JP2007314358A - 炭化ケイ素単結晶の製造装置及びその製造方法 - Google Patents

炭化ケイ素単結晶の製造装置及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】炭化ケイ素単結晶の内部の転位等の結晶構造の乱れを少なくして、炭化ケイ素単結晶の電子デバイスとして利用価値を高める。
【解決手段】炭化ケイ素単結晶Sの成長中における坩堝21の上面及び下面の温度を監視し、炭化ケイ素単結晶Sの成長中における坩堝21の上面・下面間の温度差が炭化ケイ素単結晶Sの成長開始時における坩堝21の上面・下面間の温度差よりも小さくなると、炭化ケイ素単結晶Sの表面・基面間の温度差が小さくなるという温度関係に基づいて、炭化ケイ素単結晶Sの成長中における坩堝21の上面・下面の温度差が小さくなるようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、改良レイリー法(昇華法の1つ)により原料粉末を加熱昇華して、種結晶としての炭化ケイ素単結晶を成長させることにより、炭化ケイ素単結晶を製造する装置及びその製造方法に関する。
従来の一般的な炭化ケイ素単結晶の製造装置の構成について図10を参照して説明する。
ここで、図10は、従来の実施形態に係る炭化ケイ素単結晶の製造装置の模式図である。なお、「上」とは、図10において上のことをいい、「下」とは、図10において下のことをいう。
図10に示すように、従来の一般的な炭化ケイ素単結晶の製造装置101は、改良レイリー法(昇華法の一つ)により原料粉末Mを加熱昇華して、種結晶としての炭化ケイ素単結晶(図10において仮想線で示す炭化ケイ素単結晶)Sを成長させることにより、炭化ケイ素単結晶Sを製造する装置であって、黒鉛からなる坩堝103を備えている。また、坩堝103は、原料粉末Mを収容する円筒状の坩堝本体105と、この坩堝本体105の上部に着脱可能に設けられた坩堝蓋107とからなっている。そして、坩堝蓋107の裏側(換言すれば、坩堝103の天井側)には、種結晶としての炭化ケイ素単結晶Sを取付ける種結晶取付部109が下方向へ突出して形成されている。
坩堝103には、断熱材111が覆うように設けられており、断熱材111の上面の中央部には、貫通上穴113が形成されてあって、断熱材111の下面の中央部には、貫通下穴115が形成されている。そして、断熱材111の上部周辺には、坩堝103を外側から誘導加熱する渦巻き状の上部コイル(図示省略)が囲むように設けられており、この上部コイルには、上部コイル用高周波電源(図示省略)が電気的に接続されている。また、断熱材111の下部周辺には、坩堝103を外側から誘導加熱する渦巻き状の下部コイル(図示省略)が囲むように設けられており、この下部コイルには、下部コイル用高周波電源(図示省略)が電気的に接続されている。
断熱材111の上方位置には、坩堝103の上面(坩堝蓋107の上面)から貫通上穴113を経由して放射される赤外線スペクトルによって坩堝103の上面の温度を検出する第1放射温度計が設けられている。また、断熱材111の下方位置には、坩堝103の下面から貫通下穴115を経由して放射される赤外線スペクトルによって坩堝103の下面の温度を検出する第2放射温度計が設けられている。
ここで、第1放射温度計及び第2放射温度計による検出結果(換言すれば、炭化ケイ素単結晶Sの成長中における坩堝103の上面及び下面の温度)を監視して、坩堝103の上面の温度が坩堝103の下面の温度よりもやや低くなるように上部コイル用高周波電源及び下部コイル用高周波電源を制御するようになっている。
