JP2010101791A - ガスメータ - Google Patents
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Abstract
【課題】屋外に設置され、センサー等の保安機能部品を内蔵するガスメータにおいて、保安機能部品の収納部およびカウンターケース内への雨水侵入を防止し、パッキン部材の点数を削減したガスメータを提供する。
【解決手段】このガスメータは、屋外に設置され、メータ正面側に設けられ、板状の蓋で蓋をする保安機能部品の収納部を有する上ケースの外周壁と、計量表示部を内蔵するカウンターケースの外周壁との間にパッキン部材を挟みこんで雨水の浸入を防止するガスメータであって、前記上ケースの外周壁には、前記板状の蓋を嵌めこむ凹みを備え、嵌めこまれた前記板状の蓋の外縁部の上辺さらには側辺を覆うように前記パッキン部材を配置させ、前記カウンターケース外周壁と前記上ケース外周壁とで前記パッキン部材を挟み込んで固定する。
【選択図】図1
【解決手段】このガスメータは、屋外に設置され、メータ正面側に設けられ、板状の蓋で蓋をする保安機能部品の収納部を有する上ケースの外周壁と、計量表示部を内蔵するカウンターケースの外周壁との間にパッキン部材を挟みこんで雨水の浸入を防止するガスメータであって、前記上ケースの外周壁には、前記板状の蓋を嵌めこむ凹みを備え、嵌めこまれた前記板状の蓋の外縁部の上辺さらには側辺を覆うように前記パッキン部材を配置させ、前記カウンターケース外周壁と前記上ケース外周壁とで前記パッキン部材を挟み込んで固定する。
【選択図】図1
Description
本発明は、センサー等の保安機能部品を搭載したガスメータに関する。
特許文献1には、センサー等の保安機能部品を本体の上ケースの背面側に取り付ける方式が示されているが、この構造によるとガスメータ背面側に裏蓋を取り付け閉蓋する必要があり、この裏蓋をなくすため、センサー等の保安機能部品を上ケース正面側に取り付ける構造がとられることがある。
図4は、センサー等の保安機能部品を上ケース正面側の収納部に取り付ける構造を有するガスメータの断面図である。図4において、ガスメータ20は、内部に回路基板を収納する本体の上ケース10と、本体の下に構成される計量部17と、内部に機械式カウンタ18を収納するカウンターケース16で構成される。
上ケース10には、ガスメータの正面側に位置する収納部11にセンサー等の保安機能部品12を搭載し、その上ケース10の前面に板状の蓋13をパッキン部材14で挟み込んで固定して、収納部11内への雨水浸入を防止している。
さらに、板状の蓋13のガスメータの前面側には、外周に沿って雨よけのためのパッキン部材15が設けられており、カウンターケース16の外周壁と板状の蓋13で雨よけのためのパッキン部材15を挟み込んでカウンターケース16内への雨水侵入を防止する構造になっている。
実公平06−031375号公報
上述した従来のガスメータでは、上ケース10の前面と板状の蓋13の間に挟み込み保安機能部品の収納部11への雨水侵入を防止するパッキン部材14と、板状の蓋13とカウンターケース16の外周壁との間に挟み込みカウンターケース16内への雨水侵入を防止するパッキン部材15の2種類のパッキン部材が必要である。
ところで、前記収納部11には配管内ガスの圧力を測定するための圧力センサーなどの電子部品が収納されており、雨水浸入により電子部品が誤動作し、重大な不具合を発生する恐れがあり、十分な注意が必要である。
しかし、カウンターケース16の破損などの不具合により、雨水浸入防止機能が働かない場合があり得る。
しかし、カウンターケース16の破損などの不具合により、雨水浸入防止機能が働かない場合があり得る。
本発明は、上述の実情を考慮してなされたものであって、屋外に設置され、センサー等の保安機能部品を内蔵するガスメータにおいて、保安機能部品の収納部およびカウンターケース内への雨水侵入を防止し、パッキン部材の点数を削減したガスメータを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明のガスメータは、屋外に設置され、メータ正面側に設けられ、板状の蓋で蓋をする保安機能部品の収納部を有する上ケースの外周壁と、計量表示部を内蔵するカウンターケースの外周壁との間にパッキン部材を挟み込んで雨水の浸入を防止するガスメータであって、前記上ケースの外周壁には、前記板状の蓋を嵌めこむ凹みを備え、嵌めこまれた前記板状の蓋の外縁部の上辺さらには側辺を覆うように前記パッキン部材を配置させ、前記カウンターケース外周壁と前記上ケース外周壁とで前記パッキン部材を挟み込んで固定する。
