JP2006241863A - 緊急時アラーム・フラッシュ灯及び解除装置付きの出入口や窓の引違い戸やドアあるいは面格子などの開閉仕切具機構 - Google Patents

緊急時アラーム・フラッシュ灯及び解除装置付きの出入口や窓の引違い戸やドアあるいは面格子などの開閉仕切具機構 Download PDF

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Abstract

【課題】 火事などの緊急時に建物出入口や窓などの引違い戸やドアや面格子を手動又は自動で開け、アラーム音を鳴らし、フラッシュライトを発光し、迅速安全に避難できるようにした建物の開閉機構を提供する。
【解決手段】 建物の出入口や窓や開口部9などの開閉仕切具機構29の端部可動枠7aと開口部9の固定枠4との間に、開閉仕切具機構29を閉じ可動の端部可動枠7aを固定枠4に当接係止する係止機構を端部可動枠7aと固定枠4の両枠内に有し、火事などの緊急時に両枠の係止を解除する解錠装置28とアラーム音を発しかつフラッシュライトを点滅するアラーム・フラッシュ灯13を有し、このアラーム・フラッシュ灯13を平常時は非作動状態としかつ緊急時に作動状態とする切替機構及び可動の端部可動枠7aと固定枠4との係止を自動的に外す緊急時自動の解錠装置28を有する。
【選択図】 図1

Description

この発明は一戸建て住宅やマンションあるいはビルなどにおける建物の出入口や窓などの引違い戸やドアあるいは仕切用の面格子などの建屋の建具類において、常時は施錠により閉じているが火災発生などの緊急時に自動的に解錠して開放可能とし、解錠と同時にフラッシュ光やアラーム音を発して緊急時であることを周囲に報せ、さらに避難のために引違い戸や扉やドアなどあるいは面格子などが解放状態にあることを報せる装置に関する。
住宅用の建物やビルなどにおいては、外部から不法侵入者が立ち入らないように通常は建物の出入口の扉や窓は施錠して閉じ、また窓に面格子を設けて閉じている。しかし、このような建物において火事が発生した緊急時には、出入口の扉や窓に施錠をしていると直に開けられない場合が生じ、また面格子が窓に取り付けられていると窓は開いても外に出られないこととなる。
このような問題を解消するために、面格子を速やかに解放可能とし、あるいは窓や扉を直ちに解錠をしうる構造としたものが開発されている。例えば、出願人は非常脱出の緊急時に迅速に脱出可能とする非常時脱出可能な面格子を開発して特許を得ている(例えば、特許文献1参照。)。
また、火事などの緊急時に係止機構を速やかに解除操作可能とした建物の開口部の遮蔽装置付きサッシを発明(例えば、特許文献2参照。)している。
特許第3247624号公報 特許第3247317号公報
本発明が解決しようとする課題は、火事などの緊急時に建物の出入口や窓などの引違い戸やドアや面格子を速やかに手動又は自動で開けると共に建物の内外の人々にアラーム音を鳴らし、さらに老人などの耳の遠い人にも判るようにフラッシュライトを発光し、迅速安全に避難することができるようにした建物の引違い戸やドアあるいは面格子を提供することである。
この手段は、一戸建て住宅やマンションあるいはビルなどにおける建物の出入口や窓などの引違い戸やドアあるいは常時は泥棒などの侵入防止に閉じている仕切用の面格子などの建屋の開閉仕切具機構において、常時は施錠により閉じているが火災発生などの緊急時には、自動的に解錠して開くことができるものとし、かつ、この解錠と同時にフラッシュ光やアラーム音を発して緊急時であることを周囲に報せることができ、さらに避難のために引違い戸や扉やドアなどあるいは面格子などを開けうることを報せることができる装置についての手段である。
すなわち、上記の課題を解決するための本発明の手段は、請求項1の発明では、建物の出入口や窓や開口部などの開閉仕切具機構の端部可動枠と該端部可動枠が当接する該開口部の固定枠との間に、開閉仕切具機構を閉じ端部可動枠を固定枠に当接して係止する係止機構を端部可動枠と固定枠の両者内に有し、火事などの緊急時に端部可動枠と固定枠の係止を解除する解錠装置とアラーム音を発しかつフラッシュライトを点滅するアラーム・フラッシュ灯を有し、該アラーム・フラッシュ灯を平常時は非作動状態としかつ緊急時に作動状態とするアラーム・フラッシュ灯の切替機構及び端部可動枠と固定枠との係止を自動的に外す緊急時自動解錠装置を有することを特徴とする緊急時アラーム・フラッシュ灯及び解錠装置付きの開閉仕切具機構である。
