JP5270125B2 - ポリカーボネート樹脂組成物及びその成形体 - Google Patents

ポリカーボネート樹脂組成物及びその成形体 Download PDF

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Description

本発明は、ポリカーボネート樹脂組成物及びその成形体に関する。より詳しくは、ポリカーボネート−水素化ポリブタジエン共重合体を用いてなるポリカーボネート樹脂組成物であり、成形後に層状剥離を呈することがなく、流動性、曲げ強度、曲げ弾性率、機械的物性等に優れたポリカーボネート樹脂組成物及びその成形体に関するものである。
ポリカーボネート樹脂は、耐熱性、耐衝撃性、透明性等に優れたエンジニアリングプラスチックスである。しかし、ポリカーボネート樹脂は、汎用樹脂と比較すると流動性に劣るため、フィラーを多く充填することが難しい樹脂である。ポリカーボネート樹脂の流動性の改良方法として、他樹脂とのアロイが提案されており、中でもアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂とのアロイが流動性の改良効果が高く、多く使用されている。しかし、市場では製品の更なる薄肉化が求められており、より流動性の高いポリカーボネート樹脂が必要とされている。
そこで、ポリカーボネート樹脂とポリオレフィン系樹脂とをブレンドすることにより、更なる流動性の向上が可能となれば、フィラーの高充填も可能となり、より高い強度や弾性率が可能となるため、期待が寄せられている。しかしながら、ポリカーボネート樹脂とポリオレフィン樹脂は相溶性が悪いため、ブレンドした樹脂組成物の機械強度が大きく低下するとういう問題がある。
一方、高温での剛性と低温の耐衝撃性を改良するために、特許文献1では、ポリプロピレン樹脂に4,4'−ジオキシジフェニルアルカン系ポリカーボネート樹脂を配合してなるポリプロピレン樹脂組成物が提案されている。しかし、この樹脂組成物を使用した場合、射出成形品に層状剥離が生じ、表面に筋状の模様が発生し、外観が損なわれるという問題がある。また、特許文献2では、成形加工性、耐薬品性を改良するために、芳香族ポリカーボネート樹脂と、メルトインデックス、密度、示差走査熱量(DSC)測定法による最大ピーク温度、及び沸騰n−へキサン不溶分がそれぞれ所定の範囲のエチレン−α−オレフィン共重合体を含有する熱可塑性樹脂組成物が提案されている。しかし、この場合も、射出成形品に層状剥離が生じ、表面に筋状の模様が発生するため外観が損なわれるという問題がある。
さらに、特許文献3及び特許文献4では、前記の層状剥離すなわち表面剥離の問題を解決するため、ポリカーボネート樹脂との化学的相互作用を利用した、不飽和カルボン酸変性ポリオレフィン樹脂とポリカーボネート樹脂との樹脂組成物が提案されている。しかし、一般のポリカーボネート樹脂は、末端が封止されており、官能基がないため顕著な効果は見られない。また、特許文献5には、部分的または完全に架橋された飽和ゴム状重合体、ポリオレフィン系樹脂、及びポリスチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂等のポリオレフィン系樹脂以外の熱可塑性樹脂よりなる高耐衝撃性・高機能性熱可塑性樹脂組成物が提案されている。しかし、ペレット化するまでに2回の溶融押出しが必要であり、熱劣化が生じ易い。
さらに、官能基を有する変性ポリカーボネートを用い混練機内でポリオレフィンと反応させる技術が報告されているが、長時間の混練が必要であり、一般的な連続混練機には適用できず実用的ではない。
特開昭59−223741号公報 特開昭61−43658号公報 特開昭59−223742号公報 特開昭59−223749号公報 特開2001−146533号公報
