JP3113541U - ドアのオートロック装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ドア枠12に設けた掛け金13と、掛け金13に係合可能なロックアーム15とを備え、ロックアーム駆動機構16、施錠センサー17、解錠センサー18、ドアセンサー19、ブザー20、カウントキー21、スイッチキー22、及びこれらの制御装置23を有し、カウントキー21はドア11の一方側端部の側壁49に押しボタンキー70〜73を露出させて配置されると共に、ドアセンサー19はドア11の一方側端部の側壁49に埋設される磁気作動型リードスイッチ50及びドア11を閉めた状態に対応するドア枠12に埋設された永久磁石52を有する。
【選択図】 図1
Description
本考案はかかる事情に鑑みてなされたもので、外部から解錠操作し易く、かつ、外部からの侵入を防止可能なドアのオートロック装置を提供することを目的とする。
前記カウントキーは前記ドアの一方側端部の側壁に押しボタンキーを露出させて配置されると共に、前記ドアセンサーは前記ドアの一方側端部の側壁に埋設される磁気作動型リードスイッチ及び前記ドアを閉めた状態で前記磁気作動型リードスイッチを作動させる前記ドア枠に埋設された永久磁石を有する。
本考案に係るドアのオートロック装置において、前記補助永久磁石の前記磁気作動型リードスイッチを作動させる正面側を除く周囲は、空気及びゴムのいずれか一方又は双方を用いた遮蔽体によって覆われてもよい。
本考案に係るドアのオートロック装置において、前記施錠センサー及び前記解錠センサーには、前記ロックアームの施錠及び解錠に対応して移動する永久磁石片によって作動する第2、第3の磁気作動型リードスイッチをそれぞれ用いるのが好ましい。
本考案に係るドアのオートロック装置において、前記ロックアーム駆動機構、前記施錠センサー、前記解錠センサー、前記ドアセンサー、前記ブザー、前記カウントキーの主要部、前記制御装置、及びこれらを駆動する電池は前記ドア内部に配置するのが好ましい。
請求項4記載のドアのオートロック装置においては、施錠センサー及び解錠センサーに、ロックアームの施錠及び解錠に対応して移動する永久磁石片によって作動する第2、第3の磁気作動型リードスイッチをそれぞれ用いたので、消費電力を抑えることができる。また、従来使用されているマイクロスイッチと比較して、誤動作を防止することができる。
請求項6記載のドアのオートロック装置においては、ロックアーム駆動機構、施錠センサー、解錠センサー、ドアセンサー、ブザー、カウントキーの主要部、制御装置、及びこれらを駆動する電池はドア内部に配置されているので、ドアの内側に突出する部分が少なくなり美観に優れる。また、ドアのオートロック装置を電池で駆動させるので、外部配線が不要である。
ここで、図1は本考案の一実施の形態に係るドアのオートロック装置の正面図、図2は(A)は同オートロック装置を取付けたドアの側面図、(B)はドア枠の内側からの側面図、図3は同オートロック装置の構成を示す説明図、図4(A)〜(C)はそれぞれ同オートロック装置のドアセンサーの磁気作動型リードスイッチの作動を示す説明図、図5は同オートロック装置の施錠状態を示す説明図、図6は同オートロック装置の解錠状態を示す説明図、図7、図8はそれぞれ同オートロック装置の解錠動作及び施錠動作を示すフローチャートである。
オートロック装置10は、開閉可能なドア11を備えたドア枠12に設けた掛け金13と、ドア11の一方側の端部に回動ピン14を介して水平方向に回動可能に取付けられ、掛け金13に係合可能なロックアーム15とを備えている。ドア11及びドア枠12は、磁性体、例えば鉄製の板材で周囲が形成されている。オートロック装置10は、住宅や事務所等の玄関のドアや、ホテル等の各部屋の入口のドアに設置して使用することができる。通常は、ドア11の他方側の端部には、図示しない蝶番が設けられ、ドア11は蝶番を介してドア枠12に取付けられ、ドア11を外側に向けて開閉可能となっている。
また、ロックアーム15は、ドア11の内側に、例えば、3本のねじ30でねじ止めされたブラケット31の軸受部32に支持された回動ピン14を介して水平回動可能に取付けられている。ロックアーム15は、根元に掛け金13の頭部27が挿入しうる挿通部33と、挿通部33に連通して掛け金13の首部26が摺動し、しかも頭部27が係合可能でロックアーム15の長手方向に沿って長い溝状の摺動部34とを有している。
なお、カウントキー21による暗証番号の入力が間違っていた場合には、ブザー20を鳴らす、又は電池48からの電気の供給を止める等の動作を行うこともできる。
