JP5263145B2 - 炭化珪素単結晶の製造装置およびそれを用いた炭化珪素単結晶の製造方法 - Google Patents

炭化珪素単結晶の製造装置およびそれを用いた炭化珪素単結晶の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、炭化珪素(以下、SiCという)単結晶で構成される種結晶に対して原料ガスを供給することでSiC単結晶の製造を行うSiC単結晶の製造装置およびそれを用いたSiC単結晶の製造方法に関するものである。
従来より、原料ガスを種結晶に供給することでSiC単結晶を成長させるSiC単結晶の製造装置として、特許文献1および2に次のような製造装置が開示されている。
具体的には、特許文献1の製造装置は、底面の中央部に貫通孔を有し、内部に種結晶が備えられる有底筒状の反応容器と、反応容器の底面と接続され、貫通孔を介して反応容器内に、SiHやC等の原料ガスを導入する導入配管と、反応容器の周囲に配置され、反応容器を所定温度に加熱する加熱装置とを備えた構成されている。
また、特許文献2の製造装置は、上記特許文献1のような反応容器と、この反応容器の底面と接続され、貫通孔と連通する連通孔を備えた筒状の断熱材と、当該連通孔に配置され、反応容器内にSiHやC等の原料ガスを冷却しながら導入する冷却管と、反応容器の周囲に配置され、反応容器を所定温度に加熱する加熱装置とを備えた構成とされている。
そして、特許文献1および2の製造装置では、種結晶を固定した台座が反応容器の壁面と所定の隙間を有するように反応容器内に配置されることにより、反応容器内に種結晶が配置される。
このような特許文献1および2の製造装置では、例えば、次のようにSiC単結晶が製造される。すなわち、反応容器内に種結晶を配置した後、加熱装置にて反応容器を所定温度に加熱し、冷却管からSiH、C等の原料ガスを反応容器内に導入することにより、種結晶上にSiC単結晶が成長させられる。
特開2002−154898号公報 特開2009−209015号公報
しかしながら、このようなSiC単結晶の製造装置では、反応容器内で結晶成長に寄与しなかった原料ガス(以下、未反応原料ガスという)は、台座と反応容器の壁面との間を通過して、反応容器の外部に排気されることになる。このとき、台座の側壁および台座の周辺部に位置する反応容器の壁面の温度が低いことから、未反応原料ガスが再結晶化して、台座の側壁や台座の周辺部に位置する反応容器にSiC多結晶が付着することがある。そして、これらの部分にSiC多結晶が付着してしまうと、反応容器内に供給された原料ガスの出口が塞がれることになり、原料ガスの導入・排出の効率が低下することになる。したがって、SiC単結晶の成長を理想的に行うことができなくなり、SiC単結晶の品質が低下すると共に、長尺化が困難になる。
本発明は上記点に鑑みて、台座の側壁や台座の周辺部に位置する反応容器の壁面にSiC多結晶が付着することを抑制することのできるSiC単結晶の製造装置およびそれを用いたSiC単結晶の製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、中空部を有する有底筒状の反応容器(9)内に中空部を構成する壁面と離間した状態で台座(11)を配置すると共に、当該台座(11)の一面に対してSiC単結晶基板にて構成された種結晶(5)を配置し、反応容器(9)内にSiCの原料ガス(3)を供給することにより、種結晶(5)の表面にSiC単結晶(6)を成長させるSiC単結晶の製造装置において、一面が台座(11)と対向した状態で当該一面が中空部に配置され、原料ガス(3)を冷却しながら反応容器(9)内に導入する冷却管(10)と、反応容器(9)の周囲に配置され、反応容器(9)を加熱して反応容器(9)内の温度を制御することにより、冷却管(10)からの輻射により冷却されるSiC単結晶(6)の成長表面の温度を所定温度に制御する加熱装置(15)と、を有することを特徴とする。
このような製造装置では、冷却管(10)からの輻射によりSiC単結晶(6)の成長表面が冷却されるが、加熱装置(15)にて反応容器(9)を加熱して反応容器(9)内の温度を制御することにより、SiC単結晶(6)の成長表面の温度を所定温度に制御(維持)している。すなわち、SiC単結晶(6)の成長表面が冷却されて温度が低下する場合には、加熱装置(15)は、反応容器(9)を加熱してSiC単結晶(6)の成長表面の温度を所定温度に制御(維持)するため、SiC単結晶(6)の成長表面に対する冷却管(10)からの輻射がない場合と比較して、反応容器(9)の温度を高くすることができる。したがって、従来の製造装置と比較して、反応容器(9)の壁面の温度を高くすることができ、また、これに伴って台座(11)の側壁の温度を高くすることができるので、これらの部分にSiC多結晶が付着することを抑制することができる。
