JP2009102904A - 建築用開閉体における防犯装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電気配線のない開閉体に防犯装置を設けられるようにするとともに、開閉体の抉じ開けを未然に防止できるように構成する。
【解決手段】防犯装置3を、ケーシング4にバッテリユニット9と、ドア体1の振動を検知する三軸振動検知センサ11と、該三軸振動検知センサ11からの検知信号の入力に伴いドア体1の異常を判断して異常検知信号を出力して防犯作動する防犯制御部10と、異常検知信号に基づいてドア体1を開放規制状態とする補助ロック装置13とを備えて構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ビルや住宅等の建築物の開口部に設けられる窓、ドア、シャッターカーテン等の建築用開閉体における防犯装置の技術分野に属するものである。
一般に、ビルや住宅等の建築物の開口部に設けられる窓、ドア、シャッター装置等の開閉装置には施錠具が設けられ、該施錠具の施錠によって不審者による不正開放、不法侵入を防止するようにしているが、近年、施錠具や開閉体自体を破壊する等して抉じ開けて侵入する事件が多数発生し、一層強固な防犯対策が求められている。そこで、開閉体が玄関ドアのような揺動式のドア体である場合、ドア体にマグネットセンサ等の検知センサを設けるとともに、該検知センサを防犯システムに連繋して、システム作動時に検知センサがドア体の開放検知することを不正開放と判断して防犯作動する構成や、ドア体に防犯機能が付与された電気錠を設けて、電気錠が作動している状態でのドア体の開放を検知することを不正開放と判断して防犯作動する構成等が提唱されている。しかるに、前者の構成では、防犯システムのON状態では居住者による開放と不審者による開閉を区別することなく防犯作動がなされるので、ON−OFF切り換えを頻繁にしなければならず、ON状態に切換えるのを忘れると防犯機能がなくなるという問題がある。一方、後者のものでは配線が必要となるため既存のドア体には設置し難いという問題があり、さらに両者共に防犯作動するタイミングはドア体が不正開放された後となるので、ドア体の不正開放を未然に防止することはできないという問題がある。
これに対し、振動センサを用いた防犯装置を用い、開閉体が不正開放されることに伴う振動を検知する構成とし、居住者による開放と不審者による開放とを区別し、不審者による開放と判断された場合に、開閉体が開放される以前の段階で防犯作動をすることにより、開閉体が開放されるのを未然に防止するように構成したものが提唱されている。
特開2005−128859号公報
しかるに、前記従来のものは、防犯装置は電動式のシャッター装置に適用されており、防犯装置を施錠具付きのシャッター装置の操作スイッチ部に設け、振動センサにより施錠具が破壊されるような不正開放の振動を検知した場合では、シャッターカーテンを開閉駆動する開閉機の制御部に異常検知信号を出力して、開放操作スイッチの操作があっても開閉機の開放駆動を規制することにより、シャッターカーテンの開放を未然に防止する構成となっている。このため、シャッターカーテンを手動で開閉作動させるような装置、即ち、制御部を備えた開閉機のない手動式のシャッター装置に適用できないことは勿論であり、さらには、電動式の開閉装置のないドア体や、窓体等の開閉体に適用することはできず、ここに本発明の解決すべき課題がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、建築物の開口部を開閉する開閉体に防犯装置を設けるにあたり、前記防犯装置は、電源供給手段と、開閉体の振動を検知する振動検知センサと、振動検知センサからの検知信号の入力に伴い開閉体の異常を判断して異常検知信号を出力して防犯作動する防犯制御部と、異常検知信号に基づいて開閉体を開放規制状態とする補助ロック手段とを備えて構成されている建築用開閉体における防犯装置である。
請求項2の発明は、補助ロック手段は、防犯制御部の異常検知信号に基づいて駆動する電動モータと、該電動モータの駆動に基づいて開閉体に干渉しない非作用姿勢と、開閉体を開放規制する作用姿勢とに変姿するロック片とを備えて構成されている請求項1に記載の建築用開閉体における防犯装置である。
請求項3の発明は、防犯装置は、施錠具を備えた開閉体の施錠具近傍に設けられるものとし、ロック片の作用姿勢で施錠具の開放操作を規制して開閉体を開放規制状態とするように構成されている請求項2に記載の建築用開閉体における防犯装置である。
請求項4の発明は、防犯装置は、ガイドレールの移動案内を受ける開閉体のガイドレール近傍に設けられるものとし、ロック片の作用姿勢でロック片がガイドレールに設けた係止手段に係止して開閉体を開放規制状態とするように構成されている請求項2に記載の建築用開閉体における防犯装置である。
