JP2005163376A - 引き戸錠 - Google Patents
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Abstract
【課題】 引き戸の框の内側に取付けられた鉤部材を戸枠に取付けられた受け金具の掛止部に確実に掛止させて施錠を行うことが可能な引き戸錠を提供する。
【解決手段】 戸枠11に取付けられた引き戸12の框13の内側に取付けられ、回動して出入する鉤部材14を備えた鉤部材駆動部15と、戸枠11に取付けられて鉤部材14が嵌入して掛止する掛止部18を有する受け金具19と、框13の外側に取付けられ引き戸12の外側から鉤部材駆動部15を操作する室外操作部20と、框13の内側に取付けられ引き戸12の内側から鉤部材駆動部15を操作する室内操作部16を有し、受け金具19は引き戸12の框13が当接する戸枠11の内側に突出して設けられ、閉めた状態の引き戸12と戸枠11の隙間から鉤部材14の操作ができない。
【選択図】 図3
【解決手段】 戸枠11に取付けられた引き戸12の框13の内側に取付けられ、回動して出入する鉤部材14を備えた鉤部材駆動部15と、戸枠11に取付けられて鉤部材14が嵌入して掛止する掛止部18を有する受け金具19と、框13の外側に取付けられ引き戸12の外側から鉤部材駆動部15を操作する室外操作部20と、框13の内側に取付けられ引き戸12の内側から鉤部材駆動部15を操作する室内操作部16を有し、受け金具19は引き戸12の框13が当接する戸枠11の内側に突出して設けられ、閉めた状態の引き戸12と戸枠11の隙間から鉤部材14の操作ができない。
【選択図】 図3
Description
本発明は、引き戸錠に係り、更に詳細には引き戸の框とこの框に対面する戸枠に取付けて引き戸の施解錠を行う引き戸錠に関する。
従来、図13に示すように、回動自在の鎌形の鉤部材101と、この鉤部材101に係脱させることができるロック部材102を引き戸100の框100aに設け、ロック部材102が鉤部材101から外れたときこの鉤部材101を引き戸100の框100aの端面から突出させてその先端を戸枠103の端部に配置した受け金具104内の係止具105に掛止する形式の引き戸用錠106が提案されている。
ここで、ロック部材102を鉤部材101に係脱させるための作動体107の端面と戸枠103の端面とに、互いに磁気反発するマグネット108、109をそれぞれ配置し、引き戸100を閉めると、作動体107の端面に配置されているマグネット108と戸枠103の端面に配置されているマグネット109とが互いに磁気反発し、作動体107が引き戸100の奥の方に移動し、ロック部材102が作動して鉤部材101との係止状態が解除される。これによって、鉤部材101の先側が引き戸100の框100aの端面から突出し、係止具105に掛止され自動的に施錠状態にすることができる(例えば、特許文献1参照)。
ここで、ロック部材102を鉤部材101に係脱させるための作動体107の端面と戸枠103の端面とに、互いに磁気反発するマグネット108、109をそれぞれ配置し、引き戸100を閉めると、作動体107の端面に配置されているマグネット108と戸枠103の端面に配置されているマグネット109とが互いに磁気反発し、作動体107が引き戸100の奥の方に移動し、ロック部材102が作動して鉤部材101との係止状態が解除される。これによって、鉤部材101の先側が引き戸100の框100aの端面から突出し、係止具105に掛止され自動的に施錠状態にすることができる(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1に記載された引き戸用錠106では、引き戸100を閉めたときに框100aと戸枠103の間に隙間が発生しやすく、この隙間に、例えば板を挿入して鉤部材101に外力を加えると、鉤部材101と係止具105の係合を容易に解除することができる。このため、引き戸100を施錠していても不法侵入を受けやすいという問題が生じる。
また、マグネット108、109は一般に脆いため、使用中に衝撃を受けているとマグネット108、109に割れが生じて磁気反発力が低下し、作動体107の移動が不完全になりロック部材102が鉤部材101から外れない場合が生じる。
更に、引き戸100を勢いよく閉じると、引き戸100が閉じた瞬間は鉤部材101が突出して係止具105と係合するものの、戸枠103に当たった勢いで引き戸100が跳ね返るときに、引き戸100の移動力によって鉤部材101と係止具105との係合が解けてしまう事態が発生するという問題がある。
また、マグネット108、109は一般に脆いため、使用中に衝撃を受けているとマグネット108、109に割れが生じて磁気反発力が低下し、作動体107の移動が不完全になりロック部材102が鉤部材101から外れない場合が生じる。
更に、引き戸100を勢いよく閉じると、引き戸100が閉じた瞬間は鉤部材101が突出して係止具105と係合するものの、戸枠103に当たった勢いで引き戸100が跳ね返るときに、引き戸100の移動力によって鉤部材101と係止具105との係合が解けてしまう事態が発生するという問題がある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、引き戸を閉めた際に、引き戸の框の内側に取付けられた鉤部材を、鉤部材に対向して戸枠に取付けられた受け金具の掛止部に確実に掛止させて施錠を行うことが可能な引き戸錠を提供することを目的とする。
前記目的に沿う請求項1記載の引き戸錠は、戸枠に横移動可能に取付けられた引き戸の框の内側に取付けられ、回動して出入する鉤部材を備えた鉤部材駆動部と、前記鉤部材に対向して前記戸枠に取付けられて前記鉤部材が嵌入して掛止する掛止部を有する受け金具と、前記框の外側に取付けられ、前記鉤部材駆動部と連通して、前記引き戸の外側から前記鉤部材駆動部を操作する室外操作部と、前記框の内側に取付けられ、前記鉤部材駆動部と連通して、前記引き戸の内側から前記鉤部材駆動部を操作する室内操作部とを有する引き戸錠であって、
前記受け金具は、前記引き戸の框が当接する前記戸枠の内側に突出して設けられ、閉めた状態の前記引き戸と前記戸枠の隙間から、前記鉤部材の操作ができない。
前記受け金具は、前記引き戸の框が当接する前記戸枠の内側に突出して設けられ、閉めた状態の前記引き戸と前記戸枠の隙間から、前記鉤部材の操作ができない。
前記目的に沿う請求項2記載の引き戸錠は、戸枠に横移動可能に取付けられた引き戸の框の内側に取付けられ、回動して出入する鉤部材を備えた鉤部材駆動部と、前記鉤部材に対向して前記戸枠に取付けられて前記鉤部材が嵌入して掛止する掛止部を有する受け金具と、前記框の外側に取付けられ、前記鉤部材駆動部と連通して、前記引き戸の外側から前記鉤部材駆動部を操作する室外操作部と、前記框の内側に取付けられ、前記鉤部材駆動部と連通して、前記引き戸の内側から前記鉤部材駆動部を操作する室内操作部とを有する引き戸錠であって、
前記鉤部材駆動部には、前記引き戸を閉じる際に前記受け金具に先部が当接して後退する検出部材と、
前記検出部材の先部が前記受け金具に当接し、前記引き戸を更に閉めて前記框と前記戸枠との距離が第1の近接距離になるまでに、前記検出部材の後退に伴い前記鉤部材を回動させて該鉤部材の先部を前記受け金具内に押し込むリンク機構と、
前記引き戸を更に閉めて前記検出部材が前記框と前記戸枠との距離が第2の近接距離となったことを検知し前記リンク機構を更に強制的に作動させて前記鉤部材を前記掛止部に引っかけて施錠を行ない、前記室外操作部、及び前記室内操作部のいずれか一方からの解錠信号を受信し前記リンク機構を強制的に反転作動させて前記鉤部材を前記掛止部から外して解錠を行う電動機構とを有する。