本発明は、ポリカーボネート樹脂とポリオレフィン系樹脂との相溶性を改善し、さらに無機フィラーとの組成物において、高い流動性、曲げ強度、曲げ弾性率、機械的物性等に優れた特性を有し、成形後の外観にも優れたポリカーボネート樹脂組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記目的を達成すべく鋭意研究した結果、(a−1)ポリカーボネート−水素化ポリブタジエン共重合体、(a−2)ポリカーボネート樹脂、(a−3)ポリオレフィン系樹脂、及び(B)無機フィラーを特定の割合で配合し、溶融混練してポリカーボネート樹脂組成物を得ることにより上記目的が達成されることを見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明は、
1.(a−1)ポリカーボネート−水素化ポリブタジエン共重合体0.1〜15質量%、(a−2)ポリカーボネート樹脂35〜98.9質量%、及び(a−3)ポリオレフィン系樹脂1〜50質量%からなる(A)樹脂成分100質量部に対し、(B)無機フィラー1〜150質量部を含み、かつ(a−1)ポリカーボネート−水素化ポリブタジエン共重合体における水素化ポリブタジエン部の含有量が0.1〜50質量%であることを特徴とするポリカーボネート樹脂組成物、
2.上記(B)成分が、平均粒子径が1〜20μmのタルクである上記1に記載のポリカーボネート樹脂組成物、
3.上記(B)成分が、平均粒子径が0.1〜1μmの酸化チタンである上記1に記載のポリカーボネート樹脂組成物、
4.上記(B)成分が、繊維径6〜18μmのガラス繊維である上記1に記載のポリカーボネート樹脂組成物、
5.上記(A)成分と(B)成分との合計100質量部に対し、さらに(C)耐衝撃付与材1〜30質量部を含む上記1〜4のいずれかに記載のポリカーボネート樹脂組成物、
6.上記1〜5のいずれかに記載のポリカーボネート樹脂組成物を成形してなる成形体、
を提供するものである。
本発明によれば、ポリカーボネート−水素化ポリブタジエン共重合体が、ポリカーボネート樹脂とポリオレフィン樹脂との相溶性を向上させ、さらに無機フィラーを配合することにより、高い流動性、曲げ強度、曲げ弾性率、機械的物性等に優れ、成形後に層状剥離を呈することがないポリカーボネート樹脂組成物を得ることができる。
本発明のポリカーボネート樹脂組成物は、(a−1)ポリカーボネート−水素化ポリブタジエン共重合体0.1〜15質量%、(a−2)ポリカーボネート樹脂35〜98.9質量%、及び(a−3)ポリオレフィン系樹脂1〜50質量%からなる(A)樹脂成分100質量部に対し、(B)無機フィラー1〜150質量部を配合し、溶融混練してなるものである。
[(a−1)ポリカーボネート−水素化ポリブタジエン共重合体]
(A)樹脂成分を構成する(a−1)ポリカーボネート−水素化ポリブタジエン共重合体は(以下、単に「(a−1)成分」ということがある)、ポリカーボネート樹脂とポリオレフィン系樹脂との混合系に配合することにより、界面を活性化させる相溶化剤として働く。すなわち、(a−1)成分は、ポリオレフィンドメインを小さくすることができるので相溶化に有効であり、さらに本発明の樹脂組成物を成形後に層状剥離させることがなく、耐衝撃性等についても向上させることができる。
本発明における(a−1)成分は、下記一般式(I)で表わされる繰り返し単位、及び下記一般式(II)で表わされる繰り返し単位を有する共重合体である。
Figure 0005270125
式(I)において、R1及びR2は、それぞれハロゲン原子(例えば、塩素、臭素、フッ素、ヨウ素)、アルコキシ基、エステル基、カルボキシル基、ヒドロキシル基、炭素数1〜8のアルキル基あるいは全炭素数6〜20の環上にアルキル基を有していてもよい芳香族基であり、オルト位、メタ位のいずれに結合していても良い。このR1及びR2が、それぞれ複数の場合、R1及びR2は互いに同一であっても、異なっていてもよい。
