JP2001336326A - 自動解錠機能を備えたドア開放装置及びドア開放システム - Google Patents

自動解錠機能を備えたドア開放装置及びドア開放システム

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JP2001336326A
JP2001336326A JP2000176866A JP2000176866A JP2001336326A JP 2001336326 A JP2001336326 A JP 2001336326A JP 2000176866 A JP2000176866 A JP 2000176866A JP 2000176866 A JP2000176866 A JP 2000176866A JP 2001336326 A JP2001336326 A JP 2001336326A
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door
unlocking
earthquake
signal
locking mechanism
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Hideki Noda
英樹 野田
Masao Murakami
正雄 村上
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Nabco Ltd
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
    • E05B65/00Locks or fastenings for special use
    • E05B65/10Locks or fastenings for special use for panic or emergency doors
    • E05B65/108Electronically controlled emergency exits

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  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Emergency Management (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 平常時に手動で開閉することができるととも
に電気的制御を利用して繁雑な解錠操作を省略すること
のできる地震対応ドア開放装置を提供する。 【解決手段】 地震感知器12と、室内側に設けられ解錠
信号を出力するタッチスイッチ14と、ドア4を施錠また
は解錠する施錠機構5と、ドア4を開き方向に押し出す押
出し機構10と、地震感知器12及びタッチスイッチ14から
出力される信号に基づいて施錠機構5及び押出し機構10
を制御するコントローラ13とを備え、コントローラ13
は、地震感知信号を受けたときに施錠機構5を解錠した
後に押出し機構10を動作させてドア4を開放させ、ま
た、解錠信号を受けたときに施錠機構5のみ動作させて
ドア4の解錠操作を省略することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動的に解錠を行
う機能を備えたドア開放装置及びドア開放システムに関
し、より詳しくは、地震や火災等の災害に対応して開閉
制御を行うように構成されたドア開放装置及びドア開放
システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】マンション等の玄関扉は、強震に見舞わ
れるとその戸枠が変形して扉が開放できなくなることが
ある。特に、縦揺れが発生した場合、下層階では建物全
体の自重が局所的に加わることによって生じる変形が著
しく、居住者が閉じ込められて脱出できなくなるという
危険性がある。
【0003】そこで、地震によって建物が変形する前に
自動的に玄関扉を開放して避難路を確保することのでき
る扉開放装置が提案されている。
【0004】例えば特開平10−88933号公報に記載の扉
開放装置では、扉の施錠及び解錠を電気的に行なうよう
にするとともに、扉を開放するためのプランジャを設
け、地震の初期微動を地震感知器が検知すると、制御装
置が解錠を行なった後、プランジャを突出させて扉を開
放させるようになっている。
【0005】なお、通常の施錠機構は、鍵が付いておら
ず仮締めを行なうためのラッチボルトと、鍵で本締めを
行なうためのデッドボルトとを備えているため、制御装
置が解錠を行なう場合にはラッチボルトとデッドボルト
の両方を解錠方向に移動させることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の扉開放装置では、平常時の扉の施錠,解錠動作におい
ても電気錠を作動させることになるため、電気錠の劣化
が避けられない。また、手動で施錠,解錠を行なう既存
の扉に上記扉開放装置を別途設けようとすると、滅多に
作動することのない扉開放装置を備えることになり、不
経済であり、且つ見栄えも悪い。
【0007】また、上記扉開放装置は、個人の住宅に限
らずビルや公共の建物についても適用が検討されてい
る。例えば図書館のような公共の建物では扉開放装置の
適用対象として非常ドアが示される。これらの非常ドア
は、通常、防犯の目的で閉じておかなければならない
が、災害が発生した時には上述したマンション等の玄関
扉と同様に、屋内に残された人の非難路を確保するため
に開放できなければならない。ところが、非常ドアは災
害発生時の避難口としての性質を持っているため、地震
だけでなく火災の発生も考慮して開放制御を行う必要が
ある。しかしながら、地震や火災の発生に応じて適切に
開放動作するドアは実現されていない。
【0008】本発明は以上のような従来の扉開放装置に
おける課題を考慮してなされたものであり、第一の目的
は、地震時には電気的に制御して扉を自動的に開放する
ことができ、地震時以外の場合には、電気的制御を利用
してラッチボルト,デッドボルト等からなる施錠機構の
み解錠させることにより、手動によるドアの開放を支援
するドア開放装置を提供することにあり、第二の目的
は、地震発生時或いは火災発生等において複数のドアの
開放を集中制御することのできるドア開放システムを提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記第一の目的を達成す
るためになされた発明において、請求項1の発明は、地
震を感知して地震感知信号を出力する地震感知器と、ド
アを施錠または解錠する施錠機構と、ドアを開き方向に
押し出す押出し機構と、施錠機構による施錠動作を解除
させる解錠信号を出力する解錠信号出力手段と、地震感
知器及び解錠信号出力手段から出力される各信号が与え
られ、施錠機構及び押出し機構をそれぞれ制御する制御
手段とを備え、制御手段は、与えられた信号が地震感知
信号である場合に、施錠機構を解錠動作させた後に押出
し機構を動作させてドアを開放させ、また、与えられた
信号が解錠信号である場合には、押出し機構を動作させ
