JP2007076847A - 乗客コンベアの放送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】この発明は、放送をより聞き取りやすくすることができる乗客コンベアの放送装置を提供することである。
【解決手段】第1のエスカレータ1及び第2のエスカレータ2には、放送装置3が組み込まれている。放送装置3の放送装置3は、異なる情報をそれぞれ記憶している複数の放送制御部本体37,40,45と、複数のスピーカ38,41,46,47と、放送タイミング制御部50とを有している。放送タイミング制御部50は、少なくとも1つのスピーカ38,41,46,47から情報が放送されている間に他のスピーカ38,41,46,47から異なる情報が放送されるのを避けるように放送のタイミングを制御する。
【選択図】図1

Description

この発明は、例えばエスカレータや動く歩道等の乗客コンベアの利用者に対する情報を放送する乗客コンベアの放送装置に関するものである。
従来装置では、例えば「乗り降りの際は足下にご注意下さい」等の注意放送を行うための音声合成装置が、隣接して配置された複数台の乗客コンベアにそれぞれ設けられている。そして、各音声合成装置からの音声出力を同期させ、各音声合成装置からの音声出力にずれが生じないようにすることで、注意放送を聞き取りやすいようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−240979号公報
ところで、例えば不特定多数の人が利用する駅舎等では、上述した注意放送に加えて、「○○線方面行き昇りエスカレータです」、及び「座席指定専用ホーム行きエスカレータです」等の誘導放送が行われている。これに対して、上記のような従来装置では、同一内容の音声出力を同期させることで利用者が放送内容を聞き取りやすいようにしているのみなので、異なった放送内容が同時期に放送され、放送が聞き取りづらくなることがある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、放送をより聞き取りやすくすることができる乗客コンベアの放送装置を提供することである。
この発明に係る乗客コンベアの放送装置は、複数の音声出力装置により乗客コンベアの利用者に対する情報を放送させるとともに、少なくとも1つの音声出力装置から情報が放送されている間に他の音声出力装置から異なる情報が放送されることを避けるように放送のタイミングをずらす制御を行う放送制御部を備える。
この発明の乗客コンベアの放送装置によれば、放送制御部は、複数の音声出力装置により乗客コンベアの利用者に対する情報を放送させるとともに、少なくとも1つの音声出力装置にから情報が放送されている間に他の音声出力装置から異なる情報が放送されるのを避けるように放送のタイミングをずらす制御を行うので、異なる情報が同時期に放送される可能性を低減させることができ、放送をより聞き取りやすくすることができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるエスカレータ装置と放送装置とを示す構成図である。図2は、図1のエスカレータ装置の要部を示す斜視図である。図において、第1のエスカレータ(第1の乗客コンベア)1は、第2のエスカレータ(第2の乗客コンベア)と隣接して配置されている。
第1のエスカレータ1は、第1のトラス5と、一対の第1の欄干6と、第1の駆動装置(図示せず)と、複数の第1の踏段(図示せず)と、第1の移動手摺7と、第1の主制御盤8と、第1の利用者検出装置10とを有している。第1の欄干6は、第1のトラス5の上部に立設されている。第1の駆動装置及び第1の主制御盤8は、第1のトラス5内に配置されている。第1の踏段及び移動手摺7は、第1の駆動装置の駆動力によって循環移動される。第1の駆動装置の動作は、第1の主制御盤8によって制御される。
第1の利用者検出装置10には、第1のエスカレータ1の上部昇降口に配置されている第1の上部利用者検出装置15と、第1のエスカレータ1の下部昇降口に配置されている第1の下部利用者検出装置16とが設けられている。第1の利用者検出装置15,16には、図2に示すように、第1のエスカレータ1の利用者を検出するための複数の利用者検出センサ(利用者検出部)18が取り付けられている。利用者検出センサ18としては、例えば光電センサや超音波センサ等が用いられる。利用者検出センサ18の信号は、第1の主制御盤8に入力される。
