JP5263728B2 - 乗客コンベアの自動放送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エスカレータや動く歩道等の乗客コンベアに設置された複数のスピーカから行き先案内放送と注意放送とを自動で出力させる自動放送装置に関する。
近年、エスカレータや動く歩道等の乗客コンベアでは、乗口近傍に設置されたスピーカから乗客コンベアの行き先を乗客に知らせるための行き先案内放送を出力したり、欄干パネルなどに設置されたスピーカから乗客に利用上の注意を促す注意放送を出力したりするための自動放送装置を設けて、サービスの質の向上を図る試みがなされている。
この種の自動放送装置としては、行き先案内放送を出力する放送装置の動作タイミングと注意放送を出力する放送装置の動作タイミングとを放送タイミング制御装置で統括的に制御して、行き先案内放送と注意放送とが重ならないようにするものが知られている(例えば、特許文献1等参照)。
特開2007−76847号公報(特に図1、図4)
しかしながら、特許文献1に記載されている自動放送装置では、行き先案内放送を出力する放送装置と注意放送を出力する放送装置とが個別に構成され、これら個別に構成された放送装置の動作タイミングを放送タイミング制御装置で制御するようにしているため、自動放送装置全体の構成が大掛かりなものとなり、設置スペースの確保が難しく、また、低コスト化を実現することが難しいという問題があった。
本発明は、以上のような従来技術の問題点に鑑みて創案されたものであって、コンパクトで且つ低コスト化を実現できる乗客コンベアの自動放送装置を提供することを目的としている。
本発明に係る乗客コンベアの自動放送装置は、音声発生部と、増幅部と、音声出力制御部とを備えて構成される。音声発生部は、行き先案内放送の音声信号と注意放送の音声信号とを、パルス信号の入力に応じて選択的に出力する。増幅部は、音声発生部から出力された音声信号を増幅して、乗客コンベアに設置された複数のスピーカに対して出力する。音声出力制御部は、乗客コンベアに設置された複数のスピーカと増幅部との間に各々設けられて各スピーカと増幅器との接続/遮断を個別に切換える複数のスピーカ接続用接点、および、音声発生部に対して前記行き先案内放送の音声信号を出力させるためのパルス信号を出力する行き先案内放送用パルススイッチ、および、音声発生部に対して注意放送の音声信号を出力させるためのパルス信号を出力する注意放送用パルススイッチを有する。そして、この音声出力制御部は、行き先案内放送用パルススイッチをオンしてから行き先案内放送の放送所要時間の間、複数のスピーカ接続用接点のうちで行き先案内放送を出力するためのスピーカに対応した接点のみをオンし、注意放送用パルススイッチをオンしてから注意放送の放送所要時間の間、複数のスピーカ接続用接点のうちで注意放送を出力するためのスピーカに対応した接点のみをオンする。具体的には、第1の乗客コンベアに対応した行き先案内放送の放送所要時間をT11、第2の乗客コンベアに対応した行き先案内放送の放送所要時間をT12、前記注意放送の放送所要時間をT2、各放送間のインターバルをT3としたときに、前記第1の乗客コンベア用パルススイッチをT11+T12+T2+3×T3の間隔でオンし、前記第1の乗客コンベア用パルススイッチをオンしてからT11+T3が経過したタイミングで、前記第2の乗客コンベア用パルススイッチをT11+T12+T2+3×T3の間隔でオンし、前記第2の乗客コンベア用パルススイッチをオンしてからT12+T3が経過したタイミングで、前記注意放送用パルススイッチをT1+T2+2×T3の間隔でオンする。
以上の構成を採用した本発明に係る乗客コンベアの自動放送装置では、音声出力制御部による制御により、行き先案内放送の音声信号と注意放送の音声信号とが音声発生部から選択的に出力され、増幅部で増幅された後に、対応するスピーカから出力される。つまり、行き先案内放送と注意放送とを1つの放送装置で、互いに重ならないように、対応するスピーカから出力させることができる。
本発明によれば、自動放送装置をコンパクトに構成して低コスト化も実現しながら、行き先案内放送と注意放送とが互いに重ならないように、それぞれを対応するスピーカから出力させることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明を適用した自動放送装置を搭載した乗客コンベアの概略図である。この図1に示す乗客コンベアは、建物の上階1aと下階1bに跨って設置されたエスカレータであり、支持金具2a,2bによって建物の構造物に固定された主枠2を備えている。主枠2は、上階1a側および下階1b側の内部がそれぞれ機械室とされており、上階1a側の機械室内に、駆動装置3や駆動スプロケット4、制御装置5などが配設されている。駆動装置3は、制御装置5の制御のもとで、電動機6の動力を図示しない動力伝達機構や減速機構を介して動力駆動チェーン7に伝達し、この駆動チェーン7により駆動スプロケット4を駆動する構成である。