ず施錠機構のみ解錠動作させるように構成されている自
動解錠機能を備えたドア開放装置である。
【0010】請求項2の発明は、解錠信号出力手段が、
室内のドア近傍に設けられ所定の操作を行うことによっ
て解錠信号を出力する操作体から構成されている自動解
錠機能を備えたドア開放装置である。
【0011】請求項3の発明は、解錠信号出力手段が火
災検知手段からなり、その火災検知手段から出力される
火災検知信号を解錠信号として制御手段に与えるように
構成されている自動解錠機能を備えたドア開放装置であ
る。
【0012】請求項4の発明は、制御手段から施錠機構
及び押出し機構に対して出力される指令を遮断してドア
を閉状態に保持するドア閉鎖手段を備えてなる自動解錠
機能を備えたドア開放装置である。
【0013】請求項5の発明は、ドアが、玄関ドア、非
常ドアの少なくとも一方を含む自動解錠機能を備えたド
ア開放装置である。
【0014】請求項6の発明は、解錠信号が前記制御手
段に与えられたときに解錠されたことを報知する報知手
段が備えられている自動解錠機能を備えたドア開放装置
である。
【0015】請求項7の発明は、報知手段は、地震感知
信号が制御手段に与えられ、押出し機構も動作したとき
に報知を行なうように構成されている自動解錠機能を備
えたドア開放装置である。
【0016】請求項8の発明は、施錠機構が、ラッチボ
ルト、デッドボルト、ドアチェーンのうちの少なくとも
1以上または全部を含む自動解錠機能を備えたドア開放
装置である。
【0017】また、上記第二の目的を達成するためにな
された発明において、請求項9の発明は、地震を感知し
て地震感知信号を出力する1つの地震感知器と、この地
震感知器から分配される地震感知信号を受けて動作する
複数のドア開放ユニットとから構成されるドアシステム
であって、ドア開放ユニットが、室内側に設けられ触れ
ることによって解錠信号を出力する操作体と、ドアを施
錠または解錠する施錠機構と、ドアを開き方向に押し出
す押出し機構と、地震感知器及び操作体から出力される
各信号が与えられ、施錠機構及び押出し機構をそれぞれ
制御する制御部とを備え、この制御部は、与えられた信
号が地震感知信号である場合に、施錠機構を解錠動作さ
せた後に押出し機構を動作させてドアを開放させ、ま
た、与えられた信号が解錠信号である場合に、施錠機構
のみ解錠動作させて手動による解錠操作を省略できるよ
うに構成されている自動解錠機能を備えたドアシステム
である。
【0018】請求項10の発明は、地震を感知して地震
感知信号を出力する1つの地震感知器と、火災の発生を
検知して火災検知信号を出力する火災検知手段と、この
地震報知器及び火災検知手段から出力される信号を受け
て複数の非常ドアを開閉制御する制御装置とから構成さ
れるドアシステムであって、各非常ドアに、ドアを施錠
または解錠する施錠機構と、ドアを開き方向に押し出す
押出し機構とが備えられ、制御装置は、与えられた信号
が地震感知信号である場合に、施錠機構を解錠動作させ
た後に押出し機構を動作させてドアを開放させ、また、
与えられた信号が火災検知信号である場合には、押出し
機構を動作させず施錠機構のみ解錠動作させ、手動によ
って開放される場合を除いて非常ドアを閉状態に保持す
るように構成されている自動解錠機能を備えたドアシス
テムである。
【0019】請求項11の発明は、地震感知信号の出力
に拘わらず施錠機構を解錠動作させた後に押出し機構を
動作させ、非常ドアを強制的に開放させる非常開放スイ
ッチを備えてなる自動解錠機能を備えたドア開放システ
ムである。
【0020】請求項1の発明に従えば、設定された震度
以上の揺れが発生すると、地震感知器から地震感知信号
が出力され制御手段に与えられる。制御手段は地震であ
ることを判断して施錠機構を解錠動作させ、次に押出し
機構を動作させてドアを開き方向に押し出す。
【0021】一方、解錠信号出力手段から解錠信号が出
力されると、制御手段はドアの開きが指示されたと判断
して施錠機構を解錠するが、施錠機構のみ解錠し押出し
機構は作動させない。この場合、例えばドアを押すとい
う所定の操作を行えばドアを簡単に開けることができ
る。
【0022】請求項2の発明に従えば、例えば操作体に
触れる等の所定の操作を行うと解錠信号が出力されて制
御手段に与えられ、制御手段は施錠機構を解錠する。従
って、荷物で両手が塞がれている場合、握力の低下した
高齢者が操作する場合、或いはまた、早くドアを開けた
い場合等において、その操作体に触れるだけの簡単操作
でドアの施錠を解除することができる。すなわち、地震
対応ドア開放装置の解錠機能を平常時にも有効利用する
ことができる。
【0023】請求項3の発明に従えば、火災検知手段か
ら出力される火災検知信号が解錠信号として制御手段に
与えられ、施錠機構を解錠することができる。従って火
災が発生した場合において、押出し機構を動作させない
で避難路以外のドアを閉じておくことができるため延焼
を防止することができる。
【0024】請求項4の発明に従えば、ドア閉鎖手段を
操作すると制御手段から施錠機構及び押出し機構に出力
される指令が遮断されるため、ドアが閉状態に保持され
る。外出時にこのドア閉鎖手段を操作しておくと、留守
の間に地震を感知してドアが開くことがなく防犯に備え
ることができる。また、火災検知手段を備えた構成にお
いて、このドア閉鎖手段を操作しておくと、例えば建物
内が無人となる夜間時に人の出入りを禁止することがで
きる。
【0025】請求項5の発明に従えば、火災発生時にお
いて非常ドアの施錠が解除されるため、避難路を確保す
ることができる。
【0026】請求項6の発明に従えば、施錠機構の解錠
されたことが報知手段によって報知されるため、操作体
を操作してドアを開放させたときにドアの閉め忘れを防
止することができる。また、非常ドアが開かれているこ
とが報知される。
【0027】請求項7の発明に従えば、地震感知信号が
出力され施錠機構の解錠と押出し機構の押出しが共に動
作するときに報知手段が動作するため、例えば警報が吹
鳴し表示ランプが点灯すると、暗闇の中でも音及び光を
頼りにして避難者をドアまで誘導することができる。す
なわち、上記したドアの閉め忘れ防止と避難誘導とに使
い分けることができる。
【0028】請求項8の発明に従えば、ラッチボルト、
デッドボルト、ドアチェーンを同時に解錠させることが
できるため、例えば火災等の地震以外の緊急避難時に素
早くドアを開けることができる。
【0029】請求項9の発明に従えば、1つの地震感知
器から出力される地震感知信号が複数のドア開放ユニッ
トに分配され、各ドアを一斉に開放することができるた
め、アパート、マンション、寮等の集合住宅において各
居住者の避難路を確保することができる。
【0030】請求項10の発明に従えば、1つの地震感
知器から出力される地震感知信号に基づいて制御装置が
複数の非常ドアを開閉制御し、施錠機構を解錠動作させ
た後に押出し機構を動作させてドアを開放させる。火災
検知手段から火災検知信号が出力されると、制御部は各
非常ドアについて押出し機構を動作させずに施錠機構の
み解錠動作させ、手動によって開放される場合を除いて
非常ドアを閉じた状態に保持する。それにより、非常ド
アを閉じて延焼を防止するが、避難者が避難する場合に