また、Xは、単結合、炭素数1〜20のポリメチレン基、アルキレン基、アルキリデン基、シクロアルキレン基、シクロアルキリデン基、−S−、−SO−、−SO2−、−O−、−CO−結合又は一般式
Figure 0005270125
で表わされる基、及びフルオレン残基を示し、m、nは0〜4の整数を示す。
Figure 0005270125
式(II)において、R3は、炭素数1〜20のアルキル基、アリール基、アリールアルキル基、Yは、単結合、炭素数1〜10のポリメチレン基、アルキレン基、及びアルキリデン基、rは0〜4の整数、pは0.00〜1.00の数、qは1〜500の整数である。R3が複数ある場合、複数のR3は互いに同一であっても、異なっていてもよい。
本発明における(a−1)成分は、水素化ポリブタジエン部の含有率が0.1〜50質量%であることが好ましい。水素化ポリブタジエン部の含有率が、0.1〜50質量%の範囲であれば相溶性が発現できる。水素化ポリブタジエン部のより好ましい含有率は、0.5〜40質量%であり、特に1〜30質量%が好ましい。
また、(a−1)成分は、粘度平均分子量が10,000〜50,000であることが好ましい。粘度平均分子量が10,000〜50,000の範囲であれば、相溶化剤として溶融混練されるに際してポリオレフィン系樹脂とポリカーボネート系樹脂との混練均一化に寄与し、ポリオレフィンドメインを小さくし、成形品の層状剥離を抑え機械的物性を向上させることができる。より好ましい粘度平均分子量は、11,000〜40,000であり、特に13,000〜30,000が好ましい。
この(a−1)成分は、例えば以下に示す方法により製造することができる。
下記一般式(III)で表わされる(i)芳香族ジヒドロキシ化合物とカルボニル源を反応させて、ポリカーボネートオリゴマーを製造し、該ポリカーボネートオリゴマーと、下記一般式(IV)で表わされる(ii)芳香族ジヒドロキシ化合物と、前記(i)芳香族ジヒドロキシ化合物とを有機溶媒とアルカリ水溶液の混合液下で反応させることにより、目的とするポリカーボネート−水素化ポリブタジエン共重合体を製造することができる。
Figure 0005270125
[式中、R1、R2、X、m及びnは、前記と同じである。]
Figure 0005270125
[式中、R3、Y、p、q及びrは前記と同じである。]
[(a−2)ポリカーボネート樹脂]
本発明のポリカーボネート樹脂組成物に用いられる(A)樹脂成分を構成する(a−2)ポリカーボネート樹脂としては(以下、単に「(a−2)成分」ということがある)、特に制限はなく種々のものが挙げられる。
(a−2)成分の粘度平均分子量(Mv)は、10,000〜50,000が好ましく、より好ましくは11,000〜40,000であり、特に13,000〜30,000が好ましい。粘度平均分子量(Mv)が10,000〜50,000の範囲であると、樹脂組成物の機械的強度が十分であり、射出成形が可能である。
[(a−3)ポリオレフィン系樹脂]
本発明のポリカーボネート樹脂組成物に用いられる(A)樹脂成分を構成する(a−3)ポリオレフィン樹脂としては(以下、単に「(a−3)成分」ということがある)、特に制約はなく、例えば、エチレン、プロピレン、1−ブテン、4−メチル−1−ペンテン等の単独重合体、あるいはエチレンとプロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテン、4−メチル−1−ペンテン等のα−オレフィンとの共重合体、プロピレンとエチレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテン、4−メチル−1−ペンテン等のα−オレフィンとの共重合体、1−ブテンとエチレン、プロピレン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテン、及び4−メチル−1−ペンテン等のα−オレフィンとの共重合体等が挙げられる。共重合体はランダム共重合体であっても、ブロック共重合体であってもよい。また、(a−3)ポリオレフィン樹脂は、1種でも2種以上を混合してもよい。
