JP4544223B2 - 空気調和装置 - Google Patents

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本発明は、空気調和装置に関し、特に、電算機室で用いられる空気調和装置に関する。
一般に、空気調和装置のケーシングの内部には、熱交換器が設けられている。さらに、空気調和装置のケーシングの内部には、熱交換器の表面において空気中に含まれる水分が結露することにより発生するドレン水を回収するためのドレンパンが設けられることが多い。ドレンパンにより回収されたドレン水は、ドレンパンの底に形成された排水口を通じてドレン管へと導かれ、ドレン管を通ってケーシングの外部へと排出される。
ところで、ドレン水にはケーシングの内部の塵や埃などが混入することがあり、こうした塵や埃は排水口を詰まらせたり、排水口まわりを汚染したりする原因となり得る。排水口の詰まりなどによってドレン水を適切にケーシングの内部から排出できない場合には、ドレンパンから溢れ出たドレン水がケーシングの内部の部品に付着して故障を招いたり、あるいは、汚染されたドレン水が空調された空気とともに室内に送られたりするなどといった不具合がもたらされる可能性がある。特に、電算機室に設置される空気調和装置にあっては、ドレン水を適切に排出し、上記不具合を回避することが重要である。
そこで、特許文献1では、ケーシングに透明または半透明の小窓を形成し、外部からドレンパンの排水口まわりを点検することを可能にしている。
特開2002−243191号公報
しかしながら、近年、空気調和装置の小型化が進んでおり、空気調和装置のケーシングの内部に収容されるべき各部品が他の部品の合間を縫うようにして配置されることがある。例えば、ドレンパンがケーシングの中央付近に配置され、かつ、ドレンパンとケーシングのメンテナンス面部との間に別の部品が配置されてしまうと、メンテナンス作業者はドレンパンの排水口まわりを点検することが困難になってしまう。なお、メンテナンス面部とは、ケーシングの内部に収容されている各種部品のメンテナンスを可能にするためのケーシングの一側面であって、例えば、開閉可能な扉形状となっていたり、取り外し可能となっていたり、内部を視認するための小窓が設けられていたりするものである。
本発明の課題は、ドレンパンの排水口まわりを容易に点検することが可能な空気調和装置を提供することにある。
第1発明に係る空気調和装置は、ケーシングと、熱交換器と、ドレンパンと、部品とを備える。ケーシングは、メンテナンス面部を有する。熱交換器は、ケーシングの内部に配置される。ドレンパンは、ケーシングの内部に配置され、受け取り部と、延長部とを有する。受け取り部は、熱交換器において発生するドレン水を受け取る。延長部は、受け取り部に連通し、受け取り部からメンテナンス面部側へと延びる。上記部品は、メンテナンス面部側から受け取り部へのアクセスを妨げるように、メンテナンス面部と受け取り部との間に固定的に配置される。延長部には、受け取り部が受け取ったドレン水をドレン管へと排水する排水口が形成されている。ドレン管は、ケーシングの外部に連通する。
この空気調和装置では、熱交換器や熱交換器において発生するドレン水を回収するドレンパンなどの各種部品がケーシングの内部に収容されている。ドレンパンは、その一部分(延長部)が、その他の一部分であって熱交換器において発生するドレン水を受け取るための部分(受け取り部)からメンテナンス面部側に向かって延びた構造となっている。この受け取り部は、メンテナンス面部側から見てある部品の奥側にあり、この延長部には、ドレン水をドレン管に案内する排水口が形成されている。これにより、この空気調和装置では、ドレンパンのドレン水を受け取るための受け取り部がケーシングのメンテナンス面部側から見てある部品の奥側にあり、作業者によりアクセスされ難い位置に配置されている場合であっても、ドレンパンの排水口まわりを容易に点検することができる。
第2発明に係る空気調和装置は、第1発明に係る空気調和装置であって、蓋部をさらに備える。蓋部は、皿形状の延長部の少なくとも一部分の蓋をする。蓋部は、取り外し可能である。
この空気調和装置では、取り外し可能な蓋部によりドレンパンの延長部が蓋をされる。これにより、この空気調和装置では、ケーシングの内部に生じている気流によって延長部に溜まっているドレン水が飛散することを抑制しつつ、排水口まわりの点検時には蓋部を取り外して排水口まわりの様子を容易に視認することができる。