請求項5の発明は、防犯制御部には、振動検知センサから入力される連続的な検知信号を、予め登録される正常振動パターンまたは異常振動パターンに基づいて開閉体の異常検知をして異常検知信号を出力する防犯制御手段が設けられている請求項1乃至4の何れか1項に記載の建築用開閉体における防犯装置である。
請求項6の発明は、防犯制御部は、開閉体の異常検知に伴い第一異常検知信号を出力し、該出力から予め設定される所定時間の経過後に異常検知されていることに基づいて第二異常検知信号を出力するように構成されている請求項1乃至5の何れか1項に記載の建築用開閉体における防犯装置である。
請求項7の発明は、防犯装置には、警報手段と表示手段とが設けられるものとし、防犯制御部は、第一異常検知信号の出力では、所定時間のあいだ警報手段を第一作動させるとともに表示手段を警戒表示とする警戒制御を行ない、防犯制御部の第二異常検知信号の出力では、警報手段を第二作動させ、表示手段を異常表示とするとともに、補助ロック手段により開閉体を開放規制状態とする異常制御を行なうように構成されている請求項6に記載の建築用開閉体における防犯装置である。
請求項8の発明は、防犯制御部は、開閉体の異常解除振動パターンを登録し、異常検知信号の出力後に異常解除振動パターンが入力されることに基づいて、補助ロック手段による開閉体の開放規制状態を解除する異常解除制御を行なうように構成されている請求項1乃至7の何れか1項に記載の建築用開閉体における防犯装置である。
請求項9の発明は、防犯制御部は、開閉体の強制ロック振動パターンと強制ロック解除振動パターンとを登録し、強制ロック振動パターンの検知に伴い補助ロック手段を強制的に開閉体を開放規制状態とし、強制ロック解除振動パターンの検知に伴い補助ロック手段による開閉体の開放規制状態を解除する強制ロック手段が設けられている請求項1乃至8の何れか1項に記載の建築用開閉体における防犯装置である。
請求項1、2、3、4の発明とすることにより、電源配線がなく、かつ、多様な形態の開閉体に対して、簡単、かつ、容易に防犯装置を取り付けることができるばかりでなく、開閉体が不正開放される前の段階で防犯作動を行なうことができるうえ、開閉体を一層開放され難くすることができる。
請求項5の発明とすることにより、設置環境に合わせて異常検知を行なうことができて、誤作動の少ない防犯装置とすることができる。
請求項6、7の発明とすることにより、誤作動が一層防止されるうえ、開閉体が不正開放される以前の段階から的確な防犯作動が行なえる。
請求項8の発明とすることにより、補助ロック手段の復帰操作を容易に行なうことができる。
請求項9の発明とすることにより、補助ロック手段を必要に応じて補助錠として使用できて、機能性に優れた防犯装置とすることができる。
つぎに、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図面において、1は住宅の玄関に設けられたドア体であって、該ドア体1は、戸尻側の縁部を開口部に設けた枠体2に揺動支軸(図示せず)を介して支持することにより、開口部を開閉するように構成されている。
そして、ドア体1の戸先側には、屋内外の各ドア面にそれぞれ操作ハンドル1aが設けられており、該操作ハンドル1aの操作でラッチ錠が枠体2側の錠受け部2aに向けて出没するように構成されている。さらに、ドア体1の屋内側面1bに設けられた操作バンドル1aの下方には、図示しないシリンダー錠に連繋するデッドボルト1cを、錠受け部2aに対して出没操作するためのサムターン1dが設けられているが、該サムターン1dは、図1において、水平方向を向く施錠姿勢に変姿させることによりデッドボルト1cを錠受け部2aに突出してドア体1を施錠状態とし、施錠姿勢のサムターン1dを時計回り方向に回転させて垂直方向を向く解錠姿勢とすることにより、デッドボルト1cを錠受け部2aから退避させてドア体1内に没入させてドア体を解錠状態とするように構成されている。
そして、ドア体屋内側面1bには、サムターン1d配設部位の戸尻側に位置して本発明が実施された防犯装置3が設けられている。
前記防犯装置3は、薄型長尺状のケーシング4を備えて構成されるが、ケーシング4は、ドア体1への取り付け状態において屋外側の一側面が切り欠かれたボックス体5と、該ボックス体5の切り欠かれた部位を覆蓋し、ドア体1の屋内側面1bに当接して配されるカバー体6とにより構成されている。そして、防犯装置3は、ケーシング4(ボックス体5とカバー体6)の長尺方向両端部に屋内外方向貫通状に形成された固定用貫通孔4a、4bを用いて螺子4cを螺合することによりドア体1に取り付けられるように構成されている。
