JP2010122775A - 建物の警備システム - Google Patents

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Abstract

【課題】不審者が上階部分から建物内へ侵入することに対して好適に抑止力を発揮する。
【解決手段】建物10において、外周面における一階部分11と二階部分12との境界部には幕板15が設けられており、幕板15には、その幕板15に加えられた荷重を検出する幕板荷重センサが設けられている。二階部分12には窓部38が設けられており、窓部38にはシャッタ装置51が設けられている。シャッタ装置51は、複数のスラットが上下に連結されたシャッタカーテンを有しており、シャッタカーテンにより窓部38の閉鎖が可能になっているとともにスラット間を開閉可能となっている。ホームサーバは、幕板荷重センサの検出信号に基づいて不審者が上下階間にいるか否かを判定し、不審者がいると判定した場合に、シャッタ装置51を制御し、窓部38をシャッタカーテンにより閉鎖するとともにスラット間を開放させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、建物の警備システムに関するものである。
住宅等の建物における警備システムとして、建物に侵入する不審者を検出するとともにその旨を報知する技術が提案されている。例えば特許文献1には、玄関ドア等のドアが開放される場合にドア開放者が不審者であれば警備装置を動作させ、ドア開放者が居住者であれば警備装置を動作させない構成が開示されている。この構成では、居住者が所持しているICチップから識別情報を取得する取得手段が設けられており、取得手段が識別情報を取得していないにもかかわらずドアが開放される場合に警備装置が動作する。これにより、不審者が建物に侵入することに対する抑止力を発揮できる。
特開2003−303379号公報
ここで、玄関ドアや下階の窓を介して建物内に侵入される他に、不審者の侵入ルートとして上階が選択される場合もある。上記特許文献1に記載された構成を上階の窓に対して適用することは考えられるが、上階については、例えば下階に居住者がいる場合に上階の窓が開放されたままになっているなど、居住者の警戒意識が低い傾向がある。したがって、上階からの不審者の侵入に対する警備システムについては未だ改善の余地がある。
本発明は、不審者が上階部分から建物内へ侵入することに対して好適に抑止力を発揮することを主たる目的とする。
上記課題を解決するために、第1の発明は、建物の外壁周辺のうち上下階間に人がいることを検知する階間検知手段と、前記階間検知手段により人が検知された場合に所定の警戒制御を実行する制御手段とを備えていることを特徴とする。
第1の発明によれば、不審者が上階部分の窓等から建物内に侵入しようとして例えば外壁を登っている場合、その不審者が屋外側の上下階間に到達すると警備システムにおいて警戒制御が行われる。警戒制御により、窓等をシャッタ装置により閉鎖したり警報音を出力したりすることが可能であるため、仮に上階部分に対する居住者の警戒意識が低くても、不審者が上階部分から侵入してしまうことを回避できる。また、通常、居住者は建物内の階段などを利用して上階部分へ移動するため、屋外側の上下階間に人がいる場合にその人は居住者ではなく不審者であると考えられる。したがって、識別情報などにより居住者と不審者とを判別しなくても不審者を特定することができる。以上の結果、不審者が上階部分から建物内へ侵入することに対して好適に抑止力を発揮できる。
なお、警戒制御としては、上階部分における窓等の開口部をシャッタ装置により閉鎖させる制御や、施錠装置を施錠状態に移行させる制御、報知装置から報知音を出力させる制御などが挙げられる。また、前記階間検知手段の検知範囲が建物の周りを一周囲んでいる構成が好ましい。この場合、不審者が建物の外壁周辺のどの位置から上階部分へ登っても、不審者を確実に検知することができる。
第2の発明では、前記階間検知手段として、外壁における上下階の境界部に加えられた荷重を検出する荷重検出手段を備え、前記制御手段は、前記荷重検出手段により検出された荷重が所定荷重以上である場合に前記警戒制御を実行する。
第2の発明によれば、外壁に手や足を掛けてよじ登っている不審者が上下階の境界部に手や足を掛けた場合、その境界部に対して手や足から加えられる荷重が検出される。つまり、目立たないように不審者が梯子等を使用せずに壁を直接よじ登っている場合に、その不審者を検知することができる。
第3の発明では、前記制御手段は、前記荷重検出手段による荷重検出時間が所定時間以内である場合に前記警戒制御を実行する。
第3の発明によれば、上下階の境界部に飛来物が引っ掛かったり雪が積もったりした場合に、飛来物や雪を不審者として検知してしまうことを回避できる。つまり、不審者の検知精度を高めることができる。
