JP5271896B2 - 電気分解装置、それに用いる電極および電気分解方法 - Google Patents
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Description
特許文献1には、隔壁によって正極室と負極室に分離された電解槽と、前記正極室と前記負極室にそれぞれガスを供給し、前記正極室及び前記負極室内を所定の圧力に維持する圧力維持手段を備えたフッ素ガス発生装置が記載されている。特許文献1には、このようなフッ素ガス発生装置によれば、フッ化水素を含む混合溶融塩を電気分解して高純度のフッ素ガスを生成することができると記載されている。
2)電圧が印加された電極には電流が生じており、電気分解で発生したガスとの電気化学作用によって、そのガスが電極の表面に絶縁性化合物を形成する。
3)気泡が付着している電極の表面は電解液に接触していないので、電流は流れず電気分解に寄与しない。一方、気泡が付着していない電極の表面は、相対的に電流密度が上昇する。このように、同一電極表面における電流密度の不均一が生じ、効率よく所望のガスを生成することができない。特に電気分解装置を駆動した場合、気泡が付着している電極の表面に絶縁性化合物が形成される場合があり、この結果、電極表面の電流密度の不均一性が増大することがあった。
4)上記のように電極面における発生ガスの影響を受けるので、電極構造および電解槽の設計の自由度が制限されていた。
(1)電解液に接する陽極および陰極を備える電気分解装置であって、
前記陽極および前記陰極の少なくとも一方が、
前記電解液を電気分解することにより気体が発生するガス生成面と、
前記ガス生成面から他方の面に通じ、該ガス生成面で発生した前記気体を選択的に通過させる多数の貫通孔と、
前記ガス生成面から前記貫通孔を介して供給された前記気体を放出する、前記他方の面であるガス放出面と、を備える通気性構造の電気導電体からなり、
前記ガス生成面に前記電解液に対して親液性となる表面処理および前記ガス放出面に前記電解液に対して疎液性となる表面処理の少なくとも一方の処理が施されていることを特徴とする電気分解装置。
対向する一対の前記ガス放出面のいずれも覆う前記ガス収容部を備えることを特徴とする(5)に記載の電気分解装置。
前記原材料ガス供給部から供給された原材料ガスを、前記貫通孔を介して前記電解液に供給可能に構成されていることを特徴とする(5)または(6)に記載の電気分解装置。
前記原材料ガス供給部から前記電解液に原材料ガスを供給可能に構成されていることを特徴とする(2)に記載の電気分解装置。
疎液性となる前記表面処理はフッ素樹脂コーティング処理、フッ素系のガスを用いたプラズマ処理またはフッ素ガス処理であることを特徴とする(1)乃至(12)のいずれかに記載の電気分解装置。
前記陽極においてフッ素ガスを発生させることを特徴とする(8)、(11)乃至(14)のいずれかに記載の電気分解装置。
前記ガス生成面から他方の面に通じる多数の貫通孔と、
前記ガス生成面から前記貫通孔を介して供給された前記気体を放出する、前記他方の面であるガス放出面と、を備える通気性構造の電気導電体からなり、
前記ガス生成面に前記電解液に対して親液性となる表面処理および前記ガス放出面に前記電解液に対して疎液性となる表面処理の少なくとも一方の処理が施されていることを特徴とする電極。
(第1実施形態)
本実施形態に係る電気分解装置は、電解液7に接する陽極5aおよび陰極5bを備える。この陽極5aおよび陰極5bの少なくとも一方は、以下の構成を備える通気性構造の電気導電体からなる。
(b)次の少なくとも一つの処理が施されている。(i)ガス生成面αに電解液7に対して親液性となる表面処理。(ii)ガス放出面βに電解液7に対して疎液性となる表面処理。
ガス出口2Aは、陽極5aにおいて発生した気体(気泡8a,8A)を効率良く回収することができるように構成されている。ガス出口2Bは、陰極5bにおいて発生した気体(気泡8b,8B)を効率良く回収することができるように構成されている。
このように、ガス放出面βは、ガス生成面αと比較して疎液性であり電解液7よりも気体と馴染みやすいので、ガス生成面αにおいて電気分解により発生した気体(気泡8a,8b)は、貫通孔6を介してガス生成面αの裏面に位置するガス放出面βに移動する。そして、ガス放出面βにおいて、気泡8における気体の蓄積量が所定量以上となると、気泡8A,8Bとして放出される(図1)。
液体の表面張力γ[N/m]、電極と液体の接触角θ[deg]、電極の貫通孔の半径r[m]に対して、液体が穴の内部に入り込むために必要な圧力「ヤング・ラプラス圧力」△Pは以下のように定義される。
△P=−2γcosθ/r