は手動操作によって開放することができる。しかも、各
非常ドアを一斉に解錠することができるため、災害発生
時の非常ドア開閉動作を集中管理することができる。
【0031】請求項11の発明に従えば、緊急開放スイ
ッチを押下すると、地震感知信号または解錠信号の有無
に拘わらず制御手段が非常ドアを強制的に開放するた
め、施錠が解除されている非常ドアに避難者を誘導する
ことができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、図面に示した実施の形態に
基づいて本発明を詳細に説明する。
【0033】図1は、本発明に係るドア開放装置1の構
成を概略的に示したものである。なお、同図は室内側か
らドア開放装置を見たものである。
【0034】同図において、壁2に設けられた出入口の
戸枠3内にドア4が開閉自在に配置されており、このド
ア4の手先側に施錠機構5と解錠機構6を内蔵した錠箱
7が配置されている。
【0035】この錠箱7の上部にはドアチェーン8の係
止具8aを係合させるためのチェーン受け金具9が配置
され、このチェーン受け金具9と対向する戸枠3側にド
アチェーン8の固定端8bが固定されている。
【0036】戸枠3の上部手先側には地震時にドア4を
押し出すための押出し機構10が取り付けられ、上部軸
元側には、開放されたドア4を閉じるためのドアチェッ
ク11が取り付けられている。
【0037】ドア4近傍の右側壁面には地震を感知する
地震感知器12が取り付けられ、この地震感知器12は
その下方に配置されたコントローラ13と接続されてい
る。地震感知器12は揺れが所定値(例えば震度4)以
上になると地震感知信号S1を出力するようになってい
る。
【0038】ドア4近傍の左側壁面には解錠信号出力手
段としてのタッチスイッチ14が取り付けられ、上記コ
ントローラ13に接続されている。このタッチスイッチ
14は、室内側から人が触れることによって解錠信号S
2を出力するようになっている。
【0039】図2は、上記ドア開放装置1の制御回路を
示したものである。
【0040】同図において、制御手段としてのコントロ
ーラ13の入力側には地震感知器12及びタッチスイッ
チ14が接続され、出力側には解錠機構6及び押出し機
構10が接続されている。
【0041】コントローラ13には、設定スイッチとし
ての外出設定スイッチ13a、リセットスイッチ13
b、バッテリチェックスイッチ13c、テストスイッチ
13d及び電源スイッチ13eが接続されている。
【0042】ドア閉鎖手段としての外出設定スイッチ1
3aは外出時に押下するものであり、コントローラ13
の動作をロックしてドア4の開放を行なわないようにす
るものである。リセットスイッチ13bは、コントロー
ラ13を初期状態に復帰させるためのものである。バッ
テリチェックスイッチ13cは、ドア開放装置1を動作
させるために必要な電源が確保されているかどうかを確
認するためのものである。テストスイッチ13dは、解
錠機構6及び押出し機構10が正常動作するかどうか確
認するためのものである。そして電源スイッチ13eは
コントローラ13に電源を供給または電源の供給を停止
させるためのものである。
【0043】13fは電源表示ランプであり、コントロ
ーラ13を動作させるための商用電源が正常に供給され
ている場合に点灯する。
【0044】13jはバッテリ表示ランプであり、バッ
テリチェックスイッチ13cが押されたとき、バッテリ
13iが作動電圧を保持していれば点灯する。
【0045】13gは動作表示ランプ、13hは警報ブ
ザーであり、それぞれドア開放装置1が動作を開始し、
リセットスイッチ13bが押下されるまでの期間点灯お
よび吹鳴する。上記動作表示ランプ13g及び警報ブザ
ー13hは報知手段として機能する。
【0046】130はマイクロプロセッサからなる制御部
であり、判断部131と、解錠制御部132と、遮断部133
と、タイマー部134を有し、判断部131は、コントローラ
13に与えられた信号が地震感知信号S1であるか解錠
信号S2であるかを判断する。解錠制御部132は上記各ス
イッチから出力される信号及び判断部131から出力され
る信号を受けて後述する各種指令を出力する。遮断部13
3は外出設定スイッチ13aからドア閉鎖信号S3が出力
されたときに解錠制御部132から出力される指令を遮断
し、外出設定スイッチ13aが押下されていないとき
は、解錠制御部132から出力される指令を解錠機構6及
び押出し機構10に出力する。
【0047】タイマー部134は、解錠機構6に対して解
錠指令S4を出力した後に遅れて押出し機構10に対し
て押出し指令S5を出力するように、タイミングを計時
するためのものである。
【0048】なお、電源表示ランプ13f、動作表示ラ
ンプ13g及びバッテリ表示ランプ13jについては解
錠制御部132と直接接続されている。また、13iは地
震による停電時において商用電源に切り換えて制御部13
0に電源を供給するためのバッテリである。
【0049】図3は錠箱7内に組み込まれた施錠機構5
及び解錠機構6の構成を示したものである。
【0050】施錠機構5は、錠箱7の下部に配置される
デッドボルト501、ラッチボルト502を有している。
【0051】ラッチボルト502は、圧縮コイルばね502a
の付勢力により、ラッチボルト502を収容している筒状
のケース502bから突出する方向(図中、右方向)に押圧
されており、ケース502bは、横方向に平行して配置され
たガイド502c及び502dにガイドされながら左右方
向に往復移動できるようになっている。
【0052】また、ケース502bはドアノブ504と連動し
て移動する。詳しくは、コイルばね502eはその内部にド
アノブ504の回転軸504aを挿通した状態でその回転軸504
aと接続されており、回転操作されたドアノブ504を常に
元の位置に復帰させるようになっている。
【0053】ドアノブ504を時計回りに回転操作する
と、回転軸504aのカム504bがケース502bを後退させ、ケ
ース502bに収容されているラッチボルト502も同時に後
退するため、受け金具3aとの係合が解除される。この
とき、カム504bと連動してピン504cも後退するため、コ
イルばね502eがその付勢力に抗して撓むことになる。
【0054】ドアノブ504から手を離すと、コイルばね5
02eの復元力によってドアノブ504が元の位置に戻される
ため、ケース502bが突出する方向に移動し、それにより
ラッチボルト502がドア4の側面から突出し、受け金具
3aと係合する。
【0055】一方、デッドボルト501は、室内側からサ
ムターン503(図1参照)を操作することにより、ま
た、室外から鍵で操作することにより施錠、解錠できる
ようになっている。
【0056】デッドボルト501は、横方向に平行して配
置されたガイド501a及び501bをガイドとして左右方向に
往復移動できるようになっている。なお、ガイド501bは
上述したガイド502cと共通の部材で構成されている。ま
た、501cはデッドボルト501の突出限界を規制するため
のストッパである。
【0057】デッドボルト501の後部にはスライド部501