例えば、請求項2に記載の発明のように、冷却管(10)の一面における端辺が、台座(11)の一面における端辺から反応容器(9)の軸方向と平行な方向に仮想線を引いたとき、仮想線で囲まれる領域外に位置するようにしてもよい。このような製造装置では、冷却管(10)の一面における端辺が、仮想線で囲まれる領域外に位置するようにすることにより、SiC単結晶(6)の成長表面が効果的に冷却されることになる。このため、加熱装置(14)は、反応容器(9)をさらに加熱してSiC単結晶(6)の成長表面を所定温度に制御(維持)するため、さらに反応容器(9)の壁面の温度を高くすることができ、また、これに伴って台座(11)の側壁の温度を高くすることができる。
さらに、請求項3の記載の発明のように、反応容器(9)を円筒状とし、冷却管(10)の一面と台座(11)の一面との間の距離を、反応容器(9)の内径の2倍以下とすることが好ましい。このような製造装置では、冷却管(10)の一面と台座(11)の一面との間の距離を小さくすることにより、SiC単結晶(6)の成長表面が効果的に冷却されることになる。このため、加熱装置(14)は、反応容器(9)をさらに加熱してSiC単結晶(6)の成長表面を所定温度に制御(維持)するため、さらに反応容器(9)の壁面の温度を高くすることができ、また、これに伴って台座(11)の側壁の温度を高くすることができる。
そして、請求項4に記載の発明のように、冷却管(10)の一面を台座(11)側と反対側に凹んでいる凹面形状としてもよい。このような製造装置では、冷却管(10)の一端部における端面が平面である場合と比較して、当該端面における外縁部分からも効果的にSiC単結晶(6)の成長表面を輻射により冷却することができる。このため、加熱装置(14)は、反応容器(9)をさらに加熱してSiC単結晶(6)の成長表面を所定温度に制御(維持)するため、さらに反応容器(9)の壁面の温度を高くすることができ、また、これに伴って台座(11)の側壁の温度を高くすることができる。
さらに、請求項5に記載の発明のように、反応容器(9)を、円筒部材が軸方向に分割された複数個の構成部材(16、17)を組み合わせることにより構成し、隣合う構成部材(16、17)を、他の構成部材の分割面と対向する分割面において、一方の分割面に内壁側から円筒部材の周方向に突出するすり合わせ部(16a)を備えると共に、他方の分割面に外壁側から円筒部材の周方向に突出するすり合わせ部(17a)を備え、これらすり合わせ部(16a、17a)が嵌合した状態で組み合わせることもできる。
以上では、本発明をSiC単結晶の製造装置の発明として把握した場合について説明したが、本発明をSiC単結晶の製造方法の発明として把握することも可能である。
すなわち、請求項6に記載の発明は、一面が台座(11)と対向した状態で当該一面が中空部に配置され、原料ガス(3)を冷却しながら反応容器(9)内に導入する冷却管(10)と、反応容器(9)の周囲に配置され、反応容器(9)を加熱して反応容器(9)内の温度を制御する加熱装置(15)と、を用意し、冷却管(10)からの輻射によりSiC単結晶(6)の成長表面を冷却すると共に、加熱装置(15)にて反応容器(9)を加熱して反応容器(9)内の温度を制御することにより、SiC単結晶(6)の成長表面の温度を所定温度に制御しつつ、SiC単結晶(6)を成長させることを特徴としている。
このような製造方法では、冷却管(10)からの輻射によりSiC単結晶(6)の成長表面を冷却すると共に、加熱装置(15)にて反応容器(9)を加熱して反応容器(9)内の温度を制御することにより、SiC単結晶(6)の成長表面の温度を所定温度に制御(維持)している。すなわち、加熱装置(14)は、SiC単結晶(6)の成長表面が冷却されても所定温度に制御(維持)するように反応容器(9)を加熱するため、SiC単結晶(6)の成長表面に対する冷却管(10)からの輻射がない場合と比較して、反応容器(9)の温度を高くすることができる。したがって、従来の製造装置と比較して、反応容器(9)の壁面の温度を高くすることができ、また、これに伴って台座(11)の側壁の温度を高くすることができるので、これらの部分にSiC多結晶が付着することを抑制することができる。
