JP5274273B2 - 建物 - Google Patents

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Description

本発明は、建物に関する。
近年、住宅等の建物では様々な防犯対策が施されている。建物の防犯対策としては、例えば建物の玄関部に二重扉を設けた構成が知られている。特許文献1には、その一例として、ダイニング等の居室空間と屋外空間とを内外二重の壁体によって区画し、内外二重の壁体それぞれに人の出入りが可能な出入口を設けるとともに各出入口にはそれぞれ扉を設けることで二重扉とした構成が開示されている。これによれば、居室空間に入るために2つの扉を通過する必要があるため、不審者による居室空間への侵入を防止する効果を高めることができ、ひいては防犯性を高めることができる。
特開2007−308950号公報
ところで、上記特許文献1の二重扉を備える建物に訪問者が訪ねてきた場合には、ドアホン等を通じて訪問者が不審者でないことを確認した後、屋外側の扉を開放してその訪問者と会話したり訪問者を玄関に招き入れたりする等、訪問者と直接接触することが考えられる。例えば、宅配業者が訪ねてきた場合には、屋外側の扉を開放して宅配業者から荷物を受け取ったり、宅配業者に建物の中(例えば玄関ホール)まで荷物を運んでもらったりすることが考えられる。
しかしながら、ドアホン等によるやりとりでは訪問者が不審者か否かを判断することが困難であり、訪問者が宅配業者を装った不審者等である場合には、屋外側の扉を開放することでその不審者と直接接触してしまう不都合な事態が生じることが想定される。この場合、その不審者等に建物内への侵入を許したりあるいは不審者等から危害を加えられたりするおそれがあり、その点を鑑みると、従来の二重扉は、防犯性の面において未だ改善の余地があると考えられる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、宅配業者を装った不審者等が訪れた場合でも、その不審者等により居室空間等へ侵入される等の不都合な事態を未然に回避することができる建物を提供することを主たる目的とするものである。
上記課題を解決すべく、第1の発明の建物は、建物の出入口を開閉する出入口扉と、前記出入口に隣接して設けられる屋内ホール部とを備える建物であって、前記屋内ホール部を前記出入口に連続する屋外側スペースと当該屋外側スペースを挟んで前記出入口とは反対側の屋内側スペースとに仕切る位置に設けられ、かつ、少なくとも一部が開閉して前記屋外側スペースと前記屋内側スペースとを連通する仕切部材と、前記仕切部材において前記開閉する開閉部を施解錠する屋内側施解錠装置と、前記出入口扉を施解錠する屋外側施解錠装置と、前記屋内側スペースでの屋内側施解錠装置に対する施錠操作に連動させて、前記屋外側施解錠装置を解錠させる施解錠実施手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、屋内ホール部が仕切部材により建物の出入口に隣接して設けられる屋外側スペースと、その屋外側スペースを挟んで出入口とは反対側の屋内側スペースとに仕切られているため、宅配業者になりすます等して屋外側スペースに不審者が入ったとしてもその不審者の屋内側スペースへの侵入を防止することができる。また、屋内側スペースでの屋内側施解錠装置に対する施錠操作に連動して、屋外側施解錠装置の解錠が実行される。これにより、訪問者が訪れた場合には、ユーザ(居住者等)が屋内側スペースに居たまま開閉部の施錠と出入口扉の解錠とが行われるため、ユーザが出入口に行くことなく出入口を介して訪問者を屋外側スペースに招き入れることができる。したがって、宅配業者を装った不審者等が訪れた場合でも、その不審者等により居室空間等へ侵入される等の不都合な事態を未然に回避することができる。
第2の発明の建物は、第1の発明において、前記仕切部材は、前記屋内側施解錠装置を施解錠操作するためのつまみ部材(サムターン等)を有しており、前記施解錠実施手段は、前記つまみ部材による前記屋内側施解錠装置の施錠操作に伴い、前記屋外側施解錠装置を解錠させるものであることを特徴とする。
本発明によれば、屋内側スペースでのつまみ部材による屋内側施解錠装置の施錠操作に伴い、屋外側施解錠装置により出入口扉が解錠される。これにより、訪問者が訪れた場合には、ユーザが屋内側スペースに居たまま、開閉部の施錠と出入口扉の解錠とが行われるため、ユーザが出入口に行くことなく出入口を介して訪問者を屋外側スペースに招き入れることができる。したがって、第1の発明と同様の効果を得ることができる。
第3の発明の建物は、第1又は第2のいずれかの発明において、前記仕切部材には、前記屋内側スペースから前記屋外側スペースを見通すための見通し部が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、仕切部材に設けられた見通し部を通じて屋内側スペースから屋外側スペースを見通すことができるため、屋外側スペースに入った訪問者を屋内側スペースより視認することができる。これにより、両スペースが仕切部材により仕切られているにもかかわらず、訪問者が不審者か否かの判断をすることができる。