第2のエスカレータ2は、第1のエスカレータ1と同様に、第2のトラス20と、第2の欄干21と、第2の駆動装置(図示せず)と、複数の第2の踏段(図示せず)と、第2の移動手摺23と、第2の主制御盤24と、第2の利用者検出装置26とを有している。第2の駆動装置及び第2の主制御盤24は、第2のトラス20内に配置されている。第2の踏段及び移動手摺23は、第2の駆動装置の駆動力によって循環移動される。第2の駆動装置の動作は、第2の主制御盤24によって制御される。
第2の利用者検出装置26には、第2のエスカレータ2の上部昇降口に配置されている第2の上部利用者検出装置28と、第2のエスカレータ2の下部昇降口に配置されている第2の下部利用者検出装置29とが設けられている。第2の上部利用者検出装置28及び第2の下部利用者検出装置29には、第2のエスカレータ2の利用者を検出するための複数の利用者検出センサ(利用者検出部)30が取り付けられている。利用者検出センサ30の信号は、第2の主制御盤24に入力される。
主制御盤8,24は、利用者検出センサ18,30からの信号に基づいて、正規の方向からのエスカレータ1,2への利用者の乗り込みがあるかないかを判定する。また、主制御盤8,24は、利用者検出センサ18,30からの信号に基づいて乗込信号を発する。乗込信号は、エスカレータ1,2に利用者が乗り込んでいる場合にオン、エスカレータ1,2に利用者が乗り込んでいない場合にオフとされる信号である。なお、オンとオフとは、互いに異なる電圧レベルの信号である。
主制御盤8,24によるエスカレータ1,2の運転制御モードには、連続運転モードと自動運転モードとが含まれている。連続運転モードとは、踏段及び移動手摺7,23を連続して運転させるモードである。自動運転モードとは、エスカレータ1,2に利用者が乗り込んでいる際に踏段及び移動手摺7,23を運転させ、利用者の乗り込みが所定時間以上ない場合に踏段及び移動手摺7,23の運転を休止させるモードである。主制御盤8,24の運転制御モードは、操作盤(図示せず)の操作によって切り換えることができる。主制御盤8,24は、設定された運転制御モードに基づいて自動運転信号を発する。自動運転信号は、運転制御モードが自動運転モードにされている場合にオン、運転制御モードが連続運転モードにされている場合にオフとされる信号である。また、主制御盤8,24は、自動運転モードでの踏段及び移動手摺7,23の運転状況に基づいて待機信号を発する。待機信号は、自動運転モードで踏段及び移動手摺7,23の運転が休止されている場合にオン、自動運転モードで踏段及び移動手摺7,23が運転されているときにオフとされる信号である。
第1及び第2のエスカレータ1,2の運転方向は、操作装置(図示せず)の操作によって切り換えることができる。この実施の形態では、第1のエスカレータ1は上昇運転に設定され、第2のエスカレータ2は下降運転に設定されているとする。第1及び第2のエスカレータ1,2の昇降口には、側方からの利用者の進入を規制する進入規制柵27が設けられている。
第1及び第2のエスカレータ1,2には、放送装置3が組み込まれている。放送装置3は、放送制御部31と、複数の放送用スピーカ(音声出力装置)32とを有している。
放送制御部31は、第1の誘導放送制御部本体37と、第2の誘導放送制御部本体40と、注意放送制御部本体45と、放送タイミング制御部50とを有している。放送用スピーカ32は、複数の下部誘導放送用スピーカ38と、複数の上部誘導放送用スピーカ41と、複数の第1の注意放送用スピーカ46と、複数の第2の注意放送用スピーカ47とを有している。
第1の誘導放送制御部本体37は、第1のトラス5内に配置されている。第1の誘導放送制御部本体37には、第1のエスカレータ1の利用者を誘導するための誘導情報のデータ(下部用誘導情報データ)が格納されている。第1の下部利用者検出装置16には、下部用誘導情報を放送するための下部誘導放送用スピーカ38が取り付けられている。換言すると、下部誘導放送用スピーカ38は、第1のエスカレータ1の乗り込み側昇降口に配置されている。
第2の誘導放送制御部本体40は、第2のトラス20内に配置されている。第2の誘導放送制御部本体40には、第2のエスカレータ2の利用者を誘導するための誘導情報のデータ(上部用誘導情報データ)が格納されている。第2の上部利用者検出装置28には、上部用誘導情報を放送するための上部誘導放送用スピーカ41が取り付けられている。換言すると、上部誘導放送用スピーカ41は、第2のエスカレータ2の乗り込み側昇降口に配置されている。
注意放送制御部本体45は、第2のトラス20内に配置されている。注意放送制御部本体45には、エスカレータ1,2の利用者に注意を促すための注意情報のデータ(注意情報データ)が格納されている。第1の欄干6には、第1の注意放送用スピーカ46が取り付けられている。第2の欄干21には、第2の注意放送用スピーカ47が取り付けられている。注意放送用スピーカ46,47は注意情報を放送するためのものである。