(a−3)成分のメルトインデックス(MI)は、JIS K7210:99に準拠した測定法において、好ましくは0.1〜100g/10分、より好ましくは0.4〜80g/10分である。
本発明のポリカーボネート樹脂組成物において、(A)樹脂成分における(a−1)ポリカーボネート−水素化ポリブタジエン共重合体、(a−2)ポリカーボネート樹脂、及び(a−3)ポリオレフィン系樹脂の混合割合は、(a−1)成分が0.1〜15質量%であり、好ましくは0.5〜10質量%である。(a−2)成分は35〜98.9質量%であり、好ましくは60〜94.5質量%である。(a−3)成分は1〜50質量%であり、好ましくは5〜30質量%である。
(a−1)成分の配合量が0.1質量%以上であると、ポリカーボネート樹脂とポリオレフィン樹脂の相溶化に有効となり、ポリカーボネート樹脂組成物は、ポリオレフィンドメインを小さくすることができるので成形後の層状剥離を抑制することができ、衝撃性等の機械物性が向上する。また、15質量%以下であると、ポリカーボネート樹脂組成物は、機械物性等の他の物性を十分とすることができる。
(a−3)成分の配合量が1質量%であると、流動性の向上に効果的であり、50質量%以下であると、曲げ強度、曲げ弾性率、衝撃強度等の機械物性等を十分とすることができる。
[(B)無機フィラー]
本発明のポリカーボネート樹脂組成物に用いられる(B)無機フィラーとしては(以下、単に「(B)成分」ということがある)、球状フィラー、板状フィラー、繊維状フィラー等が挙げられる。
球状フィラーとしては、例えば、炭酸カルシウム、カオリン(ケイ酸アルミニウム)、シリカ、パーライト、シラスバルーン、セリサイト、ケイソウ土、亜硫酸カルシウム、焼成アルミナ、ケイ酸カルシウム、結晶ゼオライト、非晶質ゼオライト等が挙げられる。板状フィラーとしては、例えば、タルク、マイカ、ワラストナイト等が挙げられる。繊維状フィラーとしては、例えば、ガラス繊維、カーボン繊維、ウオラストナイトのような針状のもの、マグネシウムオキシサルフェイト、チタン酸カリウム繊維、繊維状炭酸カルシウムのような繊維状のもの等が挙げられる。
ガラス繊維としては、含アルカリガラス、低アルカリガラス、及び無アルカリガラス等を原料としたいずれをも好適に用いることができる。これらのガラス繊維の形態は、特に制限はなく、例えば、ロービング、ミルドファイバー、及びチョップドストランド等いずれの形態のものも使用することができる。ガラス繊維の市販品としては、CSH−3PA(日東紡績社製)、T511(日本電気硝子社製)、MA409C(旭ガラスファイバー社製)等が挙げられる。
さらに、(B)成分としては、平均粒子径が1〜20μmのタルク、平均粒子径が20〜600μmのマイカ、平均粒子径が0.1〜1μmの酸化チタン、繊維径が6〜18μmのガラス繊維、繊維径が3〜15μmのカーボン繊維が特に好適に用いられる。
(B)成分は、さらなる機械的性質、流動性等の向上のために添加されるもので、本発明のポリカーボネート樹脂組成物における(B)成分の含有量は、前記の(A)樹脂成分100質量部に対して、1〜150質量部であり、好ましくは5〜100質量部である。含有量が150質量部を超えると、耐衝撃性、流動性、及び機械的性質が低下し、1質量部未満であると、機械的性質、流動性等をさらに向上させることが困難であるため好ましくない。
[(C)耐衝撃付与材]
