JP2006291297A - 湿式多板式電解槽及び多連式の湿式多板式電解槽 - Google Patents
湿式多板式電解槽及び多連式の湿式多板式電解槽 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】本発明に係る湿式多板式電解槽は、一対の平行配置の電極板2、3と、この一対の電極板2、3の間に平行、且つ、間隔を有しつつ配置した3枚の中間電極板5と、一対の電極板2、3、各中間電極板5の外周全体にわたって配置されてこれら相互を絶縁するパッキン4と、一対の電極板2、3、各中間電極板5及びパッキン4により区画される空間内に収容した電解液8と、冷却水Wを循環させる冷却箱体11、12とを有し、一対の電極板2、3、各中間電極板5の各対向する領域間で電解液8を電気分解し、水素ガスと酸素ガスの混合ガスであるブラウンガスを生成してガス吐出口から取り出す構成としたものである。
【選択図】図3
Description
請求項1乃至3記載の発明によれば、簡略な構成の基に電解面積の大幅な拡大及び電解作用の安定化が図れ、加えて、冷却手段により電解時における発熱を冷却でき、水素ガスと酸素ガスの混合ガスを極めて安定した状態で生成することができる。また、電極板構成を湿式多極板構成、すなわち、一対の電極板と複数(例えば3枚)の中間電極板からなる構成としたことにより、電解作用に関与する電流が分散し、また電解時における発熱の分散を図ることができ、電極板や中間電極板の消耗率の低減をも実現することができる。
更に、請求項1乃至3記載の発明によれば、前記一対の電極板の外側に冷却水を配置、循環させる冷却手段、すなわち水冷機構にしたことにより、電解による発熱によって水が加熱され、その温水を利用することができるために、発熱によるエネルギーのロスを最小限にすることができる。
図1に示す本実施例の湿式多板式電解槽1は、+電極、−電極として機能する薄板状のステンレス材等からなる一対の電極板2、3と、一対の電極板2、3の外周部全体にわたって絶縁部材であるパッキン4を介在して互いに外周部間を絶縁した状態で間隔を有する平行配置とした例えば薄板状のステンレス材からなる3枚の中間電極板5と、一対の電極板2、3の外周間を間隔を隔て、且つ、パッキン4を貫通して連結する複数(本実施例では22個)の連結部材6と、一対の電極板2、3の対向する内面及び各中間電極板5の周りに形成される空間、すなわち、電解室7に注入された水素、酸素を含む電解液8と、前記一対の電極板2、3の下端部に水平配置に取り付けられこの湿式多板式電解槽1を設置面10に体して垂直配置に起立可能とする絶縁材からなる脚板9とを有している。
なお、前記中間電極板5の枚数は、3枚の他、5枚、7枚等任意枚数として実施できる。また、図1において、Lは電解液レベルを表すものである。
また、両冷却箱体11、12は図示していないが一対の電極板2、3間を貫くように配置した連通管を介し連通され、冷却水Wの循環が可能な構成としている。
お、図4において21は電源ケーブルである。
更に、本実施例の湿式多板式電解槽1によれば、前記一対の電極板2、3の外側に冷却水Wを配置、循環させる冷却手段、すなわち水冷機構にしたことにより、電解による発熱によって水が加熱され、その温水を利用することができるために、発熱によるエネルギーのロスを最小限にすることができる。
1 湿式多板式電解槽
1A 多連式の湿式多板式電解槽
2 電極板
3 電極板
4 パッキン
5 中間電極板
6 連結部材
6a ボルト
6b ナット
7 電解室
8 電解液
9 脚板
10 設置面
11 冷却箱体
12 冷却箱体
13 電解液循環継手
14 電解液循環継手
15 ガス吐出口
16 水循環継手
17 水循環継手
20 電解槽
21 電源ケーブル
Claims (6)
- プラス電極、マイナス電極として機能する一対の平行配置の電極板と、
この一対の電極板の間に平行、且つ、間隔を有しつつ配置した複数の中間電極板と、
前記一対の電極板、各中間電極板の外周全体にわたって配置されてこれら相互を絶縁する絶縁部材と、
前記一対の電極板、各中間電極板及び絶縁部材により区画される空間内に収容した電解液と、
前記一対の電極板の外側に配置した冷却水を循環させる冷却手段と、
を有し、