前記ボックス体5の屋内側に位置する底面5aには、戸尻側から切り換えスイッチ7、発光ダイオードで構成される表示灯8、電源供給手段としてのバッテリユニット9、防犯制御部10、ケーシング4を介してドア体1の三次元の振動を検知して検知信号を出力する三軸振動検知センサ(本発明の振動検知センサに相当する)11、警報音を発音するブザー装置12、戸先側に位置する補助ロック装置13がそれぞれ設けられ、カバー体6を装着することで、防犯装置3に必要な部材が全てケーシング4に収納されている。
前記切り換えスイッチ7はマイクロスイッチを用いて構成されており、ボックス体5の上側片5bに設けた操作部5cの押し操作によりON−OFF切り換えできるように構成されている。そして、切り換えスイッチ7は、ON−OFF切り換えに基づいて防犯装置3を起動状態−非起動状態に切り換えることができるように構成されている。さらに、切り換えスイッチ7は、長押し等の特別な操作をすることに基づいて防犯制御部10を登録モードに切り換えることができるように構成されており、防犯制御部10を登録モードとした状態では、切り換えスイッチ7を適宜操作して、ドア体1に生じる各種振動パターンを防犯制御部10に登録できるように構成されている。
前記表示灯8は、ボックス体5の上側片5bに開口した窓部5dに設けた反射体8aに臨むように配設されており、本実施の形態では、赤色と緑色との一対の発光ダイオードを用いて構成されている。そして、表示灯8は、防犯制御部10からの信号の入力に基づいて緑色点灯(正常表示)、橙色点灯(警戒表示)、赤色点灯(異常表示)するように構成されており、これら点灯された光は、前記窓部5dに設けた反射体8aを介して広範に照射されるように構成されている。
また、前記バッテリユニット9は、一対のバッテリ9aと、これらバッテリ9aを保持するバッテリホルダ9bとにより構成されている。そして、ボックス体5の上側片5bに開設された開口5eを介してケーシング4に対して着脱自在に収納されるように設定され、バッテリユニット9をケーシング4に装着した状態では、バッテリホルダ9bに形成されたベース部9cがボックス体開口5eを塞ぐように構成されている。この組み込み状態において、バッテリユニット9は、ボックス体5の下側片5fに支持される端子プレート9dに接続されており、該端子プレート9dを介して防犯制御部10、表示灯8等の各部品に接続配線されている。
そして、前記三軸振動検知センサ11は汎用のものが用いられており、ドア体1に振動が発生した場合に、三次元方向の振動成分を検知して、該検知信号を防犯制御部10に出力するように設定されている。
また、ブザー装置12は本発明の警報手段に相当しており、汎用のものが用いられているが、防犯制御部10からの信号に基づいて間隔の長い間欠ブザー音である第一ブザー音(第一作動)と、間隔の短い間欠ブザー音である第二ブザー音(第二作動)と、予め設定される時間のあいだの連続音である第三ブザー音とを鳴動させるように構成されている。尚、ボックス体5の上側片5bと戸先側片5gには放音用孔5hが開設されており、ブザー装置12のブザー音は、放音用孔5hを介して放音することで、広範囲にわたって放音されるように設定されている。尚、12aは放音用孔5hを覆蓋するように設けられたスピーカーフィルターである。
そして、前記補助ロック装置13は、本発明の補助ロック手段に相当しており、ボックス体5の戸先側で、かつ、上方に位置して設けられている。前記補助ロック装置13は、防犯制御部10からの信号入力に基づいて正逆回転する電動モータ13aと、下面にラック13bが設けられたロック片13cとにより構成されている。一方、ボックス体5の戸先側片5gには、ロック片13cに対向して貫通孔5iが開設されている。そして、電動モータ13aの出力軸とロック片13cのラック13bとは連動連結されている。そして、ロック片13cは、ケーシング4内に収容されサムターン1dに干渉しない非作用姿勢において、電動モータ13aが一方に回転することによりロック片13cがボックス体貫通孔5iを貫通して戸先側に突出する作用姿勢に変姿するように設定されており、この状態となると、ロック片13cは施錠姿勢のサムターン1dの上方に延出し、サムターン1dの解錠姿勢に変姿する方向の回転(図1(B)における矢印方向の回転)を規制してデッドボルト1cを解錠状態にできないようにし、これによって、ドア体1の開放規制をするように設定されている。
尚、ロック片13cの作用姿勢において、電動モータ13aを他方に回転することにより、ロック片13cはボックス体5内に収容される非作用姿勢に変姿するように構成されており、この状態になると、サムターン1dの解錠姿勢への変姿が許容されるように設定されている。