第4の発明の建物は、第1乃至第3のいずれかの発明において、前記屋内側スペースに設けられユーザにより操作される操作装置と、前記出入口扉を開閉する開閉駆動手段と、前記操作装置の操作に基づいて、前記出入口扉を開くよう前記開閉駆動手段を制御する扉開閉制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、ユーザによる操作装置の操作に基づいて、開閉駆動手段により出入口扉が開かれる。これにより、不審者に対して屋外側スペースからの退出をより一層促すことができるとともに、警察官等の救助人が屋外側スペースに外部から入り易くすることができる。なお、操作装置は、ユーザにより屋内側施解錠装置に対する操作が行われるものであってもよい。
また、開閉部が施錠されている状態にある場合にのみ、操作装置の操作に基づいて、出入口扉を開くよう開閉駆動手段を制御するようにしてもよい。これにより、開閉部が解錠されている場合に、操作装置の誤操作等により出入口扉が開かれることを回避することができるため、不審者による居室空間等への侵入を防止する効果を高めることができる。
第5の発明の建物は、第4の発明において、前記仕切部材に荷重が加えられたことを検知する荷重検知手段と、前記屋内側スペース内の人に対して警告を行う警告手段と、前記開閉部が施錠されている状態において、前記荷重検知手段により前記開閉部に荷重が加えられたことが検知された場合に、前記警告手段により警告を行わせる警告実施手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、開閉部が施錠されている状態において、開閉部がこじ開けられたり仕切部材に衝撃が加えられたりする等、仕切部材に対して荷重が加えられた場合には、警告手段により警告が行われる。これにより、屋内側スペースに無理に入ろうとする不審者に対して威嚇を行うことができるため、不審者に対し屋外側スペースからの退出を促すことができる。また、この場合、さらに出入口扉を開くよう開閉駆動手段を制御するのがよい。そうすれば、不審者に対して屋外側スペースからの退出をより一層促すことができる。
第6の発明の建物は、第1乃至第5のいずれかの発明において、前記仕切部材は、板状をなし、前記屋内ホール部の壁部に回動可能に設けられ、閉鎖状態では前記屋外側スペースと前記屋内側スペースとを通過不可能に遮断し、開放状態では前記壁部に板面全体を重ねて保持されるものであることを特徴とする。
本発明によれば、屋内ホール部の壁部に回動可能に設けられた仕切部材は、閉鎖状態では屋内側スペースと屋外側スペースとを通過不可能に遮断する一方、開放状態では壁部に板面全体を重ねて保持される。したがって、仕切部材の開放状態時には、すなわち、仕切部材による屋内側スペースと屋外側スペースとの遮断を必要としない場合には、屋内側スペースと屋外側スペースとの間に仕切部材の幅とほぼ同じ大きさの幅を有する通路部が形成され、その通路部を介して屋外側スペースと屋内側スペースとが連通される。また、仕切部材の開放状態時には、仕切部材を屋内ホール部の壁際に退避させることができるため、玄関ホールや廊下等からなる屋内ホール部の本来の広さを確保することができる。よって、仕切部材を設けたにもかかわらず、屋内側スペースと屋外側スペースとの間をスムーズに行き来することができる。
第7の発明の建物は、第1乃至第6のいずれかの発明において、前記開閉部の前記屋外側スペース側には、取っ手が設けられていないことを特徴とする。
本発明によれば、開閉部の屋外側スペース側には取っ手が設けられていないため、開閉部の閉時に屋外側スペースから取っ手を持って開閉部を開けることができない。これにより、屋外側スペースからの開閉部の開操作を妨げることができるため、不審者の屋内側スペースへの侵入を防止する効果が期待できる。
また、このとき、開閉部を屋外側スペース側にのみ開くように構成するのがよい。この場合、屋外側スペースから開閉部を開くためには開閉部を手前に引く必要があるが、取っ手を用いないで開閉部を手前に引くのは実際上極めて困難であることが想定される。そのため、より一層不審者の屋内側スペースへの侵入を防止する効果が期待できる。
建物の間取りを示す平面図。 仕切板装置の全体を示す斜視図。 制御システムの電気的構成を示す図。 警戒制御処理を示すフローチャート。 別例における仕切板装置の全体を示す斜視図。 別例における仕切板装置の全体を示す斜視図。 別例における仕切板装置の全体を示す斜視図。 (a)が別例における仕切板装置を示す分解斜視図、(b)及び(c)が仕切板装置の設置態様を示す平面図。 別例における仕切板装置周辺を示す平面図。
以下に、本発明を具体化した一実施の形態について図面を参照しつつ説明する。図1は、建物の間取りを示す平面図である。