本発明のポリカーボネート樹脂組成物には、耐衝撃性等の機械的性質を向上させるために、(C)耐衝撃付与材(以下、単に「(C)成分」ということがある)を配合することができる。
本発明において(C)成分として用いる耐衝撃付与材の種類には特に限定はないが、スチレン系エラストマー、オレフィン系エラストマー、メタクリレート系エラストマー等が好ましく、スチレン−エチレン・ブチレン−スチレンブロック共重合体(以下、「SEBS」という。)が最も好適である。
また、下記一般式(V)又は(VI)
Q−(W−Q)t …(V)
(Q−W)t …(VI)
で表されるブロック共重合体も耐衝撃付与材として好適に用いることができ、該耐衝撃付与材を添加することにより、さらに耐衝撃性を向上させることができる。一般式(V)及び(VI)におけるQはスチレン重合ブロックで、式(V)においては分子鎖両末端で重合度が同じであってもよいし、異なっていてもよい。Wはイソプレン重合ブロック、水添されたブタジエン重合ブロック、及び水添されたイソプレン重合ブロックの中から選ばれた少なくとも1種である。また、tは1以上の整数である。
上記ブロック共重合体におけるQ成分の含有量は20〜80質量%、好ましくは30〜70質量%の範囲である。この量が20質量%未満であると樹脂組成物の剛性が低下し、また80質量%を超えると成形加工性及び衝撃強度が低下するため、いずれも好ましくない。
また、Q成分の単一ブロック当りの数平均分子量は5,000〜200,000の範囲にあり、かつW成分のブロック当りの数平均分子量は5,000〜200,000の範囲にあることが好ましい。Q成分の単一ブロック当りの数平均分子量が5,000未満の場合や、W成分のブロック当りの数平均分子量が5,000未満の場合は、樹脂組成物の機械的性質が不十分となるため好ましくない。また、Q成分の単一ブロック当りの数平均分子量が200,000を超える場合や、W成分のブロック当りの数平均分子量が200,000を超える場合は、樹脂組成物の成形加工性が低下するため好ましくない。
さらに、該ブロック共重合体全体の数平均分子量は10,000〜400,000の範囲にあることが好ましく、この数平均分子量が10,000未満では機械的性質が低下し、400,000を超えると成形加工性が低下するため好ましくない。
このようなブロック共重合体の具体例としては、スチレン−水添ブタジエン−スチレントリブロックポリマー、スチレン−イソプレン−スチレントリブロックポリマー、スチレン−水添イソプレン−スチレントリブロックポリマー、スチレン−水添イソプレンジブロックポリマー、スチレン−イソプレンジブロックポリマー、スチレン−水添ブタジエンジブロックポリマー等が挙げられる。また、その他の耐衝撃付与材としては、酸変性EPR、エポキシ変性EPR、酸変性ポリオレフィン、エポキシ変性ポリオレフィン、アミノ変性EPR、アミノ変性ポリオレフィン、酸変性EPR又は酸変性ポリオレフィン/エポシキ樹脂等が挙げられる。
(C)成分の配合量は、(A)樹脂成分と(B)無機フィラーとの合計100質量部に対して、1〜30質量部が好ましく、より好ましくは3〜20質量部である。30質量部を超えると剛性が不足する傾向がみられ、1質量部未満では、耐衝撃性の向上が見られない場合がある。なお、本発明においては、(C)耐衝撃付与材は1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
[その他]
本発明のポリカーボネート樹脂組成物には、性能を損なわない程度で各種添加剤を配合することができる。添加剤としては、例えば、ヒンダードフェノール系、エステル系等の酸化防止剤、ヒンダードアミン系等の光安定剤、難燃化剤、難燃助剤、着色剤、帯電防止剤、アンチブロッキング剤、耐候剤、離型剤、及び滑剤等が挙げられる。
