JP2010055334A - 生産システムの制御方法および生産システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ワークにバーコードやタグ等を添付することなく、生産ラインにおける各工程の生産実績状況を正確に把握して生産ラインを制御する。
【解決手段】複数の加工工程A〜検査工程Dを生産ライン搬送装置25で結んだ生産ラインLにおいて、生産ラインLの中で原材料ワーク16から工程D検査済みワーク20のように変化するワークを俯瞰用監視カメラ3や工程A監視カメラ4〜工程D監視カメラ7の画像によって画像処理装置2が移動体追跡にて識別し、識別番号を付与して生産システムサーバー1に通知し、生産システムサーバー1は、ワークにバーコード等のデータキャリアの添付を必要とすることなく、各工程の工程A用制御機器12〜工程D用制御機器15から収集される作業データ、品質データ値等の情報を識別番号によって識別して記録し、加工工程A〜検査工程Dの状況を把握してフィードバック制御を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、生産システムの制御方法および生産システムに適用して有効な技術に関する。
一般に生産ラインを流れるワークに書き換え可能なICタグに生産情報や品質情報を記録したり、ワークにバーコード等を付することで生産管理システムを構築する技術が知られている。
たとえば、特許文献1には、予めバーコードが付された製品が流れる生産ラインの計測ステーションにおけるコンベアの周囲に監視カメラを配置し、前記コンベアの制御装置に同期して監視カメラから取得される画像情報を画像情報処理部で処理した後、バーコードで認識された製品種別情報とともに順次記憶装置に格納し、それらデータの統計諸量を計算して出力する、という画像処理による生産管理システムが開示されている。
ところが、上述の特許文献1の技術では、計測ステーション等の最終工程で単に画像処理で得られた情報を、製品のバーコードから読み取られた識別番号に紐付けして記録装置に蓄積するに過ぎず、生産ラインの各工程での状態を把握できないため生産状況から生産ラインを制御することは困難である。
たとえば、複数の加工工程を流れるワークの外観形状等が加工によって大きく変化する場合やワークが微小な場合には、ワークの外面にバーコードやタグを添付することができず、特許文献1のように製品の表面に付されたバーコード等のデータキャリア(情報担持体)を必要とする技術では、生産ラインの各工程での状態を把握して生産状況に応じて生産ラインを制御することは困難である。
特開平4−346006号公報
本発明の目的は、ワークにバーコードやタグ等のデータキャリアを添付することなく、生産ラインにおける各工程の生産実績状況を正確に把握して生産ラインを制御することが可能な技術を提供することにある。
本発明の第1の観点は、少なくとも一つの作業設備を含む生産ラインに流れるワークの監視画像によって個々の前記ワークを識別し、個々の前記作業設備において得られた工程情報を個々の前記ワーク毎に登録する生産システムの制御方法を提供する。
本発明の第2の観点は、少なくとも一つの作業設備を含む生産ラインと、
前記生産ラインに流れるワークの監視画像によって個々の前記ワークを識別して固有の識別情報を付与する画像処理手段と、
個々の前記作業設備における工程情報を収集する設備制御手段と、
前記識別情報を用いて前記工程情報を個々の前記ワーク毎に登録する生産ライン管理手段と、
を含む生産システムを提供する。
本発明によれば、ワークにバーコードやタグ等のデータキャリアを添付することなく、生産ラインにおける各工程の生産実績状況を正確に把握して生産ラインを制御することが可能な技術を提供することができる。
本実施の形態の一態様では、生産ラインで生産しているワークをカメラで監視し、個々のワークを画像処理の移動体追跡技術によって識別し、識別された個々のワークに生産ラインから得られる情報等のデータを画像上で貼り付けられる。
ワークは上工程から下工程までの間に生産情報が蓄積され生産システムのサーバー上に記録される。
このため、本実施の形態の態様ではワーク又はワークを載せるトレー等にバーコードやICタグ等のデータキャリアを添付する必要が無くなり、微小なワークや、加工の進展によって外観が変化する光学部品等の生産システムの構築が容易となる。また、データキャリア等が不要な分だけ、生産ラインのランニングコストが削減できる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態である生産システムの制御方法が適用される生産システムの構成の一例を示す概念図である。