従って、炭化ケイ素単結晶Sの成長中における坩堝103の上面及び下面の温度を監視して、上部コイル用高周波電源及び下部コイル用高周波電源を制御することにより、坩堝103の上面の温度が坩堝103の下面の温度よりもやや低くなるように上部コイル及び下部コイルによって坩堝103を外側から加熱する。これにより、坩堝103に収容した原料粉末Mを改良レイリー法によって加熱昇華して、種結晶取付部109に種結晶としての取付けた炭化ケイ素単結晶Sを成長させる。
なお、本発明に関連する先行技術として、特許文献1及び特許文献2に示すものがある。
特開2005−239464号公報 特開2000−191399号公報
ところで、炭化ケイ素単結晶Sの成長を開始時からt1時間経過後及びt2(t2>t1)時間経過後における、坩堝103の下面から上面までの温度分布を熱回路網法によるコンピュータシミュレーション又は理論計算によって求めると、図7に示すようになることが判明した。更に、炭化ケイ素単結晶Sの成長開始時から成長終了時までにおける、坩堝103の上面及び下面の温度状態、炭化ケイ素単結晶Sの表面及び基面(種結晶取付部109と接触している面)の温度状態を熱回路網法によるコンピュータシミュレーション又は理論計算によって求めると、図8に示すようになることが判明した。
即ち、坩堝103の上面の温度(坩堝上面の温度)及び坩堝103の下面の温度(坩堝下面の温度)を一定に保った状態の下で、炭化ケイ素単結晶Sの表面の温度(結晶表面の温度)が炭化ケイ素単結晶Sの成長時間の経過に伴って徐々に高くなっており、炭化ケイ素単結晶Sの基面の温度(結晶基面の温度)が炭化ケイ素単結晶Sの成長時間の経過に伴って徐々に低くなっている。換言すれば、坩堝103の上面・下面の温度差を一定に保った状態の下で、炭化ケイ素単結晶Sの表面・基面の温度差が炭化ケイ素単結晶Sの成長時間の経過に伴って徐々に大きくなっている。これは、図9に示すように、炭化ケイ素単結晶Sの成長時間の経過に伴って、炭化ケイ素単結晶Sの表面が下方向に変位すると共に、炭化ケイ素単結晶Sの厚さが厚くなることによるものである。
しかしながら、炭化ケイ素単結晶Sの成長終了時における炭化ケイ素単結晶Sの表面・基面の温度差が過大になると、坩堝103内の温度を常温に戻した際に、炭化ケイ素単結晶Sの内部に大きな熱応力が生じることになる。そのため、炭化ケイ素単結晶Sの内部には転位等の結晶構造の乱れが発生して、炭化ケイ素単結晶Sの電子デバイスとして利用価値が低下するという問題がある。
そこで、本発明は、前述の問題を解決するため、坩堝内の温度を常温に戻した際に生じる炭化ケイ素単結晶の内部の熱応力を十分に低減することができる、新規な炭化ケイ素単結晶の製造装置及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の特徴(請求項1に記載の発明の特徴)は、改良レイリー法により原料粉末を加熱昇華して、種結晶としての炭化ケイ素単結晶を成長させることにより、前記炭化ケイ素単結晶を製造する装置であって、天井側に前記種結晶を取付ける種結晶取付部が形成され、原料粉末を収容する坩堝と、前記坩堝を外側から加熱する加熱手段と、前記坩堝の上面の温度を検出する第1温度検出手段と、前記坩堝の下面の温度を検出する第2温度検出手段と、前記第1温度検出手段及び前記第2温度検出手段による検出結果を監視して、前記坩堝の上面の温度が前記坩堝の下面の温度よりもやや低くなるように前記加熱手段を制御する加熱制御手段と、を備え、前記加熱制御手段は、前記第1温度検出手段及び前記第2温度検出手段による検出結果を監視して、前記炭化ケイ素単結晶の成長中における前記坩堝の上面・下面の温度差が前記炭化ケイ素単結晶の成長開始時における前記坩堝の上面・下面の温度差よりも小さくなるように前記加熱手段を制御するようになっていることである。