dが設けられており、引張りコイルばね501eによって図
中左方向に付勢されているが、サムターン503の回転軸5
03aに固定されたカム503bが、スライド部501dの後面に
当接してその移動を拘束している。すなわち、デッドボ
ルト501が受け金具3a内に突出した状態で保持され施
錠される。
【0058】サムターン503を回転操作すると、カム503
bが矢印A方向に回転し、スライド部501dが引張りコイ
ルばね501eの引張り力によって後退され、デッドボルト
501が受け金具3aから離脱する。すなわち、解錠状態
となる。
【0059】なお、図3はデッドボルト501及びラッチ
ボルト502がそれぞれ進出した状態、すなわち、施錠さ
れた状態を示している。
【0060】図中二点鎖線で示す解錠装置6は、デッド
ボルト501、ラッチボルト502及びドアチェーン8を同時
に解錠するための解錠ロッド600と、その解錠ロッド600
を解錠方向(図中右方向)に移動させるための圧縮コイ
ルばね601と、解錠動作のトリガとして機能するトリガ
機構602と、そのトリガ機構602を作動させる電磁ソレノ
イド603とから主として構成されている。
【0061】上記解錠ロッド600は、貫通孔を有する後
側支持部604及び前側支持部605をガイドとして左右方向
に往復移動できるようになっており、ロッド後端部に、
電磁ソレノイド603のロッドピン603aが係止される小径
部分からなる係止部600aが形成され、ロッド中央寄りに
第1てこ棹606を作動させるための第1ブロック600bが
取り付けられ、ロッド前端部に第2てこ棹607を揺動さ
せるための第2ブロック600cが取り付けられている。
【0062】後側支持部604と第1ブロック600bとの間
には圧縮コイルばね601が配置されており、第1ブロッ
ク600bを矢印B方向に付勢することにより解錠ロッド60
0を移動させることができるようになっている。
【0063】電磁ソレノイド603の非動作時には、圧縮
コイルばね603bによってロッドピン603aは上向きに付勢
され、解錠ロッド600の係止部600aと係合している。し
たがって解錠ロッド600は後退した状態で保持されてい
る。ところが、電磁ソレノイド603のコイルに通電され
ると、ロッドピン603aが吸引され圧縮コイルばね603aの
付勢力に抗して下降するため、ロッドピン603aと係止部
600aとの係合が解除され、解錠ロッド600は圧縮コイル
ばね601の付勢力によって矢印B方向に押し出される。
【0064】このとき、第1ブロック600bが移動するこ
とにより、その第1ブロック600bの下部に設けられたピ
ン600dが第1てこ棹606の上端部606aを矢印B方向に押
すため、支点606bを中心として下端部606cが矢印C方向
に移動する。それにより、ケース502bが後退させら
れ、ラッチボルト502が受け金具3aから離脱して解錠
される。ただし、第1てこ棹606の下端部606cは、ケー
ス502bの上板に設けられたスリット(図示しない)を貫
通してケース502b内に挿入されている。
【0065】また、第1ブロック600bの前側下角部はカ
ム503bから延設された凸片503b´に当接しており、第1
ブロック600bが凸片503b´を押しながら矢印B方向に移
動すると、カム503bが矢印A方向に回転するため、引張
りコイルばね501eの引張り力によってスライド部501dが
後退し、それによりデッドボルト501が解錠される。
【0066】また、錠箱7の上部にはチェーン受け金具
9が設けられている。
【0067】図4はチェーン受け金具9の構成を示した
ものであり、図3のD−D矢視断面図に相当する。
【0068】図4(a)において、チェーン受け金具9
は、ドアチェーン8の係止具8aが挿入されるスリット
状の溝部900を有する筒状部材からなり、溝部900の左側
端部に係止具8aを挿通させるための円形孔901が形成
されている。
【0069】このチェーン受け金具9は、錠箱7に設け
られた回転軸505を支点として矢印E方向に揺動し得る
ように錠箱7とは別部材で構成されている。902はチェ
ーン受け金具9の自由端部903と錠箱7との間に張架さ
れた引張りコイルばねであり、解錠ロッド600が動作し
ていないときにチェーン受け金具9を錠箱7側に引き寄
せ、両者を一体にしている。
【0070】また、自由端部903と対向して錠箱7側に
係止爪904が配置されており、この係止爪904は、圧縮コ
イルばね905に付勢されて矢印F方向に突出しており、
自由端部903と係合してチェーン受け金具9が揺動しな
いように保持している。
【0071】この係止爪904は、図3に示した第2てこ
棹607と連結されている。詳しくは、第2てこ棹607に形
成されている長孔607a内に、係止爪904から突設された
ピン904aが係合されており、第2てこ棹607が、607bを
支点として矢印G方向に揺動することによって係止爪90
4を往復移動するようになっている。すなわち、係止爪9
04は、第2ブロック600cが動作していないときは図4
(a)に示すように、左側に進出して自由端部903を係
止する。また、第2ブロック600cが右側に移動し、圧縮
コイルばね905の付勢力に抗して第2てこ棹607を矢印G
方向に移動させたときは後退してその係止を解除し、チ
ェーン受け金具9が回転軸505を支点として自由に揺動
できるようになる。
【0072】チェーン受け金具9が自由になった状態で
ドア4が開かれると、図4(b)に示すように、チェー
ン受け金具9の溝部900をすべりながらドアチェーン8
の係止具8aが矢印H方向に移動し、溝部900の自由端
側が開放されるため、係止具8aはチェーン受け金具9
から外れて解錠される。
【0073】地震感知器12は、従来公知の機械式セン
サを利用することができる。機械式センサ12として
は、例えば皿体上に鋼球を乗せ、揺れがないときは皿体
の中央に位置する鋼球が、皿体の中心を貫通して配置さ
れたプッシュロッドを自重で押下することによりスイッ
チをOFFさせ、揺れが発生したときは鋼球が皿体の中
心から外れることによってプッシュロッドの押下が働か
ずスイッチがONして信号を出力させるものが一般的で
ある。
【0074】しかしながら地震感知器は、上述した機械
式センサに限らず電子式の加速度計を利用して振動を感
知する電子式センサを利用することもできる。
【0075】図5は押出し機構10の構成を示す平面図
である。
【0076】同図において押出し機構10は戸枠3の上
部に設けられており、ケース100内に、ドア4の開閉方
向に沿って配置される押しロッド101を有し、この押し
ロッド101は、その後端に配置された圧縮コイルばね102
によって矢印I方向(ドア開放方向)に付勢されてい
る。
【0077】押しロッド101の前端部寄りには周方向に
凹溝101aが形成されており、この凹溝101a内に対して係
止ピン103が係脱できるようになっている。この係止ピ
ン103は、電磁ソレノイド104が作動したときにリンク機
構を介して矢印J方向に後退するようになっている。
【0078】リンク機構は、電磁ソレノイド104の出力
軸104aにピンで連結された中間アーム105aと、その中間
アーム105aの上端からピンでT字状に連結される一対の