第3発明に係る空気調和装置は、第1発明または第2発明に係る空気調和装置であって、上記部品は、第1部分と、第2部分とを有する。第2部分は、第1部分にメンテナンス面部側から見て左右方向に隣接し、第1部分よりも上下方向に長い。延長部は、メンテナンス面部側から見て第2部分に左右方向に隣接し、かつ、第1部分に上下方向に隣接する。
この空気調和装置では、ケーシングのメンテナンス面部とドレンパンの受け取り部との間に配置された部品が、例えば、メンテナンス面部側から見て略矩形形状の4つの角のいずれかに切り欠きを加えた形状をしていてもよいし、略矩形形状の4つの辺のいずれかに切り欠きを加えた形状をしていてもよいし、略矩形形状に孔を開けた形状をしていてもよい。なお、この部品の第1部分と第2部分とは、別体であってもよいし、一体的に形成されていてもよい。そして、この空気調和装置では、メンテナンス面部側から見てこうした切り欠きや孔の部分にドレンパンの延長部が対応している。これにより、この空気調和装置では、ドレンパンの排水口まわりへのアクセスがより容易になる。
第4発明に係る空気調和装置は、第3発明に係る空気調和装置であって、延長部と第1部分との間には、メンテナンス面部側から見て空隙が存在している。
この空気調和装置では、メンテナンス面部側から見てドレンパンの延長部の上方または下方に空隙が存在している。これにより、この空気調和装置では、ドレンパンの排水口まわりへのアクセスがより容易になる。
第5発明に係る空気調和装置は、第1発明から第4発明のいずれかに係る空気調和装置であって、熱交換器は、上下方向から見てメンテナンス面部と直交する方向の断面視形状がV字形状である。
一般に、V字形状の熱交換器では、V字の頂点部分に沿ってドレンパンの受け取り部が配置されることになる。したがって、V字形状の熱交換器を備える空気調和装置では、ドレンパンの受け取り部が相対的にケーシングの中央付近に配置されることになる。一方、第5発明に係る空気調和装置では、ドレンパンの受け取り部がケーシングの中央付近に配置されている場合であっても、ドレンパンの排水口まわりを容易に点検することができる。
第6発明に係る空気調和装置は、第1発明から第5発明のいずれかに係る空気調和装置であって、上記部品は、電装品箱である。
この空気調和装置では、ドレンパンの受け取り部とメンテナンス面部との間に電装品箱が存在している。これにより、この空気調和装置では、電装品箱の存在によってメンテナンス面部側からドレンパンの受け取り部へのアクセスが困難な場合であっても、ドレンパンの排水口まわりを容易に点検することができる。
第1発明に係る空気調和装置では、ドレンパンのドレン水を受け取るための受け取り部がケーシングのメンテナンス面部側から見てある部品の奥側にあり、作業者によりアクセスされ難い位置に配置されている場合であっても、ドレンパンの排水口まわりを容易に点検することができる。
第2発明に係る空気調和装置では、ケーシングの内部に生じている気流によって延長部に溜まっているドレン水が飛散することを抑制しつつ、排水口まわりの点検時には蓋部を取り外して排水口まわりの様子を容易に視認することができる。
第3発明に係る空気調和装置では、ドレンパンの排水口まわりへのアクセスがより容易になる。
第4発明に係る空気調和装置では、ドレンパンの排水口まわりへのアクセスがより容易になる。
第5発明に係る空気調和装置は、ドレンパンの受け取り部がケーシングの中央付近に配置されている場合であっても、ドレンパンの排水口まわりを容易に点検することができる。
第6発明に係る空気調和装置では、電装品箱の存在によってメンテナンス面部側からドレンパンの受け取り部へのアクセスが困難な場合であっても、ドレンパンの排水口まわりを容易に点検することができる。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態に係る室内ユニット2(空気調和装置)について説明する。
<第1実施形態>
〔空調システムの全体構成〕
本発明の第1実施形態に係る室内ユニット2を有する空調システム1は、電算機室内の空気を冷却するために用いられる冷房専用の空調システムである。
図1に示されるように、空調システム1は、室内ユニット2と、室内ユニット2に冷媒連絡配管31,34を介して連結される室外ユニット3とを有している。空調システム1は、2系統の冷媒回路を形成しており、これらの2系統の冷媒回路は、同様の構成を有している。室内ユニット2は、電算機室内に設置されており、室外ユニット3は、屋外に設置されている。空調システム1の冷媒回路内を循環するフルオロカーボンなどの冷媒は、室内ユニット2側においては電算機室内の空気との間で熱交換を行い吸熱し、室外ユニット3側においては外気との間で熱交換を行い放熱する。