そして、電解液7に発生する圧力として、電解液7の深さによる圧力があるが、その圧力が前記△P以下であれば、電解液7は電極5の貫通孔6を通過することができず、ガス放出面βに気泡8がより安定的に形成され保持される。
本実施形態において電極5の貫通孔6は上記の式を考慮して形成される。
図5(a)は、本実施形態に係る電気分解装置に用いられる電極5の正面図であり、図5(b)は縦断面図である。
まず、板状またはフィルム状の電気導電体からなる電極板に、ドリル加工、レーザ加工やサンドブラスト加工等で貫通孔6(6')を穿設する。また、電気導電体で作製した多孔質構造等の電極板も使用することができる。電気導電体としては、炭素材や金属を挙げることができる。
まず、電極板に、電解液7に対して疎液性の材料板を張り合わせて積層板を作成し、ドリル加工、レーザ加工、サンドブラスト加工等によりその積層板に貫通孔を形成する。そして、更に親液性となるような前述の表面処理を電極板表面に施す。
さらに、多孔質やメッシュ構造の電極の一方の面に、電解液7に対して疎液性の材料で作製した多孔質やメッシュを貼り付け、更に前記親液性となるような表面処理を施す方法を挙げることもできる。
本実施形態の電気分解装置において、ガス生成面αに電解液7に対して親液性となる表面処理、ガス放出面βに電解液7に対して疎液性となる表面処理の少なくとも一方が施された電極が用いられている。
これにより、電解液7が貫通孔6を介してガス放出面β側に移動するのを抑制することができ、気泡8a,8bの移動が阻害されず、効率よく電気分解を行うことができる。
本実施形態においては、上記のような表面処理が施された電極5を用いており、ガス生成面αから気泡8a,8bを容易に除去することができるので、生成ガスによる電気分解の阻害を抑制することができる。そのため、比較的大型の装置構成とすることができ、所望のガスを効率よくかつ多量に供給することができる。
これにより、電気分解装置における面積効率が向上し、電極構造および電解槽の設計の自由度が向上する。
これにより、ガス生成面αからの気泡8a,8bの剥離が促進されるため、電極の単位面積あたりの電流密度が長時間に亘り均一なものとなる。そのため、電気分解において効率的に所望のガスを得ることができる。
これにより、継続して電気分解を行うことができるとともに、原材料の濃度を一定に保つことができるので効率よく所望のガスを得ることができる。
そのため、電解槽100の容積不足や、陽極5a,陰極5bの間隔が狭い等の理由で、電解液7の撹拌が不完全であっても、電解槽100の内部や電極5の近傍において原材料濃度を均一にすることができ、そして電極5の表面における電流密度を均一にすることができる。これにより、効率よく電気分解を行って所望のガスを得ることができる。この際、電解槽100を局所的に加熱することによって電解液7に自然対流を起こすことが好ましい。また、ポンプ等により強制的に液を流すことも可能である。
次に、第2実施形態に係る電気分解装置について、図7,図8に沿って説明する。
図7の電極5の概略構成図に示すように、電極5のガス放出面βを覆い、ガス放出面βから放出された気体を収容する気体流路3を内部に有するガス収容部(以下、換気ダクトともいう)12が設けられている。
本実施形態においては、電解液としてフッ化水素を含む溶融塩を用い、原材料ガスとしてのフッ化水素ガスを、水素ガスが発生する陰極側のガス収容部12に供給した例によって示す。
本実施形態の電気分解装置は、陽極5aおよび陰極5bの少なくとも一方のガス放出面βを覆い、ガス放出面βから放出された気体を収容するガス収容部12を備える。
ガス放出面βが気体で覆われている場合、気泡8a,8bが貫通孔6を介して効果的にガス放出面β側に移動するため、電極5の劣化を抑制するとともに、生成ガスを回収する能力を高めることもできる。そのため、本実施形態の電気分解装置は、比較的大型の装置においても好ましく用いることができる。
不活性ガスの供給により気体流路3A,3B内に気体の流れが形成されるので、気体8a,8bを気体流路3A,3B内へ吸引する表面張力が働く。そのため、効率よく電気分解を行うことができる。
これにより、継続して電気分解を行うことができるとともに、原材料の濃度を一定に保つことができるので効率よく電気分解を行うことができる。
これにより、装置構成を簡略化することでき、電解槽の設計の自由度が向上する。
次に、第3実施形態に係る電気分解装置について、図10〜図13に沿って説明する。
図10〜図13は、電解液7の液面に対して水平に配設されるとともに、ガス生成面が電解液7の液面に接触する陽極または陰極を備える電気分解装置である。
