JP2001096652A - 加工化粧板とその製造方法 - Google Patents

加工化粧板とその製造方法

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JP2001096652A
JP2001096652A JP27789299A JP27789299A JP2001096652A JP 2001096652 A JP2001096652 A JP 2001096652A JP 27789299 A JP27789299 A JP 27789299A JP 27789299 A JP27789299 A JP 27789299A JP 2001096652 A JP2001096652 A JP 2001096652A
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Hiroshi Miki
寛 三木
Tokuichi Miki
徳一 三木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 扉製造工場や家具工場などで大量に発生する
化粧板の端材を有効に活用できるとともに、安価な加工
化粧板とその製造方法を提供する。 【解決手段】 表面に化粧シートが貼付された細長の化
粧板11の裏面の少なくとも一端側に1本以上の折曲溝
11bを形成して表面の化粧シートを折り曲げ接着して
化粧端部10aを形成した1枚以上の表板材10と、該
表板材10を貼付する裏板材13と、からなり、1枚以
上の表板材10を裏板材13と幅方向にずらして接合部
14a,14bが形成されるように貼り合わせた。加工
も簡単で安価な加工化粧材を得ることができる。表板
材、裏板材の双方に端材を使用することもでき、資源の
有効利用が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、扉や腰板あるいは
壁板等に使用される化粧板に関し、特に、廃材や切り落
とし材等の端材からでも製造できる加工化粧板に関す
る。
【0002】
【従来の技術】壁板や腰板には、幅の広い化粧板をその
まま使用する場合もあるが、装飾的な効果を出すため
に、細幅の化粧板で、両側に接合部が形成された板材を
端部で重ね合わせて使用する場合が多い。
【0003】図10は、そのような化粧板の製造工程を
示す図である。まず、同図(a)の仮想線に示す四角断
面を持った素材1を用意し、その対向する角部1a,1
bを削り取った板材2にする。各角部は、C面取りして
おく。
【0004】次に、図10(b)に示すように、この板
材2の周辺を化粧シート3で被覆する。化粧シート3と
しては、各種の樹脂シート、紙、木を薄く削ったシート
等が使用されている。化粧シートの代わりに塗装をして
もよい。
【0005】このようにして形成された化粧板4は、幅
方向の両側の段差部分が接合部4a,4bとなる。この
とき、接合部4aの長さLaと接合部4bの長さLbと
を図のようにLa>Lbとしたり、La=Lbとしてい
る。
【0006】そして、La>Lbとした場合、図10
(c)のように接合部4aと4bとを重ね合わせると、
隙間4c,4cができ、壁や腰板等に装飾的な効果を与
えることができることになる。
【0007】図11は、また別の従来例である。四角の
素材1から(a)に示すように複雑な断面形状の板材5
を削りだし、これに(b)に示すように裏面を除いて化
粧シート6を貼り化粧板7とする。化粧板7の両側には
段差が形成され、ここに接合部7a,7bが形成される
ようにしている。これを図11(c)のように接合部7
a,7bを重ねて接続すると、接続部に凹部7cがで
き、これにより装飾効果が上がる。
【0008】図12は、また別の従来例である。これ
は、幅広の板材8に化粧シート8aを貼り、等間隔に溝
8bを形成して、化粧板9としたものである。溝8bの
部分は塗装により仕上げられる。この化粧板9は、この
ままで腰板や扉の板材として使用可能なものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来使用されてきた化粧板は、断面が四角の板材から接
合部となる部分を削りだし、化粧シートを貼付したり、
塗装をして仕上げるので、加工工数が多くなった。ま
た、素材としては、厚い板材が必要である。そのため、