放送タイミング制御部50は、第2のトラス20内に配置されている。放送タイミング制御部50は、各スピーカ38,41,46,47からの放送のタイミングを制御する。なお、各放送制御部本体37,40,45、及び放送タイミング制御部50は、プログラム等の情報が格納された記憶部と、記憶装置に格納されたプログラムに基づいて処理動作を行う処理部(CPU)とを有するコンピュータである。
次に、図3は、図1の各放送制御部本体37,40,45に格納されている情報を示す説明図である。各放送制御部本体37,40,45には、複数種類の放送情報のデータと、それら放送内容に対応付けられたメッセージ番号と、それら放送内容を放送する時間を示すタイマ設定値A,B,Cとがそれぞれ格納されている。
次に、図4は、図1の放送装置3を詳細に示す構成図である。図において、放送タイミング制御部50は、各放送制御部本体37,40,45と各スピーカ38,41,46,47との間に介在されている。また、放送タイミング制御部50は、各放送制御部本体37,40,45の音声出力端子に対する各スピーカ38,41,46,47の接続及び切り放しを制御する。また、放送タイミング制御部50は、各放送制御部本体37,40,45に対して放送指令信号をそれぞれ入力する。
第1の誘導放送制御部本体37は、音声データ記憶部37a、音声生成部37b、入出力端子(I/O)37c、及び音声信号増幅部37dを有している。
音声データ記憶部37aは、下部用誘導情報データを記憶している。音声生成部37bには、入出力端子37cを介して、放送タイミング制御部50からの放送指令信号が入力される。音声生成部37bは、放送指令信号が入力されている間、音声データ記憶部37aの下部用誘導情報データをD/A変換し、音声信号である上昇用案内信号を生成する。音声信号増幅部37dは、音声生成部37bが生成した上昇用案内信号を増幅する。音声信号増幅部37dによって増幅された上昇用案内信号は、放送タイミング制御部50を介して下部誘導放送用スピーカ38に入力される。
同様に、第2の誘導放送制御部本体40は、音声データ記憶部40a、音声生成部40b、入出力端子(I/O)40c、及び音声信号増幅部40dを有している。音声信号増幅部40dで増幅された上部用案内信号は、放送タイミング制御部50を介して上部誘導放送用スピーカ41に入力される。
また同様に、注意放送制御部本体45は、音声データ記憶部45a、音声生成部45b、入出力端子(I/O)45c、及び音声信号増幅部45dを有している。音声信号増幅部45dで増幅された注意信号は、放送タイミング制御部50を介して、第1の注意放送用スピーカ46と第2の注意放送用スピーカ47とに入力される。
放送タイミング制御部50には、主制御盤8,24からの自動運転信号、待機信号、及び乗込信号が入力される。放送タイミング制御部50は、エスカレータ1,2からの各信号に基づいて各スピーカ38,41,46,47からの放送を制御する。
具体的には、放送タイミング制御部50は、自動運転信号のオン及びオフを判定することで、エスカレータ1,2の少なくともいずれか1機が自動運転されているかどうかを判定する。また、放送タイミング制御部50は、エスカレータ1,2の少なくともいずれか1機が自動運転されている場合に、自動運転されているエスカレータ1,2側の各スピーカ38,41,46,47を各放送制御部本体37,40,45の音声出力端子に接続する。
さらに、放送タイミング制御部50は、エスカレータ1,2の少なくともいずれか1機が自動運転されている際に、各主制御盤8,24からの待機信号がすべてオンにされているかどうかを判定し、すべての待機信号がオンにされている場合に全号機待機中処理を行う。全号機待機中処理とは、自動運転されているエスカレータ1,2側の誘導放送用スピーカ38,41から、誘導情報を所定時間だけ順に放送させる放送モード(サブルーチン)である。仮にエスカレータ1,2の両方が自動運転されているとすると、下部誘導放送用スピーカ38から下部用誘導情報が時間Aだけ放送された後に、上部誘導放送用スピーカ41から上部用誘導情報が時間Bだけ放送される。つまり、全号機待機中処理とは、下部用誘導情報が下部誘導放送用スピーカ38から放送されている間に上部誘導放送用スピーカ41から上部用誘導情報が放送されるのを避けるように放送のタイミングをずらす放送モードである。
さらにまた、放送タイミング制御部50は、エスカレータ1,2の少なくともいずれか1機が自動運転されている際に、各主制御盤8,24からの乗込信号のオン及びオフを判定する。