請求項2の発明では、火事などの緊急時に端部可動枠と固定枠の係止を解除する解錠装置はプルスイッチを有するスイッチボックスからなることを特徴とする請求項1の手段の緊急時のアラーム・フラッシュ灯及び解錠装置付きの開閉仕切具機構である。
請求項3の発明では、火事などの緊急時に端部可動枠と固定枠の係止を解除する解錠装置はプルスイッチを有する熱又は煙を検知する火災感知器からなることを特徴とする請求項1の手段の緊急時のアラーム・フラッシュ灯及び解錠装置付きの開閉仕切具機構である。
請求項4の発明では、開閉仕切具機構は建物の窓などの開口部に設置の面格子であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の緊急時のアラーム・フラッシュ灯及び解錠装置付きの開閉仕切具機構である。
請求項5の発明では、開閉仕切具機構は建物の出入口に設置の引違い戸であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項の手段の緊急時のアラーム・フラッシュ灯及び解錠装置付きの開閉仕切具機構である。
請求項6の発明では、開閉仕切具機構は建物の出入口に設置のドアであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項の手段の緊急時のアラーム・フラッシュ灯及び解錠装置付きの開閉仕切具機構である。
請求項7の発明では、開閉仕切具機構は建物の窓に設置の引違い戸であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項の手段の緊急時のアラーム・フラッシュ灯及び解錠装置付きの開閉仕切具機構である。
本発明による建物の出入口や窓などの引違い戸やドアあるいは窓などの開口部の面格子からなる開閉仕切具機構は閉じると係止機構により施錠状態となり、平常時はサイレントキーを差し込むことでアラーム音を発することなくまたフラッシュライトを発光することなく通常に係止を解錠して開閉でき、さらに平常時に閉じて施錠状態にある引違い戸やドアあるいは面格子は、建物内で火災が発生した緊急時に人為的にプルスイッチを引くことによりアラーム音を鳴らし、フラッシュライトを発光して周囲に火事の発生を報せると同時に自動的に引違い戸やドアあるいは面格子の係止を解錠することができる。さらに、火災感知器が火災を感知することによりアラーム音を鳴らし、フラッシュライトを発光して周囲に火事の発生を報せ、かつ、自動的に扉やドアあるいは面格子の係止を解錠することができ、この結果、屋内の人は引違い戸やドアあるいは面格子を容易に開けて屋外へ逃げ出すことができるなど、本発明は従来にない優れた効果を奏する。
本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。先ず、開閉仕切具機構29として面格子23を用いて説明する。図1は火災感知器1に連動するタイプの緊急時の解錠装置28を有する面格子23と固定枠4の外観を示す斜視図である。図2は電子ロックタイプの緊急時の解錠装置28を有する面格子23と固定枠4の外観を示す斜視図である。これらの図1及び図2において、面格子23は窓などの開口部9に防犯用に設けられ、外部から人の侵入を阻止している。この面格子23は多数の格子7と横桟8からなり、この格子7の端部可動枠7aが開口部9の縦方向の固定枠4に当接して窓などの開口部9に平常時は固定されている。この横桟8は縦格子の保持及びスライドガイドの作用をする。
図1の面格子23を固定する固定枠4の建屋内側には、その上端の配線コネクター22から配線3により建屋内の適所に配設された火災感知器1を接続して有する。この火災感知器1は熱又は煙を検知すると自動的に配線3を通じて火災信号を発信する。火災感知器1にはプルスイッチ2を有し、火災感知器1が検知しなくともこのプルスイッチ2を引くことにより配線3を通じて火災信号を発信することができる。この発信された信号により、固定枠4に面格子23の端部可動枠7aを係止している係止機構28が解錠され、平常時は閉じられ固定されている面格子23を、例えば伸縮式スライド開閉面格子である場合には縮めることで、開けることができる。この解錠と同時に、図3及び図4に示すアラーム・フラッシュ灯13が作動され、外部にアラーム音を発し、フラッシュライトを発光する。なお、固定枠4のサイレントスイッチ20をサイレントキー5で入れることにより、アラーム・フラッシュ灯13の作動は切断して置くことができる。