出来上がった化粧板のコストが高くなってしまうという
問題があった。
【0010】一方、扉材や、壁材としては、片面に化粧
シートを貼付した厚さ2.5mmから3mm程度の化粧板
が、多用されている。この化粧板は、幅は915mm 又は1
220mm程度のものの二種類で、長さは、915mm、1220mm、
1820mmと大凡300mm刻みで4m程度まで幾つかの種類が
あるが、どれも規格化された定形寸法となっている。こ
のような定形寸法の薄板を実際の壁板や扉板や家具とし
て使用すると、たとえば、ドアーの幅は800mm前後のも
のが多い、といったような理由から、かならず、半端な
部分ができる。これらは、「切り落とし」とか「廃材」
と言われているが、これらを総称してここでは「端材」
ということにする。
【0011】この端材は、扉製造工場や家具工場では大
量に発生しているが、有効な用途が無いために、現在で
は、殆どが廃棄されているのが現状である。また、廃棄
するにしても、工場の焼却炉などで消却する、というこ
とが環境上から困難な状況にあり、専門の業者に金銭を
支払って引き取ってもらい、処分を依頼している。
【0012】本発明は、上記の現状から考えられたもの
で、扉製造工場や家具工場などで大量に発生する化粧板
の端材を有効に活用できるとともに、安価な加工化粧板
とその製造方法を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の加工化粧板は、表面に化粧シートが貼付さ
れた四角形の化粧板の各辺について、裏面にそれぞれ1
以上の折曲溝を形成し、該折曲溝で各端部を折り曲げ接
着して4辺全てを化粧端部としたことを特徴としてい
る。
【0014】又は、四角形で表面と2組の対向する2辺
のうち1組の2辺について側面にも化粧シートが貼付さ
れた化粧板において、残りの1組の2辺について、裏面
にそれぞれ1以上の折曲溝を形成し、該折曲溝で各端部
を折り曲げ接着したことを特徴としている。
【0015】又は、表面に化粧シートが貼付された細長
の化粧板の裏面の少なくとも一端側に1本以上の折曲溝
を形成して表面の化粧シートを折り曲げ接着して化粧端
部を形成した1枚以上の表板材と、該表板材を貼付する
裏板材と、からなり、1枚以上の表板材を幅方向に密着
させ又は隙間を開けてを裏板材に貼付し、裏板材の幅方
向両端面を表板材の端面より一方では突出させ他方では
引っ込める方向にずらして接合部が形成されるように貼
り合わせたことを特徴としている。
【0016】上記裏板材が表面に化粧シートを貼付した
化粧板で、表板材より幅広で、表板材の裏面と裏板材の
表面とを貼付した構成としたり、上記化粧端部が、板材
の端部に薄板厚部を形成して該薄板厚部に上記1本以上
の折曲溝を形成して折り返し、接着して板材とほぼ同じ
板厚にした折返型化粧端部である構成としたり、上記表
板材が1枚で、上記裏板材が表板材と同じ構成で、表板
材と裏板材とが裏面同士で貼り合わされたとき上記接合
部が表裏とも化粧シートで覆われている構成としたり、
上記表板材が複数枚あり、上記裏板材が表板材の整数倍
の幅を有する化粧板で、上記複数の表板材を幅方向に密
着させて裏板材の裏面に貼付した構成としたり、上記化
粧端部の一方が表板材の厚さより大きい端部厚さを有
し、表板材を裏板材に貼り付けたとき表板材の当該端部
の方が浮き上がって表板材が裏板材に対して傾斜するよ
うに貼付される構成としたり、表板材及び/又は裏板材
に、端材を使用した構成とすることができる。
【0017】本発明の加工化粧板の製造方法は、表面に
化粧シートが貼付された細長の薄板からなる表板材の裏
面両側に1又は2以上の折曲溝を形成する工程と、該折
曲溝で端部を折り曲げ接着して接着し表部材の両側に化
粧シートで覆われた化粧端部を形成する工程と、該表板
材を1枚以上用意して裏板材に幅方向に密着させ又は隙
間を開けて貼付し、裏板材の幅方向両端面を表板材の端
面より一方では突出させ他方では引っ込める方向にずら
して接合部が形成されるように貼り合わせる工程と、を
有することを特徴としている。
【0018】または、表面に化粧シートが貼付された四
角形の化粧板の裏面の対向する2辺にそれぞれ1以上の
折曲溝を形成する工程と、折曲溝の外側を折り曲げ接着
して化粧端部を対向する2辺に形成する工程と、残りの
2辺それぞれに1以上の折曲溝を形成する工程と、各折