図1に示すように、建物10は、主なスペースとして、玄関ホール11と、玄関ホール11に連続して設けられる廊下12と、玄関ホール11及び廊下12に隣接して設けられるリビング13及び和室14とを備えている。なお、玄関ホール11と廊下12との連続スペースが屋内ホール部に相当する。廊下12には、リビング13との間を仕切るリビング側仕切壁15と、和室14との間を仕切る和室側仕切壁16とがそれぞれ廊下12を挟んで対向するように設けられている。リビング側仕切壁15及び和室側仕切壁16にはそれぞれ出入口17,18が設けられ、各出入口17,18を通じてリビング13及び和室14への出入りが可能となっている。また、リビング13への出入口17には室内ドア21が設けられ、和室14への出入口18には引き戸22が設けられている。
建物10には、屋外と玄関ホール11とを連通する玄関出入口23が設けられ、この玄関出入口23を通じて建物10への出入りが可能となっている。玄関出入口23には、玄関ドア24が設けられている。玄関ドア24は回動式のドアであり、このドア24が回動されることにより玄関出入口23が開閉されるようになっている。
建物10には、玄関ドア24を開閉駆動させる開閉装置25が設けられている。開閉装置25は、電動モータ等の電動式の駆動機構からなる開閉駆動手段であり、例えば玄関ドア24に設けられている。玄関ドア24には、当該玄関ドア24を施解錠するための玄関施錠装置26が設けられている。玄関施錠装置26は、ロックバーと電気的なアクチュエータ(共に図示略)とを備えており、アクチュエータの駆動によりロックバーが出没することで、玄関ドア24が施錠又は解錠のいずれかの状態となるよう構成されている。また、玄関施錠装置26は、オートロック式の施解錠装置であり、玄関ドア24が閉められると自動で玄関ドア24を施錠する。
建物10において、玄関ホール11と廊下12との間には、リビング側仕切壁15と和室側仕切壁16とを繋ぐようにして仕切板装置30が設けられている。仕切板装置30は、玄関ホール11と、当該玄関ホール11を挟んで玄関出入口23の反対側の廊下12とを仕切る仕切部材である。これにより、宅配業者等の訪問者が訪れた場合には、その訪問者を廊下12側へ侵入させることなく玄関ホール11に招き入れることができる。以下、この仕切板装置30の詳細について図2に基づいて説明する。なお、図2は、仕切板装置30の全体を示す斜視図である。
図2に示すように、仕切板装置30は、建物10に対して固定される仕切板31と、仕切板31に形成された出入口34を開閉する屋内側ドア32と、当該仕切板装置30を建物10に固定するための取付金具33と、を備えている。仕切板31は、耐破壊性(耐衝撃性・耐貫通性)を有する矩形状の板材であり、例えばガラス繊維を含んで成型された繊維強化プラスチック(FRP)よりなる。また、仕切板31は透明性を有しており、仕切板31を介して廊下12側から玄関ホール11側を見通すことが可能となっている。
仕切板31には、玄関ホール11と廊下12とを連通するとともに下側が開放された矩形状の開口領域が形成されており、その開口領域が屋内側出入口34となっている。これにより、屋内側出入口34を通じて玄関ホール11と廊下12との間を行き来することが可能となっている。
屋内側ドア32は、この屋内側出入口34に設けられた回動式のドアであり、この屋内側ドア32が回動されることにより屋内側出入口34が開閉されるようになっている。屋内側ドア32は、例えば玄関ホール11側に開くように構成されている。但し、屋内側ドア32は、廊下12側に開くように構成されていてもよいし、玄関ホール11側と廊下12側との双方に開くように構成されていてもよい。また、屋内側ドア32は、例えば仕切板31と同じ材質により形成されており、仕切板31と同様、耐破壊性及び透明性を有している。
屋内側ドア32は、通常時には開いた状態にしておき、屋内側出入口34を開放させておく。これにより、通常時には屋内側ドア32を開閉させることなく玄関ホール11と廊下12との間を行き来することができる。
屋内側ドア32には、当該屋内側ドア32を施解錠するための屋内施錠装置35が設けられている。屋内施錠装置35は、玄関施錠装置26と同様、ロックバーと電気的なアクチュエータ(共に図示略)とを備え、アクチュエータの駆動によりロックバーが出没することで、屋内側ドア32が施錠又は解錠のいずれかの状態となるよう構成されている。
屋内側ドア32には、小窓37が形成されている。小窓37は、横長の矩形状に形成された貫通孔であり、居住者は廊下12に居ながらこの小窓37を通じて玄関ホール11に招き入れた訪問者と口頭でのやりとりや書類の受け渡し等をすることができる。また、屋内側ドア32には、この小窓37の下端部から廊下12側に延びるようにして板状に形成された台部38が設けられている。これにより、玄関ホール11に招き入れた宅配業者から小窓37を通じて伝票を受け取った場合等には、この台部38を用いてその伝票にサインしたり印鑑を押したりすることができる。
取付金具33は、L字型の金属製板材よりなり、仕切板31の幅方向両端部にてそれぞれ上下方向に所定間隔をおいて複数(図2では各3つずつ)取り付けられている。取付金具33は、仕切板31の幅方向端部から側方に突出する突出板部33aと、その突出板部33aの突出側端部にて廊下12側に折り曲げ形成された固定板部33bとを有しており、その固定板部33bが仕切壁15,16の壁面に当接された状態で当該仕切壁15,16に対しビス等により固定されている。これにより、仕切板装置30は、一対の仕切壁15,16に対して固定されている。