本発明によれば、保安機能部品の収納部およびカウンターケース内への雨水侵入を防止し、パッキン部材の点数を削減することができる。
以下、図面を参照して、本発明のガスメータに係る好適な実施形態について説明する。
図1は、本実施形態のガスメータの断面図である。図1において、ガスメータ20は、内部に回路基板を収納する本体の上ケース10と、本体の下に構成される計量部17と、内部に機械式カウンタ18を収納するカウンターケース16で構成される。
図1は、本実施形態のガスメータの断面図である。図1において、ガスメータ20は、内部に回路基板を収納する本体の上ケース10と、本体の下に構成される計量部17と、内部に機械式カウンタ18を収納するカウンターケース16で構成される。
上ケース10のガスメータの正面側に位置する収納部11にセンサー等の保安機能部品12を搭載し、その上ケース10の前面に板状の蓋13が取り付けられる。
この上ケース10のガスメータ正面側には、板状の蓋13を囲うように上ケース外周壁5が設けられている。
図2(A)は、上ケース10のガスメータの正面側の正面図、図2(B)、(C)は、上ケース10の側面側の断面図である。
この上ケース外周壁5は、上ケース10の正面から板状の蓋13の厚みより深い凹み8が形成されており、この凹み8に板状の蓋13を嵌めこんで、上ケース10にネジ止め等により固定して収納部11に蓋をする(図2(C))。
この上ケース10のガスメータ正面側には、板状の蓋13を囲うように上ケース外周壁5が設けられている。
図2(A)は、上ケース10のガスメータの正面側の正面図、図2(B)、(C)は、上ケース10の側面側の断面図である。
この上ケース外周壁5は、上ケース10の正面から板状の蓋13の厚みより深い凹み8が形成されており、この凹み8に板状の蓋13を嵌めこんで、上ケース10にネジ止め等により固定して収納部11に蓋をする(図2(C))。
パッキン部材6は、ゴム、発泡ゴム、コルク等のような弾性部材が用いられる。
パッキン部材6を正面から見た外側の形状2は、図3(A)に示すように、上ケース外周壁5と同じ形状であり、内側の形状3は、上辺部が板状の蓋13の上辺部の幅より小さく、下辺部が上ケース外周壁5の下辺部の内側の幅と同じで、高さが板状の蓋13の高さより低い台形状の形状である。さらに、外側の形状の下辺部と内側の形状の下辺部との幅4は、上ケース外周壁5の厚さと同じとする。
このパッキン部材6を上ケース外周壁5にあわせて取り付け、さらにその前面にガスメータ外観をなすカウンターケース16を取り付けて、パッキン部材6を挟み込んだ状態で上ケース10とカウンターケース16をネジ等で固定する。
このように取り付けられたパッキン部材6は、図3(B)に示すように、板状の蓋13の上辺部において僅かに覆われるので、雨水が漏れてきてもパッキン部材6に沿って垂れるため収納部11に水が浸入するのを防ぐことができる。
また、パッキン部材6の下辺部では、上辺から垂れてきた雨滴がパッキング部材6と板状の蓋13の間に溜まらない。
パッキン部材6を正面から見た外側の形状2は、図3(A)に示すように、上ケース外周壁5と同じ形状であり、内側の形状3は、上辺部が板状の蓋13の上辺部の幅より小さく、下辺部が上ケース外周壁5の下辺部の内側の幅と同じで、高さが板状の蓋13の高さより低い台形状の形状である。さらに、外側の形状の下辺部と内側の形状の下辺部との幅4は、上ケース外周壁5の厚さと同じとする。
このパッキン部材6を上ケース外周壁5にあわせて取り付け、さらにその前面にガスメータ外観をなすカウンターケース16を取り付けて、パッキン部材6を挟み込んだ状態で上ケース10とカウンターケース16をネジ等で固定する。
このように取り付けられたパッキン部材6は、図3(B)に示すように、板状の蓋13の上辺部において僅かに覆われるので、雨水が漏れてきてもパッキン部材6に沿って垂れるため収納部11に水が浸入するのを防ぐことができる。
