JP7025254B2 - 建具の開閉体用スイッチ装置及びサッシ - Google Patents
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Description
(1)本発明の各種の実施形態に共通する発明の主たる課題は、スイッチ装置のロック部(例えば操作部材に設けたロック部、操作部材の操作力によって移動や回動する施錠片のロック部など)の施・解錠の動作中、完全施錠位置又は完全解除位置になる前であっても、該ロック部が固定側の受け部に略かかる又は略外れる位置でスイッチ部のスイッチをON/OFFさせるためのスライダを確実に動かし、これにより前記スイッチの張替開始とすることである。実施形態如何によっては、例えば簡単な機構と合理的な手段により、開閉体に簡単に「スイッチ装置」を開閉体(例えば障子)の召合わせ框の見込み面、開閉体(例えば扉や引戸)の内壁面の自由端部等の所望する部位に取付けることができると共に、操作部材の回転始動に遅れて錠前の取付け台座に設けたスイッチON・OFF用のスライド部材が動き始めるようにし、例えばクレセント錠の固定側の受け部から可動側のロック部(皿、或いはスプーン)が外れたか否か、又は可動側のロック部(皿、或いはスプーン)が固定側の受け部に係合したか否かの確認信号を検知することができることである。
付言すると、スライド部材始動用のタイミング部分に関して、簡単な機構と合理的な手段により、錠前の固定側の受け部から可動側のロック部が外れると略同時に、施錠信号を検知するスイッチがONからOFFに切り替わるようにし、一方、逆に前記可動側のロック部が固定側の受け部に係合すると略同時に、施錠信号を検知するスイッチがOFFからONに切り替わるようにすることができることである。
(2)また一つの錠前、例えば一つのクレセント錠に、錠本体の非ロック状態を検出する第1スイッチと、ロック部のロックを検出する第2スイッチをそれぞれ設けることにより、施・解錠信号を確実に検知することである(誤操作の防止)。
(3)さらに、例えば特開平9-158584号公報に記載されているにように、引き違い式の引戸における内障子が開いている場合に、操作部材の施錠方向への回転を阻止する回転阻止部材を備えているクレセント錠に適用することができることである。
(4)その他、従たる課題として、極力部品点数を減らし、製造コストを下げると共に、センサの管理並びに開閉体に対する取付けを容易にすること、スイッチ部を取付け台座内に組み込んでも、該取付け台座の前壁(表面)から開閉体の取付け面(例えば内障子の召合わせ框の見込み面)までの奥行(幅方向の寸法)を抑えること、主たる課題を達成することができるスイッチ装置、及び該スイッチ装置を備えたサッシを提供することである。
図1は本発明を含むサッシを室内側から見た概略正面図である。まず、図1を参照にして本発明を含むサッシを説明する。Xは引き違い式のサッシで、このサッシXは、方形の枠体2と、この枠体2内にスライド開閉可能に取り付けられた内障子3と外障子4とから成る。周知の如く、サッシXは、例えば建物の窓の開口部5に設けられ、後述するスイッチ装置7(第1実施形態では「クレセント錠」とも言う)が非ロックの場合には、図2で示すように、前記内障子3を室内側から開けることができる。なお、内障子3は、上框、下框および両側の縦框とから成る框3aと、この框3a内に嵌め込まれたガラス3bから成る。同様に外障子4も上框、下框および両側の縦框とから成る框体4aと、この框体4a内に嵌め込まれたガラス4bとから成る。
まず、図10乃至図12を参照にして、スイッチ装置としてのクレセント錠7の取付け台座10の構成から説明する。図10は長板状底板側から見た取付け台座10の説明図、図11は長尺状の取付け台座10を構成する長板状底板21と、収納部27・台座本体部28・固定手段用取付け部29等を有する取付けベース板22の斜視図、図12の(a)は取付けベース板22の収納部27の前開口に嵌め込まれるスイッチ部用蓋体23の斜視図、そして、図12の(b)は取付けベース板22の台座本体部28の外向き凹所に嵌め込まれる下部側の複数個の固定手段用蓋体24,25の斜視図である。