なお、この仕切板装置30の固定状態において、仕切板装置30の上端部と廊下12の天井面との間及び仕切板装置30の下端部と廊下12の床面との間にはそれぞれ所定の隙間が設けられている。したがって、通常時に、屋内側ドア32を閉状態としておくことで屋内側出入口34を閉鎖しておく場合でも、これらの隙間を介して玄関ホール11と廊下12との間で空気の流通が行われるようになっている。これにより、屋内側ドア32を閉状態にしておく場合でも玄関ホール11を廊下12側と同じ室内環境とすることができる。
また、仕切板装置30の廊下12側の面には、操作部41が設けられている。操作部41は、施錠操作スイッチ42及び警報スイッチ43を有している。施錠操作スイッチ42は、訪問者が訪れた場合に操作するスイッチであり、このスイッチ42が操作されると屋内施錠装置35により屋内側ドア32が施錠されるとともに玄関施錠装置26により玄関ドア24が解錠される。一方、警報スイッチ43は、不審者が現れた場合にその不審者に対して警報を行うためのスイッチである。このスイッチ43が操作されると、後述するスピーカ46により不審者に対し警告が行われる。
屋内側ドア32には、荷重検知手段としての荷重検知センサ44が設けられている。荷重検知センサ44は、屋内側ドア32に対して所定以上の荷重が加えられたことを検知するセンサである。
なお、このように構成された仕切板装置30は、新築時の建物に設置することができるだけではなく、既築の建物に対しても設置することができる。既築の建物に対して仕切板装置30を設置する際には、設置施工時において仕切板装置30の取付金具33を仕切壁15,16に対しビス等により固定する等の簡易な作業をするだけでよく、そのため比較的容易に設置することが可能となっている。
図1の説明に戻り、玄関ホール11には、人検知手段としての人検知センサ45が設けられている。人検知センサ45は、玄関ホール11内に人が存在することを検知するセンサであり、例えば玄関ホール11の天井面に設けられている。
玄関ホール11には、警告手段としてのスピーカ46が設けられている。スピーカ46は、玄関ホール11に入った不審者に対して警告音を発するものであり、例えば「ただちに建物の外に出てください」「只今警備中です」等の音声を発することにより警告を行う。スピーカ46は、例えば玄関ホール11の内壁面に設けられている。
次に、訪問者が訪れた際に玄関ホール11内の警戒制御を行う制御システムの電気的構成について図3に基づいて説明する。なお、図3は制御システムの電気的構成を示す図である。
建物10には、玄関ホール11内の警戒制御を実行するためのコントローラ50が設けられている。コントローラ50は、例えば廊下12における仕切壁15の壁面に設けられている。コントローラ50は、CPU、ROM等を有する周知のマイクロコンピュータを主体に構成されている。
コントローラ50の入力側には、操作部41が接続されている。操作部41において施錠操作スイッチ42が操作されると、操作部41から操作信号がコントローラ50に入力され、警報スイッチ43が操作されると、操作部41から警報信号がコントローラ50に入力される。
コントローラ50の入力側には、荷重検知センサ44が接続されている。屋内側ドア32に対して所定以上の荷重が加えられた場合には、荷重検知センサ44から検知信号がコントローラ50に入力される。
コントローラ50の出力側には、各施錠装置26,35が接続されている。コントローラ50は、操作部41からの操作信号に基づいて、屋内施錠装置35に対して施錠信号を出力するとともに、玄関施錠装置26に対して解錠信号を出力する。これにより、屋内側ドア32が施錠されるとともに玄関ドア24が解錠される。
コントローラ50の出力側には、開閉装置25及びスピーカ46が接続されている。コントローラ50は、操作部41からの警報信号又は荷重検知センサ44からの検知信号に基づいて、開閉装置25に開放信号を出力するとともにスピーカ46に警告信号を出力する。これにより、玄関ドア24が開かれるとともにスピーカ46より警告音が出力される。
次に、仕切板装置30の作用について説明する。通常時には、仕切板装置30の屋内側ドア32が開状態となっており、屋内側出入口34が開放されている。これにより、通常時には屋内側出入口34を通じて玄関ホール11と廊下12との間を行き来することができる。一方、訪問者が建物10の玄関に訪れた場合には、居住者により屋内側ドア32が閉められ屋内側出入口34が閉鎖される。そして、居住者による廊下12側での施錠操作スイッチ42の操作により屋内側出入口34が施錠されるとともに玄関出入口23が解錠される(制御の詳細は後述する)。これにより、居住者が玄関出入口23に行くことなく訪問者を玄関ホール11に招き入れることができる。玄関ホール11に招き入れた訪問者とは小窓37を通じて廊下12に居ながらやりとりをすることができる。また、訪問者が宅配業者等である場合には小窓37を通じて受け取った伝票に台部38を用いてサインや押印をすることができる。そして、居住者との用が済んだ訪問者が玄関出入口23を通じて玄関ホール11から立ち去った後、玄関ドア24が閉められると玄関ドア24は自動で施錠される。
