JP5129532B2 - 錠前装置および施解錠方法 - Google Patents

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本発明は、出入口扉を施解錠する錠前装置および施解錠方法に関するものであり、特に、不正行為が行われた場合に施錠される錠前装置および施解錠方法に関する。
近年、不正な侵入を防止する目的で、一つの出入口扉に主錠と補助錠の二つの錠前装置を設置する所謂ワンドアツーロックを実施して、防犯性の向上を図る試みがなされている。すなわち、ワンドアツーロックを実施することで期待できる効果としては、主錠と補助錠とを設置することにより、各種非破壊不正解錠手段(ピッキング、サムターン回し等)における作業の手間・所要時間を2倍程度にすること、出入口扉や錠前装置の破壊を伴う不正開放手段(こじ開け、錠破り等)を物理的に困難にすること、及び、補助錠を設置することにより、不正解錠が困難であることに加えて、居住者の防犯意識が高いことを不正侵入者に感じさせて犯意を失わせるとともに、犯行に至らなくさせることが挙げられる。
従って、従来から、一つの出入口扉に主錠と補助錠の二つの錠前装置が一般的に利用されている。例えば、室外側から施錠するときは一方のシリンダ錠を施錠すれば他のシリンダ錠も自動的に施錠できるが、解錠するときには夫々別個に解錠するようにした施錠装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。また、二つの電気錠のうち一方の電気錠を施錠した場合には、これと連動して他方の電気錠が施錠されるが、一方の電気錠を解錠した場合には、他方の電気錠はこの操作と連動せず施錠状態を維持する電気錠装置が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2005−315047号公報 特開2002−180712号公報
しかしながら、従来技術のように、出入口扉に二つの錠前装置を設置した場合、不正侵入者による錠前装置の解錠が困難となるが、正規の利用者が入退館する際にも、二つの錠前装置それぞれに対する施解錠操作が必要となる。また、上記特許文献1および特許文献2の技術では、出入口扉の施錠を行う場合は一回の施錠操作で二つの錠前装置を施錠することが可能となるが、出入口扉の解錠を行う際には、二つの錠前装置を解錠するための二回の解錠操作が必要になる。このため、出入口扉に単独の錠前装置を設置している場合と比較すると解錠操作が二段階となるため、正規の利用者による操作が煩雑となり利便性が低下するという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、二つ目の錠前装置として設置する補助錠の本質的機能が不正解錠を防止するためであることに着目し、通常時には解錠状態であって、不正解錠などの不正行為が検知された場合に施解錠部を解錠状態から施錠状態にすることで、正規の利用者には一回の施解錠操作で出入口扉の施解錠を可能にして煩雑な施解錠操作を強要せず利便性を向上させるとともに、不正侵入者には解錠操作を困難にして防犯性を向上できる錠前装置および施解錠方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、出入口扉に設置され、前記出入口扉を開放不可能な状態である施錠状態、または前記出入口扉を開放可能な状態である解錠状態にする錠前装置において、前記錠前装置に対向した出入口の壁面に設けられた孔部に挿脱可能であって、前記孔部に挿入した状態で保持されることによって前記出入口扉を前記施錠状態にし、前記孔部から外されて前記出入口扉の内部に保持されることによって前記出入口扉を前記解錠状態にする施解錠部と、前記出入口扉に設置された他の錠前装置に対する不正行為を検知する検知部と、通常時には、前記施解錠部を前記解錠状態にし、不正行為が検知された場合、前記施解錠部を前記解錠状態から前記施錠状態にする施解錠制御部と、を備え、前記施解錠制御部は、不正行為が検知されたことにより前記施解錠部を前記施錠状態にした時点から所定時間経過後に、前記施解錠部を前記施錠状態から前記解錠状態にすることを特徴とする。
また、請求項2にかかる発明は、請求項1に記載の錠前装置において、前記検知部は、前記他の錠前装置に対する振動または前記他の錠前装置から発せられる音波を不正行為として検知することを特徴とする。
また、請求項3にかかる発明は、請求項1または2に記載の錠前装置において、施解錠機能を有さず、前記錠前装置が設置されており、かつ前記施解錠部を操作することを連想させる模造施解錠操作部を備えることを特徴とする。
また、請求項4にかかる発明は、請求項3に記載の錠前装置において、前記検知部は、前記模造施解錠操作部に設けられ、さらに、前記模造施解錠操作部に対する不正行為を検知し、前記施解錠制御部は、さらに、前記検知部によって前記模造施解錠操作部に対する不正行為が検知された場合、前記施解錠部を前記解錠状態から前記施錠状態にすることを特徴とする。
