JP5278005B2 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、トナー画像を定着ベルトを用いて加熱して定着するベルト駆動装置、定着装置およびこれらを用いる複写機、ファクシミリ、プリンターなどに適用され、トナーを用いて画像を形成する電子写真方式の画像形成装置に関するものである。
電子写真法や静電記録法を利用した画像形成装置を用いることにより、静電潜像を経て画像情報を可視化する方法は、現在様々な分野で利用されている。例えば、電子写真法においては、画像情報は、帯電工程に続く露光工程により感光体上に静電潜像とされた後、現像剤で顕像化され、次いで転写工程及び定着工程を経て画像情報が再生される。
複写機、ファクシミリ、プリンタ、印刷機等の画像形成装置においては、上述の定着工程において、紙などの記録媒体上に転写されて担持されている未定着画像を定着して複写物や印刷出力とすることがある。
定着に用いられる定着装置には、一対のローラを対向させて配置し、一方のローラを加熱ローラとして用い、他方のローラを記録媒体の加圧ローラとしてニップ部を形成する構成がある。または、複数のベルトを用いて、同様に対向して配置してニップ部を形成する構成がある。この構成では加熱ローラと加圧ローラとの間のニップ部に記録媒体を挟持させて搬送しながら熱及び圧力を加えながら未定着画像を融着させて定着する。
従来から、上述した定着装置では、画像を加熱するニップ部を通過するニップ時間の確保は重要な課題であった。例えば、定着ローラに対してゴムローラを加圧した場合などゴムを柔らかくまたゴム肉厚を厚くし、強くゴムローラを押し当てることでゴムが変形し定着ローラ側へ座屈することで接触幅、所謂ニップ幅を確保してきた。しかし、ゴムへの押し付け圧を高くしてもゴムの柔らかさや押し付け圧には限界がある。また、ゴムを柔らかくすると形状の維持が難しくくなり、さらに、押し付け圧力を強くするとゴムローラ自身が変形してしまう。このため、ゴムの代わりに、非常に柔らかい発泡状ゴム(以下、「スポンジゴム」と記す。)を用いることで、適度な押し付け圧でも充分なニップ幅が確保できるようになった。しかし、スポンジゴムは寿命が短く、繰り返し圧縮、開放でゴムスポンジが疲労しスポンジの脆性破壊が起こり、初期性能の維持がむずかしかった。
これらに対して、最近では、ニップ時間の確保のために定着ローラと無端状の定着ベルトの組み合わせによる定着装置、複数のベルトで挟み込みニップ時間を長くとるという定着装置が提案されている。
例えば、定着ローラと定着ベルトの組み合わせの定着装置では、円筒状の定着ローラの円弧に対して定着ベルトを巻きつけ気味にすることでニップ時間を長くすることができる。
また、複数のベルトを用いる定着装置では、定着ベルトを挟み込むことでニップ部を形成するので、定着ベルトの挟み込みを長くすることで、ニップ時間を長くすることができる。この場合、薄いベルトを複数枚使用しており、それぞれの定着ベルトが左右いずれかに移動し寄ってしまうという不具合がある。この解決方法として、ベルト端部に寄止部材を配置し強制的にベルトの寄りを押さえ込む方法がある。しかし、ベルトを変形させてニップ幅を増やす代償としてベルトの回転は真円状ではなくなりベルト端部を寄止部材で押さえる場合はベルトの軌道変動によるベルトの周に対して垂直な方向の力が加わることでベルトの破壊や大きな異常音の発生があり、また寄止部材との摩擦によるベルト端部の磨耗が発生し問題となっている。
上述したベルトの破壊による異常音、寄止部材との磨耗等の不具合に対して、特許文献1では、定着部材と、ベルト本体の片側又は両側の端部に潤滑剤を保持する潤滑剤保持部を備えるエンドレスベルトと、該エンドレスベルトの内側に配置され、該エンドレスベルトを前記定着部材に圧接させて前記定着部材と前記エンドレスベルトとの接触部分を形成する押圧部材と、を有し、さらに、前記エンドレスベルトの端面と接触し、該エンドレスベルトの蛇行を防止する蛇行防止部材を有する定着装置が開示されている。
また、特許文献2では、画像が転写された転写材の未定着画像担持面に外周面を対向するエンドレス状の定着ベルトと、前記転写材の未定着画像の非担持面に外周面を対向するエンドレス状の加圧ベルトと、前記定着ベルト及び前記加圧ベルトのそれぞれの内面にあって、ベルト走行を案内する複数のガイド部材とを有し、前記定着ベルトと前記加圧ベルトの接触領域に前記転写材を通過させることによって前記転写材上の画像を定着する定着装置において、前記転写材の搬送方向で前記定着ニップ域外に設け、前記ガイド部材の軸方向の延長線上の少なくとも一方には、前記定着ベルト及び前記加圧ベルトの両端縁を規制する規制部材を設けた定着装置が開示されている。
特開2008−185661号公報 特開2007−240739号公報
しかし、上述した開示された技術では、ベルトの寄りを防止して、ベルトの破損や異音の発生を抑えることは困難である。