図10は、陽極52aおよび陰極52bのいずれもが、ガス生成面αが電解液7の液面に接触する電気分解装置の概略構成図である。これらの電極の位置決めは、電極を電解液7液面に浮かせる方法、または液面を常時管理する方法等を挙げることができる。このような構成によれば、気泡8a,8bを速やかに回収することができる。
また、陽極52aまたは陰極52bは上下動可能に構成することができる。
図4(a)は、電極53の正面図であり、図4(b)はその側面図である。図4(a)、図4(b)に示すように、電極53は、短冊状に分割され相互に隙間4を空けて配設された複数の電極からなり、両端に位置する電極53′,53′に直流電圧を印加することができる。
図12に示すように、分割された電極においてガスを発生させるには、分割された電極の長尺方向の長さに比べ、電極53′と電極53′との間の距離が短いことが必要である。
本実施形態の電気分解装置(図10、11)は、陽極52aおよび陰極52bの少なくとも一方が、前記電解液7の液面に対して水平に配設されるとともに、ガス生成面αが電解液7の液面に接触する。
これにより、ガス放出面βが気体に覆われ、気泡8a,8bはより迅速にガス放出面β側へ移動するので、気泡8a,8bを回収する効率を高めることができる。さらに、電解液7と接するガス生成面αの親液性が低下しても、貫通孔6を介して電解液7がガス放出面β側に移動することがないので、気相と液相との分離が容易であり、ガス回収能力は低下しない。
これにより、電解液中において、これら分割された複数の短冊状の電極53間は、電線等で結線することなしに、実質上、直列接続されていることに等しい作用効果がある。そして、前記電極列を用いて電気分解すれば、隙間から気泡が排除されるので、気泡を除去する効率が高められる。
次に、第4実施形態に係る電気分解装置について、図14,図15に沿って説明する。
図14,15に示すように、陽極5aおよび陰極5bは対向して配置されるとともに、水平に配設されている。これらの電極の間には、電解液7が充填されている。
図15に示す電気分解装置は、図14に沿って前述した電気分解装置において、電極5の貫通孔6を通して原材料ガスを供給していたことに代えて、電解液7へ直接バブリングするように構成されている。具体的には、電解槽107の気体流路入口1から電解液7に直接原材料ガス80を供給する。
本実施形態の電気分解装置は、陽極5aまたは陰極5bのガス収容部12にガス供給部が設けられており、該ガス供給部から供給された原材料ガス80を貫通孔6を介して電解液7に供給可能に構成されている。
これにより、継続して電気分解を行うことができるとともに、原材料の濃度を一定に保つことができるので効率よく電気分解を行うことができる。
なお、図15のように、電解槽107の気体流路入口1から電解液7に直接原材料ガス80を供給する構成であれば、図14の構成と比較して、原材料ガスの混入しない目的生成ガスのみを、陽極5aおよび/または陰極5bから取得することが可能である。
次に、第5実施形態に係る電気分解装置について、図16に沿って説明する。
図16は、図1の電気分解装置において、陽極5aに超音波131を印加する超音波発生手段(超音波素子130)を設けた電気分解装置の概略構成図である。図16に示すように、電気分解装置は、電解槽100の側壁に超音波素子130を配設されている。なお、陰極5bに超音波が印加されるように構成することもできる。
以下に、本実施形態の電気分解装置における効果を説明する。
陽極5aに超音波を印加する超音波素子130が設けられているので、超音波素子130から発生する超音波131の振動が陽極5aに付与されるため、この陽極5aのガス生成面αから気泡8aが容易に剥離する。これにより、ガス生成面αの表面の気泡8aを速やかに除去することができ、電極の表面における気泡の付着およびそれに伴う絶縁性化合物の生成が抑制される。そのため、電極の単位面積あたりの電流密度が長時間に亘り均一なものとなり、電気分解において効率的に所望のガスを得ることができる。このような効果は、電極5が電解液7に垂直に浸漬している場合に効果的である。
第6実施形態に係る電気分解装置は、陽極のガス生成面αにおいて発生する気体が電解液7の電気分解を阻害する場合に、陽極に貫通孔6を備える通気性構造の電極を用いたものである。この電気分解装置(電気分解セル)について、図22〜26に沿って説明する。なお、本実施形態においては、電解液としてフッ化水素を含む溶融塩を用い、陽極からフッ素ガス、陰極から水素ガスが生成する例によって示す。
図22〜26は、フィルム状または板状の電気導電体の厚さ方向に多数の貫通孔が設けられたに電極を陽極として用いた電気分解装置を示す。