また、請求項5にかかる発明は、出入口扉に設置され、前記出入口扉を開放不可能な状態である施錠状態、または前記出入口扉を開放可能な状態である解錠状態にする錠前装置において、前記錠前装置に対向した出入口の壁面に設けられた孔部に挿脱可能であって、前記孔部に挿入した状態で保持されることによって前記出入口扉を前記施錠状態にし、前記孔部から外されて前記出入口扉の内部に保持されることによって前記出入口扉を前記解錠状態にする施解錠部と、前記出入口扉に設置された他の錠前装置に対する不正行為を検知する検知部と、不正行為が検知された場合、その旨を示す警報を、ネットワークに接続され、所定の監視処理を行う監視センタに送信する送信手段と、前記監視センタから、前記施解錠部を前記解錠状態から前記施錠状態にする旨の施錠指令を受信する受信手段と、前記施錠指令を受信した場合、前記施解錠部を前記解錠状態から前記施錠状態にする施解錠制御部と、施解錠機能を有さず、前記錠前装置が設置されており、かつ前記施解錠部を操作することを連想させる模造施解錠操作部と、を備え、前記検知部は、前記模造施解錠操作部に設けられ、さらに、前記模造施解錠操作部に対する不正行為を検知し、前記施解錠制御部は、さらに、前記検知部によって前記模造施解錠操作部に対する不正行為が検知された場合、前記施解錠部を前記解錠状態から前記施錠状態にすることを特徴とする。
また、請求項6にかかる発明は、請求項に記載の錠前装置において、前記検知部は、前記他の錠前装置に対する振動または前記他の錠前装置から発せられる音波を不正行為として検知することを特徴とする。
また、請求項7にかかる発明は、請求項5または6に記載の錠前装置において、前記錠前装置と前記出入口扉付近とを撮像する撮像部を備え、前記送信手段は、さらに、不正行為が検知された場合、撮像された画像を前記監視センタに送信することを特徴とする。
また、請求項8にかかる発明は、請求項〜7のいずれか一つに記載の錠前装置において、前記受信手段は、前記施錠指令を受信した後に、前記監視センタから前記施解錠部を前記施錠状態から前記解錠状態にする旨の解錠指令を受信し、前記施解錠制御部は、前記解錠指令を受信した場合、前記施解錠部を前記施錠状態から前記解錠状態にすることを特徴とする。
また、請求項9にかかる発明は、出入口扉に設置され、前記出入口扉を開放不可能な状態である施錠状態、または前記出入口扉を開放可能な状態である解錠状態にする錠前装置によって前記出入口扉を施解錠する施解錠方法であって、前記錠前装置は、対向する出入口の壁面に設けられた孔部に挿脱可能であって、前記孔部に挿入した状態で保持されることによって前記出入口扉を前記施錠状態にし、前記孔部から外されて前記出入口扉の内部に保持されることによって前記出入口扉を前記解錠状態にする施解錠部を備え、検知部により、前記出入口扉に設置された他の錠前装置に対する不正行為を検知する検知工程と、通常時には、前記施解錠部を前記解錠状態にし、不正行為が検知された場合、前記施解錠部を前記解錠状態から前記施錠状態にする施解錠制御工程と、を含み、前記施解錠制御工程は、不正行為が検知されたことにより前記施解錠部を前記施錠状態にした時点から所定時間経過後に、前記施解錠部を前記施錠状態から前記解錠状態にすることを特徴とする。
本発明によれば、通常時には解錠状態であって、検知部により不正解錠などの不正行為が検知された場合に、施解錠制御部により施解錠部を解錠状態から施錠状態にすることで、正規の利用者には一回の施解錠操作で出入口扉の施解錠を可能にして煩雑な施解錠操作を強要せず利便性を向上させるとともに、不正侵入者には解錠操作を困難にして防犯性を向上できるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる錠前装置および施解錠方法の最良な実施の形態を詳細に説明する。以下の実施の形態においては、出入口扉に、鍵を所持していない非関係者の入館(入室)を制限する目的で使用される主錠と、不正解錠・開放を困難にして不正侵入者の不正入館を抑止・防止する目的で使用される補助錠とを設置しており、補助錠に本発明の錠前装置を適用した例である。
(実施の形態1)
本実施の形態にかかる錠前装置である補助錠は、通常時は解錠状態となっており、正規の利用者の入退館において施解錠操作が不要な錠前装置であって、主錠に対する不正行為を検知した場合に、解錠状態から施錠状態へ移行して不正侵入者による侵入を防止するものである。
まず、主錠と補助錠の役割の違いについて説明する。上述したように、主錠は鍵を所持していない非関係者の入館(入室)を制限する目的で使用される。すなわち、主錠は、出入口扉を施錠しておくことで、善良な第三者に対して関係者以外は入室禁止である旨を伝えることができればよい。それに対して、補助錠は不正解錠・開放を困難にすることで、不正侵入者の不正入館を抑止・防止する目的で使用されることが本質的な機能である。
つまり、補助錠を設置する目的は以下の効果を期待したものである。第1に、主錠と併せることで、各種非破壊不正解錠手段(ピッキング、サムターン回し等)における作業の手間・所要時間を2倍程度にする。第2に、出入口扉や錠前装置の破壊を伴う不正開放手段(こじ開け、錠破り等)を物理的に困難にする。第3に、補助錠の設置により、不正解錠が困難であることに加えて、居住者の防犯意識が高いことを不正侵入者に感じさせて犯意を失わせるとともに犯行に至らなくするよう促す。すなわち、鍵を持っていない者を入館出来なくするだけであれば、主錠のみで充分であるが、不正解錠・開放を防止・抑制するためには、補助錠を設置することが有効である。
