JP2002168014A - ドアロック遠隔操作装置 - Google Patents

ドアロック遠隔操作装置

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JP2002168014A
JP2002168014A JP2000364058A JP2000364058A JP2002168014A JP 2002168014 A JP2002168014 A JP 2002168014A JP 2000364058 A JP2000364058 A JP 2000364058A JP 2000364058 A JP2000364058 A JP 2000364058A JP 2002168014 A JP2002168014 A JP 2002168014A
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Japan
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thumb
turn
motor
remote control
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Application number
JP2000364058A
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English (en)
Inventor
Youichi Shinpo
鷹一 新保
Tadao Arata
忠男 荒田
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MEC Co Ltd
Original Assignee
MEC Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】ドアロック遠隔操作装置において、モータ回転
力の伝達をギア列により機械的に断続制御するクラッチ
機構とすることで消費電力を抑え、特に、モータを一方
向のみに回転させることによって施錠と解錠の両方を行
うことができるように構成する。 【解決手段】モータの回転力を伝達してサムターンを所
定方向に回転させる回転伝達機構において、モータ17
の回転力を受けて所定の一方向にのみ回転する異形ギア
25に異なる高さに第1段252および第2段253を
それぞれ欠歯ギアを形成し、サムターン回転ギア27を
第1段の有歯領域252aと噛合可能に配置するととも
に、スイッチギア26を第2段の有歯領域253aと噛
合可能且つサムターン回転ギアと噛合するように配置す
る。一方向に回転する異形ギアの第2段の有歯領域との
噛合および非噛合によりスイッチギアの回転方向が切り
替えられ、サムターン回転ギアを両方向に回転させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はドアロックをリモコ
ン遠隔操作により開閉するドアロック遠隔操作装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般住宅や事務所等のドアに取り付けら
れたシリンダー錠のロックをリモコンからの遠隔操作信
号に応答して自動的に施錠および解錠する装置は公知で
あり、リモコンからの信号を受信する受信部と、乾電池
等の電源と、電源により回転駆動されるモータと、受信
部がリモコン信号を受信したときに電源から給電してモ
ータを回転駆動制御する制御部と、ドア内側のサムター
ンを回転させるサムターン回転手段と、モータの回転力
をサムターン回転手段に伝達する回転伝達機構と、を備
えている。
【0003】回転伝達機構は、モータ回転力の伝達を断
続制御するクラッチ手段を有しており、クラッチ手段と
しては一般に電磁石が用いられている。電磁石に通電す
ると、常にモータ回転力が伝達されているギアと噛み合
い、キャップを回転させる。電磁石が通電されていない
ときはギアと噛み合わず、モータの回転力がキャップに
伝達されないため、サムターンを回転させることができ
ない。このようにしてモータ回転力の伝達を断続制御す
ることでドアロックを解施錠している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来技
術によるドアロック遠隔操作装置は、電磁石への通電/
非通電によってモータ回転力の伝達を断続制御する構成
であるため、操作時の消費電力が大きく、電池寿命が低
下するという問題があった。
【0005】また、上記回転伝達機構では、電磁石やギ
ア等をドア面に対して垂直方向に延長するキャップの軸
に対して取り付ける必要があるため、装置の厚さ寸法が
必然的に大きくなり、外観上見苦しいものとなってしま
うだけでなく、室内側からドアノブを操作しようとする
ときに邪魔になるという問題があった。
【0006】また、上記従来技術に用いられるモータは
施錠時と解錠時とで反対方向に回転しなければならず、
このための制御が必要であり、コスト上昇の一因となっ
ていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、従来技
術における上記問題を解決し、モータ回転力の伝達をギ
ア列により機械的に断続制御するクラッチ機構を備えた
ドアロック遠隔操作装置を提供することを目的とする。
【0008】本発明の別の目的は、ドアロック遠隔操作
装置の厚さ寸法をできるだけ小さくして、外観上の体裁
を向上するとともに室内側からのドアノブ操作の邪魔に
ならないようにすることにある。
【0009】本発明のさらに別の目的は、モータを一方
向のみに回転させることによって施錠と解錠の両方を行
うことができるように構成されたドアロック遠隔操作装
置を提供することにある。
【0010】本発明のさらに別の目的は、リモコン遠隔
操作により開閉可能であるとともに室外側からのドアノ
ブの鍵穴に鍵を差し込んで手動開閉することも可能とし
ているドアロック遠隔操作装置において、泥棒等による
無断侵入(ピッキング)に対する排除機能を付与するこ
とにある。
【0011】これらの目的を達成するため、請求項1に
かかる本発明は、リモコン発信器からの信号を受信する
受信部と、電源と、電源により回転駆動されるモータ
と、受信部がリモコン信号を受信したときに電源から給
電してモータを回転駆動制御する制御部と、ドア内側の
サムターンを回転させるサムターン回転手段と、モータ
の回転力をサムターン回転手段に伝達する回転伝達機構
とを備えたドアロック遠隔操作装置において、上記回転
伝達機構は、モータの回転力を受けて回転する欠歯ギア
と、欠歯ギアの有歯領域と係合可能な往復移動手段とを
有してなり、欠歯ギアの有歯領域と噛合して往復移動手
段が欠歯ギアの回転方向に応じた方向に移動することに
より上記サムターン回転手段を回転させるものであり、
サムターンがロック位置およびアンロック位置にあると
きは往復移動手段は欠歯ギアの欠歯領域内に位置するこ
とを特徴としている。