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、その課題は、ベルトの寄りを防止するにあたりベルトの破損や異音の発生を抑えるベルト駆動装置及びこれを用いる定着装置、画像形成装置を提供することである。
さらに、ベルトが軌道変動によるベルトの周方向に対して垂直な方向の力が加わることによる破壊や異音の発生、ベルトと固定の寄止部材等の寄止部材との摩擦による破壊や異音の発生を防ぐベルト駆動装置及びこれを用いる定着装置、画像形成装置を提供することである。
上記課題を解決する手段である本発明の特徴を以下に挙げる。
本発明の定着装置は、複数の張架ローラで張架し、少なくとも1つの張架ローラを回転させて周回させる無端状ベルトを、相対向させて2つ備え、該2つの無端状ベルトは、第1定着ベルト及び第2定着ベルトであって、該2つの定着ベルトが形成するニップ部で、記録部材上に形成したトナー像に熱及び圧力を加えて定着させる定着装置において、前記第1定着ベルト及び前記第2定着ベルトそれぞれの幅方向端部で、かつ前記ニップ部と対向する位置であって、前記第1定着ベルト及び前記第2定着ベルトそれぞれが周回方向の軌道において直線的に搬送されている領域に、前記第1定着ベルト及び前記第2定着ベルトの幅方向の片寄りを防止する圧力をかける寄止部材を備え、前記寄止部材は、前記第1定着ベルト及び前記第2定着ベルトの動きに応じて可動であることを特徴とする。
た、本発明の定着装置は、さらに、前記寄止部材は、無端状ベルトに接触する部分は、ベルト基材より柔らかい樹脂又はゴムで形成されていることを特徴とする。
また、本発明の定着装置は、さらに、前記寄止部材は、駆動することを特徴とする。
また、本発明の定着装置は、さらに、前記寄止部材は、押し当て部材で押圧されていることを特徴とする。
また、本発明の定着装置は、さらに、前記寄止部材は、ローラ形状であることを特徴とする。
また、本発明の定着装置は、さらに、前記寄止部材は、ベルト形状であることを特徴とする。
また、本発明の定着装置は、さらに、前記寄止部材は、チェーンであることを特徴とする。
発明の画像形成装置は、潜像を形成する像担持体と、像担持体表面に均一に帯電を施す帯電装置と、帯電した像担持体表面に露光し潜像を書き込む露光装置と、像担持体表面に形成された潜像にトナーを供給し可視像化する現像装置と、像担持体表面の残留トナーをクリーニングするクリーニング装置と、像担持体表面の可視像を直接又は中間転写体に転写した後に記録媒体に転写する転写装置と、記録媒体上のトナー像を定着させる定着装置とを備える画像形成装置において、上記のいずれかに記載の定着装置を備えていることを特徴とする。
上記課題を解決する手段である本発明によって、以下のような特有の効果を奏する。
本発明のベルト駆動装置及びこれらを用いる定着装置、画像形成装置では、ベルトが軌道変動によるベルトの周方向に対して垂直な方向の力が加わることによる破壊や異音の発生、ベルトと固定の寄止部材等の寄止部材との摩擦による破壊や異音の発生を防止することができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。なお、いわゆる当業者は特許請求の範囲内における本発明を変更・修正をして他の実施形態をなすことは容易であり、これらの変更・修正はこの特許請求の範囲に含まれるものであり、以下の説明はこの発明における最良の形態の例であって、この特許請求の範囲を限定するものではない。
図1は、この発明の画像形成方法を実施する画像形成装置を示す全体構成図であり、ここではその一例としてカラー画像形成装置を示している。このカラー画像形成装置1は中間転写ベルト11を用いたタンデム型の電子写真装置であり、最下部に給紙テーブル2を、その上方に画像形成装置本体1を、さらにその上部にスキャナ3及び原稿自動給送装置(ADF)4をそれぞれ設けてある。
本発明の画像形成方法は、図1に示す画像形成装置1によって、静電潜像形成工程、現像工程、転写工程、クリーニング工程、定着工程等が行われる。以下に、そのための画像形成装置1の構成について詳述する。
画像形成装置本体1には、ほぼ中央に無端状の中間転写ベルト11を備えた転写装置9が設けてあり、中間転写ベルト11は駆動ローラ14と従動ローラ15、16により張架され、回転駆動される。従動ローラ15の左方には、図示しないベルトクリーニング装置により、画像転写後その表面に残留する残留トナーが除去されて次の画像形成に備えられる。
駆動ローラ14と従動ローラ15との間に架け渡された直線状の中間転写ベルト11の上方には、その移動方向に沿って、感光体5Y、5C、5M、5K(以下、色を特定する必要がない場合には単に感光体5という)を、回転可能に設けてあり、その周りには現像装置7、帯電装置6、感光体クリーニング装置8を設けてある。これらを一つのユニットとして画像形成ユニット10を形成する。この画像形成ユニット10の現像装置7によって現像工程が行われる。
また、感光体5には、レーザ光を照射する公知の露光装置21が設けられている。この露光装置21で静電潜像形成工程が行われる。