ここで、犯行の頻度として、非破壊不正解錠手段(ピッキング、サムターン回し等)は、扉や錠前の破壊を伴う不正開放手段(こじ開け、錠破り等)に対して、圧倒的多数であることから、主に不正解錠手段を防止することを目的として、正規の利用者が入館する際には解錠状態であり、不正解錠が試みられた場合のみ、解錠状態から施錠状態にする錠前装置である補助錠を以下に説明する。
図1、図2は、実施の形態1にかかる補助錠と主錠とを設置した出入口扉の全体を示す図である。図1、2では、左側の図が出入口扉1で仕切られた部屋の内側から見た出入口扉1の背面図であり、中央の図が出入口扉1の側面図であり、右側の図が出入口扉1を部屋の外部からみた正面図である。図1、2に示すように、出入口扉1には、上側に補助錠100が設置され、下側に主錠600が設置されている。主錠600は、利用者がシリンダ3に鍵を挿入して回動操作、あるいは、サムターン6を摘み手動操作を行うことでデッドボルト5を移動させて、出入口扉1を施錠状態または解錠状態にする。
ここで、施錠状態とは、出入口扉1に設けられたレバーハンドル4を操作しても出入口扉1を開放不可能な状態である。例えば、主錠600による施錠状態とは、主錠600に対向した出入口の壁面に設けられた孔部(不図示)にデッドボルト5が挿入された状態で保持されることで、出入口扉1を開放できない状態である(図1、2参照)。また、解錠状態とは、出入口扉1に設けられたレバーハンドル4を操作すれば出入口扉1を開放可能な状態である。例えば、主錠600による解錠状態とは、上述した孔部(不図示)からデッドボルト5が外されて出入口扉1の内部に保持されることで、出入口扉1が開放できる状態である。
また、補助錠100は、出入口扉1に埋め込まれており、主錠600と同様に、デッドボルト10が移動することで出入口扉1を施錠状態または解錠状態にするものである。また、補助錠100は、不正侵入者Pによる不正行為を検知する不正検知部110が接続されている。ここで、補助錠100による解錠状態とは、補助錠100に対向した出入口壁面に設けられた孔部(不図示)からデッドボルト10が外されて出入口扉1の内部に保持されることで、出入口扉1が開放できる状態である(図1参照)。また、補助錠100による施錠状態とは、上述した孔部(不図示)にデッドボルト10が挿入された状態で保持されることで、出入口扉1を開放できない状態である(図2参照)。
つまり、図1では、主錠600は施錠状態であり、補助錠100は解錠状態であることを示しており、図2では、主錠600および補助錠100ともに施錠状態を示している。また、本実施の形態では、出入口扉1に主錠600および補助錠100を設置しているため、主錠600および補助錠100がともに解錠状態であるときに出入口扉1が開放可能となるが、それ以外、すなわち主錠600が解錠状態で補助錠100が施錠状態、主錠600が施錠状態で補助錠100が解錠状態、および主錠600および補助錠100がともに施錠状態であるとき、出入口扉1は開放不可能となる。
次に、図3、4を参照して、補助錠100の構成の詳細について説明する。図3は、実施の形態1における解錠状態の補助錠を示す図である。また、図4は、実施の形態1における施錠状態の補助錠を示す図である。図3、4に示すように、本実施の形態の補助錠100は、フロント101と錠前機構102とにより構成されており、錠前機構102は、モータ40と、歯車43と、レール30と、中央歯車20と、レール13と、デッドボルト10と、マイクロスイッチ50と、不正検知部110と、制御部120とを主に備えている。
フロント101は、デッドボルト10が出入する開口部(不図示)を有し、錠前機構102の側面を覆う板状の金属板である。また、フロント101の上部と下部には、錠前機構102を出入口扉1に固定するためのねじ穴(不図示)が設けられている。補助錠100を出入口扉1に設置した場合は、錠前機構102が出入口扉1に埋め込まれ、フロント101が出入口扉1の側面に見える状態となる。
モータ40は、電気的エネルギーを機械的エネルギーに変換するものであり、モータ本体41の下部に軸部42が接続されている。モータ40は、通電されることにより軸部42を正逆回転させる。すなわち、モータ40は、軸部42を矢印R1方向(図3参照)に回転(正回転)、または矢印R3方向(図4参照)に回転(逆回転)させるものである。
歯車43は、モータ40に接続された軸部42のモータ40側と反対側の端部に設けられており、軸部42の回転に連動して矢印R1方向および矢印R3方向に回転するものである。
レール30は、側面に凹凸が設けられ、下部に歯30aが設けられた棒状の部材であり、凹凸が歯車43に噛み合うように配置されている。そして、レール30は、歯車43が矢印R1方向に回転すると、その回転に伴って矢印A方向(図3参照)に移動する。また、レール30は、歯車43が矢印R3方向に回転すると、その回転に伴って矢印C方向(図4参照)に移動する。
中央歯車20は、歯20aが設けられた歯車であって、レール30の歯30aおよびレール13の歯13aと噛み合うように配置されている。そして、中央歯車20は、レール30が矢印A方向に移動すると、その移動に伴って矢印R2方向(図3参照)に回転する。また、中央歯車20は、レール30が矢印C方向に移動すると、その移動に伴って矢印R4方向(図4参照)に回転する。