図15は、スイッチ部13のスイッチが摺動片41と同方向に移動する共働片43の押圧によってON/OFFする押釦式スイッチである旨の斜視図、図16は前記押釦式スイッチ12が共働片43の移動する方向に対応して、好ましくは、開閉体3、4のクレセント錠7の錠本体11の非ロック状態を検出する第1スイッチ12aと、前記錠本体11のロック状態を検出する第2スイッチ12bが所定間隔を有して併設されている旨を示す。また図17の(a)は開錠(解錠)位置を示し、一方、図17(b)は施錠位置を示す各説明図である。
本発明の連係部は、駆動体17を介して又は介さないで(直接又は間接的に)連係する。この実施形態ではスライド部材40は操作部材9側の駆動体17を介して連係する。実施形態の連係部は、操作部材9側に設けられた係合ピン38と、スライド部材40側に形成された係合ピン用案内部42である。
さらに、図19乃至図21を参照にして、操作部材9を完全施錠位置から完全解錠位置へと回した場合と、その逆の態様の場合について説明する。まず図19の(a)乃至(c)は、スライド部材40を裏側から見た作動状態の各説明図で、(a)は操作部材9がやや斜め上方に位置し、この時、ロック部14が受け部8に完全に係合している施錠位置である。スライド部材40は上昇・停止しており、かつ、係合ピン38は上死点部分aに位置していることを示す。(b)は操作部材9を施錠位置から解錠方向へと回している状態で、例えば操作部材9が多少上方を指向した横状態の位置である。この時、スライド部材40は動き始め位置となるので、移行中の係合ピン38は第1案内部分の下辺の段差部分P1を押下する。(c)は、操作部材9をさらに解錠方向へと回している状態で、例えば操作部材9が多少下向き指向した横状態の位置である。この時、スライド部材40は下降中であると共に、ロック部14が受け部8から外れる。
3…開閉体(例えば内障子)、
4…開閉体(例えば外障子)、
5…窓の開口部、
7…クレセント錠(クレセント錠)、
8…受け部、
9…操作部材、
9a…ハンドル部、9b…軸部、
10…取付け台座、
11…錠本体、
12…スイッチ、
12a…第1スイッチ、12b…第2スイッチ、
13…スイッチ部(センサ)、
14…ロック部(例えば掛け部)、
15…取付け基板部、
17…駆動カム、
18…ロック手段、
21…長板状底板、
22…取付けベース板、
22a…周壁部分、22b…縦長前壁部分、
23…スイッチ部用蓋体、
24…上方の固定手段用蓋体、
25…下方の固定手段用蓋体、
27…収納部、
28…台座本体部、
29…固定手段用取付け部、
30…固定手段、
31…係合部、32…被係合部、
33…上部の被係合部、34…蓋体係合部、
38…連係部(係合ピン)、
40…スライド部材、
41…摺動片、
42…連係部(弧状の案内部)、
42a…第1案内部分、
42b…第2案内部分、
a…上死点部分、
b…下死点部分、
P1…下辺の段差部分(略水平部分) 、
P2…上辺の略水平部分、
43…共働片、
43a…傾斜部、43b…略垂直平坦部、
60…回転阻止部材。
Claims (7)
- 固定側の受け部と、この受け部に対して係脱する可動側のロック部を有するロック装置と、このロック装置用の取付け台座と、前記ロック装置のロック位置又は非ロック位置のいずれかを検知するスイッチを備える建具の開閉体用スイッチ装置であって、前記ロック部は、前記取付け台座に設けられた操作部材の操作力により前記ロック位置又は非ロック位置のいずれかに移動し、一方、スイッチ装置は、前記取付け台座に前記操作部材の軸部が設けられていると共に、該軸部に一体的に設けられた駆動体に互いの連係部を介して接続するスライド部材と、このスライド部材の位置変位によってON・OFFするスイッチとを含み、前記互いの連係部は、前記操作部材の操作力により弧状の軌跡を描く係合ピンと、これに係合する係合ピン用案内部であり、前記ピン用案内部は、前記係合ピンが停止する上死点部分と下死点部分の間の中途部位に、該係合ピンが前記上死点部分又は下死点部分のいずれかの方向へ移行中に、前記ロック部が前記受け部から外れる又は前記ロック部が前記受け部に係合する態様に相応するスライド部材始動用のタイミング部分を有する建具の開閉体用スイッチ装置。