図2に示す装置は電子ロックタイプの緊急時の解錠装置28を有する装置で、この場合は、上記の装置における火災報知機1を有せず、代わりに単なるスイッチボックス10を有する。すなわち、面格子23を固定する固定枠4の建屋内側には、その上端の配線コネクター22から配線3により建屋内の適所に配設されたスイッチボックス10を接続して有し、このスイッチボックス10はプルスイッチ2を具備している。このようにスイッチボックス10は火災感知器1と連動させない装置として装備する際に使用する。他の構造は上記の図1の構造と同様である。図2の装置では、建屋内にいる人が火事の発生に気づいた場合に、このプルスイッチ2を引くことにより配線3を通じて火災信号を発信することができる。したがって、この発信された信号により、固定枠4に面格子23の端部可動枠7aを係止している係止機構28が解錠され、平常時は閉じられ固定されている面格子23を開けることができる。この解錠と同時に、図3及び図4に示すアラーム・フラッシュ灯13が作動され、外部にアラーム音を発し、フラッシュライトを発光する。なお、固定枠4のサイレントスイッチ20をサイレントキー5で入れることにより、アラーム・フラッシュ灯13の作動は切断して置くことができる。
図3及び図4に面格子23の格子7の端部可動枠7aと固定枠4を図面上手前の縦壁を除去して内部機構を詳細に示す。図3は施錠時の内部機構で、図4は解錠時の内部機構である。これらにおいて、面格子23の端部可動枠7a内の上下に上部近接スイッチ14の移動側スイッチ14bと下部近接スイッチ15の移動側スイッチ15bを有し、その中間部の上下にそれぞれ係止爪を先端に固定枠4側に突出して有する固定ラッチ17、17を有する。
一方、面格子23を係止して固定する固定枠4には、上記の上下の移動側スイッチ14bと移動側スイッチ15bに対面する位置に、それぞれ上下の固定側スイッチ14aと固定側スイッチ15aを対向配置して有する。さらに端部可動枠7a内の中間部の上下の固定ラッチ17、17に対向する固定枠4内の位置には、それぞれ上下の可動ラッチ16、16を有する。この上下の可動ラッチ16、16は縦方向の連動板18に接続されている。さらに上部の可動ラッチ16はその上部に配設のソレノイド16の作動舌片に上下可動状態で係合されている。下部の可動ラッチ16はその下部に配設のコイル発条19により常時下向きの引っ張り力が付与されている。なお、コイル発条19は可動ラッチ16をリセットする働きを有する。
固定枠4の上部には、アラーム音を発してフラッシュランプを点滅するアラーム・フラッシュ灯13を、中央部の連動板18の側部に制御装置11とサイレントスイッチ20を有し、下部には乾電池からなる電源21を有し、それぞれの機器は配線により接続されている。電源21はアラーム・フラッシュ灯13及びソレノイド12用の電源である。なお、図1、図2、図5から図8などでは電源21は電池ケース蓋6で示されている。
以上に説明したものにおいて、請求項2の発明は、火事などの緊急時に格子7などの端部可動枠7a枠と固定枠4の係止を解除する解錠装置28はプルスイッチ2を有するスイッチボックス10からなる緊急時のアラーム・フラッシュ灯13及び解錠装置28付きの開閉仕切具機構29である。
さらに、請求項3に係る発明では、火事などの緊急時に格子7などの端部可動枠7aと固定枠4の係止を解除する解錠装置28はプルスイッチ2を有する熱又は煙を検知する火災感知器1からなる緊急時のアラーム・フラッシュ灯13及び解錠装置28付きの開閉仕切具機構29である。
さらに請求項4に係る発明では、開閉仕切具機構29は建物の窓などの開口部9に設置の面格子23である緊急時のアラーム・フラッシュ灯13及び解錠装置28付きの開閉仕切具機構29であり、これは図1及び図2に示す。
さらに請求項5の発明では、開閉仕切具機構29は建物の出入口に設置の引違い戸であり、例えば玄関用引違い戸26あるいは図5に示すベランダなどへ通ずる掃出し用引違い戸24で、緊急時のアラーム・フラッシュ灯13及び解錠装置28付きの開閉仕切具機構29である。この引違い戸は、左右のそれぞれの戸が図の下部の矢印のように開けることができるので、開閉仕切具機構29はそれぞれ左右の戸に設置する必要がある。このため火災感知器1あるいはプルスイッチ2からの配線3は分割されてそれぞれ左右の固定枠4に接続され、左右の固定枠4とそれと当接する左右の戸の端部可動枠7a内にラッチによる開閉機構28が装備されている。なお、図8に示す玄関用引違い戸26は図の右側の戸のみを→方向に開くので、この場合は、右側の戸のみにその固定枠4と右の戸の端部可動枠7a内にラッチによる開閉機構28が装備されている。
