JP5277758B2 - 製造情報収集管理方法および該方法を用いた製造情報収集管理装置 - Google Patents
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Description
しかし、製品個体単位の収集管理方式では、収集のための作業量やコストがかかること、部品ロット情報や作業者などの同じ情報を製品毎に持つことになるため保存すべき情報量が多くなり情報管理コストの増大や検索効率の低下を招くことなどの問題がある。
製造情報が合体されるため、合流後の製造ロットの製品については合流前のどちらの製造情報で製造した製品なのか判断できないという問題があった。
図1は、本発明の実施形態に係る製造情報収集管理装置をプリント板実装工程に適用した場合の製造準備工程における情報収集管理処理の概要を示す図である。図1に示す製造情報収集管理装置の機能並びにその構成についてまず説明する。製造情報収集管理装置100は、情報入力手段110と、情報入力手段110により入力された情報に基づいて製造指示のための管理番号に変換する製造指示管理番号変換手段120と、製造指示管理番号変換手段120から出力される情報を蓄積しそれを管理する製造情報蓄積管理手段130と、製造情報蓄積管理手段130に蓄積管理された情報を収集して製造履歴としてデータベース化する製造履歴データベース140と、製造指示管理番号変換手段120から出力される搬送容器単位の管理番号を有する製造指示情報に基づいて製造指示票20を出力する製造指示票出力手段150と、を備えて構成されている。
る。上記において情報入力手段110および製造指示票出力手段150として表現された手段は、上述したコンピュータハードウェア資源としての入出力装置(通信I/F,ディスプレイ,プリンタ,マウス,キーボード、バーコードリーダ、データキャリア読取書込装置などを含む)を用いることで実現され、製造履歴データベース140は、上述したコンピュータハードウェア資源としての記憶装置(HDDを含む)を用いることで実現され、製造指示管理番号変換手段120および製造情報蓄積管理手段130として表現された手段は、上述したコンピュータハードウェア資源としてのCPU(中央処理装置)、記憶装置(ROM,RAM,HDDを含む)を用いることで実現されている。なお、以下の図に示す製造情報収集管理装置のハードウェア構成についてもこれと同様のハードウェア構成で実現されているので、これ以降の図においてはハードウェア構成についての説明を省略する。
備工程1では装備していた製造指示管理番号変換手段120および製造指示票出力手段150を装備から外している。この工程では情報入力手段110から得られる情報、例えば、管理番号(製造オーダNo.、搬送容器相対番号)や搬送容器内枚数、また作業者No.(42)、作業台No.(設備No.) (44)、温湿度などのセンサ情報46などの製造に係わる情報(工程開始時に取込)およびクリームハンダ等の材料52,リール品54,トレイ品56等に係る部材の製造ロットNo.(50)などの製造に係わる情報(交換時随時取込)は直に製造情報蓄積管理手段130に入力される。製造情報蓄積管理手段130は、製造指示票情報の1回目の入力(製造工程の開始)から2回目の入力(製造工程の終了)までにおける、当該工程における製造に係る情報を搬送容器単位の管理番号に紐付けて管理する、あるいは、製造指示票情報の1回目の入力(製造工程の開始)から当該製造工程の終了要求入力(製造工程の終了)までにおける、当該工程における製造に係る情報を搬送容器単位の管理番号に紐付けて管理する。ここで当該製造工程2の終了要求入力は、例えば作業者によるキーボード操作により行うことができる。なお、作業者No.(42)、作業台No.(設備No.) (44)、部材の製造ロットNo.(50)などの情報記録媒体は、上述の製造指示票20と同一の構成にしておき、入力すべき時期(タイミング)に作業者によって入力操作が行われ、この操作により製造に係わる情報が情報蓄積管理手段130に入力される。情報蓄積管理手段130から製造履歴データベース140への収集情報の格納は上述したのと同様であるのでここでは再説しない。
造指示票(搬送容器単位)20の管理番号(製造オーダNo.、搬送容器相対番号)や搬送容器内枚数などが情報入力手段110を介して入力されると、作業開始を認識(作業開始時刻設定)する。検査工程における作業で不良の有無を検査し、作業者によって当該検査工程では修正ができず、製品個体でこの搬送容器から外れて修正工程などの別工程に搬送する必要があると判断された場合は、製造指示管理番号変換手段120は、搬送容器単位の管理番号に基づいて、当該製品個体に新たな(製品単位の)管理番号付けを行って製造指示票出力手段150に対して不具合修正指示票(製品単位)60の出力を指示し、製造指示票出力手段150は不具合修正指示票(製品単位)60を出力する。この場合、履歴情報を収集するために製造指示管理番号変換手段120は、搬送容器単位の管理番号を基に製品型式・容器最大収納数対応表122を参照して必要な情報を製造情報管理蓄積手段130に出力する。製造情報管理蓄積手段130は、それらの情報を蓄積管理して、製造履歴データベース140に出力する。製品型式・容器最大収納数対応表122は、図6〜図9に示すように、各管理番号と製品型式、容器最大収納数から算出される搬送容器内枚数とを対応付けるためのものである。なお不具合修正指示票(製品単位)60の管理番号は、製造オーダおよび搬送容器との関係が分かるように、例えば搬送容器単位20の管理番号に追番(製造オーダ内の搬送容器の相対番号:1〜n)を付加するようにして付けられる。不具合修正指示票(製品単位)60は、前述の製造指示票(搬送容器単位)20と同様に、管理番号をバーコード化(例えば2次元バーコード化)して紙に印刷した後に製品(例.プリント板)62に貼付する方法でも良いし、非接触で情報の書込みと読出しが可能なデータキャリアに書込む方法でも良い。不具合修正指示票(製品単位)60は、製品(例.プリント板)62と対にして修正工程などの別工程に搬送される。
作業終了時刻設定)、この工程における当該管理番号の製造情報の収集処理を終了する。
具合修正指示票(製品単位)60の管理番号が情報入力手段110を介してもう一度入力される、または、当該工程の終了要求が別の情報入力手段(図示せず)により入力されると、製造情報収集管理装置100は、当該出荷検査工程5の作業終了を認識し(作業終了時刻設定)、この工程における当該管理番号の製造情報の収集処理を終了する。
2 製造工程
3 検査工程
4 修正工程
5 出荷検査工程
10 製造指示票(製造オーダ単位)
20 製造指示票(搬送容器単位)
22 製造指示票(搬送容器単位)
24 製造指示票(搬送容器単位)
30 搬送容器
32 搬送容器
34 搬送容器
42 作業者No.