一方、主枠2の下階1b側の機械室内には、従動スプロケット8が配設されている。そして、駆動スプロケット4と従動スプロケット8との間に無端状の踏段チェーン9が巻き掛けられており、この踏段チェーン9に多数の踏段10が等間隔で連結されている。
踏段10は、その前後に前輪及び後輪が取り付けられており、駆動スプロケット4の駆動により踏段チェーン9が周回することに伴って、これら前輪及び後輪が主枠2内に設けられた往路ガイドレール、帰路ガイドレール及び反転ガイドレールからなるガイドレールに沿って転動することにより、上階1aと下階1bとの間を循環走行するようになっている。
踏段10が反転する位置の近傍、つまり上階1a側では駆動スプロケット4、下階1b側では従動スプロケット8の近傍は乗客の乗降口となり、この乗降口となる位置の主枠2上には、乗降板11a,11bが設けられている。
また、主枠2の幅方向両側には一対の欄干12が立設されている。そして、これら一対の欄干12の上部には、踏段10と同期して走行する手摺りベルト13がそれぞれ設けられている。この手摺りベルト13は、上階1a側の機械室内に設置された制御装置5によって、踏段10とともに駆動制御される。
また、左右一対の欄干12のうちの何れか一方には、下階1b側の乗降口から少し傾斜部側に進んだ位置、および上階1a側の乗降口から少し傾斜部側に進んだ位置に、注意放送を出力するためのスピーカ14a,14bがそれぞれ設置されている。また、下階1b側の欄干12先端部、および上階1a側の欄干12先端部には、行き先案内放送を出力するためのスピーカ15a,15bがそれぞれ設置されている。なお、スピーカ15a,15bは、乗降口付近の乗客に向けて行き先案内放送を出力するスピーカであるため、指向性の高いスピーカが用いられ、乗降口の方向に音が広がるように配置されている。また、乗客コンベアの運転方向が一方向に限定される場合は、これらスピーカ15a,15bは乗り口側のみに設置すればよい。つまり、上昇方向のみに運転する乗客コンベアであれば、上階1a側の欄干12先端部にスピーカ15bを設置する必要はなく、下降方向のみに運転する乗客コンベアであれば、下階1a側の欄干12先端部にスピーカ15aを設置する必要はない。
これらスピーカ14a,14b,15a,15bはそれぞれ自動放送装置20に接続されており、自動放送装置20の動作により、スピーカ15a,15bからは行き先案内放送、スピーカ14a,14bからは注意放送がそれぞれ出力される。なお、自動放送装置20は、例えば、踏段10や手摺りベルト12を駆動制御する制御装置5とともに、上階1a側の機械室内に設置されている。
図2は、自動放送装置20の内部構成を示すブロック図である。自動放送装置20は、図2に示すように、音声発生部21と、増幅部22と、音声出力制御部23とを備えて構成される。
音声発生部21は、上昇運転時の行き先案内放送の音声メッセージ、下降運転時の行き先案内放送の音声メッセージ、注意放送の音声メッセージをそれぞれ記憶しており、音声出力制御部23からのパルス信号の入力に応じて、各音声メッセージの音声信号を増幅部22に対して選択的に出力する。
増幅部22は、少なくとも4つのスピーカ14a,14b,15a,15bを鳴動可能な能力を持ち、音声発生部21から出力された音声信号を増幅して、これら各スピーカ14a,14b,15a,15bに対して出力する。
音声出力制御部23には、音声発生部21に対して上昇運転時の行き先案内放送の音声信号を出力させるためのパルス信号を出力する第1の行き先案内放送用パルススイッチ24aと、音声発生部21に対して下降運転時の行き先案内放送の音声信号を出力させるためのパルス信号を出力する第2の行き先案内放送用パルススイッチ24bと、音声発生部21に対して注意放送の音声信号を出力させるためのパルス信号を出力する注意放送用パルススイッチ24cとが設けられている。また、音声出力制御部23には、4つのスピーカ15a,15b,14a,14bと増幅部22との間に各々設けられて各スピーカ15a,15b,14a,14bと増幅器22との接続/遮断を個別に切換える4つのスピーカ接続用接点25a,25b,25c,25dが設けられている。これら4つのスピーカ接続用接点25a,25b,25c,25dとしては、例えば半導体リレーが用いられる。半導体リレーは通常の有接点リレーと比較して長寿命であるという特徴があり、スピーカ15a,15b,14a,14bと増幅器22との接続/遮断の切換えに半導体リレーを用いることで、リレー交換などのメンテナンスを簡略化できるという利点がある。
この音声出力制御部23は、3つのパルススイッチ24a,24b,24cをオンするタイミングと、4つのスピーカ接続用接点25a,25b,25c,25dのオン/オフを切換えるタイミングとを以下のように制御することによって、行き先案内放送と注意放送とが重ならないようにしながら、且つ、これらの放送を順序良く、対応するスピーカからそれぞれ出力させる。
