JP5272305B2 - 化粧板及びその製造方法 - Google Patents
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Description
こうした手法をとる理由としては、MDF等の木質繊維板や、木材チップを固めたパーティクルボードは、水や水蒸気を吸って膨潤し易い性質があり、水や水蒸気を遮断しないと反ったり、また、木口の部分が膨れて外観が問題となってしまう。上述のような四方化粧の化粧板とすることにより、扉としての意匠性及び木口の防水性を確保している。
しかしながら、この加工方法は、基材の端部分に加工するものであり、薄い化粧材に関しては、加工が非常に困難であるという問題がある。また、折り曲げ前の木口は、1回の曲げでは下部に露出するため、これに加えてさらに被覆を行うことが必要であるという問題がある。一方、2回曲げを行えばこの問題点は解消するが、薄板の場合加工ができないという問題がある。
しかしながら、この方法では、薄板の側面に、スプレー塗装や、側面ロールコートを行うため、製造が煩雑であり、小さいサイズの場合、更に作業性が悪化する。また、側面が見える場合、透明乃至着色コートでは、意匠性が低いという問題がある。
すなわち、本発明は、
[1]平板状の基材の表面部及び四方の側面部を1枚の化粧シートで覆ってなる化粧板であって、基材の一組の両端部において該化粧シートが折り返され、接着剤を介して貼着されて覆われ、基材の他の一組の両端部が薄肉化されており、該薄肉化された部分がそれぞれ折り返され、接着剤層を介して基材に接着され、かつ該折り返し部の長さが基材の厚さ以上であることを特徴とする化粧板、
[2]基材が木質系繊維、パーティクルボード、木粉プラスチックパーティクルボード又は木粉プラスチックボードである上記[1]に記載の化粧板、
[3]基材が珪酸カルシウム板、繊維強化セメント板、又は石膏ボードである上記[1]に記載の化粧板、
[4]基材の厚さが10mm以下である上記[1]〜[3]のいずれかに記載の化粧板、
[5]さらに、基材の裏面に防水性シートを積層してなる上記[1]〜[4]のいずれかに記載の化粧板、
[6]基材及び化粧シートを連続的に供給して基材の表面部及び側面部を1枚の化粧シートで覆う化粧板の製造方法であって、(A)化粧シートを基材の表面部に接着剤を介して貼着する工程、(B)基材の流れ方向に平行する化粧シートの両側の端部を折り曲げ、接着剤を介して基材の側面部及び必要に応じて裏面の一部に化粧シートを貼着する工程、(C)基材の流れ方向に直行する方向に基材側面部に沿って化粧シートを裁断する工程及び/又は基材の流れ方向に直行する方向に基材とともに化粧シートを裁断する工程、(D)基材の表裏を反転させる工程、(E)化粧シートを貼着していない2ヶ所の基材側面部から該基材の厚さ以上の幅の基材部分をそれぞれ切削除去して折り返し部を得る工程、及び(F)該折り返し部と該折り返し部に貼着される化粧シートを折り返して、接着剤層を介して切削除去により現れる基材側面又は必要に応じて裏面の一部に折り返し接着する工程を有する化粧板の製造方法、
[7]基材が木質系繊維、パーティクルボード、木粉プラスチックパーティクルボード又は木粉プラスチックボードである上記[6]に記載の化粧板の製造方法、
[8]基材が珪酸カルシウム板、繊維強化セメント板、又は石膏ボードである上記[6]に記載の化粧板の製造方法、
[9]基材の厚さが10mm以下である上記[6]〜[8]のいずれかに記載の化粧板の製造方法、
[10]基材の裏面にあらかじめ防水性シートが積層されているか又は前記(F)工程の後に基材の裏面に防水性シートを積層する工程を有する上記[6]〜[9]のいずれかに記載の化粧板の製造方法、
を提供するものである。