なお、前記制御手段は、前記所定時間よりも短い第2所定時間を設定し、前記荷重検出手段による荷重検出時間が前記第2所定時間以上である場合に前記建物設備を動作させる構成としてもよい。この場合、外壁における上下階の境界部に飛来物が一瞬だけ当たった場合に、その飛来物を不審者として検知してしまうことを回避できる。つまり、不審者の検知精度をより一層高めることができる。
第4の発明では、前記荷重検出手段は、前記境界部に設けられた幕板に加えられた荷重を検出する。
第4の発明によれば、不審者が幕板に手や足を掛けることで不審者の存在が検知される。通常、外壁に取り付けられている幕板は屋外側に突出しており、不審者が壁をよじ登る際に手や足を引っ掛けやすいと考えられる。したがって、幕板に加えられた荷重を検出する構成は不審者を検知する上で効果的である。
なお、幕板に加えられた荷重を検出する構成としては、幕板自体に荷重検出手段が設けられている構成や、幕板を支持する支持部に荷重検出手段が設けられている構成が挙げられる。
第5の発明では、前記階間検知手段により検知された人の建物における周方向の位置を特定する位置特定手段を備え、前記制御手段は、前記位置特定手段により特定された位置に近い領域を対象とした警戒制御を優先的に実行する。
第5の発明によれば、不審者が上下階間にいる場合、不審者の居場所に近い領域を対象とした警戒制御が優先的に行われる。この場合、建物内にいる居住者は、警戒制御が優先的に行われた領域の近辺に不審者がいると推測することができるため、その居場所に合わせて適宜対処することができる。つまり、居住者の安全性を高めることができる。
なお、警戒制御を優先的に実行する構成としては、前記位置特定手段により特定された位置と同一の外壁面に設けられているシャッタ装置や施錠装置などを制御手段が優先的に動作させる構成が挙げられる。
第6の発明では、前記位置特定手段により特定された位置に基づいて避難経路を設定する避難経路設定手段と、前記避難経路設定手段により設定された避難経路を報知する避難経路報知装置とを備え、前記制御手段は、前記避難経路報知装置の報知制御を前記警戒制御として実行する。
第6の発明によれば、不審者の居場所に合わせて設定された避難経路が居住者に知らされるため、居住者は不審者と出会わないように建物内の安全な場所や屋外へ避難することができる。したがって、居住者の安全性をより一層高めることができる。
なお、避難経路報知装置としては、避難経路を音声にて知らせるスピーカ等の音声発生装置や、避難経路を画面にて知らせる表示モニタ等の表示装置などが挙げられる。
第7の発明では、上階部分の開口部を閉鎖可能なシャッタ装置を備え、前記制御手段は、前記シャッタ装置により前記開口部を閉鎖させる制御を前記警戒制御として実行する。
第7の発明によれば、不審者が屋外側の上下階間にいる場合、上階部分の開口部がシャッタ装置により閉鎖されるため、開口部からの不審者の侵入を回避できる。しかも、建物内にいる居住者はシャッタ装置が動作することで不審者の存在を察知できる。
第8の発明では、前記シャッタ装置は、複数のスラットが連結されたシャッタカーテンを有しており、前記制御手段は、前記シャッタカーテンにより前記開口部を閉鎖させ且つ前記複数のスラットのうち少なくとも一部のスラット間を開放させる制御を前記警戒制御として実行する。
第8の発明によれば、上階部分の開口部をシャッタカーテンにより閉鎖した場合でも、居住者はスラット間の隙間から屋外を見ることができる。これにより、開口部からの不審者の侵入を回避しつつ、居住者は不審者を視認することができる。したがって、居住者は不審者が建物内に侵入してくる前にいち早く対処することができる。
第9の発明では、上階部分に設けられた開口部又は該開口部の屋外側周辺に人がいることを検知する人検知手段を更に備え、前記制御手段は、前記階間検知手段により人が検知され且つ前記人検知手段により人が検知された場合に前記スラット間を閉鎖させる。
第9の発明によれば、不審者が屋外側の上下階間を通過して上階部分の開口部に到達しても、シャッタカーテンにより開口部が閉鎖されているとともにスラット間には隙間がないため、不審者は開口部から侵入できないのはもちろんのこと、スラットの間から手や棒などを差し込んで開口部の施錠装置を解錠することもできない。したがって、不審者の侵入をより確実に回避できる。
第10の発明では、前記制御手段は、前記階間検知手段により人が検知された場合に、建物内空間を報知範囲とする建物内報知装置の報知制御を警戒制御として実行する。
第10の発明によれば、建物内に居住者がいる場合、不審者が屋外側の上下階間にいることを居住者に確実に知らせることができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態では、複数の建物ユニットを組み合わせて形成されたユニット式建物について具体化している。図1は建物10の概要を示す正面図、図2は一階部分11と二階部分12との境界部周辺を示す概略断面図である。