ここで、第1の特徴は、炭化ケイ素単結晶の成長中における坩堝の上面・下面の温度差が前記炭化ケイ素単結晶の成長開始時における前記坩堝の上面・下面の温度差よりも小さくなるようにすると、炭化ケイ素単結晶の成長終了時における前記炭化ケイ素単結晶の表面・基面間の温度差が小さくなるという、新規な知見に基づくものである。
第1の特徴によると、前記加熱制御手段が前記第1温度検出手段及び前記第2温度検出手段による検出結果を監視して、前記炭化ケイ素単結晶の成長中における前記坩堝の上面・下面の温度差が前記炭化ケイ素単結晶の成長開始時における前記坩堝の上面・下面の温度差よりも小さくなるように前記加熱手段を制御するようになっているため、前述の新規な知見を考慮すると、前記炭化ケイ素単結晶の成長終了時における前記炭化ケイ素単結晶の表面・基面間の温度差を小さくすることができる。これにより、前記坩堝内の温度を常温に戻した際に生じる前記炭化ケイ素単結晶の内部の熱応力を十分に低減することができる。
本発明の第2の特徴(請求項2に記載の発明の特徴)は、改良レイリー法により原料粉末を加熱昇華して、種結晶としての炭化ケイ素単結晶を成長させることにより、前記炭化ケイ素単結晶を製造する装置であって、天井側に前記種結晶を取付ける種結晶取付部が形成され、原料粉末を収容する坩堝と、前記坩堝を外側から加熱する加熱手段と、前記坩堝の上面の温度を検出する第1温度検出手段と、前記坩堝の下面の温度を検出する第2温度検出手段と、前記第1温度検出手段及び前記第2温度検出手段による検出結果を監視して、前記坩堝の上面の温度が前記坩堝の下面の温度よりもやや低くなるように前記加熱手段を制御する加熱制御手段と、前記炭化ケイ素単結晶の成長中における前記坩堝の上面・下面間の温度差が前記炭化ケイ素単結晶の成長開始時における前記坩堝の上面・下面の温度差よりも小さくなると、前記炭化ケイ素単結晶の表面・基面間の温度差が小さくなるという温度関係を示す温度関係テーブルを記憶する温度関係テーブル記憶手段と、を備え、前記加熱制御手段は、前記第1温度検出手段及び前記第2温度検出手段による検出結果を監視して、前記温度関係テーブル記憶手段によって記憶された前記温度関係テーブルの前記温度関係に基づいて、前記炭化ケイ素単結晶の成長中における前記坩堝の上面・下面の温度差が前記炭化ケイ素単結晶の成長開始時における前記坩堝の上面・下面の温度差よりも小さくなるように前記加熱手段を制御するようになっていることである。
ここで、前記温度関係は、本発明の発明者が前述の課題を解決するため、試行錯誤の結果得られた新規な知見である。
第2の特徴によると、前記加熱制御手段が前記第1温度検出手段及び前記第2温度検出手段による検出結果を監視して、前記温度関係テーブル記憶手段によって記憶された前記温度関係テーブルの前記温度関係に基づいて、前記炭化ケイ素単結晶の成長中における前記坩堝の上面・下面の温度差が前記炭化ケイ素単結晶の成長開始時における前記坩堝の上面・下面の温度差よりも小さくなるように前記加熱手段を制御するようになっているため、前記炭化ケイ素単結晶の成長終了時における前記炭化ケイ素単結晶の表面・基面間の温度差を小さくすることができる。これにより、前記坩堝内の温度を常温に戻した際に生じる前記炭化ケイ素単結晶の内部の熱応力を十分に低減することができる。
本発明の第3の特徴(請求項3に記載の発明の特徴)は、第2の特徴に加えて、前記温度関係は、前記炭化ケイ素単結晶の成長の途中から前記坩堝の下面の温度が徐々に低くなって、前記炭化ケイ素単結晶の成長中における前記坩堝の上面・下面間の温度差が前記炭化ケイ素単結晶の成長開始時における前記坩堝の上面・下面の温度差よりも小さくなると、前記炭化ケイ素単結晶の表面・基面間の温度差が小さくなるという関係にしたことである。