【0012】請求項2にかかる本発明は、請求項1記載
のドアロック遠隔操作装置において、往復移動手段が円
筒ギアであり、欠歯ギアの有歯領域と噛合して欠歯ギア
の回転方向に応じた方向に回転することにより上記サム
ターン回転手段を回転させるものであることを特徴とす
る。
【0013】請求項3にかかる本発明は、請求項1記載
のドアロック遠隔操作装置において、往復移動手段がラ
ックであり、その一側に形成されたラック歯が欠歯ギア
の有歯領域と噛合して欠歯ギアの回転方向に応じた方向
に直線移動することにより上記サムターン回転手段を回
転させるものであることを特徴とする。
【0014】請求項4にかかる本発明は、請求項1ない
し3のいずれか記載のドアロック遠隔操作装置におい
て、回転伝達機構は、さらに、モータ回転中はその回転
負荷により常に欠歯ギアと係合して欠歯ギアを所定方向
に回転させるがモータ停止中は欠歯ギアとの係合が解除
可能とされる係合手段を有し、モータ停止中に上記サム
ターン回転手段を介して欠歯ギアを上記所定方向に若干
回転させることにより欠歯ギアを係合手段と非係合と
し、サムターンを手動操作可能とすることを特徴とす
る。
【0015】請求項5にかかる本発明は、請求項4記載
のドアロック遠隔操作装置において、係合手段は、モー
タの回転負荷を受けてモータ回転方向に応じた方向に揺
動するアームと、アーム先端に取り付けられてモータの
回転力を受けて回転するとともに欠歯ギアと噛合可能な
ギアとを有してなることを特徴とする。
【0016】請求項6にかかる本発明は、リモコン発信
器からの信号を受信する受信部と、電源と、電源により
回転駆動されるモータと、受信部がリモコン信号を受信
したときに電源から給電してモータを回転駆動制御する
制御部と、ドア内側のサムターンを回転させるサムター
ン回転手段と、モータの回転力をサムターン回転手段に
伝達する回転伝達機構とを備えたドアロック遠隔操作装
置において、上記回転伝達機構は、モータの回転力を受
けて揺動するアーム手段と、アーム手段と係合可能に間
隔をおいて設けられる一対の係合部を有する往復移動手
段とを有してなり、アーム手段がいずれか一方の係合部
と係合しながらモータ回転方向に応じた方向に揺動する
ことにより往復移動手段が所定方向に移動して上記サム
ターン回転手段を回転させるものであり、サムターンが
ロック位置およびアンロック位置にあるときはアーム手
段はいずれの係合部とも係合しない位置に待避している
ことを特徴とする。
【0017】請求項7にかかる本発明は、請求項1ない
し6のいずれか記載のドアロック遠隔操作装置におい
て、制御部は上記モータを正逆回転駆動制御することを
特徴とする。
【0018】請求項8にかかる本発明は、リモコン発信
器からの信号を受信する受信部と、電源と、電源により
回転駆動されるモータと、受信部がリモコン信号を受信
したときに電源から給電してモータを所定の一方向にの
み回転駆動制御する制御部と、ドア内側のサムターンを
回転させるサムターン回転手段と、モータの回転力をサ
ムターン回転手段に伝達する回転伝達機構とを備えたド
アロック遠隔操作装置において、上記回転伝達機構は、
モータの回転力を受けて所定の一方向にのみ回転するギ
アであって異なる高さにある第1段および第2段にそれ
ぞれ有歯領域と欠歯領域とが形成された異形ギアと、異
形ギアの第1段の有歯領域と係合可能な往復移動手段
と、異形ギアの第2段の有歯領域と噛合可能であるとと
もに往復移動手段と係合するスイッチギアとを有してな
り、往復移動手段が異形ギアの第1段の有歯領域と係合
しているときはスイッチギアは異形ギアの第2段の欠歯
領域内に位置しており、スイッチギアが異形ギアの第2
段の有歯領域と噛合しているときは往復移動手段は異形
ギアの第1段の欠歯領域内に位置しており、一方向に回
転する異形ギアの第2段の有歯領域との噛合および非噛
合によりスイッチギアの回転方向が切り替えられ、往復
移動手段を両方向に移動するよう構成してなることを特
徴とする。
【0019】請求項9にかかる本発明は、請求項8記載
のドアロック遠隔操作装置において、往復移動手段が円
筒ギアであり、異形ギアの第1段の有歯領域と噛合して
異形ギアの回転方向と反対方向に回転することにより上
記サムターン回転手段を回転させるものであることを特
徴とする。
【0020】請求項10にかかる本発明は、請求項8記
載のドアロック遠隔操作装置において、往復移動手段が
ラックであり、その一側に形成されたラック歯が異形ギ
アの第1段の有歯領域と噛合して異形ギアの回転方向に
応じた方向に直線移動することにより上記サムターン回
転手段を回転させるものであることを特徴とする。
【0021】請求項11にかかる本発明は、請求項1な
いし10のいずれか記載のドアロック遠隔操作装置にお
いて、サムターン回転手段が、サムターンに着脱可能に
装着されるキャップを含むことを特徴とする。
【0022】請求項12にかかる本発明は、請求項1な
いし11のいずれか記載のドアロック遠隔操作装置にお
いて、サムターンのロック位置およびアンロック位置に
対応するサムターン回転手段の2位置を検知するセンサ
手段が設けられ、制御手段は、受信部がリモコン信号を
受信したときにモータを始動させるとともに、サムター
ン回転手段がいずれかの位置に到達したことをセンサ手
段が検知したときにモータを停止させることを特徴とす
る。
【0023】請求項13にかかる本発明は、リモコン発
信器からの信号を受信する受信部と、電源と、電源によ
り回転駆動されるモータと、受信部がリモコン信号を受
信したときに電源から給電してモータを回転駆動制御す
る制御部と、ドア内側のサムターンを回転させるサムタ
ーン回転手段と、モータの回転力をサムターン回転手段
に伝達する回転伝達機構と、リモコン信号を受信してい
ないにもかかわらずサムターンが回転したことを検知す
るセンサと、リモコン信号を受信していないにもかかわ
らずサムターンが回転したことをセンサが検知したとき
に所定の検知信号を発信する発信器とを有する遠隔操作
ユニットと、発信器からの検知信号を受信する受信部
と、受信部が検知信号を受信したときに警報を出力する
アラーム部と、アラーム部による警報出力を停止させる
ためのスイッチとを有するアラームユニットとからな
り、ドアに取付または内蔵される遠隔操作ユニットとは
離れた場所にアラームユニットが設置されることを特徴
とするドアロック遠隔操作装置である。
【0024】
【発明の実施の形態】図1は、本発明によるドアロック
遠隔操作装置10の概略構成を示すブロック図であり、
リモコン発信器3からの信号を受信する受信部15と、
乾電池等の電源12と、電源により回転駆動されるモー
タ17と、受信部15がリモコン信号を受信したときに
電源12から給電してモータ17を回転駆動制御する制
御部16と、ドア1内側のサムターン2を回転させるサ
ムターン回転手段18と、モータ17の回転力をサムタ
ーン回転手段に伝達する回転伝達機構31と、を備えて
いる。
【0025】図2は、このような構成を有する本発明の