図1に示すように、建物10は、下階部分としての一階部分11と、上階部分としての二階部分12と、二階部分12の上方に設けられた屋根13とを備えている。建物10の外周面における一階部分11と二階部分12との境界部には幕板15が設けられている。幕板15は、例えば合成樹脂材料により長尺状の板材として形成されており、一方の板面を屋外側に向けた状態で建物10の外壁16に取り付けられている。幕板15は、水平方向に延びるように配置されており、建物10の周りを一周している。なお、幕板15は、化粧材や胴差などとして、建物10における外壁の意匠性を高める役割を果たしている。
図2に示すように、外壁16は、建物ユニットの躯体に対して外壁パネル17が取り付けられることで形成されている。図のように一階部分11と二階部分12との境界部においては、上下に並べて配置された建物ユニットの躯体のうち天井大梁21と床大梁22とが上下に隣接している。天井大梁21の下方には、一階部分11の天井を形成する天井下地材25が配置されており、床大梁22の上方には、二階部分12の床を形成する床下地材26が配置されている。
外壁パネル17は複数設けられており、天井大梁21や床大梁22、柱に対してスペーサ32を介してそれぞれ固定されている。スペーサ32は金属材料により長尺材として形成されており、水平方向に延びるように配置されている。スペーサ32は天井大梁21、床大梁22に対してボルト等の固定手段によりそれぞれ固定されており、外壁パネル17はスペーサ32に対してビス等の固定手段によりそれぞれ固定されている。外壁パネル17は、一階部分11側と二階部分12側とにそれぞれ配置されており、それら外壁パネル17は上下に並んでいる。その上下に並ぶ外壁パネル17の境界部は、天井大梁21と床大梁22との境界部と略同一の高さに存在しており、屋外側に露出しないように幕板15により覆われている。
幕板15は、上下に並ぶ外壁パネル17に掛け渡すように配置されており、その厚みの分だけ外壁パネル17のパネル面から屋外側へ突出している。また、幕板15は、固定手段としてのタッピングネジ35により外壁パネル17を介してスペーサ32に対して固定されており、スペーサ32は外壁パネル17を支持するだけでなく、幕板15を支持する支持部となっている。なお、幕板15は接着剤等により外壁パネル17に固着されていてもよい。
幕板15には、その幕板15に加えられた荷重を検出する荷重検出手段としての幕板荷重センサ19が設けられている。幕板荷重センサ19は、例えば加えられた圧力を検出する圧力センサとなっており、幕板15の上面に人の手や足が掛けられたことを検出可能となっている。この場合、建物10の周りを一周している幕板15のどの部分に荷重が加えられても、その旨が幕板荷重センサ19により検出される。
図1の説明に戻り、二階部分12の外壁16には、開口部としての窓部38が形成されている。窓部38には、引き違い式のサッシ戸として一対のガラス戸41と、上下一対のレール部42(図4参照)とが設けられている。レール部42は水平方向に延びるように設置されており、ガラス戸41はレール部42に沿って水平方向にスライド移動する。この場合、少なくとも一方のガラス戸41がスライド移動することで窓部38の開閉が行われる。ガラス戸41は、透明性を有するガラス板がサッシ枠に嵌め込まれることで形成されており、そのサッシ枠には施錠装置としてのクレセント錠45が設けられている。クレセント錠45は、人により操作されることで施錠状態と解錠状態とに切り替わる構成となっており、サッシ枠における屋内側面に取り付けられている。
また、窓部38にはシャッタ装置51が設けられている。シャッタ装置51は外壁16に取り付けられており、ガラス戸41よりも屋外側にて窓部38を開閉する構成となっている。ここで、シャッタ装置51について、図3,図4を参照しつつ説明する。図3はシャッタ装置51の正面図、図4は窓部38周辺の側面図である。なお、図3はシャッタ装置51を屋外側から見た図である。また、図4において、(a)にスラット55が閉状態にある場合の図を示し、(b)にスラット55が開状態にある場合の図を示す。
図3に示すように、シャッタ装置51は、シャッタケース52と、そのシャッタケース52に巻回された状態で収納されるシャッタカーテン53とを有している。シャッタケース52は、横長箱状に形成されており、窓部38の上方に取り付けられている。シャッタカーテン53は、複数のスラット55が上下に連結されて形成されたスラット式シャッタカーテンとなっており、各スラット55はそれぞれ横長板状に形成されている。上下に並ぶスラット55はそれぞれの一部が互いに係合されており、シャッタカーテン53として一体的に上昇したり下降したりする構成となっている。なお、スラット55同士の結合連結の構成については周知であるため、ここでは図示による説明を省略する。