すなわち、音声出力制御部23は、まず、乗客コンベアの運転方向を示す運転方向信号を制御装置5から入力して、乗客コンベアの運転方向を認識する。そして、上昇運転時であれば、第1の行き先案内放送用パルススイッチ24aと注意放送用パルススイッチ24cとを所定のタイミングで交互にオンし、第1の行き先案内放送用パルススイッチ24aをオンしてから上昇運転時の行き先案内放送の放送所要時間の間、4つのスピーカ接続用接点25a,25b,25c,25dのうちで上昇運転時の行き先案内放送を出力するためのスピーカ15aに対応した接点25aのみをオンし、注意放送用パルススイッチ24cをオンしてから注意放送の放送所要時間の間、4つのスピーカ接続用接点25a,25b,25c,25dのうちで注意放送を出力するためのスピーカ14a,14bに対応した接点25c,25dのみをオンするといった制御を行う。
具体的には、上昇運転時の行き先案内放送の放送所要時間をT1(up)、注意放送の放送所要時間をT2、上昇運転時の行き先案内放送と注意放送との間のインターバルをT3としたとき、音声出力制御部23は、第1の行き先案内放送用パルススイッチ24aをT1(up)+T2+2×T3の間隔で周期的にオンする。そして、第1の行き先案内放送用パルススイッチ24aをオンしてからT1(up)が経過するまでの間、上昇運転時の行き先案内放送を出力するためのスピーカ15aに対応したスピーカ接続用接点25aのみをオンする。これにより、T1(up)+T2+2×T3の間隔で音声発生部21から上昇運転時の行き先案内放送の音声信号が出力されて増幅部22で増幅され、この音声信号がスピーカ接続用接点25aを介してスピーカ15aのみに供給されて、スピーカ15aのみから上昇運転時の行き先案内放送が出力される。また、音声出力制御部23は、第1の行き先案内放送用パルススイッチ24aをオンしてからT1(up)+T3が経過したタイミングで、注意放送用パルススイッチ24cをT1(up)+T2+2×T3の間隔で周期的にオンする。そして、注意放送用パルススイッチ24cをオンしてからT2が経過するまでの間、注意放送を出力するためのスピーカ14a,14bに対応したスピーカ接続用接点25c,25dのみをオンする。これにより、行き先案内放送が終了してから所定のインターバルをおいて音声発生部21から注意放送の音声信号が出力されて増幅部22で増幅され、この音声信号がスピーカ接続用接点25c,25dを介してスピーカ14a,14bに供給されて、スピーカ14a,14bから注意放送が出力される。
上昇運転時の行き先案内放送の放送所要時間T1(up)を3.0秒、注意放送の放送所要時間T2を17.5秒、上昇運転時の行き先案内放送と注意放送との間のインターバルT3を1.0秒とした場合のタイムチャートを図3に示す。この図3に示す例では、音声出力制御部24は、第1の行き先案内放送用パルススイッチ24aを22.5秒の間隔で周期的にオンし、第1の行き先案内放送用パルススイッチ24aをオンしてから3.0秒が経過するまでの間、スピーカ接続用接点25aのみをオンする。これにより、22.5秒の間隔でスピーカ15aから例えば「ホーム階行き上りエスカレータです。」といった行き先案内放送が出力される。また、音声出力制御部24は、第1の行き先案内放送用パルススイッチ24aをオンしてから4.0秒が経過したタイミングで、注意放送用パルススイッチ24cを22.5秒の間隔で周期的にオンし、注意放送用パルススイッチ24cをオンしてから17.5秒が経過するまでの間、スピーカ接続用接点25c,25dのみをオンする。これにより、行き先案内放送が終了して1.0秒後に、スピーカ14a,14bから例えば「エスカレータご利用のお客様は、乗り降りの際、ステップの隙間、手摺りなどに挟まれないようにご注意ください。」といった注意案内放送が出力される。
また、下降運転時であれば、音声出力制御部23は、第2の行き先案内放送用パルススイッチ24bと注意放送用パルススイッチ24cとを所定のタイミングで交互にオンし、第2の行き先案内放送用パルススイッチ24bをオンしてから下降運転時の行き先案内放送の放送所要時間の間、4つのスピーカ接続用接点25a,25b,25c,25dのうちで下降運転時の行き先案内放送を出力するためのスピーカ15bに対応した接点25bのみをオンし、注意放送用パルススイッチ24cをオンしてから注意放送の放送所要時間の間、4つのスピーカ接続用接点25a,25b,25c,25dのうちで注意放送を出力するためのスピーカ14a,14bに対応した接点25c,25dのみをオンするといった制御を行う。