レール13は、上部に歯13aが設けられた棒状の部材であり、中央歯車20の歯20aに噛み合いながらデッドボルト10の軸部11に固定して設置されている。そして、レール13は、中央歯車20が矢印R2方向に回転すると、その回転に伴って矢印B方向(図3参照)に移動して、デッドボルト10を矢印B方向に移動させる。また、レール13は、中央歯車20が矢印R4方向に回転すると、その回転に伴って矢印D方向(図4参照)に移動して、デッドボルト10を矢印D方向に移動させる。
デッドボルト10は、軸部11と、先端部12と、突部14とで構成されており、軸部11に設置されたレール13の移動に伴って矢印B方向または矢印D方向に移動することで、出入口扉1を施錠状態もしくは解錠状態にするものである。すなわち、デッドボルト10は、出入口扉1を収納する出入口の壁面に設けられた孔部(不図示)に対して先端部12が挿脱可能に移動するものであって、矢印B方向に移動して先端部12を孔部に挿入した状態を保持することによって出入口扉1を施錠状態にし、矢印D方向に移動して先端部12を孔部から外して出入口扉1の内部に保持することによって出入口扉1を解錠状態にする。また、突部14は、マイクロスイッチ50と接触するように、軸部11の右下部に設けられている。
マイクロスイッチ50は、物体の有無や位置を検出して接点を開閉するスイッチであり、錠前機構102の枠部の内側に設けられており、デッドボルト10が解錠状態である場合に接点51が突部14に接するように設置されている。そして、マイクロスイッチ50は、デッドボルト10が矢印B方向に移動して施錠状態になった時点で接点51が開いて「開」状態となり、デッドボルト10が矢印D方向に移動して解錠状態になると突部14に押圧された接点51が閉じて「閉」状態となる。
不正検知部110は、出入口扉1の内部もしくは内側に設置されており、主錠に対して不正解錠などの不正行為が行われた場合に、その不正行為を検知するものであり、振動を検知するセンサや、音波を分別して検知するセンサなどである。例えば、不正検知部110は、不正侵入者により主錠のシリンダ3(図1参照)から特殊な金属製の工具を用いて解錠するピッキング等の不正解錠が行われた場合、不正検知部110は、主錠に対する振動や主錠から発せられる音波を不正行為として検知して制御部120にその旨の信号を送出する。なお、不正検知部110は、一般に市販されている、ピッキング工具をシリンダに差し込み不正解錠を試みる行為を感知して大音量の警報を発する「ピッキングアラーム」を設置して不正行為を検知する構成としてもよい。
制御部120は、モータ40を介してデッドボルト10の移動を制御するものであり、さらに、施解錠制御部121と、施解錠状態取得部122とを主に備えている。
施解錠制御部121は、通常時は、デッドボルト10を図3の状態にすることで解錠状態にし、不正検知部110から不正行為が検知された旨の信号を受信した場合、モータ40を、軸部42を正回転させるように駆動して、デッドボルト10を解錠状態から施錠状態に移行する。
具体的には、施解錠制御部121は、モータ40を駆動することにより軸部42を矢印R1方向に回転(正回転)させる。そうすると、その回転に伴って歯車43も矢印R1方向に回転し、歯車43の回転に連動してレール30が矢印A方向に移動し、中央歯車20を矢印R2方向に回転させる。そして、中央歯車20の回転に連動してレール13が矢印B方向に移動し、デッドボルト10も矢印B方向に移動することで、先端部12が出入口の孔部に挿入され、出入口扉1を施錠状態に移行することになる。
また、施解錠制御部121は、デッドボルト10を施錠状態にした時点から後述する施解錠状態取得部122により所定時間が計測された場合、モータ40を、軸部42を逆回転させるように駆動してデッドボルト10を施錠状態から解錠状態に移行する。
具体的には、施解錠制御部121は、モータ40を駆動することにより軸部42を矢印R3方向に回転(逆回転)させる。そうすると、その回転に伴って歯車43も矢印R3方向に回転し、歯車43の回転に連動してレール30が矢印C方向に移動し、中央歯車20を矢印R4方向に回転させる。そして、中央歯車20の回転に連動してレール13が矢印D方向に移動し、デッドボルト10も矢印D方向に移動することで、先端部12が出入口の孔部から外されて、出入口扉1を解錠状態に移行することになる。
施解錠状態取得部122は、出入口扉1が施錠状態になった時点、すなわちデッドボルト10が矢印B方向に移動することで、マイクロスイッチ50の接点51が「開」状態になった時点から、予め定められた所定時間(例えば3分間)を計測するタイマー機能を備えている。また、施解錠状態取得部122は、マイクロスイッチ50の接点51が「開」状態の場合はデッドボルト10が施錠状態であると判断し、マイクロスイッチ50の接点51が「閉」状態の場合はデッドボルト10が解錠状態であると判断する。
次に、図3〜5を参照して、本実施の形態の補助錠の施解錠動作について説明する。図5は、実施の形態1に係る補助錠の施解錠動作の流れを示すフローチャートである。
まず、施解錠制御部121は、不正検知部110によって、不正侵入者により主錠に対するピッキング等の不正解錠が行われたことによる不正行為を検知したか否かの判断をする(ステップS10)。不正検知部110により不正行為が検知されてない場合(ステップS10:No)、ステップS10に戻る。
