JP5262398B2 - ドレン排水方法、空気調和装置および空気調和システム、ドレンソケット - Google Patents

ドレン排水方法、空気調和装置および空気調和システム、ドレンソケット Download PDF

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Description

本発明は、建物の天井裏等に配置される空気調和装置で発生するドレン排水方法、空気調和装置、空気調和システム、ドレンソケットに関する。
空気調和装置では、空気調和装置の冷房運転に伴って空気が熱交換器で冷却され、結露水が発生する。このため、室内の天井面等に配置される天井カセット型空気調和装置では、この結露水を天井裏から確実に排水処理空間に排出する必要がある。
そこで、従来より、熱交換器の下方にドレンパンを配置し、発生する結露水を集水していた。そして、ドレンパンにより集水された結露水(以下、ドレンと示す)は、ポンプ等で吸い上げられ、このポンプに接続されたドレン配管を通じて排水処理空間へと排出されている。
特開平9−296938号公報
上述のようにドレン配管を用いた場合、集水されたドレンを天井裏に沿って排水処理空間まで誘導するには、例えば、1/100以上の下り勾配をドレン配管に設ける必要がある。しかしながら、狭い天井裏空間の中で常に勾配を確保することは困難である。しかも、天井裏空間には建築コンクリート梁が突出したりする等、ドレン配管に対する制約は多い。このため、ドレン配管の勾配を十分似確保することができず、ドレン配管内において、ドレンの詰まりや汚れの付着が発生することがあった。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、空気調和装置で生成されたドレンを確実に排水処理空間へ排出させることが可能な、ドレン排水方法、空気調和装置、空気調和システム、ドレンソケットを提供することを目的とする。
第1の発明に係るドレン排水方法は、熱交換部および熱交換部で発生したドレンを排出するためのドレンポンプがその内部に収納されるケーシングを有する第1室内機と第2室内機と、の少なくとも2つの室内機を含む空気調和システムのドレン排水方法であって、ドレンをケーシング外部に排出するための排出部と、排出部よりも鉛直方向下方において第2室内機において発生したドレンをケーシング内部に導き入れるための受入部と、をケーシングに設け、第2室内機において発生するドレンを第1配管および受入部を介して第1室内機に導き、第1室内機から排出部および第2配管を介して排水処理空間にドレンを排水する。
ここでは、第2室内機において発生するドレンを第1室内機に導き、第1室内機において発生するドレンと、前述の第1室内機に導いたドレンとをまとめて排水処理空間に排出している。
なお、ドレンの排出方向において上流側に配置される第2室内機および下流側に配置される第1室内機は、複数備えられていてもよい。
従来、室内機から配管を用いてドレンを排出する場合、例えば、1/100以上の下り勾配を設ける必要があり、コンクリート梁等がある天井裏空間において良好に配管を施工することは難しい。このため、室内機において発生するドレンを所定の排水処理空間に導くことができない場合があった。
そこで、本発明のドレン排水方法は、第1室内機および第2室内機の少なくとも2つの室内機を含む空気調和システムにおいて、第2室内機において発生するドレンを第1配管を介して第1室内機に導き、第1室内機から第2配管を介して排水処理空間にドレンを排水している。
これにより、第2室内機において発生するドレンを排出する第1配管の距離を、第2室内機から排水処理空間に直接導くよりも短くすることが可能となる。すなわち、第1配管の距離が短くなれば、所定の排水勾配を確保するための施工に対する自由度を高めることが可能となる。
この結果、空気調和装置の室内機で生成されたドレンを確実に外部へ排出させることが可能となる。
第2の発明に係る空気調和装置の室内機は、熱交換部と、熱交換部で発生したドレンを排出するためのドレンポンプとがケーシングに収納されている空気調和装置の室内機であって、ドレンをケーシング外部に排出するための排出部と、他の空気調和装置の室内機において発生したドレンをケーシング内部に導き入れるための受入部と、がケーシングに設けられ、受入部は、排出部よりも鉛直方向下方に配置される。
ここでは、他の空気調和装置の室内機において発生したドレンをケーシング内部に導き入れるための受入部が、ケーシングに設けられている。
従来、室内機から配管を用いてドレンを排出する場合、例えば、1/100以上の下り勾配を設ける必要があり、コンクリート梁等がある天井裏空間において良好に配管を施工することは難しい。このため、室内機において発生するドレンを所定の排水処理空間に導くことができない場合があった。
そこで、本発明の空気調和装置の室内機は、他の空気調和装置の室内機において発生したドレンをケーシング内部に導き入れるための受入部をケーシングに設け、他の空気調和装置において発生するドレンを本発明の空気調和装置の室内機に導き入れることを可能としている。
これにより、他の空気調和装置の室内機から排水処理空間まで配管を敷設する場合に比べて、本発明の空気調和装置における室内機に導くことで配管の敷設距離を短くすることができるので、所定の排水勾配を確保するための施工に対する自由度を高めることが可能となる。
これにより、他の空気調和装置の室内機で発生するドレンを本発明の空気調和装置における室内機に導くことで、他の空気調和装置の室内機から排水処理空間まで配管を敷設する場合に比べて、配管の敷設距離を短くすることができる。すなわち、配管の距離が短くなれば、所定の排水勾配を確保するための施工に対する自由度を高めることが可能となる。
この結果、空気調和装置の室内機で生成されたドレンを確実に外部へ排出させることが可能となる。
第3の発明に係る空気調和装置の室内機は、第2の発明に係る空気調和装置の室内機であって、受入部は、他の空気調和装置の室内機において発生したドレンが排出されてくる配管に接続するためのドレンソケットを取り付け可能に形成されている。
これにより、ドレンソケットを介して、他の室内機からドレンが排出されてくる配管に接続することが可能となる。
第4の発明に係る空気調和装置の室内機は、第2または第3の発明に係る空気調和装置の室内機であって、ケーシングより吹き出す空調空気を加湿する加湿器をさらに備えており、受入部は、加湿器において発生するドレンをケーシング内に導くことも可能である。
ここでは、加湿器において発生するドレンおよび上述の他の空気調和装置の室内機において発生するドレンの両方を受入部から導き入れている。
これにより、加湿器を備えた空気調和装置の室内機であっても、別途加湿器用の受入部を設けることなく、加湿器において発生するドレンを処理することが可能となる。
第5の発明に係る空気調和システムは、第1室内機と、第2室内機と、第1配管と、第2配管と、第1制御部と、を備えている。第1室内機は、第1熱交換部と、第1熱交換部の下方に配置されドレンを貯留する第1ドレンパンと、第1ドレンパンに貯留されたドレンを排出する第1ドレンポンプとを有している。第2室内機は、第2熱交換部と、第2熱交換部の下方に配置されドレンを貯留する第2ドレンパンとを有している。第1配管は、第2室内機から排出されるドレンを第1室内機の第1ドレンパンに導く。第2配管は、第1ドレンポンプによって排出されたドレンを排水処理空間に導く。第1制御部は、第2室内機の運転状況に基づいて第1ドレンポンプを制御する。第1制御部は、第2室内機が冷房運転を行っている間、第1ドレンポンプの運転を行わせる。
ここでは、第2室内機において発生するドレンを第1室内機に導き、第1室内機において発生するドレンと、前述の第1室内機に導いたドレンとをまとめて排水処理空間に排出している。
なお、ドレンの排出方向において上流側に配置される第2室内機および下流側に配置される第1室内機は、複数備えられていてもよい。
従来、室内機から配管を用いてドレンを排出する場合、例えば、1/100以上の下り勾配を設ける必要があり、コンクリート梁等がある天井裏空間において良好に配管を施工することは難しい。このため、室内機において発生するドレンを所定の排水処理空間に導くことができない場合があった。