図1に例示されるように、本実施の形態の生産システムSは、3種類の加工工程A(作業設備)、加工工程B(作業設備)、加工工程C(作業設備)及び最終工程の検査工程D(作業設備)を生産ライン搬送装置25で結ぶことで生産ラインLを構成している。
各工程は、たとえば、工程A用作業設備8、工程B用作業設備9、工程C用作業設備10、工程D用検査設備11といった独立した装置となっており、それぞれに工程A用制御機器12(設備制御手段)、工程B用制御機器13(設備制御手段)、工程C用制御機器14(設備制御手段)、工程D用制御機器15(設備制御手段)を有している。
工程A用制御機器12、工程B用制御機器13、工程C用制御機器14、工程D用制御機器15の各々は、たとえばコンピュータで構成され、当該コンピュータにて後述のような制御機能を実現するための設備制御プログラム12a、設備制御プログラム13a、設備制御プログラム14a、設備制御プログラム15aが、それぞれ実装されている。
各工程間のワークの搬送は生産ライン搬送装置25によって行われ、生産ライン搬送装置25は、図示していない搬送用制御機器によって制御される。
工程A用作業設備8、工程B用作業設備9、工程C用作業設備10、工程D用検査設備11及び図示しない搬送用制御機器は、通信ケーブルによって制御機器用通信ハブ27に接続されており、更その制御機器用通信ハブ27には工程A用作業設備8、工程B用作業設備9、工程C用作業設備10、工程D用検査設備11及び搬送用制御機器と相互通信を行う生産システムサーバー1(生産ライン管理手段)が接続されている。
生産システムサーバー1は、たとえばコンピュータで構成され、当該コンピュータにて後述のような生産システムサーバー1の制御機能を実現するための生産管理プログラム1aが実装されている。
生産ラインLには当該生産ラインLの全体を見渡せる俯瞰用監視カメラ3がワークの状態を把握できる位置に設置してある。
また、加工工程A、加工工程B、加工工程C、及び検査工程Dの各々にも工程作業時の状態を把握できる位置にそれぞれ工程A監視カメラ4、工程B監視カメラ5、工程C監視カメラ6、工程D監視カメラ7が設置されている。
上述の俯瞰用監視カメラ3、工程A監視カメラ4、工程B監視カメラ5、工程C監視カメラ6、工程D監視カメラ7は通信ケーブルによって監視カメラ用通信ハブ26に接続されており、更その監視カメラ用通信ハブ26は俯瞰用監視カメラ3、工程A監視カメラ4、工程B監視カメラ5、工程C監視カメラ6、工程D監視カメラ7の制御を行う画像処理装置2(画像処理手段)に接続されている。
画像処理装置2は生産システムサーバー1に通信ケーブルによって接続されている。
生産ラインLの生産ライン搬送装置25には加工工程Aに供給する前の原材料ワーク16が工程A用作業設備8の直前に待機しており、その原材料ワーク16は工程A用作業設備8が受け入れ可能になると順次、工程A用作業設備8に図示しない搬送機によって搬送される。加工工程Aの加工が終了すると生産ライン搬送装置25上に工程A済みワーク17の位置に図示しない搬送機によって搬送される。
次に工程A済みワーク17は工程B用作業設備9が受け入れ可能になると工程B用作業設備9に図示しない搬送機によって搬入される。加工工程Bの加工が終了すると生産ライン搬送装置25上に工程B済みワーク18の位置に図示しない搬送機によって搬出される。
次に工程B済みワーク18は工程C用作業設備10が受け入れ可能になると工程C用作業設備10に図示しない搬送機によって搬入される。加工工程Cの加工が終了すると生産ライン搬送装置25上に工程C済みワーク19の位置に図示しない搬送機によって搬出される。
次に工程C済みワーク19は工程D用検査設備11が受け入れ可能になると工程D用検査設備11に図示しない搬送機によって搬入される。検査工程Dの検査が終了すると生産ライン搬送装置25上に工程D検査済みワーク20の位置に図示しない搬送機によって搬出される。
上記作業工程を経てワークは上流の加工工程Aから下流の検査工程Dまでを順次搬送されることで生産ラインLを流れ、各段階の工程上にはそれぞれの段階のワークが存在し、また、各工程の上流側の各待機位置には工程済みのワークが存在している。
すなわち生産ラインL上には通常、原材料ワーク16、工程A加工中ワーク21、工程A済みワーク17、工程B加工中ワーク22、工程B済みワーク18、工程C加工中ワーク23、工程C済みワーク19、工程D検査中ワーク24、工程D検査済みワーク20のワークが存在する。