一次転写手段を構成する一次転写装置9Y、9C、9M、9Kが設けてある。この感光体5の近傍には、画像濃度検出手段29がそれぞれ設けられている。さらに、感光体5の周りには、そのほかに図示しない除電装置、潤滑剤塗布装置をそれぞれ設けてあり、これらは1つの画像形成部10を構成している。
一方、中間転写ベルト11の下側には二次転写手段を構成する二次転写装置22を設けてある。この二次転写装置22が中間転写ベルト11を介して従動ローラ16に圧接するようになっている。そして、この二次転写装置22が中間転写ベルト11との間に送り込まれる記録媒体として用紙Pに、中間転写ベルト11上のトナー画像を一括転写する。
二次転写装置22の用紙搬送方向下流側には、用紙P上に形成されたトナー画像を無端状の定着ベルトに加圧ローラで加熱・圧接する定着装置25が設けられている。画像転写後の用紙Pは、一対のローラ23、23間に架け渡された無端状の搬送ベルト24によって定着装置25へ搬送される。なお、この二次転写装置22は転写ローラや非接触のチャージャを用いた転写方式であっても差し支えない。この中間転写ベルト11を含む転写装置9で転写工程が行われる。
そして、この二次転写装置22の下側には、用紙表裏両面に画像を形成する際に用紙Pを反転させる用紙反転装置28を設けてある。
上記のような構成からなるカラー画像形成装置1でカラーのコピーをとるときは、通常、原稿自動給送装置4の原稿台30上に原稿をセットするが、手動で原稿をセットする場合には、原稿自動給送装置4を開いてスキャナ3のコンタクトガラス32上に原稿をセットし、この原稿を原稿自動給送装置4を閉じることによりコンタクトガラス32へ押圧する。
次に、図示しないスタートスイッチを押すと、原稿自動給送装置4に原稿をセットしたときは原稿が自動でコンタクトガラス32上に給送され、手動でコンタクトガラス32上にセットしたときは直ちにスキャナ3が作動し、第一走行体33及び第二走行体34が走行を開始する。これにより、第一走行体33の光源からの光が原稿に向けて照射され、さらに第二走行体34の一対のミラーにより180度方向を変えて結像レンズ35を通り読取りセンサ36に入射して原稿の内容が読取られる。
また、上述したスタートスイッチの押下により、中間転写ベルト11が回動を開始すると同時に各感光体5Y、5C、5M、5Kも回動を開始してそれぞれの感光体上にイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各単色画像を形成する。このようにして各感光体上に形成された各単色画像は、図1で時計回り方向に回動する中間転写ベルト11上に重ね合わせて順次転写されてフルカラーの合成カラー画像が形成される。
一方、給紙テーブル2内の選択された給紙段の給紙ローラ42が回転し、給紙ユニット43内の選択された給紙トレイ44から用紙Pが繰り出され、分離ローラ45により一枚に分離されて搬送ガイド板48に搬送される。繰り出された用紙Pは搬送ローラ47により複写機本体1に搬送され、レジストローラ49に当接して一旦停止状態になる。レジストローラ49は中間転写ベルト11上のカラー画像に合わせた正確なタイミングで回転を開始し、停止状態にあった用紙Pを中間転写ベルト11と二次転写装置22との間に送り込み、用紙P上に上記の二次転写装置22によりカラー画像を転写する。カラー画像が転写された用紙Pは、搬送機能も有する二次転写装置22により、定着装置25へ搬送され、加熱・加圧されて転写画像が定着される。この定着装置25によって定着工程が行われる。
その後、排出側に案内され、排出ローラ56により排紙トレイ57上に排出されてスタックされる。
なお、両面コピーモードが選択されている場合には、表面に画像を形成した用紙Pは用紙反転装置28側に搬送され、反転して再び二次転写装置22へ導かれ、裏面に画像が形成された後、排出ローラ56により排紙トレイ上に排出されてスタックされる。また、ブラック単色画像を中間転写ベルト11上に形成する場合には、駆動ローラ14以外の従動ローラ15、16を移動させてイエロー、シアン、マゼンタの感光体5Y、5C、5Mを中間転写ベルト11から離間させるようにしている。なお、図1に示したタンデム型でなく、感光体5が一つしかない所謂1ドラム型の画像形成装置1にあっては、ファーストコピー速度を速くするために、最初に黒色を作像するのが一般的であり、その後原稿がカラーの場合のみ残りの色の作像を行うようにしている。
本発明のベルト駆動装置は、無端状ベルトと、該無端状ベルトを張架する複数の張架ローラとを備え、少なくとも1つの張架ローラを回転させて、前記無端状ベルトを周回させるベルト駆動装置において、無端状ベルトが直線的に搬送されている領域で、無端状ベルトの幅方向の片寄りを防止する応力をかける。このベルト駆動装置は、画像形成装置で、中間転写ベルトの駆動装置、ベルト定着方式の定着装置に適用することができる。ここでは、ベルト定着方式の定着装置を用いて説明する。