さらに請求項6の発明では、開閉仕切具機構29は建物の出入口に設置のドア、例えば図7に示す玄関用ドア27で、緊急時のアラーム・フラッシュ灯13及び解錠装置28付きの開閉仕切具機構29である。このドアの場合は、図示されていないが、出入口の固定枠5側のドアの端部可動枠7a内には、引違い戸の固定ラッチ17に替えてドアの端部可動枠7aから出入できる可動ラッチ17aが設けられている。したがって、この可動ラッチ17aは、引違い戸の場合と異なり、例えばノブ27aを回転することにより、ドアの端部可動枠7aから入口の固定枠5側に出入りできる構造となっている。また、ドアを締めるために入口の固定枠5に近づける際は、ノブ27aを回転することで、可動ラッチ17aはドアの端部可動枠7a内に収納され、ドアを締める邪魔にならないものとなっている。ドアを締め切ると、可動ラッチ17aは出入口の固定枠5に挿入され、固定枠4内に設置の上下に可動の可動ラッチ16に係合される。なお、固定枠4内の開閉機構は上記した引違い戸ものと同様である。
さらに請求項7の発明では、開閉仕切具機構29は建物の窓に設置の窓用引違い戸25であり、例えば図6に示す窓用の引違い戸であり、緊急時のアラーム・フラッシュ灯13及び解錠装置28付きの開閉仕切具機構29である。この窓用の引違い戸も、左右のそれぞれの戸が図の下部の矢印のように開けることができるので、開閉仕切具機構29はそれぞれ左右の戸に設置する必要がある。このため火災感知器1あるいはプルスイッチ2からの配線3は分割されてそれぞれ左右の固定枠4に接続され、左右の固定枠4とそれと当接する左右の戸の端部可動枠7a内にラッチによる開閉機構28が装備されている。
次いで、本発明の緊急時のアラーム・フラッシュ灯13及び解錠装置28付きの開閉仕切具機構29の作動について面格子23の場合により説明する。図3に示すように、この開閉仕切具機構29では、その上部に形成している固定側スイッチ14aと移動側スイッチ14bからなる近接スイッチ14において、開口部9に設けた面格子23を閉じることにより移動側スイッチ14bが固定側スイッチ14aに当接する。この当接で近接スイッチ14が入り、固定側スイッチ14aから制御装置11に信号が送られ、制御装置11からソレノイド12に指令が発せられる。この指令によりソレノイド12の作動舌片が下方に移動してその先端に取り付けられた可動ラッチ16がコイル発条19に引っ張られて下方に押し下げられる。この押し下げにより可動ラッチ16の先端が面格子23の端部可動枠7aの固定ラッチ17から延び固定枠4内に入り込んだ爪に係合され、面格子23の端部可動枠7aを固定し面格子23を移動しなくする。一方、下部の固定側スイッチ15aと移動側スイッチ15bで近接スイッチ15を形成しているので、上記の面格子23を閉じて固定すると同時に、固定側スイッチ15aに移動側スイッチ15bが当接することで近接スイッチ15が入り、固定側スイッチ15aから制御装置11に信号が送られ、制御装置11からアラーム・フラッシュ灯13に指令が発せられアラーム音を鳴らなくし、フラッシュランプを点滅しなくする。
そこで、本発明の緊急時のアラーム・フラッシュ灯13及び解錠装置28付きの開閉仕切具機構29の使用方法について、先ず、図4を参照して、面格子23を例として火災報知器1に連動するタイプについて説明する。建屋内で火事が発生すると、その熱や煙を火災感知器1が感知する。この火災感知器1の感知した信号は配線コネクター22から制御装置11に送信される。この送信を受けて制御装置11からアラーム・フラッシュ灯13に指令が出され、アラーム音を発生し、フラッシュライトを点滅する。一方、同時に制御装置11はソレノイド12に可動ラッチ16を引き上げる指令の信号を発する。この結果、上部の可動ラッチ16は回転軸16aを支点にして上方に引き上げられ、同時に連動板18で係合された下部の可動ラッチ16もコイル発条19の引っ張り力に抗して回転軸16aを支点にして上方に引き上げられる。この上下の可動ラッチ16の引き上げにより上下の固定ラッチ17との係止が外され、可動の格子7の端部可動枠7aが図の左方へ移動して解放可能となる。図4のように手動で面格子23を開けて避難することができる。このように面格子23は自動的に係止が解錠されてアラーム・フラッシュ灯13を作動してアラーム音を鳴らし、フラッシュライトを発光する。