そこで、本発明の空気調和システムは、第2ドレンパンに貯留されたドレンを、第1配管を介して第1室内機の第1ドレンパンに導いている。そして、第1室内機に導かれたドレンおよび第1熱交換部において発生するドレンが貯留された第1ドレンパンから第1ドレンポンプによってドレンを吸い上げて、第2配管を介して排水処理空間にドレンを導いている。
これにより、第2室内機において発生するドレンを排出する第1配管の距離を、第2室内機から排水処理空間に直接導くよりも短くすることが可能となる。すなわち、第1配管の距離が短くなれば、所定の排水勾配を確保するための施工に対する自由度を高めることが可能となる。
この結果、空気調和装置の室内機で生成されたドレンを確実に外部へ排出させることが可能となる。
また、第1室内機が運転をしていない場合には、第1ドレンポンプも作動しない場合がある。このため、第2室内機からドレンが排出される場合に第1室内機が停止していれば、第1ドレンパンからドレンが溢れ出る場合がある。そこで、本発明においては、第2室内機の運転状況に基づいて第1ドレンポンプを制御する第1制御部を備えている。これにより、第2室内機の運転状況(例えば、運転の有無、冷房・暖房等の運転種類、運転の強弱)に基づいて、第1ドレンポンプの運転状況(運転の有無、運転の強弱等)を制御することが可能となる。
さらに、第1制御部は、第2室内機が冷房運転を行っている間、第1ドレンポンプの運転を行わせる。これにより、第1ドレンパンから第2室内機より排出されてきたドレンが溢れ出ることを確実に防止することが可能となる。
第6の発明に係る空気調和システムは、第5の発明に係る空気調和システムであって、第1室内機は、第1ドレンパンにおける水位異常を検知する検知部をさらに有している。
ここでは、例えば、フロートスイッチ等を配置して第1ドレンパンにおける水位異常を検知している。これにより、第1ドレンパンに貯留されるドレンが溢れ出る前に、例えば、第2室内機の運転を制御したり、第1室内機における第1ドレンポンプを運転させたりする等の対応を図ることが可能となる。
第7の発明に係る空気調和システムは、第6の発明に係る空気調和システムであって、第1制御部は、検知部が水位異常を検知した時、第1ドレンポンプを運転させる。
これにより、第1ドレンパンからドレンが溢れる前に、ドレンを排出することが可能となる。
第8の発明に係る空気調和システムは、第5の発明に係る空気調和システムであって、第1制御部の制御内容を設定可能である第1設定部をさらに備えており、その制御内容は、第2室内機が冷房運転を行っている間、第1ドレンポンプの運転を行わせるかどうかである。
これにより、状況に応じて、第1ドレンポンプに対する制御内容を設定することが可能となる。
第9の発明に係る空気調和システムは、第6の発明に係る空気調和システムであって、検知部の検知結果に基づいて第2室内機を制御する第2制御部をさらに備えている。
これにより、第1ドレンパンに貯留されるドレンが溢れ出る前に、例えば、第2室内機の運転を停止したりする等の対応を図ることが可能となる。
第10の発明に係る空気調和システムは、第9の発明に係る空気調和システムであって、第2制御部は、検知部が水位異常を検知した時、第2室内機の冷房運転を停止、あるいは、第2室内機に第2ドレンパンに貯留されたドレンを排出する第2ドレンポンプが設置されていた場合には、第2ドレンポンプを停止させる。
これにより、第2室内機から第1ドレンパンに流れ込むドレンを止めることができ、第1ドレンパンからドレンが溢れ出ることを確実に防止することが可能となる。
第11の発明に係る空気調和システムは、第9の発明に係る空気調和システムであって、第2制御部の制御内容を設定可能である第2設定部をさらに備えており、その制御内容は、検知部が水位異常を検知した時、第2室内機の冷房運転を停止させるかどうか、あるいは、第2室内機に第2ドレンパンに貯留されたドレンを排出する第2ドレンポンプが設置されていた場合には、第2ドレンポンプを停止させるかどうかである。
これにより、状況に応じて、第2室内機あるいは第2ドレンポンプに対する上記制御内容を設定することが可能となる。
第12の発明に係る空気調和システムは、第6、第7および第9から第11の発明のいずれか1つに係る空気調和システムであって、第1配管は、第1配管における流量を調整する電磁弁を有しており、第1制御部は、検知部が水位異常を検知した時、電磁弁を弁閉する。
これにより、第1ドレンパンから第2室内機より排出されてくるドレンが溢れ出ることを確実に防止することが可能となる。
第13の発明に係る空気調和システムは、第5から第12の発明のいずれか1つに係る空気調和システムであって、第1室内機と第2室内機とは、同一冷媒系統内に配置されている。
これにより、第1室内機と第2室内機とを連動させる制御を容易に実現することが可能となる。
第14の発明に係る空気調和システムは、第5から第13の発明のいずれか1つに係る空気調和システムであって、第1配管は、第1配管内の圧力を下げるための圧力逃がし部を有している。
ここで、第1室内機側が第2室内機側に比べて正圧側となると、空気等が第1配管を逆流し、第2室内機において空気の漏れ音等が発生する。そこで、本発明の空気調和システムにおいては、第1配管に圧力逃がし部を設けて、ここで、逆流する空気を逃がしている。これにより、第1室内機側と第2室内機側とを第1配管によって連通させることによって発生する第2室内機側における空気の漏れ音等を防止することが可能となる。
第15の発明に係る空気調和システムは、第14の発明に係る空気調和システムであって、圧力逃がし部の開口端部は、鉛直方向下方向を向いている。
これにより、圧力逃がし部の開口端部から異物が入ることを防止することが可能となる。
第16の発明に係る空気調和システムは、第14または第15の発明に係る空気調和システムであって、圧力逃がし部の開口端部は、ネットで覆われている。
これにより、圧力逃がし部の開口端部から異物が入ることをさらに確実に防止することが可能となる。
第17の発明に係る空気調和システムは、第5から第13の発明のいずれか1つに係る空気調和システムであって、第1配管は、第1配管の一部を屈曲させてドレンを溜めるためのトラップ部を有している。
ここで、第1室内機側が第2室内機側に比べて正圧側となると、空気等が第1配管を逆流し、第2室内機において空気の漏れ音等が発生する。そこで、本発明の空気調和システムにおいては、第1配管にドレンを溜めるトラップ部を設けて、空気の逆流を遮断している。これにより、第1室内機側と第2室内機側とを第1配管によって連通させることによって発生する第2室内機側における空気の漏れ音等を防止することが可能となる。
第18の発明に係る空気調和システムは、第5から第13の発明のいずれか1つに係る空気調和システムであって、第1配管は、流体が第2室内機側に逆流することを防止する逆止弁を有している。
ここで、第1室内機側が第2室内機側に比べて正圧側となると、空気等が第1配管を逆流し、第2室内機において空気の漏れ音等が発生する。そこで、本発明の空気調和システムにおいては、流体が逆流することを防止する逆止弁を第1配管に設けて、空気が逆流することを防止している。これにより、第1室内機側と第2室内機側とを第1配管によって連通させることによって発生する第2室内機側における空気の漏れ音等を防止することが可能となる。
第19の発明に係るドレンソケットは、第1室内機および第2室内機の少なくとも2つの室内機を含む空気調和システムの室内機に取り付けられるドレンソケットであって、管路部と、取付部とを備えている。管路部は、第2室内機において発生するドレンを排出する第2室内機から伸びる配管の先端と接続し、第1室内機におけるケーシング内部にドレンを導き入れる。また、管路部は、管路部における下流側先端に、第1室内機においてドレンを貯留するドレンパンと接触する誘導部を有する。取付部は、第1室内機におけるケーシングに取り付ける。
ここでは、室内機のケーシングに取り付けられるドレンソケットが、第2室内機において発生するドレンを排出する配管と接続し、第1室内機におけるケーシング内部にドレンを導き入れるための管路部と、第1室内機におけるケーシングに取り付けるための取付部とを備えている。
従来、室内機から配管を用いてドレンを排出する場合、例えば、1/100以上の下り勾配を設ける必要があり、コンクリート梁等がある天井裏空間において良好に配管を施工することは難しい。このため、室内機において発生するドレンを所定の排水処理空間に導くことができない場合があった。