ここで、第2の近接距離を、引き戸を勢いよく閉じたときの引き戸の跳ね返り距離より長く設定しておくと、引き戸を閉じたときに跳ね返りが生じても確実に鉤部材を掛止部に引っかけることができる。
前記鉤部材駆動部には、前記引き戸を閉じる際に前記受け金具に先部が当接して後退する検出部材と、
前記検出部材の先部が前記受け金具に当接し、前記引き戸を更に閉めて前記框と前記戸枠との距離が第1の近接距離になるまでに、前記検出部材の後退に伴い前記鉤部材を回動させて該鉤部材の先部を前記受け金具内に押し込むリンク機構と、
前記引き戸を更に閉めて前記検出部材が前記框と前記戸枠との距離が第2の近接距離となったことを検知し前記リンク機構を更に強制的に作動させて前記鉤部材を前記掛止部に引っかけて施錠を行ない、前記室外操作部、及び前記室内操作部のいずれか一方からの解錠信号を受信し前記リンク機構を強制的に反転作動させて前記鉤部材を前記掛止部から外して解錠を行う電動機構とを有する。
ここで、第2の近接距離を、引き戸を勢いよく閉じたときの引き戸の跳ね返り距離より長く設定しておくと、引き戸を閉じたときに跳ね返りが生じても確実に鉤部材を掛止部に引っかけることができる。
請求項3記載の引き戸錠は、請求項2記載の引き戸錠において、前記受け金具は、前記引き戸の框が当接する前記戸枠の内側に突出して設けられている。
請求項4記載の引き戸錠は、請求項2及び3記載の引き戸錠において、前記室外操作部には、前記リンク機構を反転作動させて前記鉤部材を前記掛止部から外して解錠を行う鍵を挿入する鍵穴と、前記電動機構に前記解錠信号の1つを送るテンキー操作盤が設けられ、
前記室内操作部には、前記リンク機構を反転作動させて前記鉤部材を前記掛止部から外して解錠を行う解錠つまみと、前記電動機構に前記解錠信号の1つを発信させる解錠スイッチと、室内から前記引き戸に接近する人を人感センサで検知し前記電動機構に前記解錠信号の1つを発信させる人感解錠手段が設けられ、
前記電動機構には、前記解錠スイッチ又は前記人感解錠手段によるいずれかの前記解錠信号を遮断し、解錠が行われた際には警報音を出す警戒手段が設けられている。
前記室内操作部には、前記リンク機構を反転作動させて前記鉤部材を前記掛止部から外して解錠を行う解錠つまみと、前記電動機構に前記解錠信号の1つを発信させる解錠スイッチと、室内から前記引き戸に接近する人を人感センサで検知し前記電動機構に前記解錠信号の1つを発信させる人感解錠手段が設けられ、
前記電動機構には、前記解錠スイッチ又は前記人感解錠手段によるいずれかの前記解錠信号を遮断し、解錠が行われた際には警報音を出す警戒手段が設けられている。
請求項5記載の引き戸錠は、請求項4記載の引き戸錠において、前記警戒手段は前記テンキー操作盤から前記電動機構に送られる設定信号により作動する。
請求項6記載の引き戸錠は、請求項4及び5記載の引き戸錠において、前記室外操作部及び前記室内操作部には、共通の無線リモコンと、該無線リモコンからの前記解錠信号の1つ及び/又は前記警戒手段への設定信号を受信し前記電動機構に送る受信手段が設けられている。
請求項1記載の引き戸錠においては、受け金具は、引き戸の框が当接する戸枠の内側に突出して設けられ、閉めた状態の引き戸と戸枠の隙間から、鉤部材の操作ができないので、鉤部材に外力を加えて鉤部材を掛止部から外すことが困難になって、外部からの不法侵入を防止することが可能になる。
請求項2〜6記載の引き戸錠においては、框と戸枠との距離が第1の近接距離になるまでに鉤部材の先部を受け金具内に押し込み、框と戸枠との距離が第2の近接距離となったときに鉤部材を掛止部に引っかけて施錠を行うので、引き戸を戸枠に当接させるだけで自動的に施錠を行うことが可能になる。
特に、請求項3記載の引き戸錠においては、受け金具は、引き戸の框が当接する戸枠の内側に突出して設けられているので、閉めた状態の引き戸と戸枠の隙間から鉤部材の操作を行うことができず、鉤部材に外力を加えて鉤部材を掛止部から外すことが困難になる。その結果、外部からの不法侵入を防止することが可能になる。
請求項4記載の引き戸用錠においては、室外操作部には、リンク機構を反転作動させて鉤部材を掛止部から外して解錠を行う鍵を挿入する鍵穴と、電動機構に解錠信号の1つを送るテンキー操作盤が設けられているので、手動で解錠を行うことが可能になる。その結果、例えば、電動機構への電力供給が停止した場合でも、室外から解錠を行うことが可能になる。
室内操作部には、リンク機構を反転作動させて鉤部材を掛止部から外して解錠を行う解錠つまみが設けられているので、手動で解錠を行うことが可能になる。その結果、例えば、電動機構への電力供給が停止した場合でも、室内から解錠を行うことが可能になる。
また、解錠信号の1つを発信させる解錠スイッチと、室内から引き戸に接近する人を人感センサで検知し解錠信号の1つを発信させる人感解錠手段が設けられているので、室内から自動解錠を行うことが可能になる。
電動機構には、解錠スイッチ及び人感解錠手段によるいずれかの解錠信号を遮断し、解錠が行われた際には警報音を出す警戒手段が設けられているので、不用意に引き戸の解錠が行われるのを防止して引き戸の施錠状態を確実に維持することが可能になる。また、解錠時には警報音を発する機能が設けられているので、不用意の解錠や不法侵入は発生した場合警報音で報知、威嚇することが可能になる。
室内操作部には、リンク機構を反転作動させて鉤部材を掛止部から外して解錠を行う解錠つまみが設けられているので、手動で解錠を行うことが可能になる。その結果、例えば、電動機構への電力供給が停止した場合でも、室内から解錠を行うことが可能になる。
また、解錠信号の1つを発信させる解錠スイッチと、室内から引き戸に接近する人を人感センサで検知し解錠信号の1つを発信させる人感解錠手段が設けられているので、室内から自動解錠を行うことが可能になる。
電動機構には、解錠スイッチ及び人感解錠手段によるいずれかの解錠信号を遮断し、解錠が行われた際には警報音を出す警戒手段が設けられているので、不用意に引き戸の解錠が行われるのを防止して引き戸の施錠状態を確実に維持することが可能になる。また、解錠時には警報音を発する機能が設けられているので、不用意の解錠や不法侵入は発生した場合警報音で報知、威嚇することが可能になる。
請求項5記載の引き戸錠においては、警戒手段はテンキー操作盤から電動機構に送られる設定信号により作動するので、外出の際に容易に警戒手段の起動を設定することが可能になる。
請求項6記載の引き戸錠においては、室外操作部及び室内操作部には、共通の無線リモコンと、無線リモコンからの解錠信号の1つ及び/又は警戒手段の設定信号を受信し電動機構に送る受信手段が設けられているので、遠隔から引き戸錠の操作を容易に行うことが可能になる。
更に、無線リモコンから警戒手段の設定信号を送信することができるので、例えば、外出時、就寝時等の警戒が必要なときに容易に警戒手段を起動させることが可能になると共に、不要な時に直ちに停止することが可能になる。
更に、無線リモコンから警戒手段の設定信号を送信することができるので、例えば、外出時、就寝時等の警戒が必要なときに容易に警戒手段を起動させることが可能になると共に、不要な時に直ちに停止することが可能になる。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