一方で、意匠面においても、一枚のシートで、表面及び四方の側面を覆うことが可能であり、薄手のパネルとしても、一体感、本物感が向上し、例えば、壁面のアクセントパネルとしても有用である。
該折り返し部5は図3(a)に示すように、接着除去により現れる基材側面部2−fにのみ貼着される構成でもよいし、図3(b)に示すように、さらに基材2の裏面部にまで折り返されていてもよい。
また、折り返し部5を切削除去により現れる基材側面2−fのみに接着し、はみ出した部分を切除することで、折り返し部5を基材の裏面にまで接着させず、基材の裏面における段差を生じさせないようにすることもできる(図3(a))。
なお、接着剤層4は折り返し部5の全体に設けられていてもよいし、一部であってもよい。また、接着剤層4は必ずしも折り返し部5に設けられていなくてもよく、接着除去により現れる基材側面部2−fや、基材2の裏面部で折り返し部5が接着される部分に設けられていてもよい。
また、前記折り返し部5を基材2に接着するための接着剤としては、ホットメルト接着材が好適でありEVA(エチレン−酢酸ビニル)系や、オレフィン系、TPR系(熱可塑性エラストマー、具体的にはSBS共重合体やSIS共重合体等)が挙げられる。
上記、貼着及び接着のための接着剤の塗布量は、通常10〜100g/m2(乾燥時)程
度であり、適宜加工状態に応じて調整することができる。
緩衝材の厚さは、床面施行する下地の形状、要求性状等によって適宜設定できる。
本発明の化粧板と緩衝材の接着に用いる接着剤としては、上述の基材に化粧シートを貼着させるための接着剤及び折り返し部を基材に接着するための接着剤と同様の公知の接着剤を用いることができるが水性接着剤が好ましい。なお、接着剤の塗布量としては、上記と同様に通常10〜100g/m2(乾燥時)程度である。
まず、化粧シート3の裏面に接着剤を塗布し、必要に応じて加熱乾燥を行った後、化粧シート3を基材2の表面部に接着剤を介して、連続的に貼着する(以下(A)工程という)。(A)工程の一例を図5に示す。図5ではベルトコンベアー等の搬送機器10に平板状の基材2とロール状に巻かれた化粧シート3が供給され、化粧シート3に接着剤塗布装置(図示せず)によって接着剤が塗布された後、ローラー(圧着治具を兼用する)11によって基材2に化粧シート3が貼着される(図5)。ここで化粧シート3の幅は基材2の幅よりも長く設計されており、化粧シート3で基材2の側面部を覆うに十分な幅となっている。すなわち、化粧シート3の幅は基材2の幅と厚さの合計長さ以上であり、好ましくは基材2の裏面の一部をも覆い得る長さである。化粧シート3によって、基材2の裏面の一部まで覆うことによって、化粧板の耐水性がより一層確保される。
なお、化粧シートの折り曲げを容易にするため、C面加工を行うこともできる。C面加工を行う場合の切削加工幅(c)は0.5mm以下であることが好ましい。切削加工幅(c)が0.5mm以下であると、折り返し部の切削加工を行ったときに、C面加工部を切除することがなく、側面部の角が目開きしないために外観上好ましい。
(E)工程の概念図を図7に示す。図7(a)では、基材2の裏面2−cが上部を向き、化粧シート3が基材2の表面部、側面部2−b及び裏面2−cの一部を覆っている。化粧シートを貼着していない2ヶ所の基材側面部2−eから内側に向かって、基材2を切削除去して、折り返し部5を得る(図7(b))。この切削除去に際しては、切削除去する部分の幅を基材2の厚さ以上の長さにすることが肝要である。すなわち、折り返し部5の長さmが基材2の厚さt以上の長さを有することが必要である。この長さmが基材2の厚さtより短いと、化粧シート3で基材2の側面部を完全に覆うことができず、化粧板の耐水性が不十分となる。