そこで、本発明のドレンソケットは、第2室内機で発生するドレンを排出する第1配管と接続してドレンを第1室内機の内部に導く管路部と、第1室内機におけるケーシングに取り付けるための取付部とを設け、第2室内機において発生するドレンを第1室内機に導き入れることを可能としている。
これにより、第2室内機において発生するドレンを排出する配管の距離を、第2室内機から排水処理空間に直接導くよりも短くすることが可能となる。すなわち、第1配管の距離が短くなれば、所定の排水勾配を確保するための施工に対する自由度を高めることが可能となる。
この結果、空気調和装置の室内機で生成されたドレンを確実に外部へ排出させることが可能となる。
また、管路部の下流側先端とドレンパンの底部との間に鉛直方向における距離がある場合、ドレンパンにドレンが落下する時の音が大きくなる。そこで、本発明のドレンソケットでは、管路部の下流側先端に、ドレンパンの底部と接触させる、例えば、ゴム板、鎖、ひも等の誘導部を配置している。これにより、管路部から排出されるドレンは、誘導部を伝ってドレンパンに流れ込むようになるので、落下により発生する音を防止することが可能となる。
第20の発明に係るドレンソケットは、第19の発明に係るドレンソケットであって、管路部は、配管内の圧力を下げるための圧力逃がし部を有している。
ここで、第1室内機側が第2室内機側に比べて正圧側となると、空気等が配管を逆流し、第2室内機において空気の漏れ音等が発生する。そこで、本発明のドレンソケットでは、管路部に圧力逃がし部を設けて、ここで、逆流する空気を逃がしている。これにより、第1室内機側と第2室内機側とを配管で連通させることによって発生する第2室内機側における空気の漏れ音等を防止することが可能となる。
第21の発明に係るドレンソケットは、第20の発明に係るドレンソケットであって、圧力逃がし部の開口端部は、鉛直方向下方向を向いている。
これにより、圧力逃がし部の開口端部から異物が入ることを防止することが可能となる。
第22の発明に係るドレンソケットは、第20または第21の発明に係るドレンソケットであって、圧力逃がし部の開口端部は、ネットで覆われている
これにより、圧力逃がし部の開口端部から異物が入ることをさらに確実に防止することが可能となる。
第23の発明に係るドレンソケットは、第19の発明に係るドレンソケットであって、管路部は、管路部の一部を屈曲させてドレンを溜めるためのトラップ部を有している。
ここで、第1室内機側が第2室内機側に比べて正圧側となると、空気等が配管を逆流し、第2室内機において空気の漏れ音等が発生する。そこで、本発明のドレンソケットでは、管路部にドレンを溜めるトラップ部を設けて、空気の逆流を遮断している。これにより、第1室内機側と第2室内機側とを配管で連通させることによって発生する第2室内機側における空気の漏れ音等を防止することが可能となる。
第24の発明に係るドレンソケットは、第23の発明に係るドレンソケットであって、管路部は、トラップ部に隣接する位置に抗菌剤を格納する格納部を有しており、格納部は、トラップ部に溜められるドレンと抗菌剤とが接触するように形成されている。
これにより、トラップ部において溜められるドレンに菌が発生することを防止することが可能となる。
第25の発明に係るドレンソケットは、第19の発明に係るドレンソケットであって、管路部は、流体が他の空気調和装置の室内機側に逆流することを防止するための逆止弁を有している。
ここで、第1室内機側が第2室内機側に比べて正圧側となると、空気等が配管を逆流し、第2室内機において空気の漏れ音等が発生する。そこで、本発明のドレンソケットでは、流体が逆流することを防止する逆止弁を管路部に設けて、空気が逆流することを防止している。これにより、第1室内機側と第2室内機側とを配管で連通させることによって発生する第2室内機側における空気の漏れ音等を防止することが可能となる。
第26の発明に係るドレンソケットは、第19から第25の発明のいずれか1つに係るドレンソケットであって、管路部は、管路部の長手方向に伸縮および屈曲の少なくとも一方が可能なフレキシブル部を有している。
これにより、施工時に第2室内機から伸びるドレンを排出する配管と容易に接続することが可能となる。
第1の発明に係るドレン排水方法によれば、ドレンを確実に排水処理空間へ排出させることが可能となるとともに、ドレンアップによってより遠くの排出空間にドレンを排出することが可能となる。
第2の発明に係る空気調和装置の室内機によれば、空気調和装置の室内機で生成されたドレンを確実に外部へ排出させることが可能となるとともに、ドレンアップによってより遠くの排出空間にドレンを排出することが可能となる。
第3の発明に係る空気調和装置の室内機によれば、ドレンソケットを介して、他の室内機からドレンが排出されてくる配管に接続することが可能となる。
第4の発明に係る空気調和装置の室内機によれば、加湿器を備えた空気調和装置の室内機であっても、別途加湿器用の受入部を設けることなく、加湿器において発生するドレンを処理することが可能となる。
第5の発明に係る空気調和システムによれば、空気調和装置の室内機で生成されたドレンを確実に外部へ排出させることが可能となるとともに、第2室内機の運転状況(例えば、運転の有無、冷房・暖房等の運転種類、運転の強弱)に基づいて、第1ドレンポンプの運転状況(運転の有無、運転の強弱等)を制御することが可能となり、第1ドレンパンから第2室内機より排出されてきたドレンが溢れ出ることを確実に防止することが可能となる。
第6の発明に係る空気調和システムによれば、第1ドレンパンに貯留されるドレンが溢れ出る前に、例えば、第2室内機の運転を制御したり、第1室内機における第1ドレンポンプを運転させたりする等の対応を図ることが可能となる。
第7の発明に係る空気調和システムによれば、第1ドレンパンからドレンが溢れる前に、ドレンを排出することが可能となる。
第8の発明に係る空気調和システムによれば、状況に応じて、第1ドレンポンプに対する制御内容を設定することが可能となる。
第9の発明に係る空気調和システムによれば、第1ドレンパンからドレンが溢れる前に、ドレンを排出することが可能となる。第1ドレンパンに貯留されるドレンが溢れ出る前に、例えば、第2室内機の運転を停止したりする等の対応を図ることが可能となる。
第10の発明に係る空気調和システムによれば、第1ドレンパンから第2室内機から排出されてくるドレンが溢れ出ることを確実に防止することが可能となる。
第11の発明に係る空気調和システムによれば、状況に応じて、第2室内機あるいは第2ドレンポンプに対する上記制御内容を設定することが可能となる。
第12の発明に係る空気調和システムによれば、第1ドレンパンから第2室内機より排出されてくるドレンが溢れ出ることを確実に防止することが可能となる。
第13の発明に係る空気調和システムによれば、第1室内機と第2室内機とを連動させる制御を容易に実現することが可能となる。
第14の発明に係る空気調和システムによれば、第1室内機側と第2室内機側とを第1配管によって連通させることによって発生する第2室内機側における空気の漏れ音等を防止することが可能となる。
第15の発明に係る空気調和システムによれば、圧力逃がし部の開口端部から異物が入ることを防止することが可能となる。
第16の発明に係る空気調和システムによれば、圧力逃がし部の開口端部から異物が入ることをさらに確実に防止することが可能となる。
第17の発明に係る空気調和システムによれば、第1室内機側と第2室内機側とを第1配管によって連通させることによって発生する第2室内機側における空気の漏れ音等を防止することが可能となる。
第18の発明に係る空気調和システムによれば、第1室内機側と第2室内機側とを第1配管によって連通させることによって発生する第2室内機側における空気の漏れ音等を防止することが可能となる。
第19の発明に係るドレンソケットによれば、空気調和装置の室内機で生成されたドレンを確実に外部へ排出させることが可能となるとともに、管路部から排出されるドレンは、誘導部を伝ってドレンパンに流れ込むようになるので、落下により発生する音を防止することが可能となる。
第20の発明に係るドレンソケットによれば、第1室内機側と第2室内機側とを配管で連通させることによって発生する第2室内機側における空気の漏れ音等を防止することが可能となる。