44 作業台No.
46 温湿度等のセンサ情報
50 部材の製造ロットNo.
52 材料(クリームハンダ)
54 リール品
56 トレイ品
58 修正部材の製造ロットNo.
60 不具合修正指示票(製品単位)
62 製品(プリント板)
70 製品個体票
72 製品(プリント板)
100 製造情報収集管理装置
110 情報入力手段
120 製造指示管理番号変換手段
122 製品型式・容器最大収納数対応表
130 製造情報蓄積管理手段
140 製造履歴データベース
150 製造指示票出力手段
160 製品個体管理番号対応付け手段
170 製品個体票出力手段
Claims (6)
- 製品製造工程の製造に関する情報を収集し、履歴を管理する製造情報収集管理方法において、
製造オーダ単位および該製造オーダの分割単位となる搬送容器単位に両者の関係がわかる管理番号を生成するとともに該管理番号を有する製造指示票を先頭工程で出力する過程、
前記製造指示票と対になった搬送容器を各工程に搬送する過程、
各工程では前記搬送容器と対になった前記製造指示票の前記管理番号の入力で各工程の作業開始を認識する過程、
各工程の作業中に各工程から得られる製造情報を前記管理番号に対応付けて収集、管理する過程、
を含むことを特徴とする製造情報収集管理方法。 - 製品製造中に前記搬送容器から外れ製品個体を扱う工程に製造製品を分離する工程においては、
前記製造オーダ単位および前記搬送容器単位との関係がわかる新規管理番号を生成するとともに前記管理番号に対応付ける過程、
前記新規管理番号を前記製品個体に付けて製品個体を扱う工程に搬送する過程、
前記製品個体を扱う工程では前記新規管理番号の入力で当該工程の作業開始を認識する過程、
当該工程の作業中に得られる当該工程に関する製造情報を当該工程に到達するまでに得られた前記各工程から得られる製造情報と一緒に前記管理番号に対応付けて収集、管理する過程、
を含むことを特徴とする請求項1に記載の製造情報収集管理方法。 - 前記製品製造工程の最終の工程においては、
前記搬送容器と対になった前記製造指示票の前記管理番号の入力または前記搬送容器から外れ製品個体に付された前記新規管理番号の入力で当該最終の工程の作業開始を認識する過程、
当該最終の工程の作業中に得られる当該最終の工程に関する製造情報として製品個体に付けられる製品個体管理番号を生成する過程、
前記製品個体管理番号を当該最終の工程から得られる製造情報として前記管理番号に対応付けて収集、管理する過程、
を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の製造情報収集管理方法。 - 製品製造工程の製造に関する情報を収集し、履歴を管理する製造情報収集管理装置において、
前記製品製造の先頭工程において製造オーダ単位および該製造オーダの分割単位となる搬送容器単位に両者の関係がわかる管理番号を生成するとともに該管理番号を有する製造指示票を前記搬送容器単位に出力する製造指示票出力手段と、
該製造指示票を対として前記搬送容器に取り付け各工程に搬送する搬送容器搬送手段と、
各工程において前記搬送容器に取り付けられた前記製造指示票の前記管理番号の入力を行う情報入力手段と、
前記管理番号の入力で各工程の作業開始を認識し、作業中に各工程から得られる製造情報を前記管理番号に対応付けて収集、管理する製造情報管理手段と、
を有することを特徴とする製造情報収集管理装置。 - 製品製造中に前記搬送容器から外れ製品個体を扱う工程に製造製品を分離する工程において、
前記製造情報管理手段は、前記製造オーダ単位および前記搬送容器単位との関係がわかる新規管理番号を生成するとともに前記管理番号に対応付けて管理し、
前記搬送容器搬送手段は、前記新規管理番号を前記製品個体に付けて製品個体を扱う工程に搬送し、
前記製品個体を扱う工程における前記情報入力手段は、前記新規管理番号の入力で当該工程の作業開始を認識し、
前記製品個体を扱う工程における前記製造情報管理手段は、当該工程の作業中に得られる当該工程に関する製造情報を当該工程に到達するまでに得られた前記各工程から得られる製造情報と一緒に前記管理番号に対応付けて収集、管理する、
ことを特徴とする請求項4に記載の製造情報収集管理装置。 - 前記製品製造工程の最終の工程において、
前記情報入力手段は、前記搬送容器と対になった前記製造指示票の前記管理番号の入力または前記搬送容器から外れ製品個体に付された前記新規管理番号の入力で当該最終の工程の作業開始を認識し、
前記製造情報管理手段は、当該最終の工程の作業中に得られる当該最終の工程に関する製造情報として製品個体に付けられる製品個体管理番号を生成し、該製品個体管理番号を当該最終の工程から得られる製造情報として前記管理番号に対応付けて収集、管理する、ことを特徴とする請求項4または5に記載の製造情報収集管理装置。
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