図22(a)は、電気分解装置の概略上面図であり、図22(b)は図22(a)のA−A線断面図である。図23は、陰極112の平面図である。
ガス収容部110の両脇には2つの陰極112,112が配置されている。陽極122は接続部114,114を介して陽極122と電気的に接続されており、これらの電極間に電圧を印加できるように構成されている(図23)。
図24(a)は、電気分解装置の概略上面図であり、図24(b)は図24(a)のA−A線断面図である。
一方、陰極112で発生するガスはガス生成面αにおいて気泡となって成長する。そして、気泡は、所定の大きさとなるとガス生成面αから浮上し、回収される。
本実施形態の電気分解装置は、電解液7の電気分解を阻害する気体が発生する電極のみ(陽極)を、貫通孔6を備える通気性構造の電極としている。これにより、他方の電極(陰極)の設計の自由度が向上し、ひいては電気分解装置の設計の自由度が向上する。
以下に、図17〜図19に沿って、電気分解セル実験装置(以下、「本実験装置」という)による実験結果を説明する。
図17(a)は本実験装置の上面図、図17(b)は正面図である。
2HF→H2+F2
電極51に設けた貫通孔6のピッチを1mmにした以外は、実験1と同様にして電気分解を行った。電解液7の液面を電極51の最下部から4cm上の位置まで満たしたが、電解液7は貫通孔6を通して気体流路3に漏れることがないことを、実験1同様に確認した。また、電圧を7Vにしたときの安定時の平均電流密度は約80mA/cm2であり、電圧を8Vにしたときの平均電流密度は約150mA/cm2であった。そして、電圧を9Vにしたときの平均電流密度は約200mA/cm2であった。
1)電極の表面における気泡の付着を抑制することにより電極の劣化を抑制する。
2)電極の表面における気泡の付着を抑制することにより電極の単位面積あたりの電流密度を均一なものとする。
3)電流密度を均一なものとし、長時間に亘り効率的に電気分解を行い、所望のガスを生成する。
4)原材料成分の電極の表面における濃度分布の偏りをなくし、均一化することによって電極の劣化を防止する。
5)電極構造、電解槽、原材料ガスの供給効率および設計の自由度等を総合的に改善する。
(1)任意の一面から背反面に通じる多数の貫通孔を擁した電気導電体に対し、電解液で濡らしたい面を親液性とする表面処理と、電解液で濡らしたくない背反面を疎液性とする表面処理との、何れか、もしくは両方を施すことにより気体のみを通過する通気性構造の導電体でなる電極を、陽極もしくは陰極の少なくとも何れかに用いたことを特徴とする電気分解装置。
一方、通気性の電極において、対向電極面の裏側である背反電極面に疎液性の表面処理が施してあれば、電気分解により発生した気泡は、対向電極面から背反電極面へ通過しやすく、対向電極面の気泡を速やかに除去することが可能である。
このように構成された電気分解装置によれば、短冊状に分割され相互に隙間を空けてほぼ等間隔に配設された電極列に対し、その電極列の両端に位置する電極から正負の直流電圧を印加される。
そして、前記電極列を用いて電気分解すれば、前記隙間から気泡が排除されるので、気泡を除去する効率が高められる。
このように構成することで、背反電極面に寄せ集められた気泡は、その背反電極面に覆い被せられた換気ダクトで残らず捕捉され回収されるので、電極面から気泡を除去する効率が高められる。
このように構成することで、前記電解液に接触して水平に配設された電極を用いて電気分解すれば、液に接触している下側で発生した気泡が、上側に抜けて容易に排除されるので、気泡を除去する効率が高められる。
このように構成することで、電解液に被さる落し蓋の構成である電極を用いて電気分解すれば、液面に接触している下面側で発生した気泡が、上面側に抜けて容易に排除されるので、気泡を除去する効率が高められる。しかも、前記落し蓋の構成である電極の下から上方向へは電解液が漏洩しない。
このように構成することで、超音波発生手段によって、超音波振動を付与された電解液または電極は、電極の表面からの気泡の剥離が促進される。
このように構成することで、電解液としてフッ化水素を含む溶融塩を用いた電気分解装置によれば、陽極からフッ素ガスを発生し、陰極から水素ガスを発生させることが可能である。
Claims (18)
- 電解液に接する陽極および陰極を備える電気分解装置であって、
前記陽極および前記陰極の少なくとも一方が、
前記電解液を電気分解することにより気体が発生するガス生成面と、
前記ガス生成面から他方の面に通じ、該ガス生成面で発生した前記気体を選択的に通過させる多数の貫通孔と、
前記ガス生成面から前記貫通孔を介して供給された前記気体を放出する、前記他方の面であるガス放出面と、を備える通気性構造の電気導電体からなり、