リンク105b及び105cを有し、一方のリンク105bが上記係
止ピン103とピン103aで連結されている。なお、中間ア
ーム105aは圧縮コイルばね105bによって常に伸長する方
向(矢印I方向)に付勢されている。
【0079】上記リンク機構において、電磁ソレノイド
104のコイルが励磁されると出力軸104aが吸引されて中
間アーム105aが引き込まれ、リンク105b及び105cが破線
で示すようにV字状に変位する。それにより、係止ピン
103が矢印J方向に引っ張られ、押しロッド101の凹溝10
1aから離脱する。係止ピン103と凹溝101aの係合が解除
されると、圧縮コイルばね102の付勢力によって押しロ
ッド101がケース100の前面100aから突出し、ドア4を押
し開ける。
【0080】次に上記構成を有するドア開放装置1にお
けるコントローラ13の動作を図6に示すフローチャー
トに従って説明する。
【0081】電源スイッチ13eが投入されると、遮断
部133は外出設定スイッチ13aがONされているかど
うかを判断し(ステップS1)、YESであれば、遮断部1
33の回路を開いて解錠制御部132から出力されるすべて
の信号を遮断する(ステップS2)。すなわち、外出設
定スイッチ13aが操作された場合には、室内に居住者
がいないと判断し、地震が発生した場合であってもドア
4が開かないようにロックし、防犯に備えることができ
る。
【0082】上記信号の遮断はリセットスイッチ13b
がONされるまで継続される(ステップS3)。
【0083】ステップS1において、外出設定スイッチ
13aがOFFであれば、判断部131は地震感知器12
から地震感知信号S1が出力されているかどうかを判断
し(ステップS4)、YESであれば、地震が発生してい
ると判断し、遮断部133を通して解錠指令S4を解錠機構
6に与える(ステップS5)。ただし、このときの遮断
部133は回路を閉じている。
【0084】解錠指令S4を受けた解錠機構6では、電
磁ソレノイド603が作動してロッドピン603aが係止部600
aから離脱し、解錠ロッド600が矢印B方向に移動し、第
1ブロック600bが第1てこ棹606を介してケース502bを
矢印C方向に後退させ、ラッチボルト502を解錠させ
る。また、解錠ロッド600に設けられた第1ブロック600
bがカム503bを矢印A方向に回転させてスライド部501d
を後退させるため、デッドボルト501も同時に解錠され
る。
【0085】さらにまた、解錠ロッド600に設けられた
第2ブロック600cが、第2てこ棹607を矢印G方向に移
動させるため、チェーン受け金具9は係止爪904による
係止が解除されて錠箱7と別体となり、自由に揺動でき
る状態となる。
【0086】この時点でデッドボルト501、ラッチボル
ト502及びドアチェーン8のすべてが解錠状態となる
(ステップS6)。
【0087】次いで解錠制御部132は、解錠機構6に対
して解錠指令S4を出力した後、解錠動作に必要な時間
(0.2〜0.5秒)をタイマー部134で経過した後
に、押出し機構10に対して押出し指令S5を出力す
る。
【0088】押出し機構10では、押出し指令S5を受
けて電磁ソレノイド104のコイルが励磁され、出力軸104
a及びリンク機構を介して係止ピン103が矢印J方向に引
っ張られるため、係止ピン103と押しロッド101の凹溝10
1aとの係合が解除され、押しロッド101が突出し、ドア
チェック11の戻り力に抗してドア4を押し開ける(ス
テップS7)。従って、ドア4の開き量は、伸長された
押しロッド101の移動量で決まる。この状態でドア4は
戸枠3との重なり(軸元側)が少ない状態で開かれるこ
とになる。
【0089】また、ドア4が開くとき、ドアチェーン8
の係止具8aはチェーン受け金具9における溝部900を
すべりながら矢印H方向に移動し(図4(a)参照)、
溝部900の自由端側が既に開放されていることにより、
係止具8aはチェーン受け金具9から外れることができ
る。
【0090】解錠機構6と押出し機構10がともに動作
すると、解錠制御部132は警報ブザー13hを鳴らすと
ともに動作表示ランプ13fを点灯させ、ドア4が開放
されたことを報知する(ステップS8)。また、このよ
うに音声及び視覚で報知することにより、停電であって
も避難者をドア4まで誘導することができる。従って居
住者は地震時に冷静且つ迅速に避難することができる。
【0091】なお、上記ステップS8において、警報ブ
ザー13hの吹鳴及び動作表示ランプ13fの点灯は、
リセットスイッチ13bを押下することによってOFFさ
せることができる。
【0092】次に、ステップS4においてNOの場合、す
なわち、地震感知器12が地震を感知してない状態でタ
ッチスイッチ14に触れると(ステップS9)、解錠信
号S 2が判断部131で認識されて解錠制御部132に与えら
れ、解錠制御部132は解錠指令S4のみ解錠機構6に出力
する(ステップS10)。この場合も、上述した解錠動
作と同様にデッドボルト501、ラッチボルト502及びドア
チェーン8が解錠状態となり(ステップS11)、ステ
ップS8に戻って警報ブザー13hを吹鳴し、動作表示
ランプ13fを点灯させる。ただし、押出し機構10は
作動しない。
【0093】上記ステップS9→ステップS11の解錠
処理は、地震時以外の場合であっても解錠装置6の解錠
機能を利用して、ドア4の解錠操作を簡便にさせるため
にある。
【0094】例えば両手が荷物で塞がっているような場
合、握力が低下した高齢者が操作するような場合、上肢
に障害を持つ人が操作するような場合、或いは火災や急
病人の発生で一刻も早くドア4を開ける必要があるよう
な場合に、タッチパネル14に触れるだけでデッドボル
ト501、ラッチボルト502及びドアチェーン8のすべてを
瞬時に解錠することができる。なお、警報ブザー13h
及び動作表示ランプ13fを吹鳴及び点灯させるのは、
施錠機構5の閉め忘れ防止を促すためである。
【0095】このように、従来の地震対応ドア開放装置
では滅多に発生することのない地震だけのために解錠機
構6を設けていたが、本実施形態では平常時のドア解錠
操作にもその解錠機構6を有効に利用することができ
る。
【0096】なお、デッドボルト501、ラッチボルト502
及びドアチェーン8がすべて施錠された状態において、
居住者がサムターン503を回転操作してデッドボルト501
を解錠し、ドアチェーン8をチェーン受け金具9から外
し、さらにドアノブ504を回してラッチボルト502を解錠
させた時は、通常のドアと同様に手動でドア4を開くこ
とができ、開かれたドア4はドアチェック11の戻り力
が働いて自動的に閉じられる。このとき、ラッチボルト
502のみが受け金具3aと係合していることになる。
【0097】このように手動でドア4が開かれ閉じられ
た直後であっても、地震感知器12が揺れを感知する
と、その手動操作に関係なく解錠機構6が働き、デッド
ボルト501、ラッチボルト502及びドアチェーン8を解錠
させる。ただし、この場合は解錠が機能するのはラッチ
ボルト502だけである。
【0098】次いで押出し機構10が作動してドア4を
押し開く。押出し機構10における押しロッド101の押