第21の発明に係るドレンソケットによれば、圧力逃がし部の開口端部から異物が入ることを防止することが可能となる。
第22の発明に係るドレンソケットによれば、圧力逃がし部の開口端部から異物が入ることをさらに確実に防止することが可能となる。
第23の発明に係るドレンソケットによれば、第1室内機側と第2室内機側とを配管で連通させることによって発生する第2室内機側における空気の漏れ音等を防止することが可能となる。
第24の発明に係るドレンソケットによれば、トラップ部において溜められるドレンに菌が発生することを防止することが可能となる。
第25の発明に係るドレンソケットによれば、第1室内機側と第2室内機側とを配管で連通させることによって発生する第2室内機側における空気の漏れ音等を防止することが可能となる。
第26の発明に係るドレンソケットによれば、施工時に第2室内機から伸びるドレンを排出する配管と容易に接続することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る空気調和システム1について、図1〜図9を用いて説明すれば以下の通りである。
[空気調和システム1の構成]
<全体>
図1は、本発明の一実施形態にかかる空気調和システム1の概略構成図である。
本実施形態において、空気調和システム1は、室内の冷暖房に使用される空気調和システムであり、主として、室外機2と、第1室内機4と、第2室内機9と、第1冷媒連絡管6と、第2冷媒連絡管7とを備えた、いわゆるセパレート型の空気調和システムである。すなわち、本実施形態において、室外機2および第1室内機4と、第2室内機とは、設置場所に出荷されて設置された後に、現地において施工される冷媒連絡管6、7によって接続されることによって構成されるものである。そして、本実施形態の空気調和システム1の冷媒回路10は、室外機2と、第1室内機4および第2室内機9とが冷媒連絡管6、7を介して接続されることによって構成されている。
また、空気調和システム1は、第1室内機4および第2室内機9の制御を行うコントローラ80を備えている。コントローラ80は、第1制御部81と第2制御部82とを有している。第1制御部81および第2制御部82の制御内容については、後段にて詳述する。
第1室内機4および第2室内機9は、それぞれ、第1リモコン83,第2リモコン84が接続されている。そして、第1・第2リモコン83,84は、第1室内機4および第2室内機9における制御を設定することができる。
<室外機2>
次に、室外機2の構成について、図1を用いて説明する。
室外機2は、第1冷媒連絡管6及び第2冷媒連絡管7を介して第1室内機4に接続されており、冷媒回路10の一部としての室外側冷媒回路10aを構成している。
室外機2は、室外側冷媒回路10aを構成する室外側冷媒回路構成部品(後述)と、室外ファン36と、室外機2を構成する各部の動作の制御等を行うための電装品ユニット(図示せず)とを有している。
室外側冷媒回路10aを構成する室外側冷媒回路構成部品としては、主として、アキュムレータ21と、圧縮機22と、四路切換弁23と、室外熱交換器24と、膨張弁25a,25bと、第1閉鎖弁26と、第2閉鎖弁27とがある。
アキュムレータ21は、圧縮機22の吸入口と四路切換弁23との間に接続された冷媒回路10内を循環する低圧冷媒を一時的に溜めるための容器である。アキュムレータ21の出口は、第1吸入管28によって圧縮機22の吸入口に接続されており、アキュムレータ21の入口は、第2吸入管29によって四路切換弁23に接続されている。
圧縮機22は、低圧の冷媒を吸入し圧縮して高圧の冷媒とした後に吐出する機能を有する圧縮機である。圧縮機22の吐出口は、吐出管30によって四路切換弁23に接続されている。
四路切換弁23は、冷房と暖房との切換時に、冷媒の流れの方向を切り換えるための弁であり、冷房時には圧縮機22の吐出口と室外熱交換器24とを接続するとともにアキュムレータ21と第2閉鎖弁27とを接続し、暖房時には圧縮機22の吐出口と第2閉鎖弁27とを接続するとともにアキュムレータ21と室外熱交換器24とを接続することが可能である。四路切換弁23は、第1冷媒配管31によって室外熱交換器24に接続されており、また、第3冷媒配管34によって第2閉鎖弁27に接続されている。
室外熱交換器24は、冷房時には室外空気を熱源とする冷媒の冷却器として機能し、暖房時には室外空気を熱源とする冷媒の加熱器として機能する熱交換器である。室外熱交換器24の一端は、第1冷媒配管31に接続されており、室外熱交換器24の他端は、第2冷媒配管32に接続されている。
膨張弁25a,25bは、冷房時には室外熱交換器24において冷却された高圧の冷媒を熱交換器(熱交換部)51に送る前に減圧し、暖房時には熱交換器51,91において冷却された高圧の冷媒を室外熱交換器24に送る前に減圧することが可能な電動膨張弁である。膨張弁25a,25bは、第1室内機4,第2室内機9と第1閉鎖弁26との間に配置されている。
第1閉鎖弁26は、第2冷媒配管32と第1冷媒連絡管6との接続部分に設けられる弁である。また、第2閉鎖弁27は、第3冷媒配管34と第2冷媒連絡管7との接続部分に設けられる弁である。第2閉鎖弁27は、第3冷媒配管34によって四路切換弁23に接続されている。
室外ファン36は、室外熱交換器24側に空気を取り込む。室外ファン36は、室外ファンモータ36aによって駆動されるプロペラファンであり、室外熱交換器24の前側に配置されている。
電装品ユニットは、主として、圧縮機モータ22aや室外ファンモータ36a等の回転数を制御する。
<第1室内機4,第2室内機9>
次に、第1室内機4、第2室内機9の構成について説明する。
第1室内機4と第2室内機9とは、図1に示すように、第1冷媒連絡管6および第2冷媒連絡管7を介して室外機2に接続されており、同一の冷媒回路10の一部として室内側冷媒回路10bを構成している。さらに、第1室内機4と第2室内機9とは、図5に示すように、第1配管71を介して、第2室内機9において発生するドレンを第1室内機4に導くように構成されている。
第1室内機4は、天井70に開口する設置用開口部に埋め込んで据え付けられる天井埋込型の第1室内機4として構成されている。第1室内機4は、図2〜図5に示すように、ケーシング40内に、主に、ファン45と、熱交換器51と、ドレンパン52と、ドレンポンプ53と、フロートスイッチ(検知部)54とが収納され、ケーシング40には、排出側ドレンソケット(排出部)55と、受入側ドレンソケット56とが取り付けられている。
ケーシング40は、図2に示すように、下方に向かって開口する箱形の本体ケーシング41と、本体ケーシング41の底面開口部を覆う化粧パネル42とを有している。本体ケーシング41は、天板41aと、天板41aの外縁部から下方へ延びる側板41bとを有している。化粧パネル42は、図3に示すように、略正方形状の板部材により構成されている。そして、化粧パネル42は、本体ケーシング41の側板41bの下端部に取付けられ、その周縁部が天井70の下面に当接するように、天井70に沿って取り付けられている。化粧パネル42の略中央部には、図3に示すように、吸込口43が開口している。吸込口43には、室内空気に含まれる塵埃等の浮遊物を除去するためのエアフィルタ44(図2参照)が設けられている。また、化粧パネル42には、図3に示すように、4つの吹出口42aが形成されている。吹出口42aは、吸込口43の外側で、化粧パネル42の4つの辺に沿って延びるように、細長い長方形状に形成されている。吹出口42aには、吹出口42aに沿って延びる略長方形板状のフラップ47が設けられている。
ファン45は、図2に示すように、ケーシング40の内部の略中央位置に配設され、ファンモータ46を介してケーシング40に取り付けられている。そして、ファン45は、ファンモータ46の駆動力により回転駆動し、吸込口43から吸い込んだ空気を、ファン45の径方向外側へ送り出すようになっている。
熱交換器51は、図2,図3に示すように、ファン45の周りを囲うように配設されている。熱交換器51は、冷媒連絡管6、7を介して室外機2に接続されている。そして、熱交換器51は、冷房運転時には蒸発器として、また、暖房運転時には凝縮器として作動し、ファン45から送り出される空気を冷却、または、加熱することで空調空気を生成するように構成されている。