図2は、本発明のベルト駆動装置を用いる定着装置の構成を示す概略図である。図3は、この定着装置の断面図である。
2及び3に示すように、無端状ベルトである上方にある第1ベルト251a及び下方に置かれている第2ベルト251bが対向して配置されている。これらの第1ベルト251a及び第2ベルト251bの内部にはそれぞれ設けられた第1駆動ローラ252a及び第2駆動ローラ252bによって、これらの駆動ローラ軸間が加圧されている。第1駆動ローラ252a及び第2駆動ローラ252bは、不図示の駆動源から、それぞれギヤを介して等速に駆動される。第1ベルト251a及び第2ベルト251bの両端は、図2に示すように、側板258a、258bに突き当てられて固定されている。
また、第1ベルト251a及び第2ベルト251bの内部には、第1駆動ローラ252a及び第2駆動ローラ252bとともにそれぞれ第1ガイドローラ253a及び第2ガイドローラ253bが設けられており、これによって、直線的に搬送されている領域Lを形成している。なお、直線的に搬送されている領域(直線搬送部)Lを形成するためのガイドがあればよく、第1ベルト251a及び第2ベルト251bの内部にローラでなく、滑らかで湾曲形状を有する平板であってもよい。
従来の熱定着方式では、トナー像を加熱するニップ時間を確保するために、例えば、定着ローラに対してゴムローラを加圧した場合などゴムを柔らかくまたゴム肉厚を厚くし、強くゴムローラを押し当てることでゴムが変形し定着ローラ側へ座屈することで接触幅、所謂ニップ幅を確保してきた。しかし、ゴムを柔らかく押し付け圧を高くしてもゴムの柔らかさや押し付け圧には限界があり、ゴムが柔らかすぎると、形状の維持が難しく、押し付け圧力を強くするとローラがベントしてしまう。
このため、ゴムの代わりにスポンジゴムを利用することも考えられており、非常に柔らかいスポンジ利用で押し付け圧も適度で充分なニップ幅が確保できるようになった。しかし、スポンジは寿命が短く、繰り返し圧縮、開放でゴムスポンジが疲労しスポンジの脆性破壊が起こり、初期性能の維持がむずかしかった。
これらに対して、ローラとベルトの組み合わせによる方法や複数のベルトで挟み込みニップ時間を長くとるという方法もある。しかし、ローラとベルトの組み合わせではローラの円弧に対してベルトを巻きつけ気味にすることでニップ時間を稼ぐやり方である。
もう一方は、複数のベルトによる挟み込みであり密着によるニップの長さはベルトの周長が許す限り任意である。この場合、薄いベルトを複数枚使用しており、おのおのが左右いずれかに移動し寄ってしまうことがある。
このために、本発明の定着装置25では、定着ベルト251a、251bの端部に寄止部材254を配置することによって、強制的に定着ベルト251a、251bの寄りを押さえ込む。しかし、定着ベルト251a、251bを変形させて、ニップ領域となる直線的に搬送されている領域Lを増やす代償として、定着ベルト251a、251bの回転は真円状ではなくなる。このような定着装置25で、定着ベルト251a、251bの端部を寄止部材254で押さえること、定着ベルト251a、251bの軌道変動により、周回方向に対して垂直な方向の力が加わることで、定着ベルト251a、251bの破壊や大きな異常音の発生を抑え、また、寄止部材254との摩擦による定着ベルト251a、251bの端部の磨耗を防止している。
本発明の寄止部材は、固定ではなく可動であってもよく、裏側に押し当て部材を設けることが可能であり、これは寄り力が非常に強い場合反力補助として有効である。この場合の押し当て部材は固定部材であってもよく、またローラやベルトのような回転部材であってもよい。
さらに、定着ベルト251の直線的に搬送される領域外に、補助寄止機構を設けることが可能である。本発明では、定着ベルト251の直線的に搬送される領域Lに寄止部材254をあて、定着ベルト251の軌道変動による定着ベルト251の破壊や異音を防止する。従って、この場合接触する部分を狭くし極限値をとれば直線と考えられるので、軌道変動の影響を考慮し、定着ベルト251の端面に接触する幅は極力狭くするのが望ましい。具体的には小径のローラやベルト、チェーンなどが使用可能である。
可動な部材としてはローラ、ベルト、チェーンなどが考えられ装置の構成や形状に合わせて適宜選べる。また材質は耐熱の金属、樹脂、ゴムが全て使用できる。
以上より、本発明による定着装置25は非常に有用なものであることがあきらかとなった。また、本発明の定着装置を用いた複写機やプリンターの場合、定着ベルト251を用いて適度なニップを余裕で形成することが可能となり、ニップ部を広げるためのローラの巨大化やコスト増を抑えることが可能となった。また、定着ベルト251の端部にかかる負担が非常に軽減されているので寿命も従来のベルト方式に比べ格段に上がった。
(実施例1)
本発明のベルト駆動装置を用いる定着装置は、単独の1枚のベルト使用を含め、2枚の複数のベルトを使用した場合であっても、定着ベルト251の破壊や大きな異常音の発生を抑え、また、寄止部材254との摩擦による定着ベルト251の端部の磨耗を防止している。