そして、防犯制御部10には防犯制御手段が設けられており、三軸振動検知センサからの検知信号が入力されると、防犯制御部10は、予め登録されている振動パターンと比較して、ドア体1に生じる振動が不正開放の振動であるか否かを判断するように設定されている。そして、検知信号が不正であると判断した場合では異常検知信号を出力して、表示灯8を点灯、ブザー装置12を鳴動させるとともに、補助ロック装置13のロック片13cが作用姿勢に変姿するよう電動モータ13aを駆動せしめる防犯作動を行なうように設定されている。
尚、本実施の形態では、防犯制御部10に、正常に開閉作動したときにドア体に生じる振動パターン、風圧が作用したときにドア体1に生じる振動パターン、さらには、近隣を車両が走行したときにドア体1に生じる振動パターン等、予め設置環境によりドア体1に生じる振動が正常な振動パターンとして登録されている。そして、ドア体1の振動を三軸振動検知センサ11により検知し、該三軸振動検知センサ11からの検知信号(振動パターン)が防犯制御部10に入力されると、該入力された振動パターンが予め登録されている正常な振動パターンであるか否かを判断し、正常振動パターン以外の振動であると判断した場合に、不正開放により生じた振動、即ち、異常振動パターンであるとして異常検知信号を出力するように設定されている。
これによって、防犯装置3は、ドア体1が不正に開放される以前の、不正な振動が発生した段階で、不正状態を報知し、不審者を威嚇し、かつ、ロック片13cを作用姿勢にしてドア体1を開放され難くするようにして、ドア体1の不正抉じ開けを未然に防止し、防犯性を高めることができるように構成されている。
因みに、振動パターンの防犯制御部10への登録は、防犯装置3を工場出荷する際に予めなされているが、前述したように、切り換えスイッチ7の操作により、設置現場において業者や使用者により新たな登録や削除を自由に行なえるように構成されている。これによって、防犯制御部10に設置環境に合わせた正常振動パターンを登録した状態とすることができて、誤作動の少ない防犯装置3を提供できるように構成されている。
尚、防犯制御部10は、予めドア体1を不正に開放するとき発生すると想定される振動を異常振動パターンとして登録することもでき、この場合では、防犯制御部10は、三軸振動検知センサ11から入力される検知信号が登録されている異常振動パターンと同様であると判断した場合に異常検知信号を出力するように構成される。
そして、防犯制御部10には、設置現場において異常解除振動パターンを登録できるように構成されており、異常検知信号を出力して防犯制御がなされた場合に、ドア体1への振動がなくなって所定時間経過した後に、異常解除振動パターンが防犯制御部10に入力されることにより、異常解除制御を行って防犯制御により作動した強制ロック装置13のロック片13cを非作用姿勢に変姿させることができるように構成されている。因みに、異常解除振動パターンとしては、例えばドア体1を三回ノックすることによりドア体1に発生する振動パターンとすることができ、予め、使用者が自由に設定、登録することができるように構成されている。
また、防犯制御部10には強制ロック手段が設けられており、防犯制御部10に、例えば使用者が予め強制ロック振動パターンと、強制ロック解除振動パターンとを登録することにより、補助ロック装置13のロック片13cを作用姿勢、非作用姿勢に適宜変姿させることができるように構成されている。
つまり、ドア体1に強制ロック振動パターンに相当する振動が発生して防犯制御部10に強制ロック振動パターンが入力されると、防犯制御部10は、補助ロック装置13の電動モータ13aを駆動してロック片13cを強制的に作用姿勢に変姿させるように設定されている。そして、この状態において、ドア体1に強制ロック解除振動パターンに相当する振動が発生して防犯制御部10に強制ロック解除振動パターンが入力されると、防犯制御部10は、補助ロック装置13の電動モータ13aを駆動してロック片13cを非作用姿勢に変姿させるように設定されている。
これによって、居住者は、防犯装置3を必要に応じてドア体1の補助的な施錠具として使用することができ、この場合では、ドア体1を二重ロック状態とすることができ、不正開放され難くすることができるように構成されている。尚、強制ロック振動パターンと強制ロック解除振動パターンとは、前記異常解除振動パターンと同様に、予め使用者が自由に設定、登録することができる。
つぎに、防犯装置3の防犯制御部10による防犯制御手順の一例について、図4〜8のフローチャートに基づいて説明する。
図4に示すように、防犯装置3の切り換えスイッチ7をON操作した状態において、ドア体1に何らかの振動が発生し、防犯制御部10に三軸振動検知センサ11からの検知信号が入力されると、防犯制御部10は、入力された検知信号(振動パターン)を予め登録されている振動パターンと照合し、入力された振動パターンが、正常振動パターン、強制ロック振動パターン、強制ロック解除振動パターン、異常解除振動パターンの何れでもないと判断された場合に、該入力された振動パターンは異常振動パターンであるとして警戒モードに移行して警戒制御を行なうように設定されている。