ドレンパン52は、図2に示すように、熱交換器51の下方に設けられており、熱交換器51において発生するドレンを受け止めて貯留する。
ドレンポンプ53は、図3,図4に示すように、ドレンパン52に貯留されたドレンをポンプアップして排水するためのポンプであって、ドレンパン52の上方に設けられている。
フロートスイッチ54は、ドレンを検知するセンサであって、図3,図4に示すように、ドレンパン52の底部52aより鉛直上方に所定距離離れた位置に配置されている。これにより、所定の量のドレンがドレンパン52に貯められると、ドレンがフロートスイッチ54を動作させる構成となっている。
排出側ドレンソケット55は、ドレンを排水処理空間に導くための第2配管72に接続するためのソケットであって、図3,図4に示すように、側板41bの上方に配置されている。これにより、ドレンパン52に貯留されたドレンは、ドレンポンプ53によってドレンアップされ、排出側ドレンソケット55、第2配管72を介して、排水処理空間に向けて排出される。
受入側ドレンソケット56は、第2室内機9において発生するドレンを排出する第1配管71に接続するためのソケットであって、図3,図4に示すように、ケーシング40における側板41bの下方に配置されている。そして、受入側ドレンソケット56は、図6(a)、図6(b)に示すように、管路部57と、取付部58とを有している。管路部57は、第2室内機9で発生するドレンを排出する第1配管71と接続可能に形成されている。取付部58は、ケーシング40における側板41bに取り付けるための部位であって、取付ネジ用のネジ孔58aを有している。そして、取付部58は、図6(a)、図6(b)に示すように、ネジ59によって側板41bに取り付けられる。これにより、第2室内機9において発生するドレンは、第1配管71、管路部57を介してドレンパン52に導かれる。また、受入側ドレンソケット56は、排出側ドレンソケット55に比べて、鉛直方向下方に配置されている。
第2室内機9は、受入側ドレンソケット56を有していない点を除いて、上述した第1室内機4と同様に構成されている。よって、ここでは、第2室内機9の説明は省略する。以下、第1室内機4における熱交換器を第1熱交換器51、第2室内機9における熱交換器を第2熱交換器91、第1室内機4におけるドレンパンを第1ドレンパン52、第2室内機9におけるドレンパンを第2ドレンパン92、第1室内機4におけるドレンポンプを第1ドレンポンプ53、第2室内機9におけるドレンポンプを第2ドレンポンプ93、第1室内機4におけるフロートスイッチを第1フロートスイッチ54、第2室内機9におけるフロートスイッチを第2フロートスイッチ94、第1室内機4における排出側ドレンソケットを第1排出側ドレンソケット55、第2室内機9における排出側ドレンソケットを第2排出側ドレンソケット95と示す。
ここで、第1室内機4に受入側ドレンソケット56を取り付ける方法について説明する。
設置場所に出荷されてくる第1室内機4は、受入側ドレンソケット56を取り付け可能に形成されている受入部60を備えている。受入部60は、図7(a)、図7(b)に示すように、開口部61と、蓋部62と、取付部63とを有している。開口部61は、受入側ドレンソケット56における管路部57をケーシング40内部に導く孔であって、側板41bの一部に形成されている。蓋部62は、開口部61に嵌合可能な形状を有している。取付部63は、蓋部62と一体に成形または固定されており、取付ネジ用のネジ孔63aを有している。そして、蓋部62と取付部63とは、図7(a)、図7(b)に示すように、蓋部62が、開口部61に嵌合された状態で、ネジ64によって側板41bに取り付けられている。
第1室内機4は、上記に示すような受入部60を有していることにより、設置場所において、受入側ドレンソケット56を容易に取り付けることが可能となる。すなわち、現地において本実施形態の空気調和システム1を施工する者は、まず、受入部60においてネジ64で固定されている蓋部62および取付部63を取り外す。そして、図6(a)に示すように、管路部57と取付部58とを有する受入側ドレンソケット56を取り付ける。
<第1室内機および第2室内機における運転制御>
本実施形態の空気調和システム1においては、第2室内機9で発生するドレンを第1室内機4に導いて、第1室内機4の第1ドレンポンプ53によって排水処理空間に排出している。このため、第1室内機4が停止していると第1ドレンポンプ53が動作せず、第1ドレンパン52にドレンが貯留されていく。そして、第1ドレンパン52からドレンが溢れ出すという問題が発生する。
そこで、本実施形態の空気調和システム1においては、コントローラ80に第1ドレンポンプ53を制御する第1制御部81を設け、第1フロートスイッチ54を常時検知できる状態にしている。すなわち、第1制御部81は、図8に示すように、第1室内機4の第1フロートスイッチ54が作動すると、第1ドレンポンプ53を運転させるように制御する。これにより、第1ドレンパン52からドレンが溢れる前に、第1ドレンポンプ53を運転させドレンを排出させることが可能となる。また、第1制御部81が、上記条件によって第1ドレンポンプ53を運転させるかさせないかは、第1リモコン83によって設定することができる。これにより、任意に上記設定をすることが可能となる。
さらに、本実施形態の空気調和システム1においては、コントローラ80に第2制御部82を設けている。第2制御部82は、図9に示すように、第1室内機4におけるフロートスイッチ54が作動したまま所定時間を経過したことを検知すると、第2室内機9の第2ドレンポンプ93の運転を停止させるように制御する。すなわち、第2制御部82は、フロートスイッチ54の作動状態に基づいて第1ドレンポンプ53が機能していないことを判断し、第2室内機9の第2ドレンポンプ93の運転を停止させるように制御している。これにより、第2室内機9から排出されてくるドレンを止めることができるので、第1ドレンパン52からドレンが溢れることを防止することが可能となる。また、第2制御部82が、上記条件によって第2ドレンポンプ93を運転させるかさせないかは、第1リモコン83によって設定することができる。これにより、任意に上記設定をすることが可能となる。
[空気調和システム1の特徴]
(1)
本実施形態の空気調和システム1は、第2室内機9において発生するドレンを第1室内機4に導き、第1室内機4において発生するドレンと一緒に排水処理空間に排出している。
従来より、室内ユニットから配管を用いてドレンを排出する場合、例えば、1/100以上の下り勾配を設ける必要がある。そして、コンクリート梁等がある場合、コンクリート梁を避けるための配管をする必要があり、上記勾配等の規制により遠くの位置にまで良好に配管を施工することは難しい。
これらの課題に対して、本実施形態の空気調和システム1では、第2室内機9において発生するドレンを排出する第1配管71の距離を、第2室内機9から排水処理空間に直接導くよりも短くすることを可能としている。具体的には、図5に示すように、第2室内機9から第1室内機4にまで第1配管71を導けばよいので、直接排水処理空間に導くよりも、ドレン配管の長さを短くすることができる。また、第1室内機4の第1ドレンポンプ53で一度ドレンアップすることができるので、より遠くの排水処理空間にまでドレン配管を伸ばすことが可能となる。
これにより、所定の排水勾配を確保するための施工に対する自由度を高めることが可能となる。そして、例えば、図19に示すように、第1配管71の経路上に存在するコンクリート梁Bを回避しても、所定の排水勾配を確保することが可能となる。この結果、空気調和システム1の第2室内機9で生成されたドレンを確実に排水処理空間へ排出させることが可能となる。
(2)
本実施形態の空気調和システム1における第1室内機4は、他の室内ユニット(本実施形態においては第2室内機9)において発生したドレンをケーシング40内部に導き入れるための受入部60が、ケーシング40における側板41bに設けられている。これにより、第2室内機9において発生したドレンを第1室内機4に導き入れることを可能としている。
(3)