例えば、請求項7に記載の発明のように、冷却管(10)として、一面が台座(11)側と反対側に凹んでいる凹面形状とされたものを用いてもよい。このような製造方法では、冷却管(10)の一端部における端面が平面である場合と比較して、当該端面における外縁部分からも効果的にSiC単結晶(6)の成長表面を輻射により冷却することができる。このため、加熱装置(14)は、反応容器(9)をさらに加熱してSiC単結晶(6)の成長表面を所定温度に制御(維持)するため、さらに反応容器(9)の壁面の温度を高くすることができ、また、これに伴って台座(11)の側壁の温度を高くすることができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の第1実施形態における結晶成長装置の断面構成を示す図である。 図1に示す反応容器の上面図である。 シミュレーションにより結晶成長装置内の温度分布を調べた結果を示す図である。 本発明の第2実施形態における結晶成長装置の断面構成を示す図である。 シミュレーションにより結晶成長装置内の温度分布を調べた結果を示す図である。 本発明の第3実施形態における結晶成長装置の断面構成を示す図である。 シミュレーションにより結晶成長装置内の温度分布を調べた結果を示す図である。 シミュレーションにより結晶成長装置内の温度分布を調べた結果を示す図である。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について説明する。図1は、本実施形態における結晶成長装置の断面構成を示す図であり、この図に基づいて説明する。
図1に示す結晶成長装置1は、底部に備えられた流入口2を通じてSiおよびCを含有するSiCの原料ガス3を供給し、上部に備えられた流出口4を通じて排出することで、結晶成長装置1内に配置したSiC単結晶基板からなる円板状の種結晶5の表面にSiC単結晶6を結晶成長させるものである。
本実施形態の結晶成長装置1は、真空容器7、第1断熱材8、反応容器9、冷却管10、台座11、第2、第3断熱材13、14および加熱装置15を有して構成されている。
真空容器7は、中空円筒状を為しており、アルゴンガス等が導入でき、かつ、結晶成長装置1の他の構成要素を収容すると共に、その収容している内部空間の圧力を真空引きすることにより減圧できる構造とされている。そして、この真空容器7の底部に原料ガス3の流入口2が設けられると共に、上部(具体的には側壁の上方位置)に原料ガス3の流出口4が設けられている。また、真空容器7の上面には貫通孔7aが形成されており、後述するシャフト12が貫通孔7aを貫通して真空容器7の外部に突出するようになっている。
第1断熱材8は、円筒等の筒状部材とされており、中空部により流入孔2と連通する連通孔8aが構成されている。この第1断熱材8は、例えば、フェルトカーボン等にて構成される。
反応容器9は、原料ガス3が流れる空間を構成しており、中空部を有する有底円筒状とされている。本実施形態では、この反応容器9は、底面が第1断熱材8と同径とされており、例えば、黒鉛や表面をTaC(炭化タンタル)にてコーティングした黒鉛等で構成される。また、反応容器9の中空部内には種結晶5が配置され、その中空部内において種結晶5の表面にSiC単結晶6が成長させられる。
種結晶5は、例えば、円柱状の台座11の一面(図1中下側の面)に取り付けられ、台座11と同径、もしくはやや大きい外径を有している。そして、この台座11は、中空部を構成する壁面、すなわち、反応容器9の壁面と離間した状態で、反応容器9内に配置されている。なお、このような台座11は、例えば、黒鉛で構成されており、側面がTaC(炭化タンタル)でコーティングされている。
そして、台座11のうち種結晶5が配置されている一面側と反対側の他面側(図1中上側の面)には、反応容器9の軸方向に移動可能とされたシャフト12が備えられている。これにより、台座11を反応容器9内の適切な位置に配置することができるようになっている。なお、このシャフト12は筒状とされており、例えば、シャフト12のうち反応容器9に近い側の部分が黒鉛等を用いて構成され、反応容器9に遠い側の部分がSUS等を用いて構成されている。