一実施形態によるドアロック遠隔操作装置10がドア1
の内側に後付けされた状態を示す正面図である。図2に
おいては装置構成を示すために、ケーシングのカバーを
取り外した状態で図示されている。
【0026】サムターン2は、図2に示す角度位置(垂
直位置)と、この位置から図2において時計方向に約9
0度回転した角度位置(水平位置)との間で回動可能で
ある。この実施形態では、サムターン2が図2に示す垂
直位置にあるときには、ドア側面に出没可能に設けられ
たデッドボルト(図示せず)が埋没状態にあってドア開
閉を許容しており、サムターン2が水平位置にあるとき
にはデッドボルトがドア側面から突出してドアロックす
るものとして説明する。
【0027】このドアロック遠隔操作装置10の各部材
はケーシング11内に収容されている。符号12はバッ
テリであり、ケーシング11の側面に開閉可能に設けら
れた蓋13を図2に示すように開いた状態にしてバッテ
リ収容室14に収容・交換・取り出し可能とされてい
る。
【0028】アンテナ15は、リモコン発信器3からの
遠隔操作信号を受信する受信部15(図1)として機能
する。
【0029】制御基板16であり、アンテナ15がリモ
コン信号を受信したときにモータ17を回転駆動させる
ように制御する制御部16(図1)として機能する。制
御基板16は、アンテナ15で受信したリモコン信号が
あらかじめ定められた周波数であるか否かを判定する判
定部としての機能を備えることができ、この場合は、リ
モコン信号が所定の周波数であることを確認したとき
に、モータ17にバッテリ12より電源を供給して回転
駆動するように制御する。
【0030】符号18はサムターン2に着脱自在に装着
されるキャップであり、後述する回転円板28ととも
に、サムターン2を回転させるための回転手段18(図
1)として機能し、このキャップ18にモータ17の回
転力が伝達されたときにサムターン2を回転させるもの
である。キャップ18は、サムターン2の外形状に対応
するサムターン収容凹部が下面に開放して形成された略
帽子状であり、この実施形態ではサムターン2が略楕円
形状を有しているため、キャップ18のサムターン収容
凹部も略楕円形状とされている。ケーシング11の下面
には、サムターン2を挿通し且つその回転を許容するた
めの略円形の開口(図示せず)が形成されている。
【0031】サムターン2には種々の形状および大きさ
のものがあるので、これらに適合するよう、異なる形状
および大きさのサムターン収容凹部を有する数種のキャ
ップ18を用意しておき、取り付けるドア1に装着され
ているサムターン2に適合するものを適宜選択して用い
ることが好ましい。数種のキャップ18の外形は、後述
する回転円板28の開口29に嵌合可能な同一形状・寸
法に形成しておくことが好ましい。
【0032】ギア19は固定軸20に対して回動自在に
挿入されており、モータ17の出力軸21に固着された
ウォームギア22と常に噛合している。
【0033】ギア19にはギア30が固着されるととも
に、アーム23が連結されている。アーム23の先端に
は、ギア30と噛合する小径ギア24が軸支されてい
る。アーム23は軸20に固着されてはいないが、ギア
19とともにギア30が回転すると、その回転負荷を受
けて同方向に揺動するよう付勢される。図2ではアーム
23が軸20の両側に延長してその先端に各々小径ギア
24,24’が回転自在に連結されているが、一方(図
2において下側)の小径ギア24のみを有するものとし
て構成してもよい。この点については後述する。
【0034】異形ギア25は高さの異なる3段が各々異
なる形状を有しており、詳しくは図3を参照して説明す
る。
【0035】まず、異形ギア25の下段部251は全周
にわたって歯を有しており、小径ギア24と噛合可能で
ある。
【0036】異形ギア25の上段部253は所定の角度
範囲(この実施形態では144度)にわたって歯を有し
ている(有歯領域253a)が、それ以外(216度)
は歯のない欠歯領域(253b)となっている。この上
段部253は下記するスイッチギア26と噛合可能であ
る。
【0037】異形ギア25の中段部252は所定の角度
範囲(この実施形態では120度)にわたって歯を有す
る(有歯領域252a)が、それ以外(240度)は歯
のない欠歯領域252bとなっている。この中段部25
2は下記するサムターン回転ギア27と噛合可能であ
る。
【0038】異形ギア25の上段部有歯領域253aと
中段部有歯領域252aは概ね対向した位置に形成され
ている。
【0039】スイッチギア26は異形ギア25とサムタ
ーン回転ギア27との間に位置しており、異形ギア25
の上段部253と噛合可能であると共にサムターン回転
ギア27とも噛合可能である。
【0040】サムターン回転ギア27も欠歯ギアであ
り、所定の角度範囲(この実施形態では約90度)のみ
が有歯領域27aとされており、それ以外は歯のない欠
歯領域27bとされている(図4〜図7参照)。サムタ
ーン回転ギア27は回転円板28の外周に設けられてお
り、この回転円板28に形成される開口29内にキャッ
プ18が嵌め込まれている。したがって、モータ17の
回転力がサムターン回転ギア27に伝達されたときに、
キャップ18を介してサムターン2が回転する。一方、
モータ17が回転してもその回転力がサムターン回転ギ
ア27に伝達されないときは、サムターン2は回転され
ずにそのままの位置に保持される。
【0041】この実施形態において、モータ17の回転
力のキャップ18への伝達を断続制御する回転伝達機構
31(図1)は、上述のウォームギア22、ギア19、
ギア30、アーム23、小径ギア24、異形ギア25、
スイッチギア26、サムターン回転ギア27等により構
成されている。
【0042】以上のように構成されたドアロック遠隔操
作装置10の作用について、この解施錠装置10が住宅
のドアに設置されたものとして説明する。前述のように
図2のサムターン2はアンロック位置(垂直位置)であ
るから、外出時等に居住者がリモコンを操作して、この
位置から図示時計方向に約90度回転させてロック位置
(水平位置)に移動させてドアロックする場合について
説明する。
【0043】なお、このドアロック遠隔操作装置10の
作動時にはバッテリ収容室14の蓋13はもちろん閉め
られており、モータ17に給電可能な状態とされてい
る。
【0044】また、以下の動作説明において参照する図
4ないし図7において、異形ギア25の中段部有歯領域
252aと上段部有歯領域253aおよびサムターン回
転ギア27の有歯領域27aはいずれも密な斜線部とし
て示されている。スイッチギア26の全周に形成された
有歯部分も斜線で示されている。
【0045】図4は、サムターン2がアンロック位置
(図2)にあるときの異形ギア25、スイッチギア26
およびサムターン回転ギア27の間の位置関係を示す拡
大図である。
【0046】このとき、異形ギア25は、スイッチギア
26が上段部253の欠歯領域253b内の一端253
c近くに位置しており、且つ、サムターン回転ギア27