出し力は、ドアチェック11よりも大きい値に設定され
ているが、ドア4が開くときにはドアチェック11の戻
り力に抗してドア4を押すことになるため、ドア4が急
激に開くことがない。従ってドア4の外側にいる人がド
ア4に不意に接触してしまうという不都合を回避するこ
とができる。
【0099】また、押出し機構10によってドア4が開
放された後の復旧動作は以下の通りである。
【0100】ドア4が開放された後に、リセットスイッ
チ13bを押すと、制御部130は電源投入時の初期状態
に復帰する。この状態で、ドア4を閉じる方向に押す
と、図5に示したように、ドア4内面と当接している押
しロッド101が圧縮コイルばね102に抗して後退し、押し
ロッド101の凹溝101aが係止ピン103と対向する位置まで
後退すると、両者が係合される。すなわち、押しロッド
101が引き込まれた状態で保持される。それにより、押
出し機構10の復旧が完了する。
【0101】なお、押しロッド101が後退するときは、
リセットスイッチ13bの押下によって電磁ソレノイド
104は作動しておらず、圧縮コイルばね105bが中間アー
ム105aを伸長させているため、係止ピン103は突出方向
(矢印J方向と逆方向)に付勢されている。
【0102】また、ドア4が閉じられた状態で施錠機構
5のサムターン503を、通常操作よりも若干強い力で施
錠方向に回すと、図3に示したように、カム503bが、解
錠ロッド600に嵌装されている圧縮コイルばね601の付勢
力に抗して第1ブロック600bを矢印B方向と逆方向に移
動させるため、解錠ロッド600が縮小方向に移動し、そ
の後端部に形成されている係止部600aにロッドピン603a
が係合する。一方、カム503bの他方側は引張コイルばね
501eの引張り力に抗してスライド部501dを矢印B方向に
移動させるため、デッドボルト501が突出されて施錠が
行なわれる。
【0103】また、解錠ロッド600が矢印B方向と逆方
向に移動することにより、てこ棹606の下端部606cがケ
ース504aを矢印C方向と逆方向に移動させるため、ラッ
チボルト502が突出され施錠が行なわれる。それによ
り、解錠機構6の復旧が完了する。
【0104】さらにまた、ドアチェーン8の係止具8a
を放出したチェーン受け金具9は、引張りコイルばね90
2によって元の位置に復帰されており、この状態で解錠
ロッド600の第2ブロック600cが矢印B方向と逆方向に
移動することによって第2てこ棹607が、圧縮コイルば
ね905の付勢力によって矢印G方向と逆方向に揺動し、
それにより、係止爪904は、戻されたチェーン受け金具
9の自由端部903と係合して、チェーン受け金具9と錠
箱7とを一体にする。すなわち、溝部900の自由端側が
閉じられる。それにより、チェーン受け金具9の復旧が
完了する。
【0105】なお、タッチスイッチ14が操作された場
合には押出し機構10は作動していないため、上記した
解錠機構6のみを復帰させることになる。
【0106】また、本実施形態の施錠機構5におけるデ
ッドボルト501、ラッチボルト502、及びドアチェーン8
は既存のものを利用しており、その施錠機構5に解錠機
構6を付加している。従って従来の施錠機構5に改良を
加えるだけで地震対応ドア開放装置を実現することがで
きる。しかも、デッドボルト501、ラッチボルト502、及
びドアチェーン8の施錠及び解錠は、コントローラ13
によって制御される解錠機構6とは無関係に手動でも操
作することができるため、慣れた操作習慣を変更する必
要がなく使い勝手が良いという利点もある。
【0107】慣れた操作習慣を変更するとは、例えば鍵
の操作を半回転から一回転にするとか、またはドアの開
放に特別のボタン操作を押下するといった従来の解錠操
作とは異なる操作を行なうことであり、この場合、操作
者が特別な注意を払わなければならず使い勝手が悪くな
る。
【0108】図7は、本発明に係るドア開放システムの
構成を示したものである。なお、同図において図1と同
じ構成要素については同一符号を付してその説明を省略
する。
【0109】前述したドア開放装置1は、住宅毎に個別
に設けられる構成を示したものであるが、図7に示すも
のは例えばマンション等の集合住宅に対して適用される
ドア開放システムを示している。
【0110】同図においては、地震感知器20を集合住
宅における管理された位置に1つ設け、その地震感知器
20が揺れを検知したときにその地震感知器20から出
力される信号を各部屋のコントローラ13に分岐して与
えることにより、複数の地震対応ドア開放装置ユニット
U1〜U3を同時に制御できるようにしたものである。
【0111】このように構成したドア開放システムによ
れば、地震発生時にドア4を一斉に開放して居住者の避
難路を確保することができる。また、この場合、地震感
知器を複数設ける必要がないため、地震感知器として加
速度計を利用した高価な電子式センサを採用する場合に
コスト面で有利となる。
【0112】また、外出設定スイッチ13aが押下され
ている部屋については、解錠機構6がロックされている
ため、地震を感知してもドア4が開放されることがな
い。従って部外者の侵入を防止することができる。ま
た、ドア4が一斉に開放されてもドアの開き量は前述し
た実施形態で説明した通り、押しロッド101の移動量分
に規制されているため、開かれたドア4が避難通路の障
害となることもない。
【0113】もちろん、各部屋毎にタッチスイッチ14
が設けられているため、ハンズフリーでドア4を開ける
こともできる。
【0114】図8は、本発明に係るドア開放システムの
別の構成を示したものである。同図に示すドア30は、
ビルや公共の建物等に配置されている複数の非常ドアを
示しており、各非常ドア30は管理室Rから集中制御さ
れるように構成されている。なお、同図において図1と
同じ構成要素については同一符号を付してその説明を省
略する。
【0115】この非常ドア30は通常施錠されて人の出
入りが禁止されているが、手動で解錠すれば、一般の開
きドアと同様に開閉できるようになっている。
【0116】非常ドア30には、施錠機構とその施錠機
構を解除するための解錠機構とを内蔵した錠箱31が備
えられており、この錠箱31内の各機構は、手動操作さ
れる場合を除いて管理室R内のコントローラ(制御装
置)32によって制御されるようになっている。なお、
錠箱31にはドアノブ31aが設けられ、非常ドア外面
にはシリンダー錠が設けられている。
【0117】一方、管理室Rの壁面には地震感知器12
及び火災検知手段としての火災報知器33が取り付けら
れ、上記コントローラ32と接続されている。この火災
報知器33は、火災によって生じる熱、または煙を感知
して火災検知信号を出力し、火災の発生及びその場所を
管理室Rに通報する従来公知のものであるが、本実施形
態では上記火災検知信号を解錠信号として利用してい
る。
【0118】上記コントローラ32には、警備員が非常
ドア30を緊急開放させるための非常開放スイッチ34
が接続されており、そのコントローラ32には地震発生
時において上記施錠機構及び解錠機構を非動作状態にロ
ックするための非作動スイッチ(ドア閉鎖手段)35が