前記一対の電極板、各中間電極板の各対向する領域間で前記電解液を電気分解し、水素ガスと酸素ガスの混合ガスであるブラウンガスを生成するように構成したことを特徴とする湿式多板式電解槽。 - プラス電極、マイナス電極として機能する一対の平行配置の電極板と、
この一対の電極板の間に平行、且つ、間隔を有しつつ配置した複数の中間電極板と、
前記一対の電極板、各中間電極板の外周全体にわたって配置されてこれら相互を絶縁する絶縁部材と、
前記一対の電極板、各中間電極板及び絶縁部材により区画される空間内に循環可能に収容した電解液と、
前記一対の電極板を挟むように分割配置した冷却水を循環させる冷却手段と、 を有し、
前記一対の電極板、各中間電極板の各対向する領域間で前記電解液を電気分解し、水素ガスと酸素ガスの混合ガスであるブラウンガスを生成してガス吐出口から取り出すように構成したことを特徴とする湿式多板式電解槽。 - プラス電極、マイナス電極として機能する一対の平行配置の電極板と、
この一対の電極板の間に平行、且つ、間隔を有しつつ配置した3枚の中間電極板と、
前記一対の電極板、3枚の中間電極板の外周全体にわたって配置されてこれら相互を絶縁する絶縁部材と、
前記一対の電極板、各中間電極板及び絶縁部材により区画される空間内に循環可能に収容した電解液と、
前記一対の電極板を挟むように分割配置した冷却水を循環させる冷却手段と、 を有し、
前記一対の電極板、3枚の中間電極板の各対向する領域間で前記電解液を電気分解し、水素ガスと酸素ガスの混合ガスであるブラウンガスを生成してガス吐出口から取り出すように構成したことを特徴とする湿式多板式電解槽。 - プラス電極、マイナス電極として機能する一対の平行配置の電極板と、
この一対の電極板の間に平行、且つ、間隔を有しつつ配置した複数の中間電極板と、
前記一対の電極板、各中間電極板の外周全体にわたって配置されてこれら相互を絶縁する絶縁部材と、
前記一対の電極板、各中間電極板及び絶縁部材により区画される空間内に収容した電解液と、
前記一対の電極板の外側に配置した冷却水を循環させる冷却手段と、
を有し、
前記一対の電極板、各中間電極板の夫々対向する領域間で前記電解液を電気分解し、水素ガスと酸素ガスの混合ガスであるブラウンガスを生成するように構成した湿式多板式電解槽を、多数連設構成としたことを特徴とする多連式の湿式多板式電解槽。 - プラス電極、マイナス電極として機能する一対の平行配置の電極板と、
この一対の電極板の間に平行、且つ、間隔を有しつつ配置した複数の中間電極板と、
前記一対の電極板、各中間電極板の外周全体にわたって配置されてこれら相互を絶縁する絶縁部材と、
前記一対の電極板、各中間電極板及び絶縁部材により区画される空間内に循環可能に収容した電解液と、
前記一対の電極板を挟むようにして配置した冷却水を循環させる冷却手段と、 を有し、
前記一対の電極板、各中間電極板の各対向する領域間で前記電解液を電気分解し、水素ガスと酸素ガスの混合ガスであるブラウンガスを生成してガス吐出口から取り出すように構成した湿式多板式電解槽を多数連設構成としたことを特徴とする多連式の湿式多板式電解槽。 - プラス電極、マイナス電極として機能する一対の平行配置の電極板と、
この一対の電極板の間に平行、且つ、間隔を有しつつ配置した3枚の中間電極板と、
前記一対の電極板、3枚の中間電極板の外周全体にわたって配置されてこれら相互を絶縁する絶縁部材と、
前記一対の電極板、各中間電極板及び絶縁部材により区画される空間内に循環可能に収容した電解液と、
前記一対の電極板を挟むようにして配置した冷却水を循環させる冷却手段と、 を有し、
前記一対の電極板、3枚の中間電極板の各対向する領域間で前記電解液を電気分解し、水素ガスと酸素ガスの混合ガスであるブラウンガスを生成してガス吐出口から取り出すように構成した湿式多板式電解槽を多数連設構成としたことを特徴とする多連式の湿式多板式電解槽。
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- 2005-04-11 JP JP2005113885A patent/JP2006291297A/ja active Pending
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