また、パッキン部材6の下辺部では、上辺から垂れてきた雨滴がパッキング部材6と板状の蓋13の間に溜まらない。
また、パッキン部材6の正面から見た内側の形状における上辺部の幅を下辺部の幅と同じにしても同様な効果を得ることができる。
このように構成することによって、パッキン部材の部品数を1つに減らすことができ、カウンターケース外周壁と上ケース外周壁にて挟み込んだ雨よけのためのパッキン部材で板状の蓋を覆うことにより、カウンターケースや保安機能部品の収納部への雨水浸入を防止することができる。
本実施形態のような構成をしていれば、例え、雨水の浸入があったとしても、雨水はパッキン部材6の背面に位置する板状の蓋13と上ケース外周壁5の隙間に流れ込むことはなく、パッキン部材6に沿ってガスメータ底辺側に流れ込み、保安機能部品の収納部11への雨水の流れ込が発生しない。これにより保安機能部品の収納部11への雨水侵入を防止している。
尚、本発明は上述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で各種の変形、修正が可能であるのは勿論である。
20…ガスメータ、10…本体の上ケース、11…収納部、12…保安機能部品、13…板状の蓋、14,15…パッキン部材、16…カウンターケース、17…計量部、18…機械式カウンタ、2…パッキン部材の外側の形状、3…パッキン部材の内側の形状、4…パッキン部材の下辺部の幅、5…上ケース外周壁、6…パッキン部材、7…カウンターケース外周壁、8…上ケース外周壁の凹み。
Claims (2)
- 屋外に設置され、メータ正面側に設けられ、板状の蓋で蓋をする保安機能部品の収納部を有する上ケースの外周壁と、計量表示部を内蔵するカウンターケースの外周壁との間にパッキン部材を挟みこんで雨水の浸入を防止するガスメータにおいて、前記上ケースの外周壁には、前記板状の蓋を嵌めこむ凹みを備え、嵌めこまれた前記板状の蓋の外縁部の上辺を覆うように前記パッキン部材を配置させ、前記カウンターケース外周壁と前記上ケース外周壁とで前記パッキン部材を挟み込んで固定することを特徴とするガスメータ。
- 請求項1に記載のガスメータにおいて、前記パッキング部材は、前記板状の蓋の外縁部の上辺および側面を覆うように配置することを特徴とするガスメータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008274339A JP2010101791A (ja) | 2008-10-24 | 2008-10-24 | ガスメータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008274339A JP2010101791A (ja) | 2008-10-24 | 2008-10-24 | ガスメータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010101791A true JP2010101791A (ja) | 2010-05-06 |
Family
ID=42292560
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008274339A Pending JP2010101791A (ja) | 2008-10-24 | 2008-10-24 | ガスメータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010101791A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019158743A (ja) * | 2018-03-15 | 2019-09-19 | アズビル金門株式会社 | ガスメータ |
JP2019174357A (ja) * | 2018-03-29 | 2019-10-10 | アズビル金門株式会社 | ガスメータ |
-
2008
- 2008-10-24 JP JP2008274339A patent/JP2010101791A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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