本発明の第4の特徴(請求項4に記載の発明の特徴)は、第2の特徴に加えて、前記温度関係は、前記炭化ケイ素単結晶の成長の途中から前記坩堝の上面の温度が徐々に高くなって、前記炭化ケイ素単結晶の成長中における前記坩堝の上面・下面間の温度差が前記炭化ケイ素単結晶の成長開始時における前記坩堝の上面・下面の温度差よりも小さくなると、前記炭化ケイ素単結晶の表面・基面間の温度差が小さくなるという関係にしたことである。
本発明の第5の特徴(請求項5に記載の発明の特徴)は、第2の特徴に加えて、前記温度関係は、前記炭化ケイ素単結晶の成長の途中から前記坩堝の上面の温度が徐々に高くなると共に前記坩堝の下面の温度が徐々に低くなって、前記炭化ケイ素単結晶の成長中における前記坩堝の上面・下面間の温度差が前記炭化ケイ素単結晶の成長開始時における前記坩堝の上面・下面の温度差よりも小さくなると、前記炭化ケイ素単結晶の表面・基面間の温度差が小さくなるという関係にしたことである。
本発明の第6の特徴(請求項6に記載の発明の特徴)は、第2の特徴から第5の特徴のうちのいずれかの特徴に加えて、前記温度関係は、コンピュータシュミレーションによって得られたことである。
請求項1から請求項6のうちのいずれかの請求項に記載の発明によれば、前記坩堝内の温度を常温に戻した際に生じる前記炭化ケイ素単結晶の内部の熱応力を十分に低減することができるため、前記炭化ケイ素単結晶の内部には転位等の結晶構造の乱れが少なくなり、前記炭化ケイ素単結晶の品質が改善されることによって、前記炭化ケイ素単結晶の電子デバイスとして利用価値を高めることができる。
本発明の実施形態について図1から図7を参照して説明する。
ここで、図1は、本発明の実施形態に係る炭化ケイ素単結晶の製造装置の模式図、図2は、本発明の実施形態に係る炭化ケイ素単結晶の製造装置の制御ブロック図、図3は、炭化ケイ素単結晶の成長中における前記坩堝の上面・下面間の温度差が炭化ケイ素単結晶の成長開始時における坩堝の上面・下面の温度差よりも小さくなると、炭化ケイ素単結晶の表面・基面間の温度差が小さくなるという温度関係を示す温度関係テーブルである。なお、「上」とは、図1において上のことをいい、「下」とは、図1において下のことをいう。
図1に示すように、本発明の実施形態に係る炭素ケイ素単結晶の製造装置1は、改良レイリー法(昇華法の一つ)により原料粉末Mを加熱昇華して、種結晶としての炭化ケイ素単結晶(図1において仮想線で示す炭化ケイ素単結晶)Sを成長させることにより、炭化ケイ素単結晶Sを製造する装置であって、石英からなる反応管3を備えている。また、反応管3は、円筒状の反応管本体5と、この反応管本体5の上部に設けられた反応管上蓋7と、反応管本体5の下部に設けられた反応管下蓋9とからなっている。
反応管本体5の内部には、冷却水が循環可能な冷却通路11が形成されている。また、反応管上蓋7の周縁付近には、ガス導入口13が形成されており、このガス導入口13には、アルゴンガス、窒素等の不活性ガスを供給する供給ポンプ等のガス供給系(図示省略)が接続されている。また、反応管下蓋9の周辺付近には、ガス排気口15が形成されており、このガス排気口15には、真空ポンプ等のガス排気系(図示省略)が接続されている。更に、反応管上蓋7の中央部には、観察上窓17が形成されており、反応管下蓋9の中央部には、観察下窓19が形成されている。
反応管3内には、黒鉛からなる筒状の坩堝21が配設されており、この坩堝21は、原料粉末Mを収容する坩堝本体23と、この坩堝本体23の上部に着脱可能に設けられた円形の坩堝蓋25とからなっている。そして、坩堝蓋25の裏側(換言すれば、坩堝21の天井側)には、種結晶としての炭化ケイ素単結晶Sを取付ける種結晶取付部27が下方向へ突出して形成されている。なお、原料粉末Mは、本発明に実施形態にあっては炭化ケイ素粉末である。