次に、コントローラ50によって実行される制御処理について説明する。ここでは、訪問者が建物10の玄関に訪れた場合における警戒制御処理について図4に示すフローチャートに基づいて説明する。なお、本処理は、ドアホンのベル音等によって訪問者が訪れたことを知った居住者により、操作部41の施錠操作スイッチ42が操作されたことをトリガとして開始される。この場合、施錠操作スイッチ42が操作されたことは、操作部41から操作信号がコントローラ50に入力されたことをもって判断される。
まずステップS11において、屋内施錠装置35に施錠信号を出力し、続くステップS12において、玄関施錠装置26に解錠信号を出力する。これにより、屋内側ドア32が施錠され、玄関ドア24が解錠される。そのため、訪問者の廊下12(居室)側への立ち入りを防止しつつ、訪問者を玄関ホール11に招き入れることができる。
ステップS13では、所定の時間が経過するのを待つ待機処理を実施する。ここで、所定の時間は、玄関ドア24が解錠されてから訪問者が玄関ホール11に入るまでに通常要する時間に余裕時間を付加した時間(例えば30秒)に設定されている。
待機処理後のステップS14では、人検知センサ45からの検知信号に基づいて、玄関ホール11に人がいるか否かを判定する。つまり、玄関ホール11に訪問者が入ったか否かを判定する。玄関ホール11に訪問者が入っていない場合には、後述するステップS22に進み、玄関ホール11に訪問者が入った場合には、ステップS15に進む。
ステップS15では、操作部41からの警報信号の有無により、操作部41の警報スイッチ43が操作されたか否かを判定する。警報スイッチ43が操作された場合には、後述するステップS17に進み、警報スイッチ43が操作されていない場合には、ステップS16に進む。
ステップS16では、荷重検知センサ44からの検知信号に基づいて、屋内側ドア32に所定以上の荷重が加えられているか否かを判定する。具体的には、不審者により屋内側ドア32がこじ開けられたり屋内側ドア32に衝撃が加えられたりする等しているか否かを判定する。屋内側ドア32に所定以上の荷重が加えられている場合には、ステップS17に進み、屋内側ドア32に所定以上の荷重が加えられていない場合には、ステップS14に戻る。
ステップS17では、スピーカ46に警告信号を出力し、スピーカ46から警告音を出力させる。続くステップS18では、開閉装置25に開信号を出力し、玄関ドア24を開く。これにより、警告音に驚いた不審者が開放された玄関出入口23を通じて玄関ホール11から退出するのを促すことができるとともに、警察官等の救助人が玄関ホール11に外部から入り易くすることができる。
ステップS19では、人検知センサ45からの検知信号に基づいて、玄関ホール11に人がいるか否かを判定する。すなわち、玄関ホール11から不審者が立ち去ったか否かを判定する。玄関ホール11から不審者が立ち去った場合には、ステップS20に進む。一方、玄関ホール11から不審者が立ち去っていない場合には、不審者が立ち去るまで繰り返し不審者が立ち去ったか否かの判定をする。
ステップS20では、スピーカ46への警告信号の出力を停止する。これにより、スピーカ46による警告音の出力が停止する。
ステップS21では、開閉装置25に閉信号を出力し、次のステップS22では、玄関施錠装置26に施錠信号を出力する。これにより、玄関ドア24が閉められるとともに施錠される。したがって、不審者が再度玄関ホール11に侵入するのを防止することができる。
ステップS23では、屋内施錠装置35に解錠信号を出力し、屋内側ドア32を解錠する。その後、本処理を終了する。
以上、詳述した本実施形態の構成によれば、以下の優れた効果が得られる。
玄関ホール11と廊下12とが仕切板装置30により仕切られているため、宅配業者になりすます等して玄関ホール11に不審者が入ったとしても廊下12側(居室側)への侵入を防止することができる。
仕切板31は透明性を有しており、仕切板31を介して廊下12側から玄関ホール11側を見通すことができるため、玄関ホール11に入った訪問者を廊下12より視認することができる。これにより、仕切板装置30により玄関ホール11と廊下12とが仕切られているにもかかわらず、訪問者が不審者か否かの判断をすることができる。
廊下12側に設けられた操作部41の施錠操作スイッチ42に対する操作に基づいて、屋内側ドア32が施錠されるとともに玄関ドア24が解錠されるようにした。これにより、訪問者が訪れた場合には、居住者が廊下12側に居たまま屋内側ドア32が施錠され玄関ドア24が解錠されるため、居住者が玄関出入口23に行くことなく玄関出入口23を介して訪問者を玄関ホール11に招き入れることができる。したがって、宅配業者を装った不審者等が訪れた場合でも、その不審者等により居室空間等へ侵入される等の不都合な事態を未然に回避することができる。