は中段部252の欠歯領域252bの一端252c近く
の位置で対向している回転位置を取っている。サムター
ン回転ギア27は、その有歯領域27aの一端から離れ
た位置でスイッチギア26と対向しているためスイッチ
ギア26とは噛合していない。また、サムターン回転ギ
ア27は、異形ギア25の中段部252に対しても有歯
領域27a内の位置で対向しているが、上記のように中
段部252が欠歯領域252bにあるために噛合せずに
フリーな状態として位置している。
【0047】このアンロック状態においてリモコン操作
により発信された信号がアンテナ15で受信されると、
前述の制御基板16による制御を介して、モータ17に
バッテリ12より電源が供給されて回転駆動され、ウォ
ームギア22との噛合を介して、ギア19が図示反時計
方向に回転する。この実施形態においてモータ17は所
定の一方向にのみ回転可能であり、したがってギア19
の回転方向は常に図示反時計方向である。
【0048】ギア19が図示反時計方向に回転すると、
その回転負荷を受けたアーム23も同方向に揺動するた
め、その先端(図において下方に延長しているアームの
先端)の小径ギア24が異形ギア25に近づき、その下
段部251と噛合する。図1には既に小径ギア24が異
形ギア下段部251と噛合している状態が示されてい
る。小径ギア24はギア19と一体に回転するギア30
と噛合しているので、図示時計方向に回転しており、し
たがって異形ギア25を図示反時計方向に回転させる。
【0049】前述のように、図4のアンロック状態では
異形ギア25の中段部252はサムターン回転ギア27
と噛合していないが、異形ギア25が図示反時計方向に
回転することにより、中段部252の有歯領域252a
がサムターン回転ギア27と噛合し、この噛合を介して
サムターン回転ギア27を図示時計方向に回転させる
(図5)。すなわち、異形ギア25の中段部有歯領域2
52aとサムターン回転ギア27の有歯領域27aとが
噛合している間、キャップ28が図示時計方向に回転
し、これによってサムターン2を同方向に約90度回転
させて水平位置に移動させ、ドアをロックする。
【0050】モータ17はリモコンからの信号を受信し
て回転するが、サムターン2が水平位置に移動したとき
に、異形ギア25の中段部有歯領域252aとサムター
ン回転ギア27の有歯領域27aとの間の噛合が解除さ
れるように構成されているため、それ以降は異形ギア2
5が回転するだけで、サムターン2には回転力が伝達さ
れない。
【0051】実際には、サムターン2がロック位置に移
動してデッドボルト(図示せず)がドア開口枠内面のデ
ッドボルト嵌合溝(図示せず)に完全に嵌合された後も
わずかな間、異形ギア25は回転を続け、その中段部有
歯領域252aがサムターン回転ギア27の有歯領域2
7aから完全に離れたときに停止するように設計されて
いる。すなわち、実際のロック状態における異形ギア2
5、スイッチギア26およびサムターン回転ギア27の
間の位置関係はたとえば図6に示すようになっており、
異形ギア25は、その中段部欠歯領域252bにおいて
サムターン回転ギア27と対向する回転位置を取るの
で、これらは互いに噛合していない。
【0052】ロック状態において図6に示すような位置
関係を与えるため、この実施形態では、サムターン回転
ギア27の欠歯領域27bに突起40を設け、時計方向
に回転する(図5)サムターン回転ギア27が図6に示
す回転位置に到達したときにこれがロック位置センサ4
1を押してONとし、この検知信号を制御部16が受信
したときにモータ17を停止するように制御している。
【0053】図4のアンロック状態から図5の途中状態
を経て図6のロック状態に至るまでのドアロック動作の
間、異形ギア25は図示反時計方向に回転するが、スイ
ッチギア26は異形ギア25の上段部253の欠歯領域
253bの範囲内に止まっているので、スイッチギア2
6にモータ回転力が伝達されることはない。したがっ
て、この動作の間、スイッチギア26はサムターン回転
ギア27と噛合して図示反時計方向に空転するだけであ
る。
【0054】次に、サムターン2がロック位置(水平位
置)にあるロック状態(図6)から、帰宅した居住者が
リモコンを操作して、この位置からサムターン2を図示
反時計方向に約90度回転させてアンロックする場合に
ついて説明する。
【0055】この場合も、リモコン操作により発信され
た信号がアンテナ15で受信されると、モータ17の回
転力がウォームギア22、ギア19、ギア30、アーム
23、ギア24等を介して異形ギア25に伝達され、異
形ギア25を図示反時計方向に回転させる。
【0056】異形ギア25が図6に示すロック状態の位
置から図示反時計方向に回転することにより、上段部2
53の有歯領域253aがスイッチギア26と噛合し、
スイッチギア26を図示時計方向に回転させる。スイッ
チギア26はサムターン回転ギア27の有歯領域27a
と噛合しているので、スイッチギア26の図示時計方向
回転によりサムターン回転ギア27が図示反時計方向に
回転する(図7)。したがって、キャップ28も図示反
時計方向に回転し、これによってサムターン2を同方向
に約90度回転させて垂直位置に移動させ、ドアをアン
ロックする。
【0057】モータ17はリモコンからの信号を受信し
て回転するが、サムターン2が垂直位置まで移動したと
きに、異形ギア25の上段部有歯領域253aとスイッ
チギア26との間の噛合が解除されるように構成されて
いるため、それ以降は異形ギア25が回転するだけで、
サムターン2には回転力が伝達されない。
【0058】実際には、サムターン2がアンロック位置
に移動してデッドボルト(図示せず)がドア側面に完全
に収納された後もわずかな間、異形ギア25は回転を続
け、その中段部有歯領域252aがサムターン回転ギア
27の有歯領域27aから完全に離れたときに停止する
ように設計されている。すなわち、実際のアンロック状
態における異形ギア25、スイッチギア26およびサム
ターン回転ギア27の間の位置関係はたとえば図4に示
すようになっており、異形ギア25は、その中段部欠歯
領域252bにおいてサムターン回転ギア27と対向す
る回転位置を取るので、これらは互いに噛合していな
い。
【0059】アンロック状態において図4に示すような
位置関係を与えるため、この実施形態では、反時計方向
に回転する(図7)サムターン回転ギア27が図4に示
す回転位置に到達したときに、サムターン回転ギア27
の欠歯領域27bに設けた突起40がアンロック位置セ
ンサ42を押してONとし、この検知信号を制御部16
が受信したときにモータ17を停止するように制御して
いる。
【0060】図6のロック状態から図7の途中状態を経
て図4のアンロック状態に至るまでのアンロック動作の
間、異形ギア25は図示反時計方向に回転するが、その
中段部252は欠歯領域252bにおいてサムターン回
転ギア27と対向するため、サムターン回転ギア27と
は噛合しない状態に維持されている。したがって、スイ