俯瞰用監視カメラ3は生産ライン全体に於ける上記の原材料ワーク16、工程A加工中ワーク21、工程A済みワーク17、工程B加工中ワーク22、工程B済みワーク18、工程C加工中ワーク23、工程C済みワーク19、工程D検査中ワーク24、工程D検査済みワーク20の状態を監視している。
本実施の形態の場合、俯瞰用監視カメラ3は位置固定であるためワークが各作業設備や検査設備に搬送された場合には死角が多くなり監視が不可能となる。
そのため俯瞰用監視カメラ3が死角となる場合など全体の状態を補完できる位置に工程A監視カメラ4、工程B監視カメラ5、工程C監視カメラ6、工程D監視カメラ7が設置しており、それぞれ工程A用作業設備8、工程B用作業設備9、工程C用作業設備10、工程D用検査設備11の各々における、工程A加工中ワーク21、工程B加工中ワーク22、工程C加工中ワーク23、工程D検査中ワーク24を監視している。
また工程A監視カメラ4、工程B監視カメラ5、工程C監視カメラ6、工程D監視カメラ7は工程内のワークの外観検査等にも使われる。
俯瞰用監視カメラ3、工程A監視カメラ4、工程B監視カメラ5、工程C監視カメラ6、工程D監視カメラ7は画像処理装置2に画像データを随時送信し、画像処理装置2が所定の画像処理を行う。
本実施の形態の場合、主に生産システムSとしての生産情報データは俯瞰用監視カメラ3から取り込んだ画像データに基づき生成される。
俯瞰用監視カメラ3から取り込まれた画像データは画像処理装置2でワークの識別がなされ、個々のワークに内部的に固有の識別番号が付与される。
したがって、本実施の形態の場合、生産ラインLを流れるワークに、バーコードやタグ等のデータキャリアを添付する必要はない。
生産ラインLが稼働を開始すると、最初は、まだ工程内にワークは存在していないためワークの識別はされないが、生産ラインLが稼働し始めると、外部から投入された原材料ワーク16が存在しワークの識別がされ、固有の識別番号が付与される。
順を追って生産ラインLには更に工程A加工中ワーク21、工程A済みワーク17、工程B加工中ワーク22、工程B済みワーク18、工程C加工中ワーク23、工程C済みワーク19、工程D検査中ワーク24、工程D検査済みワーク20が存在することになり、これらの個々のワークの識別がされ、個々に識別番号が付与されることになる。
この識別番号は画像処理装置2で移動体追跡技術を利用し、ワークが生産ラインに投入される原材料ワーク16の時点から最下流の工程D検査済みワーク20の時点に至るまで追跡し生産ライン内で固有の識別番号が紐付けされる。
このワークの紐付けされた識別番号に対してワークが各工程を通過した際の作業データ及び検査結果の品質データ等の生産情報が記録される。
各工程の作業データは工程A用作業設備8を制御する工程A用制御機器12、工程B用作業設備9を制御する工程B用制御機器13、工程C用作業設備10を制御する工程C用制御機器14から転送される。
また品質データは工程D用検査設備11を制御する工程D用制御機器15から転送され、更に工程A監視カメラ4、工程B監視カメラ5、工程C監視カメラ6、工程D監視カメラ7によって画像処理装置2でパターン認識等の画像処理技術で外観検査がなされ外観品質データが画像処理装置2から転送される。
上記のワークに紐付けされた固有の識別番号と、それに付随する作業データ及び品質データの転送先は生産システムサーバー1に送られて蓄積され、工程管理システムとしてのデータとなる。
工程A用制御機器12〜工程D用制御機器15から生産システムサーバー1に送信されるデータは、作業データと品質データのみならず、各工程のカメラによってワークの不良や、加工工程A〜検査工程Dの作業設備の故障等に関する情報も生産システムサーバー1に送信され、生産システムサーバー1においてワークの不良や作業設備の故障と判定されれば、生産システムサーバー1は、各工程の制御機器に、当該工程における停止や条件変更等の指令を与えるフィードバック制御を行う。
このような本実施の形態の生産システムSを構築するためには、生産システムサーバー1、画像処理装置2、工程A用制御機器12〜工程D用制御機器15の間で正確な時間による同期が要求される。
そのため、本実施の形態の場合には生産ラインLの生産システムサーバー1が外部サーバーから日本標準時を取得し、以下の工程A用作業設備8を制御する工程A用制御機器12、工程B用作業設備9を制御する工程B用制御機器13、工程C用作業設備10を制御する工程C用制御機器14、工程D用検査設備11を制御する工程D用制御機器15及び画像処理装置2に定期的に時刻の補正(同期)を指令することで同期を取り、生産データ(作業データ、品質データ、ワークの不良や作業設備の故障)のワーク毎の登録における整合をとっている。