警報スイッチ43の操作に基づいて、スピーカ46により警告を行うようにした。これにより、玄関ホール11内の不審者に建物10内が警備中であることを知らせ、不審者を威嚇することができる。よって、不審者に対し玄関ホール11からの退出を促すことができる。
また、警報スイッチ43の操作に基づいて、開閉装置25により玄関ドア24を開くようにした。これにより、不審者に対して玄関ホール11からの退出をより一層促すことができるとともに、警察官等の救助人が玄関ホール11に外部から入り易くすることができる。
屋内側ドア32が施錠されている状態において、屋内側ドア32がこじ開けられたり屋内側ドア32に衝撃が加えられたりする等、屋内側ドア32に対して所定以上の荷重が加えられた場合には、スピーカ46により警告を行うようにした。これにより、廊下12側に無理に入ろうとする不審者に対して威嚇を行うことができるため、不審者に対して玄関ホール11からの退出を促すことができる。また、この場合、さらに開閉装置25により玄関ドア24を開くようにしたため、不審者に対して玄関ホール11からの退出をより一層促すことができる。
本発明は上記実施形態に限らず、例えば次のように実施されてもよい。
(1)仕切板31の形状を図5に示すように変更してもよい。例えば、図5(a)では、仕切板61がその幅方向に沿って湾曲するように形成されている。また、屋内側ドア62も仕切板61に沿って湾曲形成されている。
また、図5(b)では、仕切板65の上端部又は下端部の一部が切り欠かれることで切欠き部66が設けられている。これにより、仕切板装置67の設置場所において天井側又は床側に梁等の障害物が存在している場合でも、その切欠き部66に障害物を通すことにより仕切板装置67を障害物と干渉しないように設置することができる。
(2)図6に示すように、仕切板71には、宅配業者等から荷物を受け取るための受入口72を設けてもよい。受入口72は、仕切板71に形成された矩形状の貫通孔であり、詳細には図2に示す小窓37よりも大きく開口され、かつ、人が侵入することができない程度の大きさで開口されている。これにより、居住者は屋内側ドア32を開放することなく荷物を受け取ることができるため、宅配業者を装った不審者等が廊下12側へ侵入するのを防止する効果を高めることができる。また、仕切板71には、受入口72の下端部から廊下12側に突出するようにして受け台73が設けられていてもよい。これにより、この受け台73に宅配業者等から受け取った荷物を置くことができるため、荷物の受け取りの際の利便性を高めることができる。
(3)図7に示すように、屋内側ドア75を上下に分割し、上側ドア76と下側ドア77とから構成してもよい。図2に示す屋内側ドア32の場合、玄関ホール11に大きな荷物が置かれると、その荷物により屋内側ドア32の玄関ホール11側への開動作が妨げられ、そのため荷物を廊下12側に運び込むことができなくなるおそれがある。その点、図7に示す分割式のドア75にすれば、上側ドア76は玄関ホール11に置かれた荷物と干渉することなく玄関ホール11側に開動作させることができるため、上側ドア76のみを開いて屋内側出入口34の上部を開放させることで、その開放口を通じて荷物を廊下12側に運び込むことができる。
なお、屋内側ドア75には、上側ドア76と下側ドア77とを連結及び連結解錠する連結部78を設け、通常時には連結部78により上側ドア76と下側ドア77とを連結しておく一方、玄関ホール11に荷物が置かれた場合には連結部78による各ドア76,77の連結を解除するようにしてもよい。そうすれば、通常時には上側ドア76と下側ドア77とを一体で回動させることができる。
(4)仕切板装置30を、複数の仕切板31を備えて構成することにより玄関ホール11と廊下12とを多様に仕切ることができるようにしてもよい。そこで、その具体例について図8に基づいて説明する。図8(a)に示すように、仕切板装置80は、2つの仕切板81,82と、各仕切板81,82の幅方向端部同士を連結する支柱83とを備えている。各仕切板81,82のうち、仕切板81には屋内側出入口84が形成されその屋内側出入口84には屋内側ドア85が配設されている一方、仕切板82には出入口が形成されておらずそれ故屋内側ドアが配設されていない。各仕切板81,82にはそれぞれ、連結側の端部に上下方向に延びるピン部86が所定の間隔をおいて複数(図8(a)では2つ)設けられている。
一方、支柱83は、上下方向に延びるように設けられた円柱状の連結部材であり、例えば剛性の高い金属よりなる。支柱83には、その高さ方向に所定間隔をおいて複数(図8(a)では4つ)のピン挿入部87が設けられている。ピン挿入部87は、少なくとも上側が開放された円筒状の部材であり、仕切板81,82のピン部86が挿入可能とされている。