具体的には、下降運転時の行き先案内放送の放送所要時間をT1(down)、注意放送の放送所要時間をT2、上昇運転時の行き先案内放送と注意放送との間のインターバルをT3としたとき、音声出力制御部23は、第2の行き先案内放送用パルススイッチ24bをT1(down)+T2+2×T3の間隔で周期的にオンする。そして、第2の行き先案内放送用パルススイッチ24bをオンしてからT1(down)が経過するまでの間、下降運転時の行き先案内放送を出力するためのスピーカ15bに対応したスピーカ接続用接点25bのみをオンする。これにより、T1(down)+T2+2×T3の間隔で音声発生部21から下降運転時の行き先案内放送の音声信号が出力されて増幅部22で増幅され、この音声信号がスピーカ接続用接点25bを介してスピーカ15bのみに供給されて、スピーカ15bのみから上昇運転時の行き先案内放送が出力される。また、音声出力制御部23は、第2の行き先案内放送用パルススイッチ24bをオンしてからT1(down)+T3が経過したタイミングで、注意放送用パルススイッチ24cをT1(down)+T2+2×T3の間隔で周期的にオンする。そして、注意放送用パルススイッチ24cをオンしてからT2が経過するまでの間、注意放送を出力するためのスピーカ14a,14bに対応したスピーカ接続用接点25c,25dのみをオンする。これにより、行き先案内放送が終了してから所定のインターバルをおいて音声発生部21から注意放送の音声信号が出力されて増幅部22で増幅され、この音声信号がスピーカ接続用接点25c,25dを介してスピーカ14a,14bに供給されて、スピーカ14a,14bから注意放送が出力される。
下降運転時の行き先案内放送の放送所要時間T1(down)を3.5秒、注意放送の放送所要時間T2を17.5秒、下降運転時の行き先案内放送と注意放送との間のインターバルT3を1.0秒とした場合のタイムチャートを図4に示す。この図4に示す例では、音声出力制御部24は、第2の行き先案内放送用パルススイッチ24bを23.0秒の間隔で周期的にオンし、第2の行き先案内放送用パルススイッチ24bをオンしてから3.5秒が経過するまでの間、スピーカ接続用接点25bのみをオンする。これにより、23.0秒の間隔でスピーカ15bから例えば「改札階行き下りエスカレータです。」といった行き先案内放送が出力される。また、音声出力制御部24は、第2の行き先案内放送用パルススイッチ24bをオンしてから4.5秒が経過したタイミングで、注意放送用パルススイッチ24cを23.0秒の間隔で周期的にオンし、注意放送用パルススイッチ24cをオンしてから17.5秒が経過するまでの間、スピーカ接続用接点25c,25dのみをオンする。これにより、行き先案内放送が終了して1.0秒後に、スピーカ14a,14bから例えば「エスカレータご利用のお客様は、乗り降りの際、ステップの隙間、手摺りなどに挟まれないようにご注意ください。」といった注意案内放送が出力される。
以上、具体的な例を挙げながら詳細に説明したように、本実施形態の自動放送装置20では、音声出力制御部23が3つのパルススイッチ24a,24b,24cをオンするタイミングと、4つのスピーカ接続用接点25a,25b,25c,25dのオン/オフを切換えるタイミングとを制御することで、行き先案内放送の音声信号と注意放送の音声信号とが音声発生部21から選択的に出力され、音声発生部21から出力された音声信号が増幅部22で増幅された後に、4つのスピーカ14a,14b,15a,15bのうちの対応するスピーカのみから出力される。つまり、行き先案内放送と注意放送とを1つの放送装置で、互いに重ならないように、対応するスピーカから出力させることができる。したがって、自動放送装置20自体をコンパクトに構成して低コスト化も実現しながら、乗客コンベアの乗客に対して聴き取り易いように、行き先案内放送と注意放送とを適切に出力することができる。
ところで、本実施形態の自動放送装置20では、行き先案内放送と注意放送とをそれぞれ対応するスピーカから交互に出力させるようにしているが、例えば、行き先案内放送を出力するタイミングでスピーカ15a,15b近傍の騒音が大きく、行き先案内放送が周囲の騒音に埋もれて聴き取れなくなることが想定される場合には、その間、注意放送をスピーカ14a,14bから出力させておくことも有効である。また、逆に、注意放送を出力するタイミングでスピーカ14a,14b近傍の騒音が大きく、注意放送が周囲の騒音に埋もれて聴き取れなくなることが想定される場合には、その間、行き先案内放送をスピーカ15a,15bから出力させておくことも有効である。
このような制御を実現するためには、例えば図5に示すように、乗客コンベアの適所にスピーカ15a,15b近傍の騒音を検知するマイク16a,16b(第1のマイク)と、スピーカ14a,14b近傍の騒音を検知するマイク17a,17b(第2のマイク)とをそれぞれ設置して、各マイク16a,16b,17a,17bを自動放送装置20に接続する。そして、自動放送装置20の音声出力制御部23が、第1の行き先案内放送用パルススイッチ24aをオンするタイミングでマイク16aで検知された騒音レベルが基準値以上かどうかを判断し、基準値以上の場合には、第1の行き先案内放送用パルススイッチ24aをオンせずに注意放送用パルススイッチ24cをオンするとともに、スピーカ接続用接点25c,25dをオンして、スピーカ14a,14bから注意放送を出力させる。また、音声出力制御部23は、第2の行き先案内放送用パルススイッチ24aをオンするタイミングでマイク16bで検知された騒音レベルが基準値以上かどうかを判断し、基準値以上の場合には、第2の行き先案内放送用パルススイッチ24bをオンせずに注意放送用パルススイッチ24cをオンするとともに、スピーカ接続用接点25c,25dをオンして、スピーカ14a,14bから注意放送を出力させる。