以下、上述のような本実施の形態の生産システムSを構成する、生産システムサーバー1、画像処理装置2、工程A用制御機器12から工程D用制御機器15の作用の一例についてフローチャート等を参照して説明する。
図2は、本実施の形態の生産システムSにおいて、生産ラインLの管理のために生産システムサーバー1に備えられた生産情報データベース30の構成例を示す概念図である。
生産情報データベース30には、画像処理装置2においてワークの画像処理によって生成された識別番号31毎に、収集時刻32(時刻情報)、工程名33(工程位置)、作業データ34(工程情報)、品質データ35(工程情報)、外観品質データ36、付帯情報37、が格納されている。
工程名33は、作業データ34または品質データ35、外観品質データ36が収集された、加工工程A、加工工程B、加工工程C、検査工程Dのいずれかの名称が格納される。
収集時刻32には、これらのデータの収集時刻が格納される。
作業データ34は、加工工程A〜加工工程Cにおいて得られた各ワークの加工状況(加工履歴)に関するデータが格納される。
品質データ35には、検査工程Dにおいて得られた各ワークの品質情報が格納される。
外観品質データ36には、俯瞰用監視カメラ3または、工程A監視カメラ4〜工程D監視カメラ7によるワークの監視画像から得られた外観品質情報が格納される。
付帯情報37には、俯瞰用監視カメラ3、工程A監視カメラ4〜工程D監視カメラ7で検出されたワークの不良や、加工工程A〜検査工程Dの作業設備の故障等に関する情報が格納される。
そして、生産システムサーバー1の生産管理プログラム1aは、この生産情報データベース30に蓄積された情報に基づいて、各工程の状況を監視し、必要に応じて、工程A用制御機器12〜工程D用制御機器15をフィードバック制御することにより、加工工程A〜検査工程Dの加工動作や検査動作等を良好な状態に維持する制御を行う。
すなわち、図3は、本実施の形態の生産システムサーバー1(生産管理プログラム1a)の作用の一例を示すフローチャートである。
生産管理プログラム1a(生産システムサーバー1)は、システム内の時刻の同期が必要と判断すると(ステップ101)、画像処理装置2や、工程A用制御機器12〜工程D用制御機器15の各々に時刻同期設定を指令する(ステップ102)。
その後、生産管理プログラム1aは、画像処理装置2からワークの識別番号31と、その工程位置(工程名33)、外観品質データ36を、収集時刻32とともに収集する(ステップ103)。
さらに、生産管理プログラム1aは、加工工程A〜検査工程Dの各々の工程A用制御機器12〜工程D用制御機器15から作業データ34、品質データ35を収集時刻32とともに収集する(ステップ104)。
そして、生産管理プログラム1aは、収集した識別番号31、工程名33、収集時刻32のマッチングにより、これらの情報を生産情報データベース30に格納する(ステップ105)。
そして、生産管理プログラム1aは、生産情報データベース30の内容に応じて、各工程を良好に維持すべく、工程A用制御機器12〜工程D用制御機器15の各々に、制御情報をフィードバックする(ステップ106)。
この処理を外部からの生産ラインLの停止の指示を受けるまで(ステップ107)反復する。
生産管理プログラム1aは、ステップ107で生産ラインLの停止の指示を受けると、工程A用制御機器12〜工程D用制御機器15、搬送用制御機器等の各々に生産ラインLの停止を指令する(ステップ108)。
図4は、加工工程A〜検査工程Dの各々に備えられた工程A用制御機器12〜工程D用制御機器15(設備制御プログラム12a〜設備制御プログラム15a)の作用の一例を示すフローチャートである。
各工程の制御機器(各設備制御プログラム)は、生産システムサーバー1から時刻同期設定の指令を受けると(ステップ201)、当該制御機器内の内部の同期時刻の設定を行う(ステップ202)。
そして、各設備制御プログラムは、当該工程内へのワークの到来を待ち(ステップ203)、ワークが到来すると、収集時刻32とともに、当該工程内で加工されるワークや、当該工程自体の状況に関する作業データ34や品質データ35を収集し(ステップ204)、生産システムサーバー1に送信する(ステップ205)。
各設備制御プログラムは、この動作を生産システムサーバー1から生産ラインLの停止指示があるまで反復する(ステップ206)。
一方、図5は、本実施の形態の画像処理装置2(画像処理プログラム2a)の作用の一例を示すフローチャートである。