シャッタケース52の下方においては、上下方向に延びるガイドレール56がシャッタカーテン53の両側方にそれぞれ設けられており、シャッタカーテン53はガイドレール56に沿って昇降する。また、シャッタケース52には回転可能な巻取ドラム57が設けられている。巻取ドラム57には、シャッタカーテン53のスラット55のうち最上部のものが連結されており、巻取ドラム57が回転することでシャッタカーテン53の巻き取りや繰り出しが行われる。また、シャッタ装置51には電動モータ等により構成されている巻取駆動部58が設けられており、巻取駆動部58が駆動することで巻取ドラム57が回転し、シャッタカーテン53による窓部38の開閉が行われる。
ガイドレール56を挟んでシャッタケース52の下方にはストッパ部61が設けられている。ストッパ部61は長尺状の板材となっており、シャッタケース52と平行になるように配置されている。ストッパ部61の両端部はそれぞれガイドレール56の下端部に接続されており、シャッタカーテン53の下端部がガイドレール56の下端部よりも下方へ降下することを規制している。
ストッパ部61は、その板面を上下方向に向けて窓部38の下端部に配置されており、板幅の分だけ窓部38(外壁16の表面)から屋外側へ突出している。ストッパ部61には、そのストッパ部61に加えられる荷重を検出する窓側荷重センサ62が設けられている。窓側荷重センサ62は、例えば加えられた圧力を検出する圧力センサとなっており、ストッパ部61の上面に人の手や足が掛けられたことを検出可能となっている。つまり、窓部38の周辺に人の手や足が掛けられたことを検出可能となっている。
また、シャッタ装置51には、シャッタカーテン53の各スラット55を開閉させる開閉ガイド機構65が設けられている。開閉ガイド機構65は、スラット55ごとにその一部と係合可能な係合リンク部66を有しており、係合リンク部66は各スラット55と係合して動作することでそれらスラット55を開閉する。開閉ガイド機構65は、電動モータ等により構成されているスラット駆動部67が駆動することで動作し、スラット55を開閉させる。
スラット55はその軸線が水平方向に延びるように回転可能に軸支されており、回転することで開状態と閉状態とに移行する。スラット55は、閉状態にある場合に鉛直方向に起立しており、スラット55同士の上下端部が当接又は近接している。この場合、図4(a)に示すようにスラット55間が閉鎖されており、スラット55同士の間には隙間が形成されていない。仮に隙間があってもその隙間は極めて小さくなっている。また、スラット55は回転することで傾斜し、屋外側への上り傾斜となることで開状態となる。開状態にある場合、図4(b)に示すようにスラット55間が開放されており、スラット55同士の間に隙間が形成されている。
本実施形態の建物10においては不審者の侵入に対して警備を行う警備システムが構築されている。ここで、建物10の警備システムに関する電気的な構成について、図5を参照しつつ説明する。
図5に示すように、警備システムはホームサーバ71を含んで構成されている。ホームサーバ71は、CPUや各種メモリ等からなるマイクロコンピュータを含んで構成されており、記憶部72とタイマ73とを有している。記憶部72は、幕板15、シャッタ装置51のストッパ部61に加えられた荷重が人によるものか否かを判定するため判定値が記憶されており、その判定値としては荷重に関する値や時間に関する値などが挙げられる。タイマ73は時間経過を計測する機能を有している。
ホームサーバ71には、幕板荷重センサ19と窓側荷重センサ62とが接続されており、それらセンサ19,62は検出信号をホームサーバ71に対して出力する。また、ホームサーバ71には、建物設備としてシャッタ装置51の巻取駆動部58及びスラット駆動部67が接続されており、ホームサーバ71は指令信号を出力することで巻取駆動部58及びスラット駆動部67の動作制御を行う。つまり、シャッタ装置51の動作制御を行う。さらに、ホームサーバ71には建物内報知装置としての警報装置75が接続されている。警報装置75は、警報音や音声の出力が可能なスピーカを含んで構成されており、屋内空間における窓部38の周辺に設置されている。ホームサーバ71は指令信号を出力することで警報装置75の動作制御を行う。なお、警報装置75は、警報画面を表示する表示モニタ等を備えていてもよい。
次に、ホームサーバ71によって実行される警備システムの制御処理について、図6のフローチャートを参照しつつ説明する。なお、ホームサーバ71は、この制御処理を所定の時間周期で繰り返し行う。
図6において、ステップS101では、幕板荷重センサ19、窓側荷重センサ62の検出信号を取得する。ステップS102では、幕板15に荷重が加えられたか否かを判定する。幕板15にて荷重が検出された場合、ステップS103に進み、検出された荷重が所定荷重以上であるか否かを判定する。この場合、所定荷重は例えば5kgとして記憶部72に記憶されており、記憶部72から所定荷重を取得する。ここでは、幕板15に人の手や足が掛けられた場合には5kg以上の荷重が幕板15に加えられ、幕板15に猫や鳥等の動物が乗った場合には5kgより小さい荷重が幕板15に加えられると想定している。