曲溝の外側を折り曲げ接着して化粧端部とする工程と、
を有することを特徴としている。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を図面によ
って説明する。図1は、本発明における加工化粧板の表
板材10を製造する方法を説明する図である。同図
(a)の符号11は素材を示し、化粧板を所定の幅Wに
切断したものである。この素材11は、定形寸法の未使
用の板材から切断して形成してもよいが、上述した端材
から形成することもできる。素材11の下面が化粧面
で、点線で示すように化粧シート12を貼っている。化
粧シート12としては、合成樹脂シート、紙、又は木を
薄く削って作ったシート等が使用される。
【0020】この素材11の両側に薄板厚部11a,1
1aを形成し、そのほぼ中央に2本のV型の折曲溝11
b,11bを穿設する。V溝の角度は90゜である。そ
して溝11b,11bができたら、(b)のように折り
曲げて接着する。このようにして形成された端部10a
は、化粧シートで覆われており、化粧シートはU字状に
折り返されているので、折返型化粧端部10aというこ
とにする。折曲溝11bが90゜のV溝なので、折返型
化粧端部10aの角も直角になる。しかし、折曲溝11
bをU溝にしたり、櫛型溝にすることによって、角の形
状を丸くしたり、傾斜面にするなど様々に変化させるこ
とができる。
【0021】図2は、図1で作られた表板材10を、裏
板材13に貼付して加工化粧板14とした図である。こ
の裏板材13も端材を使用することができる。化粧シー
ト12は特に図示しないが、図1と同様に貼付されてい
る。裏板材13の幅は表板材10の幅と同じで、両者は
左右にずらして接着されている。すなわち、裏板材13
の幅方向両端面を表板材10の端面より右方では突出さ
せ左方では引っ込める方向にずらして段差を作り、接合
部14a,14bを形成する。接合部14a,14bの
長さLa,Lbは等しくなる。
【0022】このような構成なので、仮想線に示すよう
に両側に同じ加工化粧板14を隙間無く接合することが
できる。裏板材13は、表側からは見えなくなるので、
化粧板を使用する必要がない。
【0023】もっとも、表板材10を裏板材13に貼付
せずに、表板材10のままで壁等に貼って使用すること
もできる。また、接合部を幅方向の両側に形成したが、
長手方向の両端に同様に段差等を作って形成することも
可能である。
【0024】図3は裏板材13の幅を表板材10の幅よ
り若干広くした実施例である。そして、接合部14a,
14bの長さLa,Lbを相違させている。このような
構成にすると、加工化粧板14を左右につき合わせて並
べると、表板材側に隙間14cが形成され、腰板等に変
化を与えることができる。
【0025】なお、この実施例では、隙間14cの部分
で裏板材13が露出することになるので、裏板材13も
化粧板を使用し、裏板材13の化粧シート側に表板材1
0を貼付するようにするとよい。
【0026】図4は、裏板材20を表板材10と同様の
構成にした実施例である。すなわち、裏板材20として
化粧板の端材などを用い、図1で説明したのと同様にし
て折返型化粧端部20aを形成した。そして、図4
(a)に示すように、表板材10と裏板材20の裏面同
士を向かい合わせて、裏板材20の幅方向の両端面を表
板材10の端面より右方では突出させ左方では引っ込め
る方向にずらして接合部21a,21bが形成されるよ
う貼り合わせて加工化粧板21とした。接合部21a,
21bの長さをそれぞれLa,Lbとすると、La>L
bとなるようにする。
【0027】このとき、長い方の接合部21aの突出長
さLaと、折返型化粧端部20aの長さdとの間には、
d≧Laの関係が成り立つようにし、表板材10と裏板
材20とが裏面同士で貼り合わされたとき上記接合部2
1a,21bの突出部分が表裏とも化粧シートで覆われ
るようにしておく。
【0028】図4(b)は、上記の構成の加工化粧板2
1を複数枚張り合わせた状態を示す図である。接合部2
1aの方を21bよりも長くしたので、接合部に隙間2
1cが形成される。このとき、上述したようにd≧La
の関係が成り立っているので、隙間21cに化粧シート
の無い裏面が露出することを防止できる。
【0029】また、図4の実施例の場合、表側(I側)