備えられている。なお、図中32aは作動確認ランプで
あり、32bは警報ブザーである。
【0119】図9は上記コントローラ32によるドア開
放制御の内容を示すフローチャートである。
【0120】同図において、コントローラ32の電源が
ONされると、非作動スイッチ35が押下されているか
どうかを判断し(ステップS20)、押されているとリ
セットスイッチがONされるまで非作動状態を保持する
(ステップS21→22)。
【0121】上記非作動スイッチ35を押下すると非常
ドア30は開閉不能となる。この非作動スイッチ35
は、例えばビルにおいて社員、警備員が退出して夜間建
物が無人となるときに人の出入りを禁止する目的で押下
されるものである。
【0122】次に、地震発生時のドア開放制御について
説明する。
【0123】昼間において建物内に人がいる場合は、非
作動スイッチ35は押下されておらず、この状態で、地
震が発生すれば、コントローラ32はまず火災報知器3
3から火災検知信号が出力されているかどうかを判断す
る(ステップS23)。
【0124】火災が起きていなければステップS23で
NOと判断され、ステップS24においてYES、すな
わち、地震感知器12から地震感知信号が出力されてい
ると判断される。
【0125】その地震感知信号を受けたコントローラ3
2は、解錠信号をすべての非常ドア30に対して一斉に
出力し(ステップS25)、各非常ドア30の錠箱31
内にある施錠機構(具体的には本締まり錠及び三角ラッ
チ)を解錠機構を介して解除する(ステップS26)。
次いで解錠後に押出し指令を出力して押出し装置10を
作動させ非常ドア30を戸先側で約10cm開く程度に
開放する。
【0126】上記解錠機構が作動するとき、コントロー
ラ32に備えられた作動確認ランプ32aが点灯し、同
時に警報ブザー32bが吹鳴する。
【0127】作動確認ランプ32aの点灯及び警報ブザ
ー32bの動作はリセットスイッチがONされるまで保
持される(ステップS29→28)。
【0128】一方、火災が発生した場合には、ステップ
S23でYESと判断され、コントローラ32は解錠指
令をすべての非常ドア30に対して一斉に出力して(ス
テップS30)錠箱31内の施錠機構を解錠する(ステ
ップS31)。
【0129】ただし、火災発生時においては、コントロ
ーラ32は地震発生時とは異なり、押出し装置10を作
動させない。従って非常ドア30は手動で開けない限り
開かれない。このように非常ドアを閉じておくことによ
り、火災による延焼を防止することができ、且つ煙の広
がることを防止することができる。
【0130】建物内に取り残された避難者が非常ドア3
0から避難する場合には、上記したように施錠機構がコ
ントローラ32によって解除されているため、非常ドア
30のドアノブ31aを回せば非常ドア30を手動で開
放することができる。従って避難者はその非常ドア30
を通じて安全に避難することができる。
【0131】非常ドア30の施錠が解錠されると、作動
確認ランプ32aが点灯し警報ブザー32bが吹鳴す
る。従って、避難後における非常ドア30の施錠忘れを
防止することができる。
【0132】上述したドア開放システムによれば、地震
または火災が発生した場合においてそれらの災害の状況
に応じてドアを適切に開放制御することができる。
【0133】なお、上記実施形態では複数の非常ドアを
集中制御するシステムについて示したが、管理室Rを住
宅として置き換え、非常ドアを玄関ドアとすればドア開
放装置を構成することになる。
【0134】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
請求項1の本発明によれば、設定された震度以上の揺れ
が発生すると、施錠機構が解錠された後、押出し機構が
動作してドアが押し開かれるため、居住者が閉じ込めら
れるのを防止することができる。一方、解錠信号が出力
されると、施錠機構のみ解錠して押出し機構は作動させ
ないため施錠状態のみ解除することができる。それによ
り、手動でドアを開く際に繁雑な解錠操作を省いてその
開放操作を支援することができる。また、従来、非常時
にのみ作動させていたドア開放装置を平常時のドア開放
操作においても有効に利用することができる。
【0135】請求項2の本発明によれば、操作体に触れ
る等の所定の操作を行うと解錠信号が出力されて制御手
段に与えられ、制御手段は施錠機構を解錠する。従っ
て、荷物で両手が塞がれている場合、握力の低下した高
齢者が操作する場合、或いはまた、早くドアを開けたい
場合において、その操作体に触れるだけの簡単操作でド
アの施錠を解除することができる。
【0136】請求項3の本発明によれば、火災検知手段
が作動すると、火災検知信号が解錠信号として制御手段
に与えられ、施錠機構を解錠することができる。従っ
て、火災が発生した場合において、避難路以外のドアを
閉じておくことができ延焼を防止することができる。
【0137】請求項4の本発明によれば、ドア閉鎖手段
を操作すると制御手段から施錠機構及び押出し機構に出
力される指令が遮断されるため、ドアが閉状態に保持さ
れる。外出時にこのドア閉鎖手段を操作しておくと、留
守の間に地震を感知してドアが開くことがなく防犯に備
えることができる。また、火災検知手段を備えた構成に
おいて、このドア閉鎖手段を操作しておくと、例えば建
物内が無人となる夜間時に人の出入りを禁止することが
できる。
【0138】請求項5の本発明によれば、火災発生時に
おいて非常ドアの施錠が解除されるため、避難路を確保
することができる。
【0139】請求項6の本発明によれば、施錠機構の解
錠されたことが報知手段によって報知されるため、操作
体を操作してドアを開放させたときにドアの閉め忘れを
防止することができる。また、非常ドアが開かれている
ことが報知される。
【0140】請求項7の本発明によれば、地震感知信号
が出力され施錠機構の解錠と押出し機構の押出しが共に
動作するときに報知手段が動作するため、例えば警報が
吹鳴し表示ランプが点灯すると、暗闇の中でも音及び光
を頼りにして避難者をドアまで誘導することができる。
すなわち、上記したドアの閉め忘れ防止と避難誘導とに
使い分けることができる。
【0141】請求項8の本発明によれば、ラッチボル
ト、デッドボルト、ドアチェーンを同時に解錠させるこ
とができるため、例えば火災等の地震以外の緊急避難時
に素早くドアを開けることができる。
【0142】請求項9の本発明によれば、1つの地震感
知器から出力される地震感知信号が複数のドア開放ユニ
ットに分配され、各ドアを一斉に開放することができる
ため、アパート、マンション、寮等の集合住宅において
各居住者の避難路を確保することができる。
【0143】請求項10の本発明によれば、地震感知器
から地震感知信号が出力されると施錠機構が解錠された
後に押出し機構が動作して非常ドアを開放させることが
でき、火災検知手段から火災検知信号が出力された場合
は、押出し機構を動作させずに施錠機構のみ解錠させ、
手動によって開く場合を除いて非常ドアを閉じた状態に
保持することができる。それにより、火災時には非常ド
アを閉じて延焼を防止する一方、避難者が避難する場合
には手動操作によって開放することができる。しかも、