検出された荷重が所定荷重以上である場合、ステップS104に進み、荷重検出の継続時間が所定継続時間以下であるか否かを判定する。この場合、所定継続時間は例えば5分として記憶部72に記憶されており、記憶部72から予定継続時間を取得し、タイマ73により荷重検出の継続時間を計測するとともに取得する。ここでは、幕板15に人の手や足が掛けられた場合には5分以下で幕板15から手や足が離されて荷重が検出されなくなり、幕板15に飛来物や雪などが乗った場合には5分より長い時間に亘って幕板15に荷重が継続して加えられると想定している。
上記のように、幕板15に荷重が加えられ、その荷重が所定荷重以上であり、さらに荷重検出の継続時間が所定継続時間以下である場合、ステップS105に進み、不審者が幕板15に手や足を掛けたとして、警戒制御の1つとしてシャッタ装置51の巻取駆動部58の制御を実行し、シャッタカーテン53により窓部38を閉鎖させる。また、この場合、ステップS106にて、他の警戒制御としてシャッタ装置51のスラット駆動部67の制御を実行し、シャッタカーテン53のスラット55を開状態に移行させる。なお、ステップS102〜S104のいずれか1つでもNO判定である場合、そのまま本制御処理を終了する。
ステップS107では、シャッタ装置51のストッパ部61に荷重が加えられたか否かを判定する。ストッパ部61にて荷重が検出された場合、ステップS108に進み、不審者が幕板15を通過して窓部38又はその周辺に到達したとして、シャッタ装置51のスラット駆動部67を制御し、シャッタカーテン53のスラット55を閉状態に移行させる。また、この場合、ステップS109にて、警報装置75を制御し、警報音や音声を出力させる。
上記のようにシャッタ装置51や警報装置75が警備動作することにより、以下の効果が得られる。
不審者が窓部38から侵入するために外壁16をよじ登り、図1に示すA1のように幕板15に手や足を掛けて一階部分11と二階部分12との境界部を通過しようとすると、シャッタ装置51が動作して窓部38がシャッタカーテン53により閉鎖される。これにより、窓部38から不審者が二階部分12内に侵入することを回避しつつ、シャッタ装置51が動作することで不審者の存在を居住者に察知させることができる。また、この場合、シャッタカーテン53のスラット55が開状態となる。これにより、二階部分12内にいる居住者はスラット55間の隙間から屋外の様子を見ることで、本当に不審者が外壁16をよじ登っているのか否かを確認することができる。この結果、居住者はいち早く逃げたり警察等の外部機関へ電話にて通報したりすることができる。
その後、不審者が幕板15を越えて窓部38に到達し、図1に示すA2のようにシャッタ装置51のストッパ部61に手や足を掛けると、シャッタカーテン53のスラット55が閉状態にされるとともに警報装置75から警報音等が出力される。これにより、不審者がスラット55の間の隙間からガラス戸41を割ってクレセント錠45を解錠することを回避できるとともに、不審者が窓部38に到達したことを居住者に知らせることができる。
以上の結果、仮に二階部分12に対する居住者の警戒意識が低くても、不審者が二階部分12の窓部38から建物10内に侵入することに対する抑止力を発揮できる。
また、幕板15は外壁16の表面から屋外側へ突出しているため、不審者は外壁16をよじ登る際に必然的に幕板15に手や足を掛けると考えられる。したがって、目立たないように不審者が梯子等を使用せずに壁を直接よじ登っている場合に、その不審者を検知することができる。この結果、幕板15に人の手や足が掛けられたことを検出することで不審者を検出することは効果的である。
外壁16をよじ登っている人を検出することで不審者を検出するため、居住者にとって使い勝手の良い建物10の警備システムを実現することができる。通常、外壁16をよじ登って幕板15を通過する人は居住者ではなく不審者であると考えられる。これは、居住者は二階部分12へ移動する場合に建物10内の階段を使用し、仮に屋外側から二階部分12へ登るとしても梯子等を使用するため、幕板15に手や足を掛けるとは考えられないためである。したがって、例えば識別情報などにより居住者と不審者とを判別する構成としなくても不審者を特定することができ、居住者は識別情報の記憶されたICチップ等を所持する必要がない。つまり、居住者にICチップ等を所持することの煩わしさを感じさせることがない。
幕板15が建物10の周りを一周するように設けられているとともに、幕板15のどの部分に荷重が加えられてもその旨が幕板荷重センサ19により検出されるため、不審者が外壁16のうちどの部分をよじ登っていても幕板15を乗り越えようとすれば、その不審者を検出することができる。したがって、不審者をより確実に検出することができる。