から見ても、裏側(II側)から見ても、化粧シートが表
面に出ることになるので、両面を仕上げ面として使用す
ることができる。
【0030】図5は、表板材に折曲型化粧端部を形成し
た実施例である。化粧シート12は、表板材30の図の
上面に貼付されている。表板材30の両側に裏面から削
って薄板厚部30aを形成し、ここに45゜のV型の折
曲溝30bを両溝間の角度が90゜になるように2本形
成し、その外側には、板厚と同じ厚さの部分30cを残
している。
【0031】このような加工ができたら、折曲溝30b
で折り曲げ、図5(b)のようにして接着固定する。こ
うしてできた表板材30の端面は、化粧シート12に覆
われるので化粧端部30dとなるが、化粧シート12は
裏面にまでは折り返されていないことから、このような
化粧端部をここでは折曲型化粧端部30dということに
する。表板材30の貼付面には、2本の浅い溝30e,
30eが形成されている。
【0032】図6は、図5の表板材30を裏板材31に
貼り合わせた状態を示す図である。貼り合わせは、溝3
0eにホットメルト型接着剤33を塗布することで、裏
板材31と瞬間的に接着できる。なお、接着部を熱に強
くし、接着力をより強度なものにするため、溝30e以
外は、通常の、接着に時間の掛かる接着剤で接着すると
よい。
【0033】裏板材31は、表板材30の4倍の幅を有
し、表板材30は、4枚が相互に密着した状態で裏板材
31に貼り付けられ、加工化粧板32となっている。裏
板材31の幅方向両端面を表板材30の端面より右方で
は突出させ、左方では引っ込める方向にずらして接合部
32a,32aが形成されている。裏板材31は、表側
から見えなくなるので、化粧板を使用する必要はない。
また、この実施例の裏板材31は幅が広いが、端材には
幅の広いものも多く、この実施例のような裏板材を端材
から取り出すことは十分に可能である。
【0034】図7は、図5の表部材30を3枚使用し、
幅方向に隙間30fを開けてを裏板材31に貼付して加
工化粧板35とした実施例である。ここでもホットメル
ト型接着剤33を使用している。また、図6と同様に接
合部35a,35aを両側に形成している。
【0035】図8は、本発明の又別の実施例である。こ
の実施例は、図8(a)に示すように薄板厚部を形成し
ていないことに特徴がある。また、他の実施例では化粧
端部を表板材の左右両側に形成したが、この実施例では
片側のみとしている。
【0036】図8(a)に示すように、端材などから取
り出した表板材40に、45゜のV型の折曲溝40aを
2本、相互の角度が90゜になるように穿設する。ま
た、これらの溝とは別の位置に2本の溝40b,40b
と1本の浅い溝40cとを穿設する。なお、化粧シート
12は点線で示すように、上面に貼付されている。
【0037】溝が形成されたら、図8(b)のように2
本の折曲溝40aで折り曲げ、化粧端部40dとする。
化粧端部40dの高さは、板厚よりもかなり大きくなっ
たいる。また、この場合も化粧シート12は化粧端部4
0dの下面には達せず、折曲型化粧端部40dとなる。
【0038】一方の裏板材41は、化粧端部40dの先
端が入る溝41aを有している。裏板材の両側には、切
欠溝41b,41cがあるが、これらは合わせて1つ分
の溝41aになるよう配分されている。そして、図8
(d)に示すように表板材40の化粧端部40dの先端
を溝41aに入れ、ホットメルト型接着剤33で接着固
定する。また、浅い溝40cにもホットメルト型接着剤
33を投入して接着固定する。このように両端をホット
メルト型接着剤で接着するので、短時間で固定できる。
ホットメルト型接着剤33以外の接触部は、通常の接着
剤で接着する。加工化粧材42の両端には段差ができ、
ここが接合部42a,42aとなる。
【0039】こうして裏板材41に表板材40を貼り、
加工化粧板42とした場合、表板材40の化粧端部40
d側の方が浮き上がって表板材40が裏板材41に対し
て傾斜するように貼付されるので、さらに、装飾的な効
果を奏することができる。また、2本の溝40bがある
ので、表板材40は無理なく裏板材41に貼付できる。
この実施例の場合、化粧端部は一方のみであるが、勿
論、両側に形成するようにすることもできる。また、裏
板材41を端材から得ることも十分可能である。
【0040】図9は、又別の実施例である。同図(a)