本実施形態の空気調和システム1では、第2室内機9の第2ドレンパン92から第2ドレンポンプ93によってドレンを吸い上げて、第1配管71を介して第1室内機4の第1ドレンパン52に導いている。そして、第1室内機4に導かれたドレンおよび第1熱交換器51で発生するドレンが貯留される第1ドレンパン52から第1ドレンポンプ53によってドレンを吸い上げて、第2配管72を介して排水処理空間にドレンを導いている。
これにより、第1配管71の距離を短くして所定の排水勾配を確保するための施工に対する自由度を高めることが可能となる。この結果、空気調和システム1の第2室内機9で生成されたドレンを確実に排水処理空間へ排出させることが可能となる。
[他の実施形態]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(A)
上記実施形態の空気調和システム1では、受入側ドレンソケット56が、図6(a)、図6(b)に示すように、管路部57と取付部58とから形成されている例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、図10に示すように、受入側ドレンソケット200は、管路部201と、取付部202と、誘導部203と、圧力逃がし部204と、ネット205と、フレキシブル部206とを備えていてもよい。管路部201は、第2室内機9で発生するドレンを排出する第1配管71と接続可能に形成されている。取付部202は、ケーシング40における側板41bに取り付けるための部位であって、図示しないネジによって側板41bに取り付けられる。誘導部203は、ゴム板であって、管路部201の最下流側先端部に取り付けられ、第1ドレンパン52の底部52aと接触している。これにより、管路部201から排出されるドレンは、誘導部203を伝って第1ドレンパン52に流れ込むようになるので、落下により発生する音を防止することが可能となる。圧力逃がし部204は、第1室内機4と第2室内機9とを連結する第1配管71内の圧力を下げるために設けられている第1配管71の開口部分である。これにより、第1室内機4側と第2室内機9側とを第1配管71で連通させることによって発生する第2室内機9側における空気の漏れ音等を防止している。そして、圧力逃がし部204の開口端部204aは、鉛直方向下側を向いている。これにより、開口端部204aから異物が入ることを防止している。また、開口端部204aは、ネット205で覆われている。これにより、開口端部204aから異物が入ることをさらに確実に防止することが可能としている。フレキシブル部206は、管路部201の長手方向に伸縮あるいは屈曲可能な部位であって、圧力逃がし部204よりもドレン排水方向において上流側に配置されている。これにより、施工時に、ドレンソケット200の上流端の位置を鉛直方向あるいは水平方向に自由に移動させることができるので、第1配管71と容易に接続することが可能となる。なお、フレキシブル部206は、管路部201の長手方向に伸縮および屈曲が可能であってもよい。
以上に示した構造の受入側ドレンソケット200を接続することにより、第2室内機9において発生するドレンは、第1配管71、フレキシブル部206、管路部201を介して第1ドレンパン52に導かれるようになる。
また、図11に示すように、受入側ドレンソケット210は、管路部211と、取付部212と、誘導部203と、トラップ部214と、抗菌剤格納部(格納部)215とを備えていてもよい。管路部211は、第2室内機9で発生するドレンを排出する第1配管71と接続可能に形成されている。取付部212は、ケーシング40における側板41bに取り付けるための部位であって、図示しないネジによって側板41bに取り付けられる。誘導部213は、鎖であって、管路部211の最下流側先端部に取り付けられ、第1ドレンパン52の底部52aと接触している。これにより、管路部211から排出されるドレンは、誘導部213を伝って第1ドレンパン52に流れ込むようになるので、落下により発生する音を防止することが可能となる。トラップ部214は、管路部211の一部を屈曲させてドレンを溜めることができるように形成されている。これにより、トラップ部214部に溜められるドレンによって空気の逆流を遮断している。この結果、第1室内機4側と第2室内機9側とを第1配管71で連通させることによって発生する第2室内機9側における空気の漏れ音等を防止することが可能となる。抗菌剤格納箱(格納部)215は、抗菌剤216を格納するための箱部であって、管路部211またはトラップ部214と面する部位がスリット状に形成されている。これにより、トラップ部214に溜められるドレンと抗菌剤216とが接触することが可能となり、トラップ部214内のドレンを清潔に保つことを可能としている。
以上に示した構造の受入側ドレンソケット210を接続することにより、第2室内機9において発生するドレンは、第1配管71、トラップ部214、管路部211を介して第1ドレンパン52に導かれるようになる。
また、図12に示すように、受入側ドレンソケット220は、管路部221と、取付部222と、誘導部223と、逆止弁224とを備えていてもよい。管路部221は、第2室内機9で発生するドレンを排出する第1配管71と接続可能に形成されている。取付部222は、ケーシング40における側板41bに取り付けるための部位であって、側板41bに管路部211の直径と同サイズの図示しないネジによって側板41bに取り付けられる。誘導部223は、ひもであって、管路部221の最下流側先端部に取り付けられ、第1ドレンパン52の底部52aと接触している。これにより、管路部221から排出されるドレンは、誘導部223を伝って第1ドレンパン52に流れ込むようになるので、落下により発生する音を防止することが可能となる。逆止弁224は、管路部221の一部に配置されており、ドレンの排出方向における下流側から上流側に、空気、ドレン等の流体が逆流することを防止している。これにより、第1室内機4側と第2室内機9側とを第1配管71で連通させることによって発生する第2室内機9側における空気の漏れ音等を防止することが可能となる。
以上に示した構造の受入側ドレンソケット220を接続することにより、第2室内機9において発生するドレンは、第1配管71、逆止弁224、管路部221を介して第1ドレンパン52に導かれるようになる。
(B)
上記実施形態の空気調和システム1では、第1制御部81は、第1室内機4のフロートスイッチ54が作動すると、第1ドレンポンプ53を運転させるように制御する例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、第1制御部81は、第2室内機9の冷房運転に合わせて、第1ドレンポンプ53を運転するように制御してもよい。また、第1制御部81が、第2室内機9の冷房運転に合わせて、第1ドレンポンプ53を運転させるかさせないかは、第1リモコン83によって設定することができる。この場合も、上記の実施形態に係る空気調和システム1と同様の効果を得ることができる。
(C)
上記実施形態の空気調和システム1では、第2制御部82は、第1室内機4のフロートスイッチ54が作動したまま所定時間を経過したことを検知すると、第2室内機9の第2ドレンポンプ93の運転を停止させるように制御する例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、第2制御部82は、第1室内機4のフロートスイッチ54が作動したまま所定時間を経過したことを検知すると、第2室内機9の冷房運転を停止させるように制御してもよい。この場合であっても、上記の実施形態に係る空気調和システム1と同様の効果を得ることができる。
(D)
上記実施形態の空気調和システム1では、第1室内機4あるいは第2室内機9を制御して、第1ドレンパン52からドレンが溢れ出ることを防止する例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、図13に示すように、第1室内機4と第2室内機9とを連通する第1配管71に、第1配管71における流量を調整可能な電磁弁73を設けて、第1室内機4のフロートスイッチ54が作動したまま所定時間を経過したことを検知すると、第1制御部81は、電磁弁73を弁閉させるように制御してもよい。この場合であっても、第1ドレンパン52からドレンが溢れ出ることを防止することができる。
(E)