幕板15に加えられる荷重が所定荷重以上であり、且つ荷重が加えられる継続時間が所定継続時間以下である場合に人が幕板15に手や足を掛けているとして不審者を検出するため、猫や鳥等の動物が幕板15に乗ることで所定荷重より小さい荷重が幕板15に加えられたり、幕板15に飛来物や雪などが乗ることで所定継続時間より長い時間継続して幕板15に荷重が加えられたりしても、猫や鳥、飛来物、雪等を不審者として検出してしまうことを回避できる。つまり、不審者の検出精度を高めることができる。
(他の実施形態)
本発明は上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。
(1)一階部分11と二階部分12との境界部を人が上方へ通過することを赤外線センサ等の人感センサにより検出する構成としてもよい。この場合でも、二階部分12の窓部38から建物10内へ侵入しようとしている不審者を検出することができる。しかも、人感センサによる検出範囲を外壁周辺の屋外空間における上下階の境界部とする構成であれば、外壁16をよじ登っている不審者に加えて、梯子等を利用することで外壁16や幕板15に手や足を掛けることなく二階部分12へ登っている不審者を検出することができる。したがって、不審者をより一層確実に検出することができる。
(2)幕板荷重センサ19等の荷重検出手段は幕板15の上方や下方に設けられていてもよい。要は、荷重検出手段が上下階間に設けられていればよい。例えば、図7に示すように、幕板15よりも下方の軒部81に軒部荷重センサ81aが配置されているとともに、幕板15よりも上方にあるバルコニー82の手摺83に手摺荷重センサ83aが配置されている構成とする。
この構成では、軒部81は玄関等の上方に配置され、外壁16から屋外側へ突出している。また、バルコニー82は軒部81の上方に配置され、外壁16から屋外側へ張り出した張出部となっており、バルコニー82に面した外壁16には出入口85が形成されている。出入口85にはシャッタ装置51が設けられており、シャッタ装置51により出入口85が閉鎖可能となっている。バルコニー82において、手摺83はバルコニー82の床面における周縁部に沿って立設されている。軒部荷重センサ81a及び手摺荷重センサ83aはホームサーバ71と電気的に接続されており、ホームサーバ71に対して検出信号をそれぞれ出力する。ホームサーバ71は、軒部81に荷重が加えられたことが検出され、その後にバルコニー82の手摺83に荷重が加えられたことが検出された場合に、シャッタ装置51を制御して出入口85を閉鎖する。
この場合、不審者がバルコニー82から二階部分12内へ侵入するべく、図に示すA3のように軒部81に手や足を掛けてその軒部81によじ登り、その後、図に示すA4のようにバルコニー82の手摺83に手や足を掛けてバルコニー82に侵入しようとすると、バルコニー82の出入口85が閉鎖される。したがって、不審者が幕板15に手や足を掛けずに一階部分11と二階部分12との境界部を通過して二階部分12へ登ったとしても、不審者を検出できるとともにその不審者がバルコニー82の出入口85から建物10内へ侵入することを回避できる。
なお、軒部荷重センサ81aや手摺荷重センサ83aが幕板15の上方や下方に設けられている構成は、バルコニー82や軒部81の一部が存在するなどして幕板15が建物10の周りにおいて途切れている場合に有効である。これは、幕板15が途切れた範囲においても不審者がいることを検出できるためである。
(3)幕板15に荷重が加えられた場合に、荷重が加えられた位置を特定可能な構成としてもよい。例えば、幕板荷重センサ19が複数設置されている構成とする。この構成について図8を参照しつつ説明する。図8は二階部分12の概略平面図である。
図8に示すように、建物10において、外壁16としての外壁16a〜16dにはそれぞれ幕板15a〜15dが設置されており、それら幕板15a〜15dにはそれぞれ幕板荷重センサ19a〜19dが設けられている。幕板荷重センサ19a〜19dはホームサーバ71と電気的に接続されており、検出信号をホームサーバ71に対して出力する。ホームサーバ71は幕板荷重センサ19a〜19dの検出信号に基づいて、位置特定手段として、幕板15a〜15dのうち荷重が加えられた幕板を特定する。
ここで、二階部分12には外壁16a〜16dのそれぞれに窓部38a〜38dが形成されており、窓部38a〜38dにはそれぞれシャッタ装置51a〜51dが設けられている。また、屋内空間における窓部38a〜38dの近傍にはそれぞれ警報装置75a〜75dが設置されている。シャッタ装置51a〜51d及び警報装置75a〜75dはホームサーバ71と電気的に接続されている。