前記ガス生成面に前記電解液に対して親液性となる表面処理および前記ガス放出面に前記電解液に対して疎液性となる表面処理の少なくとも一方の処理が施されていることを特徴とする電気分解装置。 - 前記電解液が貯留槽に充填されていることを特徴とする請求項1に記載の電気分解装置。
- 前記陽極および前記陰極は並行に設けられ、各々の前記ガス生成面は対向していることを特徴とする請求項1または2に記載の電気分解装置。
- 前記陽極および前記陰極の少なくとも一方は、前記電解液の液面に対し垂直方向に浸漬していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電気分解装置。
- 前記陽極および前記陰極の少なくとも一方の前記ガス放出面を覆い、前記ガス放出面から放出された前記気体を収容するガス収容部を備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電気分解装置。
- 少なくとも2対の前記陽極および前記陰極を備えるとともに、前記陽極の前記ガス放出面同士および前記陰極の前記ガス放出面同士の少なくとも一方が対向しており、
対向する一対の前記ガス放出面のいずれも覆う前記ガス収容部を備えることを特徴とする請求項5に記載の電気分解装置。 - 前記ガス収容部は不活性ガス供給部を備え、
前記ガス収容部内に前記不活性ガス供給部から不活性ガスを供給することにより、換気可能に構成されていることを特徴とする請求項5または6に記載の電気分解装置。 - 前記陽極または前記陰極の前記ガス収容部は原材料ガス供給部を備え、
前記原材料ガス供給部から供給された原材料ガスを、前記貫通孔を介して前記電解液に供給可能に構成されていることを特徴とする請求項5または6に記載の電気分解装置。 - 前記陽極および前記陰極の少なくとも一方は、前記電解液面に対して水平に配設されるとともに、前記ガス生成面のみが前記電解液の液面に接触していることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電気分解装置。
- 前記電解液面に対して水平に配設された前記陽極および前記陰極の少なくとも一方は、上下動可能に構成されていることを特徴とする請求項9に記載の電気分解装置。
- 前記貯留槽には原材料ガス供給部が設けられており、
前記原材料ガス供給部から前記電解液に原材料ガスを供給可能に構成されていることを特徴とする請求項2に記載の電気分解装置。 - 前記陽極または前記陰極の少なくとも一方に対して超音波を印加する超音波発生手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載の電気分解装置。
- 親液性となる前記表面処理はプラズマ処理、オゾン処理またはコロナ放電処理であり、
疎液性となる前記表面処理はフッ素樹脂コーティング処理、フッ素系のガスを用いたプラズマ処理またはフッ素ガス処理であることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一項に記載の電気分解装置。 - 前記陽極および前記陰極の少なくとも一方は、メッシュ構造、ポーラス構造、多孔質膜構造およびフィルム状または板状の前記電気導電体の厚さ方向に多数の前記貫通孔が設けられた構造から選択される通気性構造を有することを特徴とする請求項1乃至13のいずれか一項に記載の電気分解装置。
- 前記電解液は、フッ化水素を含む溶融塩であり、前記原材料ガスが、フッ化水素を含み、
前記陽極においてフッ素ガスを発生させることを特徴とする請求項8、請求項11乃至14のいずれか一項に記載の電気分解装置。 - 電解液を電気分解することにより気体が発生するガス生成面と、
前記ガス生成面から他方の面に通じる多数の貫通孔と、
前記ガス生成面から前記貫通孔を介して供給された前記気体を放出する、前記他方の面であるガス放出面と、を備える通気性構造の電気導電体からなり、
前記ガス生成面に前記電解液に対して親液性となる表面処理および前記ガス放出面に前記電解液に対して疎液性となる表面処理の少なくとも一方の処理が施されていることを特徴とする電極。 - 請求項1乃至15のいずれか一項に記載の電気分解装置を用いた電気分解方法。
- 任意の一面から背反面に通じる多数の貫通孔を擁した電気導電体に対し、電解液で濡らしたい面を親液性とする表面処理と、電解液で濡らしたくない背反面を疎液性とする表面処理との、何れか、もしくは両方を施すことにより気体のみを通過する通気性構造の導電体でなる電極を、陽極もしくは陰極の少なくとも何れかに用いたことを特徴とする電気分解装置。
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