本発明のポリカーボネート樹脂組成物は、(a−1)ポリカーボネート−水素化ポリブタジエン共重合体、(a−2)ポリカーボネート樹脂、(a−3)ポリオレフィン系樹脂、及び(B)無機フィラー、必要に応じて用いられる(C)耐衝撃付与材や各種の添加剤を常法により配合し、溶融混練することにより得ることができる。溶融混練機としては、例えば、バンバリーミキサー、単軸スクリュー押出機、二軸スクリュー押出機、コニーダ、多軸スクリュー押出機等が挙げられる。溶融混練における加熱温度は、通常210〜260℃が適当である。
また、本発明のポリカーボネート樹脂組成物は、公知の成形方法、例えば、中空成形、射出成形、押出成形、真空成形、圧空成形、熱曲げ成形、圧縮成形、カレンダー成形、回転成形等を適用することにより、成形体とすることができる。
本発明は、前述した本発明ポリカーボネート樹脂組成物を成形してなる成形体をも提供する。
本発明を実施例によりさらに詳しく説明するが、本発明はこれらにより限定されるものではない。
<(a−1)ポリカーボネート−水素化ポリブタジエン共重合体A及びBの製造>
製造例1(ポリカーボネートオリゴマーの製造)
400Lの5質量%水酸化ナトリウム水溶液に、60kgのビスフェノールA(BPA)を溶解し、ビスフェノールAの水酸化ナトリウム水溶液を調製した。次いで、室温に保持したビスフェノールAの水酸化ナトリウム水溶液を138L/時間の流量で、また塩化メチレンを69L/時間の流量で内径10mm,管長10mの管型反応器にオリフィス板を通して導入し、これにホスゲンを並流して10.7kg/時間の流量で吹き込み、3時間連続的に反応させた。ここで、用いた管型反応器は二重管となっており、ジャケット部分には冷却水を通して反応液の排出温度を25℃に保った。また、排出液のpHは10〜11となるように調整した。このようにして得られた反応液を静置することにより、水相を分離除去し、塩化メチレン相(220L)を採取して、これにさらに塩化メチレン170Lを加え、十分に攪拌したものをPCオリゴマー(濃度317g/L)とした。
得られたPCオリゴマーの重合度は3〜4であり、クロロホーメイト基の濃度は0.73mol/Lであった。
製造例2(フェノール末端水素化ポリブタジエンの製造)
オートクレーブに水酸基末端水素化ポリブタジエンとしてサートマー社製のKRASOL HLBP−P300を500g、p−ヒドロキシ安息香酸メチルを40g及びジブチル錫オキシド0.25gを入れ、窒素雰囲気下、常圧で220℃、6時間、加熱攪拌し、メタノールを留去した。その後、減圧にし、未反応のp−ヒドロキシ安息香酸メチルを除いた。冷却して、目的のフェノール末端水素化ポリブタジエンを得た。なお、室温では粘調な液体である。1H−NMRの測定で末端分率が算出され、計算される末端の反応率は95%であった。
製造例3(ポリカーボネート−水素化ポリブタジエン共重合体Aの製造)
製造例1で得たポリカーボネートオリゴマー10Lに塩化メチレン6Lを加え希釈し、製造例2で得たフェノール末端水素化ポリブタジエン178gとp−tert−ブチルフェノール68g加え溶解させた。そこへ水酸化ナトリウム水溶液(NaOH:60g、水:350ml)とトリエチルアミン6.3mlを加え、300rpmで1時間攪拌した。その後、ビスフェノールAのアルカリ水溶液(ビスフェノールA:712g、水酸化ナトリウム:416g、水:5L)を加え、500rpmで1時間攪拌した。1時間攪拌後、塩化メチレン10L、水10L加え、15分攪拌後、静置により塩化メチレン相を分離した。塩化メチレン相を0.03mol/Lの水酸化ナトリウム水溶液、0.2mol/Lの塩酸及び水(2回)の順で洗浄した。その後、塩化メチレン相を濃縮し、アセトンを加え結晶化させた後、溶剤を除きフレーク状のポリマーを得た。続いて、得られたポリマーを、120℃で12時間熱風乾燥させた。
得られたポリカーボネート−水素化ポリブタジエン共重合体Aの粘度平均分子量(Mv)は22,000であり、1H−NMRの測定により、水素化ポリブタジエン含有率は4.5質量%であった。