図4は、本発明のベルト駆動装置を用いる定着装置の一実施形態の構成を示す図である。図5は、定着ベルトと寄止部材とを拡大して示す図である。
本発明のベルト駆動装置を用いる定着装置では、図4に示すように、無端状ベルトである上方にある第1定着ベルト251a及び下方に置かれている第2定着ベルト251bが対向して配置されている。これらの第1定着ベルト251a及び第2定着ベルト251bの内部にはそれぞれ設けられた第1駆動ローラ252a及び第2駆動ローラ252bによって、これらの駆動ローラ軸間が加圧されている。第1定着ベルト251aの内部には、第1ガイドローラ253a、第2ガイドローラ253a′、第3ガイドローラ253a″によって第1定着ベルト251aの周回方向の軌道が形成されている。そして、この周回方向の軌道において直線的に搬送されている領域Lを形成されている。同様に、第2定着ベルト251bの内部には、第1ガイドローラ253b、第2ガイドローラ253b′、第3ガイドローラ253b″によって第2定着ベルト251bの周回方向の軌道が形成されている。そして、この周回方向の軌道において直線的に搬送されている領域L形成されている。
定着ベルト251が回転しても軌道変動しない直線的に搬送されている領域Lにおいて定着ベルト251の片寄り防止の応力をかけることにより、定着ベルト251は、図5の矢印Aで示すように周回方向に走行することで、寄止部材254のある方向となる幅方向への矢印Bの垂直な方向の力に、大きな寄り力が加わり破壊されることを防ぐことが可能となる。
また、図5は、寄止部材254と定着ベルト251との位置関係を示しており、無端状の定着ベルト251の幅方向の片寄りを防止する圧力をかける寄止部材となる寄止部材254を備え、寄止部材254は、定着ベルト251の動きに応じて可動にする。この時、寄止部材254をベルト端部で、定着ベルト251の動きに合わせて可動にすることで、ベルト端部の摩擦による破壊と異音の発生を防ぐことができる。寄止部材254の表面に樹脂、ゴムなどのベルト基材より柔らかい部材で構成すると、硬い物同士の接触の場合に比べ格段に音の発生を防ぐことが可能となった。また、寄止部材254を積極的に駆動することでさらに摩擦を減らすことが可能となる。
このような定着装置25にすることで、50時間回転させたが破損は殆ど観られなかった。音に関しては異音というほどではないが軽い摺擦音が聞えたが、実用上問題のない状態であった。ただし、60時間目で、定着ベルト251の端部に亀裂が入った。
(実施例2)
図6は、本発明のベルト駆動装置を用いる定着装置の一実施形態の構成を示す図である。本発明のベルト駆動装置を用いる定着装置25では、2つの無端状の定着ベルト251a、251bが形成するニップ部で直線的に搬送されている領域Lを形成しており、この領域Lに寄止部材254を設ける。この寄止部材254で、図5に示したように、定着ベルト251a、251bの幅方向の片寄りを防止する応力をかける。定着ベルト251a、251bの直線的に搬送されている領域Lとなるニップ部で、定着ベルト251a、251bの寄り防止の応力をかけることは、定着ベルト251a、251bの寄り力が定着ベルト251a、251bのニップ部内の周面の摩擦力によって発生することから、直線的に搬送されている領域Lであって、ニップ部において寄止部材254で定着ベルト251a、251bの寄りを抑えることは、実際に効果的であった。
この実施例2の定着装置25を100時間回転させたが、定着ベルト251a、251bの破損は殆ど観られなかった。しかし、定着ベルト251の端部がやや磨耗しているのが観察された。
音に関しては異音というほどではないが軽い摺擦音が聞えた程度であり、実用上問題のない範囲であった。ニップ部の方が効果が高いのは寄り力がニップ部内で発生しており、応力発生地点近傍で押し戻すことが効果的であることを示している。これに対して、単純に、定着ベルト251の端部で、直線的に搬送されている領域以外に寄止部材254を設置した場合は異音の発生と端部のダメージが観測され10時間で使用不能となった。
また、図7は、本発明のベルト駆動装置を用いる定着装置の一実施形態の構成を示す図である。
図7に示すように、第1定着ベルト251aのガイドローラ253a′、253a″が省略され、同様に、第2定着ベルト251のガイドローラ253b′、253b″が省略されて、ガイドローラ253a、253bのみで、定着ベルト251a、251bがフリーテンションでも、定着ベルト251a、251bが直線的に搬送される領域Lのニップ部に寄止部材254を設けることで、実施例2と同様の結果であった。
(実施例3)