尚、入力された振動パターンが正常振動パターンであると判断された場合では正常モードに移行し、強制ロック振動パターンであると判断された場合では強制ロックモードに移行し、強制ロック解除振動パターン、異常解除振動パターンである場合は初期状態にリターンするように設定されている。
そして、警戒モードに移行した場合では、防犯制御部10は、第一異常検知信号を出力して、第一タイマ時間(本実施の形態では10秒間)に設定された第一タイマをセットする一方、警戒モードに移行したことを報知するためブザー装置12を間隔の長い間欠音である第一ブザー音を鳴動させるとともに、表示灯8を橙色で、かつ、間隔の長い点滅点灯させて警戒表示状態とする防犯作動を行なうように設定されている。尚、警戒制御を行う状態は、ドア体1に正常でない振動が生じた段階であって、ドア体1の抉じ開けがなされているのか否か判定できない状態であり、単に表示灯8とブザー装置12とを短い時間作動させることにより、周囲の人に注意喚起、不審者がいるのであれば軽度の威嚇をする程度の防犯作動となっている。
この警戒モードに移行した状態において、防犯制御部10は、三軸振動検知センサ11からの検知信号の入力を検知し、前記第一タイマ時間のあいだに振動パターン(検知信号)の入力が停止された場合では、不正な振動はなくなったと判断して、第一タイマを解除し、ブザー装置12を消音し、表示灯8を消灯して初期状態にリターンするように設定されている。
これに対し、第一タイマ時間経過後に振動パターンが入力されている場合では、入力された振動パターンが、予め登録されている正常振動パターン、強制ロック振動パターン、強制ロック解除振動パターン、異常解除振動パターンの何れかである場合では、不正な振動はなくなったと判断して警戒モードを報知するためのブザー装置12を消音し、表示灯8を消灯して初期状態にリターンするように設定されている。
一方、前記第一タイマ時間経過後に入力された振動パターンが、予め登録されている正常振動パターン、強制ロック振動パターン、強制ロック解除振動パターン、異常解除振動パターンの何れでもない場合、何らかの不正開放がなされている状態の異常振動パターンであると判断し、異常モードに移行して異常制御を行なうように設定されている。
そして、前記異常モードに移行した場合では、防犯制御部10はドア体1の抉じ開けがなされる可能性があるとして抉じ開け(不正開放)に対する防犯作動を行なうが、この状態では、第二異常検知信号を出力し、異常発生を報知するためブザー装置12を間隔の短い間欠音である第二ブザー音を鳴動させ、さらに、表示灯8を赤色で、かつ、間隔の短い点滅点灯させて異常表示状態とするとともに、補助ロック装置13の電動モータ13aを駆動してロック片13cを作用姿勢に変姿させ、サムターン1dが解除姿勢に回転しないようにロックするように設定されている。
これによって、不正な振動を検知した段階で周囲に注意喚起、不審者に対する威嚇がなされ、さらに、不正な振動が継続した状態では、威嚇を強めるとともにロック片13cの作用姿勢への変姿がなされて、サムターン1dが回転規制されることによってドア体1が開放され難くなり、もって、ドア体1の開放を未然に防止するように構成されている。
尚、防犯制御部10に無線通信手段やインターネット接続機能を設けて、前記異常モードに移行することに伴い、第二異常検知信号を警備会社に送信したり携帯電話にメール送信するように構成してもよく、このようにすることにより、防犯機能を一層高めることができる。
さらに、前記異常モードでは、防犯制御部10は、三軸振動検知センサ11からの振動パターンの入力がある状態、即ち、ドア体1が振動しているあいだは、第二ブザー音の鳴動、異常表示、ロック片13cの作用姿勢状態を維持するように構成されており、振動パターンの入力がなくなると、第二タイマ時間(本実施の形態では5分)に設定された第二タイマをセットし、該第二タイマ時間経過後にブザー装置12を消音するように設定されている。これによって、不審者が去ったと判断される状態では、ブザー装置12が消音されるが、防犯制御部10は異常モードのままであり、表示灯8は異常表示を継続し、補助ロック装置13のロック片13cは作用姿勢となっている。そして、第二ブザー音が消音した状態において、ドア体1に異常解除振動パターンに相当する振動が発生し、防犯制御部10に異常解除振動パターンが入力されると、防犯制御部10は、異常制御状態を解除する異常解除モードに移行するように設定されている。