上記実施形態の空気調和システム1では、第1室内機4と第2室内機9とを制御上つなげて、第1ドレンパン52からドレンが溢れ出ることを防止する例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、図13に示すように、第1室内機4と第2室内機9とを連通する第1配管71に、第1配管71における流量を調整可能な電磁弁73を設ける。そして、第1室内機4と電磁弁73とを連動させることにより、第1室内機4と第2室内機9とを制御上つなげずに、第1ドレンパン52からドレンが溢れ出ることを防止することが可能となる。すなわち、それぞれの室内機4,9における個々の制御によって、第1室内機4におけるドレンの漏れを防止することが可能となる。
具体的には、第1室内機4のフロートスイッチ54が異常を検知すると、第1室内機4の運転を強制的に停止させる。ここで、第1配管71上に配置された電磁弁73を弁閉する。これにより、第1配管71内をドレンが流れず、第2室内機9の第2ドレンパン92の水位が上昇するようになる。そして、第2室内機9に設けられたフロートスイッチ(図示せず)が異常を検知すると、第2室内機9の運転を強制的に停止させる。この場合であっても、上記の実施形態に係る空気調和システム1と同様の効果を得ることができる。
(F)
上記実施形態の空気調和システム1では、設置場所に出荷されてくる第1室内機4が、図7(a)、図7(b)に示すような受入部60を備えている例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、図14(a)、図14(b)に示すように、受入部160は、ケーシング40の側板41bに形成されたスリット穴部162と、取付ネジ用のネジ孔163aを有していてもよい。この場合、現地において本実施形態の空気調和システム1を施工する者は、まず、スリット穴部162をカットし、側板41bに開口部を設ける。そして、図6(a)に示すように、管路部57と取付部58とを有する受入側ドレンソケット56を取り付ける。この場合も、上記の実施形態に係る空気調和システム1と同様の効果を得ることができる。
(G)
本発明の空気調和システム1では、図15、図16に示すように、第1室内機4が、自然蒸発式加湿器(加湿器)100を別途備えていてもよい。
以下、自然蒸発式加湿器100について説明する。なお、ここでは、第1室内機4と共通する部位の説明は省略する。
自然蒸発式加湿器100は、図15、図16に示すように、加湿エレメント101と、給水パン102と、ドレンパン103と、ドレン配管104とを有している。加湿エレメント101は、ファンモータ46側から吹き出されてくる空調空気を加湿する。給水パン102は、加湿エレメント101に水を供給する。ドレンパン103は、加湿エレメント101および給水パン102の下方に配置されており、加湿エレメント101において発生するドレンを集水する。ドレン配管104は、ドレンパン103に集水されたドレンを第1室内機4におけるケーシング内部に導く。
ここで、受入側ドレンソケット56は、第1配管71およびドレン配管104の両方からのドレンをケーシング40内部に導くことを可能としている。本実施形態の空気調和システム1においては、第1配管71とドレン配管104とを合流させた後に、受入側ドレンソケット56に接続している。これにより、自然蒸発式加湿器100を備えた空気調和システムであっても、別途、自然蒸発式加湿器100用の排水設備を設けることなく、ドレンを処理することが可能となる。
さらに、自然蒸発式加湿器100は、第1配管71とドレン配管104とを合流させた後に、受入側ドレンソケット56に接続する例を挙げて説明したが、これに限定されるものではない。
例えば、図17に示すように、自然蒸発式加湿器100におけるケーシング105に、図6(a)、図6(b)に示すようなドレンソケット56を取り付けて、第1配管71からのドレンをドレンパン103に導くようにしてもよい。
(H)
上記実施形態の空気調和システム1では、第1配管71を第1室内機4に接続するために受入側ドレンソケット56を介して取り付ける例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、受入側ドレンソケット56を介さなくても、第1配管71を直接、第1室内機4におけるケーシング40内部に導いてもよい。この場合も、上記の実施形態に係る空気調和システム1と同様の効果を得ることができる。
(I)
上記実施形態の空気調和システム1では、第2室内機9が第2ドレンポンプ93を有している例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
第2室内機9は、図18に示すように、第2ドレンパン92から第1配管71を介して自然排水するように構成してもよい。この場合も、上記の実施形態に係る空気調和システム1と同様の効果を得ることができる。
(J)
上記実施形態の空気調和システム1では、第1室内機4と第1配管を介して接続されている室内ユニットが、第2室内機9の1基である例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、ドレン配管の上流側に配置される室内ユニットは、2基以上であってもよい。また、ドレン配管の下流側に配置される室内ユニットも、2基以上であってもよい。また、第1室内機と第2室内機とは、同一冷媒内に配置されていなくてもよい。
本発明の一実施形態に係る空気調和システムの概略構成図。 図1の空気調和システムに含まれる第1室内機および第2室内機の断面図。 図1の空気調和システムに含まれる第1室内機および第2室内機の平面図。 図3の第1室内機のドレンポンプ周辺の拡大断面図。 図1の空気調和システムに含まれる第1室内機および第2室内機の配置方法を示した説明図。 (a),(b)は、図3の第1室内機の受入側ドレンソケット周辺の拡大断面図、拡大斜視図。 (a),(b)は、図3の第1室内機の受入部周辺の拡大断面図、拡大斜視図。 本発明の一実施形態に係る空気調和システムの機能ブロック図。 本発明の一実施形態に係る空気調和システムの機能ブロック図。 本発明の他の実施形態に係る空気調和システムに含まれる受入側ドレンソケットの断面図。 本発明の他の実施形態に係る空気調和システムに含まれる受入側ドレンソケットの断面図。 本発明の他の実施形態に係る空気調和システムに含まれる受入側ドレンソケットの断面図。 本発明の他の実施形態に係る空気調和システムを示した説明図。 (a),(b)は、本発明の他の実施形態に係る空気調和システムに含まれる第1室内機の受入部周辺の拡大断面図、拡大斜視図。 本発明の他の実施形態に係る空気調和システムに含まれる第1室内機の平面図。 本発明の他の実施形態に係る空気調和システムに含まれる第1室内機の断面図。 本発明の他の実施形態に係る空気調和システムに含まれる第1室内機の断面図。 本発明の他の実施形態に係る空気調和システムを説明する説明図。 本発明の実施形態に係る空気調和システムを説明する説明図。
1 空気調和システム
2 室外機
4 第1室内機
6 第1冷媒連絡管
7 第2冷媒連絡管
9 第2室内機
10 冷媒回路
10a 室外側冷媒回路
10b 室内側冷媒回路
40 ケーシング
41 本体ケーシング
41a 天板
41b 側板
42 化粧パネル
42a 吹出口
43 吸込口
44 エアフィルタ
45 ファン
46 ファンモータ
47 フラップ
51 第1熱交換器(第1熱交換部)
52 第1ドレンパン
52a 底部
53 第1ドレンポンプ
54 第1フロートスイッチ(検知部)
55 排出側ドレンソケット(排出部)
56 受入側ドレンソケット
57 管路部
58 取付部
58a ネジ孔
59 ネジ
60 受入部
61 開口部
62 蓋部
63 取付部
63a ネジ孔
64 ネジ
70 天井
71 第1配管
72 第2配管
73 電磁弁
80 コントローラ
81 第1制御部
82 第2制御部
83 第1リモコン
84 第2リモコン
91 第2熱交換器(第2熱交換部)
92 第2ドレンパン
93 第2ドレンポンプ
94 第2フロートスイッチ
95 排出側ドレンソケット(排出部)
100 自然蒸発式加湿器(加湿器)
101 加湿エレメント
102 給水パン
103 ドレンパン
104 ドレン配管
105 ケーシング
160 受入部
162 スリット穴部
163a ネジ孔
200,210,220 受入側ドレンソケット
201,211,221 管路部
202,212,222 取付部