画像処理プログラム2a(画像処理装置2)は、生産システムサーバー1からの時刻同期設定の指令を受けると(ステップ301)、画像処理装置2の内部の同期時刻の設定を行う(ステップ302)。
そして、画像処理プログラム2aは、俯瞰用監視カメラ3や、工程A監視カメラ4〜工程D監視カメラ7からの映像におけるワークの動きを監視し(ステップ303)、ワークの動きが検出されたら、新たな原材料ワーク16の投入の有無を判別し(ステップ304)、新たな投入が検出されたら、当該原材料ワーク16に対して新たな識別番号31を付与する(ステップ305)。
その後は、画像処理プログラム2aは、ワークの画像処理による移動体追跡等の技術により、各工程のワークの識別番号31に収集時刻32を付帯させて更新する(ステップ306)。
すなわち、この識別番号31は、原材料ワーク16から、工程A加工中ワーク21、工程A済みワーク17、工程B加工中ワーク22、工程B済みワーク18、工程C加工中ワーク23、工程C済みワーク19、工程D検査中ワーク24、工程D検査済みワーク20のように外形等が変化しても、当該ワークを移動体追跡することにより、一つのワークは、生産ラインLの内部では、一貫して、対応する一つの識別番号31で識別される。
すなわち、本実施の形態の場合には、ワーク自体にバーコードやタグ等のデータキャリアを添付することなく、一つのワークを、一つの対応する識別番号31によって生産ラインL内において正確にユニークに識別して追跡できる。
そして、画像処理プログラム2aは、各工程や待機位置の各ワークの識別番号31および収集時刻32を、生産システムサーバー1に送信する(ステップ307)。
画像処理プログラム2aは、この処理を、生産システムサーバー1から生産ラインLの停止指示を受けるまで反復する(ステップ308)。
以上説明したように、本実施の形態によれば、ワークにバーコードやタグ等のデータキャリアを添付することなく、生産ラインLにおける各工程の生産実績状況を正確に把握して生産ラインLを的確に制御することができる。
ワークにバーコードやタグ等のデータキャリアを付す必要がないので、生産ラインLのランニングコストを削減できるとともに、ワークに対する加工部位や加工方法の制約も発生せず、自由度の高い生産ラインLを構築できる。
また、生産ラインLの中におけるワークのサイズや外形形状の変化に影響されないので、多様なワーク(製品)の生産管理に適用することができる。
なお、本発明は、上述の実施の形態に例示した構成に限らず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
[付記1]
生産ラインに於いて生産ラインを監視している画像によってワークを識別し生産時の諸データを登録することを特徴とする生産システム。
[付記2]
付記1の生産システムにおいて、
生産ラインを監視する撮像装置は動的なワークに対して追跡を行う画像処理装置を有することを特徴とする生産システム。
[付記3]
付記1の生産システムにおいて、
生産ラインを監視する撮像装置よって得られた情報を作業設備にフィードバックをして制御することを特徴とする生産システム。
本発明の一実施の形態である生産システムの制御方法が適用される生産システムの構成の一例を示す概念図である。 本発明の一実施の形態である生産システムにおいて用いられる生産ラインの管理のための生産情報データベースの構成例を示す概念図であ 本発明の一実施の形態である生産システムに備えられた生産システムサーバー(生産管理プログラム)の作用の一例を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態である生産システムの各加工工程に備えられた制御機器(設備制御プログラム)の作用の一例を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態である生産システムに備えられた画像処理装置(画像処理プログラム)の作用の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 生産システムサーバー
1a 生産管理プログラム
2 画像処理装置
2a 画像処理プログラム
3 俯瞰用監視カメラ
4 工程A監視カメラ
5 工程B監視カメラ
6 工程C監視カメラ
7 工程D監視カメラ
8 工程A用作業設備
9 工程B用作業設備
10 工程C用作業設備
11 工程D用検査設備
12 工程A用制御機器
12a 設備制御プログラム
13 工程B用制御機器
13a 設備制御プログラム
14 工程C用制御機器
