JP2000294954A - 屋外装置筺体の呼吸穴構造 - Google Patents

屋外装置筺体の呼吸穴構造

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JP2000294954A
JP2000294954A JP11097752A JP9775299A JP2000294954A JP 2000294954 A JP2000294954 A JP 2000294954A JP 11097752 A JP11097752 A JP 11097752A JP 9775299 A JP9775299 A JP 9775299A JP 2000294954 A JP2000294954 A JP 2000294954A
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JP
Japan
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breathing hole
protective cover
permeable membrane
hole structure
waterproof
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Pending
Application number
JP11097752A
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English (en)
Inventor
Toshikazu Konno
敏和 今野
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NEC Engineering Ltd
Original Assignee
NEC Engineering Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 屋外装置の筺体の呼吸穴を防水通気膜で覆っ
た呼吸穴構造において、いたづらや事故による防水通気
膜の破損を防止することを目的とする。 【解決手段】 押え板を兼ねる保護カバー(20)を用い
て防水通気膜(14)を筺体(10)にねじ止めする。保護
カバー(20)は半円筒形の隆起部(24)を有し、この隆
起部(24)により形成された半円柱形通路(26)は防水
通気膜(14)の平面に平行に横方向に開口(28)してい
る。従って、防水通気膜(14)に向かってドライバーな
どを差し込みにくい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信機その他屋外
に設置される装置の筺体の呼吸穴構造に関する。
【0002】
【従来の技術】通信機などのように屋外に設置される装
置においては、内部実装品を保護するため筺体は密閉さ
れた防水構造とするが、筐体の内外の気圧差をなくする
ために筐体には呼吸穴を設ける必要がある。この呼吸穴
は、通気を可能にしながらも雨水の侵入を防止できるよ
うな防水構造にしなければならない。
【0003】そこで、従来技術には、防水性かつ通気性
を有する防水通気膜で筺体の呼吸穴を塞いだ呼吸穴構造
が提案されている(例えば、実開平2-102776号、実公平
6-51013号)。図5に示したように、従来のこの種の呼
吸穴構造は、筺体1に設けた呼吸穴2の全面に防水通気
膜3を被せ、その上から押え板4をねじ5で固定するこ
とにより、防水通気膜3を筺体に密着固定するようにな
っている。こうして、防水通気膜3の防水性を利用して
筐体内部への雨水の浸入を防ぎつつ、その通気性を利用
して筺体の内部と外部を連通させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の構造で
は押え板4の中央には開口が空けてあるので、この開口
を介して防水通気膜3の一部が外部に露出することにな
る。その結果、鋭利な物で突く等のいたずらを受ける
と、防水通気膜3が破損するおそれがある。また、製造
時に押え板4をねじ止めする際に誤ってドライバーで防
水通気膜3を突き破ったり他の物品が防水通気膜3に触
れたりすることによって防水通気膜3が破損することも
ある。防水通気膜のこのような破損を回避するために
は、装置の銘板等の裏側に隙間を設けて呼吸穴を設け、
呼吸穴を銘板等で隠すことが望ましいが、この場合には
呼吸穴の設置場所に制約を受ける。
【0005】本発明の目的は、防水通気膜が容易に破損
することのない呼吸穴構造を提供することにある。本発
明の他の目的は、防水通気膜に対するいたずらを防止す
ることの可能な呼吸穴構造を提供することにある。本発
明の他の目的は、防水通気膜が破損することがなく、筺
体の任意の場所に設置することが可能な呼吸穴構造を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、屋外装置の筺
体に設けた呼吸穴を防水通気膜で塞いでなる呼吸穴構造
において、防水通気膜の平面にほぼ平行な方向のみに開
口した隆起部を備えた保護カバーによって前記防水通気
膜を筺体に締結したことを特徴とするものである。この
ように側方のみに開口した保護カバーを用いて防水通気
膜を筺体に締結したので、防水通気膜が直接に外部に露
出することがなく、いたづらや事故による防水通気膜へ
のアクセスを効果的に禁止することができる。
【0007】本発明の好ましい実施態様においては、こ
の呼吸穴構造は、更に、保護カバーの開口に対して側方
からアクセスするのを防止するための遮蔽部材を備えて
いる。このような構造にすれば、防水通気膜へアクセス
するのは一層困難になり、より完全に防水通気膜を保護
することができる。
【0008】更に好ましい実施態様においては、遮蔽部
材は保護カバーに一体形成されている。このようにすれ
ば、部品点数と製造コストを抑制することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1を参照するに、屋外装置の筺
体10には、外気温の急激な変化などによる内外の気圧
差を解消するため適当な位置に呼吸穴12が設けてあ
る。筺体10の呼吸穴12は防水性および通気性を有す
る防水通気膜14によって閉塞されている。防水通気膜
14は呼吸穴12を完全に覆い隠すだけの寸法を有す