次いで、ガイドやローラーにより、折り曲げ及び圧着を行う。(F)工程によって、基材2の表面2−aの端部は、本発明の化粧板における側面部2−dを構成する。また、折り返し部のはみ出した部分は、回転刃などで切除することもでき、場合によっては、更に基材2の裏まで、ローラー等の折り曲げ冶具を使い圧着してもよい。
なお、上記(E)工程及び(F)工程については、ダイレクトポストフォームと呼ばれる加工方法であり、公知の装置を用いて加工することができる。
本発明で用いられる平板状の基材2としては、特に限定されず種々の材料を用いることができるが、本発明では特に、中密度繊維板(MDF)、ハードボード、インシュレーションボード等の木質系繊維、パーティクルボード、木粉プラスチックパーティクルボード及び木粉プラスチックボードなどの耐水性が低く、水に濡れると膨潤しやすい基材を用いることができる。すなわち、基材に制約を受けることなく、耐水性の高い化粧板を得ることができる。
また、意匠性を考慮すると各種の切削加工が可能な他の平板状基材を用いることができ、具体的には、樹木の単板、合板のほか、窯業系基材としての珪酸カルシウム板、スレート板、石膏スラグ板、石膏ボード、繊維強化セメント板等も使用可能であり、特に不燃化粧パネル用途としては、珪酸カルシウム板、繊維強化セメント板、又は石膏ボードが好ましい。
ベタインキ層は、通常、化粧シートの意匠性を高める目的で所望により設けられ、隠蔽層とも称されるものである。ベタインキ層は基材シートの表面の色を整えることで、基材シート自身が着色していたり、色ムラがあるときに形成して、基材シートの表面に意図した色彩を与えるものである。通常不透明色で形成することが多いが、着色透明色で形成し、下地が持っている模様を活かす場合もある。基材シートが白色であることを活かす場合や、基材シート自身が適切に着色されている場合にはベタインキ層の形成を行う必要はない。
着色剤としては、カーボンブラック(墨)、鉄黒、チタン白、アンチモン白、黄鉛、チタン黄、弁柄、カドミウム赤、群青、コバルトブルー等の無機顔料、キナクリドンレッド、イソインドリノンイエロー、フタロシアニンブルー等の有機顔料又は染料、アルミニウム、真鍮等の鱗片状箔片からなる金属顔料、二酸化チタン被覆雲母、塩基性炭酸鉛等の鱗片状箔片からなる真珠光沢(パール)顔料等が用いられる。
このベタインキ層の厚さは通常1〜20μm程度である。
これらの模様は通常の黄色、赤色、青色、および黒色のプロセスカラーによる多色印刷によって形成される他、模様を構成する個々の色の版を用意して行う特色による多色印刷等によっても形成される。
柄インキ層に用いる絵柄インキとしては、ベタインキ層に用いるインキと同様のものを用いることができる。
柄インキ層の厚さは通常1〜5μm程度である。
具体的には、軟質、半硬質又は硬質ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体、アイオノマー、ポリ(メタ)アクリル酸エステル等が挙げられる。
その他、透明樹脂層には、充填剤、艶消剤、発泡剤、難燃剤、滑剤、帯電防止剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定化剤、ラジカル捕捉剤、ゴム等の軟質化成分などの添加剤を添加することができる。
代表的には、重合性モノマーとして、分子中にラジカル重合性不飽和基を持つ(メタ)アクリレート系モノマーが好適であり、中でも多官能性(メタ)アクリレートが好ましい。なお、ここで「(メタ)アクリレート」とは「アクリレート又はメタクリレート」を意味する。
重合性オリゴマーとしては、分子中にラジカル重合性不飽和基を持つオリゴマー、例えばエポキシ(メタ)アクリレート系、ウレタン(メタ)アクリレート系、ポリエステル(メタ)アクリレート系、ポリエーテル(メタ)アクリレート系などが挙げられる。