坩堝21には、断熱材29が覆うように設けられており、断熱材29の上面の中央部には、貫通上穴31が形成されてあって、断熱材29の下面の中央部には、貫通下穴33が形成されている。そして、断熱材29の上部周辺には、坩堝21を外側から誘導加熱する渦巻き状の上部コイル35が囲むように設けられており、この上部コイル35には、上部コイル用高周波電源37が電気的に接続されている。また、断熱材29の下部周辺には、坩堝21を外側から誘導加熱する渦巻き状の下部コイル39が囲むように設けられており、この下部コイル39には、下部コイル用高周波電源41が電気的に接続されている。
反応管3の上方位置には、坩堝21の上面(坩堝蓋25の上面)から観察上窓17及び貫通上穴31を経由して放射される赤外線スペクトルによって坩堝21の上面の温度を検出する第1放射温度計43が設けられている。また、反応管3の下方位置には、坩堝21の下面から観察下窓19及び貫通下穴33を経由して放射される赤外線スペクトルによって坩堝21の下面の温度を検出する第2放射温度計45が設けられている。
図2に示すように、本発明の実施形態に係る炭化ケイ素単結晶の製造装置1は、コンピュータ47を備えており、このコンピュータ47におけるROM(図示省略)は、複数の温度関係テーブル(図3から図6を参照)を記憶する温度関係テーブル記憶部49としての機能を有している。
ここで、種々の温度関係テーブルは、熱回路網法によるコンピュータシミュレーション又は理論計算によって得られた新規な知見であって、炭化ケイ素単結晶Sの成長中における坩堝21の上面・下面間の温度差と炭化ケイ素単結晶Sの表面・基面間の温度差との温度関係を表すものであって、具体的には、次のようになる。
即ち、例えば、図3に示す温度関係テーブルは、炭化ケイ素単結晶Sの成長の途中(例えば、炭化ケイ素単結晶Sの成長開始時から数十分経過後)から坩堝21の上面の温度(坩堝上面の温度)が徐々に高くなるとと共に坩堝21の下面の温度(坩堝下面の温度)が徐々に低くなって、炭化ケイ素単結晶Sの成長中における坩堝21の上面・下面間の温度差が炭化ケイ素単結晶Sの成長開始時における坩堝21の上面・下面間の温度差よりも小さくなると、炭化ケイ素単結晶Sの表面・基面間の温度差(結晶表面の温度と結晶基面の温度の差)が小さくなる(本発明の実施形態にあっては、60℃以下になる)という温度関係を示すものである。また、図4に示す温度関係テーブルは、炭化ケイ素単結晶Sの成長の途中から坩堝21の下面の温度が徐々に低くなって、炭化ケイ素単結晶Sの成長中における坩堝21の上面・下面間の温度差が炭化ケイ素単結晶Sの成長開始時における坩堝21の上面・下面間の温度差よりも小さくなると、炭化ケイ素単結晶Sの表面・基面間の温度差が小さくなるという温度関係を示すものである。更に、図5に示す温度関係テーブルは、炭化ケイ素単結晶Sの成長の途中から坩堝21の上面の温度が徐々に高くなって、炭化ケイ素単結晶Sの成長中における坩堝21の上面・下面間の温度差が炭化ケイ素単結晶Sの成長開始時における坩堝21の上面・下面間の温度差よりも小さくなると、炭化ケイ素単結晶Sの表面・基面間の温度差が小さくなるという温度関係を示すものである。そして、図6に示す温度関係テーブルは、炭化ケイ素単結晶Sの成長の途中から坩堝21の下面の温度の低下率が坩堝21の上面の温度の低下率よりも高くなって、炭化ケイ素単結晶Sの成長中における坩堝21の上面・下面間の温度差が炭化ケイ素単結晶Sの成長開始時における坩堝21の上面・下面間の温度差よりも小さくなると、炭化ケイ素単結晶Sの表面・基面間の温度差が小さくなるという温度関係を示すものである。なお、温度関係テーブル記憶部49には、図3から図6に示す温度関係テーブル以外の種々の温度関係テーブルが記憶されている。