14a 設備制御プログラム
15 工程D用制御機器
15a 設備制御プログラム
16 原材料ワーク
17 工程A済みワーク
18 工程B済みワーク
19 工程C済みワーク
20 工程D検査済みワーク
21 工程A加工中ワーク
22 工程B加工中ワーク
23 工程C加工中ワーク
24 工程D検査中ワーク
25 生産ライン搬送装置
26 監視カメラ用通信ハブ
27 制御機器用通信ハブ
30 生産情報データベース
31 識別番号
32 収集時刻
33 工程名
34 作業データ
35 品質データ
36 外観品質データ
37 付帯情報
A 加工工程
B 加工工程
C 加工工程
D 検査工程
L 生産ライン
S 生産システム

Claims (10)

  1. 少なくとも一つの作業設備を含む生産ラインに流れるワークの監視画像によって個々の前記ワークを識別し、個々の前記作業設備において得られた工程情報を個々の前記ワーク毎に登録することを特徴とする生産システムの制御方法。
  2. 請求項1記載の生産システムの制御方法において、
    前記ワークの前記監視画像に基づく移動体追跡処理により、前記生産ラインにおける個々の前記ワークの識別を行うことを特徴とする生産システムの制御方法。
  3. 請求項1記載の生産システムの制御方法において、
    前記監視画像に基づいて識別された個々の前記ワーク毎に得られた前記工程情報に基づいて個々の前記作業設備をフィードバック制御することを特徴とする生産システムの制御方法。
  4. 少なくとも一つの作業設備を含む生産ラインと、
    前記生産ラインに流れるワークの監視画像によって個々の前記ワークを識別して固有の識別情報を付与する画像処理手段と、
    個々の前記作業設備における工程情報を収集する設備制御手段と、
    前記識別情報を用いて前記工程情報を個々の前記ワーク毎に登録する生産ライン管理手段と、
    を含むことを特徴とする生産システム。
  5. 請求項4記載の生産システムにおいて、
    前記画像処理手段は、前記ワークの前記監視画像に基づく移動体追跡処理により、前記生産ラインにおける個々の前記ワークの識別を行うことを特徴とする生産システム。
  6. 請求項4記載の生産システムにおいて、
    前記生産ライン管理手段は、前記監視画像に基づいて個々の前記ワーク毎に得られた前記工程情報に基づいて個々の前記作業設備をフィードバック制御することを特徴とする生産システム。
  7. 請求項4記載の生産システムにおいて、
    前記生産ライン管理手段は、コンピュータからなり、
    時刻同期指令を前記画像処理手段および前記設備制御手段に発行するステップと、
    前記画像処理手段から前記ワークの前記識別情報および工程位置を時刻情報とともに収集するステップと、
    個々の前記設備制御手段から、前記工程情報を時刻情報とともに収集するステップと、
    前記識別情報に基づいて前記工程情報を登録するステップと、
    を前記コンピュータに実行させる生産管理プログラムを具備したことを特徴とする生産システム。
  8. 請求項7記載の生産システムにおいて、
    前記生産管理プログラムは、さらに、
    前記工程情報に基づいて、前記設備制御手段をフィードバック制御するステップ、を前記コンピュータに実行させることを特徴とする生産システム。
  9. 請求項4記載の生産システムにおいて、
    前記画像処理手段は、コンピュータからなり、
    時刻を設定するステップと、
    前記ワークの動きを検出して前記ワークに前記識別情報を付与するステップと、
    前記ワークの前記監視画像に基づく移動体追跡により、個々の前記作業設備における前記ワークの前記識別情報を、時刻情報を付して更新するステップと、
    個々の前記作業設備における前記ワークの前記識別番号を前記時刻情報とともに前記生産ライン管理手段に送信するステップと、
    を前記コンピュータに実行させる画像処理プログラムを具備したことを特徴とする生産システム。
  10. 請求項4記載の生産システムにおいて、
    前記設備制御手段は、コンピュータからなり、
    時刻を設定するステップと、
    時刻情報とともに当該作業設備における前記ワークの工程情報を収集するステップと、
    前記生産ライン管理手段に、前記工程情報を送信するステップと、
    を前記コンピュータに実行させる設備制御プログラムを具備したことを特徴とする生産システム。
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