一方、不正検知部110により不正行為が検知された場合(ステップS10:Yes)、施解錠状態取得部122は、出入口扉1が解錠状態であるか否か、すなわち、図3に示すようにデッドボルト10が出入口扉1の内部に保持されているか否かをマイクロスイッチ50の開閉状態により判断する(ステップS11)。そして、出入口扉1が解錠状態であった場合(ステップS11:Yes)、施解錠制御部121は、モータ40を駆動して軸部42を正回転させることにより、デッドボルト10を出入口の孔部に挿入して出入口扉1を施錠状態に移行する(ステップS12)。
次に、施解錠状態取得部122は、出入口扉1が施錠状態になった時点から予め定められた所定時間の計測を行う。そして、施解錠制御部121は、施解錠状態取得部122の計測によって、所定時間が経過したか否かの判断をする(ステップS13)。所定時間が経過してない場合(ステップS13:No)、ステップS13に戻り所定時間が経過するまで待機する。
一方、所定時間が経過した場合(ステップS13:Yes)、施解錠制御部121は、デッドボルト10を出入口の孔部から外して出入口扉1を解錠状態に移行する(ステップS14)。また、ステップS11において、出入口扉1が施錠状態であった場合(ステップS11:No)、施錠状態であると判断した時点から所定時間経過した場合に、施解錠制御部121は、モータ40を駆動して軸部42を逆回転させることにより、デッドボルト10を出入口の孔部から外して出入口扉1を解錠状態に移行する(ステップS14)。
このように、実施の形態1の補助錠100は、通常時には解錠状態であって、不正解錠などの不正行為が検知された場合に、デッドボルト10を解錠状態から施錠状態にする。従って、正規の利用者が入退館する場合には、主錠のみで出入口扉1を施錠状態にするため、一回の施解錠操作で出入口扉1の施解錠を可能にして煩雑な施解錠操作を強要せず利便性を向上させることができる。また、不正行為が検知された場合は、主錠と補助錠100の二つの錠前装置により出入口扉1を施錠状態にするため、不正侵入者には解錠操作を困難にして防犯性を向上できる。
また、実施の形態1の補助錠100は、施錠状態に移行して所定時間経過後には、再度施錠状態から解錠状態へ移行するため、不正侵入者が退去した後に正規の利用者が入退館する場合には、原状復帰するための処理を行わず、上記と同様一回の施解錠操作で出入口扉1の施解錠を可能にする。
(実施の形態1の変形例)
実施の形態1の補助錠は、不正行為を検知した場合に解錠状態から施錠状態に移行する構成となっており、出入口扉の内部に設置されていた。従って、実施の形態1では、補助錠が設けられていることが外部側からはわからない。そこで、本実施の形態では、さらに、実施の形態1の補助錠が設置されていることを不正な第三者に連想させる模造のシリンダ(ダミーシリンダ)を出入口扉1に設置したものである。
図6は、実施の形態1の変形例にかかる補助錠と主錠とを設置した出入口扉の全体を示す図である。図6は、出入口扉1を部屋の外部から見た正面図であり、補助錠100が内部に設置されている位置に対応する出入口扉1の外側にダミーシリンダ200が設けられている。図7は、電気的に施解錠操作を行う補助錠が設置されていることを連想させる描画を施したダミーシリンダの一例を示す図である。なお、補助錠100と主錠600の構成、機能、および施解錠動作については、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
ダミーシリンダ200は、出入口扉1に二つ目の錠前装置が設置されていることを連想させるものであり、実際の施解錠の機能は有していない。すなわち、ダミーシリンダ200は、主錠だけでなく補助錠が設置されていることを連想させる。また、ダミーシリンダ200は、図7に示すように、IC(Integrated Circuit)タグなどを所持する手が描かれた描画201を施し、このダミーシリンダ200にICタグなどを近づけることによって、非接触で電気的に施解錠操作を行うことを連想させるように構成してもよい。
このように、実施の形態1の変形例では、出入口扉1に描画201を施したダミーシリンダ200を設けることで、外部から侵入しようとする不正侵入者に、出入口扉1には2個目の錠前装置である補助錠が設置されていることを視覚的に連想させることができる。従って、二つ目の錠前装置である電気錠を連想させる補助錠の設置により、不正解錠が困難であることに加え居住者の防犯意識が高いことを不正侵入者に感じさせて犯意を失わせ犯行に及ぶことに至らなくさせるよう促すことができる。
さらに、ダミーシリンダ200について、外観上は一般的なシリンダと同様にしておき、内部に上述した不正検知部110を組み込み、この不正検知部110によって更にダミーシリンダ200に対する不正行為を、ダミーシリンダ200に対する振動やダミーシリンダ200から発せられる音波を不正行為として検知するように構成してもよい。これにより、不正侵入者がピッキング等の不正行為をダミーシリンダ200に試みた場合にも、不正検知部110によりダミーシリンダ200に対する不正行為が検知され、施解錠制御部121によりデッドボルト10を解錠状態から施錠状態に移行させることができる。
(実施の形態2)
実施の形態1の補助錠は、不正行為を検知した場合に、制御部に設けられた施解錠制御部および施解錠状態取得部により施解錠操作を行っていた。本実施の形態の補助錠では、不正行為を検知した場合、その旨の警報等を監視センタに送信し、監視センタから施解錠の指令を受信して施解錠を行うものである。