また、放送タイミング制御部50は、各主制御盤8,24からの乗込信号の少なくとも1つがオンにされている場合に乗込処理を行う。乗込処理とは、注意放送用スピーカ46,47から注意情報を所定時間(時間C)だけ放送した後に、利用者が乗り込んだエスカレータ1,2側の誘導放送用スピーカ38,41から誘導情報を所定時間だけ順に放送させる放送モード(サブルーチン)である。つまり、乗込処理とは、注意放送用スピーカ46,47から注意情報が放送されている間に誘導放送用スピーカ38,41から誘導情報が放送されることを避ける等、注意情報と誘導情報とが同時期に放送されることを避けるように放送のタイミングをずらす放送モードである。
さらに、放送タイミング制御部50は、すべての待機信号がオンでなく、かつすべての乗込信号がオフである場合に乗込終了処理を行う。換言すると、放送タイミング制御部50は、エスカレータ1,2の運転中にすべての乗込信号がオフになった場合に、即ち乗込処理から全号機待機中処理に移る際に乗込終了処理を行う。乗込終了処理とは、すべての放送制御部本体37,40,45に対する放送指令信号を所定時間(時間D)だけオフにすることで、所定時間だけ放送を停止する放送モード(サブルーチン)である。
なお、放送タイミング制御部50は、全号機待機中処理、乗込処理、及び乗込終了処理を行っている際にも常に主制御盤8,24からの信号を監視し、その信号が変化した際には、所定のタイミングで現在の動作を中断し、変化後の信号に基づいて動作する。
次に、動作について説明する。図5は、図4の放送タイミング制御部50が行う放送判定動作を示すフローチャートであり、放送タイミング制御部50の処理動作のメインルーチンである。図において、乗客コンベア装置の電源がオンされると、例えば各種状態設定を初期設定にする等の初期化が行われる(ステップS1)。
次に、各主制御盤8,24からの自動運転信号を受信し(ステップS2)、オンにされている自動運転信号があるかどうかが判定され(ステップS3)、オンにされているものが1つもなければ待機状態とされる。
これに対して、オンにされている自動運転信号が1つでもあれば、自動運転されているエスカレータ1,2側の誘導放送用スピーカ38,41が誘導放送制御部本体37,40の音声出力端子に対して接続されるとともに(ステップS4)、自動運転されているエスカレータ1,2側の注意放送用スピーカ46,47が注意放送制御部本体45の音声出力端子に対して接続される(ステップS5)。
次に、各主制御盤8,24から自動運転信号が再度受信されるとともに待機信号及び乗込信号が受信され(ステップS6)、それら自動運転信号、待機信号、及び乗込信号のオン及びオフが判定されるとともに、その各信号のオン及びオフの状態に基づいて各処理が行われる。
即ち、受信された待機信号がすべてオンにされているかどうかが判定され(ステップS7)、すべての待機信号がオンにされていれば全号機待機中処理が行われるとともに(ステップS8)、再度、自動運転信号、待機信号、及び乗込信号が受信される。
一方、待機信号がすべてオンにされていなければ、オンにされている乗込信号があるかどうかが判定され(ステップS9)、オンにされている乗込信号が1つでもあれば、乗込処理が行われるとともに(ステップS10)、自動運転信号、待機信号、及び乗込信号が再度受信される。
これに対して、待機信号がすべてオンにされておらず、かつオンにされている乗込信号が1つもなければ、すべての乗込信号がオフにされているかどうかが判定され(ステップS11)、すべての乗込信号がオフにされている場合には乗込終了処理が行われる(ステップS12)。一方、例えば、すべての運転制御モードが連続運転モードに切り換えられた場合、及び通信線が断線された場合等、すべての乗込信号がオフにされていることが確認できない場合には、すべての自動運転信号がオフにされているかどうかが判定され(ステップS13)、すべての自動運転信号がオフにされていれば、全スピーカ38,41,46,47が各放送制御部本体37,40,45から切り離された状態にされるとともに(ステップS14)、各放送制御部本体37,40,45に対する放送指令が停止され(ステップS15)、オンにされている自動運転信号が検出されるまで待機状態にされる。これに対して、例えば通信線の断線や通信エラー等によって、すべての自動運転信号がオフにされていることが確認できない場合には、再度、自動運転信号、待機信号、及び乗込信号の受信が試される。
次に、図6は、図5の全号機待機中処理を詳細に示すフローチャートである。全号機待機中処理では、まず、第1のエスカレータ1が自動運転されているかどうかが判定される(ステップS20)。