また、反応容器9の底面の中央位置には、連通孔8aと対応する貫通孔9aが形成され、底面が第1断熱材8に接触させられることにより連通孔8aと貫通孔9aとが繋げられている。
冷却管10は、原料ガス導入孔10aを有する円筒部材であり、一端部の端面が台座11と対向した状態で当該一端部が反応容器9内に配置されるように、連通孔8aに備えられており、原料ガス3を冷却しながら反応容器9内に供給する。そして、本実施形態では、冷却管10の一端部の端面は、台座11の一面と平行とされている、つまり平面とされている。なお、本実施形態では、冷却管10の一端部の端面が、本発明の冷却管10の一面に相当している。
また、冷却管10のうち反応容器9内に配置されている部分は、一端部の端面に向かって冷却管10の外径が大きくなるテーパ形状とされている。そして、冷却管10は、一端部の端面における端辺が、台座11の一面における端辺(台座11の側壁)から反応容器9の軸方向と平行な方向に仮想線を引いたとき、仮想線で囲まれる領域外に位置するようにされている。言い換えると、冷却管10は、一端部の端面の外径が台座11の外径より大きくされている。すなわち、冷却管10は、一端部の端面に原料ガス導入孔10aがないとした場合における当該端面の面積が、台座11のうち種結晶5が備えられる一面の面積より大きくされている。
さらに、冷却管10は、一端部の端面と台座11の一面との間の距離をL、反応容器9の内径をaとしたとき、L≦2aとなるように配置されることが好ましく、本実施形態ではL=1.5aとされている。具体的には、後述するが、シミュレーション結果からL≦2aの場合に、SiC単結晶6の成長表面を効果的に冷却することができるからである。
そして、本実施形態の冷却管10は、内壁と外壁との間に図示しない水路が設けられており、当該水路に水を循環させることによって冷却管10そのものを冷却するようになっている。水路は、特に限定されるものではないが、例えば、内壁と外壁との間に、冷却管10の軸方向に沿った複数の通路を備え、隣合う通路が冷却管10の一端部側または他端部側において繋げられることにより水を循環することができるものとすることができる。そして、冷却管10が冷却されることによって、原料ガス導入孔10aを通過する原料ガス3を冷却することができるようになっている。なお、このような冷却管10は、例えば、反応容器9内に配置される部分が、モリブデン、タンタル、TaC(炭化タンタル)等で構成されており、反応容器9外に配置される部分が、ステンレス等を用いて構成されている。
また、冷却管10のうち反応容器9内に配置されている部分は、上記のように一端部の端面に向かって外径が大きくなるテーパ形状とされており、本実施形態では、当該端面の外径が貫通孔9aの径よりも大きくされている。このため、反応容器9は、有底円筒部材が軸方向に分割された複数個の構成部材が組み合わされることにより構成されており、第1断熱材8は筒状部材が軸方向に分割された複数個の構成部材が組み合わされることにより構成されている。すなわち、冷却管10を挟み込むようにこれら構成部材が組み合わされることにより、上記のように、第1断熱材8および反応容器9内に冷却管10が配置される。
図2に、反応容器9の上面図を示す。なお、第1断熱材8の上面図も、内壁面と外壁面との間隔が異なる以外は同様である。図2に示されるように、本実施形態では、反応容器9は、有底円筒部材が軸方向に二分割された構成部材16、17が組み合わされることにより構成される。具体的には、構成部材16の分割面には内壁側から有底円筒部材の周方向に突出するすり合わせ部16aが備えられていると共に、構成部材17の分割面には外壁側から有底円筒部材の周方向に突出するすり合わせ部17aが備えられており、互いのすり合わせ部16a、17aが嵌合した状態で組み合わされている。
同様に、第1断熱材8も、円筒部材が軸方向に二分割された構成部材が組み合わされることにより構成されている。具体的には、各構成部材には、一方の構成部材の分割面に内壁側から円筒部材の周方向に突出するすり合わせ部が備えられていると共に、他方の構成部材の分割面に外壁側から円筒部材の周方向に突出するすり合わせ部が備えられており、互いのすり合わせ部が嵌合した状態で組み合わされている。
第2断熱材13は、真空容器7の側壁に沿って配置され、中空筒状を為している。第3断熱材14は、ガス流動孔14aを有する円板状とされており、第2断熱材13のうち流出口4側の端部上に配置されている。そして、これら第2、3断熱材13、14により、ほぼ第1断熱材8や反応容器9等が囲まれている。また、シャフト12は、ガス流動孔14aを貫通して配置されている。なお、第2、第3断熱材13、14は、例えば、フェルトカーボン等で構成される。