図8は、本発明のベルト駆動装置を用いる定着装置の一実施形態の構成を示す図であり、寄止部材を拡大して示す図である。図8に示すように、寄止部材254を、第1ガイド254d′と第2ガイド254d″との間に寄止部材用ベルト254c構成し、この寄止部材用ベルト254cを、直線的に搬送される領域Lで、定着ベルト251に押し当てて、定着ベルト251の片寄り防止の応力をかけることにより、定着ベルト251は、図8の矢印Aで示すように周回方向に走行することで、寄止部材用ベルト254cのある方向となる幅方向への矢印Bの垂直な方向の力に、大きな寄り力が加わり破壊されることを防ぐことが可能となる。
また、図8は、寄止部材用ベルト254cと定着ベルト251との位置関係を示しており、無端状の定着ベルト251の幅方向の片寄りを防止する圧力をかける寄止部材用ベルト254cを、定着ベルト251の動きに応じて可動にする。この時、寄止部材254をベルト端部で、定着ベルト251の動きに合わせて可動にすることで、ベルト端部の摩擦による破壊と異音の発生を防ぐことができる。
この寄止部材用ベルト254cをステンレスフィルムで、厚さt=0.1mmを用いた。これで、200時間回転させたが、定着ベルト251の破損は殆ど観られなかった。定着ベルト251の端部の磨耗も殆どなかった。音に関しては異音というほどではないが軽い接触音がかすかに聞えたが、実用上問題はなかった。
また、この定着装置を複写機やプリンターに用いた場合、ベルトを用いて適度なニップを余裕で形成することが可能となり、ニップ幅を広げるためのローラの巨大化やコスト増を抑えることが可能となった。またベルト端部にかかる負担が非常に軽減されているので寿命も従来のベルト方式に比べ2倍に上がった。
(実施例4)
実施例3で示した寄止部材用ベルト254cの表面にシリコンゴムを0.1mmかぶせた寄止部材254を設けた。これで、200時間回転させたが、定着ベルト251の破損は殆ど観られなかった。定着ベルト251の端部の磨耗もなかった。音に関しては異音の発生もなかった。
(実施例5)
実施例3で示した寄止部材用ベルト254cのステンレスフィルムで、厚さt=0.04mmを用い、その表面にシリコンゴムを0.1mmかぶせた寄止部材254を設けた。寄止部材用ベルト254cが座屈し安定しなかったが、図示しないが、寄止部材用ベルト254cの中央部に裏側から押し当てブロックをつけることで座屈は解消された。これで、200時間回転させたが、定着ベルト251の破損は殆ど観られなかった。定着ベルト251の端部の磨耗もなかった。音に関しては異音の発生もなかった。
(実施例6)
図9は、本発明のベルト駆動装置を用いる定着装置の一実施形態の構成を示す図であり、寄止部材を拡大して示す図である。
図6に示すような直線的に搬送される領域Lのニップ部内に、図8に示した寄止部材用ベルト254cの代わりに、ミニローラ255e′、255e″を並べたところ同様の効果が得られた。ここでは、ミニローラを2個示しているが、3個以上であってもよい。これによって、200時間回転させたが破損は殆ど観られなかった。ベルト端部の磨耗も殆どなかった。音に関しては異音というほどではないが軽い接触音がかすかに聞えたが、実用上問題はなかった。
(実施例7)
図6に示すような直線的に搬送される領域Lのニップ部内に、図8に示した寄止部材用ベルト254cの代わりに、図示しないがチェーンを配置したところ同様の効果が得られた。これによって、200時間回転させたが破損は殆ど観られなかった。ベルト端部の磨耗も殆どなかった。音に関しては異音というほどではないが軽い接触音がかすかに聞えたが、実用上問題はなかった。
(実施例8)
図10は、本発明のベルト駆動装置を用いる定着装置の一実施形態の構成を示す図である。
この定着装置25は、互いに圧接して回転するエンドレス状の第1定着ベルト251a並びに第2定着ベルト251bを有している。この定着装置25は、上に配設した定着ユニットは、ケーシングの内側に、エンドレス状(無端)の第1定着ベルト251a、第1駆動ローラ252a、支持部材としての第1ガイドローラ253a、誘導加熱コイル255aなどを組み込んだアセンブリである。第1駆動ローラ252a(ベルト懸架部材)は、定着ベルト251aを懸架するとともにこれを回転駆動する機能を有している。この第1駆動ローラ252aは、その左右の両端軸部をそれぞれケーシングの左右の側板間に軸受を介して回転可能に支持させて配設してある。第1ガイドローラ253a(支持部材)は、定着ベルト251aを回動自在に支持するとともにその幅方向の位置を制御する機能を有している。この第1ガイドローラ253aは、その左右の両端軸部をそれぞれケーシングの左右の側板間に軸受を介して回転可能に支持させて配設してある。また、第1ガイドローラ253aは長手方向一端側を中心にして他端側を変位させることによってその傾き(姿勢)を変更することが可能な構成とされている。第1ガイドローラ253aは、その左右の軸受をそれぞればね部材により第1駆動ローラ252aから離れる方向に付勢されることで、第1定着ベルト251aに張りを与えるテンションローラとしても機能している。