各仕切板81,82のピン挿入部87には、支柱83のピン部86が上方から挿入されており、その挿入状態においてピン部86がピン挿入部87に対しボルト等により固定されている。これにより、各仕切板81,82が支柱83に対して固定され、換言すると各仕切板81,82が支柱83を介して連結される。また、ピン部86及びピン挿入部87には、ピン部86がピン挿入部87から抜け出るのを防止する抜け止め構造が設けられており、各仕切板81,82を支柱83から容易に取り外せないようになっている。そして、このように構成された仕切板装置80は、各仕切板81,82の連結側端部とは反対側の端部に設けられた取付金具88を内部壁に対してビス等により固定することで、建物10に固定される。
また、仕切板装置80は、支柱83のピン挿入部87が支柱83の軸線を回動中心として回動可能とされている。これにより、支柱83のピン挿入部87を回動させることにより、各仕切板81,82のなす角度を任意に変更することができるようになっている。したがって、図8(b)に示すように、各仕切板81,82が直角をなした状態で仕切板装置80を設置したり、図8(c)に示すように、各仕切板81,82が幅方向に横並びとなった状態で仕切板装置80を設置したりする等、仕切板装置80の設置態様を変更することができる。これにより、設置場所に応じた仕切り方をすることができる。
(5)仕切板装置の全体を屋内側ドアから構成し、屋内側ドアを開状態とすることにより屋内側ドアを仕切壁15,16に重ね合わせられるようにしてもよい。以下、その具体例について、図9に基づいて説明する。図9に示す仕切板装置90は、横並びに配置された一対のドア91から構成されている。各ドア91は、それぞれ仕切壁15,16に対して回動可能に軸支され、観音開きをするように構成されている。これにより、各ドア91の開時には、玄関ホール11と廊下12との間に仕切板装置90の幅とほぼ同じ幅を有する通路部が形成され、その通路部を介して玄関ホール11と廊下12とが連通される。そして、各ドア91は、開時にはそれぞれ仕切壁15,16に重ね合わせられた状態で配設される。したがって、各ドア91の開時には、開状態にある各ドア91間の離間距離が、廊下12の通路幅(各仕切壁15,16の離間距離)とほぼ同じ大きさとなるため、廊下12の通路幅を確保することができる。これにより、仕切板装置90を設けたにもかかわらず、玄関ホール11と廊下12との間をスムーズに行き来することができる。
(6)上記実施形態では、警報スイッチ43の操作に基づいて、玄関施錠装置26と屋内施錠装置35とを施解錠するようにしたが、これを変更してもよい。例えば、屋内施錠装置35に当該屋内施錠装置35を廊下12側で施解錠操作するためのサムターン(つまみ部材に相当)を設け、そのサムターンによる屋内施錠装置35の施錠操作に伴い、玄関施錠装置26が解錠されるようにしてもよい。これにより、訪問者が訪れた場合には、居住者が廊下12側に居たまま屋内側ドア32が施錠され玄関ドア24が解錠されるため、居住者が玄関出入口23に行くことなく玄関出入口23を介して訪問者を玄関ホール11に招き入れることができる。したがって、宅配業者を装った不審者等が訪れた場合でも、その不審者等により居室空間等へ侵入される等の不都合な事態を未然に回避することができる。
(7)上記実施形態では、仕切板31及び屋内側ドア32を透明の素材により形成することで廊下12側から玄関ホール11側を見通し可能としたが、廊下12側から玄関ホール11側を見通し可能とする構成はこれに限定されない。例えば、仕切板31の一部に玄関ホール11と廊下12とを連通する覗き孔を設けたり、仕切板31の全部又は一部を網状又は格子状に形成したりすることで、廊下12側から玄関ホール11側を見通し可能としてもよい。なお、小窓37を覗き孔として用いる構成としてもよい。
(8)上記実施形態では、玄関ホール11と廊下12との間に仕切板装置30を設置することで玄関ホール11と廊下12との連続空間(屋内ホール部に相当)を玄関出入口23に連続する屋外側スペースとしての玄関ホール11と、玄関ホール11を挟んで玄関出入口23とは反対側の屋内側スペースとしての廊下12とに仕切るようにしたが、仕切板装置30を設置する位置はこの位置に限定されることはなく、玄関ホール11と廊下12との連続空間を屋外側スペースと屋内側スペースとに仕切る位置であればいずれの位置に設置してもよい。
(9)上記実施形態では、玄関出入口23に隣接して設けられる玄関ホール11と廊下12との連続空間(屋内ホール部に相当)を仕切板装置30により玄関ホール11(屋外側スペース)と廊下12(屋内側スペース)とに仕切るようにしたが、勝手口や掃き出し窓の窓開口等、玄関出入口23以外の出入口に隣接して設けられる屋内ホール部を仕切板装置30により出入口に連続する屋外側スペースと、当該屋外側スペースとを挟んで出入口とは反対側の屋内側スペースとに仕切るようにしてもよい。
(10)上記実施形態では、スピーカ46により警告音を発することにより不審者に対し警告を行うこととしたが、ライトを点滅又は点灯させる等、他の警告手段により警告を行うようにしてもよい。また、建物10には、必ずしも警告手段を設ける必要はない。