室内ユニット2は、圧縮機10と、蒸発器11と、膨張弁12と、ファンモータ14と、室内側ファン15とを有している。室外ユニット3は、レシーバ20と、凝縮器21と、ガス側閉鎖弁22と、液側閉鎖弁23と、室外側ファン24とを有している。そして、圧縮機10と、ガス側閉鎖弁22と、凝縮器21と、レシーバ20と、液側閉鎖弁23と、膨張弁12と、蒸発器11とが配管30〜35を介して連結されることにより、空調システム1の冷媒回路が形成されている。
ガス側閉鎖弁22および液側閉鎖弁23は、室外ユニット3側における空調システム1の冷媒回路の末端部に設けられている。ガス側閉鎖弁22は、ガス冷媒連絡配管31およびガス冷媒配管32に連結され、液側閉鎖弁23は、液冷媒連絡配管34および液冷媒配管33に連結されている。これらの閉鎖弁22,23は、室内ユニット2および室外ユニット3を現地に設置する前には閉状態とされており、各ユニット2,3を現地に設置し冷媒連絡配管31,34をそれぞれ閉鎖弁22,23に連結した後に開状態とされる。
以下に、空調システム1の2系統の冷媒回路のうち一方の冷媒回路を例に挙げて、冷媒が空調システム1の冷媒回路内を循環する様子について説明する。なお、図1中、矢印Aは冷媒の流れる方向を示している。
室内ユニット2に電源が投入されると、室内ユニット2側の圧縮機10は、ガス冷媒配管30からガス冷媒を吸入して低圧状態から高圧状態に圧縮し、この高圧状態のガス冷媒を吐出してガス冷媒連絡配管31を介して室外ユニット3側へと送り込む。一方、室外ユニット3側では、室内ユニット2側から送られてきた高圧状態のガス冷媒がガス冷媒配管32を介して凝縮器21へと導かれ、凝縮器21において外気との間で熱交換を行って凝縮する。このとき、室外ユニット3のケーシング(図示せず)の内部には室外側ファン24の駆動によって気流が形成されており、凝縮器21における熱交換が促される状態になっている。凝縮器21において凝縮した液冷媒は、液冷媒配管33を介してレシーバ20に供給される。レシーバ20は、室内ユニット2の運転負荷に応じて発生する余剰冷媒を一時的に溜めるための容器である。続いて、レシーバ20を出た高圧状態の液冷媒は、液冷媒連絡配管34を介して室内ユニット2側の膨張弁12に達し、膨張弁12において低圧状態へと変化する。膨張弁12において低圧状態とされた液冷媒は、液冷媒配管35を介して蒸発器11へと導かれ、蒸発器11において電算機室内の空気との間で熱交換を行って蒸発する。このとき、室内ユニット2のケーシング40(後述する)の内部には室内側ファン15の駆動によって気流が形成されており、蒸発器11における熱交換が促される状態になっている。こうして再び低圧のガス状態となった冷媒は、ガス冷媒配管30を介して圧縮機10の吸入管へと供給される。
〔室内ユニットの全体構成〕
図2は、室内ユニット2の正面図であり、図3は、室内ユニット2の平面図であり、図4は、室内ユニット2の右側面図である。なお、図2においては、ケーシング40の正面板40aが取り外されており、図3においては、天板40eが取り外されており、図4においては、右側面板40cが取り外されている。また、図2〜図4においては、簡単のために、主要部品以外の部品が一部省略されている。
室内ユニット2のケーシング40は、略直方体形状を有しており、主として、正面板40aと、左側面板40bと、右側面板40cと、背面板40dと、天板40eと、底板40fとから構成されている。
正面板40aは、2枚の扉を有しており、これらの2枚の扉は、左右方向の略中央から正面板40aを左右方向に2分するように開く観音開きの扉となっている。これにより、作業者は、正面板40aを開くことにより、ケーシング40の内部に配置されている各種部品のメンテナンス作業を行うことができるようになっている。
左側面板40bは、正面板40a側から見て正面板40aの左側に位置しており、右側面板40cは、正面板40a側から見て正面板40aの右側に位置している。天板40eには、電算機室内の空気をケーシング40の内部に吸い込むための多数のスリットが形成されている。底板40fには、2台の室内側ファン15の下方に開口が形成されており、この開口は、ケーシング40の内部の空間をフリーアクセスの床下の空間に連通させている。
ケーシング40の内部の空間は、3段構成となっており、仮想的に上下方向に並ぶ3つの空間A1〜A3に分割される。各空間A1〜A3は、上下方向におおよそ同じ長さを有している。上段の空間A1には、蒸発器11、ドレンパン17および電装品箱16が配置されており、中段の空間A2には、室内側ファン15およびファンモータ14が2台ずつ配置されており、下段の空間A3には、インバータ圧縮機10aおよび定速圧縮機10bが2台ずつ配置されている。なお、図1中の圧縮機10は、インバータ圧縮機10aと定速圧縮機10bとを組み合わせたものである。