また、分子中にカチオン重合性官能基を有する重合性オリゴマー等に対しては、芳香族スルホニウム塩、芳香族ジアゾニウム塩、芳香族ヨードニウム塩、メタロセン化合物、ベンゾインスルホン酸エステル等が挙げられる。
また、光増感剤としては、例えばp−ジメチル安息香酸エステル、第三級アミン類、チオール系増感剤などを用いることができる。
本発明においては、電離放射線硬化性樹脂組成物として電子線硬化性樹脂組成物を用いることが好ましい。電子線硬化性樹脂組成物は無溶剤化が可能であって、環境や健康の観点からより好ましく、また光重合用開始剤を必要とせず、安定な硬化特性が得られるからである。
本発明においては、このようにして調製された塗工液を、基材の表面に、硬化後の厚さが3〜10μm程度になるように、グラビアコート、バーコート、ロールコート、リバースロールコート、コンマコートなどの公知の方式、好ましくはグラビアコートにより塗工し、未硬化樹脂層を形成させる。
熱硬化の場合の加熱温度は用いる樹脂に応じて適宜決定される。また、電離放射線として電子線を用いる場合、その加速電圧については、用いる樹脂や層の厚みに応じて適宜選定し得るが、通常加速電圧70〜300kV程度で未硬化樹脂層を硬化させることが好ましい。
なお、電子線の照射においては、加速電圧が高いほど透過能力が増加するため、基材として電子線により劣化する基材を使用する場合には、電子線の透過深さと樹脂層の厚みが実質的に等しくなるように、加速電圧を選定することにより、基材への余分の電子線の照射を抑制することができ、過剰電子線による基材の劣化を最小限にとどめることができる。
また、照射線量は、樹脂層の架橋密度が飽和する量が好ましく、通常5〜300kGy(0.5〜30Mrad)、好ましくは10〜50kGy(1〜5Mrad)の範囲で選定される。
さらに、電子線源としては、特に制限はなく、例えばコックロフトワルトン型、バンデグラフト型、共振変圧器型、絶縁コア変圧器型、あるいは直線型、ダイナミトロン型、高周波型などの各種電子線加速器を用いることができる。
電離放射線として紫外線を用いる場合には、波長190〜380nmの紫外線を含むものを放射する。紫外線源としては特に制限はなく、例えば高圧水銀燈、低圧水銀燈、メタルハライドランプ、カーボンアーク燈等が用いられる。
このようにして、形成された硬化樹脂層には、各種の添加剤を添加して各種の機能、例えば、高硬度で耐擦傷性を有する、いわゆるハードコート機能、防曇コート機能、防汚コート機能、防眩コート機能、反射防止コート機能、紫外線遮蔽コート機能、赤外線遮蔽コート機能などを付与することもできる。
評価方法
各実施例及び比較例で得られた化粧板の側面部を40℃の温水に24時間浸漬し、外観を観察した。
(1)基材
基材2として、中密度繊維板(住友林業社製 ネルソンパイン)9mm厚×900mm(幅)×1800mm(長さ)の板を準備した。この基材2の裏側に、2枚の30gの紙間強化紙の間に、30μのポリエチレンを挟み込んだ防水シートを酢酸ビニル系の接着剤を用いて貼付した。次いで、該基材2を幅方向に半裁し、450mm幅とした。
(2)化粧シート
着色したポリプロピレン樹脂層の上にウレタン系のインキで柄印刷を行い、透明のポリプロピレン樹脂を積層し、表面に電子線硬化性樹脂の表面保護層を施した。該化粧シートの総厚さは0.16mmであり、これを500mm幅のロール状にした。
上記(2)で得た化粧シートの裏面に、プロフィールラミネーターで溶剤系ウレタン接着剤をナイフコーターで塗布し、乾燥後、上記(1)で得た基材(450mm×1800mm)の表面、側面及び裏面に、図5及び図6に示すように連続的に化粧シートを貼着した。なお、ここで用いた接着剤は、アロンエバーグリップ社製「エバーグリップ UR−1347V」(硬化剤として、同社製「HB−322」 5質量部配合)であり、塗布量は乾燥質量で、40g/m2であった。