加熱装置15は、例えば誘導加熱用コイルやヒータ等で構成され、真空容器7の周囲を囲むように配置されている。そして、通電されることにより誘導加熱用コイル等が加熱され、輻射熱により反応容器9を加熱して反応容器9内の温度を制御することにより、冷却管10からの輻射により冷却されるSiC単結晶6の成長表面の温度を所定温度に制御(維持)する。すなわち、加熱装置15は、SiC単結晶6の成長表面の温度を検出するパイロメータ(図示せず)等と接続されており、SiC単結晶6の成長表面の温度に基づいて通電量等が調整されることにより輻射熱の大きさ(量)が変更され、反応容器9内の温度、つまり、SiC単結晶6の成長表面の温度を所定温度に制御(維持)する。
このように構成された結晶成長装置1を用いたSiC単結晶6の製造方法について説明する。
まず、台座11の一面側に種結晶5を取り付け、シャフト12により位置調整を行いつつ、反応容器9内の所定の位置に種結晶5を配置する。その後、反応容器9内を真空排気すると共に、反応容器9内に冷却管10を介してArを導入し、加熱装置15により反応容器9を誘導加熱する。そして、反応容器9の温度を所定温度で安定させると同時に、反応容器9の中の圧力を所定圧力とする。その後、冷却管10を介して反応容器9内に、Siを含有するガスとCを含有するガスとを含んだ原料ガス3を供給し、種結晶5にSiC単結晶6を成長させる。
このとき、SiC単結晶6は、冷却管10からの輻射により成長表面が冷却されながら成長していくことになる。しかしながら、上記のように加熱装置15は、反応容器9を加熱して反応容器9内の温度を制御することにより、冷却管10からの輻射により冷却されるSiC単結晶6の成長表面の温度を所定温度に制御(維持)する。すなわち、SiC単結晶6の成長表面が冷却されて温度が低下する場合には、加熱装置15は反応容器9をさらに加熱することにより、SiC単結晶6の成長表面の温度を制御(維持)する。したがって、このような製造方法では、冷却管からの輻射がない結晶成長装置を用いた製造方法と比較して、SiC単結晶6の成長表面の温度を所定温度に制御(維持)した場合、反応容器9の壁面の温度を高くすることができ、また、これに伴って台座11の側壁の温度を高くすることができるため、台座11の側壁や、台座11の周辺部における反応容器9の壁面にSiC多結晶が付着することを抑制することができる。
図3に、シミュレーションにより温度分布を調べた結果を示す。(a)は従来の結晶成長装置の温度分布図であり、(b)は本実施形態にかかる結晶成長装置1の温度分布図である。なお、図3は、SiC単結晶6の成長表面が2100℃となるように加熱装置15にて反応容器9を加熱したときの温度分布を示している。また、図3中の矢印は、原料ガス3の流れを示している。
図3に示されるように、従来の結晶成長装置と比較して、本実施形態の結晶成長装置1では、冷却管10の輻射によってSiC単結晶6の成長表面が冷却されるため、加熱装置15によってさらに反応容器9を加熱してSiC単結晶6の成長表面の温度を所定温度に制御(維持)する。このため、SiC単結晶6の成長表面の温度を所定温度に制御(維持)しつつ、反応容器9の壁面の温度を高くすることができ、また、これに伴って台座11の側壁の温度を高くすることができる。
なお、冷却管10の輻射によって反応容器9の壁面も冷却されることになるが、冷却管10による反応容器9の冷却よりも、加熱装置15からの輻射による加熱の方が影響が大きいため、上記図3に示すシミュレーション結果となる。すなわち、冷却管10は、一端部の端面が大きいほどSiC単結晶6の成長表面を冷却することができ、反対に加熱装置15はSiC単結晶6の成長表面の冷却が大きいほど反応容器9を加熱することになるため、冷却管10の一端部の端面は大きいものほど好ましい。
以上説明したように、本実施形態では、SiC単結晶6を成長させる際、冷却管10の輻射によりSiC単結晶6の成長表面を冷却すると共に、加熱装置15にて反応容器9を加熱してSiC単結晶6の成長表面の温度を所定温度に制御(維持)しつつ、SiC単結晶6を成長させている。