〔主要部品の構成〕
(1)蒸発器
蒸発器11は、クロスフィンチューブ式の熱交換器であり、室内ユニット2を側面板40b,40c側から見て略V字形状を有している。蒸発器11のV字の頂点は、下方を向いている。蒸発器11は、正面板40a側から見て電装品箱16の奥側に配置されており、左右方向におおよそ正面板40aと同じ幅を有している。また、蒸発器11は、右側面板40c側から見て中央に配置されている。
(2)室内側ファンおよびファンモータ
2台の室内側ファン15および2台のファンモータ14は、正面板40a側から見て左右方向に交互に並べられており、最左に室内側ファン15が配置されている。また、2台の室内側ファン15および2台のファンモータ14は、右側面板40c側から見て背面板40dよりに配置されている。室内側ファン15が駆動されると、ケーシング40の内部には気流が形成され、天板40eに形成されているスリットから吸い込まれた空気が底板40fに形成されている開口を介して吹き出されるようになる。
(3)圧縮機
インバータ圧縮機10aは、インバータにより回転数制御が為される容量可変の圧縮機であり、定速圧縮機10bは、オンオフ制御が為される定容量の圧縮機である。2台のインバータ圧縮機10aおよび2台の定速圧縮機10bは、正面板40a側から見て左右方向に交互に並べられており、最左にインバータ圧縮機10aが配置されている。また、4台の圧縮機10a,10bは、右側面板40c側から見て正面板40aよりに配置されている。
(4)ドレンパン
図5(a)および図5(b)は、後述する蓋部材18が取り付けられた状態のドレンパン17を示している。図5(a)および図5(b)中、蓋部材18により隠れるドレンパン17の外形を破線で示している。
ドレンパン17は、板金製の皿形状の導水路であり、蒸発器11の表面において結露したドレン水を回収し、ケーシング40の外部に連通するドレン管41へと案内する役割を果たす。
ドレンパン17は、主として、本体部17aと延長部17bとから構成されており、平面視において略L字形状を有している。延長部17bは、正面板40a側から見て本体部17aの左端から正面板40a側に向けて延びている。本体部17aと延長部17bとは、一体的に形成されており、互いに連通している。
本体部17aは、蒸発器11のV字の頂点部分に沿ってその真下に配置されており、正面板40a側から見て左右方向におおよそ正面板40aと同じ幅を有している(すなわち、正面板40a側から見て左右方向におおよそ蒸発器11と同じ幅を有している)。これにより、本体部17aは、蒸発器11の表面から落下するドレン水を受け取ることができるようになっている。
延長部17bには、排水口19が形成されており、排水口19は、排水口19の真下に配置されているドレン管41に連通している。
本体部17aおよび延長部17bの底面は、排水口19の形成されている位置が最下部となるように、当該位置に向けて傾斜している。これにより、本体部17aにより受け取られたドレン水は、重力に従って排水口19まで自動的に導かれ、排水口19を介してドレン管41へと排水されるようになっている。
延長部17bの上部には、板金製の蓋部材18が取り付けられている。この蓋部材18は、延長部17bのほぼ全面を覆っており、室内側ファン15の駆動によってケーシング40の内部に形成される気流が延長部17bに集められたドレン水を飛散させることを抑制している。
蓋部材18は、図6(a)に示されるように、平面視において略矩形形状を有しており、正面板40aに近接する辺から切り込み18aが形成されている。この切り込み18aは、本体部17aとは別ルートでドレン水を導く配管(図示されない)を延長部17bの上方から延長部17bへと案内するためのものである。
また、蓋部材18には、図6(b)に示されるように、引っ掛け機構18bが設けられている。蓋部材18は、引っ掛け機構18bが皿形状の延長部17bに引っ掛けられることにより、正面板40aから見て左右方向に延長部17bに対して位置合わせがされるようになっている。そして、蓋部材18は、この引っ掛け機構18bにより引っ掛けられた態様で延長部17bの上に載せられているだけであり、容易に取り外すことができるようになっている。すなわち、作業者は、正面板40aを開いて排水口19まわりの点検を行う場合には、蓋部材18を取り外すことにより排水口19まわりの様子を容易に視認することができるようになっている。
(5)電装品箱