(11)屋内側ドア32の玄関ホール11側に取っ手を設けないようにしてもよい。そうすれば、屋内側ドア32の閉時に玄関ホール11から取っ手を持って屋内側ドア32を開けることができないため、玄関ホール11からの屋内側ドア32の開操作を妨げることができる。したがって、不審者の廊下12への侵入を防止する効果が期待できる。
また、このとき、屋内側ドア32を玄関ホール11側にのみ開くように構成するのがよい。この場合、玄関ホール11から屋内側ドア32を開くためには屋内側ドア32を手前に引く必要があるが、取っ手を用いないで屋内側ドア32を手前に引くのは実際上極めて困難であることが想定される。そのため、より一層不審者の廊下12への侵入を防止する効果が期待できる。
(12)玄関ホール11に人が所定時間以上いることが人検知センサ45により検知された場合には、スピーカ46により警告音を出力するようにしてもよい。これにより、玄関ホール11に不審者が長居している場合にはその不審者を威嚇することができるため、玄関ホール11における不審者の長居を防止することが期待できる。
(13)操作部41の施錠操作スイッチ42に対する解錠操作に基づいて、玄関施錠装置26により玄関ドア24を施錠させるようにしてもよい。これにより、屋内側ドア32が解錠されると玄関ドア24が施錠されるため、少なくともいずれかのドアを常時施錠させておくことができる。したがって、不審者等が居住空間等へ侵入するのをより確実に防止することができる。
10…建物、11…屋外側スペースとしての玄関ホール、12…屋内側スペースとしての廊下、23…出入口としての玄関出入口、24…出入口扉としての玄関ドア、25…開閉駆動手段としての開閉装置、26…屋外側施解錠装置としての玄関施錠装置、30…仕切部材としての仕切板装置、31…仕切板、32…開閉部としての屋内側ドア、34…屋内側出入口、35…屋内側施解錠装置としての屋内施錠装置、44…荷重検知手段としての荷重検知センサ、45…人検知センサ、46…警告手段としてのスピーカ、50…施解錠実施手段、扉開閉制御手段及び警告実施手段としてのコントローラ。

Claims (7)

  1. 建物の出入口を開閉する出入口扉と、前記出入口に隣接して設けられる屋内ホール部とを備える建物であって、
    前記屋内ホール部を前記出入口に連続する屋外側スペースと当該屋外側スペースを挟んで前記出入口とは反対側の屋内側スペースとに仕切る位置に設けられ、かつ、少なくとも一部が開閉して前記屋外側スペースと前記屋内側スペースとを連通する仕切部材と、
    前記仕切部材において前記開閉する開閉部を施解錠する屋内側施解錠装置と、
    前記出入口扉を施解錠する屋外側施解錠装置と、
    前記屋外側スペースに人がいることを検知する人検知手段と、
    前記屋内側スペースでの屋内側施解錠装置に対する施錠操作に連動させて前記屋外側施解錠装置を解錠させ、当該屋外側施解錠装置の解錠状態において前記人検知手段により前記屋外側スペースに人が検知されなくなった場合に前記屋外側施錠装置を施錠させかつ前記屋内側施錠装置を解錠させる施解錠実施手段と、
    を備えることを特徴とする建物。
  2. 前記仕切部材は、前記屋内側施解錠装置を施解錠操作するためのつまみ部材を有しており、
    前記施解錠実施手段は、前記つまみ部材による前記屋内側施解錠装置の施錠操作に伴い、前記屋外側施解錠装置を解錠させるものであることを特徴とする請求項1に記載の建物。
  3. 前記仕切部材には、前記屋内側スペースから前記屋外側スペースを見通すための見通し部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の建物。
  4. 前記屋内側スペースに設けられユーザにより操作される操作装置と、
    前記出入口扉を開閉駆動する開閉駆動手段と、
    前記操作装置の操作に基づいて、前記出入口扉を開くよう前記開閉駆動手段を制御する扉開閉制御手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の建物。
  5. 前記仕切部材に荷重が加えられたことを検知する荷重検知手段と、
    前記屋内側スペース内の人に対して警告を行う警告手段と、
    前記開閉部が施錠されている状態において、前記荷重検知手段により前記開閉部に荷重が加えられたことが検知された場合に、前記警告手段により警告を行わせる警告実施手段と、を備えることを特徴とする請求項4に記載の建物。
  6. 前記仕切部材は、板状をなし、前記屋内ホール部の壁部に回動可能に設けられ、閉鎖状態では前記屋外側スペースと前記屋内側スペースとを通過不可能に遮断し、開放状態では前記壁部に板面全体を重ねて保持されるものであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の建物。
  7. 前記開閉部の前記屋外側スペース側には、取っ手が設けられていないことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の建物。
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