前記異常解除モードになると、図6に示すように、防犯制御部10は異常解除制御を行ない、ブザー装置12を予め設定される時間(本実施の形態では1秒間)発音する第三ブザー音を鳴動させる一方、第三タイマ時間(本実施の形態では30秒)に設定された第三タイマをセットするとともに、ロック片13cを非作用姿勢に変姿させるように設定されている。この異常解除モードにおいて、防犯制御部10は、第三タイマ時間のあいだに異常解除振動パターンの入力がなくなったと判断した場合、正常状態に復帰したと判断して第三タイマを解除し、異常表示をしている表示灯8を消灯して初期状態にリターンするように設定されている。
一方、異常解除振動パターンの入力が第三タイマ時間のあいだ継続されている場合では、防犯制御部10は正常な状態ではないと判断し、警戒モードに移行して不正に対処するように設定されている。
これに対し、防犯制御部10に正常振動パターンが入力されて正常モードに移行した場合では、図7に示すように、防犯制御部10はブザー装置12を予め設定される時間(本実施の形態では1秒間)発音する第三ブザー音を鳴動させる一方、表示灯8を予め設定される時間(本実施の形態では1秒間)緑色点灯させる正常表示をし、第三タイマ時間(本実施の形態では30秒)に設定された第三タイマをセットするように設定されている。さらに、この正常モードにおいて、防犯制御部10は、第三タイマ時間のあいだに正常振動パターンの入力がなくなったと判断した場合では第三タイマを解除して初期状態にリターンし、正常振動パターンの入力が第三タイマ時間のあいだ継続された場合では、正常な状態ではないと判断して、警戒モードに移行して不正に対処するように設定されている。
一方、防犯制御部10に強制ロック振動パターンが入力されて強制ロックモードに移行した場合では、図8(A)に示すように、防犯制御部10はブザー装置12を予め設定される時間(本実施の形態では1秒間)発音する第三ブザー音を鳴動させ、表示灯8を予め設定される時間(本実施の形態では1秒間)橙色点灯させる切り換え表示をする一方、第三タイマ時間(本実施の形態では30秒)に設定された第三タイマをセットし、さらに、ロック片13cを作用姿勢に変姿させるように設定されている。この強制ロックモードにおいて、防犯制御部10は、第三タイマ時間のあいだに強制ロック振動パターンの入力がなくなったと判断した場合では、第三タイマを解除し強制ロック解除振動パターンの入力がなされるまで待機するように設定されている。また、第三タイマ時間のあいだ強制ロック振動パターンの入力が継続された場合では、正常な状態ではないと判断して、警戒モードと同様に第一ブザー音と警戒表示を第一タイマ時間のあいだ作動させて異常を報知するように設定され、その後、強制ロック解除振動パターンが入力されるのを待機するように設定されている。そして、前記待機状態において、防犯制御部10に強制ロック解除振動パターンが入力されると、防犯制御部10は強制ロック解除モードに移行するように設定されている。
そして、防犯制御部10に強制ロック解除振動パターンが入力されて強制ロック解除モードに移行した場合では、図8(B)に示すように、防犯制御部10はブザー装置12を予め設定される時間(本実施の形態では1秒間)発音する第三ブザー音を鳴動させ、表示灯8を予め設定される時間(本実施の形態では1秒間)橙色点灯させる切り換え表示をする一方、第三タイマ時間(本実施の形態では30秒)に設定された第三タイマをセットし、さらに、ロック片13cを非作用姿勢に変姿させる強制ロック解除制御を行なうように設定されている。そして、防犯制御部10は、第三タイマ時間のあいだに強制ロック解除振動パターンの入力がなくなったと判断した場合では、第三タイマを解除して初期状態にリターンし、強制ロック解除振動パターンの入力が第三タイマ時間のあいだ継続された場合では、正常な状態ではないと判断して、警戒モードに移行して不正に対処するように設定されている。
叙述の如く構成された本形態において、防犯装置3は、電源供給手段であるバッテリユニット9が組み込まれているので、電源配線のないドア体1であっても配線作業等をすることなく防犯装置3を簡単、かつ、容易に取り付けることができて、高い防犯性を備えたドア体1とすることができる。しかも、このものでは、居住者による開放作動であるのか、不審者による抉じ開け(不正開放)であるのかをドア体1の振動に基づいて判断するので、ドア体1が開放される前の段階で抉じ開けを判断することができる。そして、抉じ開けによる振動であると判断した段階で異常検知信号を出力して防犯作動するようにしたので、ドア体1が開放される前に速やかに防犯作動を行なうことができる。そのうえ、ドア体1の不正開放を検知した場合では、補助ロック装置13によりドア体1の開放を規制するようにしたので、ドア体1を一層開放され難くして、抉じ開け防止効果が一層高められて、高い防犯性を備えた防犯装置3とすることができる。