以上は面格子23を例とした使用方法であるが、面格子23以外で常時出入口としてあるいは換気などで開閉する玄関や窓の引違い戸を、平常の使用時に可動ラッチ16と固定ラッチ17の係止を解錠する場合には、サイレントキー5をサイレントスイッチ20に差し込むことにより、アラーム・フラッシュ灯13の作動を停止でき、係止を解錠してもアラーム音は鳴ることがなく、フラッシュライトも発光することはない。しかし、この場合でも、火事などの緊急時にはプルスイッチ2を引くことにより係止を解錠でき、アラーム音を鳴らし、フラッシュライトを発光させることができる。一方、サイレントキー5をサイレントスイッチ20に差し込まない場合には、引き戸や面格子23などの開閉仕切を開けると、アラーム音が鳴り、フラッシュライトが発光し、引き戸や面格子23が開けられたことが判明する。
次に、図2を参照して火災感知器1と連動しない請求項2の発明に係る電子ロックタイプの開閉仕切具機構29として面格子23によりその使用方法を説明する。このタイプでは、緊急時には、プルスイッチ2を引くことにより係止は解錠され、同時にアラーム・フラッシュ灯13からアラーム音が鳴り、フラッシュライトが発光する。平常時の面格子23を開けるために解錠する必要のある場合には、サイレントキー5をサイレントスイッチ20に差し込むことでアラーム・フラッシュ灯13が作動しなくでき、この結果、ラッチの係止を外して解錠してもアラーム音はならず、フラッシュライトも発光しない。したがって、この状態でプルスイッチ2を引くことによりラッチの係止の解錠及び電源21の電池の残量を確認するために使用することもできる。一方、サイレントキー5をサイレントスイッチ20に差し込まない場合には、面格子23を開けることでアラーム・フラッシュ灯13が作動しでアラーム音を鳴らし、フラッシュライトを発光する。その結果、面格子23が開けられたことが外部から判明できる。
ここで、本発明の開閉仕切り機構についてその機能をまとめると、a.火災報知として、室内などで火事が発生したときに、熱検知タイプ又は煙検知タイプの火災感知器1が室内の熱又は煙を検知すると自動的に配線3を介して制御装置11に信号が送信され、制御装置11の指示でソレノイド12が作動し、可動ラッチ16を上部に吸引することにより、固定ラッチ17は係止が解放されて解錠される。解錠と同時に制御装置11からアラーム・フラッシュ灯13を作動させ、火災を外部に知らせる。
b.救難要請として、緊急事態発生時にプルスイッチ2を引くと自動的に配線3を介して制御装置11に信号が送信され、制御装置11の指示でソレノイド12が作動して可動ラッチ16を上部に吸引することにより、固定ラッチ17は係止が解放されて解錠される。解錠と同時に制御装置11からアラーム・フラッシュ灯13を作動させ、火災を外部に知らせる。プルスイッチ2はこれを引くことで、上記のように解錠する作用を有するが、この他に電池の残量を確認することができる。
c.防犯機能として、仮に外部から格子7などの端部可動枠を開けると下部近接スイッチ15の固定側スイッチ15aから移動側スイッチ15bが離れ、アラーム・フラッシュ灯13が作動し、侵入者のあることを知らせることができる。
d.平常時の開閉として、サイレントキー5をサイレントスイッチ20に差し込んだ状態でプルスイッチ2を引くことにより、配線3から制御装置11に信号が送信されるが、制御装置11からはアラーム・フラッシュ灯13に信号が送信されないのでアラーム・フラッシュ灯13歯作動することなく、ソレノイド12のみに信号を送信するので、可動ラッチ16を上方に吸引することとなり、固定ラッチ17は解錠され貨幣仕切具は開けられる。
e.リセットについて、格子7などの端部可動枠7aを開ける動作や閉める動作を行うと、上部近接スイッチ14の固定側スイッチ14aから移動側スイッチ14bが離れることにより制御装置11はリセットされる。
f.その他、1台の火災感知器1から複数の面格子23の制御装置11に送信でき、又、1台の面格子の制御装置11から複数の火災感知器1に送信できる。火災感知器1は熱検知方式や煙検知方式に接続できる。