ッチギア26の図示時計方向回転に伴うサムターン回転
ギア27の図示反時計方向回転に対してブレーキを与え
ることはない。
【0061】以上のようにしてリモコン操作による自動
解施錠が行われるが、この実施形態によるドアロック遠
隔操作装置10は、手動操作によるロック/アンロック
をも可能としており、これにより、バッテリ12が切れ
たために自動解施錠ができなくなったり、リモコン発信
器3を紛失してしまった場合にも対応できるようにして
いる。
【0062】すなわち、上述のように、スイッチギア2
6は、アンロック状態(図4)においてもロック状態
(図6)においても、サムターン回転ギア27と噛合し
ているが異形ギア25には噛合していないので、この状
態からドアノブ1の鍵穴(図示せず)に鍵を差し込んで
手動で解施錠することが可能である。手動による解施錠
の場合、サムターン2の回転に伴ってサムターン回転ギ
ア27が回転し、これと噛合するスイッチギア26が回
転するが、異形ギア25を回転させることはないので、
ドアロック遠隔操作装置10が付属していない場合と同
様の軽微な力で操作可能である。
【0063】なお、サムターン2を手動操作でアンロッ
クすると、サムターン回転ギア27はサムターン2とと
もに回転するので図6の位置から図4の位置に移動する
が、異形ギア25は図6の位置に止まったままとなる。
この状態から次にリモコン操作が行われると、異形ギア
25が図示反時計方向に回転し始め、上段部有歯領域2
53aがスイッチギア26と噛合してスイッチギア26
を図示時計方向に回転させる。しかしながら、図4の位
置にあるサムターン回転ギア27はスイッチギア26と
は噛合していないので、スイッチギア26の回転はサム
ターン回転ギア27には伝達されず、サムターン回転ギ
ア27を図4のアンロック位置よりもさらに図示反時計
方向に回転させようとする力が与えられることはない。
このようにして異形ギア25が図4の位置に移動した後
の動作は、前述のロック動作と同じである。
【0064】サムターン2を手動操作でロックした場合
は、サムターン回転ギア27がサムターン2とともに回
転して図4の位置から図6の位置に移動するが、異形ギ
ア25は図4の位置に止まったままとなる。この状態か
ら次にリモコン操作が行われると、異形ギア25が図示
反時計方向回転し始めるが、サムターン回転ギア27は
その中段部有歯領域252aとは噛合しない位置にある
ので、そのまま異形ギア25だけが回転し続ける。この
ようにして異形ギア25が図6の位置に移動した後の動
作は、前述のアンロック動作と同じである。
【0065】ロック/アンロック操作の途中でバッテリ
切れのためにサムターンが垂直位置と水平位置の中間位
置(図5または図7に示される位置)で止まってしまっ
た場合は、ドアノブ1の鍵穴(図示せず)に鍵を差し込
んで図示時計方向に回す。これにより、サムターン回転
ギア27を介して異形ギア25に対して図示反時計方向
回転力が与えられ、アーム23を図2において時計方向
に若干揺動させ、該アーム先端の小径ギア24との噛合
を解除する(このとき上方の小径ギア24’も異形ギア
25と噛合しない位置にある)。かくして異形ギア25
がモータ回転伝達経路からフリーとなるので、再度鍵穴
に差し込んだ鍵を所定方向に回してロック/アンロック
することができる。
【0066】このようにしてロック/アンロックした後
に、バッテリ17を交換して装填すれば、前述した要領
にてリモコン操作によるロック/アンロックを行うこと
ができる。バッテリ交換後の最初のリモコン操作時に、
アーム23に対して回転負荷が与えられるため、小径ギ
ア24が異形ギア下段部251と噛合し、モータ回転力
を異形ギア25に伝達する。
【0067】以上に説明したドアロック遠隔操作装置1
0はドアに後付けする場合に適した構成であるが、あら
かじめドア本体の内部に組み込んだ構成としてもよい。
この場合にはケーシング11を必要としないことは言う
までもない。
【0068】上記実施形態ではモータ17を一方向のみ
に回転駆動するものとし、このため、モータの回転方向
を切り替えるためにスイッチギア26を用いているが、
モータ17を正逆回転制御する場合は、スイッチギア2
6は不要である。この場合、異形ギア25は、スイッチ
ギア26と噛合する有歯領域253aを備えた上段部2
53が不要となるので、図3に示す構成から上段部25
3を除去し、全周に歯が形成された下段部251と有歯
領域252aと欠歯領域252bとを有する中段部25
2とからなる2段形状とされる。この場合、サムターン
回転ギア27は、異形ギア中段部有歯領域252aに対
応する有歯領域27aを有して残部は欠歯させてもよい
し、全周に歯が形成されたギアとして構成してもよい。
【0069】なお、図2に示す実施形態は、モータ17
を正逆回転制御する場合にも、スイッチギア26を取り
外してそのまま適用可能な構成となっている。アーム2
3が軸20の両側に延長してその先端に各々小径ギア2
4,24’が回転自在に連結されているのはこのためで
あり、異形ギア25を図示時計方向に回転させるように
モータ駆動されたときは、その回転負荷により、アーム
23上端の小径ギア24’が異形ギア25と噛合する。
【0070】また、上記実施形態は後付けを前提として
いるために、サムターン2に着脱自在なキャップ18を
備え、このキャップにモータ回転力を伝達して回転させ
ることでサムターン2を回転する構成を採用している
が、あらかじめドア本体の内部に組み込む場合には、こ
のような構成を採用せず、サムターン2やデッドボルト
を直接駆動する構成としてもよい。
【0071】このような構成の一例が図8に示されてい
る。この構成ではモータ17を正逆回転制御するように
しているので、スイッチギア26は不要となっており、
上記実施形態における異形ギア25に相当するものとし
て欠歯ギア32(黒く塗られた部分が有歯領域32a、
白い部分が欠歯領域32b)を用いるとともに、サムタ
ーン回転ギア27に代えてラック33を用い、その一側
に形成した歯部34に欠歯ギア32の有歯領域32aを
噛合可能とするとともに、対向する他側に形成した歯部
37をサムターン2の回転軸39と同軸のギア38と噛
合させている。
【0072】このような構成において、図8のアンロッ
ク状態からリモコン信号を受けてモータ17を回転駆動
することにより欠歯ギア32が図示反時計方向に回転す
ると、ラック歯34との噛合によりラック33が図にお
いて下方に移動し、これに伴い、ラック歯37とギア3
8との噛合によりサムターン2を図示時計方向に約90
度回転させてロックする。モータ17は、ラック33の
一端がロック位置センサ43を押したとき(二点鎖線で
図示)に停止するよう制御され、このとき、欠歯ギア3
2は有歯領域32aを通り過ぎて欠歯領域32bにおい
てラック歯34と対向している。
【0073】モータ17が逆回転して欠歯ギア32が図
示時計方向に回転したときの動作は、上記と反対であ
り、ラック33は二点鎖線位置から実線位置に移動し、