図2に示すように、コンピュータ47におけるCPU(図示省略)は、上部コイル用高周波電源37及び下部コイル用高周波電源41を制御する加熱制御部51としての機能を有している。
具体的には、加熱制御部51は、第1放射温度計43及び第2放射温度計45による検出結果(換言すれば、炭化ケイ素単結晶Sの成長中における坩堝21の上面及び下面の温度)を監視して、坩堝21の上面の温度が坩堝21の下面の温度よりもやや低くなるように上部コイル用高周波電源37及び下部コイル用高周波電源41を制御するようになっている。また、加熱制御部51は、第1放射温度計43及び第2放射温度計45による検出結果を監視して、温度関係テーブル記憶部49に記憶された複数の温度関係テーブルの中から選択した温度関係テーブルの温度関係に基づいて、炭化ケイ素単結晶Sの成長中における坩堝21の上面・下面の温度差が炭化ケイ素単結晶Sの成長開始時における坩堝21の上面・下面間の温度差よりも小さくなるように上部コイル用高周波電源37及び下部コイル用高周波電源41を制御するようになっている。
続いて、本発明の実施形態に係る炭化ケイ素単結晶の製造方法について説明する。
本発明の実施形態に係る炭化ケイ素単結晶の製造方法は、改良レイリー法により原料粉末Mを加熱昇華して、種結晶としての炭化ケイ素単結晶Sを成長させることにより、炭化ケイ素単結晶Sを製造する方法であって、具体的な内容は、次のようになる。
即ち、ガス排気系によって反応管3内のガスを排気し、ガス供給系によって反応管3内にアルゴンガスを供給する。更に、ガスの排気(真空排気)とアルゴンガスの供給を複数回繰り返して、反応管3内のアルゴンガスの圧力が所定の第1ガス圧力(本発明の実施形態にあっては、数10kPa)になるようにする。
そして、加熱制御部51によって、第1放射温度計43及び第2放射温度計45による検出結果を監視して、上部コイル用高周波電源37及び下部コイル用高周波電源41を制御することにより、上部コイル35及び下部コイル39によって、坩堝21の上面の温度が坩堝21の下面の温度よりもやや低くなるように、坩堝21を外側から加熱する。更に、反応管3内のアルゴンガスの圧力を所定の第1ガス圧力から所定の第2ガス圧力(本発明の実施形態にあっては、100Paから数10kPa)まで下げる。これにより、坩堝21(坩堝本体23)に収容した原料粉末Mを改良レイリー法によって加熱昇華して、種結晶取付部27に種結晶として取付けた炭化ケイ素単結晶Sを成長させる。
一方、炭化ケイ素単結晶Sの成長の途中に、加熱制御部51によって、第1放射温度計43及び第2放射温度計45による検出結果を監視して、温度関係テーブル記憶部49に記憶された複数の温度関係テーブルの中から選択した温度関係テーブルの温度関係に基づいて、上部コイル用高周波電源37及び下部コイル用高周波電源41を制御することにより、上部コイル35及び下部コイル39によって、炭化ケイ素単結晶Sの成長中における坩堝21の上面・下面の温度差が炭化ケイ素単結晶Sの成長開始時における坩堝21の上面・下面間の温度差よりも小さくなるように、坩堝21を外側から加熱する。
以上により、改良レイリー法による炭化ケイ素単結晶Sの製造が終了する。
続いて、本発明の実施形態の作用及び効果について説明する。