また、音声出力制御部23は、注意放送用パルススイッチ24cをオンするタイミングでマイク17a,17bで検知された騒音レベルがともに基準値以上となっているかを判断し、マイク17a,17bで検知された騒音レベルがともに基準値以上の場合には、注意放送用パルススイッチ24bをオンせずに、上昇運転時であれば第1の行き先案内放送用パルススイッチ24aをオンするとともに、スピーカ接続用接点25aをオンして、スピーカ15aから上昇運転時の行き先案内放送を出力させ、下降運転時であれば第2の行き先案内放送用パルススイッチ24bをオンするとともに、スピーカ接続用接点25bをオンして、スピーカ15bから下降運転時の行き先案内放送を出力させる。
以上のように、周囲の騒音レベルに応じて出力させる放送を選択するようにした場合には、行き先案内放送と注意放送とをより効率的且つ効果的に出力させることが可能となる。
なお、以上の例では、行き先案内放送を出力するタイミングでスピーカ15a,15b近傍の騒音が大きい場合には注意放送を出力させ、注意放送を出力するタイミングでスピーカ14a,14b近傍の騒音が大きい場合には行き先案内放送を出力させるようにしているが、行き先案内放送を出力するタイミングでスピーカ15a,15b近傍の騒音が大きい場合や、注意放送を出力するタイミングでスピーカ14a,14b近傍の騒音が大きい場合に、増幅部22のゲインを上げるなどして、スピーカ15a,15bから出力される行き先案内放送やスピーカ14a,14bから出力される注意放送の音量を高めるようにしてもよい。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態は、互いに運転方向が異なる2台の乗客コンベアが並列設置されている場合に、これら2台の乗客コンベアにおける行き先案内放送および注意放送を一括して行う例である。
図6は、並列設置された2台の乗客コンベアを簡略化して示す模式図である。この図6に示す乗客コンベアは、第1の実施形態と同様、建物の上階と下階に跨って設置されたエスカレータであり、第1の乗客コンベアE1が上昇運転専用のエスカレータ、第2の乗客コンベアE2が下降運転専用のエスカレータとされている。なお、各乗客コンベアE1,E2の基本的な構成は、第1の実施形態で説明した構成(図1参照)と同様である。
第1の乗客コンベアE1には、下階側および上階側の乗降口から少し傾斜部側に進んだ位置の欄干に、注意放送を出力するためのスピーカ14a,14bがそれぞれ設置されている。また、下階側の欄干先端部には、上昇運転用の行き先案内放送を出力するためのスピーカ15aが設置されている。
一方、第2の乗客コンベアE2には、下階側および上階側の乗降口から少し傾斜部側に進んだ位置の欄干に、注意放送を出力するためのスピーカ14c,14dがそれぞれ設置されている。また、上階側の欄干先端部には、下降運転用の行き先案内放送を出力するためのスピーカ15bが設置されている。
第1の乗客コンベアE1に設置されたスピーカ14a,14b,15aと、第2の乗客コンベアE2に設置されたスピーカ14c,14d,15bは、それぞれ自動放送装置30に接続されている。なお、本実施形態では、自動放送装置30は第1の乗客コンベアE1と第2の乗客コンベアE2との何れか一方の機械室内に設置されている。
図7は、本実施形態の自動放送装置30の内部構成を示すブロック図である。この自動放送装置30は、上述した第1の実施形態の自動放送装置20と同様に、音声発生部21と、増幅部22と、音声出力制御部23とを備えて構成されているが、制御対象となるスピーカの数が6つとなっていることに対応させて、音声出力制御部23には、6つのスピーカ接続用接点25a,25b,25c,25d,25e,25fが設けられている。この自動放送装置30における動作は、基本的には第1の実施形態の自動放送装置20と同様であるが、音声出力制御部23による制御内容が第1の実施形態の自動放送装置20と若干異なっている。