に示す化粧板50は四角形で、上面に化粧シートが貼付
されている。この化粧板50における1組の対向する2
辺について、折曲溝50aを形成する。そして、折曲溝
50aの外側を折り曲げて接着すると、図9(b)に示
すように対向する2辺に化粧端部50bが形成される。
【0041】次に、もう1組の対向する2辺に平行に折
曲溝50cを穿設する。そして、折曲溝50cの外側を
折り曲げて接着固定すると、化粧端部50bと直交する
方向の化粧端部50dができ、四角形の化粧板50の4
辺全部に化粧端部が形成される。
【0042】化粧板50は、300mm×75mm程度のもので
あり、端材から簡単に得ることができる。そして、完成
した加工化粧板51は、ブロックのようにして使用で
き、両面テープ等で、そのまま、壁面等に貼付して使用
することができる。そのために、加工化粧板51の裏面
に両面テープを貼り、剥離紙で覆っておくとよい。
【0043】図9の実施例では、化粧端部50b,50
dは折曲型であるが、必要であれば、図1に示すような
折返型化粧端部とすることもできる。また、素材として
用いる化粧板が、四角形で、表面と1組の対向する2辺
(例えば左右両辺)について、ラッピング等によって側
面にも化粧シートが貼付されている化粧板の場合には、
残りの1組の2辺についてのみ、裏面に折曲溝を形成
し、折り曲げて接着すれば、4辺の側面全てを化粧シー
トで覆ったものを得ることができる。
【0044】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、多様な形態の加工化粧板を、構成が簡単なので、安
価に種々の加工化粧板を得ることができる。また、材料
として扉製造工場や家具工場などで大量に発生する化粧
板の端材を利用できるので、資源を有効に利用でき、ゴ
ミや廃棄物を減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における加工化粧板の表板材を製造する
方法を説明する図である。
【図2】図1で作られた表板材を、裏板材に貼付して加
工化粧板とした図である。
【図3】裏板材の幅を表板材の幅より若干広くした実施
例である
【図4】裏板材を表板材と同様の構成にした実施例の図
である。
【図5】折曲型化粧端部を有する表板材の実施例の図で
ある。
【図6】図5の表板材を裏板材に貼付した状態を示す図
である。
【図7】図5の表板材を裏板材に貼付した状態を示す図
である。
【図8】本発明化粧端部形成に薄板厚部を形成しない実
施例の図である。
【図9】四角形の板の4辺に化粧端部を形成した実施例
の図である。
【図10】従来の化粧板の製造方法を説明する図であ
る。
【図11】従来のまた別の化粧板を製造する方法を説明
する図である。
【図12】従来のまた別の化粧板を製造する方法を説明
する図である。
【符号の説明】
10a,20a,30d,40d,50b,50d
化粧端部 10,30,40 表板材 11a,30a 薄板厚部 11b,30b,40a,50a,50c 折曲溝 12 化粧シート 13,20,31,41 裏板材 14a,14b,21a,21b,32a,35a,4
2a 接合部 50 化粧板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F100 AP00A AP00B AT00A AT00B BA02 BA10A BA10B BA13 BA31 CB00 DB07A DB07B GB08 GB81 HB00A JL16

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に化粧シートが貼付された四角形の
    化粧板の各辺について、裏面にそれぞれ1以上の折曲溝
    を形成し、該折曲溝で各端部を折り曲げ接着して4辺全
    てを化粧端部としたことを特徴とする加工化粧板。
  2. 【請求項2】 四角形で表面と2組の対向する2辺のう
    ち1組の2辺について側面にも化粧シートが貼付された
    化粧板において、残りの1組の2辺について、裏面にそ
    れぞれ1以上の折曲溝を形成し、該折曲溝で各端部を折
    り曲げ接着したことを特徴とする加工化粧板。
  3. 【請求項3】 表面に化粧シートが貼付された細長の化