サムターン2を図示反時計方向に回転させてアンロック
する。モータ17は、ラック33の他端がロック位置セ
ンサ44を押したときに停止するよう制御され、このと
き、図8に示すように、欠歯ギア32は有歯領域32a
を通り過ぎて欠歯領域32bにおいてラック歯34と対
向している。
【0074】ケーシング(図示せず)の底面等から突出
するピン36,36を嵌合する案内溝35,35がラッ
ク33に形成されることにより、ラック33の移動は図
示上下方向のみに移動可能なように案内される。
【0075】図8のような構成の場合も、前記実施形態
におけると同様、ロック動作時とアンロック動作時のい
ずれにおいても、欠歯ギア32は、その有歯領域32a
がラック歯34との噛合部を通り過ぎるまで回転される
ため、サムターンがロック位置およびアンロック位置に
あるときはラック歯34はギア32の欠歯領域32b内
に位置している。このため、電池切れやリモコン紛失等
の場合には鍵穴に鍵を差し込んで手動でサムターン2を
回転させることができる。サムターン2が手動で回転す
ると、ギア38とラック歯37との噛合を介してラック
33が移動するが、ラック歯34はギア32と噛合して
いないので、サムターン2の回転に対して過度な抵抗を
与えることはない。
【0076】以上の説明から理解されるように、欠歯ギ
ア25,32は一定の角度範囲に有歯領域25a,32
aと欠歯領域25a,32aとを有することにより、モ
ータ17の回転力をサムターン回転ギア27やラック3
3に断続的に伝達するクラッチ手段として機能する。こ
のような機能を果たす構成であれば、前述の実施形態に
限定されず、他の構成を採用することができる。
【0077】たとえば、図9に示すように、欠歯ギア3
2に代えてモータ回転力を受けて所定角度範囲内を揺動
するアーム45を設けるとともに、このアームと係合可
能な一対のピン46,47をラック33上に間隔をおい
て設けた構成とすることができる。アーム45は、前述
の欠歯ギア32の有歯領域32aと略同一の角度範囲内
を揺動するものであり、欠歯ギア32を通常のギア3
2’にしてこれと同軸に固着させたものとすることがで
きる。
【0078】図9は図8に対応するアンロック状態を示
し、この状態においてアーム45はピン46の図示上方
に離れた位置にある。また、図示しないが、ロック状態
においてアーム45はピン47の図示下方に離れた位置
にある。したがって、サムターン2がロック/アンロッ
クのいずれの状態であっても、サムターン2側からラッ
ク33を移動させてもアーム45には干渉せず、前述の
実施形態と同様、電池切れやリモコン紛失等の場合には
鍵穴に鍵を差し込んで手動でサムターン2を回転させる
ことができる。
【0079】図9に示すアンロック状態からリモコン信
号を受信してモータ17が回転すると、その回転力を受
けてギア32’が図示反時計方向に回転し、アーム45
が同方向に揺動する。このとき、ピン46はアーム45
には干渉しない位置にある。アーム45が図示反時計方
向に揺動するとピン47と係合し、この係合状態を維持
したままさらに揺動することによりラック33を、セン
サ43で規定される位置(二点鎖線で図示)まで図示下
方に移動させる。これにより、ラック歯37とギア38
との噛合によりサムターン2を図示時計方向に約90度
回転させてロックする。
【0080】モータ17が逆回転してギア32’が図示
時計方向に回転したときの動作は、上記と反対であり、
ラック33は二点鎖線位置から実線位置に移動し、サム
ターン2を図示反時計方向に回転させてアンロックす
る。
【0081】ロック/アンロック動作時のラック33の
位置を規定するセンサ43,44や、ラック33の移動
方向を案内する案内溝35およびピン36の作用につい
ては、図8の実施形態について既述したと同様であるの
で、ここでは詳細な説明を省略する。
【0082】ところで、近年マンション等において居住
者に無断で解錠して室内に不法侵入し、金品を盗難する
事件(ピッキング)が多発している。一般に用いられて
いるシリンダー錠は、その種の知識を持つものにとって
は簡単に解錠することができる。
【0083】このようなピッキングを防止するための一
つの方策として、既述した実施形態のようなドアロック
遠隔操作装置を後付けし、あるいはあらかじめドア本体
内に組み込む場合において、手動によるロック/アンロ
ック操作を全く不可能にし、リモコン操作でしかロック
/アンロックできないように構成することが考えられ
る。たとえば、図2〜図7に示す実施形態ではサムター
ン2がアンロック状態(図4)にあるときもロック状態
(図6)にあるときもサムターン回転ギア27は異形ギ
ア25の中段部252と噛合しておらず、これによって
手動によるロック/アンロック操作を可能にしている
が、異形ギア中段部252の全周に歯を形成する等によ
ってアンロック/ロックのいずれの状態であってもサム
ターン回転ギア27が異形ギア25と噛合するように構
成すれば、手動操作ではロック/アンロックすることが
できなくなる。これによってピッキングを防止すること
ができるが、反面、バッテリ切れやリモコン紛失等の場
合には居住者自身もロック/アンロックすることができ
なくなって不便である。
【0084】図10は、手動操作によるロック/アンロ
ックを可能にしながらもピッキング防止に対して有効で
ある手段を備えたドアロック遠隔操作装置の概略構成を
示す。この装置は、図1に示すドアロック遠隔操作装置
10とほぼ同様の構成のドアロック遠隔操作ユニット1
0’を有するが、サムターン2が手動操作により開閉
(特にアンロック)されたことを検知するアンロックセ
ンサ48と、アンロックセンサ48による検知を受けて
検知信号を発信する発信器49をさらに備えており、さ
らにアラームユニット50と連動する点において相違し
ている。
【0085】アンロックセンサ48は、具体的には、サ
ムターン2またはそれに伴って回転する部材(たとえば
キャップ18、サムターン回転ギア27等)の回転角度
位置を検知するポジションセンサ(リミットスイッチ)
と、受信部15がリモコン信号を受信していることやそ
れによってモータ17が駆動されていること等を検知す
る受信/駆動センサとの組み合わせより構成することが
できる。受信/駆動センサによりリモコン信号受信中で
ないことが検知されているにもかかわらず、ポジション
センサによりサムターン2がロック位置からアンロック
位置へと回転したことを検知したとき、アンロックセン
サ48は手動操作によるアンロックが行われたことを検
知する。
【0086】アンロックセンサ48が手動アンロック操
作を検知したとき、その検知信号が発信器49からアラ
ームユニット50の受信部41に発信される。
【0087】アラームユニット50は室内の目立たない
場所、たとえば下駄箱の奥やメーターボックスの中等に
設置されることが好ましい。
【0088】アラームユニット50の受信部51が発信
器49からの検知信号を受信すると、電源54よりアラ
ーム部52に給電して、スピーカ(図示せず)を介して