すなわち、SiC単結晶6の成長表面が冷却されて温度が低下する場合には、加熱装置15は反応容器9をさらに加熱することにより、SiC単結晶6の成長表面の温度を所定温度に制御(維持)する。したがって、冷却管からの輻射がない結晶成長装置を用いてSiC単結晶を製造する場合と比較して、SiC単結晶6の成長表面の温度を所定温度に制御(維持)した場合、反応容器9の壁面の温度を高くすることができ、また、これに伴って台座11の側壁の温度を高くすることができるため、台座11の側壁や、台座11の周辺部に位置する反応容器9の壁面にSiC多結晶が付着することを抑制することができる。これにより、未反応原料ガスの出口が塞がれることを抑制することができ、よりSiC単結晶6を理想的に成長させることができる。
また、反応容器9は、分割面にすり合わせ部16a、17aを有する構成部材16、17が組み合わされて構成されており、第1断熱材8は、円筒部材が軸方向に二分割され、分割面にすり合わせ部を備えた構成部材が組み合わされることにより構成されている。このため、分割面にすり合わせ部を有しない場合と比較して、反応容器9内の熱が漏れることを抑制することができる。
さらに、原料ガス3は、冷却されながら反応容器9内に導入されるため、原料ガス3中に含まれるSiH4が分解してSiが原料ガス導入孔10aに堆積(付着)することを抑制でき、原料ガス導入孔10aにてつまりが発生することを抑制することができる
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態の結晶成長装置1は、第1実施形態に対して冷却管10の一端部の端面の形状を変更したものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。図4は、本実施形態の結晶成長装置1の断面構成を示す図である。
図4に示されるように、本実施形態の結晶成長装置1は、冷却管10のうち一端部の端面が台座11側と反対側に凹んでいる凹面形状とされている。そして、冷却管10は、一端部における端面の端辺が、台座11の一面における端辺から反応容器9の軸方向と平行な方向に仮想線を引いたとき、仮想線と一致するようにされている。言い換えると、冷却管10は、一端部の端面の外径が台座11の外径と等しくされている。
このような結晶成長装置1では、一端部の端面が凹面形状とされており、当該端面が平面である場合と比較して、端面における外縁部分からも効果的にSiC単結晶6の成長表面を輻射により冷却することができる。図5に、本実施形態のシミュレーションによる温度分布を調べた結果を示す。(a)は従来の結晶成長装置の温度分布図であり、(b)は本実施形態にかかる結晶成長装置1の温度分布図である。なお、図5は、上記図3と同様に、SiC単結晶6の成長表面が2100℃となるように加熱装置15にて反応容器9を加熱したときの温度分布を示している。また、図5中の矢印は、原料ガス3の流れを示している。
図5に示されるように、従来の結晶成長装置と比較して、本実施形態の結晶成長装置1は、冷却管10の輻射によりSiC単結晶6の成長表面が冷却され、加熱装置15にて反応容器9を加熱してSiC単結晶6の成長表面の温度を所定温度に制御(維持)するため、台座11の周辺部に位置する反応容器9の壁面の温度を高くすることができる。また、上記第1実施形態と比較すると、冷却管10の端面を凹面形状としたことにより、端面における外縁部分からも効果的にSiC単結晶6の成長表面を輻射により冷却することができる。このため、上記第1実施形態と比較して、加熱装置15にて反応容器9をさらに加熱して、SiC単結晶6の成長表面の温度を所定温度に制御(維持)することになる。したがって、上記第1実施形態よりも、冷却管10の一端部の端面における端辺の位置が内側に位置しているのにも関わらず、さらに反応容器9の壁面の温度を高くすることができ、さらにSiC多結晶が付着することをさらに抑制することができる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態の結晶成長装置1は、第1実施形態に対して冷却管10の一端部の端面と台座11の一面との間の距離を近づけたものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。図6は、本実施形態の結晶成長装置1の断面構成を示す図である。
図6に示されるように、本実施形態の結晶成長装置1は、第1実施形態に対して、冷却管10の一端部の端面と台座11の一面との間の距離を近づけたものである。具体的には、冷却管10の一端部の端面と台座11の一面との間の距離がL=1.2aとされている。