ここで、図1は本発明の一実施の形態に係る引き戸錠を取付けた引き戸及び戸枠の説明図、図2は図1の矢視A−A断面図、図3は本発明の一実施の形態に係る引き戸錠の取付け状況を示す説明図、図4(A)、(B)はそれぞれ同引き戸錠の鉤部材駆動部及び室内操作部を備えた箱錠の側面図、及び正面図、図5は同引き戸錠を取付けた引き戸を閉じ始めた際の鉤部材駆動部の状態を示す側断面図、図6は同引き戸錠を取付けた引き戸を更に閉めて框と戸枠との距離が第2の近接距離となったときの鉤部材駆動部の状態を示す側断面図、図7は同引き戸錠の鉤部材が掛止部に掛止されて施錠が行なわれた状態を示す側断面図、図8は同引き戸錠のブロック図、図9は同引き戸錠の室外操作部の正面図、図10は同引き戸錠の検出部材の説明図、図11は同引き戸錠の受け金具の説明図、図12は同引き戸錠の作動状況を示すフロー図である。
ここで、図1は本発明の一実施の形態に係る引き戸錠を取付けた引き戸及び戸枠の説明図、図2は図1の矢視A−A断面図、図3は本発明の一実施の形態に係る引き戸錠の取付け状況を示す説明図、図4(A)、(B)はそれぞれ同引き戸錠の鉤部材駆動部及び室内操作部を備えた箱錠の側面図、及び正面図、図5は同引き戸錠を取付けた引き戸を閉じ始めた際の鉤部材駆動部の状態を示す側断面図、図6は同引き戸錠を取付けた引き戸を更に閉めて框と戸枠との距離が第2の近接距離となったときの鉤部材駆動部の状態を示す側断面図、図7は同引き戸錠の鉤部材が掛止部に掛止されて施錠が行なわれた状態を示す側断面図、図8は同引き戸錠のブロック図、図9は同引き戸錠の室外操作部の正面図、図10は同引き戸錠の検出部材の説明図、図11は同引き戸錠の受け金具の説明図、図12は同引き戸錠の作動状況を示すフロー図である。
図1〜図3に示すように、本発明の一実施の形態に係る引き戸錠10は、戸枠11に横移動可能に取付けられた引き戸の一例である玄関戸12の框13の内側に取付けられ、回動して出入する鉤部材14を備えた鉤部材駆動部15と、框13の内側に取付けられ、鉤部材駆動部15と連通して、玄関戸12の内側から鉤部材駆動部15を操作する室内操作部16を備えた箱錠17を有している。また、引き戸錠10は、鉤部材14に対向して戸枠11に取付けられ鉤部材14が嵌入して掛止する掛止部18を備えた受け金具19と、框13の外側に取付けられ、鉤部材駆動部15と連通して、玄関戸12の外側から鉤部材駆動部15を操作する室外操作部20を有している。以下これらについて、詳細に説明する。
なお、符号21は明り窓、符号22は玄関戸12と対になる玄関戸で、通常開け閉めに使用せず、図示しない錠により戸枠11に固定されている。また、符号25は玄関戸12を玄関戸22に連結して戸枠11内で玄関戸12の横移動を不能にする補助錠である。
なお、符号21は明り窓、符号22は玄関戸12と対になる玄関戸で、通常開け閉めに使用せず、図示しない錠により戸枠11に固定されている。また、符号25は玄関戸12を玄関戸22に連結して戸枠11内で玄関戸12の横移動を不能にする補助錠である。
図4(A)、(B)に示すように、箱錠17は、鉤部材駆動部15と、鉤部材駆動部15を操作する室内操作部16と、これらを収納する保護ケース23を備えている。
ここで、鉤部材駆動部15は、図5〜図7に示すように、玄関戸12を閉じる際に受け金具19に先部が当接して後退する検出部材24と、検出部材24の先部が受け金具19に当接し、玄関戸12を更に閉めて框13と戸枠11との距離が第1の近接距離になるまでに、検出部材24の後退に伴い鉤部材14を回動させて鉤部材14の先部を受け金具19内に押し込むリンク機構26を有している。
更に、鉤部材駆動部15は、玄関戸12を更に閉めて検出部材24が框13と戸枠11との距離が第2の近接距離となったことを検知しリンク機構26を更に強制的に作動させて鉤部材14を掛止部18に引っかけて施錠を行ない、室外操作部20、又は室内操作部16からの解錠信号を受信しリンク機構26を強制的に反転作動させて鉤部材14を掛止部18から外して解錠を行う電動機構27を有している。
ここで、鉤部材駆動部15は、図5〜図7に示すように、玄関戸12を閉じる際に受け金具19に先部が当接して後退する検出部材24と、検出部材24の先部が受け金具19に当接し、玄関戸12を更に閉めて框13と戸枠11との距離が第1の近接距離になるまでに、検出部材24の後退に伴い鉤部材14を回動させて鉤部材14の先部を受け金具19内に押し込むリンク機構26を有している。
更に、鉤部材駆動部15は、玄関戸12を更に閉めて検出部材24が框13と戸枠11との距離が第2の近接距離となったことを検知しリンク機構26を更に強制的に作動させて鉤部材14を掛止部18に引っかけて施錠を行ない、室外操作部20、又は室内操作部16からの解錠信号を受信しリンク機構26を強制的に反転作動させて鉤部材14を掛止部18から外して解錠を行う電動機構27を有している。
図8、図9に示すように、室外操作部20及び室内操作部16には、共通に使用できる、例えば3台の無線リモコン28、29、30が設けられ、各無線リモコン28、29、30からのリモコン信号をそれぞれ受信し電動機構27に送る受信手段31、32が設けられている。
そして、室外操作部20には、リンク機構26を反転作動させて鉤部材14を掛止部18から外して解錠を行う鍵33を挿入する鍵穴33aと、電動機構27にリンク機構26を反転作動させて鉤部材14を掛止部18から外して解錠を行わせる解錠信号の1つであるテンキー解錠信号を送るテンキー操作盤34が設けられている。また、室外操作部20には、夜間時の照明用ランプ35と、施錠時に橙赤色に点灯し解錠時に緑色に点灯する発光ダイオードを用いた動作確認ランプ36が設けられている。
更に、室外操作部20には、受信手段31、テンキー操作盤34、照明用ランプ35、及び動作確認ランプ36用の電源の一例である電池37を収納する電源部38が設けられている。なお、電源部38には、非常用の電池端子39が設けられている。
そして、室外操作部20には、リンク機構26を反転作動させて鉤部材14を掛止部18から外して解錠を行う鍵33を挿入する鍵穴33aと、電動機構27にリンク機構26を反転作動させて鉤部材14を掛止部18から外して解錠を行わせる解錠信号の1つであるテンキー解錠信号を送るテンキー操作盤34が設けられている。また、室外操作部20には、夜間時の照明用ランプ35と、施錠時に橙赤色に点灯し解錠時に緑色に点灯する発光ダイオードを用いた動作確認ランプ36が設けられている。
更に、室外操作部20には、受信手段31、テンキー操作盤34、照明用ランプ35、及び動作確認ランプ36用の電源の一例である電池37を収納する電源部38が設けられている。なお、電源部38には、非常用の電池端子39が設けられている。
図4、図8に示すように、室内操作部16には、室内操作部16の表面パネル40に設けられ、リンク機構26を反転作動させて鉤部材14を掛止部18から外して解錠を行う解錠つまみ41と、表面パネル40に設けられた解錠スイッチ42の操作により解錠信号の1つである解錠スイッチ信号を発生して電動機構27に送る解錠信号発生器43が設けられている。ここで、解錠信号発生器43には、更に、解錠スイッチ42が長押しされた場合に(例えば、3〜10秒間)、連続解錠とする連続解錠信号を電動機構27に送り、再度長押しされた場合に連続解錠停止信号を送る機能が設けられている。
また、室内操作部16には、室内から玄関戸12に接近する人が表面パネル40に設けられた人感センサ44で検知されたことを受けて解錠信号の1つである人感解錠信号を発生して電動機構27に送る人感解錠手段45が設けられている。なお、表面パネル40には、施錠及び解錠状態を表示する表示部46が設けられている。