    粧板の裏面の少なくとも一端側に1本以上の折曲溝を形
    成して表面の化粧シートを折り曲げ接着して化粧端部を
    形成した1枚以上の表板材と、該表板材を貼付する裏板
    材と、からなり、1枚以上の表板材を幅方向に密着させ
    又は隙間を開けてを裏板材に貼付し、裏板材の幅方向両
    端面を表板材の端面より一方では突出させ他方では引っ
    込める方向にずらして接合部が形成されるように貼り合
    わせたことを特徴とする加工化粧板。
  4. 【請求項4】 上記裏板材が表面に化粧シートを貼付し
    た化粧板で、表板材より幅広で、表板材の裏面と裏板材
    の表面とを貼付したことを特徴とする請求項3記載の加
    工化粧板。
  5. 【請求項5】 上記化粧端部が、板材の端部に薄板厚部
    を形成して該薄板厚部に上記1本以上の折曲溝を形成し
    て折り返し、接着して板材とほぼ同じ板厚にした折返型
    化粧端部であることを特徴とする請求項3又は4記載の
    加工化粧板。
  6. 【請求項6】 上記表板材が1枚で、上記裏板材が表板
    材と同じ構成で、表板材と裏板材とが裏面同士で貼り合
    わされたとき上記接合部が表裏とも化粧シートで覆われ
    ていることを特徴とする請求項5記載の加工化粧板。
  7. 【請求項7】 上記表板材が複数枚あり、上記裏板材が
    表板材の整数倍の幅を有する化粧板で、上記複数の表板
    材を幅方向に密着させて裏板材の裏面に貼付したことを
    特徴とする請求項3記載の加工化粧板。
  8. 【請求項8】 上記化粧端部の一方が表板材の厚さより
    大きい端部厚さを有し、表板材を裏板材に貼り付けたと
    き表板材の当該端部の方が浮き上がって表板材が裏板材
    に対して傾斜するように貼付されることを特徴とする請
    求項3記載の加工化粧板。
  9. 【請求項9】 表板材及び/又は裏板材に、端材を使用
    したことを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載
    の加工化粧板。
  10. 【請求項10】 表面に化粧シートが貼付された細長の
    薄板からなる表板材の裏面両側に1又は2以上の折曲溝
    を形成する工程と、該折曲溝で端部を折り曲げて接着し
    表部材の両側に化粧シートで覆われた化粧端部を形成す
    る工程と、該表板材を1枚以上用意して裏板材に幅方向
    に密着させ又は隙間を開けて貼付し、裏板材の幅方向両
    端面を表板材の端面より一方では突出させ他方では引っ
    込める方向にずらして接合部が形成されるように貼り合
    わせる工程と、を有することを特徴とする加工化粧板の
    製造方法。
  11. 【請求項11】 表面に化粧シートが貼付された四角形
    の化粧板の裏面の対向する2辺にそれぞれ1以上の折曲
    溝を形成する工程と、折曲溝の外側を折り曲げ接着して
    化粧端部を対向する2辺に形成する工程と、残りの2辺
    それぞれに1以上の折曲溝を形成する工程と、各折曲溝
    の外側を折り曲げ接着して化粧端部とする工程と、を有
    することを特徴とする加工化粧板の製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008144458A (ja) * 2006-12-08 2008-06-26 Dainippon Printing Co Ltd 化粧板及びその製造方法
US20140291262A1 (en) * 2013-03-26 2014-10-02 Byung Kil Choe Panel and bookcase assembly using the same
CN104791598A (zh) * 2014-01-22 2015-07-22 北京至臻韩品科技有限公司 一种制作家具的板材
PL443747A1 (pl) * 2023-02-11 2024-08-12 Taranko Aleksander Fabryka Mebli Taranko Front meblowy oraz sposób wytwarzania frontu meblowego

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