図8は、実施の形態2にかかる補助錠と主錠とを設置した出入口扉の全体を示す図である。図8では、左側の図が出入口扉1で仕切られた部屋の内側から見た出入口扉1の背面図であり、中央の図が出入口扉1の側面図であり、右側の図が出入口扉1を部屋の外部からみた正面図である。図8に示すように、出入口扉1には、上側に補助錠300が設置され、下側に主錠600が設置されている。主錠600は、実施の形態1と同様に、利用者がシリンダ3に鍵を挿入して回動操作、あるいは、サムターン6を摘み手動操作を行うことでデッドボルト5を移動させて、出入口扉1を施錠状態または解錠状態にする。
また、補助錠300は、出入口扉1に埋め込まれており、主錠600と同様に、デッドボルト10が移動することで出入口扉1を施錠状態または解錠状態にするものである。また、補助錠300は、不正侵入者Pによる不正行為を検知する不正検知部110と、補助錠300と出入口扉1付近を撮像するカメラ350が接続されている。また、補助錠300は、ネットワーク400を介して監視センタ500に接続されており、監視センタ500には、カメラ350で撮像された画像や映像を表示するモニタ510が設置されており、警備員520が駐在している。なお、主錠600および補助錠300の施錠状態および解錠状態の説明は実施の形態1と同様であるため省略する。
次に、図9、10を参照して、補助錠300の構成の詳細について説明する。図9は、実施の形態2における解錠状態の補助錠を示す図である。また、図10は、実施の形態2における施錠状態の補助錠を示す図である。図9、10に示すように、本実施の形態の補助錠300は、フロント101と錠前機構102とにより構成されており、錠前機構102は、モータ40と、歯車43と、レール30と、中央歯車20と、レール13と、デッドボルト10と、不正検知部110と、カメラ350と、制御部320とを主に備えている。そして、制御部320は、ネットワーク400を介して監視センタ500に接続されている。
ここで、錠前機構102の内部に設けられたモータ40と、歯車43と、レール30と、中央歯車20と、レール13と、デッドボルト10の機能および構成と、不正検知部110の機能および構成とは、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
カメラ350は、補助錠300と出入口扉1付近とを撮像するものである。
制御部320は、モータ40を介してデッドボルト10の移動を制御するものであり、さらに、画像蓄積部330と、施解錠制御部321と、画像処理部322と、送信部323と、受信部324とを主に備えている。
画像蓄積部330は、カメラ350で撮像された画像を保存するものであり、ハードディスクドライブ装置(HDD)やメモリ等の記憶媒体である。
画像処理部322は、カメラ350で撮像された画像に対して画像処理を行い、画像蓄積部330に保存するものである。
送信部323は、不正検知部110から不正行為が検知された旨の信号を受信した場合、出入口扉1の主錠に対して不正行為がなされている旨を示す警報を、ネットワーク400を介して監視センタ500に送信するものである。また、送信部323は、不正検知部110から不正行為が検知された旨の信号を受信した場合、その時カメラ350で撮像され画像蓄積部330に保存された画像を監視センタ500に送信する。
受信部324は、送信部323により監視センタ500に警報を送信した後、監視センタ500から、デッドボルト10を解錠状態から施錠状態にする旨の施錠指令を受信するものである。また、受信部324は、施錠指令を受信した後に、監視センタ500からデッドボルト10を施錠状態から解錠状態にする旨の解錠指令を受信するものである。
施解錠制御部321は、通常時は、デッドボルト10を図9の状態にすることで解錠状態にし、受信部324により、施錠指令を受信した場合、モータ40を、軸部42を正回転させるように駆動して、デッドボルト10を解錠状態から施錠状態に移行する。また、施解錠制御部321は、受信部324により解錠指令を受信した場合、モータ40を、軸部42を逆回転させるように駆動して、デッドボルト10を施錠状態から解錠状態に移行する。なお、デッドボルト10の施錠状態への移行、および解錠状態への移行の流れは、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
監視センタ500は、補助錠300から警報および画像を受信した場合、モニタ510に表示された画像を警備員520が確認し、不正侵入者により不正行為が行われていると判断した場合は、制御部320へ施錠指令を送信する。また、監視センタ500は、施錠指令を送信した後に予め定めた所定時間が経過すると、警備員520が画像を確認し、不正侵入者が退去して不正行為がなされていないと判断した場合は、制御部320へ解錠指令を送信する。また、監視センタ500は、監視領域の異常を検知した警備装置からの通報を受け、待機中の警備員に対して異常が検知された監視領域へ向かう旨の指示を出すとともに、必要に応じて警察や消防など関係機関への通報を行うセンタでもある。