このように、本発明が実施されたものにあっては、電源配線のないドア体1に対し防犯装置3を容易に設けることができ、しかも、ドア体1が開放される前の段階で防犯作動を行なえるものであるが、さらに、このものでは、防犯制御部10に登録される振動パターンを設置環境に合わせて登録して、該登録した振動パターンに基づいて異常を検知するようにことができるので、誤作動の少ない防犯装置3とすることができる。
また、このものでは、異常を検知すると第一異常検知信号を出力する警戒制御(警告状態)とし、前記異常検知状態が継続することで第二異常検知信号を出力する異常制御を行なうようにしたので、不審者を早期のうちから威嚇し、しかも、不正振動が続いた場合では補助ロック装置13のロック片13cによりドア体1を開放され難くするようにしたので、誤作動が一層防止されるうえ、ドア体1が開放される以前の段階から的確な防犯作動を行なうことができる。
また、このものにおいては、異常モードになってロック片13cが作用姿勢になった状態からは、ドア体1に予め使用者が登録することができる異常解除振動パターンを発生させることで元の状態(初期状態)に復帰させることができるので、操作性がよい。
さらに、このものでは、ドア体1に予め設定した強制ロック振動パターンを与えることにより、補助ロック装置13のロック片13cを作用姿勢に変姿させることができ、また、ドア体1に強制ロック解除振動パターンにより非作用姿勢に変姿させることができるので、補助ロック装置13を必要において補助錠として使用してドア体1を二重ロック状態とすることができて、機能性が向上し、しかも、防犯性を一層高めることができる。
尚、本発明は前記実施の形態に限定されないことは勿論であって、防犯装置は、前記第一の実施の形態のようなドア体に限らず、電気配線のない引き戸式のサッシ窓や、ガイドレールに移動案内されるシャッターカーテンを備えた手動式のシャッター装置等に設けることも可能であり、汎用性の高い防犯装置とすることができる。
例えば、防犯装置を引き戸式の窓部に設けた場合について、図9に示す第二の実施の形態として説明する。ここで、本実施の形態に用いられる防犯装置3は、前記第一の実施の形態のものと同様の構成となっている。
前記引き戸式の窓を構成する一対の窓体14、15の各窓枠14a、15aには、閉鎖状態で施錠−解錠するクレセント錠16が設けられている。つまり、一方の窓枠14aには枢支軸16aを介してクレセント本体16bが回転自在に設けられ、他方の窓枠15aには受け具16cが設けられており、クレセント本体16bを回転させることで受け具16cに係脱して施錠−解錠するように構成されている。そして、防犯装置3は、前記第一の実施の形態と同様に、窓部(窓体14、15)に作用する正常な振動パターン等を予め登録し、異常振動があった場合に表示灯8、ブザー装置12、補助ロック装置13が作動するように設定されている。
この場合に、防犯装置3は、補助ロック装置13がクレセント本体16bの上方に近接するように設けられており、補助ロック装置13のロック片13cがケーシング4から突出する作用姿勢になることに伴い、ロック片13cがクレセント本体16bの操作部16dに対向し、クレセント本体16bが受け具16cとの係止を解除する方向に回転するのを規制するように構成されている。これによって、防犯装置3は、窓部においても異常振動を検知することにより報知、威嚇がなされて、窓部の不正開放を未然に防止して防犯機能を果すことができて防犯性に優れ、しかも、補助ロック装置13のみを作動させた場合では補助錠として機能することができて、優れた防犯装置3とすることができる。
また、図10に第三の実施の形態を示すが、このものでは、防犯装置3がシャッターカーテン17を備えたシャッター装置に設けられている。
このものにおいて、シャッターカーテン17は、開口部の左右両側部に設けられた一対のガイドレール18の移動案内を受けて開閉作動するように構成されており、防犯装置3はシャッターカーテン17下端部の左右両端部に設けられている。そして、防犯装置3は、前記第一の実施の形態と同様に、シャッターカーテン17に作用する正常な振動パターン等を予め登録し、異常振動があった場合に表示灯8、ブザー装置12、補助ロック装置13が作動するように設定されている。
この場合に、各防犯装置3は、補助ロック装置13がガイドレール18に近接して設けられ、補助ロック装置13のロック片13cが作用姿勢になることに伴い、ロック片13cがガイドレール18側の係止手段として開設された係止孔18aに嵌入することにより係止され、シャッターカーテン17が開放するのを規制するように構成されている。これによって、防犯装置3は、シャッター装置においても異常振動を検知することにより報知、威嚇がなされて、窓部の不正開放を未然に防止して防犯機能を果すことができて防犯性に優れ、しかも、補助ロック装置13のみを作動させた場合では補助錠として機能することができて、優れた防犯装置3とすることができる。尚、本実施の形態では、二つの防犯装置3が個別に機能するように設けられており、これによって、異常検知の精度が高められ、防犯性を一層高めることができる。