各非常ドアを一斉に解錠することができるため、災害発
生時の非常ドア開閉動作を集中管理することができる。
【0144】請求項11の本発明によれば、緊急開放ス
イッチを押下すると、地震感知信号または解錠信号の有
無に拘わらず制御手段が非常ドアを強制的に開放するた
め、施錠が解除されている非常ドアに避難者を誘導する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る地震対応ドア開放装置の構成を示
す正面図である。
【図2】図1に示す地震対応ドア開放装置の回路構成を
示すブロック図である。
【図3】図1に示す施錠機構5及び解錠機構6の構成を
示す断面図である。
【図4】(a)は図1に示すチェーン受け金具9の構成
を示す平面断面図であり、(b)はチェーン受け金具9
の動作説明図である。
【図5】図1に示す押出し機構10の構成を示す平面断
面図である。
【図6】図2に示すコントローラ13の制御動作を説明
するフローチャートである。
【図7】本発明に係るドア開放システムの構成を示すブ
ロック図である。
【図8】本発明に係るドア開放装置の別の構成を示す図
1相当図である。
【図9】図8に示すコントローラ32の制御動作を説明
するフローチャートである。
【符号の説明】
1 地震対応ドア開放装置 2 壁 3 戸枠 4 ドア 5 施錠機構 6 解錠機構 7 錠箱 8 ドアチェーン 9 チェーン受け金具 10 押出し機構 11 ドアチェック 12 地震感知器 13 コントローラ 14 タッチスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E05B 59/00 E05B 59/00 65/06 65/06 C J E05C 17/58 E05C 17/58 E06B 5/00 E06B 5/00 E

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地震を感知して地震感知信号を出力する
    地震感知器と、ドアを施錠または解錠する施錠機構と、
    前記ドアを開き方向に押し出す押出し機構と、前記施錠
    機構による施錠動作を解除させる解錠信号を出力する解
    錠信号出力手段と、前記地震感知器及び前記解錠信号出
    力手段から出力される各信号が与えられ、前記施錠機構
    及び前記押出し機構をそれぞれ制御する制御手段とを備
    え、 前記制御手段は、与えられた信号が地震感知信号である
    場合に、前記施錠機構を解錠動作させた後に前記押出し
    機構を動作させてドアを開放させ、また、与えられた信
    号が解錠信号である場合には、前記押出し機構を動作さ
    せず前記施錠機構のみ解錠動作させるように構成されて
    いることを特徴とする自動解錠機能を備えたドア開放装
    置。
  2. 【請求項2】 前記解錠信号出力手段が、室内のドア近
    傍に設けられ所定の操作を行うことによって解錠信号を
    出力する操作体から構成されている請求項1記載の自動
    解錠機能を備えたドア開放装置。
  3. 【請求項3】 前記解錠信号出力手段が火災検知手段か
    らなり、その火災検知手段から出力される火災検知信号
    を解錠信号として前記制御手段に与えるように構成され
    ている請求項1記載の自動解錠機能を備えたドア開放装
    置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段から前記施錠機構及び前記
    押出し機構に対して出力される指令を遮断して前記ドア
    を閉状態に保持するドア閉鎖手段を備えてなる請求項1
    〜3のいずれかに記載の自動解錠機能を備えたドア開放
    装置。
  5. 【請求項5】 前記ドアが、玄関ドア、非常ドアの少な
    くとも一方を含む請求項1〜4のいずれかに記載の自動
    解錠機能を備えたドア開放装置。
  6. 【請求項6】 前記解錠信号が前記制御手段に与えられ
    たときに解錠されたことを報知する報知手段が備えられ
    ている請求項1〜5のいずれかに記載の自動解錠機能を
    備えたドア開放装置。
  7. 【請求項7】 前記報知手段は、前記地震感知信号が前
    記制御手段に与えられ、押出し機構も動作したときに報
    知を行なうように構成されている請求項6記載の自動解
    錠機能を備えたドア開放装置。
  8. 【請求項8】 前記施錠機構が、ラッチボルト、デッド
    ボルト、ドアチェーンのうちの少なくとも1以上または
    全部を含む請求項1〜7のいずれかに記載の自動解錠機
    能を備えたドア開放装置。
  9. 【請求項9】 地震を感知して地震感知信号を出力する
    1つの地震感知器と、この地震感知器から分配される地
    震感知信号を受けて動作する複数のドア開放ユニットと
    から構成されるドアシステムであって、 前記ドア開放ユニットが、室内側に設けられ触れること
    によって解錠信号を出力する操作体と、ドアを施錠また
    は解錠する施錠機構と、前記ドアを開き方向に押し出す
    押出し機構と、前記地震感知器及び前記操作体から出力
    される各信号が与えられ、前記施錠機構及び前記押出し
    機構をそれぞれ制御する制御部とを備え、この制御部
    は、与えられた信号が地震感知信号である場合に、前記
    施錠機構を解錠動作させた後に前記押出し機構を動作さ
    せてドアを開放させ、また、与えられた信号が解錠信号
    である場合に、前記施錠機構のみ解錠動作させて手動に
    よる解錠操作を省略できるように構成されていることを
    特徴とする自動解錠機能を備えたドアシステム。
  10. 【請求項10】 地震を感知して地震感知信号を出力す
    る1つの地震感知器と、火災の発生を検知して火災検知
    信号を出力する火災検知手段と、この地震報知器及び火
    災検知手段から出力される信号を受けて複数の非常ドア
    を開閉制御する制御装置とから構成されるドアシステム
    であって、 前記各非常ドアに、ドアを施錠または解錠する施錠機構
    と、ドアを開き方向に押し出す押出し機構とが備えら
    れ、前記制御装置は、与えられた信号が地震感知信号で
    ある場合に、前記施錠機構を解錠動作させた後に前記押
    出し機構を動作させてドアを開放させ、また、与えられ
    た信号が火災検知信号である場合には、前記押出し機構
    を動作させず施錠機構のみ解錠動作させ、手動によって
    開放される場合を除いて前記非常ドアを閉状態に保持す
    るように構成されていることを特徴とする自動解錠機能
    を備えたドアシステム。
  11. 【請求項11】 地震感知信号の出力に拘わらず前記施
    錠機構を解錠動作させた後に前記押出し機構を動作さ
    せ、前記非常ドアを強制的に開放させる非常開放スイッ
    チを備えてなる請求項10記載の自動解錠機能を備えた
    ドア開放システム。
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