加熱制御部51によって、第1放射温度計43及び第2放射温度計45による検出結果を監視して、温度関係テーブル記憶部49に記憶された複数の温度関係テーブルの中から選択した温度関係テーブルの温度関係に基づいて、炭化ケイ素単結晶Sの成長中における坩堝21の上面・下面の温度差が炭化ケイ素単結晶Sの成長開始時における坩堝21の上面・下面間の温度差よりも小さくなるように上部コイル用高周波電源37及び下部コイル用高周波電源41を制御しているため、炭化ケイ素単結晶Sの成長終了時における炭化ケイ素単結晶Sの表面・基面間の温度差を小さくすることができる。これにより、坩堝21内の温度を常温に戻した際に生じる炭化ケイ素単結晶Sの内部の熱応力を十分に低減することができる。
従って、本発明の実施形態によれば、炭化ケイ素単結晶Sの内部には転位等の結晶構造の乱れが少なくなり、炭化ケイ素単結晶Sの品質が改善されることによって、炭化ケイ素単結晶Sの電子デバイスとして利用価値を高めることができる。
なお、本発明は、前述の実施形態の説明に限られるものではなく、その他、種々の態様で実施可能である。また、本発明に包含される権利範囲は、これらの実施形態に限定されないものである。
本発明の実施形態に係る炭化ケイ素単結晶の製造装置の模式図である。 本発明の実施形態に係る炭化ケイ素単結晶の製造装置の制御ブロック図である。 炭化ケイ素単結晶の成長中における前記坩堝の上面・下面間の温度差が炭化ケイ素単結晶の成長開始時における坩堝の上面・下面の温度差よりも小さくなると、炭化ケイ素単結晶の表面・基面間の温度差が小さくなるという温度関係を示す温度関係テーブルである。 炭化ケイ素単結晶の成長中における前記坩堝の上面・下面間の温度差が炭化ケイ素単結晶の成長開始時における坩堝の上面・下面の温度差よりも小さくなると、炭化ケイ素単結晶の表面・基面間の温度差が小さくなるという温度関係を示す温度関係テーブルである。 炭化ケイ素単結晶の成長中における前記坩堝の上面・下面間の温度差が炭化ケイ素単結晶の成長開始時における坩堝の上面・下面の温度差よりも小さくなると、炭化ケイ素単結晶の表面・基面間の温度差が小さくなるという温度関係を示す温度関係テーブルである。 炭化ケイ素単結晶の成長中における前記坩堝の上面・下面間の温度差が炭化ケイ素単結晶の成長開始時における坩堝の上面・下面の温度差よりも小さくなると、炭化ケイ素単結晶の表面・基面間の温度差が小さくなるという温度関係を示す温度関係テーブルである。 従来の炭化ケイ素単結晶の製造において、炭化ケイ素単結晶の成長を開始時からt1時間経過後及びt2時間経過後における、坩堝の下面から上面までの温度分布を示す図である。 従来の炭化ケイ素単結晶の製造において、炭化ケイ素単結晶の成長開始時から成長終了時までにおける、坩堝の上面及び下面の温度状態、炭化ケイ素単結晶の表面及び基面の温度状態を示す図である。 炭化ケイ素単結晶の成長を開始時からt1時間経過後及びt2時間経過後における、炭化ケイ素単結晶の成長の状態を示す図である。 従来の実施形態に係る炭化ケイ素単結晶の製造装置の模式図である。
符号の説明
1 炭化ケイ素単結晶の製造装置
21 坩堝
23 坩堝本体
25 坩堝蓋
27 種結晶取付部
29 断熱材
35 上部コイル
37 上部コイル用高周波電源
39 下部コイル
41 下部コイル用高周波電源
43 第1放射温度計
45 第2放射温度計
47 コンピュータ
49 温度関係テーブル記憶部
51 加熱制御部

Claims (6)

  1. 改良レイリー法により原料粉末を加熱昇華して、種結晶としての炭化ケイ素単結晶を成長させることにより、前記炭化ケイ素単結晶を製造する装置であって、
    天井側に前記種結晶を取付ける種結晶取付部が形成され、原料粉末を収容する坩堝と、
    前記坩堝を外側から加熱する加熱手段と、
    前記坩堝の上面の温度を検出する第1温度検出手段と、
    前記坩堝の下面の温度を検出する第2温度検出手段と、