このとき、第1のエスカレータ1が自動運転されていれば、第1の誘導放送制御部本体37に放送指令が入力され、下部誘導放送用スピーカ38からの上昇用案内内容の放送が開始されるとともに(ステップS21)、設定時間Aでのタイマ処理が開始される(ステップS22)。そして、タイマ処理が開始されてから設定時間Aが経過すると、第1の誘導放送制御部本体37への放送指令の入力が停止されるとともに、下部誘導放送用スピーカ38からの上昇用案内内容の放送が終了され(ステップS23)、次に、第2のエスカレータ2が自動運転されているかどうかが判定される(ステップS24)。
一方、第1のエスカレータ1が自動運転されていなければ、上昇用案内内容が放送されることなく、第2のエスカレータ2が自動運転されているかどうかが判定される。
この判定時、即ち第2のエスカレータ2が自動運転されているかどうかの判定時に、第2のエスカレータ2が自動運転されていれば、第2の誘導放送制御部本体40に放送指令が入力され、上部誘導放送用スピーカ41からの上部用案内内容の放送が開始されるとともに(ステップS25)、設定時間Bでのタイマ処理が開始される(ステップS26)。そして、タイマ処理が開始されてから設定時間Bが経過すると、第2の誘導放送制御部本体40への放送指令の入力が停止されるとともに、上部誘導放送用スピーカ41からの上部用案内内容の放送が終了され(ステップS27)、第1のエスカレータ1が自動運転されているかどうかが再び判定される。この全号機待機中処理は、エスカレータ1,2の少なくともいずれか1機が自動運転され、自動運転されているエスカレータ1,2が待機状態であるときに繰り返し行われる。また、全号機待機中処理中にも、図5で示したように自動運転信号・待機信号・乗込信号のオン及びオフが判定され、各信号のオン及びオフの状態に変化が生じた場合には、タイマ処理が行われていないときに全号機待機中処理が中断され、変化後の各信号のオン及びオフ状態に沿った処理動作に移る。
次に、図7は、図5の乗込処理を詳細に示すフローチャートである。乗込処理では、まず、第1の誘導放送制御部本体37への放送指令の入力が停止されるとともに(ステップS30)、第2の誘導放送制御部本体40への放送指令の入力が停止される(ステップS31)。
その次に、注意放送制御部本体45に放送指令が入力され、注意放送用スピーカ46,47からの注意情報の放送が開始されるとともに(ステップS32)、設定時間Cでのタイマ処理が開始される(ステップS33)。そして、タイマ処理が開始されてから設定時間Cが経過すると、注意放送制御部本体45への放送指令の入力が停止されるとともに、注意放送用スピーカ46,47からの注意情報の放送が終了される(ステップS34)。
この後、図6に示した全号機待機中処理と同様に、第1のエスカレータ1側で誘導情報を放送するかどうかが判定されるとともに、第2のエスカレータ2側で誘導情報を放送するかどうかが判定され、その後に注意情報の放送が再開される。この乗込処理は、エスカレータ1,2の少なくともいずれか1機が自動運転され、かつ自動運転されているエスカレータ1,2に利用者が乗り込んでいるときに繰り返し行われる。また、乗場処理中にも図5で示したように自動運転信号・待機信号・乗込信号のオン及びオフが判定され、各信号のオン及びオフの状態に変化が生じた場合には、タイマ処理が行われていないときに乗場処理が中断され、変化後の各信号のオン及びオフ状態に沿った処理動作に移る。
次に、図8は、図5の乗込終了処理を詳細に示すフローチャートである。乗込終了処理では、まず、各放送制御部本体37,40,45に対する放送指令が停止され(ステップS40)、設定時間Dでのタイマ処理が開始される(ステップS41)。そして、タイマ処理が終了されることでこの乗込終了処理が終了される。
このような放送装置3では、放送タイミング制御部50は、各スピーカ38,41,46,47によりエスカレータ1,2の利用者に対する情報を放送させるとともに、少なくとも1つのスピーカ38,41,46,47から情報が放送されている間に他のスピーカ38,41,46,47から異なる情報が放送されるのを避けるように放送のタイミングをずらす全号機待機中処理及び乗込処理を行うので、異なる情報が同時期に放送される可能性を低減させることができ、放送をより聞き取り易くすることができる。
また、このような放送装置3では、放送タイミング制御部50は、少なくとも1つの乗込信号がオンにされている場合に、下部用誘導情報と上部用誘導情報と注意情報とを異なるスピーカ38,41,46,47によりタイミングをずらして放送させるので、各情報が混在される可能性を低減させることができ、放送をより聞き取りやすくすることができる。