更に、室内操作部16には、電動機構27、解錠信号発生器43、人感解錠手段45用の電源の一例である電池47を収納する電源部48が設けられて、電源部48には、電池47の起電力が所定の値以下になった場合に点灯する電池警報ランプ49が設けられている。なお、符号50は電源部48のカバー、符号51はカバー50を固定するビスを示す。
更に、室内操作部16には、電動機構27、解錠信号発生器43、人感解錠手段45用の電源の一例である電池47を収納する電源部48が設けられて、電源部48には、電池47の起電力が所定の値以下になった場合に点灯する電池警報ランプ49が設けられている。なお、符号50は電源部48のカバー、符号51はカバー50を固定するビスを示す。
検出部材24は、図10に示すように、先部が台形状になって保護ケース23の第1の側部52に形成された開口部53から突出して受け金具19に当接し、基部がコ字状になって保護ケース23内に収容されている接触片54と、接触片54の基部の両端部55、56と保護ケース23の第2の側部57の内側に設けられた2個の掛止突起58、59との間にそれぞれ設けられたバネ60、61を有している。また、接触片54のコ字状となった箇所からは両側に突起62、63が形成され、保護ケース23の第3、第4の側部64、65に形成された切欠き部66、67にそれぞれ嵌入している。
このような構成とすることにより、接触片54をバネ60、61で押して、第1の側部52に形成された開口部53から突出させることができる。そして、玄関戸12を閉じる際に、受け金具19に接触片54の先部を当接させながら、切欠き部66、67に沿って突起62、63を後退させることができる。このため、受け金具19に接触片54の先部が当接してからの玄関戸12の框13と戸枠11との距離を、接触片54の後退する距離から求めることができる。
このような構成とすることにより、接触片54をバネ60、61で押して、第1の側部52に形成された開口部53から突出させることができる。そして、玄関戸12を閉じる際に、受け金具19に接触片54の先部を当接させながら、切欠き部66、67に沿って突起62、63を後退させることができる。このため、受け金具19に接触片54の先部が当接してからの玄関戸12の框13と戸枠11との距離を、接触片54の後退する距離から求めることができる。
リンク機構26は、図5〜図7に示すように、L字状に形成されその屈折部で保護ケース23内に設けられた第1の軸68に回動可能に軸止めされたアーム部材69を有している。そして、アーム部材69の短片70の先部は、保護ケース23内に設けられた第2の軸71に回動可能に軸止めされた鉤部材14に設けられた長孔72にピン73で接続されている。また、アーム部材69の長片74は検出部材24の接触片54の基部の両端部55、56の間に挿通され、両端部55、56を貫通するピン75と長片74に形成された長孔76を介して接続されている。なお、ピン75の両側は切欠き部66、67にそれぞれ嵌入している。
更に、鉤部材14に設けられた掛止部材77と、アーム部材69に設けられた掛止部材78、79の間には、掛止部材78で屈折する棒状バネ80が掛止されている。
更に、鉤部材14に設けられた掛止部材77と、アーム部材69に設けられた掛止部材78、79の間には、掛止部材78で屈折する棒状バネ80が掛止されている。
電動機構27は、図8に示すように、リンク機構26を強制的に作動させて鉤部材14を回動させて施錠及び解錠を行う電動機構本体81と、解錠信号を受信して電動機構本体81に駆動指令を送る制御部82が設けられている。
更に制御部82には、テンキー操作盤34からの設定信号、無線リモコン28、29、30からの設定信号により起動し、解錠信号の1つである無線リモコンからのリモコン解錠信号の中で特定の無線リモコンを除いた残りの無線リモコンからのリモコン解錠信号、解錠信号発生器43からの解錠スイッチ信号、及び人感解錠手段45からの人感解錠信号を遮断して解錠を行わず、解錠が行われた際には警報音を発報する警戒手段83が設けられている。
更に制御部82には、テンキー操作盤34からの設定信号、無線リモコン28、29、30からの設定信号により起動し、解錠信号の1つである無線リモコンからのリモコン解錠信号の中で特定の無線リモコンを除いた残りの無線リモコンからのリモコン解錠信号、解錠信号発生器43からの解錠スイッチ信号、及び人感解錠手段45からの人感解錠信号を遮断して解錠を行わず、解錠が行われた際には警報音を発報する警戒手段83が設けられている。
電動機構本体81は、保護ケース23内に設けられ回動可能な第3の軸84と、第3の軸84の半径方向外側に向けて設けられた連結軸85と、連結軸85に対して所定の角度(例えば、0〜90°)を保って第3の軸84の半径方向外側に向けて固着された連結レバー86を有している。また、電動機構本体81は、第3の軸84に取付けられたギヤ87に接続するギヤ機構88と、ギヤ機構88に回転駆動力を与える電動機89を有している。
ここで、連結軸85とギヤ87とはバネ(図示せず)を介して連結している。連結軸85をギヤ87を直接連結しないようにすることで、ギヤ87の回転開始から少し遅れて連結軸85を回転させることができる。このため、連結軸85による電動機89及びギヤ87への回転開始時の負荷を減少させて、電動機89及びギヤ87の破損を防止することができる。
そして、連結軸85の先部には長孔90が形成され、この長孔90とアーム部材69の長片74の先部に形成された長孔91にピン92を貫通させて、連結軸85をアーム部材69に接続している。なお、第3の軸84の一方側は解錠つまみ41と連結している。また、第3の軸84の他方側は鍵穴33a内に設けられ挿入された鍵33により回動するシリンダーに連結している。
ここで、連結軸85とギヤ87とはバネ(図示せず)を介して連結している。連結軸85をギヤ87を直接連結しないようにすることで、ギヤ87の回転開始から少し遅れて連結軸85を回転させることができる。このため、連結軸85による電動機89及びギヤ87への回転開始時の負荷を減少させて、電動機89及びギヤ87の破損を防止することができる。
そして、連結軸85の先部には長孔90が形成され、この長孔90とアーム部材69の長片74の先部に形成された長孔91にピン92を貫通させて、連結軸85をアーム部材69に接続している。なお、第3の軸84の一方側は解錠つまみ41と連結している。また、第3の軸84の他方側は鍵穴33a内に設けられ挿入された鍵33により回動するシリンダーに連結している。
電動機構本体81は、図5〜図8に示すように、検出部材24の進退と共に回動するアーム部材69が所定角度だけ回転したときに検知片93を押し込んで電動機89に供給する電源の極性を解錠方向に切り替え、アーム部材69が所定角度から戻るときに検知片93が戻って電源の極性を施錠方向に切り替えると共に施錠方向への切り替えが完了したことを切り替え完了信号として出力する機能を備えた第1のスイッチ93aを有している。
また、電動機構本体81は、連結レバー86の回転角度(検出部材24が自由位置にある時の連結レバー86の角度位置が基準)が所定角度(例えば、15〜20°)になったことを受けて検知片94から離れることによりオンして電動機89に電力を供給し、連結レバー86が逆回転して同じ回転位置で検知片94に当接してオフし電動機89への電力供給を停止する第2のスイッチ94aを有している。