このような結晶成長装置1では、上記第1実施形態と比較して、冷却管10の一端部の端面と台座11の一面との間の距離をさらに近づけているため、冷却管10の一端部の端面からの輻射によりさらにSiC単結晶6の成長表面を冷却することができる。図7に、本実施形態のシミュレーションによる温度分布を調べた結果を示す。(a)は従来の結晶成長装置の温度分布図、(b)は第1実施形態の結晶成長装置1の温度分布図、(c)は本実施形態にかかる結晶成長装置1の温度分布図である。なお、図7は、上記図3と同様に、SiC単結晶6の成長表面が2100℃となるように加熱装置15にて反応容器9を加熱したときの温度分布を示している。また、図7中の矢印は、原料ガス3の流れを示している。
図7に示されるように、従来の結晶成長装置と比較して、本実施形態の結晶成長装置1は、冷却管10からの輻射によりSiC単結晶6の成長表面が冷却され、加熱装置15にて反応容器9を加熱してSiC単結晶6の成長表面の温度を所定温度に制御(維持)するため、台座11の周辺部に位置する反応容器9の壁面の温度を高くすることができる。また、上記第1実施形態と比較すると、冷却管10の一端部の端面と台座11の一面との間の距離が短いほど、効果的にSiC単結晶6の成長表面を輻射により冷却することができる。このため、上記第1実施形態と比較して、加熱装置15にて反応容器9をさらに加熱して、SiC単結晶6の成長表面の温度を所定温度に制御(維持)することになるため、反応容器9の壁面の温度を高くすることができ、さらにSiC多結晶が付着することをさらに抑制することができる。なお、本実施形態では、冷却管10の一端部の端面と台座11の一面との間の距離をL=1.2aとしているが、冷却管10の一端部の端面と台座11の一面との間の距離を近づければ近づけるほど冷却管10からの輻射によりSiC単結晶6の成長表面を冷却することができる。
(他の実施形態)
上記第1実施形態では、冷却管10は、台座11の一面における端辺から反応容器9の軸方向に平行に引いた仮想線の領域外に一端部の端面における端辺が位置する例について説明したが、もちろん、当該端辺が仮想線で囲まれる領域内に位置する冷却管10や当該端辺が仮想線と一致する冷却管10とすることもできる。言い換えると、冷却管10は、一端部の端面の外径が台座11の外径より小さくされていてもよいし、当該端面の外径が台座11の外径と等しくされていてもよい。
図8は、シミュレーションにより温度分布を調べた結果である。(a)は従来の結晶成長装置の温度分布図、(b)は冷却管10の一端部における端面の端辺が仮想線の領域内に位置する結晶成長装置1の温度分布図、(c)は冷却管10の一端部における端面の端辺が仮想線と一致する結晶成長装置1の温度分布である。なお、図8は、上記図3と同様に、SiC単結晶6の成長表面が2100℃となるように加熱装置15にて反応容器9を加熱したときの温度分布を示している。また、図8中の矢印は、原料ガス3の流れを示している。
図8に示されるように、従来の結晶成長装置と比較して、冷却管10の一端部の端面における端辺が、仮想線の領域内にある場合や、仮想線と一致するような場合であっても、反応容器9の壁面の温度を高くすることができる。
さらに、上記各実施形態では、冷却管10の一端部の端面と台座11の一面との間の距離がL≦2aの関係を満たすものについて説明したが、もちろん冷却管10の一端部の端面と台座11の一面との間の距離をL>2aとすることもできる。
すなわち、冷却管10を反応容器9内に配置し、冷却管10の輻射によってSiC単結晶6の成長表面を冷却することにより、加熱装置15は反応容器9を加熱してSiC単結晶6の成長表面の温度を所定温度に制御(維持)するため、冷却管10の一端部の端面と仮想線との関係や冷却管10と台座11の一面との間の距離の関係は上記各実施形態に限定されるものではなく、適宜変更しても本発明の効果を得ることができる。
また、上記各実施形態では、冷却管10のうち反応容器9内に配置されている部分は、一端部の端面に向かって冷却管10の外径が大きくなるテーパ形状とされている例について説明したが、もちろんテーパ形状とされていなくてもよい。
さらに、上記各実施形態では、台座11が円柱状である例について説明したが、台座11は、もちろん円柱状でなくてもよく、例えば、円錐台形状や断面放物線状等の他の形状で構成されていても構わない。