大音量の警報を鳴動させる等のアラーム出力が行われ
る。
【0089】アラーム部52によるアラーム出力はオフ
スイッチ53を操作しない限り、少なくとも十分な時間
継続して行われる。オフスイッチ53の設置場所は、ド
アを開けて室内に入ったときにすぐに手の届く場所であ
るがその場所を知らない者にとっては容易には見つける
ことのできない場所とすることが好ましい。
【0090】このような構成とすると、電池切れやリモ
コン紛失等の場合には手動操作によるロック/アンロッ
クが可能であるが、オフスイッチ53の設置場所を知ら
ない第三者が鍵穴に鍵を差し込んでサムターン2をアン
ロック位置に回転移動させた瞬間に、これをアンロック
センサ48が検知することによってアラーム部52より
アラーム出力が行われる。スピーカはもちろん室内に設
置されるので、これにもかかわらずドアを開けると、警
報音が室外にも響き渡る。さらに、不法侵入者は室内に
入ってドアを閉めても、短時間内にオフスイッチ53の
設置場所を見つけることができないので、長時間アラー
ム出力が継続して行われることになる。これらの複合的
作用として不法侵入者に対する十分な撃退効果が発揮さ
れる。
【0091】居住者自身が鍵穴に鍵を差し込んでサムタ
ーン2をアンロック位置に回転移動させた場合にもアラ
ーム出力されるが、居住者はもちろんオフスイッチ53
の設置場所を知っているので、ドアを開けて室内に入り
込んだ直後にオフスイッチ53を押してアラーム出力を
止めることができるので、近隣者に迷惑をかけることは
ない。
【0092】本発明は以上に述べた実施形態に限定され
ず、特許請求の範囲を逸脱しない限りにおいて様々に変
形して実施することができるものである。
【0093】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によるド
アロック遠隔操作装置は、クラッチ機構として電磁石を
使用せず、モータ回転力の伝達をギア列により機械的に
断続制御する構成を採用しているので、操作時の消費電
力が小さくて済み、電池寿命を伸ばすことができる。
【0094】また、本発明による装置において用いられ
る回転伝達機構は概して平面的なギア列として構成され
るので、装置の厚さ寸法を極小化することができ、外観
が良好となるだけでなく、室内側からのドアノブ操作に
対して装置が邪魔になることがない。
【0095】本発明の好適な実施形態によれば、回転伝
達機構において、高さレベルの異なる少なくとも2段に
おいて各々有歯領域と欠歯領域とを有する異形ギアをス
イッチギアとサムターン回転ギア(往復移動手段)とに
対して選択的に係合させるように構成することにより、
モータを一方向のみに回転させることによって施錠と解
錠の両方を行うことができるため、制御が容易であり、
低コストで製品を提供することができる。
【0096】さらに、本発明のさらに別の実施形態によ
れば、リモコン遠隔操作により自動開閉可能であるとと
もに室外側からのドアノブの鍵穴に鍵を差し込んで手動
開閉することも可能としているドアロック遠隔操作装置
において、手動操作によるサムターンの回転(特にアン
ロック位置への回転)を検知したときに警報を発し、し
かも居住者以外の第三者はこの警報出力を容易には止め
ることができないように構成されるため、泥棒等による
無断侵入(ピッキング)を防止する効果が大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるドアロック遠隔操作装置の概略構
成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態によるドアロック遠隔操作
装置がドア内側に取り付けられた状態を示す正面図であ
る。
【図3】図2のドアロック遠隔操作装置における異形ギ
アを示す平面図(a)および正面図(b)である。
【図4】サムターンがアンロック位置(図2)にあると
きの異形ギア、スイッチギアおよびサムターン回転ギア
の間の位置関係を示す説明図である。
【図5】サムターンをアンロック位置からロック位置に
向けて回転させるロック動作途中の状態における異形ギ
ア、スイッチギアおよびサムターン回転ギアの間の位置
関係を示す説明図である。
【図6】サムターンがロック位置にあるときの異形ギ
ア、スイッチギアおよびサムターン回転ギアの間の位置
関係を示す説明図である。
【図7】サムターンをロック位置からアンロック位置に
向けて回転させるアンロック動作途中の状態における異
形ギア、スイッチギアおよびサムターン回転ギアの間の
位置関係を示す拡大図である。
【図8】本発明の別の実施形態によるドアロック遠隔操
作装置の主要部を示す説明図である。
【図9】本発明のさらに別の実施形態によるドアロック
遠隔操作装置の主要部を示す説明図である。
【図10】本発明によるドアロック遠隔操作装置であっ
てピッキング防止効果に優れたものの概略構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 ドア 2 サムターン 3 リモコン発信器 10 ドアロック遠隔操作装置 10’ドアロック遠隔操作ユニット 12 バッテリ(電源) 15 アンテナ(受信部) 16 制御基板(制御部) 17 モータ 18 キャップ(サムターン回転手段) 25 異形ギア 251 全周に歯のある下段部 252 有歯領域252aと欠歯領域252bとを有す
る中段部 253 有歯領域253aと欠歯領域253bとを有す
る上段部 26 スイッチギア 27 サムターン回転ギア(往復移動手段) 31 回転伝達機構 32 欠歯ギア 33 ラック 34,37 ラック歯 38 サムターンと同軸のギア 45 アーム(アーム手段) 46 ピン(係合部) 48 アンロックセンサ 49 発信器 50 アラームユニット

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リモコン発信器からの信号を受信する受信
    部と、電源と、電源により回転駆動されるモータと、受
    信部がリモコン信号を受信したときに電源から給電して
    モータを回転駆動制御する制御部と、ドア内側のサムタ
    ーンを回転させるサムターン回転手段と、モータの回転
    力をサムターン回転手段に伝達する回転伝達機構とを備
    えたドアロック遠隔操作装置において、上記回転伝達機
    構は、モータの回転力を受けて回転する欠歯ギアと、欠
    歯ギアの有歯領域と係合可能な往復移動手段とを有して
    なり、欠歯ギアの有歯領域と噛合して往復移動手段が欠
    歯ギアの回転方向に応じた方向に移動することにより上
    記サムターン回転手段を回転させるものであり、サムタ
    ーンがロック位置およびアンロック位置にあるときは往
    復移動手段は欠歯ギアの欠歯領域内に位置することを特
    徴とする、ドアロック遠隔操作装置。
  2. 【請求項2】往復移動手段が円筒ギアであり、欠歯ギア
    の有歯領域と噛合して欠歯ギアの回転方向に応じた方向