また、電動機構本体81は、連結レバー86の回転角度(検出部材24が自由位置にある時の連結レバー86の角度位置が基準)が所定角度(例えば、15〜20°)になったことを受けて検知片94から離れることによりオンして電動機89に電力を供給し、連結レバー86が逆回転して同じ回転位置で検知片94に当接してオフし電動機89への電力供給を停止する第2のスイッチ94aを有している。
更に、電動機構本体81は、連結レバー86の回転角度(前記基準位置からの角度)が更に別の所定角度(例えば、50〜60°)になったことを受けて検知片95に当接してオフし電動機89への電力供給を停止する第3のスイッチ95aを有している。
なお、第1のスイッチ93aは、外部からの解錠切り替え信号及び施錠切り替え信号により強制的に電動機89に供給する電源の極性を変える機能を別途備えており、第2のスイッチ94aは外部からの一時停止信号により強制的に動作停止し、一時停止解除信号により復帰する機能を別途備えている。また、第3のスイッチ95aは、外部からのオン信号及びオフ信号により強制的にオン及びオフし、外部からの一時停止信号により強制的に動作停止し、一時停止解除信号により復帰する機能を別途備えている。
なお、第1のスイッチ93aは、外部からの解錠切り替え信号及び施錠切り替え信号により強制的に電動機89に供給する電源の極性を変える機能を別途備えており、第2のスイッチ94aは外部からの一時停止信号により強制的に動作停止し、一時停止解除信号により復帰する機能を別途備えている。また、第3のスイッチ95aは、外部からのオン信号及びオフ信号により強制的にオン及びオフし、外部からの一時停止信号により強制的に動作停止し、一時停止解除信号により復帰する機能を別途備えている。
制御部82は、室内操作部16、室外操作部20から送られた解錠信号を受信して、第3のスイッチ95aをオンするオン信号を発生して第3のスイッチ95a、及び動作確認ランプ36に入力する機能を備えている。これによって、解錠動作が行われることを表示できる。
そして、制御部82には、連続解錠信号を受信した際に、第1のスイッチ93aに施錠切り替え信号を送り施錠方向に切り替え、第2及び第3のスイッチ94a、95aに一時停止信号を送って強制的に動作停止を行わせ、連続解錠停止信号を受信した際に、第1のスイッチ93aに解錠切り替え信号を送り解錠方向に切り替え、第2のスイッチ94a及び3のスイッチ95aに一時停止解除信号を送って第2のスイッチ94a及び第3のスイッチ95aをそれぞれオフ状態及びオン状態にする機能を有している。
そして、制御部82には、連続解錠信号を受信した際に、第1のスイッチ93aに施錠切り替え信号を送り施錠方向に切り替え、第2及び第3のスイッチ94a、95aに一時停止信号を送って強制的に動作停止を行わせ、連続解錠停止信号を受信した際に、第1のスイッチ93aに解錠切り替え信号を送り解錠方向に切り替え、第2のスイッチ94a及び3のスイッチ95aに一時停止解除信号を送って第2のスイッチ94a及び第3のスイッチ95aをそれぞれオフ状態及びオン状態にする機能を有している。
また、制御部82には、玄関戸12が戸枠11に完全に締まっていないことを検知する、例えば近接スイッチがオンしたことを受けて電子音を発する機能を設ける。更に、制御部82には、鉤部材14が掛止部18に掛止されている状態を検知する、例えば近接スイッチのオン及びオフ信号から構成される鉤部材信号を出力する機能を設ける。これによって、動作確認ランプ36の点灯、消灯、及び表示部46の表示切り替えを行うことができる。なお、制御部82は、以上の各機能を発現するプログラムを、例えばマイクロコンピュータに搭載することにより構成することができる。
警戒手段83は、テンキー操作盤34からの設定信号、無線リモコン28、29、30からの設定信号により起動し、特定の無線リモコンを除いた残りの無線リモコンからのリモコン解錠信号、解錠信号発生器43からの解錠スイッチ信号、及び人感解錠手段45からの人感解錠信号を遮断する機能を備えている。
このような各機能は、例えば、各無線リモコン28、29、30、からのリモコン解錠信号、解錠信号発生器43からの解錠スイッチ信号、及び人感解錠手段45からの人感解錠信号をそれぞれコード化しておき、予め設定しておいたコード、すなわち特定の無線リモコンからのリモコン解錠信号のコードと比較して、一致する場合のみその信号を通過させ、一致しない場合はその信号を通過させないようにするプログラムを、例えばマイクロコンピュータに搭載することにより構成することができる。
このような各機能は、例えば、各無線リモコン28、29、30、からのリモコン解錠信号、解錠信号発生器43からの解錠スイッチ信号、及び人感解錠手段45からの人感解錠信号をそれぞれコード化しておき、予め設定しておいたコード、すなわち特定の無線リモコンからのリモコン解錠信号のコードと比較して、一致する場合のみその信号を通過させ、一致しない場合はその信号を通過させないようにするプログラムを、例えばマイクロコンピュータに搭載することにより構成することができる。
更に、プログラムには、鉤部材信号の1つである鉤部材14が掛止部18から外れたことを示す、例えば、近接スイッチのオフ信号を受けて電子音を発する機能を設ける。これにより、電子音が発生し玄関戸12が開いたことが容易に判るようになる。
なお、電子音の停止は、テンキー操作盤34によるコード入力により行うようにする。そして、このプログラムが、テンキー操作盤34からの設定信号、各無線リモコン28、29、30からの設定信号により起動するようにすることにより警戒手段83を構成することができる。
なお、電子音の停止は、テンキー操作盤34によるコード入力により行うようにする。そして、このプログラムが、テンキー操作盤34からの設定信号、各無線リモコン28、29、30からの設定信号により起動するようにすることにより警戒手段83を構成することができる。
図3、図11に示すように、受け金具19は、鉤部材14に対向するように設けられた掛止部18と、ビス96を介して取付けられる掛止部18を支持して戸枠11に固定される本体部97を有している。そして、掛止部18には、鉤部材14が嵌入する開口部98が形成されている。
以上のような構成とすることにより、玄関戸12を閉めて引き戸錠10の施錠を行う場合、図5に示すように検出部材24の接触片54の先部が受け金具19の掛止部18に当接して後退を開始する。その動きがピン75を介してアーム部材69に伝達され、アーム部材69は第1の軸68の回りに回転を始める。このとき、連結レバー86の先端は、第2のスイッチ94aの検知片94に当接している。
アーム部材69の短片70及び長片74の各長さ、短片70及び長片74の屈折角度、鉤部材14に形成した長孔72の長さをそれぞれ調整しておくと、検出部材24のストロークが20mmの場合、框13と戸枠11との距離が第1の近接距離(例えば、17〜10mm、好ましくは17〜15mm)になるまでに、検出部材24の後退に伴いアーム部材69を所定の角度だけ第1の軸68の回りに回転させることができ、それに伴って鉤部材14を第2の軸71の回りに回転させて、鉤部材14の先部を開口部98から受け金具19内に押し込むことができる。
以上のような構成とすることにより、玄関戸12を閉めて引き戸錠10の施錠を行う場合、図5に示すように検出部材24の接触片54の先部が受け金具19の掛止部18に当接して後退を開始する。その動きがピン75を介してアーム部材69に伝達され、アーム部材69は第1の軸68の回りに回転を始める。このとき、連結レバー86の先端は、第2のスイッチ94aの検知片94に当接している。