また、上記各実施形態では、有底円筒状とされた反応容器9について説明したが、もちろん、底面を備えていない筒状部材を用いて構成することもできる。
1 結晶成長装置
2 流入口
3 原料ガス
4 流出口
5 種結晶
6 SiC単結晶
7 真空容器
8 第1断熱材
9 反応容器
10 冷却管
11 台座
12 シャフト
13 第2断熱材
14 第3断熱材
15 加熱装置

Claims (7)

  1. 中空部を有する有底筒状の反応容器(9)内に前記中空部を構成する壁面と離間した状態で台座(11)を配置すると共に、当該台座(11)の一面に対して炭化珪素単結晶基板にて構成された種結晶(5)を配置し、前記反応容器(9)内に炭化珪素の原料ガス(3)を供給することにより、前記種結晶(5)の表面に炭化珪素単結晶(6)を成長させる炭化珪素単結晶の製造装置において、
    一面が前記台座(11)と対向した状態で当該一面が前記中空部に配置され、前記原料ガス(3)を冷却しながら前記反応容器(9)内に導入する冷却管(10)と、
    前記反応容器(9)の周囲に配置され、前記反応容器(9)を加熱して前記反応容器(9)内の温度を制御することにより、前記冷却管(10)からの輻射により冷却される前記炭化珪素単結晶(6)の成長表面の温度を所定温度に制御する加熱装置(15)と、を有することを特徴とする炭化珪素単結晶の製造装置。
  2. 前記冷却管(10)の前記一面における端辺が、前記台座(11)の前記一面における端辺から前記反応容器(9)の軸方向と平行な方向に仮想線を引いたとき、前記仮想線で囲まれる領域外に位置していることを特徴とする請求項1に記載の炭化珪素単結晶の製造装置。
  3. 前記反応容器(9)は円筒状とされており、
    前記冷却管(10)の前記一面と前記台座(11)の前記一面との間の距離は、前記反応容器(9)の内径の2倍以下とされていることを特徴とする請求項1または2に記載の炭化珪素単結晶の製造装置。
  4. 前記冷却管(10)の前記一面は、前記台座(11)側と反対側に凹んでいる凹面形状とされていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の炭化珪素単結晶の製造装置。
  5. 前記反応容器(9)は、円筒部材が軸方向に分割された複数個の構成部材(16、17)が組み合わされることにより構成されており、
    隣合う前記構成部材(16、17)は、他の構成部材の分割面と対向する分割面において、一方の分割面に内壁側から前記円筒部材の周方向に突出するすり合わせ部(16a)が備えられていると共に、他方の分割面に外壁側から前記円筒部材の周方向に突出するすり合わせ部(17a)が備えられており、前記すり合わせ部(16a、17a)が嵌合した状態で組み合わされていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の炭化珪素単結晶の製造装置。
  6. 中空部を有する有底筒状の反応容器(9)内に前記中空部を構成する壁面と離間した状態で台座(11)を配置すると共に、当該台座(11)の一面に対して炭化珪素単結晶基板にて構成された種結晶(5)を配置し、前記反応容器(9)内に炭化珪素の原料ガス(3)を供給することにより、前記種結晶(5)の表面に炭化珪素単結晶(6)を成長させる炭化珪素単結晶の製造方法において、
    一面が前記台座(11)と対向した状態で当該一面が前記中空部に配置され、前記原料ガス(3)を冷却しながら前記反応容器(9)内に導入する冷却管(10)と、
    前記反応容器(9)の周囲に配置され、前記反応容器(9)を加熱して前記反応容器(9)内の温度を制御する加熱装置(15)と、を用意し、
    前記冷却管(10)からの輻射により前記炭化珪素単結晶(6)の成長表面を冷却すると共に、前記加熱装置(15)にて前記反応容器(9)を加熱して前記反応容器(9)内の温度を制御することにより、前記炭化珪素単結晶(6)の成長表面の温度を所定温度に制御しつつ、前記炭化珪素単結晶(6)を成長させることを特徴とする炭化珪素単結晶の製造方法。
  7. 前記冷却管(10)として、前記一面が前記台座(11)側と反対側に凹んでいる凹面形状とされたものを用いることを特徴とする請求項6に記載の炭化珪素単結晶の製造方法。
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