ホームサーバ71は、幕板15a〜15dのうち荷重が加えられた幕板に応じて、避難経路設定手段として居住者用の避難経路を設定するとともに、警戒制御としてシャッタ装置51a〜51d及び警報装置75a〜75dの動作制御を行う。例えば、幕板15aに荷重が加えられた場合、不審者の侵入方向が窓部38a側であると判定し、居住者が窓部38aの近くを通らずに一階部分11へ降りることができる経路や、窓部38aから離れた例えばシェルタなどの安全な部屋に行くことができる経路を避難経路として特定する。そして、シャッタ装置51aを制御して窓部38aを閉鎖するとともに、警報装置75aを制御して警報音声を出力させる。ここで、避難経路報知装置としての警報装置75aは、例えば不審者の侵入方向が窓部38a側であることや避難経路などを知らせる音声を出力する。
この場合、二階部分12にいる居住者はシャッタ装置51a〜51dのうち不審者側のシャッタ装置51aが優先的に動作するとともに、警報装置75a〜75dのうち不審者側の警報装置75aが優先的に動作することによって、不審者が二階部分12へ侵入しようとしていることを察知できるだけでなく、不審者の居場所が窓部38aの近くであることを推測できる。また、仮に不審者の居場所を推測できなくても、音声によって報知された避難経路に従って移動することで、不審者と鉢合わせしないように安全な部屋や屋外へ避難することができる。つまり、二階部分12への不審者の侵入に対して抑止力を発揮しつつ、居住者の安全性を高めることができる。
なお、屋外側壁面を照らすことが可能な照明器具を外壁16a〜16dのそれぞれに対応して設け、ホームサーバ71は、それら外壁16a〜16dのうち荷重が加えられた幕板15のある外壁16を照らすように照明器具を制御する構成としてもよい。この場合、不審者が照らされるため、不審者の存在を居住者などが発見しやすくなる。しかも、照明器具により照らすことが不審者を威嚇することになるため、外壁16に登ることを不審者にやめさせることができる。
また、不審者の侵入方向が窓部38a側である場合に、シャッタ装置51aに加えてシャッタ装置51b,51dを制御して窓部38a,38b,38dを閉鎖してもよい。同様に、警報装置75aに加えて警報装置75b,75dを制御して警報音声を出力させてもよい。さらに、幕板荷重センサ19a〜19dのうち荷重を検出したセンサの検出レベルが上がる構成としてもよい。例えば、荷重を検出したセンサがその後にOFF状態に移行する構成とする。この場合、不審者の位置を特定しつつ、幕板荷重センサ19a〜19dについて省エネルギ効果を得ることができる。
(4)幕板荷重センサ19は、幕板15を支持するスペーサ32や天井大梁21、床大梁22などに設けられていてもよい。要は、幕板15に加えられた荷重を検出することが可能な構成であればよい。
(5)幕板荷重センサ19は、外壁16から突出しないように設けられた幕板15に設けられていてもよい。つまり、外壁16に加えられた荷重を荷重検出手段により検出することが可能な構成であればよい。この構成では、例えば不審者が屋根13の軒先にロープを引っ掛けてそのロープを手で手繰りつつ壁面を歩くように外壁16を登っている場合に、足で外壁16に対して横方向から加えられた荷重が検出される。したがって、この構成でも不審者を検出することができる。
(6)幕板荷重センサ19による荷重検出の継続時間が所定継続時間より長い場合に、不審者が幕板15に手や足を掛けたと判定してもよい。この構成では、例えば飛来物が幕板15に当たった場合にそれを不審者が幕板15に手や足を掛けたこととは判定しない。したがって、不審者の検出精度を高めることができる。
(7)一階部分11と二階部分12との境界部のうち一部にて不審者を検出する構成としてもよい。例えば、幕板荷重センサ19が幕板15の一部に設けられている構成や、幕板15が境界部の一部に設けられている構成とする。
(8)クレセント錠45が建物設備としてホームサーバ71により動作制御される構成としてもよい。例えば、ホームサーバ71にクレセント錠45が電気的に接続されている構成とし、ホームサーバ71は、一階部分11と二階部分12との境界部を通過する不審者が検出された場合にクレセント錠45を施錠状態に移行させる構成とする。この場合でも、不審者が二階部分12から建物10内に侵入することに対して抑止力を発揮できる。
(9)壁によじ登っている不審者が窓部38又はその周辺に到着したことを検出する人検知手段としては、荷重センサが窓部38の下縁部に設けられていてもよく、赤外線センサ等の人感センサが設けられていてもよい。
(10)シャッタ装置51は、シャッタカーテン53のスラット55が開閉しない構成でもよい。この場合、ホームサーバ71は、例えば幕板15に不審者の手や足が掛けられたと判定した時に、シャッタ装置51を制御し、シャッタカーテン53により少なくともクレセント錠45が隠れるように窓部38を部分的に閉鎖する。これにより、不審者はクレセント錠45を見ることができないため不審者が窓部38から侵入することに対する抑止力を発揮できる。しかも、二階部分12内にいる居住者等は屋外の様子を見ることができる。また、ホームサーバ71は、窓部38の周辺に不審者の手や足が掛けられたと判定した時に、シャッタ装置51を制御し、シャッタカーテン53により窓部38の全てを閉鎖する。これにより、不審者が窓部38から侵入することを回避できる。