アーム部材69の短片70及び長片74の各長さ、短片70及び長片74の屈折角度、鉤部材14に形成した長孔72の長さをそれぞれ調整しておくと、検出部材24のストロークが20mmの場合、框13と戸枠11との距離が第1の近接距離(例えば、17〜10mm、好ましくは17〜15mm)になるまでに、検出部材24の後退に伴いアーム部材69を所定の角度だけ第1の軸68の回りに回転させることができ、それに伴って鉤部材14を第2の軸71の回りに回転させて、鉤部材14の先部を開口部98から受け金具19内に押し込むことができる。
また、アーム部材69の回転に伴って、連結軸85が移動して、第3の軸84が回転を始める。このため、第3の軸84の回転に伴って、連結レバー86は回転を開始する。
連結軸85と連結レバー86の間の角度及び連結レバー86の長さを調整しておくと、図6に示すように、框13と戸枠11との距離が第2の近接距離(例えば、第1の近接距離と同じか、それよりも0〜3mm近い距離)となったときに、連結レバー86の先端が第2のスイッチ94aの検知片94から離れるようにすることができる。
このため、第2のスイッチ94aがオンして電動機89が駆動を開始し、ギヤ機構88を介して電動機89の回転力がギヤ87に伝達されて、第3の軸84が回転を開始する。ここで、第1のスイッチ93aの切り替えは行われていないので電動機89の回転は施錠方向となる。従って、第3の軸84が回転すると、連結軸85を介してアーム部材69が更に回転して、鉤部材14が開口部98より受け金具19内に回転しながら進入して、図7に示すように、掛止部18に引っかけて施錠を行うことがでいる。
連結軸85と連結レバー86の間の角度及び連結レバー86の長さを調整しておくと、図6に示すように、框13と戸枠11との距離が第2の近接距離(例えば、第1の近接距離と同じか、それよりも0〜3mm近い距離)となったときに、連結レバー86の先端が第2のスイッチ94aの検知片94から離れるようにすることができる。
このため、第2のスイッチ94aがオンして電動機89が駆動を開始し、ギヤ機構88を介して電動機89の回転力がギヤ87に伝達されて、第3の軸84が回転を開始する。ここで、第1のスイッチ93aの切り替えは行われていないので電動機89の回転は施錠方向となる。従って、第3の軸84が回転すると、連結軸85を介してアーム部材69が更に回転して、鉤部材14が開口部98より受け金具19内に回転しながら進入して、図7に示すように、掛止部18に引っかけて施錠を行うことがでいる。
第3のスイッチ95aの位置と、検知片95の長さ及び設置角度を調整しておくと、鉤部材14が掛止部18に掛止されたときに、連結レバー86の回転角度を所定角度以上にして検知片95に当接させることができる。これによって、第3のスイッチ95aがオフになって、電動機89への電力供給を停止することができる。このため、アーム部材69の回転を止めて、鉤部材14の移動を停止することができる。
また、第1のスイッチ93aの位置と、検知片93の長さ及び設置角度を調整すると、鉤部材14が掛止部18に掛止されたときのアーム部材69の回転角度位置で検知片93を押し込むことができ、第1のスイッチ93aにより電動機89に供給される電源の極性を解錠方向に切り替えることができる。従って、引き戸錠10の施錠と同時に、引き戸錠10を解錠の待ち状態にすることができる。
また、第1のスイッチ93aの位置と、検知片93の長さ及び設置角度を調整すると、鉤部材14が掛止部18に掛止されたときのアーム部材69の回転角度位置で検知片93を押し込むことができ、第1のスイッチ93aにより電動機89に供給される電源の極性を解錠方向に切り替えることができる。従って、引き戸錠10の施錠と同時に、引き戸錠10を解錠の待ち状態にすることができる。
次いで、引き戸錠10を解錠する場合は、手動による解錠と、自動による解錠が可能になる。
室外から手動で解錠する場合は、鍵穴33aに鍵33を挿入して鍵穴33a内のシリンダーを鍵33により解錠方向に回転する。第3の軸84の他方側は鍵穴33a内のシリンダーに連結しているので、鍵を回転させることにより、第3の軸84を解錠方向に回転することができる。また、室内から手動で解錠する場合は、室内操作部16の解錠つまみ41を解錠方向に回転する。第3の軸84の一方側は解錠つまみ41に連結しているので、解錠つまみ41を回転させることにより、第3の軸84を解錠方向に回転することができる。そして、第3の軸84が解錠方向に回転することにより、連結軸85が回転して、連結軸85に連結しているアーム部材69を回転させて鉤部材14を掛止部18から外すことができる。その結果、図6に示すように、鉤部材14の先部が開口部98から受け金具19内に引き出されている状態にすることができる。
このため、玄関戸12を戸枠11から離脱させることができ、玄関戸12を開けることができる。なお、鉤部材14の先部が開口部98から受け金具19内に引き出された状態では、アーム部材69が検知片93に接触した状態となっているので、電動機89に供給される電源の極性は施錠方向に切り替わっており、引き戸錠10の解錠と同時に、引き戸錠10を施錠の待ち状態にすることができる。
室外から手動で解錠する場合は、鍵穴33aに鍵33を挿入して鍵穴33a内のシリンダーを鍵33により解錠方向に回転する。第3の軸84の他方側は鍵穴33a内のシリンダーに連結しているので、鍵を回転させることにより、第3の軸84を解錠方向に回転することができる。また、室内から手動で解錠する場合は、室内操作部16の解錠つまみ41を解錠方向に回転する。第3の軸84の一方側は解錠つまみ41に連結しているので、解錠つまみ41を回転させることにより、第3の軸84を解錠方向に回転することができる。そして、第3の軸84が解錠方向に回転することにより、連結軸85が回転して、連結軸85に連結しているアーム部材69を回転させて鉤部材14を掛止部18から外すことができる。その結果、図6に示すように、鉤部材14の先部が開口部98から受け金具19内に引き出されている状態にすることができる。
このため、玄関戸12を戸枠11から離脱させることができ、玄関戸12を開けることができる。なお、鉤部材14の先部が開口部98から受け金具19内に引き出された状態では、アーム部材69が検知片93に接触した状態となっているので、電動機89に供給される電源の極性は施錠方向に切り替わっており、引き戸錠10の解錠と同時に、引き戸錠10を施錠の待ち状態にすることができる。
室外から自動による解錠は、テンキー操作盤34、又は無線リモコン28、29、30を用いて行うことができる。
テンキー操作盤34による解錠は、特定の番号(暗証番号)をテンキー操作盤34に入力することにより行う。テンキー操作盤34に特定の番号が入力されると、テンキー操作盤34から解錠信号の1つであるテンキー解錠信号が発生し、電動機構の27の制御部82に入力される。
そして、制御部82では、このテンキー解錠信号をうけて第3のスイッチ95aをオンするオン信号を発生して第3のスイッチ95aに入力する。これによって電動機89に電力が供給される。ここで、第1のスイッチ93aにより電動機89に供給される電源の極性は解錠方向に切り替えられているので、第3の軸84は施錠時とは逆方向に回転し、連結軸85を逆回転することができ、アーム部材69を回転させて鉤部材14を掛止部18から徐々に外すことができる。
テンキー操作盤34による解錠は、特定の番号(暗証番号)をテンキー操作盤34に入力することにより行う。テンキー操作盤34に特定の番号が入力されると、テンキー操作盤34から解錠信号の1つであるテンキー解錠信号が発生し、電動機構の27の制御部82に入力される。