本実施形態の自動放送装置30において、音声出力制御部23は、上昇運転を行う第1の乗客コンベアE1に対応した第1の行き先案内放送用パルススイッチ24aと、下降運転を行う第2の乗客コンベアE2に対応した第2の行き先放送用パルススイッチ24bと、注意放送用パルススイッチ24cとを所定のタイミングで順番にオンする。そして、第1の行き先案内放送用パルススイッチ24aをオンしてから第1の乗客コンベアE1での行き先案内放送の放送所要時間の間、6つのスピーカ接続用接点25a,25b,25c,25d,25e,25fのうちで第1の乗客コンベアE1で行き先案内放送を出力するためのスピーカ15aに対応した接点25aのみをオンし、第2の行き先案内放送用パルススイッチ24bをオンしてから第2の乗客コンベアE2での行き先案内放送の放送所要時間の間、6つのスピーカ接続用接点25a,25b,25c,25d,25e,25fのうちで第2の乗客コンベアE2で行き先案内放送を出力するためのスピーカ15bに対応した接点25bのみをオンし、注意放送用パルススイッチ24cをオンしてから注意放送の放送所要時間の間、第1の乗客コンベアE1および第2の乗客コンベアE2で注意放送を出力するためのスピーカ14a,14b,14c,14dに対応した接点25c,25d,25e,25fをオンするといった制御を行う。
具体的には、第1の乗客コンベアE1での行き先案内放送の放送所要時間をT11、第2の乗客コンベアE2での行き先案内放送の放送所要時間をT12、注意放送の放送所要時間をT2、各放送間のインターバルをT3としたとき、音声出力制御部23は、第1の行き先案内放送用パルススイッチ24aをT11+T12+T2+3×T3の間隔で周期的にオンする。そして、第1の行き先案内放送用パルススイッチ24aをオンしてからT11が経過するまでの間、第1の乗客コンベアE1で行き先案内放送を出力するためのスピーカ15aに対応したスピーカ接続用接点25aのみをオンする。これにより、T11+T12+T2+3×T3の間隔で音声発生部21から上昇運転用の行き先案内放送の音声信号が出力されて増幅部22で増幅され、この音声信号がスピーカ接続用接点25aを介して第1の乗客コンベアE1のスピーカ15aのみに供給されて、このスピーカ15aから上昇運転用の行き先案内放送が出力される。
また、音声出力制御部23は、第1の行き先案内放送用パルススイッチ24aをオンしてからT11+T3が経過したタイミングで、第2の行き先案内放送用パルススイッチ24bをT11+T12+T2+3×T3の間隔で周期的にオンする。そして、第2の行き先案内放送用パルススイッチ24bをオンしてからT12が経過するまでの間、第2の乗客コンベアE2で行き先案内放送を出力するためのスピーカ15bに対応したスピーカ接続用接点25bのみをオンする。これにより、上昇運転用の行き先案内放送が終了してから所定のインターバルをおいて音声発生部21から下降運転用の行き先案内放送の音声信号が出力されて増幅部22で増幅され、この音声信号がスピーカ接続用接点25bを介して第2の乗客コンベアE2のスピーカ15bのみに供給されて、このスピーカ15bから下降運転用の行き先案内放送が出力される。
また、音声出力制御部23は、第2の行き先案内放送用パルススイッチ24bをオンしてからT12+T3が経過したタイミングで、注意放送用パルススイッチ24cをT11+T12+T2+3×T3の間隔で周期的にオンする。そして、注意放送用パルススイッチ24cをオンしてからT2が経過するまでの間、第1の乗客コンベアE1および第2の乗客コンベアE2で注意放送を出力するためのスピーカ14a,14b,14c,14dに対応したスピーカ接続用接点25c,25d,25e,25fをオンする。これにより、下降運転用の行き先案内放送が終了してから所定のインターバルをおいて音声発生部21から注意放送の音声信号が出力されて増幅部22で増幅され、この音声信号がスピーカ接続用接点25c,25dを介して第1の乗客コンベアE1のスピーカ14a,14bに供給されるとともに、スピーカ接続用接点25e,25fを介して第2の乗客コンベアE2のスピーカ14c,14dに供給されて、各スピーカ14a,14b,14c,14dから注意放送が出力される。
第1の乗客コンベアE1での行き先案内放送の放送所要時間T11を3.0秒、第2の乗客コンベアE2での行き先案内放送の放送所要時間T12を3.5秒、注意放送の放送所要時間T2を17.5秒、各放送間のインターバルT3を1.0秒とした場合のタイムチャートを図8に示す。この図8に示す例では、音声出力制御部24は、第1の行き先案内放送用パルススイッチ24aを27.0秒の間隔で周期的にオンし、第1の行き先案内放送用パルススイッチ24aをオンしてから3.0秒が経過するまでの間、スピーカ接続用接点25aのみをオンする。これにより、27.0秒の間隔で第1の乗客コンベアE1のスピーカ15aから例えば「ホーム階行き上りエスカレータです。」といった上昇運転用の行き先案内放送が出力される。
また、音声出力制御部24は、第1の行き先案内放送用パルススイッチ24aをオンしてから4.0秒が経過したタイミングで、第2の行き先案内放送用パルススイッチ24bを27.0秒の間隔で周期的にオンし、第2の行き先案内放送用パルススイッチ24bをオンしてから3.5秒が経過するまでの間、スピーカ接続用接点25bのみをオンする。これにより、上昇運転用の行き先案内放送が終了して1.0秒後に、第2の乗客コンベアE2のスピーカ15bから例えば「改札階行き下りエスカレータです。」といった下降運転用の行き先案内放送が出力される。