第1定着ベルト251aは、加熱源としての誘導加熱コイル255aにより電磁誘導加熱されるものである。例えば、厚さ75μm、幅380mm、周長200mmのニッケル金属層もしくはステンレス層などの磁性金属層をベルト基層とし、その外面に、厚さ300μmのシリコンゴム層をコーティングしたものが用いられる。誘導加熱コイル255aは、長円状に扁平巻きされたリッツ線コイルと、板状の磁性コアを組み合わせたものであり、第1定着ベルト251aの外面に対して隙間を存して対向させて、ケーシングに支持させて配設してある。
この定着装置25は、下に配設した加圧ユニットは、ケーシングの内側に、エンドレス状(無端)の第2定着ベルト251b、第2駆動ローラ252b、支持部材としての第2ガイドローラ253bなどを組み込んだアセンブリである。
このように、図10の状態は、定着ユニットと加圧ユニットとが圧着状態であり、第1定着ベルト251aと第2定着ベルト251bとで、直線的に搬送される領域Lを形成しており、その部分に寄止部材254が設けられている。
(実施例9)
図11は、本発明のベルト駆動装置を用いる定着装置の一実施形態の構成を示す図である。この定着装置25は、転写紙上のトナー画像を加熱する第1定着ベルト251aと、第1定着ベルト251aよりも内側に配置されて第1定着ベルト251aの長手方向の温度分布差を低減させるヒートパイプ255bとを備える。
さらに、この定着装置25は、第1定着ベルト251aとの間で転写紙を加圧する第2定着ベルト251bとを備えている。第1定着ベルト251aと第2定着ベルト251bとは圧接/離間が可能に組み立てられており、転写紙の通過時には圧接状態で連動循環しているが、転写紙の待機中は離間されて、それぞれ個別に循環している。この定着装置25の加熱手段は、磁束発生手段としてのコイルユニット255dと、コイルユニット255dからの磁束により誘導発熱する発熱部材としての第1定着ベルト251aを有する。さらに、この第1定着ベルト251aに巻かれ、この第1定着ベルト251aを所定の張力にて張架する懸架部材としての第1駆動ローラ252a及び第1ガイドローラ253aを有している。
コイルユニット255dは、通電されることで磁束を発生する励磁コイル、発生した磁束を集める磁性体コア、励磁コイル及び磁性体コアを支持するホルダー等からなる。
第1定着ベルト251aは、厚み75μmのニッケルを基層とし、基層の外周には300μmの弾性層が設けられている。弾性層の材料としては、シリコンゴムを用い、硬度はJIS−A20度、熱伝導率は0.8W/mKである。第1定着ベルト251aと第2定着ベルト251bのニップの出口では、弾性層が変形することによって、転写紙をベルトから良好に分離して、第1定着ベルト251aへの転写紙の巻きつきが防止されている。弾性層の材料としては、この他にも公知の弾性材料を使用することができる。例えば、フッ素ゴム等を用いることも可能である。弾性層の外周には、表面離型層としてフッ素樹脂層(例えばPFAやPTFE)が30μmの厚みで設けられている。
第2定着ベルト251bは、厚み75μmのNiを基層とし、基層の外周には300μmの弾性層が設けられている。第2定着ベルト251bの弾性層の表面には、離型層としてフッ素樹脂層(PFA)を30μmの厚みで設けている。
第1ガイドローラ253aは、外径20mm、内径18mm、厚さ1mmである鉄製の中空ローラの内部に、熱移動手段としてのヒートパイプ255bを1本挿入してある。ヒートパイプ255bのパイプ材料は銅であり、内部には熱媒体として少量の純水が封入されている。
第1駆動ローラ252aは、不図示の駆動機構(モータおよび駆動ギア列)によって回転駆動される。第1駆動ローラ252aは、外径が20mmで、内径が18mmである鉄系合金の芯金の表面に、弾性層としてのシリコンゴム層が設けられた弾性ローラである。シリコンゴム層の硬度はJIS−A15度、熱伝導率は0.8W/mKである。シリコンゴム層によって、芯金への熱伝導も少なくなり、ウォーミングアップタイムが短縮される効果もある。第1駆動ローラ252aにシリコンゴム層を設けることによって、第1定着ベルト251aとの間に摩擦伝達力が生じているので、第1駆動ローラ252aの回転に追従して第1定着ベルト251aの回転を良好に行える。
また、第2定着ベルト251bを第1定着ベルト251aへ押し付けて、柔軟なシリコンゴム層を変形させることにより、第1定着ベルト251aからのシートの分離性を確保したニップ出口が形成される。第2定着ベルト251bは、外形23mm、内径20mmの鉄系合金のローラであり、中心軸上にハロゲンヒータ255cを配置して、ハロゲンヒータ255cの外側を回転する。
第2定着ベルト251bは、第2駆動ローラ252bと第2ガイドローラ253bとによって張架されている。第2ガイドローラ253bは、外径が20mmで、内径が16mmである鉄合金製である。
図示しないが、この定着装置25には所定の圧力で押し付ける加圧機構が設けられており、第2定着ベルト251bが回動して、第1定着ベルト251aと第2定着ベルト251bとで、直線的に搬送される領域Lを形成しており、その部分に寄止部材254が設けられている。