さらに、このような放送装置3では、放送タイミング制御部50は、すべての待機信号がオンにされている場合に、下部用誘導情報と上部用誘導情報とを異なるスピーカ38,41,46,47によりタイミングをずらして放送させるので、下部用誘導情報及び上部用誘導情報が混在される可能性を低減させることができ、放送をより聞き取りやすくすることができる。
さらにまた、このような放送装置3では、放送タイミング制御部50は、エスカレータ1,2の運転中に乗込信号がオフになった場合に各スピーカ38,41,46,47による放送を所定時間だけ停止させるので、誘導情報が乗込処理によって放送されたすぐ後に、同じ誘導情報が全号機待機中処理によって立て続けに放送される可能性を低減させることができ、放送をより聞き取りやすくすることができる。
なお、実施の形態1では、乗客コンベア装置としてエスカレータ装置を説明したが、例えば動く歩道等でもよい。
また、実施の形態1では、第1のエスカレータ1が上昇運転、第2のエスカレータ2が下降運転に設定されていると説明したが逆に設定されていてもよい。
さらに、放送タイミング制御部50は、第1及び第2の注意放送用スピーカ46,47からの注意情報の放送がタイミングをずらして放送させるとは説明しなかったが、第1の注意放送用スピーカから第1の注意情報が放送されている間、第2の注意放送用スピーカから第2の注意情報が放送されることを避けるように放送のタイミングをずらす制御を行ってもよい。
さらに、実施の形態1では、下部用誘導情報、上部用誘導情報、及び注意情報の3つの異なった情報が各スピーカ38,41,46,47から放送されると説明したが、乗客コンベア装置で放送される情報の数及び組み合わせは下部用誘導情報、上部用誘導情報、及び注意情報の3つに限定されることなく、例えば下部用誘導情報と上部用誘導情報との2つ、及び誘導情報と注意情報との2つ等でもよい。また、4つ以上の異なった情報が互いに重ならないように放送されてもよい。
この発明の実施の形態1によるエスカレータ装置と放送装置とを示す構成図である。 図1のエスカレータ装置の要部を示す斜視図である。 図1の各放送制御部本体に格納されている情報を示す説明図である。 図1の放送装置を詳細に示す構成図である。 図4の放送タイミング制御装置が行う放送判定動作を示すフローチャートである。 図5の全号機待機中処理を詳細に示すフローチャートである。 図5の乗込処理を詳細に示すフローチャートである。 図5の乗込終了処理を詳細に示すフローチャートである。
符号の説明
1,2 第1及び第2のエスカレータ(第1及び第2の乗客コンベア)、3 放送装置、18,30 利用者検出センサ(利用者検出部)、31 放送制御部、32 放送用スピーカ(音声出力装置)。

Claims (4)

  1. 複数の音声出力装置により乗客コンベアの利用者に対する情報を放送させるとともに、少なくとも1つの音声出力装置から情報が放送されている間に他の音声出力装置から異なる情報が放送されることを避けるように放送のタイミングをずらす制御を行う放送制御部
    を備えていることを特徴とする乗客コンベアの放送装置。
  2. 上記放送制御部は、利用者検出部により利用者が検出されたとき、利用者を誘導するための誘導情報と、利用者に注意を促すための注意情報とを異なる音声出力装置によりタイミングをずらして放送させることを特徴とする請求項1記載の乗客コンベアの放送装置。
  3. 上記乗客コンベアは、互いに隣接して設置された第1及び第2の乗客コンベアを含んでおり、
    上記放送制御部は、上記第1及び第2の乗客コンベアの運転が休止されているとき、上記第1の乗客コンベアの利用者を誘導するための第1の誘導情報と、上記第2の乗客コンベアの利用者を誘導するための第2の誘導情報とを、異なる音声出力装置によりタイミングをずらして放送させることを特徴とする請求項1記載の乗客コンベアの放送装置。
  4. 上記放送制御部は、上記乗客コンベアの運転中に利用者検出部が非検出信号を発したとき、音声出力装置による放送を所定時間停止させることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の乗客コンベアの放送装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009137745A (ja) * 2007-12-10 2009-06-25 Toshiba Elevator Co Ltd 乗客コンベアの自動放送装置
JP2020147385A (ja) * 2019-03-11 2020-09-17 フジテック株式会社 乗客コンベア

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