また、音声出力制御部24は、第2の行き先案内放送用パルススイッチ24bをオンしてから4.5秒が経過したタイミングで、注意放送用パルススイッチ24cを27.0秒の間隔で周期的にオンし、注意放送用パルススイッチ24cをオンしてから17.5秒が経過するまでの間、スピーカ接続用接点25c,25d,25e,25fをオンする。これにより、下降運転用の行き先案内放送が終了して1.0秒後に、第1の乗客コンベアE1のスピーカ14a,14bと、第2の乗客コンベアE2のスピーカ14c,14dから、例えば「エスカレータご利用のお客様は、乗り降りの際、ステップの隙間、手摺りなどに挟まれないようにご注意ください。」といった注意案内放送がそれぞれ出力される。
以上、具体的な例を挙げながら詳細に説明したように、本実施形態の自動放送装置30では、音声出力制御部23が3つのパルススイッチ24a,24b,24cをオンするタイミングと、6つのスピーカ接続用接点25a,25b,25c,25d,25e,25fのオン/オフを切換えるタイミングとを制御することで、第1の乗客コンベアE1での行き先案内放送の音声信号と、第2の乗客コンベアE2での行き先案内放送の音声信号と、第1の乗客コンベアE1および第2の乗客コンベアE2での注意放送の音声信号とが音声発生部21から選択的に出力され、音声発生部21から出力された音声信号が増幅部22で増幅された後に、6つのスピーカ14a,14b,14c,14d,15a,15bのうちの対応するスピーカのみから出力される。つまり、第1の乗客コンベアE1での行き先案内放送と第2の乗客コンベアE2での行き先案内放送と双方の乗客コンベアE1,E2での注意放送とを1つの放送装置で、互いに重ならないように、対応するスピーカから出力させることができる。したがって、自動放送装置30自体をコンパクトに構成して低コスト化も実現しながら、乗客コンベアの乗客に対して聴き取り易いように、行き先案内放送と注意放送とを適切に出力することができる。
なお、以上の説明では、第1の乗客コンベアE1と第2の乗客コンベアE2との双方が運転中である場合を前提としているが、どちらかの乗客コンベアが停止中で一方の乗客コンベアのみが運転している場合には、第1の実施形態と同様の制御を行うことで、運転中の乗客コンベアのみで行き先案内放送と注意放送とを適切に出力することができる。
また、本実施形態においても、第1の実施形態で説明したように、行き先案内放送を出力するスピーカ15a,15b近傍の騒音レベルや、注意放送を出力するスピーカ14a,14b,14c,14d近傍の騒音レベルをマイクで検知して、マイクで検知した各スピーカ近傍の騒音レベルに応じて出力させる放送を選択するようにすれば、行き先案内放送と注意放送とをより効率的且つ効果的に出力させることが可能となる。
以上、本発明を適用した自動放送装置の具体例として第1及び第2の実施形態を例示して具体的に説明したが、本発明の技術的範囲は、以上の各実施形態の説明で開示した技術事項に限定されるものではなく、以上の開示内容をもとに一般的な技術常識も鑑みて当然に導かれる変形例、応用例も含まれるものである。また、以上の各実施形態では、乗客コンベアの例としてエスカレータを挙げているが、本発明の自動放送装置は、動く歩道を対象とした自動放送装置としても有効である。
本発明を適用した自動放送装置を搭載した乗客コンベアの概略図。 第1の実施形態の自動放送装置の内部構成を示すブロック図。 音声出力制御部による制御の具体例を示すタイムチャート。 音声出力制御部による制御の具体例を示すタイムチャート。 スピーカ近傍の騒音をマイクで検知する変形例を示す模式図。 第2の実施形態を説明する図であり、並列設置された2台の乗客コンベアを簡略化して示す模式図。 第2の実施形態の自動放送装置の内部構成を示すブロック図。 音声出力制御部による制御の具体例を示すタイムチャート。
符号の説明
14a〜14d,15a,15b スピーカ
16a,16b マイク(第1のマイク)
17a,17b マイク(第2のマイク)
20,30 自動放送装置
21 音声発生部
22 増幅部
23 音声出力制御部
24a 第1の行き先案内放送用パルススイッチ
24b 第2の行き先案内放送用パルススイッチ
24c 注意放送用パルススイッチ
25a〜25f スピーカ接続用接点

Claims (3)

  1. 乗客コンベアに設置された複数のスピーカから行き先案内放送と注意放送とを自動で出力させる自動放送装置であって、
    前記行き先案内放送の音声信号と前記注意放送の音声信号とを、パルス信号の入力に応じて選択的に出力する音声発生部と、
    前記音声発生部から出力された音声信号を増幅して前記複数のスピーカに対して出力する増幅部と、
    前記複数のスピーカと前記増幅部との間に各々設けられて各スピーカと前記増幅器との接続/遮断を個別に切換える複数のスピーカ接続用接点、および、前記音声発生部に対して前記行き先案内放送の音声信号を出力させるためのパルス信号を出力する行き先案内放送用パルススイッチ、および、前記音声発生部に対して前記注意放送の音声信号を出力させるためのパルス信号を出力する注意放送用パルススイッチを有する音声出力制御部とを備え、
