警報器10における制御用回路基板50の保持構造について具体的に説明すると、先ず、図7−Aに示すように、裏面側ケーシング部材30に形成されたボス33が制御用回路基板50に形成された取り付け用孔51に挿通されることによりボス33の係合爪部36が制御用回路基板50の表面に係合される。これにより、制御用回路基板50が、圧電ブザー60が警報音放音用開口25の直下に位置されると共にガスセンサ65がガス導入用開口26の直下に位置されるよう位置決めされた状態で、裏面側ケーシング部材30に仮固定される。この状態において、図7−Bに示すように、制御用回路基板50の表面側に位置されるパネル状表示機構55の裏面に形成された柱状突起(支持脚部)56が裏面側ケーシング部材30のボス33の孔内に嵌入されることにより、ボス33の各分割片34が拡開されて各分割片34によって制御用回路基板50の取り付け用孔51の内面が押圧される。これにより、裏面側ケーシング部材30、制御用回路基板50およびパネル状表示機構55の三者が固定される。
この例においては、遮音壁29の端面は、弾性体からなるシート状のパッキン48を介して制御用回路基板50の表面に押圧状態で当接されており、これにより、制御用回路基板50および遮音壁29によって画成された、警報音放音用開口25を介して外部と連通する音響空間Sが基板配置空間と気密に区画されて形成されている。
ここに、圧電ブザー60の表面と表面側ケーシング部材20の内表面との間の離間距離は、例えば1〜5mmであり、圧電ブザー60の周面と遮音壁29の内周面との間の離間距離は、例えば0.5〜2mmである。また、警報音放音用開口25の開口径は、例えばφ7mmである。
例えば、検知対象ガスが酸素ガス(O2ガス)の場合には、基準値は例えば18.0体積%(vol%)とされ、それ以下となったときに警報動作信号が発せられる。また、基準値は、検知対象ガスが炭化水素ガス(HCガス)の場合には、例えば10%LEL(爆発下限界濃度に対するガス濃度)とされ、一酸化炭素ガス(COガス)の場合には例えば25ppmとされ、硫化水素ガス(H2Sガス)の場合には例えば10ppmとされ、当該基準値を超えたときに警報動作信号が発せられる。
また、遮音壁29が表面側ケーシング部材に一体に形成されていることにより、表面側ケーシング部材を装着しさえすれば、遮音壁を所定の位置に配置することができるので、警報音放音用開口および圧電ブザーに対する位置合わせ等の作業が不要であり、所期の機能を有する可搬型ガス警報器を容易に作製することができる。
例えば、遮音壁は表面側ケーシング部材に一体に形成されている必要はなく、表面側ケーシングとは別個の部材により構成されていてもよい。
11 表示部
12 操作部
12a 第1の操作用ボタン
12b 第2の操作用ボタン
13 警報用発光部
15 ケーシング
20 表面側ケーシング部材
21 基体
21a 表示窓
22 引っ掛かり部
23 カバー部材
25 警報音放音用開口
26 ガス導入用開口
27 固定用ネジ装着用孔
28 係合用突起
29 遮音壁
30 裏面側ケーシング部材
31 電池室
31a 受容支持部
32 センサ保持部
33 ボス
34 分割片
35 すり割り溝
36 係合爪部
37 固定用ネジ装着用孔
38 被係合部
40 電池用接続端子
41 端子ホルダ
42 中継端子
43 バネ接片
45 電池室カバー蓋
46 固定用ネジ
47 防水フィルタ
48 パッキン
50 制御用回路基板
51 取り付け用孔
55 パネル状表示機構
56 柱状突起(支持脚部)
57 コネクタケーブル
60 圧電ブザー
65 ガスセンサ
S 音響空間
Claims (1)
- 正面に警報音放音用開口が形成されたケーシングを備え、当該ケーシングの内部には、制御用回路基板が当該ケーシングの表面および裏面に沿って延びるよう配設されており、当該ケーシングの内部における前記警報音放音用開口に対向する位置に圧電ブザーが前記制御用回路基板の表面上に実装されて配設されていると共に当該警報音放音用開口を覆うよう防水フィルタが設けられており、
前記ケーシングの内面における警報音放音用開口の開口縁部に、当該警報音放音用開口の周囲を囲む遮音壁が前記圧電ブザーの外周に位置されるよう形成されており、
前記遮音壁の端面は、弾性体よりなるシート状のパッキンを介して前記制御用回路基板の表面に当接されており、当該制御用回路基板および当該遮音壁によって警報音放音用開口を介して外部と連通する音響空間が画成されていることを特徴とする可搬型ガス警報器。
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