火災感知器連動タイプの緊急時解錠装置を有する面格子と固定枠の外観を示す斜視図である。 電子ロックタイプの緊急時解錠装置を有する面格子と固定枠の外観を示す斜視図である。 面格子の端部可動枠と固定枠間の施錠時の内部機構を示す立面図である。 面格子と端部可動枠と固定枠間の解錠時の内部機構を示す立面図である。 掃出し用引違い戸の設置例を示す立面図である。 窓用引違い戸の設置例を示す立面図である。 玄関ドアの設置例を示す立面図である。 玄関用引違い戸の設置例を示す立面図である。
符号の説明
1 火災感知器
2 プルスイッチ
3 配線
4 固定枠
5 サイレントキー
6 電池ケース蓋
7 格子
7a 端部可動枠
8 横桟
9 開口部
10 スイッチボックス
11 制御装置
12 ソレノイド
13 アラーム・フラッシュ灯
14 上部近接スイッチ
14a 固定側スイッチ
14b 移動側スイッチ
15 下部近接スイッチ
15a 固定側スイッチ
15b 移動側スイッチ
16 可動ラッチ
16a 回転軸
17 固定ラッチ
18 連動板
19 コイル発条
20 サイレントスイッチ
21 電池
22 配線コネクター
23 面格子
24 掃出し用引違い戸
25 窓用引違い戸
26 玄関用引違い戸
27 玄関用ドア
27a ノブ
28 解錠装置
29 開閉仕切具機構

Claims (7)

  1. 建物の出入口や窓や開口部などの開閉仕切具機構の端部可動枠と該端部可動枠が当接する該開口部の固定枠との間に、開閉仕切具機構を閉じ端部可動枠を固定枠に当接して係止する係止機構を端部可動枠と固定枠の両枠内に有し、火事などの緊急時に端部可動枠と固定枠の係止を解除する解錠装置とアラーム音を発しかつフラッシュライトを点滅するアラーム・フラッシュ灯を有し、該アラーム・フラッシュ灯を平常時は非作動状態としかつ緊急時に作動状態とするアラーム・フラッシュ灯の切替機構及び端部可動枠と固定枠との係止を自動的に外す緊急時自動解錠装置を有することを特徴とする緊急時アラーム・フラッシュ灯及び解錠装置付きの開閉仕切具機構。
  2. 火事などの緊急時に端部可動枠と固定枠の係止を解除する解錠装置はプルスイッチを有するスイッチボックスからなることを特徴とする請求項1記載の緊急時アラーム・フラッシュ灯及び解錠装置付きの開閉仕切具機構。
  3. 火事などの緊急時に端部可動枠と固定枠の係止を解除する解錠装置はプルスイッチを有する熱又は煙を検知する火災感知器からなることを特徴とする請求項1記載の緊急時アラーム・フラッシュ灯及び解錠装置付きの開閉仕切具機構。
  4. 開閉仕切具機構は建物の開口部に設置の面格子であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の緊急時アラーム・フラッシュ灯及び解錠装置付きの引違い戸やドアあるいは面格子などからなる開閉仕切具機構。
  5. 開閉仕切具機構は建物の出入口に設置の引違い戸であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の緊急時アラーム・フラッシュ灯及び解錠装置付きの開閉仕切具機構。
  6. 開閉仕切具機構は建物の出入口に設置のドアであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の緊急時アラーム・フラッシュ灯及び解錠装置付きの開閉仕切具機構。
  7. 開閉仕切具機構は建物の窓に設置の引違い戸であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の緊急時アラーム・フラッシュ灯及び解錠装置付きの開閉仕切具機構。
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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08312217A (ja) * 1995-05-15 1996-11-26 Kazuaki Ando 複数錠つき回動扉の開錠方法
JP2001336326A (ja) * 2000-03-22 2001-12-07 Nabco Ltd 自動解錠機能を備えたドア開放装置及びドア開放システム
JP3247624B2 (ja) * 1996-12-16 2002-01-21 株式会社ナカムラ 非常脱出用面格子
JP2004013317A (ja) * 2002-06-04 2004-01-15 Mitsuo Denki:Kk 柱に備えた防犯システム

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