    前記音声出力制御部は、前記行き先案内放送用パルススイッチをオンしてから前記行き先案内放送の放送所要時間の間、前記複数のスピーカ接続用接点のうちで前記行き先案内放送を出力するためのスピーカに対応した接点のみをオンし、前記注意放送用パルススイッチをオンしてから前記注意放送の放送所要時間の間、前記複数のスピーカ接続用接点のうちで前記注意放送を出力するためのスピーカに対応した接点のみをオンし、
    前記行き先案内放送の放送所要時間をT1、前記注意放送の放送所要時間をT2、前記行き先案内放送と前記注意放送との間のインターバルをT3としたときに、前記行き先案内放送用パルススイッチをT1+T2+2×T3の間隔でオンするとともに、前記行き先案内放送用パルススイッチをオンしてからT1+T3が経過したタイミングで、前記注意放送用パルススイッチをT1+T2+2×T3の間隔でオンすること、を特徴とする乗客コンベアの自動放送装置。
  2. 乗客コンベアに設置された複数のスピーカから行き先案内放送と注意放送とを自動で出力させる自動放送装置であって、
    前記行き先案内放送の音声信号と前記注意放送の音声信号とを、パルス信号の入力に応じて選択的に出力する音声発生部と、
    前記音声発生部から出力された音声信号を増幅して前記複数のスピーカに対して出力する増幅部と、
    前記複数のスピーカと前記増幅部との間に各々設けられて各スピーカと前記増幅器との接続/遮断を個別に切換える複数のスピーカ接続用接点、および、前記音声発生部に対して前記行き先案内放送の音声信号を出力させるためのパルス信号を出力する行き先案内放送用パルススイッチ、および、前記音声発生部に対して前記注意放送の音声信号を出力させるためのパルス信号を出力する注意放送用パルススイッチを有する音声出力制御部とを備え、
    前記乗客コンベアは、互いに運転方向の異なる第1および第2の乗客コンベアが並列設置されたものであり、且つ、第1の乗客コンベアと第2の乗客コンベアとの双方に、前記行き先案内放送を出力するためのスピーカと、前記注意放送を出力するためのスピーカとがそれぞれ設置されており、
    前記音声出力制御部の前記行き先案内放送用パルススイッチとして、第1の乗客コンベア用パルススイッチと第2の乗客コンベア用パルススイッチとが設けられており、
    前記音声出力制御部は、前記第1の乗客コンベア用パルススイッチをオンしてから第1の乗客コンベアに対応した行き先案内放送の放送所要時間の間、前記複数のスピーカ接続用接点のうちで第1の乗客コンベアに設置された行き先案内放送を出力するためのスピーカに対応した接点のみをオンし、前記第2の乗客コンベア用パルススイッチをオンしてから第2の乗客コンベアに対応した行き先案内放送の放送所要時間の間、前記複数のスピーカ接続用接点のうちで第2の乗客コンベアに設置された行き先案内放送を出力するためのスピーカに対応した接点のみをオンし、前記注意放送用パルススイッチをオンしてから前記注意放送の放送所要時間の間、前記複数のスピーカ接続用接点のうちで前記注意放送を出力するためのスピーカに対応した接点のみをオンし、
    第1の乗客コンベアに対応した行き先案内放送の放送所要時間をT11、第2の乗客コンベアに対応した行き先案内放送の放送所要時間をT12、前記注意放送の放送所要時間をT2、各放送間のインターバルをT3としたときに、前記第1の乗客コンベア用パルススイッチをT11+T12+T2+3×T3の間隔でオンし、前記第1の乗客コンベア用パルススイッチをオンしてからT11+T3が経過したタイミングで、前記第2の乗客コンベア用パルススイッチをT11+T12+T2+3×T3の間隔でオンし、前記第2の乗客コンベア用パルススイッチをオンしてからT12+T3が経過したタイミングで、前記注意放送用パルススイッチをT1+T2+2×T3の間隔でオンすること、を特徴とする乗客コンベアの自動放送装置。
  3. 前記行き先案内放送を出力するためのスピーカ近傍の騒音を検知する第1のマイクと、
    前記注意放送を出力するためのスピーカ近傍の騒音を検知する第2のマイクとを備え、
    前記音声出力制御部は、前記行き先案内放送用パルススイッチをオンするタイミングで前記第1のマイクで検知された騒音レベルが基準値以上の場合は、前記行き先案内放送用パルススイッチをオンせずに前記注意放送用パルススイッチをオンするとともに、前記注意放送用パルススイッチをオンするタイミングで前記第2のマイクで検知された騒音レベルが基準値以上の場合は、前記注意放送用パルススイッチをオンせずに前記行き先案内放送用パルススイッチをオンすること、を特徴とする請求項1又は2に記載の乗客コンベアの自動放送装置。
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