図1(A)、(B)はそれぞれドア体の屋内側からの正面図、図1(A)の要部拡大図である。 図2(A)、(B)、(C)、(D)はそれぞれケーシングの正面図、側面図、背面図、底面図である。 図3(A)、(B)はそれぞれ防犯装置の側面図、防犯装置からカバー体を取り外した状態の背面図である。 防犯制御部における制御手順を示すフローチャートである。 警戒モードの制御手順を示すフローチャートである。 異常解除モードの制御手順を示すフローチャートである。 正常モードの制御手順を示すフローチャートである。 図8(A)、(B)はそれぞれ強制ロックモードの制御手順を示すフローチャート、強制ロック解除モードの制御手順を示すフローチャートである。 第二の実施の形態を説明する要部側面図である。 図10(A)、(B)はそれぞれ第三の実施の形態を説明する正面図、要部平面断面図である。
符号の説明
1 ドア体
1d サムターン
3 防犯装置
4 ケーシング
7 切り換えスイッチ
8 表示灯
9 バッテリユニット
10 防犯制御部
11 三軸振動検知センサ
12 ブザー装置
13 補助ロック装置
13a 電動モータ
13c ロック片

Claims (9)

  1. 建築物の開口部を開閉する開閉体に防犯装置を設けるにあたり、前記防犯装置は、電源供給手段と、開閉体の振動を検知する振動検知センサと、振動検知センサからの検知信号の入力に伴い開閉体の異常を判断して異常検知信号を出力して防犯作動する防犯制御部と、異常検知信号に基づいて開閉体を開放規制状態とする補助ロック手段とを備えて構成されている建築用開閉体における防犯装置。
  2. 補助ロック手段は、防犯制御部の異常検知信号に基づいて駆動する電動モータと、該電動モータの駆動に基づいて開閉体に干渉しない非作用姿勢と、開閉体を開放規制する作用姿勢とに変姿するロック片とを備えて構成されている請求項1に記載の建築用開閉体における防犯装置。
  3. 防犯装置は、施錠具を備えた開閉体の施錠具近傍に設けられるものとし、ロック片の作用姿勢で施錠具の開放操作を規制して開閉体を開放規制状態とするように構成されている請求項2に記載の建築用開閉体における防犯装置。
  4. 防犯装置は、ガイドレールの移動案内を受ける開閉体のガイドレール近傍に設けられるものとし、ロック片の作用姿勢でロック片がガイドレールに設けた係止手段に係止して開閉体を開放規制状態とするように構成されている請求項2に記載の建築用開閉体における防犯装置。
  5. 防犯制御部には、振動検知センサから入力される連続的な検知信号を、予め登録される正常振動パターンまたは異常振動パターンに基づいて開閉体の異常検知をして異常検知信号を出力する防犯制御手段が設けられている請求項1乃至4の何れか1項に記載の建築用開閉体における防犯装置。
  6. 防犯制御部は、開閉体の異常検知に伴い第一異常検知信号を出力し、該出力から予め設定される所定時間の経過後に異常検知されていることに基づいて第二異常検知信号を出力するように構成されている請求項1乃至5の何れか1項に記載の建築用開閉体における防犯装置。
  7. 防犯装置には、警報手段と表示手段とが設けられるものとし、防犯制御部は、第一異常検知信号の出力では、所定時間のあいだ警報手段を第一作動させるとともに表示手段を警戒表示とする警戒制御を行ない、防犯制御部の第二異常検知信号の出力では、警報手段を第二作動させ、表示手段を異常表示とするとともに、補助ロック手段により開閉体を開放規制状態とする異常制御を行なうように構成されている請求項6に記載の建築用開閉体における防犯装置。
  8. 防犯制御部は、開閉体の異常解除振動パターンを登録し、異常検知信号の出力後に異常解除振動パターンが入力されることに基づいて、補助ロック手段による開閉体の開放規制状態を解除する異常解除制御を行なうように構成されている請求項1乃至7の何れか1項に記載の建築用開閉体における防犯装置。
  9. 防犯制御部は、開閉体の強制ロック振動パターンと強制ロック解除振動パターンとを登録し、強制ロック振動パターンの検知に伴い補助ロック手段を強制的に開閉体を開放規制状態とし、強制ロック解除振動パターンの検知に伴い補助ロック手段による開閉体の開放規制状態を解除する強制ロック手段が設けられている請求項1乃至8の何れか1項に記載の建築用開閉体における防犯装置。
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