- 前記係合ピン用案内部は、全体として略弧状の溝又は切欠のいずれかに形成され、該係合ピン用案内部の内周面に設けられた前記スライド部材始動用のタイミング部分は、少なくとも前記受け部から前記ロック部が外れる時と、一方、該受け部に該ロック部が係合する時の合計2個であることを特徴とする請求項1の建具の開閉体用スイッチ装置。
- 前記ロック装置は取付け台座を有するクレセント錠であり、このクレセント錠を構成する受け部が開閉体としての引き違い外障子の召合わせ框に固定され、一方、ロック部を有する操作部材が前記取付け台座を介して前記外障子と対となる内障子の召合わせ框の見込み面に設けられ、該操作部材は、前記外障子と前記内障子が完全に閉じている場合には該操作部材を施錠位置まで回転させることができ、一方、前記内障子が開いている場合には前記操作部材の施錠方向への回転を阻止する回転阻止部材を備えていることを特徴とする請求項1の建具の開閉体用スイッチ装置。
- 固定側の受け部と、この受け部に対して係脱する可動側のロック部を有するロック装置と、ロック装置用の取付け台座と、前記ロック装置のロック位置又は非ロック位置のいずれかを検知するスイッチを備える建具の開閉体用スイッチ装置であって、
前記ロック部は、前記取付け台座に設けられた操作部材の操作力により前記ロック位置又は非ロック位置のいずれかに移動し、スイッチ装置は、前記取付け台座に前記操作部材の軸部が設けられていると共に、該軸部に一体的に設けられた駆動体に互いの連係部を介して接続するスライド部材と、このスライド部材の位置変位によってON・OFFするスイッチとを含み、前記互いの連係部は、前記操作部材の操作力により軌跡を描く係合腕と、これに係合する垂直長孔状の切欠部であり、前記垂直長孔状の切欠部は、前記係合腕が停止する上死点部分と下死点部分の間に、該係合腕が前記上死点部分又は下死点部分のいずれかの方向へ移行中に、前記ロック部が前記受け部から外れる又は前記ロック部が前記受け部に係合する態様に相応するスライド部材始動用のタイミング部分を有する、建具の開閉体用スイッチ装置。
- スイッチは、スライド部材が移動する方向に対応して、ロック部の非ロック状態を検出する第1スイッチと、ロック部のロックを検出する第2スイッチが所定間隔を有してスライド部材の移動方向に併設されていることを特徴とする請求項1または請求項4の建具の開閉体用スイッチ装置。
- 取付け台座は、長板状底板と、この長板状底板の一端部側上面に設けられ、かつ、複数のスイッチを収納する収納部、この収納部に該取付け台座の長手方向に連設すると共に、前記長板状底板の他端部側上面に設けられ、かつ、操作部材の軸部が取り付けられる台座本体部及びこの台座本体部に形成された固定手段用取付け部を有する取付けベース板とから成ることを特徴とする請求項1または請求項4の建具の開閉体用スイッチ装置。
- 請求項1または請求項4の建具の開閉体用スイッチ装置を主要部とするサッシであって、これらのサッシは、それぞれ枠体に固定側の受け部を備え、一方、前記受け部に対して係脱するロック部を有する可動側のロック装置が開閉体に設けられ、該開閉体は前記枠体に開閉自在に設けられていることを特徴とするサッシ。
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JP3097445U (ja) | 2003-04-25 | 2004-01-29 | 株式会社大日工業 | 電気錠用アダプター |
JP3113541U (ja) | 2005-06-10 | 2005-09-08 | 寛吾 児玉 | ドアのオートロック装置 |
JP2015045215A (ja) | 2013-07-31 | 2015-03-12 | Ykk Ap株式会社 | クレセント錠及び建具 |
WO2017183391A1 (ja) | 2016-04-19 | 2017-10-26 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 発電装置、入力装置、及びセンサ付き錠装置 |
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