る。防水通気膜14は、筺体10のねじ穴16に螺合す
る固定用ネジ18を用いて防水通気膜14と保護カバー
20とを共締めすることにより筺体10に締結される。
このため、保護カバー20と防水通気膜14には、固定
用ネジ18を通すための穴が空けてある。
【0010】保護カバー20はその本体22から隆起し
た半円筒形隆起部24を備え、この半円筒形隆起部24
は半円柱形通路26を画成している。この半円筒形隆起
部24は、ステンレス鋼板などからなるブランクをプレ
ス機で切り抜きかつ絞り加工することにより形成するこ
とができる。図面から良く分かるように、この半円柱形
通路26の両端は防水通気膜14の平面に平行に側方に
開口しており、半円形の側方開口28を画成している。
【0011】固定ネジ18により防水通気膜14と保護
カバー20を筺体10に締結すると、防水通気膜14の
うち呼吸穴12の周囲の部分は保護カバー20の本体2
2により筺体10に密着せられる。従って、保護カバー
20の側方開口28から半円柱形通路26内へ雨水が侵
入したとしても、筺体10の内部に浸水することが無
い。また、防水通気膜14は保護カバー20によって覆
い隠されており、保護カバー20の半円柱形通路26の
両端は側方開口28を介して側方のみに開口しているの
で、防水通気膜14が直接に外部に露出することがな
い。従って、いたづらの目的で防水通気膜14にアクセ
スするのは困難であり、防水通気膜14をいたづらから
防ぐことができる。同様に、保護カバー20の半円筒形
隆起部24は防水通気膜14の上方を覆い隠しているの
で、防水通気膜14は製造時の事故や物品の接触による
損傷から保護される。
【0012】図2には保護カバー20の変化形を示す。
これらの図に示したように、保護カバー20の隆起部2
4の断面形状は四角形又は三角形にすることができる。
ただし、側方開口28の断面積が小さいと側方開口28
より吹き込んだ雨水が表面張力により側方開口28を塞
ぎ、呼吸穴の通気に影響を及ぼすので、側方開口28は
可能なかぎり大きくするべきである。
【0013】図3には、本発明の呼吸穴構造の第2実施
例を示す。この実施例においては、保護カバー20と防
水通気膜14との間には一対の対向する遮蔽壁30を備
えた遮蔽部材32が固定ネジ18によって共締めされ
る。遮蔽部材32の遮蔽壁30は保護カバー20の側方
開口28から僅かな距離を隔てて位置決めされる。この
ように保護カバー20の側方開口28は遮蔽部材32の
遮蔽壁30によって遮蔽されるので、側方開口28を介
して防水通気膜14に向かってドライバーなどを差し込
むのは完全に阻止される。
【0014】図4には、保護カバー20の更に他の変化
形を示す。この変化形においては、遮蔽壁30は保護カ
バー20Aに一体的に形成されている。図4に示した保
護カバー20Aは、ステンレス鋼板などのプレス加工と
折り曲げ加工により形成することもできるが、プラスチ
ックの成形により形成するのが好ましい。図4に示した
保護カバー20Aは、部品点数を増加させることなく防
水通気膜14を完全に保護することができる。
【0015】
【発明の効果】本発明の呼吸穴構造においては防水通気
膜は側方のみに開口した保護カバーで覆われているの
で、いたづらや事故による防水通気膜の破損を効果的に
防止することができる。この保護カバーは任意の場所に
ねじ止めすることができるので、呼吸穴の設置場所に制
約を受けることがない。この保護カバーは防水通気膜を
装置筺体にねじ止めするための押え板を兼ねているの
で、部品点数を節減することができる。好ましい実施態
様に従い、更に遮蔽部材を設けた場合には、防水通気膜
へアクセスを一層確実に防止することができる。遮蔽部
材と保護カバーを一体形成した実施態様にあっては、部
品点数と製造コストを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の呼吸穴構造の第1実施例の斜視図であ
る。
【図2】図1に示した保護カバーの変化形の斜視図であ
る。
【図3】本発明の呼吸穴構造の第2実施例の斜視図であ
る。
【図4】図3に示した保護カバーの変化形の斜視図であ
る。
【図5】従来の呼吸穴構造の斜視図である。
【符号の説明】
10: 装置筺体 12: 呼吸穴 14: 防水通気膜 20: 保護カバー 24: 保護カバーの隆起部 26: 保護カバーの通路 28: 保護カバーの側方開口 30: 遮蔽板 32: 遮蔽部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋外装置の筺体に設けた呼吸穴を防水通
    気膜で塞いでなる呼吸穴構造において、防水通気膜の平
    面にほぼ平行な方向のみに開口した隆起部を備えた保護
    カバーによって前記防水通気膜を筺体に締結したことを
    特徴とする呼吸穴構造。
  2. 【請求項2】 保護カバーの前記開口への側方からのア
    クセスを防止する遮蔽部材を更に備えていることを特徴
    とする請求項1に基づく呼吸穴構造。
  3. 【請求項3】 前記遮蔽部材は保護カバーに一体形成さ
    れていることを特徴とする請求項2に基づく呼吸穴構
    造。
  4. 【請求項4】 保護カバーの前記通路は金属板の切り抜
    き絞り加工により形成されていることを特徴とする請求
    項1から3のいづれかに基づく呼吸穴構造。
JP11097752A 1999-04-05 1999-04-05 屋外装置筺体の呼吸穴構造 Pending JP2000294954A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010175310A (ja) * 2009-01-28 2010-08-12 Nippon Seiki Co Ltd 計器の通気構造
JP2012180899A (ja) * 2011-03-01 2012-09-20 Denso Corp シール構造
JP2014072257A (ja) * 2012-09-28 2014-04-21 Hitachi Automotive Systems Ltd 電子制御装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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