そして、制御部82では、このテンキー解錠信号をうけて第3のスイッチ95aをオンするオン信号を発生して第3のスイッチ95aに入力する。これによって電動機89に電力が供給される。ここで、第1のスイッチ93aにより電動機89に供給される電源の極性は解錠方向に切り替えられているので、第3の軸84は施錠時とは逆方向に回転し、連結軸85を逆回転することができ、アーム部材69を回転させて鉤部材14を掛止部18から徐々に外すことができる。
また、連結軸85と共に連結レバー86も逆回転し、連結レバー86の先部が検知片94に接触し回転角度が所定角度になったとき、すなわち、鉤部材14の先部が開口部98から受け金具19内に引き出された状態(図6に示す状態)になったときに、第2のスイッチ94aをオフして、電動機89への電力供給を停止することができる。その結果、玄関戸12を戸枠11から離脱させることができ、玄関戸12を開けることができる。なお、鉤部材14の先部が開口部98から受け金具19内に押し込まれた状態(引き出された状態)では、アーム部材69が検知片93に接触した状態となっているので、電動機89に供給される電源の極性は施錠方向に切り替わっており、引き戸錠10の解錠と同時に、引き戸錠10を施錠の待ち状態にすることができる。
無線リモコン28、29、30による解錠は、無線リモコン28、29、30に設けられた解錠ボタンを操作することにより行う。解錠ボタンが操作されると、無線リモコン28、29、30からの解錠信号の1つであるコード化されたリモコン解錠信号が発信され室外操作部20に設けられた受信手段31を介して制御部82に入力される。
制御部82では、このリモコン解錠信号をうけて第3のスイッチ95aをオンするオン信号を発生して第3のスイッチ95aに入力し、電動機89を回転させることにより、テンキー操作盤34による解錠と同様に鉤部材14を掛止部18から徐々に外すことができる。
制御部82では、このリモコン解錠信号をうけて第3のスイッチ95aをオンするオン信号を発生して第3のスイッチ95aに入力し、電動機89を回転させることにより、テンキー操作盤34による解錠と同様に鉤部材14を掛止部18から徐々に外すことができる。
室内から自動による解錠は、解錠スイッチ42、又は人感解錠手段45を用いて行うことができる。
解錠スイッチ42が操作されると、解錠信号発生器43から解錠信号の1つであるコード化された解錠スイッチ信号が発信されて制御部82に入力される。また、室内から玄関戸12に接近する人が人感センサ44で検知されると人感解錠手段45が作動し解錠信号の1つであるコード化された人感解錠信号が発信されて制御部82に入力される。
制御部82では、これらの解錠信号をうけて第3のスイッチ95aをオンするオン信号を発生して第3のスイッチ95aに入力し、電動機89を回転することにより、テンキー操作盤34による解錠と同様に鉤部材14を掛止部18から徐々に外すことができる。
解錠スイッチ42が操作されると、解錠信号発生器43から解錠信号の1つであるコード化された解錠スイッチ信号が発信されて制御部82に入力される。また、室内から玄関戸12に接近する人が人感センサ44で検知されると人感解錠手段45が作動し解錠信号の1つであるコード化された人感解錠信号が発信されて制御部82に入力される。
制御部82では、これらの解錠信号をうけて第3のスイッチ95aをオンするオン信号を発生して第3のスイッチ95aに入力し、電動機89を回転することにより、テンキー操作盤34による解錠と同様に鉤部材14を掛止部18から徐々に外すことができる。
ここで、テンキー操作盤34、又は無線リモコン28、29、30からの設定信号により警戒手段83が起動していると、無線リモコン28、29、30からのリモコン解錠信号、解錠信号発生器43からの解錠スイッチ信号、及び人感解錠手段45からの人感解錠信号は、警戒手段83を経由して制御部82に入力される。
このとき、警戒手段83では、入力される各信号のコードと特定の無線リモコンからのリモコン解錠信号のコードとを比較して、一致する場合のみその信号を通過させる処理が行われる。このため、警戒手段83が起動中のときに自動解錠を行うと、テンキー操作盤34からの暗証番号の入力による解錠操作、特定の無線リモコンによる解錠操作を除いて、引き戸錠10の解錠は行われないようにすることができる。そして、警戒手段83が起動中に、玄関戸12が開いた場合は、電子音が発生して解錠されたことが判る。
なお、警戒手段83の起動を停止するには、例えば、特定の無線リモコンに設けられた警戒手段停止スイッチの操作、又はテンキー操作盤34による警戒手段停止のコード入力により行うことができる。
このとき、警戒手段83では、入力される各信号のコードと特定の無線リモコンからのリモコン解錠信号のコードとを比較して、一致する場合のみその信号を通過させる処理が行われる。このため、警戒手段83が起動中のときに自動解錠を行うと、テンキー操作盤34からの暗証番号の入力による解錠操作、特定の無線リモコンによる解錠操作を除いて、引き戸錠10の解錠は行われないようにすることができる。そして、警戒手段83が起動中に、玄関戸12が開いた場合は、電子音が発生して解錠されたことが判る。
なお、警戒手段83の起動を停止するには、例えば、特定の無線リモコンに設けられた警戒手段停止スイッチの操作、又はテンキー操作盤34による警戒手段停止のコード入力により行うことができる。
続いて、本発明の一実施の形態に係る引き戸錠10を自動施錠及び自動解錠する際の動作について説明する。
図12に示すように、引き戸錠10のスイッチをオンすると(S−1)、制御部82が作動して玄関戸12が戸枠11に完全に閉まっているかの確認を行う(S−2)。玄関戸12が完全に閉まっていない場合、制御部82から電子音による警報が発せられる(S−3)。そして、玄関戸12が完全に締まっているか再度確認が行われ(S−4)、玄関戸12が完全に閉まるまで警報が発せられる。
玄関戸12が完全に閉まっている場合、又は玄関戸12が完全に閉められた場合、制御部82により、鉤部材14が掛止部18に掛止されている状態の確認(施錠確認)が行われ、施錠されていない場合は施錠待ちの状態になる(S−5)。
図12に示すように、引き戸錠10のスイッチをオンすると(S−1)、制御部82が作動して玄関戸12が戸枠11に完全に閉まっているかの確認を行う(S−2)。玄関戸12が完全に閉まっていない場合、制御部82から電子音による警報が発せられる(S−3)。そして、玄関戸12が完全に締まっているか再度確認が行われ(S−4)、玄関戸12が完全に閉まるまで警報が発せられる。
玄関戸12が完全に閉まっている場合、又は玄関戸12が完全に閉められた場合、制御部82により、鉤部材14が掛止部18に掛止されている状態の確認(施錠確認)が行われ、施錠されていない場合は施錠待ちの状態になる(S−5)。
引き戸錠10の施錠が確認されると、制御部82により、警戒手段83が起動状態であるかの確認が行われる(S−6)。警戒手段83が起動していない場合、解錠信号の受信待ちの状態になり(S−7)、解錠信号が受信されると引き戸錠10の解錠を行って(S−8)、施錠待ち状態になる(S−9)。
一方、警戒手段83が起動している場合、解錠信号の受信待ちの状態になり(S−10)、解錠信号が受信されると引き戸錠10の解錠を行う(S−11)。解錠が行われると、制御部82より鉤部材14が掛止部18から外れたことを示す鉤部材信号が発せられるので、その鉤部材信号を受けて警戒手段83から電子音による警報が発せられ(S−12)、警報はテンキー操作盤34からのコード入力で解除が行われるまで発せられる(S−13)。そして、警報が解錠されると施錠待ち状態になって(S−9)、再び制御部82による玄関戸12が完全に締まっているかの確認が行われる(S−2)。