次に、図9〜11を参照して、本実施の形態の補助錠の施解錠動作について説明する。図11は、実施の形態2に係る補助錠の施解錠動作の流れを示すフローチャートである。
まず、送信部323は、不正検知部110によって、不正侵入者により主錠に対するピッキング等の不正解錠が行われたことによる不正行為を検知したか否かの判断をする(ステップS20)。不正検知部110により不正行為が検知されてない場合(ステップS20:No)、ステップS20に戻る。
一方、不正検知部110により不正行為が検知された場合(ステップS20:Yes)、送信部323は、出入口扉1の主錠に対して不正行為がなされている旨を示す警報と、カメラ350で撮像された画像とを監視センタ500に送信する(ステップS21)。
そして、受信部324は、デッドボルト10を解錠状態から施錠状態にする旨の施錠指令を受信したか否かを判断する(ステップS22)。施錠指令を受信していない場合(ステップS22:No)、ステップS22に戻って施錠指令を受信するまで待機する。一方、施錠指令を受信した場合(ステップS22:Yes)、施解錠制御部321は、モータ40を駆動して軸部42を正回転させることにより、デッドボルト10を出入口の孔部に挿入して出入口扉1を施錠状態に移行する(ステップS23)。
次に、受信部324は、デッドボルト10を施錠状態から解錠状態にする旨の解錠指令を受信したか否かを判断する(ステップS24)。解錠指令を受信していない場合(ステップS24:No)、ステップS24に戻って解錠指令を受信するまで待機する。一方、解錠指令を受信した場合(ステップS24:Yes)、施解錠制御部321は、モータ40を駆動して軸部42を逆回転させることにより、デッドボルト10を出入口の孔部から外して出入口扉1を解錠状態に移行する(ステップS25)。
このように、実施の形態2の補助錠300は、通常時には解錠状態であって、不正解錠などの不正行為が検知された場合に、監視センタ500からの指令によりデッドボルト10を解錠状態から施錠状態にする。従って、正規の利用者が入退館する場合には、主錠のみで出入口扉1を施錠状態にするため、一回の施解錠操作で出入口扉1の施解錠を可能にして煩雑な施解錠操作を強要せず利便性を向上させることができる。また、不正行為が検知された場合は、主錠と補助錠300の二つの錠前装置により出入口扉1を施錠状態にするため、不正侵入者には解錠操作を困難にして防犯性を向上できる。
また、実施の形態2の補助錠300は、施錠状態に移行した後、監視センタ500からの指令により、再度施錠状態から解錠状態へ移行するため、不正侵入者が退去した後に正規の利用者が入退館する場合には、原状復帰するための処理を行わず、上記と同様一回の施解錠操作で出入口扉1の施解錠を可能にする。
また、実施の形態2の補助錠300は、監視センタ500における警備員により不正行為の確認が行われた上で出入口扉1を解錠状態から施錠状態に移行するため、正確に施解錠操作が行えて不正侵入者に対する防犯性をさらに向上することができる。
なお、本実施の形態の補助錠は、実施の形態1の補助錠と同様に出入口扉の内部に設置されているが、実施の形態1の変形例と同様に、出入口扉1にダミーシリンダを設ける構成にしてもよい。
また、実施の形態1〜2の補助錠は、出入口扉に埋め込まれて設置されているが、これに限定されるものではない。すなわち、出入口扉の内側に設置するなど、出入口扉を施錠状態または解錠状態にすることができればいずれの位置に設置することも可能である。
また、実施の形態1〜2の補助錠は、上記のような構成をしているが、このような構成に限定されるものではない。すなわち、モータ等により切替えてデッドボルトの移動が可能な構成であればいずれの構成でもよい。また、一般的に市販されているモータ錠などを利用することも可能である。
実施の形態1にかかる補助錠と主錠とを設置した出入口扉の全体を示す図である。 実施の形態1にかかる補助錠と主錠とを設置した出入口扉の全体を示す図である。 実施の形態1における解錠状態の補助錠を示す図である。 実施の形態1における施錠状態の補助錠を示す図である。 実施の形態1に係る補助錠の施解錠動作の流れを示すフローチャートである。 実施の形態1の変形例にかかる補助錠と主錠とを設置した出入口扉の全体を示す図である。 電気的に施解錠操作を行う補助錠が設置されていることを連想させる描画を施したダミーシリンダの一例を示す図である。 実施の形態2にかかる補助錠と主錠とを設置した出入口扉の全体を示す図である。 実施の形態2における解錠状態の補助錠を示す図である。 実施の形態2における施錠状態の補助錠を示す図である。 実施の形態2に係る補助錠の施解錠動作の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1 出入口扉
3 シリンダ
4 レバーハンドル
5 デッドボルト
6 サムターン
10 デッドボルト
11 軸部
12 先端部
13 レール
13a 歯
14 突部
20 中央歯車
20a 歯
30 レール
30a 歯
40 モータ
41 モータ本体
42 軸部
43 歯車
50 マイクロスイッチ
51 接点
100,300 補助錠
101 フロント
102 錠前機構
110 不正検知部
120,320 制御部
121,321 施解錠制御部
122 施解錠状態取得部
322 画像処理部
323 送信部
324 受信部
330 画像蓄積部
350 カメラ