この発明の画像形成方法を実施する画像形成装置を示す全体構成図であり、ここではその一例としてカラー画像形成装置を示している。 本発明のベルト駆動装置を用いる定着装置の構成を示す概略図である。 この定着装置の断面図である。 本発明のベルト駆動装置を用いる定着装置の一実施形態の構成を示す図である。 定着ベルトと寄止部材とを拡大して示す図である。 本発明のベルト駆動装置を用いる定着装置の一実施形態の構成を示す図である。 本発明のベルト駆動装置を用いる定着装置の一実施形態の構成を示す図である。 本発明のベルト駆動装置を用いる定着装置の一実施形態の構成を示す図であり、寄止部材を拡大して示す図である。 本発明のベルト駆動装置を用いる定着装置の一実施形態の構成を示す図であり、寄止部材を拡大して示す図である。 本発明のベルト駆動装置を用いる定着装置の一実施形態の構成を示す図である。 本発明のベルト駆動装置を用いる定着装置の一実施形態の構成を示す図である。
1 画像形成装置
2 給紙テーブル
3 スキャナ
4 原稿自動給送装置(ADF)
5 感光体
6 帯電装置
7 現像装置
感光体クリーニング装置
一次転写装置
10 画像形成ユニット
11 中間転写ベルト
21 露光装置
22 二次転写装置
24 搬送ベルト
25 定着装置
251 定着ベルト
251a 第1定着ベルト
251b 第2定着ベルト
252a 第1駆動ローラ
252b 第2駆動ローラ
253 ガイドローラ
253a、253a′、253a″ 第1定着ベルト用ガイドローラ
253b、253b′、253b″ 第2定着ベルト用ガイドローラ
254 寄止部材
254a 第1寄止部材
254b 第2寄止部材
254c 寄止部材用ベルト
254d′ 第1ガイド
254d″ 第2ガイド
255e′、255e″ ミニローラ
255 ヒータ
255a 誘導加熱コイル
255b ヒートパイプ
255c ハロゲンヒー
255d コイルユニット
58a、258b 側板
29 画像濃度検出手段
41 ガイド部
42 給紙ローラ
43 給紙ユニット
44 給紙トレイ
45 分離ローラ
7 搬送ローラ
48 搬送ガイド板
49 レジストロー
6 排出ローラ
57 排紙トレイ
P 用紙

Claims (8)

  1. 複数の張架ローラで張架し、少なくとも1つの張架ローラを回転させて周回させる無端状ベルトを、相対向させて2つ備え、
    該2つの無端状ベルトは、第1定着ベルト及び第2定着ベルトであって、該2つの定着ベルトが形成するニップ部で、記録部材上に形成したトナー像に熱及び圧力を加えて定着させる定着装置において、
    前記第1定着ベルト及び前記第2定着ベルトそれぞれの幅方向端部で、かつ前記ニップ部と対向する位置であって、前記第1定着ベルト及び前記第2定着ベルトそれぞれが周回方向の軌道において直線的に搬送されている領域に、前記第1定着ベルト及び前記第2定着ベルトの幅方向の片寄りを防止する圧力をかける寄止部材を備え、
    前記寄止部材は、前記第1定着ベルト及び前記第2定着ベルトの動きに応じて可動である
    ことを特徴とする定着装置。
  2. 請求項1に記載の定着装置において、
    前記寄止部材は、無端状ベルトに接触する部分は、ベルト基材より柔らかい樹脂又はゴムで形成されている
    ことを特徴とする定着装置。
  3. 請求項1又は2に記載の定着装置において、
    前記寄止部材は、駆動する
    ことを特徴とする定着装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の定着装置において、
    前記寄止部材は、押し当て部材で押圧されている
    ことを特徴とする定着装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の定着装置において、
    前記寄止部材は、ローラ形状である
    ことを特徴とする定着装置。
  6. 請求項1ないし4のいずれかに記載の定着装置において、
    前記寄止部材は、ベルト形状である
    ことを特徴とする定着装置。
  7. 請求項1ないし4のいずれかに記載の定着装置において、
    前記寄止部材は、チェーンである
    ことを特徴とする定着装置。
  8. 潜像を形成する像担持体と、
    像担持体表面に均一に帯電を施す帯電装置と、
    帯電した像担持体表面に露光し潜像を書き込む露光装置と、
    像担持体表面に形成された潜像にトナーを供給し可視像化する現像装置と、
    像担持体表面の残留トナーをクリーニングするクリーニング装置と、
    像担持体表面の可視像を直接又は中間転写体に転写した後に記録媒体に転写する転写装置と、
    記録媒体上のトナー像を定着させる定着装置とを備える画像形成装置において、
    請求項1ないし7のいずれかに記載の定着装置を備えている
    ことを特徴とする画像形成装置。
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