    前記第1温度検出手段及び前記第2温度検出手段による検出結果を監視して、前記坩堝の上面の温度が前記坩堝の下面の温度よりもやや低くなるように前記加熱手段を制御する加熱制御手段と、を備え、
    前記加熱制御手段は、前記第1温度検出手段及び前記第2温度検出手段による検出結果を監視して、前記炭化ケイ素単結晶の成長中における前記坩堝の上面・下面の温度差が前記炭化ケイ素単結晶の成長開始時における前記坩堝の上面・下面の温度差よりも小さくなるように前記加熱手段を制御するようになっていることを特徴とする炭化ケイ素単結晶の製造装置。
  2. 改良レイリー法により原料粉末を加熱昇華して、種結晶としての炭化ケイ素単結晶を成長させることにより、前記炭化ケイ素単結晶を製造する装置であって、
    天井側に前記種結晶を取付ける種結晶取付部が形成され、原料粉末を収容する坩堝と、
    前記坩堝を外側から加熱する加熱手段と、
    前記坩堝の上面の温度を検出する第1温度検出手段と、
    前記坩堝の下面の温度を検出する第2温度検出手段と、
    前記第1温度検出手段及び前記第2温度検出手段による検出結果を監視して、前記坩堝の上面の温度が前記坩堝の下面の温度よりもやや低くなるように前記加熱手段を制御する加熱制御手段と、
    前記炭化ケイ素単結晶の成長中における前記坩堝の上面・下面間の温度差が前記炭化ケイ素単結晶の成長開始時における前記坩堝の上面・下面の温度差よりも小さくなると、前記炭化ケイ素単結晶の表面・基面間の温度差が小さくなるという温度関係を示す温度関係テーブルを記憶する温度関係テーブル記憶手段と、を備え、
    前記加熱制御手段は、前記第1温度検出手段及び前記第2温度検出手段による検出結果を監視して、前記温度関係テーブル記憶手段によって記憶された前記温度関係テーブルの前記温度関係に基づいて、前記炭化ケイ素単結晶の成長中における前記坩堝の上面・下面の温度差が前記炭化ケイ素単結晶の成長開始時における前記坩堝の上面・下面の温度差よりも小さくなるように前記加熱手段を制御するようになっていることを特徴とする炭化ケイ素単結晶の製造装置。
  3. 前記温度関係は、前記炭化ケイ素単結晶の成長の途中から前記坩堝の下面の温度が徐々に低くなって、前記炭化ケイ素単結晶の成長中における前記坩堝の上面・下面間の温度差が前記炭化ケイ素単結晶の成長開始時における前記坩堝の上面・下面の温度差よりも小さくなると、前記炭化ケイ素単結晶の表面・基面間の温度差が小さくなるという関係であることを特徴とする請求項2に記載の炭化ケイ素単結晶の製造装置。
  4. 前記温度関係は、前記炭化ケイ素単結晶の成長の途中から前記坩堝の上面の温度が徐々に高くなって、前記炭化ケイ素単結晶の成長中における前記坩堝の上面・下面間の温度差が前記炭化ケイ素単結晶の成長開始時における前記坩堝の上面・下面の温度差よりも小さくなると、前記炭化ケイ素単結晶の表面・基面間の温度差が小さくなるという関係であることを特徴とする請求項2に記載の炭化ケイ素単結晶の製造装置。
  5. 前記温度関係は、前記炭化ケイ素単結晶の成長の途中から前記坩堝の上面の温度が徐々に高くなると共に前記坩堝の下面の温度が徐々に低くなって、前記炭化ケイ素単結晶の成長中における前記坩堝の上面・下面間の温度差が前記炭化ケイ素単結晶の成長開始時における前記坩堝の上面・下面の温度差よりも小さくなると、前記炭化ケイ素単結晶の表面・基面間の温度差が小さくという関係であることを特徴とする請求項2に記載の炭化ケイ素単結晶の製造装置。
  6. 前記温度関係は、コンピュータシュミレーションによって得られたことを特徴とする請求項2から請求項5のうちのいずれかの請求項に記載の炭化ケイ素単結晶の製造装置。
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