また、ドア11の内側には、オートロック装置10を使用しない場合に電池48からの電気の供給を停める電源スイッチ91が設けられている。なお、ロックアーム15が施錠状態で電源スイッチ91をオフした場合には、制御装置23がモータ42を駆動させて、ロックアーム15を強制的に解錠状態とした後に、電池48の電気の供給を停めてオートロック装置10の作動を停止するようになっている。
(1)制御装置23は、ドアセンサー19の開状態を検出した出力と施錠センサー17のオンの出力によりブザー20を鳴らす動作を制御し、閉じた状態のドア11を半開状態にしたことをドアセンサー19によって検出した後、ドア11の外側にいる人からカウントキー21への暗証番号の入力があった場合に、ドアセンサー19がドアの閉状態を検知した信号を確認してロックアーム15を解錠状態にする信号をロックアーム駆動機構16に送り、モータ42を駆動して、ロックアーム15を水平回動させて解錠状態とする。
(3)更に、制御装置23は、ドア11が開いた状態から閉じた場合に作動するドアセンサー19の信号を確認して、ロックアーム駆動機構16にロックアーム15を施錠状態にする信号を送り、モータ42を駆動して、ロックアーム15を水平回動させて施錠状態とする。
(4)また、制御装置23は、閉じた状態のドア11を半開状態にしたことをドアセンサー19によって検出した後、ドア11内に設けられた第2のスイッチ90を押したことを確認してブザー20の作動を停止する。
図5に示すように、オートロック装置10の初期状態は、ドア11が閉まって、ロックアーム15が施錠状態となっており、ドアセンサー19がオフ、施錠センサー17がオン、及び解錠センサー18がオフとなっている(ステップ0)。
ここで、ドア11を開けると、ドアセンサー19がオフからオンとなる。なお、施錠センサー17はオン及び解錠センサー18はオフのままである。掛け金13はロックアーム15の摺動部34の長さだけしか移動できないので、ドア11は半開状態までしか開かない(ステップ1)。
ここで、家の外からの訪問者に対応するため家の中(ドア11の内側)からオートロック装置10を解錠する場合と、帰宅した際に家の外(ドア11の外側)からオートロック装置10を解錠する場合に分かれる(ステップ3)。
ここで、「家の中からオートロック装置10を解錠する」を選んだ場合には、「ドア11を全開にする」か、「ブザー20を停止させて半開状態のままにする」かいずれかを選択する(ステップ4)。
ステップ3で、「ドアを全開にする」を選んだ場合には、一旦ドア11を閉める。これによって、ドアセンサー19がオフとなり、ブザー20が停止する(ステップ5)。
ドア11の内側のスイッチキー22を押し、ロックアーム15を解錠状態にする解錠指令信号を制御装置23に送る(ステップ6)。
また、解錠状態で一定時間が経過してもドア11が開状態に操作されない、すなわち、ドアセンサー19がオンとならないときには、ドアセンサー19の閉状態(オフ)と制御装置23内のタイマーによって、ロックアーム駆動機構16が動作し、モータ42を駆動させてロックアーム15を自動的に施錠状態にする(ステップ9)。
会話等が終わった後、ドア11を閉める。これによって、ドアセンサー19がオフ、施錠センサー17がオン、及び解錠センサー18がオフとなり、オートロック装置10は初期状態に戻る(ステップ11)。
ここで、一旦ドア11を閉める。これによって、ドアセンサー19がオフとなる。なお、ドア11が閉まって、ドアセンサー19がオフとなったので、ブザー20が停止する(ステップ13)。
そして、前記したステップ7に進み、以下、同様にオートロック装置10が動作して、ドア11を解錠することができる。
オートロック装置10の初期状態は、ドア11が開き、ロックアーム15が解錠状態となって、ドアセンサー19がオン、施錠センサー17がオフ、及び解錠センサー18がオンとなっている(ステップ0)。
ここで、ドア11を閉め、ドアセンサー19をオフとする。なお、施錠センサー17はオフ及び解錠センサー18はオンのままである。なお、ステップ0においてブザー20が鳴っていた場合には、ドアセンサー19がオフとなるので、ブザー20が停止する(ステップ1)。
一定時間経過後、制御装置23がロックアーム駆動機構16のモータ42を駆動させ、回転板44をほぼ180°回転させて、ロックアーム15を施錠状態とする。これによって、施錠センサー17がオンとなり、解錠センサー18がオフとなる(ステップ3)。このように、ドア11を閉じるだけで、自動的にロックアーム15を施錠状態にすることができる。
制御装置23は、ドアセンサー19がオフであり、しかも、スイッチキー22からの施錠指令信号を受けたことを確認し、ロックアーム15を施錠状態にする信号をロックアーム駆動機構16に送り、ロックアーム駆動機構16のモータ42の駆動により、ロックアーム15を施錠状態にすることができる(ステップ5)。