なお、粘度平均分子量(Mv)は、ウベローデ粘度管を用い、塩化メチレン中20℃での極限粘度を測定し、次式により算出した。
[η]=1.23×10-5・Mv0.83
製造例4(ポリカーボネート−水素化ポリブタジエン共重合体Bの製造)
製造例3において、フェノール末端水素化ポリブタジエン178gを356gに変更した他は製造例3と同様に実施し、ポリカーボネート−水素化ポリブタジエン共重合体Bを得た。
得られたポリカーボネート−水素化ポリブタジエン共重合体Bの粘度平均分子量(Mv)は22,400であり、1H−NMRの測定により、水素化ポリブタジエン含有率は8.9質量%であった。
<実施例1〜6、比較例1〜7>
表1〜3に示した各成分を二軸混練機(東芝機械株式会社製、TEM−35B)を用い、スクリュー回転数300rpm、260℃で溶融混練押出を行いペレット化した。
表1〜3において、用いた成分は以下のとおりである。
(a−1)ポリカーボネート−水素化ポリブタジエン共重合体
共重合体A:製造例3で製造したもの
共重合体B:製造例4で製造したもの
(a−2)ポリカーボネート樹脂
FN1900:出光興産株式会社製タフロンFN1900(Mv:19,000)
FN2200:出光興産株式会社製タフロンFN2200(Mv:22,000)
(a−3)ポリオレフィン系樹脂
J−785H:ブロックポリプロピレン、
プライムポリマー株式会社製プライムポリプロJ−785H(MI:11g/10分)
J−5085H:ブロックポリプロピレン、
プライムポリマー株式会社製プライムポリプロJ−5085H(MI:60g/10分)
(B)無機フィラー
GF:ガラス繊維(平均直径13μm、長さ3mm)
タルク:浅田製粉株式会社製JA−24R(平均粒径8μm)
二酸化チタン:石原産業製CR−60(平均粒径0.2μm)
(C)耐衝撃付与材(SEBS)
H−1050:旭化成株式会社製タフテックH−1050
なお、表1〜3において、(a−1)成分〜(a−3)成分の各成分の配合量は、(a−1)成分〜(a−3)成分の混合比率(質量%)であり、(B)成分に記載の配合量は、(A)樹脂成分100質量部に対する質量部である。また、(C)成分に記載の配合量は、(A)成分と(B)成分との合計100質量部に対する質量部である。
次に、上記ペレットを、100トン射出成形機(機種名:IS−100EN、東芝機械株式会社製)を用いて、成形温度270℃、金型温度80℃の条件で、テストピース(試験片)として調製し、以下の測定及び評価を行い、結果を表1〜3に示した。
(1)溶融流動性SFL・スパイラルフロー長さ(mm)
JIS K 7210に準拠し、シリンダー温度は表1では280℃、表2及び3では240℃、金型温度は80℃、射出圧力は125MPaの条件で、肉厚2mmのスパイラル状の成形体を作製し、その流動長さを測定した。数値が大きいほど流動性が良好であることを示す。
(2)引張破断強度(MPa)
JIS K 7133に記載の方法に準拠して測定した。
(3)引張伸び(%)
JIS K 7113に記載の方法に準拠して測定した。
(4)曲げ強度(MPa)
ASTM D 790に記載の方法に準拠して測定した。
(5)曲げ弾性率(MPa)
JIS K 7171に記載の方法に準拠して測定した。
(6)IZOD衝撃強度(kJ/m2
ASTM D 256に準拠し、温度23℃、試験片として肉厚3.2mmのものを用いた。
(7)反射率(%)
JIS K 7105に記載の方法に準拠し、マクベス(Mccbeth)社製のMS2020プラスを用いて、D65光源、視野角10度の条件で鏡面反射を含む400〜700nmの反射率を測定した。
(8)表面層剥離性
引張試験を用い、180度の折り曲げ試験を行なった後、試験片表面もしくは破断面を目視観察し、表面層の剥離が認められないものを○、剥離が認められるものを×と評価した。