203,213,223 誘導部
204 圧力逃がし部
204a 開口端部
205 ネット
206 フレキシブル部
214 トラップ部
215 抗菌剤格納箱(格納部)
216 抗菌剤
224 逆止弁

Claims (26)

  1. 熱交換部(51)および前記熱交換部で発生したドレンを排出するためのドレンポンプ(53)がその内部に収納されるケーシング(40)を有する第1室内機(4)と、第2室内機(9)と、の少なくとも2つの室内機を含む空気調和システム(1)のドレン排水方法であって、
    前記ドレンを前記ケーシング外部に排出するための排出部(55)と、前記排出部よりも鉛直方向下方において前記第2室内機(9)において発生したドレンを前記ケーシング内部に導き入れるための受入部(60)と、を前記ケーシングに設け、
    前記第2室内機において発生するドレンを第1配管(71)および前記受入部を介して前記第1室内機に導き、前記第1室内機から前記排出部および第2配管(72)を介して排水処理空間に前記ドレンを排水する、ドレン排水方法。
  2. 熱交換部(51)と、前記熱交換部で発生したドレンを排出するためのドレンポンプ(53)とがケーシング(40)に収納されている空気調和装置の室内機(4)であって、
    前記ドレンを前記ケーシング外部に排出するための排出部と(55)、他の空気調和装置の室内機(9)において発生したドレンを前記ケーシング内部に導き入れるための受入部(60)と、が前記ケーシングに設けられ、
    前記受入部は、前記排出部よりも鉛直方向下方に配置される、
    空気調和装置の室内機(4)。
  3. 前記受入部は、前記他の空気調和装置の室内機において発生したドレンが排出されてくる配管(71)に接続するためのドレンソケット(56,200,210,220)を取り付け可能に形成されている、
    請求項2に記載の空気調和装置の室内機。
  4. 前記ケーシングより吹き出す空調空気を加湿する加湿器(100)をさらに備えており、
    前記受入部は、前記加湿器において発生するドレンを前記ケーシング内に導くことも可能である、
    請求項2または3に記載の空気調和装置の室内機。
  5. 第1熱交換部(51)と、前記第1熱交換部の下方に配置されドレンを貯留する第1ドレンパン(52)と、前記第1ドレンパンに貯留された前記ドレンを排出する第1ドレンポンプ(53)とを有している第1室内機(4)と、
    第2熱交換部(91)と、前記第2熱交換部の下方に配置されドレンを貯留する第2ドレンパン(92)とを有している第2室内機(9)と、
    前記第2室内機から排出される前記ドレンを前記第1室内機の前記第1ドレンパンに導く第1配管(71)と、
    前記第1ドレンポンプによって排出された前記ドレンを排水処理空間に導く第2配管(72)と、
    前記第2室内機の運転状況に基づいて前記第1ドレンポンプを制御する第1制御部(81)と、を備え、
    前記第1制御部は、前記第2室内機が冷房運転を行っている間、前記第1ドレンポンプの運転を行わせる、
    空気調和システム(1)。
  6. 前記第1室内機は、前記第1ドレンパンにおける水位異常を検知する検知部(54)をさらに有している、
    請求項5に記載の空気調和システム。
  7. 前記第1制御部は、前記検知部が水位異常を検知した時、前記第1ドレンポンプを運転させる、
    請求項6に記載の空気調和システム。
  8. 前記第1制御部の制御内容を設定可能である第1設定部(83)をさらに備えており、
    前記制御内容は、前記第2室内機が冷房運転を行っている間、前記第1ドレンポンプの運転を行わせるかどうかである、
    請求項5に記載の空気調和システム。
  9. 前記検知部の検知結果に基づいて前記第2室内機を制御する第2制御部(82)をさらに備えている、
    請求項6に記載の空気調和システム。
  10. 前記第2制御部は、前記検知部が水位異常を検知した時、前記第2室内機の冷房運転を停止、あるいは、前記第2室内機に前記第2ドレンパンに貯留された前記ドレンを排出する第2ドレンポンプが設置されていた場合には、第2ドレンポンプを停止させる、
    請求項9に記載の空気調和システム。
  11. 前記第2制御部の制御内容を設定可能である第2設定部(83)をさらに備えており、
    前記制御内容は、前記検知部が水位異常を検知した時、前記第2室内機の冷房運転を停止させるかどうか、あるいは、前記第2室内機に前記第2ドレンパンに貯留された前記ドレンを排出する第2ドレンポンプが設置されていた場合には、前記第2ドレンポンプを停止させるかどうかである、
    請求項9に記載の空気調和システム。
  12. 前記第1配管は、前記第1配管における流量を調整する電磁弁(73)を有しており、
    前記第1制御部は、前記検知部が水位異常を検知した時、前記電磁弁を弁閉する、
    請求項6、7および9から11のいずれか1項記載の空気調和システム。
  13. 前記第1室内機と前記第2室内機とは、同一冷媒系統内(10)に配置されている、
    請求項5から12のいずれか1項に記載の空気調和システム。
  14. 前記第1配管は、前記第1配管内の圧力を下げるための圧力逃がし部(204)を有している、
    請求項5から13のいずれか1項に記載の空気調和システム。
  15. 前記圧力逃がし部の開口端部(204a)は、鉛直方向下方向を向いている、
    請求項14に記載の空気調和システム。
  16. 前記圧力逃がし部の開口端部は、ネット(205)で覆われている、
    請求項14または15に記載の空気調和システム。
  17. 前記第1配管は、前記第1配管の一部を屈曲させて前記ドレンを溜めるためのトラップ部(214)を有している、
    請求項5から13のいずれか1項に記載の空気調和システム。
  18. 前記第1配管は、流体が前記第2室内機側に逆流することを防止する逆止弁(224)を有している、
    請求項5から13のいずれか1項に記載の空気調和システム。
  19. 第1室内機(4)および第2室内機(9)の少なくとも2つの室内機を含む空気調和システム(1)の前記室内機に取り付けられるドレンソケット(56,200,210,220)であって、
    前記第2室内機において発生するドレンを排出する前記第2室内機から伸びる配管(71)の先端と接続し、前記第1室内機におけるケーシング(40)内部に前記ドレンを導き入れるための管路部(201,211,221)と、
    前記第1室内機における前記ケーシングに取り付けるための取付部(202,212,222)と、
    を備え
    前記管路部は、前記管路部における下流側先端に、前記第1室内機において前記ドレンを貯留するドレンパン(52)と接触する誘導部(203,213,223)を有する、ドレンソケット。
  20. 前記管路部は、前記配管内の圧力を下げるための圧力逃がし部(204)を有している、
    請求項19に記載のドレンソケット。
  21. 前記圧力逃がし部の開口端部(204a)は、鉛直方向下方向を向いている、
    請求項20に記載のドレンソケット。
  22. 前記圧力逃がし部の開口端部は、ネット(205)で覆われている、
    請求項20または21に記載のドレンソケット。
  23. 前記管路部は、前記管路部の一部を屈曲させて前記ドレンを溜めるためのトラップ部(214)を有している、
    請求項19に記載のドレンソケット。
  24. 前記管路部は、前記トラップ部に隣接する位置に抗菌剤(216)を格納する格納部(215)を有しており、
    前記格納部は、前記トラップ部に溜められる前記ドレンと前記抗菌剤とが接触するように形成されている、
    請求項23に記載のドレンソケット。
  25. 前記管路部は、流体が前記他の空気調和装置の室内機側に逆流することを防止するための逆止弁(224)を有している、
    請求項19に記載のドレンソケット。
  26. 前記管路部は、前記管路部の長手方向に伸縮および屈曲の少なくとも一方が可能なフレキシブル部(206)を有している、
    請求項19から25のいずれか1項に記載のドレンソケット。
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