    に回転することにより上記サムターン回転手段を回転さ
    せるものであることを特徴とする、請求項1記載のドア
    ロック遠隔操作装置。
  3. 【請求項3】往復移動手段がラックであり、その一側に
    形成されたラック歯が欠歯ギアの有歯領域と噛合して欠
    歯ギアの回転方向に応じた方向に直線移動することによ
    り上記サムターン回転手段を回転させるものであること
    を特徴とする、請求項1記載のドアロック遠隔操作装
    置。
  4. 【請求項4】回転伝達機構は、さらに、モータ回転中は
    その回転負荷により常に欠歯ギアと係合して欠歯ギアを
    所定方向に回転させるがモータ停止中は欠歯ギアとの係
    合が解除可能とされる係合手段を有し、モータ停止中に
    上記サムターン回転手段を介して欠歯ギアを上記所定方
    向に若干回転させることにより欠歯ギアを係合手段と非
    係合とし、サムターンを手動操作可能とすることを特徴
    とする、請求項1ないし3のいずれか記載のドアロック
    遠隔操作装置。
  5. 【請求項5】係合手段は、モータの回転負荷を受けてモ
    ータ回転方向に応じた方向に揺動するアームと、アーム
    先端に取り付けられてモータの回転力を受けて回転する
    とともに欠歯ギアと噛合可能なギアとを有してなること
    を特徴とする、請求項4記載のドアロック遠隔操作装
    置。
  6. 【請求項6】リモコン発信器からの信号を受信する受信
    部と、電源と、電源により回転駆動されるモータと、受
    信部がリモコン信号を受信したときに電源から給電して
    モータを回転駆動制御する制御部と、ドア内側のサムタ
    ーンを回転させるサムターン回転手段と、モータの回転
    力をサムターン回転手段に伝達する回転伝達機構とを備
    えたドアロック遠隔操作装置において、上記回転伝達機
    構は、モータの回転力を受けて揺動するアーム手段と、
    アーム手段と係合可能に間隔をおいて設けられる一対の
    係合部を有する往復移動手段とを有してなり、アーム手
    段がいずれか一方の係合部と係合しながらモータ回転方
    向に応じた方向に揺動することにより往復移動手段が所
    定方向に移動して上記サムターン回転手段を回転させる
    ものであり、サムターンがロック位置およびアンロック
    位置にあるときはアーム手段はいずれの係合部とも係合
    しない位置に待避していることを特徴とする、ドアロッ
    ク遠隔操作装置。
  7. 【請求項7】制御部は上記モータを正逆回転駆動制御す
    ることを特徴とする、請求項1ないし6のいずれか記載
    のドアロック遠隔操作装置。
  8. 【請求項8】リモコン発信器からの信号を受信する受信
    部と、電源と、電源により回転駆動されるモータと、受
    信部がリモコン信号を受信したときに電源から給電して
    モータを所定の一方向にのみ回転駆動制御する制御部
    と、ドア内側のサムターンを回転させるサムターン回転
    手段と、モータの回転力をサムターン回転手段に伝達す
    る回転伝達機構とを備えたドアロック遠隔操作装置にお
    いて、上記回転伝達機構は、モータの回転力を受けて所
    定の一方向にのみ回転するギアであって異なる高さにあ
    る第1段および第2段にそれぞれ有歯領域と欠歯領域と
    が形成された異形ギアと、異形ギアの第1段の有歯領域
    と係合可能な往復移動手段と、異形ギアの第2段の有歯
    領域と噛合可能であるとともに往復移動手段と係合する
    スイッチギアとを有してなり、往復移動手段が異形ギア
    の第1段の有歯領域と係合しているときはスイッチギア
    は異形ギアの第2段の欠歯領域内に位置しており、スイ
    ッチギアが異形ギアの第2段の有歯領域と噛合している
    ときは往復移動手段は異形ギアの第1段の欠歯領域内に
    位置しており、一方向に回転する異形ギアの第2段の有
    歯領域との噛合および非噛合によりスイッチギアの回転
    方向が切り替えられ、往復移動手段を両方向に移動する
    よう構成してなることを特徴とする、ドアロック遠隔操
    作装置。
  9. 【請求項9】往復移動手段が円筒ギアであり、異形ギア
    の第1段の有歯領域と噛合して異形ギアの回転方向と反
    対方向に回転することにより上記サムターン回転手段を
    回転させるものであることを特徴とする、請求項8記載
    のドアロック遠隔操作装置。
  10. 【請求項10】往復移動手段がラックであり、その一側
    に形成されたラック歯が異形ギアの第1段の有歯領域と
    噛合して異形ギアの回転方向に応じた方向に直線移動す
    ることにより上記サムターン回転手段を回転させるもの
    であることを特徴とする、請求項8記載のドアロック遠
    隔操作装置。
  11. 【請求項11】サムターン回転手段が、サムターンに着
    脱可能に装着されるキャップを含むことを特徴とする、
    請求項1ないし10のいずれか記載のドアロック遠隔操
    作装置。
  12. 【請求項12】サムターンのロック位置およびアンロッ
    ク位置に対応するサムターン回転手段の2位置を検知す
    るセンサ手段が設けられ、制御手段は、受信部がリモコ
    ン信号を受信したときにモータを始動させるとともに、
    サムターン回転手段がいずれかの位置に到達したことを
    センサ手段が検知したときにモータを停止させることを
    特徴とする、請求項1ないし11のいずれか記載のドア
    ロック遠隔操作装置。
  13. 【請求項13】リモコン発信器からの信号を受信する受
    信部と、電源と、電源により回転駆動されるモータと、
    受信部がリモコン信号を受信したときに電源から給電し
    てモータを回転駆動制御する制御部と、ドア内側のサム
    ターンを回転させるサムターン回転手段と、モータの回
    転力をサムターン回転手段に伝達する回転伝達機構と、
    リモコン信号を受信していないにもかかわらずサムター
    ンが回転したことを検知するセンサと、リモコン信号を
    受信していないにもかかわらずサムターンが回転したこ
    とをセンサが検知したときに所定の検知信号を発信する
    発信器とを有する遠隔操作ユニットと、発信器からの検
    知信号を受信する受信部と、受信部が検知信号を受信し
    たときに警報を出力するアラーム部と、アラーム部によ
    る警報出力を停止させるためのスイッチとを有するアラ
    ームユニットとからなり、ドアに取付または内蔵される
    遠隔操作ユニットとは離れた場所にアラームユニットが
    設置されることを特徴とするドアロック遠隔操作装置。
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