電装品箱16は、板金製の箱であり、その内部には、室内ユニット2の運転を制御する制御P板や、インバータ圧縮機10aを制御するインバータ、室内側ファン15を制御するインバータ、端子台などの電装品が収容されている。電装品箱16は、正面板40aに近接する位置に配置されており、正面板40a側から見て左右方向におおよそ正面板40aと同じ幅を有している(すなわち、正面板40a側から見て左右方向におおよそ蒸発器11およびドレンパン17と同じ幅を有している)。
電装品箱16は、主として、第1部分16aと第2部分16bとから構成されている(図2および図3参照)。第1部分16aおよび第2部分16bは、それぞれ略直方体形状を有している。なお、第1部分16aおよび第2部分16bは、電装品箱16の仮想的な分割単位であって、実際には、一体的に形成されている。
第1部分16aは、正面板40a側から見て第2部分16bの左側に存在している。第2部分16bの上下方向の長さは、第1部分16aの上下方向の長さよりも長くなっており、正面板40a側から見た第1部分16aの左右方向の幅は、おおよそ正面板40a側から見たドレンパン17の延長部17bの左右方向の幅と同じになっている。そして、第1部分16aの上辺と第2部分16bの上辺とは、高さ位置が揃えられている。すなわち、全体として、電装品箱16は、略直方体形状の箱の正面板40a側から見て左下の角により小さい略直方体形状の切り欠きを加えた形状を有している。
電装品箱16とドレンパン17とは、平面視においては重ならないようになっている(図3参照)。また、正面板40a側から見ると、電装品箱16の第1部分16aは、ドレンパン17の延長部17bの上方に存在している。これにより、第1部分16aの下方であって、第2部分16bの正面板40a側から見て左下方には、空間S1(図2参照)が形成されている。これにより、作業者が、正面板40a側からドレンパン17の存在する電装品箱16の奥側の空間にアクセスすることが可能になっている。また、この空間S1は、正面板40a側から見ると、第1部分16aの下方であって、ドレンパン17の延長部17bの上方に存在している。すなわち、メンテナンスのために正面板40aを開いた作業者は、空間S1から手を伸ばしてドレンパン17の延長部17bにその上方からアクセスすることが可能であり、蓋部材18を取り外して延長部17bの排水口19まわりの様子を確認することができる。
<特徴>
(1)
上記実施形態では、ドレンパン17が、ドレン水を受け取るための本体部17aと、本体部17aから正面板40a側に向かって延びる延長部17bとを有している。そして、ドレンパン17とドレン管41とを連通させる排水口19が、延長部17bに形成されている。これにより、正面板40a側から排水口19まわりの点検を行う作業者の作業性か向上する。
(2)
上記実施形態では、蓋部材18によってドレンパン17の延長部17bのほぼ全面が蓋をされるようになっており、この蓋部材18は、取り外し可能となっている。これにより、ケーシング40の内部に生じている気流によって延長部17bに溜まっているドレン水が飛散することが抑制されるとともに、排水口19まわりの点検時には作業者が蓋部材18を取り外して排水口19まわりの様子を容易に視認することができるようになっている。
(3)
上記実施形態では、正面板40aとドレンパン17との間に配置された電装品箱16が、正面板40a側から見て略矩形形状の左下の角により小さい略矩形形状の切り欠きを加えた形状を有している。そして、正面板40a側から見てドレンパン17の延長部17bの上方であって、電装品箱16の左下方には、空間S1が形成されている。これにより、作業者は、排水口19の形成されている延長部17bにその上方から容易にアクセスすることができる。
(4)
上記実施形態では、皿形状のドレンパン17の底面が、排水口19まわりが最下部となるような態様で傾斜している。これにより、蒸発器11において発生したドレン水は、重力に従って自動的に延長部17bに形成されている排水口19に集められ、ドレン管41へと排水されるようになっている。
<変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(A)
本発明に係る空気調和装置は、室内ユニットではなく室外ユニットであってもよい。また、電算機室用でなくてもよい。
(B)
ケーシング40の正面板40aとドレンパン17の本体部17aとの間に配置される部品は、電装品箱でなくてもよい。
(C)
電装品箱16の形状は、上記実施形態において示されたものに限定されない。