また、オートロック装置10を使用しない場合は、予め設定した特殊番号をカウントキー21から入力して連続解錠状態に維持する、又は電源スイッチ91を切って、電池48からの電気の供給を停止した状態にするようにしておけばよい。
例えば、前記実施の形態のドアのオートロック装置において、施錠センサー及び解錠センサーを、回転板に設けた永久磁石片がほぼ180度回転した位置に取付けたが、連結バーの長さ、回転板に偏心して取付けられるクランクピンの位置、又は連結ピンのロックアームへの取付け位置によって、ロックアームの施錠状態及び解錠状態に対応した永久磁石片の配置位置が変わるので、施錠センサー及び解錠センサーの設置位置を変えてもよい。
Claims (6)
- 開閉可能なドアを備えたドア枠に設けた掛け金と、前記ドアの一方側の端部に回動ピンを介して水平回動可能に取付けられ、前記掛け金に係合可能なロックアームとを備え、該ロックアームを回動させるロックアーム駆動機構と、前記ロックアームの施錠状態及び解錠状態をそれぞれ検出する施錠センサー及び解錠センサーと、前記ドアの開閉状態を検出するドアセンサーと、前記施錠センサー及び前記ドアセンサーの出力から前記ロックアームが施錠状態でかつ前記ドアが半開状態であることを知らせるブザーと、前記ドアに設けられ前記ロックアームの解錠信号を入力するカウントキーと、前記ドアの内側にあって前記ロックアームの解錠信号を入力するスイッチキーと、これらの制御装置とを有するドアのオートロック装置であって、
前記カウントキーは前記ドアの一方側端部の側壁に押しボタンキーを露出させて配置されると共に、前記ドアセンサーは前記ドアの一方側端部の側壁に埋設される磁気作動型リードスイッチ及び前記ドアを閉めた状態で前記磁気作動型リードスイッチを作動させる前記ドア枠に埋設された永久磁石を有することを特徴とするドアのオートロック装置。 - 請求項1記載のドアのオートロック装置において、前記磁気作動型リードスイッチは垂直に配置されていると共に、該磁気作動型リードスイッチの裏面側に該磁気作動型リードスイッチを常時オンとする補助永久磁石が設けられ、前記永久磁石は前記補助永久磁石より強い磁力を有し、該永久磁石の一側の磁極を、閉じた状態の前記ドアに配置される前記磁気作動型リードスイッチに対向させて前記磁気作動型リードスイッチのオフとしていることを特徴とするドアのオートロック装置。
- 請求項2記載のドアのオートロック装置において、前記補助永久磁石の前記磁気作動型リードスイッチを作動させる正面側を除く周囲は、空気及びゴムのいずれか一方又は双方を用いた遮蔽体によって覆われていることを特徴とするドアのオートロック装置。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載のドアのオートロック装置において、前記施錠センサー及び前記解錠センサーには、前記ロックアームの施錠及び解錠に対応して移動する永久磁石片によって作動する第2、第3の磁気作動型リードスイッチをそれぞれ用いたことを特徴とするドアのオートロック装置。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載のドアのオートロック装置において、前記制御装置は、(1)閉じた状態の前記ドアを半開状態にしたことを前記ドアセンサーによって検出した後、前記ドアの外側にいる人から前記カウントキーへの暗証番号の入力があった場合に、前記ドアセンサーが前記ドアの閉状態を検知した信号を確認して前記ロックアームを解錠状態にする信号を前記ロックアーム駆動機構に送ること、(2)前記ドアセンサーが前記ドアの閉状態を検知した後、前記ドアの内側から前記スイッチキーへのキー入力があったことを確認して前記ロックアームを解錠状態にする信号を前記ロックアーム駆動機構に送ること、(3)前記ドアが開いた状態から閉じた場合に作動する前記ドアセンサーの信号を確認して、前記ロックアーム駆動機構に前記ロックアームを施錠状態にする信号を送ること、及び(4)閉じた状態の前記ドアを半開状態にしたことを前記ドアセンサーによって検出した後、前記ドアに設けられた第2のスイッチを押したことを確認して前記ブザーの作動を停止することができる回路が設けられていることを特徴とするドアのオートロック装置。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載のドアのオートロック装置において、前記ロックアーム駆動機構、前記施錠センサー、前記解錠センサー、前記ドアセンサー、前記ブザー、前記カウントキーの主要部、前記制御装置、及びこれらを駆動する電池は前記ドア内部に配置されていることを特徴とするドアのオートロック装置。
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