(11)建物10が複数階建てであれば、幕板荷重センサ19を有する幕板15は一階部分11と二階部分12との境界部に加えて又は代えて他の上下階の境界部に設けられていてもよい。要は、上下階の境界部において人が通過することを検出する構成であればよい。
本実施形態における建物の概要を示す正面図。 一階部分と二階部分との境界部周辺を示す概略断面図。 シャッタ装置の正面図。 窓部周辺の側面図。 建物の警備システムに関する電気的な構成を示すブロック図。 警備システムの制御処理を示すフローチャート。 別の建物の概要を示す正面図。 警備システムの別例を示す二階部分の概略平面図。
符号の説明
10…建物、11…一階部分、12…上階部分としての二階部分、15…幕板、16…外壁、19…階間検知手段及び荷重検出手段としての幕板荷重センサ、38…開口部としての窓部、51…建物設備としてのシャッタ装置、55…シャッタカーテン、55…スラット、62…人検知手段としての窓側荷重センサ、71…制御手段、位置特定手段、避難経路設定手段としてのホームサーバ、75…避難経路報知装置及び建物内報知装置としての警報装置、81a…階間検知手段を構成する軒部荷重センサ、83a…階間検知手段を構成する手摺荷重センサ。

Claims (10)

  1. 建物の外壁周辺のうち上下階間に人がいることを検知する階間検知手段と、
    前記階間検知手段により人が検知された場合に所定の警戒制御を実行する制御手段と
    を備えていることを特徴とする建物の警備システム。
  2. 前記階間検知手段として、外壁における上下階の境界部に加えられた荷重を検出する荷重検出手段を備え、
    前記制御手段は、前記荷重検出手段により検出された荷重が所定荷重以上である場合に前記警戒制御を実行することを特徴とする請求項1に記載の建物の警備システム。
  3. 前記制御手段は、前記荷重検出手段による荷重検出時間が所定時間以内である場合に前記警戒制御を実行することを特徴とする請求項2に記載の建物の警備システム。
  4. 前記荷重検出手段は、前記境界部に設けられた幕板に加えられた荷重を検出することを特徴とする請求項2又は3に記載の建物の警備システム。
  5. 前記階間検知手段により検知された人の建物における周方向の位置を特定する位置特定手段を備え、
    前記制御手段は、前記位置特定手段により特定された位置に近い領域を対象とした警戒制御を優先的に実行することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の建物の警備システム。
  6. 前記位置特定手段により特定された位置に基づいて避難経路を設定する避難経路設定手段と、
    前記避難経路設定手段により設定された避難経路を報知する避難経路報知装置と
    を備え、
    前記制御手段は、前記避難経路報知装置の報知制御を前記警戒制御として実行することを特徴とする請求項5に記載の建物の警備システム。
  7. 上階部分の開口部を閉鎖可能なシャッタ装置を備え、
    前記制御手段は、前記シャッタ装置により前記開口部を閉鎖させる制御を前記警戒制御として実行することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の建物の警備システム。
  8. 前記シャッタ装置は、複数のスラットが連結されたシャッタカーテンを有しており、
    前記制御手段は、前記シャッタカーテンにより前記開口部を閉鎖させ且つ前記複数のスラットのうち少なくとも一部のスラット間を開放させる制御を前記警戒制御として実行することを特徴とする請求項7に記載の建物の警備システム。
  9. 上階部分に設けられた開口部又は該開口部の屋外側周辺に人がいることを検知する人検知手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記階間検知手段により人が検知され且つ前記人検知手段により人が検知された場合に前記スラット間を閉鎖させることを特徴とする請求項8に記載の建物の警備システム。
  10. 前記制御手段は、前記階間検知手段により人が検知された場合に、建物内空間を報知範囲とする建物内報知装置の報知制御を警戒制御として実行することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の建物の警備システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104076786A (zh) * 2014-06-27 2014-10-01 苏阳 一种用于检测窗户关闭状态的家居智能控制系统
JP2021170369A (ja) * 2016-08-03 2021-10-28 日本電気株式会社 誘導システムおよび誘導方法

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