Figure 0005270125
実施例1及び2と比較例1との比較から、本発明の(a−1)ポリカーボネート−水素化ポリブタジエン共重合体を配合することにより、耐衝撃性、引張破断強度、引張伸び、曲げ強度、曲げ弾性率等の機械強度が向上することがわかる。また、実施例1及び2と比較例2との比較から、(a−1)成分と(a−3)ポリカーボネート樹脂を配合することにより、流動性が向上することがわかる。さらに、表1から(B)成分としてガラス繊維を用いることにより、さらに機械強度が向上することがわかる。
Figure 0005270125
実施例3と比較例3との比較から、本発明の(a−1)ポリカーボネート−水素化ポリブタジエン共重合体、(a−3)ポリオレフィン系樹脂を配合することにより、耐衝撃性が向上することがわかる。また、実施例3と比較例4との比較から(a−1)成分を配合することにより耐衝撃性と表面層剥離性が向上し、(a−2)ポリカーボネート樹脂と(a−3)ポリオレフィン系樹脂との混合系の相溶性が向上し、流動性に優れる向ことがわかる。さらに、表2から(B)無機フィラーとして二酸化チタンを配合することにより、反射率に優れることがわかる。
Figure 0005270125
実施例4と比較例5との比較から、本発明に係る(a−1)ポリカーボネート−水素化ポリブタジエン共重合体を配合することにより、流動性が向上することがわかる。また、実施例4と比較例6との比較から、(a−1)成分及び(a−3)成分を配合することにより、流動性及び耐衝撃性が向上することがわかる。さらに、比較例7から、本発明において規定した範囲[(A)成分100質量部に対して(B)成分1〜150質量部]を超える質量部の(B)無機フィラーを配合することにより、流動性、耐衝撃性及び引張破断強度に劣ることがわかる。そして、実施例5及び6と比較例5及び6との比較から、(C)耐衝撃付与材を配合することにより、耐衝撃性がさらに向上することがわかる。
本発明のポリカーボネート樹脂組成物は、ポリカーボネート−水素化ポリブタジエン共重合体、ポリカーボネート樹脂、ポリオレフィン樹脂、さらに無機フィラーを含有することにより、耐衝撃性、流動性、曲げ強度、曲げ弾性率、機械的物性に優れ、成形後に層状剥離を呈することがないポリカーボネート樹脂組成物であり、これらの性能が要求される各種成形品に好適に利用できる。

Claims (6)

  1. (a−1)ポリカーボネート−水素化ポリブタジエン共重合体0.1〜15質量%、(a−2)ポリカーボネート樹脂35〜98.9質量%、及び(a−3)ポリオレフィン系樹脂1〜50質量%からなる(A)樹脂成分100質量部に対し、(B)無機フィラー1〜150質量部を含み、かつ(a−1)ポリカーボネート−水素化ポリブタジエン共重合体における水素化ポリブタジエン部の含有量が0.1〜50質量%であることを特徴とするポリカーボネート樹脂組成物。
  2. 上記(B)成分が、平均粒子径が1〜20μmのタルクである請求項1に記載のポリカーボネート樹脂組成物。
  3. 上記(B)成分が、平均粒子径が0.1〜1μmの酸化チタンである請求項1に記載のポリカーボネート樹脂組成物。
  4. 上記(B)成分が、繊維径6〜18μmのガラス繊維である請求項1に記載のポリカーボネート樹脂組成物。
  5. 上記(A)成分と(B)成分との合計100質量部に対し、さらに(C)耐衝撃付与材1〜30質量部を含む請求項1〜4のいずれかに記載のポリカーボネート樹脂組成物。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載のポリカーボネート樹脂組成物を成形してなる成形体。
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