200 ダミーシリンダ
201 描画
400 ネットワーク
500 監視センタ
510 モニタ
520 警備員

Claims (9)

  1. 出入口扉に設置され、前記出入口扉を開放不可能な状態である施錠状態、または前記出入口扉を開放可能な状態である解錠状態にする錠前装置において、
    前記錠前装置に対向した出入口の壁面に設けられた孔部に挿脱可能であって、前記孔部に挿入した状態で保持されることによって前記出入口扉を前記施錠状態にし、前記孔部から外されて前記出入口扉の内部に保持されることによって前記出入口扉を前記解錠状態にする施解錠部と、
    前記出入口扉に設置された他の錠前装置に対する不正行為を検知する検知部と、
    通常時には、前記施解錠部を前記解錠状態にし、不正行為が検知された場合、前記施解錠部を前記解錠状態から前記施錠状態にする施解錠制御部と、
    を備え
    前記施解錠制御部は、不正行為が検知されたことにより前記施解錠部を前記施錠状態にした時点から所定時間経過後に、前記施解錠部を前記施錠状態から前記解錠状態にすることを特徴とする錠前装置。
  2. 前記検知部は、前記他の錠前装置に対する振動または前記他の錠前装置から発せられる音波を不正行為として検知することを特徴とする請求項1に記載の錠前装置。
  3. 施解錠機能を有さず、前記錠前装置が設置されており、かつ前記施解錠部を操作することを連想させる模造施解錠操作部を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の錠前装置。
  4. 前記検知部は、前記模造施解錠操作部に設けられ、さらに、前記模造施解錠操作部に対する不正行為を検知し、
    前記施解錠制御部は、さらに、前記検知部によって前記模造施解錠操作部に対する不正行為が検知された場合、前記施解錠部を前記解錠状態から前記施錠状態にすることを特徴とする請求項に記載の錠前装置。
  5. 出入口扉に設置され、前記出入口扉を開放不可能な状態である施錠状態、または前記出入口扉を開放可能な状態である解錠状態にする錠前装置において、
    前記錠前装置に対向した出入口の壁面に設けられた孔部に挿脱可能であって、前記孔部に挿入した状態で保持されることによって前記出入口扉を前記施錠状態にし、前記孔部から外されて前記出入口扉の内部に保持されることによって前記出入口扉を前記解錠状態にする施解錠部と、
    前記出入口扉に設置された他の錠前装置に対する不正行為を検知する検知部と、
    不正行為が検知された場合、その旨を示す警報を、ネットワークに接続され、所定の監視処理を行う監視センタに送信する送信手段と、
    前記監視センタから、前記施解錠部を前記解錠状態から前記施錠状態にする旨の施錠指令を受信する受信手段と、
    前記施錠指令を受信した場合、前記施解錠部を前記解錠状態から前記施錠状態にする施解錠制御部と、
    施解錠機能を有さず、前記錠前装置が設置されており、かつ前記施解錠部を操作することを連想させる模造施解錠操作部と、
    を備え、
    前記検知部は、前記模造施解錠操作部に設けられ、さらに、前記模造施解錠操作部に対する不正行為を検知し、
    前記施解錠制御部は、さらに、前記検知部によって前記模造施解錠操作部に対する不正行為が検知された場合、前記施解錠部を前記解錠状態から前記施錠状態にすることを特徴とする錠前装置。
  6. 前記検知部は、前記他の錠前装置に対する振動または前記他の錠前装置から発せられる音波を不正行為として検知することを特徴とする請求項に記載の錠前装置。
  7. 前記錠前装置と前記出入口扉付近とを撮像する撮像部を備え
    前記送信手段は、さらに、不正行為が検知された場合、撮像された画像を前記監視センタに送信することを特徴とする請求項5または6に記載の錠前装置。
  8. 前記受信手段は、前記施錠指令を受信した後に、前記監視センタから前記施解錠部を前記施錠状態から前記解錠状態にする旨の解錠指令を受信し、
    前記施解錠制御部は、前記解錠指令を受信した場合、前記施解錠部を前記施錠状態から前記解錠状態にすることを特徴とする請求項5〜7のいずれか一つに記載の錠前装置。
  9. 出入口扉に設置され、前記出入口扉を開放不可能な状態である施錠状態、または前記出入口扉を開放可能な状態である解錠状態にする錠前装置によって前記出入口扉を施解錠する施解錠方法であって、
    前記錠前装置は、対向する出入口の壁面に設けられた孔部に挿脱可能であって、前記孔部に挿入した状態で保持されることによって前記出入口扉を前記施錠状態にし、前記孔部から外されて前記出入口扉の内部に保持されることによって前記出入口扉を前記解錠状態にする施解錠部を備え、
    検知部により、前記出入口扉に設置された他の錠前装置に対する不正行為を検知する検知工程と、
    通常時には、前記施解錠部を前記解錠状態にし、不正行為が検知された場合、前記施解錠部を前記解錠状態から前記施錠状態にする施解錠制御工程
    を含み、
    前記施解錠制御工程は、不正行為が検知されたことにより前記施解錠部を前記施錠状態にした時点から所定時間経過後に、前記施解錠部を前記施錠状態から前記解錠状態にすることを特徴とする施解錠方法。
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