次いで、流れ方向(板状基材の長さ方向)に330mmの長さに裁断した。
折り返し部5を側面部2−fに接着した後、はみ出し部分をロール刃で切除し、本発明の化粧板を得た。
以上のようにして得た、化粧板の耐水性について上記方法にて評価した。外観上の変化は全く認められなかった。
実施例1と同一の基材及び同一の化粧シートを用い、基材の表面と裏面にそれぞれ該化粧シートを実施例1で用いたのと同様の接着剤を用いて貼着して化粧板を得た。
実施例1と同様に耐水性について評価した。木口部分から基材の膨れが発生し、厚みが10〜11mmに増大した。
2.基材
2−a.表面部
2−b.側面部
2−c.裏面
2−d.側面部
2−e.側面部
2−f.側面部
3.化粧シート
3−a.端部
4.接着剤層
5.折り曲げ部
10.搬送機器
11.ローラー(圧着治具)
12−a.ローラー
12−b.ローラー
12−c.ローラー
12−d.ローラー
Claims (6)
- 木質系繊維、パーティクルボード、木粉プラスチックパーティクルボード又は木粉プラスチックボードである平板状の基材の表面部及び四方の側面部を1枚の合成樹脂シートを基材シートとする化粧シートで覆ってなる化粧板であって、基材の一組の両端部において該化粧シートが折り返され、接着剤を介して貼着されて覆われ、基材の他の一組の両端部は、該化粧シートが貼着された基材の裏面から直角に切り込みを入れて基材を切削除去して得られた、基材の厚さ以上の長さの、化粧シート上に厚さが0.5mm以下の薄肉基材を有し、その根元に切り込みが入った折り返し部が、根元からそれぞれ折り返され、該折り返し部が接着剤層を介して基材側面全部又は裏面の一部に及んで接着されていることを特徴とする化粧板。
- 基材の厚さが10mm以下である請求項1に記載の化粧板。
- さらに、基材の裏面に防水性シートを積層してなる請求項1又は2のいずれかに記載の化粧板。
- 木質系繊維、パーティクルボード、木粉プラスチックパーティクルボード又は木粉プラスチックボードである基材及び合成樹脂シートを基材シートとする化粧シートを連続的に供給して基材の表面部及び四方の側面部を1枚の化粧シートで覆う平板状の化粧板の製造方法であって、(A)化粧シートを基材の表面部に接着剤を介して貼着する工程、(B)基材の流れ方向に平行する化粧シートの両側の端部を折り曲げ、接着剤を介して基材の側面部及び必要に応じて裏面の一部に化粧シートを貼着する工程、(C)基材の流れ方向に直交する方向に基材側面部に沿って化粧シートを裁断する工程及び/又は基材の流れ方向に直交する方向に基材とともに化粧シートを裁断する工程、(D)基材の表裏を反転させる工程、(E)化粧シートを貼着していない2ヶ所の基材側面部から該基材の厚さ以上の幅で基材裏面から直角に切り込みを入れ、且つ0.5mm以下の厚さである基材部分を残すように切削除去して2つの折り返し部を得る工程、(E')該折り返し部の根元に切り込みを入れる工程、及び(F)該折り返し部と該折り返し部に貼着された化粧シートをその根元から折り返して、接着剤層を介して切削除去により現れた基材側面全部又は裏面の一部に及んで折り返し接着する工程を有する化粧板の製造方法。
- 基材の厚さが10mm以下である請求項4に記載の化粧板の製造方法。
- 基材の裏面にあらかじめ防水性シートが積層されているか又は前記(F)工程の後に基材の裏面に防水性シートを積層する工程を有する請求項4又は5に記載の化粧板の製造方法。
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