一方、警戒手段83が起動している場合、解錠信号の受信待ちの状態になり(S−10)、解錠信号が受信されると引き戸錠10の解錠を行う(S−11)。解錠が行われると、制御部82より鉤部材14が掛止部18から外れたことを示す鉤部材信号が発せられるので、その鉤部材信号を受けて警戒手段83から電子音による警報が発せられ(S−12)、警報はテンキー操作盤34からのコード入力で解除が行われるまで発せられる(S−13)。そして、警報が解錠されると施錠待ち状態になって(S−9)、再び制御部82による玄関戸12が完全に締まっているかの確認が行われる(S−2)。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲での変更は可能であり、前記したそれぞれの実施の形態や変形例の一部又は全部を組み合わせて本発明の引き戸錠を構成する場合も本発明の権利範囲に含まれる。
例えば、無線リモコンを3個使用できるようにしたが、2個以下、又は4個以上使用できるようにしてもよい。また、解錠スイッチの操作で解錠信号発生器から連続解錠信号及び連続解錠停止信号を発生するようにしたが、テンキー操作盤からのコード入力で連続解錠信号及び連続解錠停止信号を発生させるようにしてもよい。
更に、電源として電池を使用したが、室外操作部に太陽電池を設けて電池と併用できるようにしてもよい。
例えば、無線リモコンを3個使用できるようにしたが、2個以下、又は4個以上使用できるようにしてもよい。また、解錠スイッチの操作で解錠信号発生器から連続解錠信号及び連続解錠停止信号を発生するようにしたが、テンキー操作盤からのコード入力で連続解錠信号及び連続解錠停止信号を発生させるようにしてもよい。
更に、電源として電池を使用したが、室外操作部に太陽電池を設けて電池と併用できるようにしてもよい。
10:引き戸錠、11:戸枠、12:玄関戸、13:框、14:鉤部材、15:鉤部材駆動部、16:室内操作部、17:箱錠、18:掛止部、19:受け金具、20:室外操作部、21:明り窓、22:玄関戸、23:保護ケース、24:検出部材、25:補助錠、26:リンク機構、27:電動機構、28、29、30:無線リモコン、31、32:受信手段、33:鍵、33a:鍵穴、34:テンキー操作盤、35:照明用ランプ、36:動作確認ランプ、37:電池、38:電源部、39:電池端子、40:表面パネル、41:解錠つまみ、42:解錠スイッチ、43:解錠信号発生器、44:人感センサ、45:人感解錠手段、46:表示部、47:電池、48:電源部、49:電池警報ランプ、50:カバー、51:ビス、52:第1の側部、53:開口部、54:接触片、55、56:端部、57:第2の側部、58、59:掛止突起、60、61:バネ、62、63:突起、64:第3の側部、65:第4の側部、66、67:切欠き部、68:第1の軸、69:アーム部材、70:短片、71:第2の軸、72:長孔、73:ピン、74:長片、75:ピン、76:長孔、77、78、79:掛止部材、80:棒状バネ、81:電動機構本体、82:制御部、83:警戒手段、84:第3の軸、85:連結軸、86:連結レバー、87:ギヤ、88:ギヤ機構、89:電動機、90、91:長孔、92:ピン、93:検知片、93a:第1のスイッチ、94:検知片、94a:第2のスイッチ、95:検知片、95a:第3のスイッチ、96:ビス、97:本体部、98:開口部
Claims (6)
- 戸枠に横移動可能に取付けられた引き戸の框の内側に取付けられ、回動して出入する鉤部材を備えた鉤部材駆動部と、前記鉤部材に対向して前記戸枠に取付けられて前記鉤部材が嵌入して掛止する掛止部を有する受け金具と、前記框の外側に取付けられ、前記鉤部材駆動部と連通して、前記引き戸の外側から前記鉤部材駆動部を操作する室外操作部と、前記框の内側に取付けられ、前記鉤部材駆動部と連通して、前記引き戸の内側から前記鉤部材駆動部を操作する室内操作部とを有する引き戸錠であって、
前記受け金具は、前記引き戸の框が当接する前記戸枠の内側に突出して設けられ、閉めた状態の前記引き戸と前記戸枠の隙間から、前記鉤部材の操作ができないことを特徴とする引き戸錠。 - 戸枠に横移動可能に取付けられた引き戸の框の内側に取付けられ、回動して出入する鉤部材を備えた鉤部材駆動部と、前記鉤部材に対向して前記戸枠に取付けられて前記鉤部材が嵌入して掛止する掛止部を有する受け金具と、前記框の外側に取付けられ、前記鉤部材駆動部と連通して、前記引き戸の外側から前記鉤部材駆動部を操作する室外操作部と、前記框の内側に取付けられ、前記鉤部材駆動部と連通して、前記引き戸の内側から前記鉤部材駆動部を操作する室内操作部とを有する引き戸錠であって、
前記鉤部材駆動部には、前記引き戸を閉じる際に前記受け金具に先部が当接して後退する検出部材と、
前記検出部材の先部が前記受け金具に当接し、前記引き戸を更に閉めて前記框と前記戸枠との距離が第1の近接距離になるまでに、前記検出部材の後退に伴い前記鉤部材を回動させて該鉤部材の先部を前記受け金具内に押し込むリンク機構と、
前記引き戸を更に閉めて前記検出部材が前記框と前記戸枠との距離が第2の近接距離となったことを検知し前記リンク機構を更に強制的に作動させて前記鉤部材を前記掛止部に引っかけて施錠を行ない、前記室外操作部、及び前記室内操作部のいずれか一方からの解錠信号を受信し前記リンク機構を強制的に反転作動させて前記鉤部材を前記掛止部から外して解錠を行う電動機構とを有することを特徴とする引き戸錠。 - 請求項2記載の引き戸錠において、前記受け金具は、前記引き戸の框が当接する前記戸枠の内側に突出して設けられていることを特徴とする引き戸錠。
- 請求項2及び3のいずれか1項に記載の引き戸錠において、前記室外操作部には、前記リンク機構を反転作動させて前記鉤部材を前記掛止部から外して解錠を行う鍵を挿入する鍵穴と、前記電動機構に前記解錠信号の1つを送るテンキー操作盤が設けられ、
前記室内操作部には、前記リンク機構を反転作動させて前記鉤部材を前記掛止部から外して解錠を行う解錠つまみと、前記電動機構に前記解錠信号の1つを発信させる解錠スイッチと、室内から前記引き戸に接近する人を人感センサで検知し前記電動機構に前記解錠信号の1つを発信させる人感解錠手段が設けられ、
前記電動機構には、前記解錠スイッチ又は前記人感解錠手段によるいずれかの前記解錠信号を遮断し、解錠が行われた際には警報音を出す警戒手段が設けられていることを特徴とする引き戸錠。 - 請求項4記載の引き戸錠において、前記警戒手段は前記テンキー操作盤から前記電動機構に送られる設定信号により作動することを特徴とする引き戸錠。
- 請求項4及び5のいずれか1項に記載の引き戸錠において、前記室外操作部及び前記室内操作部には、共通の無線リモコンと、該無線リモコンからの前記解錠信号の1つ及び/又は前記警戒手段への設定信号を受信し前記電動機構に送る受信手段が設けられていることを特徴とする引き戸錠。
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JP2003403512A JP2005163376A (ja) | 2003-12-02 | 2003-12-02 | 引き戸錠 |
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