すなわち、正面板40a側から見て、電装品箱16は、略矩形形状の左下の角ではなくその他の角に切り欠きが加えられた形状を有していてもよいし、図7(a)のように、略矩形形状の4つの辺のいずれかに切り欠きが加えられた形状を有していてもよいし、図7(b)のように略矩形形状に孔を開けた形状をしていてもよい。また、切り欠きの形状についても、略矩形形状ではなく、円形などのその他の形状であってもよい。
(D)
また、上記実施形態において、電装品箱16の代わりに、正面板40a側から見て図8に示される形状の電装品箱116が配置されていてもよい。
電装品箱116は、その一部分である着脱部116bをその他の本体部116aから取り外すことが可能になっている。正面板40a側から見た着脱部116bの奥側には、ドレンパン17の延長部17bが存在している。したがって、作業者は、この着脱部116bを取り外すことにより、ドレンパン17の排水口19まわりの点検時に容易に排水口19の形成されている延長部17bにアクセスすることができる。
(E)
上記実施形態において、ドレンパン17の延長部17bは、本体部17aから電装品箱16よりも正面板40aよりの位置まで延びていてもよい。
本発明は、ドレンパンのドレン水を受け取るための受け取り部がケーシングのメンテナンス面部側から見てある部品の奥側にあり、作業者によりアクセスされ難い位置に配置されている場合であっても、ドレンパンの排水口まわりを容易に点検することができるという効果を有し、空気調和装置、特に、電算機室で用いられる空気調和装置として有用である。
本発明の第1実施形態に係る空調システムの冷媒回路図。 本発明の第1実施形態に係る室内ユニットの正面図。 本発明の第1実施形態に係る室内ユニットの平面図。 本発明の第1実施形態に係る室内ユニットの右側面図。 (a)ドレンパンの平面図。(b)ドレンパンの正面図。 (a)蓋部材の平面図。(b)蓋部材を(a)に示されるB方向から見た図。 本発明の第1実施形態の変形例(C)に係る図。 本発明の第1実施形態の変形例(D)に係る図。
符号の説明
2 室内ユニット(空気調和装置)
11 蒸発器(熱交換器)
16 電装品箱(部品)
16a 第1部分
16b 第2部分
17 ドレンパン
17a 本体部(受け取り部)
17b 延長部
18 蓋部材(蓋部)
19 排水口
40 ケーシング
40a 正面板(メンテナンス面部)
41 ドレン管

Claims (6)

  1. メンテナンス面部(40a)を有するケーシング(40)と、
    前記ケーシング(40)の内部に配置される熱交換器(11)と、
    前記ケーシング(40)の内部に配置され、前記熱交換器(11)において発生するドレン水を受け取る受け取り部(17a)と、前記受け取り部(17a)に連通し前記受け取り部(17a)から前記メンテナンス面部(40a)側へと延びる延長部(17b)とを有するドレンパン(17)と、
    前記メンテナンス面部(40a)側から前記受け取り部(17a)へのアクセスを妨げるように、前記メンテナンス面部(40a)と前記受け取り部(17a)との間に固定的に配置される部品(16)と、
    を備え、
    前記延長部(17b)には、前記受け取り部(17a)が受け取った前記ドレン水を前記ケーシング(40)の外部に連通するドレン管(41)へと排水する排水口(19)が形成されている、
    空気調和装置(2)。
  2. 皿形状の前記延長部(17b)の少なくとも一部分の蓋をする蓋部(18)、
    をさらに備え、
    前記蓋部(18)は、取り外し可能である、
    請求項1に記載の空気調和装置(2)。
  3. 前記部品(16)は、第1部分(16a)と、前記第1部分(16a)に前記メンテナンス面部(40a)側から見て左右方向に隣接し前記第1部分(16a)よりも上下方向に長い第2部分(16b)とを有し、
    前記延長部(17b)は、前記メンテナンス面部(40a)側から見て前記第2部分(16b)に左右方向に隣接し、かつ、前記第1部分(16a)に上下方向に隣接する、
    請求項1または2に記載の空気調和装置(2)。
  4. 前記延長部(17b)と前記第1部分(16a)との間には、前記メンテナンス面部(40a)側から見て空隙(S1)が存在している、
    請求項3に記載の空気調和装置(2)。
  5. 前記熱交換器(11)は、上下方向から見て前記メンテナンス面部(40a)と直交する方向の断面視形状がV字形状である、
    請求項1から4のいずれかに記載の空気調和装置(2)。
  6. 前記部品(16)は、電装品箱である、
    請求項1から5のいずれかに記載の空気調和装置(2)。
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